JP3245665U - 安全ベスト - Google Patents

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【課題】再帰反射素材の目立ち程度を向上できる安全ベストを提供する。【解決手段】 マイクロプリズム又はガラスビーズ10を基材8に固定されている再帰反射シート体7をベスト生地に固着した安全ベスト1、または、マイクロプリズム又はガラスビーズ10を塗料内に混ぜ合わせた再帰反射塗料部をベスト生地に固着した安全ベスト1であって、再帰反射シート体7の再帰反射面として機能する表面が安全ベスト1の全表面とした。蛍光染料で染色した糸を用いてベスト生地9を構成することもできる。【選択図】図2

Description

本考案は、再帰反射素材を用いた安全ベストに関する。
再帰反射素材は入射した光を光源側に反射させることができる性質を有する。再帰反射素材は、再帰反射シートとして製造されることが多く、そのような再帰反射シートは、夜間や暗所において光が照射されたときの対象物を見やすくする目的に使用される。再帰反射シートは、例えば交通標識、案内情報板、各種ナンバープレート、広告看板、誘導標識等に採用されている。
図3は、従来の再帰反射素材を用いた安全ベストの一例を示す安全ベストの正面図である。この安全ベスト90は交通誘導員などが安全に作業するために着用するベストであり、通常のベストに再帰反射テープ91を貼着又は縫着することで、夜間などにおいても交通誘導員等の存在を自動車等の運転者から見て分かりやすくすることができる。
また、特許文献1には、再帰反射シートだけでなく、電池によって駆動されるLED等の発光素子を備えた発光型安全ベストが開示されている。
実用新案登録第3005499号公報
しかしながら、図3に示すような再帰反射テープを有する安全ベストを着た交通誘導員がかがんだ時や、横向いた時には、再帰反射テープの光る部分が隠れ、小さくなることが生じて、十分に機能を発揮できないことがあった。
また、特許文献1の発光型安全ベストでは、電池容量によって発光時間が制限されるとともに、電池が切れた状態で夜間作業を行うと、発光部材の存在がかえって再帰反射テープ91の反射面積を小さくしてしまうという課題があった。
本考案は上記従来技術の課題を解決するためになされたものである。
本考案の目的は、再帰反射素材の目立ち程度を向上できる安全ベストを提供することにある。
本考案の他の課題とその解決手段は明細書及び図面内において説明する。
本考案の第1態様に係る安全ベストは、
マイクロプリズム又はガラスビーズを基材に固定されている再帰反射シート体をベスト生地に固着した安全ベストであって、
前記再帰反射シート体の再帰反射面として機能する表面が前記安全ベストの全表面である、ことを特徴とする。
本考案の第2態様に係る安全ベストは、
マイクロプリズム又はガラスビーズを塗料内に混ぜ合わせた再帰反射塗料部をベスト生地に固着した安全ベストであって、
前記再帰反射塗料部の再帰反射面として機能する表面が前記安全ベストの全表面である、ことを特徴とする。
本考案の第3態様は、前記第1態様又は第2態様に記載の安全ベストであって、前記再帰反射面として機能する表面積が前記安全ベストの表面積の40%以上100%以下である、ことを特徴とする。
本考案の第4態様は、前記第3態様に記載の安全ベストであって、蛍光染料で染色した糸を用いて前記ベスト生地を構成した、ことを特徴とする。
本考案であれば、再帰反射素材の目立ち程度を向上できる安全ベストを提供できる。
本実施形態に係る安全ベストの一例の正面図である。 本実施形態に係る安全ベストの布部の縦断面図である。 従来の安全ベストの一例を示す正面図である。
以下、図面を参照しつつ、本考案の実施形態に係る安全ベストについて詳細に説明する。
図1、図2における安全ベスト1の説明において、安全ベスト1の表面側とは外気に触れる側を意味し、安全ベスト1の内側とは肌側を意味する。図1において断面線E-E及び断面線F-Fは、安全ベスト1の表面方向の交差する縦断面線を示している。
具体的には断面線E-Eは安全ベスト1を着た場合に上下方向に延びる線に対して直角に切る場合であり、断面線F-Fは水平方向に延びる線に対して直角に切る場合が示してある。布部5は各断面線のそれぞれにおいて図2に示すような断面構成を有している。つまり、安全ベスト1の外側から見て良く見える箇所の全てに再帰反射シート体7が設けられていることになる。
本実施形態における、安全ベスト1の構成として大別すると2つの形態が挙げられる。
一つ目の構成は、図2に示すように、ベスト生地9に再帰反射シート体7を固着した構成である。再帰反射シート体7を使用した構成では、安全ベスト1は、蛍光色部(図示せず)を有しているベスト生地9と、ベスト生地9の表面側の面に固着された再帰反射シート体7と、再帰反射シート体7の表面に形成された表面保護層6を有している。言い方を換えると、染め上がったベスト生地9(生地+蛍光染料を含む各種染料)に再帰反射シート体7をラミネート(貼り合わせ)する形態である。
ベスト生地9は、再帰反射シート体7を保持する裏地とも言えるものであり、安全ベストとしてのある程度の柔軟性と保持強度を満足する素材が選ばれる。例えば各種繊維を編んだ布材、合成樹脂で構成されたシート体などが採用できる。
ベスト生地9に再帰反射シート体7を固着する形態は、通常はベスト生地9の全面に融着、接着剤等の手段によって固着される場合が多い。しかし、本考案は、安全ベストとして問題ない程度に固着点、固着線、又は固着面領域を形成して再帰反射シート体7を固着することを除外するものではない。
ベスト生地9には必要に応じて蛍光色部が設けられる。蛍光色部を設ける形態はベスト生地9内に蛍光物質等を色々な形態で包含させた構成、ベスト生地9の表面側に蛍光層を設ける構成等が採用できる。
ベスト生地9に蛍光色部を形成する構成として最も好ましいのは、蛍光染料で染色した糸を用いてベスト生地9を構成することである。例えば、ポリエステル糸を蛍光染料で染色したもので構成される生地である。但し、蛍光染料で染色した糸でベスト生地9を構成する以外にも、蛍光顔料を使用した印刷によって生地表面に蛍光色部を形成する構成などを採用することを本考案は除外するものではない。
つまり、ベスト生地9に実質的に蛍光現象を生じさせる機能部としての蛍光色部がある構成であれば、適宜、採用できる。また、複数色の蛍光色部がベスト生地9において混在して形成されている構成も採用できる。なお、蛍光色部を設けない安全ベスト1も構成できる。
図示はしていないが、必要に応じてベスト生地9の肌側の面に肌触りを良くするシート体、静電気を防止する層などを設けることもできる。
図2に示すように、再帰反射シート体7は、複数の再帰反射素子11を有するシート体で構成される。再帰反射素子11はガラスビーズ10(ガラス球体)やマイクロプリズム(プリズムレンズなど,図示せず)等によって構成される反射体であって、再帰反射シート体7のフィルム等の基材8に再帰反射機能を満足する程度に所定間隔で固定される。図2においては、再帰反射素子11としてガラスビーズ10が採用された例が示してある。基材8側のガラスビーズ面には反射面が形成されている。
表面保護層6は再帰反射シート体7の表面を守る機能がある。表面保護層6はシート部材を積層する構成や、表面を保護する液体又は塗料等を表面に塗布又はスプレーするなどの構成が採用できる。表面保護層6は撥水機能を持つものなどが採用できる。
本実施形態に係る安全ベスト1は、再帰反射シート体7の設けられた反射面として機能する表面積が安全ベスト1の全表面積とすることを一特徴としている。また、再帰反射面として機能する表面積を前記安全ベスト1の表面積の40%以上100%以下に設定することもできる。
例えば、再帰反射シート体7が設けられていない安全ベスト1の箇所は、脇の下や自動車等からの外光が当たりにくい箇所などに設定することができる。また、再帰反射シート体7が設けられていない安全ベストの箇所を、安全ベスト1の大きく動く箇所や、曲率の大きな表面などにすることも可能である。
次に、安全ベスト1の2つ目の構成として塗料を用いた例について説明する。
図示は省略するが、この構成では、ベスト生地に直接、再帰反射素子としてのマイクロプリズム又はガラスビーズを塗料内に混ぜ合わせた再帰反射塗料部を塗布し、乾燥固着することによって安全ベストが製造される。塗布する形態は、スプレー塗装、ブラシ塗装、ローラー塗装、又は印刷処理など各種の方法が採用できる。通常、塗装した表面に例えば透明な表面保護層を設けることが行われる。これによって表面の凹凸度合いを低減するとともに、摩耗や洗濯等によるダメージからマイクロプリズム又はガラスビーズを守ることができる。
[本実施形態の作用]
以下、本実施形態に係る安全ベスト1の作用について簡単に説明する。
上記再帰反射シート体7や再帰反射塗料部の表面積を全面又は上記範囲の表面積に形成することで、図3に示したような再帰反射テープを安全ベストの一部に設けた場合に比べて、夜間において、自動車などのヘッドライト等の夜間光源に照射さされた場合、安全ベストの全面や大きな面積が光ることになる。この構成によって夜間において人がいることを認識できないことによる交通事故等の発生を大幅に低減することができる。
一方、蛍光色部を有する構成では、蛍光色部の作用によって通常の色面に比べて目立ち度を高めることができる。
また、再帰反射シート体7を用いる構成では、再帰反射塗料部の構成に比べて再帰反射素子11の方向が揃っているので光を反射する性能が高く、安全ベストとしての機能を高めることができる。
本考案は、前記実施形態に限定されず、本考案の要旨内において変形が可能である。
例えば、再帰反射シート体7又は再帰反射塗料部が設けられていない領域を積極的に利用し、自動車の運転者などに対して、光る安全ベストを着ている人に関する情報のような各種告知情報を提供する部分として機能させることも可能である。
例えば、再帰反射シート体7が設けられていない領域が、各種告知情報に係るパターン部になる構成も採用できる。例えば、遠くから見て光で潰れない程度の大きさを有する「交通標識(進入禁止マーク、工事中標識など)、警察のマーク」等の識別マークや、「工事中、通学中、建設省、○○会社」などの文字情報を反射しない領域で形成する構成である。また、そのような反射しない箇所の蛍光色をなくす、又は別の蛍光色とすることもできる。
以上、実施形態を例示して本考案を説明したが、本考案の技術的範囲は上記実施形態に記載の構成には限定されない。本考案の技術的範囲は、実用新案登録請求の範囲の記載に基づいて判断されるべきであり、その範囲内であれば、多様な変形や構成の追加、又は改良が行えることは言うまでもない。
1:安全ベスト
6:表面保護層
7:再帰反射シート体
8:基材
9:ベスト生地
10:ガラスビーズ
11:再帰反射素子

Claims (4)

  1. マイクロプリズム又はガラスビーズを基材に固定されている再帰反射シート体をベスト生地に固着した安全ベストであって、
    前記再帰反射シート体の再帰反射面として機能する表面が前記安全ベストの全表面である、ことを特徴とする安全ベスト。
  2. マイクロプリズム又はガラスビーズを塗料内に混ぜ合わせた再帰反射塗料部をベスト生地に固着した安全ベストであって、
    前記再帰反射塗料部の再帰反射面として機能する表面が前記安全ベストの全表面である、ことを特徴とする安全ベスト。
  3. 前記再帰反射面として機能する表面積が前記安全ベストの表面積の40%以上100%以下である、請求項1又は請求項2に記載の安全ベスト。
  4. 蛍光染料で染色した糸を用いて前記ベスト生地を構成した、請求項3に記載の安全ベスト。
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