JPH0530758B2 - - Google Patents

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JPH0530758B2
JPH0530758B2 JP62163230A JP16323087A JPH0530758B2 JP H0530758 B2 JPH0530758 B2 JP H0530758B2 JP 62163230 A JP62163230 A JP 62163230A JP 16323087 A JP16323087 A JP 16323087A JP H0530758 B2 JPH0530758 B2 JP H0530758B2
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JP
Japan
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lift
building
center column
guide
rotating arm
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Eizo Nakaoka
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Tobishima Corp
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  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建築用のクレーン、特に複数の回動
アームを備えた建築用タワークレーンに関する。
(従来技術) 従来、高層ビル等の建築用クレーンとして、モ
ノタワークレーンが知られている。
しかし、このクレーンは、単独のクレーンアー
ム先端部からワイヤーロープを垂下して資材を吊
り上げるもので、風揺れ等風圧の影響が大きく、
資材を高速で上昇せしめることができなかつた。
また、強風下での吊り上げは危険で作業を中止せ
ざるを得ず、作業が遅滞するとともに、経費的に
も割高なものとならざるを得なかつた。
(発明の目的) 本発明は、かかる従来のクレーンの問題点に鑑
みてなされたもので、高能率で作業を行うことが
でき、且つ風圧等の影響を可及的に減少せしめた
建築用タワークレーンを提供することを目的とす
る。
(発明の構成) 本発明建築用タワークレーンの構成は次のとお
りである。
上方延設自在なセンター支柱2を建設中の建築
物7の開放スペース72に設立している。
各別の作業エリアを分割担当するとともにトロ
リ33,34を走行自在に架設した複数の回動ア
ーム3…を、上記センター支柱2に対し、同じ高
さにおける各分割担当作業エリア内での水平回動
を自在にして片持ち軸支している。
上記センター支柱2の中間部を上記建築物7に
支持する中間支持装置9を該センター支柱2に架
設している。
上記建築物7の外側壁73で、かつ、上記回動
アーム3…の各分割担当作業エリア内にリフト昇
降用のガイド4…を敷設し、そのガイド4にリフ
ト5を上記トロリ33,34により昇降自在に架
設している。
上記回動アーム3…の下方におて上記センター
支柱2に架設したコントロールルーム10に、該
コントロールルーム自体、回動アーム3…、トロ
リー33,34及びリフト5を運転制御する制御
装置6を搭載している。
(発明の作用) 建設中の建築物7の開放スペース72に設立し
たセンター支柱2に片持ち軸支した複数の回動ア
ーム3…を、同じ高さにおける各分割担当作業エ
リア内で個別にしかも同時に水平回動し、かつま
た、トロリ33,34を適宜走行させることがで
きる。
すなわち、センター支柱2の回りに分割された
複数の作業エリアにおいて、各回動アーム3ごと
にトロリ33,34を使用して、リフト5を昇降
及び水平移送し、各種建築資材を当該使用場所ま
で運搬する作業を同時並行的に実施できる。
しかも、その作業は、センター支柱2の中間部
を中間支持装置9により建築物7に支持した状態
で、制御装置6により運転制御しながら、上記の
ように分割された作業エリアにおいて行うので、
安全かつ能率的に実施できる。
(実施例) 以下、実施例を示す図面に従つて本発明を説明
すれば、図中1は本発明に係る建築用タワークレ
ーンであり、該タワークレーン1は、センター支
柱2,4本の回動アーム3…、ガイド4…、資材
上昇用リフト5…及び制御装置6を有して建築物
7の施工現場に設置せしめている。
第1図の建築物7は超高層ビルで、同図では本
発明のタワークレーン1等により、地上13階途中
まで柱、梁芯の鉄骨71…を組み上げ、更に上方
に階層を重ねる状態を示している。そして、その
中心開放スペース72に本発明のタワークレーン
のセンター支柱2を立設せしめている。
センター支柱2は、本実施例では円筒形の支柱
ユニツト21を多数連結固定してなり、下端には
横倒れ防止のための脚部22を有する一方、その
上方ではサブクレーン23により上記支柱ユニツ
ト21を順次支柱上端に継ぎ足すことにより、自
力で上方延設自在としてなる。尚、図示しない
が、センター支柱2内部には作業員の昇降のため
乗用エレベーターを備えている。
次に、図中3…は回動アームであり、該回動ア
ーム3…は、鉄骨を骨組みして形成するととも
に、軸支部31…を介して上記センター支柱2に
計4本、各々独立に水平回動自在とし、夫々片持
ち状に軸支してなる。尚、図中32…は、回動ア
ームの支持補強のための補助アームであり、各回
動アーム3…に従つて回動自在である。そして、
各回動アーム3…にはレールを敷設し、主トロリ
33…及び補トロリ34…を走行せしめ、ワイヤ
ロープ、フツク等を介して鉄骨71等の資材を吊
り上げ、搬送せしめてなる。ここで、後述する
が、4本の回動アームは各々作業ガイドを分割担
当している。尚、このような回動アーム3…はセ
ンター支柱2を上下動自在としてなり、これは工
事の進捗により建築物階層が増加するので、これ
に応じて上方にクライミングせしめるためであ
る。
一方、図中4…はガイドで、該ガイドはセンタ
ー支柱2とは離隔して建築物7に設置してなる。
即ちガイド4…は、本実施例では第2図及び第3
図に示すように断面略C字状の鋼材を、溶接、ボ
ルト・ナツト等若しくは一体成形で建築物の鉄骨
71に固定的又は着脱自在に設置してなり、その
配置は、所定間隔左右一対の同ガイドを計4組、
各々前記4本の回動アームに一組ずつ対応せしめ
て各アーム担当エリア内の建築物四方外側壁73
…に配置せしめ、地表近くから作業高さ近傍にか
けて上下一連に設置してなる。
尚、かかるガイドは工事の進捗とともに更に上
方に延設自在である。また本実施例では、建築物
完成後も該ガイドを残置せしめてこれを後述する
外部非常用リフト8の昇降案内に利用せしめてい
る。ここで該ガイドは、(壁面から突設した状態
で残置せしめることもできるが)第3図下側のよ
うに建築物の柱に一体成形し上記C字状ガイドの
溝開口部41を開口しつつ外壁コンクリート76
に埋め込んで、外観を簡潔なものとするとともに
柱を兼ねることができる。勿論、該ガイドをボル
ト・ナツト等で着脱自在に設置した場合には、工
事の進捗に応じてこれを取り外し通常の外壁仕上
げを行うことも可能である。
一方、第4図及び第5図は他の例を示し、第4
図のガイド4は建築物7の鉄筋コンクリート耐力
外側壁に一体成形せしめたもので、同様に建築物
完成後も残置せしめて利用に供し、且つ建物との
意匠の調和に優れたものである。また、第5図の
ガイド4も固定的なもので、鋼製の同ガイドを建
築物の鉄骨71に固着する一方、その外側にカー
テンウオールパネル74を必要なフアスナー75
を介して張設せしめ、上記と同様完成後の利用に
供するとともに建物外観の調和を図り、且つカー
テンウオールの固定装置にも兼用せしめたもので
ある。
尚、ガイド4…の配置は図示例の他、例えば円
柱形ビルの円周外側壁、適宜間隔に設けることが
できる。また、隣接回動アーム相互の担当エリア
の重なり等を利用して、一基のガイドを複数の回
動アームに共用せしめることも可能である。
そして、このようなガイド4…には資材上昇用
リフト5…を上下動自在に案内せしめている。リ
フト上昇用リフト5…は、L字形乃至受け皿形等
で、その水平部に資材を積載して上昇せしめるエ
レベータータイプ(第1図及び第3図の各右側参
照)、又は横断面コ字形乃至ロ字形等の溝・筒形
状で、上昇資材を側方から囲つて防風しつつ該資
材と等速で上昇せしめる風防カバー状のもの(第
1図及び第3図の各左側参照)、或は、図示しな
いが垂直平板状乃至フレーム状で資材をボルト等
により着脱自在に仮固着して上昇せしめるプレー
ト乃至フレーム固着式のもの(以下これらを含め
てリフトという)等を用い、各々、上記ガイド4
…に駆動車輪51…を嵌入して振れ止めと円滑な
案内を図つている。
ここで、本実施例のリフトの上下動はワイヤ吊
り上げ式で(第1図参照)、前記回動アームのト
ロリ(33又は34)を兼用し、そのワイヤロー
プにフツク等を介して結続して該ワイヤの巻き上
げにより上昇せしめるものである。
尚、図示しないが、同じくワイヤ吊り上げ式で
も、トロリにはよらず専用の巻き上げ駆動装置
(モーター、エンジン等)をガイド4上端近くに
備えて、同様に上昇せしめることもできる。一
方、第6図には資材上昇用リフトの他の例を示
し、このリフトは自走式で、ガイド4…にラツク
42を設置するとともに、資材上昇用リフト5…
には駆動モーター(又はエンジン)53と減速装
置54を介したピニオンギア55を備えてなる。
そして、その制御は、該リフト5上でも手動スイ
ツチ等により行うことができ、又は制御用ケーブ
ルを連絡して地上や後述するコントロールルーム
に備えた制御装置6で遠隔制御せしめることがで
きる。
尚、資材上昇用リフトを上記のような自走式と
し、又は吊り上げ式でも後者のように専用駆動装
置を備えた場合には、回動アーム及びそのトロリ
を上方作業に専従せしめることが可能となる。ま
た、資材が極めて長尺のような場合には、該リフ
トを複数離隔並設してこれらに長尺資材を横架せ
しめ、該複数リフトを等速上昇せしめることによ
り搬送することができる。
また、このようにガイド4…には工事中資材上
昇用リフト5…を案内せしめるが、本実施例では
これに加えて、建築物が完成し、センター支柱2
や回動アーム3…等クレーンのその他の部分を撤
去した後も、該ガイドを固定的なものとして当該
建築物の外側壁73に残置せしめ、火災時等にお
ける外部非常用リフト8の走行ガイドとして使用
せしめている。第7図にはその外部非常用リフト
8を案内せしめた状態を示し、該外部非常用リフ
ト8は自走式で、(第6図に他の実施例として掲
げた自走式資材上昇用リフトと同様)、駆動モー
ター(又はエンジン)81と減速装置82を介し
てピニオンギア83を備えて、ガイド4に設置し
たラツク42(前記自走式資材上昇用リフトのも
のを兼用できる)上を運動し、電気制御回路や必
要なブレーキ装置等公知の操縦制御装置を備え、
該リフト上での操縦又は地上等からの遠隔制御に
より作動し、勿論建築物の各階毎に停止せしめる
ことが可能である。尚、図中84は地上移動用の
車輪であり、85は同牽引用の連結装置、86は
放水ノズル等の付帯装置である。
このような外部非常用リフト8は、特に超高層
ビルのように梯子車が届かない場合の救出、消火
等に極めて有力な装置となる。そして、火災等の
発生に応じて、消防等防災隊が車両に牽引し又は
積載して現場に搬入するものである。このため、
ガイド4の仕様は各種建築物につき統一規格化せ
しめている。但し、該外部非常用リフトを建築物
毎に常設すれば、経費を要するものの初期活動に
資する。このような常設の場合は、上記自走式の
他、(先に資材上昇用リフトの他の実施例として
説明した)、上方に専用の巻き上げ駆動装置を備
えたワイヤ吊り上げ式のものも採用することがで
きる。尚、このように建築物完成後も外側壁に残
置せしめるガイドは、できるだけ建築物外壁デザ
インに融合せしめ又はアクセントとして、前掲各
例のように建築物意匠との調和を図るべきであ
る。
ところで、このように回動アーム3…、ガイド
4…、資材上昇用リフト5…等を有するタワーク
レーン1は、制御装置6により手動又は自動的に
その運動を制御せしめてなる。
即ち、制御装置6は、手動スイツチ、同レバ
ー、必要なリレー及びコンピユータ等よりなり、
支柱2を上下動自在のコントロールルーム10内
に備えてなる。そして、該制御装置は、回動アー
ム3…の回動、主・補トロリ33…,34…の走
行、該トロリに備えた巻上げ装置の作動、等を隔
遠隔制御してなり、これらの運動方向及び始動停
止は、主に、手動スイツチ、手動レバー等の操作
により各アーム毎、各リフト毎に担当操作員が手
動制御してなる。一方、資材重量や風速等に応じ
た最適安全な運動速度、及び隣接回動アームの衝
突防止(分担作業エリアを多少重ねる場合)等に
ついてはコンピユーターにより自動的に補助制御
せしめてなる。
ここで、各回動アーム3…及びその主・補トロ
リ33…,34…は、(衝突防止等の相互関連を
要する場合、又は非常停止等の一括制御の場合を
除き)、原則的に各々独立運動自在に制御される。
資材上昇用リフト5…についても同様である。
その他、制御装置6には、回動アーム3…及び
コントロールルーム10の上下動の制御や、タワ
ークレーンの自重及びこれに加わる資材荷重、風
圧、地震力等の外力並びにその偏り、そしてその
結果生じるたわみ、座屈、傾斜等の自動限度管理
(測定、限度比較、警報、非常停止を含む)等も
併せて総括的に制御・管理せしめている。
ところで、このような建築用タワークレーン1
の作動状態を説明すれば、まず建築物周辺直下に
搬入された資材は、降下せしめた資材上昇用リフ
ト5に図示しない地上クレーン等で積載(又は風
防カバー状のリフトではその内側に嵌装等)さ
れ、回動アームのトロリ(33又は34)の吊り
上げにより、作業高さ近傍まで運び上げられる。
(尚、資材は工場で資材上昇用リフトに積載し当
該リフトごとに現場搬入することも可能である。) そして、上記リフト5が作業高さ近傍に達した
らこれを更に上方に吊り上げて、該リフトをガイ
ド4から引き抜き状に離脱せしめるとともに、回
動アーム3の回動及びそのトロリ(33又は3
4)の走行により水平に移動せしめて、作業部位
へ必要資材をリフトごと搬送せしめるのである。
(尚、前述したトロリを該リフトの吊り上げに兼
用しない場合には、トロリを上方作業に専従せし
めることができる一方、資材は上昇後改めて該ト
ロリに受け渡されることとなる。) かかる吊り下げ及び上方作業において、4本の
回動アーム3…は、各々独立運動自在であるの
で、4箇所(補トロリを含めればそれ以上)で同
時平行的に作業可能である。
そして、この同時作業の安全及び効率化のため
各回動アーム3…は、作業エリアを分割担当自在
としてなる。第2図の例では、むしろ強制的に作
業エリアを分割し、アームの回動角度を規制せし
めている。即ち、同図の4本の回動アームは、
各々90゜+多少の重なり角(例えば両側各5゜〜10゜)
の範囲でのみ回動可能としてなる。この回動範囲
の規制は、重なり角における衝突防止も含めて制
御装置6のコンピユーターにより自動的に行なう
とともに、各回動アームの軸支部31…にモータ
ー(又はエンジン)のリミツトスイツチを重設
し、更にこれらの故障に備えて、同軸支部に油圧
ダンパー等の緩衝装置付きストツパーを備えて構
造的にも規制せしめている。このように、本例で
は強制的に作業エリアを分割するのは、安全上の
要請、操作員・作業員等の注意力の軽減及び作業
計画・進行のバランス並びに簡明化のためであ
る。
その他、図中9は支柱の中間支持装置であり、
該支持装置9は、センター支柱2を上下動自在と
してなるとともに、4基の圧着機91…によりセ
ンター支柱の中間部を建築物7に支持せしめてな
る。即ち、圧着機91…は四方に延設してなる鉄
骨組92…を水平走行してセンター支柱と建築物
間の距離に応じて位置調整自在(併せて上下位置
も調整自在)とするとともに、油圧シリンダー9
3…等で圧着板94…を建築物躯体に水平に(又
は上方から)圧着せしめて、センター支柱2のた
わみ、座屈、傾斜等を防止するものである。
ところで、かかるタワークレーン1の撤去につ
いて説明すると、まず回動アーム3…をサブクレ
ーン23等で解体し、その解体部材やトロリ33
…,34…等は順次資材上昇用リフト5…で地上
に降下、撤去せしめる。次に、コントロールルー
ム10、支柱の中間支持装置9、及び資材上昇用
リフト5…を降下して地上付近で解体撤去せしめ
るが、ここで中間支持装置9は、一度には降下せ
しめず、センター支柱中間部を支持しつつ支柱の
撤去に応じて段階的に降下せしめていく。一方、
センター支柱2の撤去は、その上方延設と逆に、
サブクレーン23で支柱ユニツト21を上から順
次撤去するとともに、これに従つてサブクレーン
を降下せしめていくのである。尚、前述のとお
り、本実施例のガイド4…は建築物外側壁73…
に残置せしめている。
実施例は以上のとおりに構成したが、本発明は
前記要旨に反しない限り、回動アームの本数その
他は様々に実施し得て、上記実施例に限られない
ことはいうまでもない。
(発明の効果) 本発明は、以上のとおりに構成したので次の作
用効果を有する。建設中の建築物の開放スペース
に設立したセンター支柱に片持ち軸支した複数の
回動アームを、同じ高さにおける各分割担当作業
エリア内で個別にしかも同時に水平回動し、かつ
また、トロリを適宜走行させることができる。
すなわち、センター支柱の回りに分割された複
数の作業エリアにおいて、各回動アームごとにト
ロリあるいは別に設置した専用駆動装置を使用し
て、リフトを昇降及び水平移送し、各種建築資材
を当該使用場所まで運搬する作業を同時並行的に
実施できる。
しかも、その作業は、センター支柱の中間部を
中間支持装置により建築物に支持した状態で、制
御装置により運転制御しながら、上記のように分
割された作業エリアにおいて行うので、安全かつ
能率的に実施できる。
即ち、本発明に係る建築用タワークレーンは、
上方延設自在のセンター支柱に、制御装置により
夫々独立運動自在としてなる複数の回動アームを
軸支して、各回動アームにより作業エリアを分割
担当自在としてなるので、複数の作業エリアで同
時独立に作業可能な複数アームのタワークレーン
を提供することができるから、従来の1アーム型
のタワークレーンに比べて、他の作業エリアにお
ける手待ち時間の発生等を格段に減少し、限られ
たクレーン立設スペースの中で工事の効率化、迅
速化を図ることができる。
また、本発明に係る建築用タワークレーンは、
各回動アームの担当エリア内建築物外側壁に上記
センター支柱と離隔した上下方向のガイドを一体
又は一体的に設置せしめ、該ガイドに資材上昇用
リフトを上下動自在に案内せしめてなるので、資
材を該リフトに積載し若しくは防風囲いせしめて
作業高さ近傍まで上昇せしめることができ、又は
更に回動アーム方向に水平走行せしめることがで
きるから、これを単に地上から吊り上げるのに比
べて、資材同士又は資材と建築物との風揺れ衝突
等を防止することができて安全な上、風圧の影響
を可及的に減少し高速搬送が可能で更に風による
作業の中断も極めて少ない能率的、経済的な建築
用タワークレーンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示すもので、第1図は本発明に
係る建築用タワークレーンの正面図、第2図は同
平面図、第3図はガイド及び資材上昇用リフト等
を示す横断面図、第4図及び第5図はガイド等の
他の実施例を示す横断面図、第6図は資材上昇用
リフトの他の実施例を示す一部切欠き側面図、第
7図は外部非常用リフトの一部切欠き側面図であ
る。 2……センター支柱、3……回動アーム、4…
…ガイド、5……リフト、6……制御装置、7…
…建設中の建築物、9……中間支持装置、10…
…コントロールルーム、33,34……トロリ、
72……開放スペース、73……外側壁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上方延設自在なセンター支柱を建設中の建築
    物の開放スペースに設立していること、 各別の作業エリアを分割担当するとともにトロ
    リを走行自在に架設した複数の回動アームを、上
    記センター支柱に対し同じ高さにおける各分割担
    当作業エリア内での個別水平回動を自在にして片
    持ち軸支していること、 上記センター支柱の中間部を上記建築物に支持
    する中間支持装置を該センター支柱に架設してい
    ること、 上記建築物の外側壁であつて、かつ、上記回動
    アームの各分割担当作業エリア内に、リフト昇降
    用のガイドを敷設し、そのガイドにリフトを上記
    トロリにより昇降自在に架設していること、 上記回動アームの下方において上記センター支
    柱に架設したコントロールルームに、該コントロ
    ールルーム、上記回動アーム、トロリ及びリフト
    を運転制御する制御装置を搭載していることを特
    徴とする建築用タワークレーン。
JP16323087A 1987-06-30 1987-06-30 Tower crane for building Granted JPS648197A (en)

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RU2759162C1 (ru) * 2021-04-28 2021-11-09 Публичное акционерное общество "Федеральная гидрогенерирующая компания - РусГидро" Способ автоматизированного монтажа внешнего ограждения гравитационного накопителя энергии и система для его реализации

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