JPH0346992Y2 - - Google Patents

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JPH0346992Y2
JPH0346992Y2 JP3130685U JP3130685U JPH0346992Y2 JP H0346992 Y2 JPH0346992 Y2 JP H0346992Y2 JP 3130685 U JP3130685 U JP 3130685U JP 3130685 U JP3130685 U JP 3130685U JP H0346992 Y2 JPH0346992 Y2 JP H0346992Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、たとえば自動車のボンネツト先端部
に装着される車種マーク類のごとき表示装置の改
良に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
たとえば自動車のうち、特に高級車種において
は、そのボンネツト先端部中央に車種を表すマー
ク体が立設されている。従来、これはマークその
ものを立体的に形取つたものであり、周囲が明る
い時にはよく目立ち、また運転の際にはボンネツ
トの先端位置および車側の目測の基準となるな
ど、非常に都合がよい。
しかしながら、マーク体は全く発光しないの
で、夜間等周囲の暗い場所では、乗員および外部
の人が認識することができず、無用のものであつ
た。
そこで近時、上記マーク体を発光させ、昼夜と
もに有効に利用できるようにしたものが実用化さ
れた。これには、透光型の表示装置と、反射型の
表示装置との2種類がある。
上記透光型のものは、第5図および第6図に示
すようになつている。はじめに第5図の表示装置
から説明すると、a,aは、たとえばポリメチル
メタアクリレート(以下、PMMAと称する)、も
しくはポリカボネート(以下、PCと称する)な
どの合成樹脂材からなる透明基板である。これら
透明基板a,aの間には2枚の発光体b,bが非
発光面を背中合せに重ねた状態で介設される。す
なわち、これら発光体b,bの発光面は透明基板
b,bと密着し、たとえばエレクトロルミネツセ
ンス(以下、ELと称する)パネルが用いられる。
また、発光体b,bの透明基板a,a側には、マ
ークなどを形取つた表示体c,cが埋設される。
透明基板a,aの表面は、上記表示体c,cに対
向し、かつ同一形状に形取つた部分を除き、塗装
もしくは印刷などからなるマスキング部d,dに
よつて覆われる。
しかして、このようにして構成される表示装置
の発光体b,bを発光させることにより、その光
は各透明基板a,aを介して両面側であるマスキ
ング部d,dを照射する。光は上記表示体c,c
に対向する非マスキング部分のみ透光するから、
その部分だけが目立つて、夜間など周囲が暗い場
所であつてもマークの視認がなされる。
第6図に示すものは、透明基板a,aと、表示
体c,cおよびマスキング部d,dとも上記第5
図のものと同一であるが、発光体b1,b1としてバ
ルブが用いられる。これら発光体b1,b1を発光さ
せた場合の表示状態は、上記第5図のものと同
様、両面発光表示がなされる。
しかるに、これらはいずれも表示体cの背面側
から発光するようになつているため、発光体bも
しくはb1を装置の中央部に設ける必要があり、2
ピースになつたり(第5図のもの)、全体的に厚
くなつたり(第6図のもの)する。しかも、発光
体bもしくはb1の光は表示体c,cの表面を照射
しないから、目立ち難く視認性が悪い。また、透
明基板a,aが単なる平板であるので、表示体c
も立体的とならず平面的となり、装飾性に劣るな
どの不具合がある。
一方、上記反射型の表示装置としては、表示体
の表面に蛍光塗料を塗布しただけものであり、他
の光源からの光を受けて反射するようになつてい
る。したがつて、自光式ではないため、必要に応
じた発光表示および消示ができないという不具合
がある。
〔考案の目的〕
本考案は、上記事情に着目してなされたもので
あり、その目的とするところは、全体的に薄型と
し、立体的な表示で装飾性の向上を図るととも
に、特に夜間等発光した場合の視認性の向上化を
得られる表示装置を提供しようとするものであ
る。
〔考案の概要〕
すなわち本考案は、透明材からなる装置本体の
内部に表示体を埋設し、この装置本体の周縁部に
枠体を嵌着し、この枠体の内側面に発光体を取着
したものにおいて、上記表示体もしくは発光体の
少なくともいずれか一方を所定角度傾斜させ、発
光体からの光を表示体が受け屈折させて反射する
ようにしたことを特徴とする表示装置である。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図および第2図
にもとづいて説明する。図中1は装置本体であ
り、これは第1の透明基板1aと、第2の透明基
板1bとから構成される。これら透明基板1a,
1bはともにPMMAもしくはPCからなる透明の
合成樹脂材が採用される。また、これら透明基板
1a,1bの合せ面は、その一方が断面山形状、
他方が断面谷形状に形成され、互いに嵌合するよ
う重ね合される。さらに、第1の透明基板1aの
合せ面には、たとえばM字状に形成された表示体
2が固着される。この表示体2の表面側には、真
空蒸着もしくはスパツタリングなどの手段による
金属被膜が被着され、光の高反射効率を得るよう
になつている。また、上記第2の透明基板1bの
合せ面には、上記表示体2の部分のみ除き、塗装
もしくは印刷などの手段による不透明部3が形成
される。このようにして構成される装置本体1の
周縁部には、たとえば金属材からなる断面略コ字
状の枠体4が嵌着される。上記第2の透明基板1
bの両側の端縁に対向する枠体4の両側の内側面
には、たとえばバルブ、発光ダイオードランプも
しくはELランプからなる発光体5が埋設される。
この発光体5の発光方向は装置本体1の面方向と
平行な方向であるが、上記第1、第2の透明基板
1a,1bの合せ面は上記面方向に対して傾斜し
ているとともに、この合せ面に取着される表示体
2および不透明部3も同様に傾斜することとな
る。
しかして、このようにして構成される表示装置
を、たとえば自動車のボンネツト上先端部中央に
立設するとよい。周囲が明るいうちは、発光体5
の発光は必要ない。表示体2は装置本体1の略中
央部に位置し、かつ左右両側から中央に向かつて
前面に突出するよう形成されているから、立体感
があり非常に目立ち易い。すなわち、装飾性に優
れている。
また夜間等周囲が暗くなつたら、上記発光体5
のスイツチをオンとして発光させる。この光は第
2の透明基板1b内を面方向に沿つて透過し、不
透明部3および表示体2に到達する。不透明部3
ではほとんど上記光を反射しないが、表示体2の
表面は金属被膜で覆われているので、光を反射す
る。この光は第2の透明基板1bの表面側から斜
め前方に向けて屈折することとなり、表示体2の
発光表示を得る。したがつて、表示体2の位置お
よびその形状から、視認性の良い表示がなされ
る。
なお上記実施例においては、装置本体1を第1
と透明基板1aおよび第2の透明基板1bとで構
成したが、上記第1の透明基板1aは必ずしも必
要なものでなく、第2の透明基板1bのみでも良
い。ただし、この第1の透明基板1aを備えるこ
とにより、外観がよくなるとともに、枠体4の嵌
着構造が簡単になる。
また、上記実施例においては、装置本体1の片
面からのみ発光するようになつているが、これに
限定されるものではなく、たとえば第3図に示す
ように構成することにより、両面からの発光表示
が可能となる。すなわち装置本体10は、互いの
合せ面が表面側に突出するよう切欠される第1、
第2の透明基板10a,10bとからなる。これ
らの材質は、上記第1図および第2図で説明した
ものと同一でよい。互いの切欠面には、表面に金
属薄膜が被着された表示体2が埋設され、この周
囲は全て不透明部3で覆われる。装置本体10の
周縁部には枠体14が嵌着され、内側面には発光
体15が埋設される。これら発光体15は、上記
第1、第2の透明基板10a,10bの側端縁に
亘つて対向する幅を有する。
しかして、発光体15が発光すれば、その光は
第1、第2の透明基板10a,10bそれぞれの
表示体2,2および不透明部3,3に到達し、表
示体2,2の表面のみ反射屈折する。すなわち、
表示装置の両面側から表示体2,2の反射光によ
る発光表示を得る。
第4図に示す表示装置は、第1の透明基板20
aと第2の透明基板20bとの合せ面を傾斜させ
て表示体2の立体的な表示を得ることは勿論、枠
体24の内側面を傾斜させて、これに埋設する発
光体25の取付角度を傾斜させたものである。こ
の場合、表示体2の反射効率が良く、視認性の向
上を図れるとともに、装置本体20の肉厚、すな
わち装置が全体的に薄くなる。
また、上記表示体2の表面に金属薄膜を被着す
るよう説明したが、これに限定されるものではな
く、表面にたとえば蛍光塗料を塗布するようにし
てもよい。
このようにして構成される表示装置は、自動車
のボンネツトに装着されるマーク体ばかりでな
く、エンブレム、オーナメントもしくはガーニツ
シユ類などに適用できる。要は、周囲の明暗に拘
らず、本人および第三者にとつて確実に視認でき
るとともに立体的な表示が要求されるところに最
適である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、周囲が明
るい場所は勿論、暗い場所であつても非常に良く
目立つ表示が可能となり、視認性の向上を図れる
とともに装置自体薄肉で、しかも立体感のある表
示が得られ、装飾性の向上を図れるなどの効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す表示装置の正
面図、第2図は第1図の−線に沿う縦断面
図、第3図および第4図は本考案の他の実施例を
示す互いに異なる表示装置の縦断面図、第5図お
よび第6図は本考案の従来例を示す互いに異なる
表示装置の縦断面図である。 2……表示体、1……装置本体、4……枠体、
5……発光体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に表示体を埋設する透明材からなる装置本
    体と、この装置本体の周縁部に嵌着される枠体
    と、この枠体の内側面に取着される発光体とを具
    備し、上記表示体もしくは発光体の少なくともい
    ずれか一方を所定角度傾斜させ、発光体からの光
    を表示体が受け屈折させて反射するようにしたこ
    とを特徴とする表示装置。
JP3130685U 1985-03-05 1985-03-05 Expired JPH0346992Y2 (ja)

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JP3130685U JPH0346992Y2 (ja) 1985-03-05 1985-03-05

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JP3130685U JPH0346992Y2 (ja) 1985-03-05 1985-03-05

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JP2004337586A (ja) * 2002-12-27 2004-12-02 Hamamatsu Kenma Kk ボーリングピン、その製造方法及び金型セット

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