JP3066932B2 - 傾斜ドーム足場装置 - Google Patents

傾斜ドーム足場装置

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JP3066932B2
JP3066932B2 JP4258022A JP25802292A JP3066932B2 JP 3066932 B2 JP3066932 B2 JP 3066932B2 JP 4258022 A JP4258022 A JP 4258022A JP 25802292 A JP25802292 A JP 25802292A JP 3066932 B2 JP3066932 B2 JP 3066932B2
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尚史 田中
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株式会社青木建設
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、傾斜ドーム足場装置
に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、大
径で長距離の傾斜ドームであっても、その外部メンテナ
ンスを容易とすることのできる新しい走行自在な足場装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、エスカレータ等の
自動走行装置を内部空間に配置したドーム構造体が知ら
れている。このドーム構造体には、鉄骨構造に、ガラ
ス、膜面体等の部材を配置し、屋外の景観を楽しみつつ
ドーム内で人を移動させる装置として活用されてもい
る。 しかしながら、これらのドーム構造体について
は、ガラス、膜面体等の外部域のメンテナンスは非常に
面倒で、特に、傾斜面に対しての外部メンテナンスは極
めて困難であった。
【0003】一般的には、リフト装置やクレーン装置に
よって作業員を所定の場所に配置し、また移動させるこ
とにより対処していたが、より大規模な傾斜ドームに対
しては、このような作業は膨大な労力と費用を要すると
いう問題があり、しかも、クレーン装置等によっては対
処できないという事態も生じていた。特に、その径が1
0m以上で、長さが150m以上、高度差が70m以上
にものぼる大規模傾斜ドーム等の場合には、これらの通
常の装置によるメンテナンスは実際的でなく、何らかの
新しい方策が必要とされていた。
【0004】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来装置の限界を克服し、大規模な
傾斜ドームであっても、その外部メンテナンスを容易と
し、しかも作業安全性に優れ、経済性の良好な新しい方
策を実現することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための装置】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、傾斜ドーム外部に配置する、水
平な足場により構成した足場組体と、傾斜ドーム本体ま
たはこれに付設したサッシ枠に取付けたレール部材に対
して走行自在に足場組体を支持する走行支持装置と、傾
斜ドーム頂部に配置したウインチ装置により足場組体を
上下向させるワイヤーロープ装置とを備えてなることを
特徴とする傾斜ドーム足場装置を提供する。
【0006】さらに詳しくは、この発明においては、傾
斜ドーム外部の略全周にわたる足場組体を配設すること
や、ワイヤーロープ装置を、傾斜ドームに対向する足場
組体の頂部と両側とに連結配置し、一軸三胴ウインチに
より同速度で巻上げ、解放して足場組体を走行させるこ
と等をその態様としている。この足場装置によって、傾
斜ドームの外部メンテナンスは容易となり、かつ、作業
安全性も確保される。メンテナンスの経済性も良好なも
のとなる。
【0007】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発
明の走行自在な足場装置について説明する。
【0008】
【実施例】添付した図面の図1は、この発明の実施例に
ついてその外観概要を例示したものである。たとえば図
1に示したように、この発明の傾斜ドーム足場装置にお
いては、傾斜ドーム(1)として、たとえばその水平距
離(L)が約170〜180m、高低差(H)が約85
mで、傾斜距離(l)が約200〜220mの大規模、
長距離傾斜ドームを対象とする。この場合、図2にも示
したように、その径(D)を10〜15mの大径とす
る。傾斜ドーム(1)の内部には、エスカレータや、傾
斜エレベーター、さらには階段も配置する。
【0009】このような傾斜ドーム(1)において、こ
の発明の足場装置は、図1に示したように、傾斜ドーム
(1)のガラス面等の外部に配置する。そして、水平な
足場により構成した足場組体(2)を、傾斜ドーム
(1)の頂部に配置したウインチ装置(3)に連結した
ワイヤロープ装置(4)によって上下走行を可能として
いる。
【0010】この上下向走行を可能とするために、図3
に例示したように、この発明の足場装置は、傾斜ドーム
(1)本体またはこれに付設したサッシ枠に取付けたレ
ール部材(5)に対し、走行支持装置(6)を足場組体
(2)に備えている。傾斜ドーム(1)の傾斜角(α)
の大きさに対応して、レール部材(5)も傾斜させ、こ
れに円滑に走行支持できるように、適宜な数と、適宜な
構造の走行支持装置(6)を配設している。
【0011】図3、そしてこれを正面図として示した図
4の例においては、足場組体(2)は、安全手摺(2
1)や、さらに安全確保のための環状手摺等を適宜に設
置しており、そして、傾斜ドーム(1)の外周の約半分
の長さの足場を、傾斜ドーム(1)の両側に配置し、そ
の各々の頂部、中間部および下端部に走行支持装置
(6)を設けている。
【0012】図5は、下端部の走行支持装置(6)を例
示したものである。レール部材(5)に対して、左右お
よび上部のローラ(7)によって走行支持するようにし
ている。また、スプリング(8)を用いて、振動、揺れ
を吸収するようにしている。また、図6は、頂部の走行
支持装置(6)を示したものである。同様に、左右およ
び上部のローラ(7)によって足場組体(2)を走行支
持している。そして、前記のワイヤロープ(4)の係止
部(9)も有している。
【0013】もちろん、走行支持装置(6)は、これら
の構造に限定されることはない。また、その素材、たと
えばローラ(7)についても、振動を吸収するための硬
質樹脂としてのナイロンローラ等をはじめとして各種の
ものを採用できることは言うまでもない。足場組体
(2)には、前記の通り、ワイヤロープ(4)を連結す
るが、この場合、その係止装置は足場組体(2)の大き
さ、形状、走行支持装置(6)に応じて選択できる。そ
して、ワイヤロープ(4)の巻上げ、および解放による
足場組体(2)の上下向を安定して行うために、複数本
のワイヤロープ(4)を適宜に使用することができる。
【0014】図1に示した例では、たとえば図7にその
配置例を示したように、3本のワイヤロープ(4)を用
い、これを傾斜ドーム(1)の頂部と両側で、足場組体
(2)に連結配置している。そして、図7のように、一
軸三胴のウインチ装置(3)を用い、3本のワイヤロー
プ(4)を同速度で移動させるようにしている。この場
合、たとえば0.75kw、3.4m/分程度の低速度
ウインチの使用により消費電力を少くし、またワイヤロ
ープ(4)としてステンレス製のものを用いることで、
傾斜ドーム(1)の汚れ防止と、寿命の延長を可能とす
ることもできる。もちろんウインチ装置(3)の遠隔操
作も可能である。
【0015】さらにその細部において、この発明の足場
装置には各種の態様が可能であることは言うまでもな
い。
【0016】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、大規模な傾斜ドームにおいても、その外部メンテ
ナンス作業を容易とし、安全性にも優れ、しかも経済的
な新しい走行自在な足場装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置と傾斜ドームの外観例を示した
側面図である。
【図2】傾斜ドームを例示した断面図である。
【図3】足場組体を例示した側面図である。
【図4】図3に対応する正面図である。
【図5】走行支持装置を例示した正面図である。
【図6】頂部の走行支持を例示した正面図である。
【図7】ウインチとワイヤロープの配置例を示した平面
図である。
【符号の説明】
1 傾斜ドーム 2 足場組体 21 手摺 3 ウインチ 4 ワイヤロープ 5 レール部材 6 走行支持装置 7 ローラ 8 スプリング 9 ワイヤロープ係止部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜ドーム外部に配置する、水平な足場
    により構成した足場組体と、傾斜ドーム本体またはこれ
    に付設したサッシ枠に取り付けたレール部材に対して、
    これを挟持す複数のローラを備えて足場組体に設けら
    れ、走行自在に足場組立体を支持する走行支持装置と、
    傾斜ドームの頂部に配置したウインチ装置により足場組
    立体を上下向させるため、傾斜ドームに対向する足場組
    体の頂部と両側部とに連結配置したワイヤロープ装置と
    を備えてなることを特徴とする傾斜ドーム足場装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、足場組立体が傾斜ド
    ームの外周に沿って、略全周に配置されることを特徴と
    する傾斜ドーム足場装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、一軸三胴ウ
    インチ手段により、ワイヤロープ装置を同速度で巻き込
    み、解放することによって足場組立体を走行させること
    を特徴とする傾斜ドーム足場装置。
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