JP3066261B2 - 熱交換ユニット - Google Patents

熱交換ユニット

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JP3066261B2
JP3066261B2 JP6256889A JP25688994A JP3066261B2 JP 3066261 B2 JP3066261 B2 JP 3066261B2 JP 6256889 A JP6256889 A JP 6256889A JP 25688994 A JP25688994 A JP 25688994A JP 3066261 B2 JP3066261 B2 JP 3066261B2
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勝弘 津田
晴行 帰山
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器、ドレンパ
ン、送風機等が収納された熱交換ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】家屋の天井空間に収納される空気調和機
として、例えば実公平2−4337号公報がある。この
公報に示された構造は、本体の下面に空気吸込口と空気
吐出口とを設け、この空気吸込口に対向して遠心型送風
機を、この送風機の風下側に熱交換器を配置するように
なっている。そして、熱交換器から吐出された空気(調
温空気)はその流れ方向が90°変えられて上述の空気
吐出口より吹き出されるようになっている。
【0003】ここで、本体の薄型化並びに本体内の通風
抵抗の減少を目的に熱交換器を本体の底板(ドレンパ
ン)に対し傾斜させることが考えられる。これによっ
て、熱交換器の高さ寸法が小さくなり、且つ空気吐出口
と熱交換器とのなす角度が90°以下となり、上述の目
的が達成できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように熱交換器を
ドレンパンに対し傾斜させると、この傾斜された熱交換
器の下方(ドレンパンの近く)では熱交換器から吐出さ
れた空気の一部で乱流が生じ、騒音(低周波ノイズ)が
発生することが考えられる。本発明はドレンパンに対し
熱交換器を傾斜させた場合、あるいはドレンパンの端部
が熱交換器の下部よりも隆起させた場合に発生する騒音
(低周波ノイズ)を小さくすることを目的としたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1の発明によれば、空気と熱交換される熱交換器
と、この熱交換器の下方に配置されるドレンパンとを備
え、この熱交換器の空気流出側に位置するドレンパンの
端部が、前記熱交換器の下端よりも隆起させた熱交換ユ
ニットにおいて、ドレンパンの端部の内壁はこのドレン
パンの外方へ向かって上向きに傾斜させ、一方熱交換器
の空気流出側にはドレンパンの端部の内壁の上向き傾斜
とほぼ平行なエアガイドを設けたものである。
【0006】第2の発明によれば、請求項1記載の熱交
換ユニットにおいて、熱交換器はドレンパンに対して、
その空気の流出側面が下向きとなるように傾斜させ、こ
の空気の流出側面の下部に請求項1記載のエアガイドを
設けたものである。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、ドレンパンの端部付近の
流れは、エアガイドによって、この端部に沿った流れと
なる。第2の発明によれば、傾斜させた熱交換器の空気
流出側面の下方の空気の流れは、エアガイドによって乱
れにくくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1及び図2に示すように、本発明の実施例
にかかる空気調和機(熱交換ユニット)1は、吊り金具
2及び吊りボルト3により、天井空間に吊り下げ固定さ
れる天井埋め込み型の空気調和機であり、その化粧板4
の一側に吸込口5、他側に吹出口6が開口され、吸入口
5から吸入された空気を熱交換後、吹出口6から吹き出
す、いわゆる一方向型の空気調和機である。
【0009】化粧板4は、取り外し自在に設けられてお
り、この化粧板4を取り外すと、本体7内が露出され
る。本体7内は、仕切板8によって送風機室Aと熱交換
室Bとに区画される。送風機室Aには送風機9と電装箱
10とドレンポンプ11とが収納されており、熱交換室
Bには熱交換器12が収納されている。13はドレンパ
ン(図1では省略)で、熱交換器12の下方から送風機
9の一部にかけて配置されている。14は排水パイプ、
15は排水パイプ14に取り付けられた栓である。従っ
て、ドレンパン13には熱交換器12から落下したドレ
ン水が溜められて、この溜められたドレン水は、ドレン
ポンプ11を介して本体7外へ排出される。尚、このド
レンポンプ11の故障時や不使用時には栓15を抜い
て、ドレンホース(図示せず)を排水パイプ14に接続
して、ドレンホースを介して機外へ自然流下させる。こ
のドレンパン13において、熱交換器12の空気流出側
の端部16は、熱交換器12の下端17よりも隆起され
ており、その端部16は吹出口6につながれている。
【0010】熱交換器12は、このドレンパン13に対
し、その空気流出側面17が下向きとなるよう傾斜され
ており、その側部にはU字管18並び電磁弁19等が配
置されている。20はエアガイドで、図3(イ)(ロ)
(ハ)で示すようにその両端には、夫々熱交換器12の
管板のフランジ片22に固定される取付片21が設けら
れている。そして、このエアガイド20を熱交換器へ取
り付けると、その横片23が熱交換器12の横方向に延
びるようになり、この横片23の上方は開放されてい
る。ここで、横片23は水平面に対しα(30°)傾斜
した状態となる。一方、この横片23と対向するドレン
パン13の端部16の内壁24は水平面に対しβ(45
°)傾斜した状態となる。すなわち、「エアガイド20
(横片23)はドレンパン13の端部16の壁に略沿っ
ている」と言える。
【0011】25は吸込口25に設けられたエアフィル
タである。前記吹出口6は熱交換器12側に位置するリ
ア側案内壁26と、熱交換器12から離れて位置するフ
ロント側案内壁(案内壁)27とを備えている。このフ
ロント側案内壁27とリア側案内壁26とは、発泡性樹
脂材料から縦長に形成されており、吹出口6から吹出さ
れる熱交換風を案内するものであり、概して湾曲して形
成されている。
【0012】フロント側案内壁27とリア側案内壁26
との間には、冷房時と暖房時との風向を変えるための案
内羽根28が配置されている。この案内羽根28は、回
動軸の回動により送風方向を変えるようになっている。
尚、この案内羽根28は暖房時に略垂直状態に設定し、
暖気を真下に案内する。一方、冷房時には斜め下向き
(図2の状態)に設定し、冷気が直接真下に流下しにく
くする。
【0013】次に、本実施例の作用について説明する。
空気調和機1の運転時には、図2の実線矢印で示すよう
に、送風機5の駆動により、化粧板4の吸込口5から吸
い込まれた空気は、エアフィルタ25で浄化され、その
後熱交換器12を通過して、吹出口6から熱交換器の空
気を吹出す。ここで、特に熱交換器12を通過した風の
流れに注目すると、次のようになる。まず熱交換器12
の上部から中央部にかけての空気の流れは本体7の左側
面29に当って下方(吹出口6側)へ全体的にスムーズ
に流れる。一方、熱交換器12の下部からの空気の流れ
はエアガイド20の横片23によって斜め上方に導か
れ、ドレンパン13の端部16の内壁24に沿ったもの
に設定される(破線矢印参照)。従って、ドレンパン1
3の端部16にこの熱交換器12の下部からの空気が強
く当りにくくしている。
【0014】以下、その実験データを示すと次のとおり
である。図4は図2のようにエアガイド20を設けた場
合(本発明)の周波数分析を示し、図5は図6で示すよ
うにエアガイドを設けなかった場合の周波数分析を示
す。図4と図5とを比較すると破線マルで示したよう
に、両図の160Hz〜200Hzでの騒音値に大きな
差が生じた。すなわち、エアガイド20を設けた場合
(図2)の方が、それを設けなかった場合(図6)と比
較して、160Hz〜200Hzという低周波音が減少
した。そして、Aレンジにおいて、エアガイド20を設
けなかった場合の騒音が38.3dBなのに対し、エア
ガイドを設けた場合の騒音が33.5dBとなり、4.
8dBの騒音の低下が確認された。もちろん、いずれの
場合も、送風機の回転数は630rpmで同一に設定さ
れ、しかも案内羽根28は冷房状態である。
【0015】これは、エアガイド20を設けなかった場
合は、図6の実線矢印で示すように熱交換器12の下部
から吐出された空気がドレンパンの端部に直接強く当っ
て乱流30が生じているためと考えられる。これはスモ
ークテスト(煙を流して空気の流れを確認するテスト)
で判明した。従って、このエアガイド20は、空気の流
れをドレンパン13の端部16の内壁24に沿ったもの
に設定するのみならず、この乱流の発生を少なくしてい
るとも言える。
【0016】又、図7ないし図9に示すような部材を熱
交換器12の空気流出側面に取り付けて実験を行なった
が、いずれも騒音は図4のような低下は見られなかっ
た。すなわち、図7は熱交換器の空気流出側面33と平
行な片31を有するエアガイド32を設けた場合、図8
は空気流出側面33に対して下向きな片34(ドレンパ
ン13の端部16の内壁24と交わる方向に設けた片)
を設けた場合、図9は空気流出側面33に筒状の部材3
5を設けた場合である。
【0017】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可
能である。例えば、空気調和機(熱交換ユニット)は天
井埋め込み型に限らず、壁掛け型や、据え置き型等外の
型の空気調和機であっても上述した実施例と同様な効果
を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明によれ
ば、空気と熱交換される熱交換器と、この熱交換器の下
方に配置されるドレンパンとを備え、この熱交換器の空
気流出側に位置するドレンパンの端部が、前記熱交換器
の下端よりも隆起させた熱交換ユニットにおいて、ドレ
ンパンの端部の内壁はこのドレンパンの外方へ向かって
上向きに傾斜させ、一方、熱交換器の空気流出側にはド
レンパンの端部の内壁の上向き傾斜とほぼ平行なエアガ
イドを設けたので、このエアガイドによってドレンパン
の端部に当たる空気の流れを弱めて、しかもこのエアガ
イドとこのドレンパンの外方へ向かって上向きに傾斜さ
せた内壁とによって、空気の流れをスムーズにさせて、
騒音の発生を少なく抑えることができる。
【0019】第2の発明は、請求項1記載の熱交換ユニ
ットにおいて、熱交換器はドレンパンに対して、その空
気の流出側面が下向きとなるように傾斜させ、この空気
の流出側面の下部に請求項1記載のエアガイドを設けた
ので、熱交換器の高さ寸法を低く抑え、且つ騒音の発生
を少なく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換ユニットの斜視図である。
【図2】図1に示した熱交換ユニットの縦断面図であ
る。
【図3】図2に示したエアガイドを示す説明図である。
【図4】図2に示したエアガイドを使用した熱交換ユニ
ットの周波数分析図である。
【図5】図2に示したエアガイドを使用しなかった熱交
換ユニットの周波数分析図である。
【図6】図2に示したエアガイドを使用しなかった熱交
換ユニットの要部断面図である。
【図7】熱交換器の空気流出側面と平行な片を有するエ
アガイドを用いた熱交換ユニットの要部断面図である。
【図8】熱交換器の空気流出側面に対し下向きな片を有
するエアガイドを用いた熱交換ユニットの要部断面図で
ある。
【図9】筒状のエアガイドを用いた熱交換ユニットの要
部断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換ユニット 12 熱交換器 13 ドレンパン 16 端部 20 エアガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−13917(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 401 F24F 1/00 306 F24F 1/00 361 G10K 11/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気と熱交換される熱交換器と、この熱交
    換器の下方に配置されるドレンパンとを備え、この熱交
    換器の空気流出側に位置するドレンパンの端部が、前記
    熱交換器の下端よりも隆起させた熱交換ユニットにおい
    て、前記ドレンパンの端部の内壁はこのドレンパンの外
    方へ向かって上向きに傾斜させ、一方前記熱交換器の空
    気流出側には前記ドレンパンの端部の内壁の上向き傾斜
    とほぼ平行なエアガイドを設けたことを特徴とする熱交
    換ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱交換ユニットにおいて、
    前記熱交換器は前記ドレンパンに対して、その空気の流
    出側面が下向きとなるように傾斜させ、この空気の流出
    側面の下部に前記エアガイドを設けたことを特徴とする
    熱交換ユニット。
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JP2008157530A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Samsung Electronics Co Ltd 空調機の室内ユニット
JP6038455B2 (ja) * 2012-01-17 2016-12-07 大成建設株式会社 消音器を組み込んだ空気調和機

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