JP3365482B2 - 反射域を有する衣服 - Google Patents

反射域を有する衣服

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JP3365482B2 JP36277797A JP36277797A JP3365482B2 JP 3365482 B2 JP3365482 B2 JP 3365482B2 JP 36277797 A JP36277797 A JP 36277797A JP 36277797 A JP36277797 A JP 36277797A JP 3365482 B2 JP3365482 B2 JP 3365482B2
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義郎 玉井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、受けた光を反射
し得る反射域を有する衣服の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、光を受けた場合にその受けた
光を反射し得る反射域を有する反射ボタン等を取付けた
衣服が知られており、このような反射ボタン等を衣服に
取付けておくことで、車のドライバーがその衣服を着た
歩行者を遠くから確認でき、交通安全を図ることができ
る。しかしながら、反射ボタン等の反射域は、平面状に
形成されており、入射光に対して反射光を観測する観測
角(図9(A) 参照)が大きくなるに従って反射光の強さ
が弱くなる。そのため、反射ボタン等を見る角度によっ
て反射ボタン等からの反射光を確認し難い場合がある。
例えば、反射ボタンを有する衣服を着た歩行者に普通乗
用車のヘッドライトが当たった場合、普通乗用車のドラ
イバーが歩行者から所定間隔だけ隔てた位置からでは反
射ボタンからの反射光をはっきり確認することができて
も、それより接近した位置では、入射光に対する観測角
が大きくなるため、反射ボタンからの反射光の強さが弱
くなって、反射光を確認し難くなる。又、普通乗用車で
は反射光をはっきり確認し得る位置でも、普通乗用車よ
り座席位置の高いトラックのドライバーでは、入射光に
対する観測角が大きくなるため、反射ボタンからの反射
光の強さが弱くなって、反射光を確認し難くなる。その
結果、車の種類や歩行者からの車の距離によって反射光
をはっきり確認できたりできなかったりして歩行者の安
全を確保し難い場合がある。更には、反射ボタン自体が
傾いた状態でヘッドライトが当たったような場合、或い
は、歩行者の側方側からヘッドライトが当たったような
場合には、反射ボタンに真正面側からヘッドライトが当
たった場合に比して傾き角が大きくなればなる程、ドラ
イバー側への反射光の強さが弱くなり、ドライバーから
反射光を確認し難くなってしまい、歩行者の安全を確保
し難くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、以上の実
情に鑑み提案されたもので、車の種類や歩行者からの車
の距離に係わらずに反射光を確認でき、歩行者の安全を
確実に図ることのできる反射域を有する衣服の提供を第
1の目的とする。
【0004】本願発明は、反射ボタン自体が傾いた状態
でヘッドライトが当たったような場合や歩行者の側方側
からヘッドライトが当たったような場合でも、反射光を
容易に確認でき、歩行者の安全を確実に図ることのでき
る反射域を有する衣服の提供を第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は、以下の特徴
を有する反射域を有する衣服を提供することにより上記
課題を解決する。
【0006】本願の第1の発明は、以下の特徴を有する
反射域を有する衣服を提供することにより上記課題を解
決する。本願発明の反射域を有する衣服は、衣服本体1
0と、衣服本体10に取り付けられたボタン2及びワッ
ペン3とを備える。ボタン2及びワッペン3各々が、受
けた光を反射し得る反射域23、33を夫々備える。
又、ボタン2とワッペン3とのいずれか一方の反射域3
3が、他方の反射域23より広角性の大きいものから構
成され、他方の反射域23が、一方の反射域33より広
角性の小さいものから構成されたことを特徴とするもの
である。尚、本願発明でいう「広角性の大きいもの」と
は、反射域23、33に入射角5°で入射した光に対し
0.33°の角度をなす観測角における反射光の強さが
0.02°の観測角における反射光の強さに対して減少
する度合いの小さいものをいい、「広角性の小さいも
の」とは、反射域23、33に入射角5°で入射した光
に対し0.33°の角度をなす観測角における反射光の
強さが0.02°の観測角における反射光の強さに対し
て減少する度合いの大きいものをいう。
【0007】本願の第2の発明は、以下の特徴を有する
反射域を有する衣服を提供することにより上記課題を解
決する。本願発明の反射域を有する衣服は、衣服本体1
0と、衣服本体10に取り付けられたボタン2及びワッ
ペン3とを備える。ボタン2及びワッペン3各々は、受
けた光を反射し得る反射域23、33を夫々備える。
又、反射域23、33へ入射する光に対して小さい角度
をなす方向とそれより大きい角度をなす方向との少なく
とも二方向において、ボタン2とワッペン3とのいずれ
か一方の反射域23が、小さい角度をなす方向に他方の
反射域33より強い光で反射でき、他方の反射域33
が、大きい角度をなす方向に一方の反射域23より強い
光で反射し得るものから構成されたことを特徴とするも
のである。
【0008】また、本願の第3の発明は、上記の第1又
は第2の発明に係る反射域を有する衣服にあって、ボタ
ン200及びワッペン300各々は、受けた光を反射し
得る反射域221、321を夫々備える。ボタン200
とワッペン300とのいずれか一方の反射域221が、
平面状に形成され、他方の反射域321は、湾曲状部を
有するものから構成されたことを特徴とするものであ
る。
【0009】以上のように構成された本願発明において
は、ボタン2の反射域23とワッペン3の反射域33と
を、上記2種類のものからから構成するため、ボタン2
の反射域23とワッペン3の反射域33とが互いに補完
し合うことができ、自動車等から当てられた光をドライ
バーに確認し易いものにできる。又、反射の特性の異な
る2種類のものとして色の異なる反射材を、ボタン2、
ワッペン3各々に使用すれば、衣服の装飾を図ることが
できる。
【0010】例えば普通乗用車F、トラックT各々のヘ
ッドライトHを当てた場合、普通乗用車Fのドライバー
bは、トラックTのドライバーbより目の位置が低いた
め、入射する光に対して0.02°程度の小さい角度の
観測角Aで反射光を観測することになり、一方、トラッ
クTのドライバーbは、0.33°程度の大きい角度の
観測角Aで反射光を観測することになるが、本願発明の
ようにボタン2とワッペン3とのいずれか一方の反射域
33を、入射した光に対して0.33°の角度をなす観
測角における反射光の強さが0.02°の観測角におけ
る反射光の強さに対して減少する度合いの小さい広角性
の大きいものから構成するようにしておけば、トラック
Tのドライバーbでも、広角性の大きい反射域33から
の反射光を確認し易くでき、歩行者の安全を確保でき
る。
【0011】更に、反射の特性の異なる2種類のものと
して、反射域23、33へ入射する光に対して小さい角
度をなす方向とそれより大きい角度をなす方向との少な
くとも二方向において、ボタン2とワッペン3とのいず
れか一方の反射域23が、小さい角度をなす方向に他方
の反射域33より強い光で反射でき、他方の反射域33
が、大きい角度をなす方向に一方の反射域23より強い
光で反射し得るものから構成するようにすれば、本願発
明の衣服を着た歩行者を、普通乗用車FでもトラックT
でも容易に確認できる。例えばボタン2の反射域23
を、小さい角度をなす方向に強い光で反射できるものと
し、ワッペン3の反射域33を、大きい角度をなす方向
に強い光で反射できるものとすると、図9(A) に示すよ
うに本願の衣服1を着た歩行者から距離Lを隔てた位置
P1で、普通乗用車F、トラックT各々のヘッドライト
Hを当てた場合、普通乗用車Fのドライバーbは、トラ
ックTのドライバーbより目の位置が低いため、入射す
る光に対して小さい角度をなす方向の反射光を観測する
ことになり、ワッペン3よりボタン2の方が目に付き易
いことになるが、トラックTのドライバーbは、ボタン
2よりワッペン3の方が目に付き易いことになる。従っ
て、距離Lを隔てた位置P1から、普通乗用車Fでもト
ラックTでも容易に確認でき、歩行者の安全を確実に図
ることができる。又、例えば普通乗用車Fが上記位置P
1から歩行者に接近した位置P2にくると、普通乗用車
Fのドライバーは大きい角度をなす方向の反射光を観測
することになるため、その位置P2からではボタン用反
射域23の反射光が弱くなってボタン2を確認し難くな
るが、ワッペン用反射域32の反射光がボタン用反射材
23の反射光より強いため、ワッペン3を容易に確認で
き、歩行者の安全を確保できる。
【0012】さらに、請求項3記載のように、上記の第
1又は第2の発明の構成に加えて、ボタン200とワッ
ペン300とのいずれか一方の反射域221を、平面状
に形成し、他方の反射域321を、湾曲状部を有するも
のから構成する。こうすることにより、ボタン200及
びワッペン300が傾かずに入射角Bが0°又はそれに
近い状態でヘッドライトの光が各々の反射域230、3
30に当たると、ワッペン300の反射域321が湾曲
状になっているため、入射光に対して直角をなす面が少
なく、例えば0.2°や0.33°をなす方向の観測角
Aの方向に反射する反射光の強さが、平面状をなすボタ
ン200の反射域230に比して弱くなる。一方、ボタ
ン200及びワッペン300が傾いて入射角Bが大きい
状態、例えば30°や40°の入射角Bで光が各々の反
射域230、330に当たると、ボタン200の反射域
230の場合は、0.2°や0.33°の観測角Aの方
向に反射する反射光の強さが0°又はそれに近い状態に
比して弱くなるが、ワッペン300の場合は、図8に示
すように反射域321が湾曲状になっているため、ワッ
ペン300が傾いた場合においても、反射域321は傾
かない状態とほとんど同じ状態で入射光H1を受けて反
射することになり、入射角Bが0°又はそれに近い状態
に比して殆ど反射光H2の強さを殆ど変えない。この結
果、衣服が傾き又はボタン200及びワッペン300自
体が傾いていたり、衣服を着た歩行者の側方側から車の
ヘッドライトが当ったような場合には、ドライバーは、
ワッペン300からの反射光を容易に確認できる。従っ
て、このようなワッペン300を取り付けておくことに
より、真正面又はそれに近い状態から車のヘッドライト
が当った場合のみならず、衣服が傾き又はボタン200
及びワッペン300自体が傾いていたり、衣服を着た歩
行者の側方側から車のヘッドライトが当ったような場合
にも、ドライバーは歩行者を確認でき、歩行者の安全を
図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図を基に本願発明の一実施
形態を具体的に説明する。図1は、本願発明の第1実施
形態の反射域を有する衣服の正面図、図2(A) は、第1
実施形態におけるボタンの断面図、図3は、第1実施形
態におけるワッペンの断面図である。
【0014】本願発明の第1実施形態の反射域を有する
衣服1は、衣服本体10と、衣服本体10に取り付けら
れたボタン2及びワッペン3とを備えている。
【0015】ボタン2は、衣服本体10の前部側に、上
下方向に並設された複数の前ボタン2a、2aと、衣服
本体10の袖各々に設けられた袖ボタン2b…2bとを
備えている。本実施形態における前ボタン2a…2a及
び袖ボタン2b…2b各々は、図2(A) に示すようにボ
タン本体21と、前面に反射部23を有するシート状の
ボタン用反射材22と、透明な合成樹脂材24とを備え
ている。ボタン本体21は、前面の開口された凹部21
aを備え、ボタン用反射材22を内部に収納し得るよう
になされている。
【0016】ボタン用反射材22は、この実施形態で
は、上面全体が反射部23aをなす超高輝度反射マイク
ロプリズムシートが使用されている。この超高輝度反射
マイクロプリズムシート22は、厚さが0.3mm程度
のもので、図3(A) に示すようにポリエステル材料22
bの上面全体に、そのポリエステル材料22bを成形加
工することにより、図1(B) に示すように三角錐形状を
したマイクロプリズム22cを図3(A)(B)に示すように
複数、規則的に並設させて形成したプリズム層22dを
備えており、図3(C) に示すようにマイクロプリズム2
2cに光が当たるとマイクロプリズム22cの3つの面
を跳ね返り、入射方向に再帰性反射し得るようになされ
たものである。又、このプリズム層22dは、上面にア
クリル系樹脂をコーティングすることにより形成したコ
ーティング層22eを備え、プリズム層22dに傷や汚
れ等が付かないように保護しているが、このコーティン
グ層22eは、設けなくても反射に支障はなく、必要に
応じて設ければ良いものである。
【0017】又、本実施形態におけるボタン用反射材2
2は、図2(A) に示すように後面側に板状体22gが取
り付けられており、この板状体22gによってシート状
のボタン用反射材22の撓みを防止し得るようになされ
ている。尚、この板状体22gは、設けなくても良く、
適宜変更できる。又、超高輝度反射マイクロプリズムシ
ート22の上面には、透光性の高い着色剤による着色を
施すことが可能であり、任意な着色を施して使用でき、
着色した色そのままに輝せることができる。又、超高輝
度反射マイクロプリズムシート22の色は、反射材32
のメーカーにより種々の色のものが提供されており、任
意な色のものを選択してそのまま使用しても任意な色に
輝せることができる。
【0018】合成樹脂材24は、本実施形態ではUV樹
脂から構成されているが、UV樹脂から構成する形態の
ものに限らず、エポキシ樹脂等であっても良く、適宜変
更し得る。尚、この合成樹脂材24も、必要に応じて設
ければ良いもので、設けなくても良く、適宜変更し得
る。
【0019】そして、ボタン用反射材22及び合成樹脂
材24は、次のようにしてボタン本体21の凹部21a
内に収納される。まず、後面側に板状体22gの取り付
けられたボタン用反射材22をボタン本体21の凹部2
1a内に、板状体22e側から入れる。その後、流動状
の合成樹脂材24を流し固化させる。以上により、ボタ
ン用反射材22を有するボタン2を得ることができる。
尚、この凹部21a内へのボタン用反射材22及び合成
樹脂材24の配設方法は、この形態のものに限らず、合
成樹脂材24を固化させた後に、凹部21a内に入れる
ようにしても良い。例えば図6(B) に示すように、後面
側に板状体22gの取り付けられたボタン用反射材22
における前面に、流動状の合成樹脂材24を流す。これ
により、合成樹脂材24が、表面張力によってボタン用
反射材22の前面に盛り上がった状態でボタン用反射材
22の前面全体を覆う。そして、合成樹脂材24を固化
させた後、ボタン用反射材22における板状体22gの
後面に接着剤を付けてボタン本体21の凹部21a内
に、板状体22e側から入れる。このようにして凹部2
1a内にボタン用反射材22を有するボタン2を得るよ
うにしても良い。
【0020】このように形成されたボタン2は、前面側
から光を受けると光が合成樹脂材24を通過してボタン
用反射材22の反射部23aに当たって反射し、合成樹
脂材24を通して反射光を放つ。従って、ボタン用反射
材22の反射部23aの表面に合成樹脂材24を配設し
ていない場合には、ボタン用反射材22の反射部23a
から反射光を放ち、反射部23aが反射域をなすが、こ
の実施形態のボタン2においては、合成樹脂材24の表
面から反射光を放ち、合成樹脂材24の表面が反射域2
3をなしている。よって、本願発明にいう「反射域」と
は、内部又は表面に反射部を有し、その反射部から反射
してくる反射光を放つボタン2又はワッペン3の表面を
いう。ここで、このボタン2の反射域23における反射
光の強さを測定したのでその結果を、下記の表1に示
す。この測定は、観測角Aと入射角Bの条件を変更して
行っている。観測角Aは、図9(A) に示すように、普通
乗用車FのヘッドライトHからボタン用反射材22への
入射光H1と、ドライバーbの目の上下位置の相違によ
って生まれるもので、0.2°の観測角Aは、本願の衣
服1を着た歩行者aと、普通乗用車Fとの距離Lが15
m程度だけ離れた位置p1で生じる角度である。又、
0.33°の観測角Aは、本願の衣服1を着た歩行者
と、トラックTとの距離Lが15m離れた位置p1で生
じる角度である。入射角Bは、図9(B) に示すように歩
行者等が斜めになっていたり、ボタン本体21自体が斜
めになっていたりして、入射光に対してボタン用反射材
22の反射域23が斜めになっていた場合を想定したも
ので、5°、10°、40°の3種類の条件を設定し
た。尚、この図9(A) では、入射光に対する観測角A及
び入射角Bの関係を示すに止まり、図示したものは上記
の数値とは合致していない。又、測定したボタン用反射
材22は、シルバー色のAP1000番(リフレクサイ
ト社製)を使用し、JISZ9117に準拠して測定を
行った。
【0021】
【表1】
【0022】ワッペン3は、図4に示すようにワッペン
本体31と、前面に反射部33を有するワッペン用反射
材32とを備えている。この実施形態におけるワッペン
本体31は、フェルト地から外周形状が五角形に形成さ
れ、前面の周部に模様31aが施されている。ワッペン
用反射材32の反射部33は、ボタン用反射材22の反
射部23aとは、反射機構の異なるものから構成されて
いる。詳しくは、このワッペン用反射材32は、図5
(B) に示すように反射層32aの後面側に、柔軟で比較
的厚手の合成皮革32dを配しているとともに、反射層
32aの前面側に配した樹脂層32bに複数のビーズ3
2c…32cをむき出し状態で並設することにより、前
面全体に反射部33を形成したオープンタイプの反射材
である。又、ワッペン用反射材32の色は、反射材32
のメーカーにより種々の色のものが提供されており、任
意な色のものを選択して使用できる。
【0023】そして、このワッペン用反射材32は、図
4、図5(A) に示すようにワッペン本体31の前面側の
略中央に、反射部33を前方側になるように配位させそ
の周部全周をワッペン本体31に縫い付けるようにして
糸で刺繍34を施すことによってワッペン本体31に取
り付けられており、前方側から光がワッペン本体31に
当たると反射光を放つ。従って、このワッペン3は、ワ
ッペン用反射材32の反射部33が反射域をなしてい
る。このワッペン本体31における反射域をなす反射部
33の反射光の強さを測定したのでその結果を、上記の
表1に示す。尚、この測定は、ボタン2における反射光
の測定と同条件で行った。又、測定したワッペン用反射
材32は、ブライトグレー色のレフライト#9000
(レフライト社製)を使用した。
【0024】この表1に示したワッペン用反射材32に
おける反射光の強さの測定値と、ボタン用反射材22に
おける反射光の強さを測定値とを比較すると、観測角A
が0.2°の場合は、ボタン用反射材22の反射光が強
く、観測角Aが0.33°の場合は、ワッペン用反射材
32の反射光が強くなっている。この結果、図9(A)に
示すように本願の衣服1を着た歩行者に距離Lを隔てた
位置P1で、普通乗用車FのヘッドライトHが当った場
合、普通乗用車Fのドライバーbは、ワッペン3よりボ
タン2の方が目に付き易いことになる。一方、トラック
TのヘッドライトHが当った場合、トラックTのドライ
バーbは、ボタン2よりワッペン3の方が目に付き易い
ことになる。従って、例えば衣服にボタン2又はワッペ
ン3のいずれか一方しか付けていない場合には、衣服1
を着た歩行者に距離Lを隔てた位置P1からでは、普通
乗用車F又はトラックTのいずれかのドライバーbは、
歩行者を確認し難いが、本願のようにワッペン用反射材
32を有するワッペン3とボタン用反射材22を有する
ボタン2との特性の異なる2種類の反射材を備えた衣服
1を着ている場合には、距離Lを隔てた位置P1から普
通乗用車F、トラックTに係わらずに容易に確認でき、
歩行者の安全を確実に図ることができる。
【0025】又、例えば普通乗用車Fが上記位置P1か
ら歩行者に接近して観測角Aが0.33°になる位置P
2にくると、その位置P2からではボタン2の反射域2
3の反射光が弱くなってボタン2を確認し難くなるが、
ワッペン3の反射域33の反射光がボタン2の反射域2
3の反射光より強いため、ワッペン3を容易に確認でき
る。従って、例えばボタン2だけを衣服に取り付けてい
る場合には、普通乗用車Fが接近した位置P2では歩行
者を確認し難いが、本願では普通乗用車Fが接近した位
置P2でワッペン3を容易に確認できる。又、トラック
Tの場合は、上記位置P1から、より遠く離れた位置P
3では、観測角Aが0.02°になるのでその位置P3
からではワッペン3の反射域33の反射光が弱くなって
ワッペン3を確認し難くなるが、0.02°の観測角A
ではボタン2の反射域23の反射光がワッペン3の反射
域33の反射光より強いため、ボタン2を容易に確認で
きる。従って、普通乗用車FやトラックTから、歩行者
の距離に係わらずに、ボタン2又はワッペン3を容易に
確認でき、この点でも歩行者の安全を図ることができ
る。
【0026】尚、この第1実施形態では、ボタン2に超
高輝度反射マイクロプリズムシートを使用し、ワッペン
3にオープンタイプの反射材を使用しているが、ボタン
2にオープンタイプの反射材を使用し、ワッペン3に超
高輝度反射マイクロプリズムシートを使用するようにし
ても良い。又、ボタン2の反射部23aとワッペン3の
反射部33とは、互いに反射の特性が異なるものであれ
ば良く、例えば超高輝度反射マイクロプリズムシート、
オープンタイプの反射材、セミオープンタイプの反射
材、クローズドタイプの反射材、カプセルタイプの反射
材等の反射機構の異なる二つを選択してボタン2、ワッ
ペン3各々に取り付けるようにしても良く、適宜変更で
きる。第1実施形態では、オープンタイプの反射材とし
てレフライト社のものを使用したが、ユニチカスパーク
ライト社のTRタイプ、MRタイプ、URタイプ等のも
のを使用することもでき、適宜変更し得る。
【0027】また、ボタン2の反射部23aとワッペン
3の反射部33とを、上記構成に加 えて、着色した色の
異なる二つを選択してボタン2、ワッペン3各々に取り
付けても良い。超高輝度反射マイクロプリズムシート、
セミオープンタイプ、クローズドタイプやカプセルタイ
プの反射材等は、透光性の高い着色剤による着色を施し
て任意な色のものとし、或いはメーカーにより提供され
る種々の色から選択する等の手段により任意な色のもの
を使用でき、又、オープンタイプの反射材の場合におい
ても、反射材の反射部33の前面側に空間を隔てて透明
体を配設してその透明体に透光性の高い着色剤による着
色を施して任意な色のものとし、或いはメーカーにより
提供される種々の色から選択する等の手段により任意な
色のものを使用できるが、同種類の反射材でも上記例示
したような手段により採用した反射材の色によって入射
した光が反射域から反射してくる反射光の強さが異な
り、例えばレフライト社のオープンタイプの反射材であ
る#8000タイプの白と赤各々の反射光の強さを上記
表1の場合と同様に測定すると、下記の表2に示すよう
に反射光の強さが異なる。従って、反射機構に関係な
く、色の異なる二つを選択してボタン2、ワッペン3各
々に取り付けるようにすれば、赤は目立ち易いが反射光
の強さが弱く、白は目立ち難いが反射光の強さが強く、
色の相違による目立ち易さと反射光の強さとで互いに補
完し合うことができる。又、異なる色でボタン2とワッ
ペン3とを形成することにより、衣服を装飾できる。以
上が、第1実施形態の説明である。
【0028】
【表2】
【0029】次に、第2実施形態について、図6(A)(B)
及び図7(A)(B)に基づいて説明する。第2実施形態の衣
服は、先の第1実施形態のものと同様に、衣服本体10
と、衣服本体10に取り付けられたボタン用反射材22
0を有するボタン200と、衣服本体110に取り付け
られたワッペン用反射材320を有するワッペン300
とを備えている。この第2実施形態におけるボタン20
0のボタン用反射材220とワッペン300のワッペン
用反射材320とは、ボタン用反射材220の反射部2
21が平面状に形成され、ワッペン用反射材32の反射
部221が湾曲状に形成されている。
【0030】この第2実施形態におけるボタン200
は、図6(A) に示すように前面側に凹部211を有する
ボタン本体210と、前面に反射部221を有するシー
ト状のボタン用反射材220とを備えている。このボタ
ン用反射材220は、先の第1実施形態におけるワッペ
ン3のワッペン用反射材32を構成した反射材(以下
「レフライト」という)が使用されている。詳しくは、
図5(B) に示したように複数のビーズを、むき出し状態
で配設することにより前面全体に反射部を形成したオー
プンタイプの反射材からなるものである。そして、この
ボタン用反射材220は、図6(A) に示すようにボタン
本体210の凹部211内に、ボタン用反射材220の
下面全体を凹部211内の平面状の下面に接着するよう
にして収納されており、ボタン用反射材220における
前面側の反射部221が平面状に形成されている。従っ
て、このボタン200の場合も、反射部221が反射域
をなしている。尚、図6(B) に示すように、ボタン用反
射材220の反射部221の前面側に、透明体を配して
覆うようにしてもい。例えば反射部221の前面側に、
薄板状の合成樹脂板222を配設する、又は、反射部2
21の前面側に薄板状の合成樹脂板221を配設した
後、その合成樹脂板の前面側にUV樹脂やエポキシ樹脂
等の合成樹脂材223を流し込んで固化させる、或いは
超高輝度反射マイクロプリズムシート、クローズドタイ
プ、セミオープンタイプのものの場合は、反射部221
の前面に透明なUV樹脂やエポキシ樹脂等の合成樹脂材
223を流し込んで固化させても反射輝度が大きく低下
しないものもあり、適宜変更し得る。又、反射輝度が低
下するものでも、反射部221と合成樹脂材223との
間に空間を形成するようにすれば反射輝度が大きく低下
するのを防止でき、合成樹脂材223を流し込んで固化
させて使用できる。
【0031】ワッペン300は、図7(A) に示すように
フェルトから構成されたワッペン本体310と、前面に
反射部321を有するワッペン用反射材320とを備え
ている。従って、このワッペン300も、ワッペン用反
射材320の反射部321が反射域をなしている。この
ワッペン用反射材320は、ボタン200のボタン用反
射材220に使用したものと同じオープンタイプのレフ
ライトが用いられている。そして、ワッペン用反射材3
20は、第1実施形態のワッペン3のワッペン用反射材
32と同様に、ワッペン本体310の前面側に、ワッペ
ン用反射材320の全周をワッペン本体310に縫い付
けるようにしてワッペン用反射材320の全周に糸で刺
繍330を施すことにより取り付けられている。このよ
うにして刺繍330を施すことにより、ワッペン用反射
材320の全周に刺繍330を施した部分におけるワッ
ペン本体310の厚さが薄くなる結果、ワッペン用反射
材320が幅狭な場合には前面側の反射部321全体が
撓んで、中央側を前方に突出した断面湾曲形状にでき
る。尚、この反射部321の湾曲形状の形成は、上記の
ようにして形成するものに限らず、例えば図7(B) に示
すようにワッペン本体310とワッペン用反射材320
との間に、スポンジ340を配設するようにしても良
く、こうすることにより、ワッペン用反射材320の幅
が広いような場合でも反射部321全体を確実に湾曲状
に形成できる。又、スポンジ340を使用する場合、ス
ポンジ340の厚さの薄いものを使用する場合は、曲率
半径の大きい湾曲状にでき、スポンジ340の厚さの厚
いものを使用する場合は、曲率半径の小さい湾曲状にで
き、或いは、硬いスポンジ340を使用すれば曲率半径
の大きい湾曲状にでき、柔らかいスポンジ340を使用
すれば曲率半径の小さい湾曲状にでき、曲率半径を調整
し得る。更には、スポンジ340を使用しない場合で
も、ワッペン用反射材320の合成皮革32d(図5
(B) 参照)を硬いものから構成すれば曲率半径の大きい
湾曲状にでき、柔軟なものから構成すれば曲率半径の大
きい湾曲状にできる。また、曲率半径の大きい湾曲状に
形成する場合は、単にワッペン用反射材320の幅を大
きくしたものを使用するようにしても行うことができ
る。又、反射部321の湾曲形状は、反射部321の全
体を湾曲形状にした形態のものに限らず、部分的に形成
しても良く、適宜変更し得る。また、この反射部321
の湾曲形状は、反射部321の全体を一つの曲率半径で
形成するものに限らず、曲率半径の異なる湾曲面を複数
形成したようなものでも良い。又、一つの曲率半径で形
成する場合、曲率半径の大きさは特に限定されず、適宜
変更し得る。
【0032】以上のように構成された本願の第2実施形
態においては、ボタン用反射材22 0とワッペン用反射
材320とが本願の請求項1又は2の構成要件を満たす
と同時に、一方が湾曲状に、他方が平面状になってい
る。そのため、ボタン200及びワッペン300が傾か
ずに入射角Bが0°又はそれに近い状態で各々の反射部
230、330にヘッドライトの光が当たると、ワッペ
ン300の反射部321が湾曲状になっているため、入
射光に対して直角をなす面が少なく、例えば0.2°や
0.33°の観測角Aの方向に反射する反射光の強さ
が、ボタン200の反射部230に比して弱くなる。一
方、ボタン200及びワッペン300が傾いて入射角B
が大きい状態、例えば30°や40°の入射角Bで光が
各々の反射部230、330に当たると、0.2°や
0.33°の観測角Aの方向に反射する反射光の強さ
が、0°又はそれに近い状態に比して弱くなる(表1参
照)が、ワッペン300の場合は、図8に示すように反
射部321が湾曲状になっているため、ワッペン300
が傾いた場合においても、反射部321は傾かない状態
とほとんど同じ状態で入射光H1を受けて反射すること
になり、入射角Bが0°又はそれに近い状態に比して殆
ど反射光H2の強さを変えない。この結果、衣服が傾き
又はボタン200及びワッペン300自体が傾いていた
り、衣服を着た歩行者の側方側から車のヘッドライトが
当ったような場合には、ドライバーは、ワッペン300
からの反射光を容易に確認できる。従って、このような
ワッペン300を取り付けておくことにより、真正面又
はそれに近い状態から車のヘッドライトが当った場合の
みならず、衣服が傾き又はボタン200及びワッペン3
00自体が傾いていたり、衣服を着た歩行者の側方側か
ら車のヘッドライトが当ったような場合にも、ドライバ
ーは歩行者を確認でき、歩行者の安全を図ることができ
る。
【0033】尚、この第2実施形態では、ボタン用反射
材220を平面状に形成し、ワッペン用反射材320を
湾曲状に形成しているが、ボタン用反射材220を湾曲
状に形成してワッペン用反射材320を平面状に形成す
るようにしても良く、適宜変更し得る。
【0034】又、この第2実施形態では、ボタン用反射
材220及びワッペン用反射材320をオープンタイプ
のレフライトから構成しているが、ユニチカスパークラ
イト社のTRタイプ、MRタイプ、URタイプ等のもの
を使用できる。又、オープンタイプの形態のものに限ら
ず、先の第1実施形態で使用した超高輝度反射マイクロ
プリズムシート22、又はクローズドタイプの反射材、
或いはセミオープンタイプの反射材、更には、カプセル
タイプの反射材から構成しても良い。第2実施形態にあ
っても、着色の異なるものから構成しても良く、適宜変
更し得る。以上が、第2実施形態の説明である。
【0035】尚、第1実施形態及び第2実施形態では、
衣服に取り付けられた全てのボタンに反射部を形成した
が、少なくとも1つに形成しておけば良く、適宜変更し
得る。
【0036】
【発明の効果】以上、本願発明は、ボタン2の反射部2
3とワッペン3の反射部33とが互いに補完し合うこと
ができ、自動車等から当てられた光をドライバーに確認
し易いものにできる。
【0037】特に、ボタン2とワッペン3とのいずれか
一方の反射部33を、入射した光に対して0.33°の
角度をなす観測角における反射光の強さが0.02°の
観測角における反射光の強さに対して減少する度合いの
小さい広角性の大きいものから構成するようにしておけ
ば、トラックTのドライバーbでも、反射部33からの
反射光を確認し易くでき、歩行者の安全を確保できる。
【0038】更に、反射の特性の異なる2種類のものと
して、ボタン2又はワッペン3のいずれか一方の反射部
23が、小さい角度をなす方向に他方の反射部33より
強い光で反射でき、他方の反射部33が、大きい角度を
なす方向に一方の反射部23より強い光で反射し得るも
のから構成するようにすれば、本願発明の衣服を着た歩
行者を、普通乗用車FでもトラックTでも容易に確認で
き、歩行者の安全を確実に図ることができる。又、普通
乗用車F又はトラックTのドライバーは、歩行者からの
距離に応じてボタン2又はワッペン3のいずれかを確認
でき、歩行者の安全を確実に図ることができる。
【0039】しかも、請求項3記載のように、ボタン2
00又はワッペン300のいずれか一方の反射部221
を、平面状に形成し、他方の反射部321を、湾曲状を
呈する部分を有するものから構成することにより、真正
面又はそれに近い状態から車のヘッドライトが当った場
合のみならず、衣服が傾き又はボタン200及びワッペ
ン300自体が傾いていたり、衣服を着た歩行者の側方
側から車のヘッドライトが当ったような場合にも、ドラ
イバーは歩行者を容易に確認でき、歩行者の安全を確実
に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態の反射部を有する衣服
の正面図である。
【図2】(A) は、第1実施形態のボタンの断面図、(B)
は、第1実施形態のボタンの他の実施の形態の断面図で
ある。
【図3】第1実施形態のボタンにおける反射部材の説明
図に係り、(A) は、ボタン用反射材の要部拡大断面図、
(B) は、ボタン用反射材の要部拡大平面図、(C) は、マ
イクロプリズムにおける光の反射の説明図である。
【図4】第1実施形態のワッペンの正面図である。
【図5】(A) は、図4のV −V 線断面図、(B) は、ワッ
ペンのワッペン用反射材の要部拡大断面図である。
【図6】(A) は、第2実施形態のボタンの拡大断面図、
(B) は、第2実施形態のボタンの他の実施形態の拡大断
面説明図である。
【図7】(A) は、第2実施形態のワッペンの拡大断面
図、(B) は、第2実施形態のワッペンの他の実施形態の
拡大断面説明図である。
【図8】第2実施形態のワッペンに光が当たった場合の
説明図である。
【図9】(A) は、本願発明の衣服を着た歩行者に、自動
車のヘッドライトを当てた際の説明図、(B) は、ボタン
を傾けた場合の入射角と観測角との関係を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 衣服 2、200 ボタン 3、300 ワッペン 10 衣服本体 22、220 ボタン用反射材 23a、221 ボタン用反射材の反射部 32、320 ワッペン用反射材 33、321 ワッペン用反射材の反射部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09F 9/00 362 G09F 9/00 362 13/16 13/16 M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41D 13/00 A41D 1/00 A41D 29/00 A44B 1/04 A44B 5/00 610 G09F 9/00 362 G09F 13/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣服本体(10)と、衣服本体(10)に取り付け
    られたボタン(2) 及びワッペン(3) とを備え、 ボタン(2) 及びワッペン(3) 各々が、受けた光を反射し
    得る反射域(23)(33)を夫々備え、ボタン(2) とワッペン
    (3) とのいずれか一方の反射域(33)が、他方の反射域(2
    3)より広角性の大きいものから構成され、他方の反射域
    (23)が、一方の反射域(33)より広角性の小さいものから
    構成されたことを特徴とする反射域を有する衣服。
  2. 【請求項2】衣服本体(10)と、衣服本体(10)に取り付け
    られたボタン(2) 及びワッペン(3) とを備え、 ボタン(2) 及びワッペン(3) 各々が、受けた光を反射し
    得る反射域(23)(33)を夫々備え、反射域(23)(33)へ入射
    する光に対して小さい角度をなす方向とそれより大きい
    角度をなす方向との少なくとも二方向において、ボタン
    (2) とワッペン(3) とのいずれか一方の反射域(23)が、
    小さい角度をなす方向に他方の反射域(33)より強い光で
    反射でき、他方の反射域(33)が、大きい角度をなす方向
    に一方の反射域(23)より強い光で反射し得るものから構
    成されたことを特徴とする反射域を有する衣服。
  3. 【請求項3】ボタン(200) 及びワッペン(300) 各々が、
    受けた光を反射し得る反射域(221)(321)を夫々備え、ボ
    タン(200) とワッペン(300) とのいずれか一方の反射域
    (221) が、平面状に形成され、他方の反射域(321) が、
    湾曲状部を有するものから構成されたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の反射域を有する衣服。
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