JP3066193B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP3066193B2
JP3066193B2 JP4189059A JP18905992A JP3066193B2 JP 3066193 B2 JP3066193 B2 JP 3066193B2 JP 4189059 A JP4189059 A JP 4189059A JP 18905992 A JP18905992 A JP 18905992A JP 3066193 B2 JP3066193 B2 JP 3066193B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷装置に関し、
特に多色刷りを行う輪転式の孔版印刷装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】輪転式の孔版印刷装置として、内部にイ
ンキ供給用スキージ手段を有し自身の回転中心軸線周り
に回転駆動される版胴と、前記版胴の側方部に対応する
位置に配置され、孔版原紙の製版を行う製版部と孔版原
紙を前記版胴の外周面へ向けて送り出す原紙送出部とを
含む製版原紙送出手段と、前記版胴の各々の側方部に対
応する位置に配置され、前記版胴の外周面に巻き付け装
着されている孔版原紙を版胴より排除する排版手段と、
前記版胴の外周面に対し対向配置され、印刷用紙を前記
版胴の外周面へ向けて押圧するプレスローラと、前記版
胴と前記プレスローラとの間に印刷用紙を所定のタイミ
ングをもって送り込む印刷用紙供給用タイミングローラ
手段と、前記印刷用紙供給用タイミングローラ手段に対
して印刷用紙を一枚ずつ供給する給紙手段とを有する単
一版胴の製版機能付き全自動孔版印刷装置は既によく知
られている。この単一版胴の製版機能付き全自動孔版印
刷装置は、たとえば特開昭59−96983号公報に示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き孔版印刷装
置に於いて、カラー印刷等の多色刷りを行うとする場合
は、各色の印刷毎に版胴を取り替えて印刷用紙に重ね刷
りする必要がある。この版胴取り替え等の作業はすべて
手作業により行われるから、作業性が悪く、また各色の
印刷に於ける見当合わせが必要で、この作業は事務所等
に於ける一般ユーザでは良好に行われことが難しい。
【0004】これに対し、一つの孔版印刷装置に於い
て、各色の印刷のために版胴を複数個設け、各版胴によ
り一枚の印刷用紙に各色の印刷を、印刷用紙の自動搬送
のもとに連続的に行うことがてきる複胴式の孔版印刷装
置が考えられるが、この孔版印刷装置に於いては、版胴
が複数個、フルカラー印刷の場合は最低3個、好ましく
は4個設けられることから、装置が大型化し、また各版
胴に対して製版原紙送出手段と排版手段とが設けられる
と、より一層装置が大型化することになり、事務所向け
機器に於いて特に要求されるダウンサイジングを満たす
ことがてきない。
【0005】この複胴式の孔版印刷装置のダウンサイジ
ングのためには、版胴を縦横に複列配置すること等が考
えらるが、この場合は印刷用紙の搬送路の形態が複雑に
なり、紙づまりの危険性が高く、また紙づまり用紙の排
除が行われ難い搬送路となり、保守性に問題を来すこと
になる。
【0006】本発明は、従来の孔版印刷装置に於ける上
述の如き問題点に着目してなされたものであり、印刷用
紙の搬送路の形態が複雑になることがなく、保守性に優
れていると云うことを満足した上で、小型化設計、換言
すればダウンサイジングが可能な複胴式の孔版印刷装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、所定の傾斜角をもって上下方向に傾斜した
傾斜線に沿って一列に互いに隔置して配置され各々自身
の回転中心軸線周りに回転駆動される複数個の版胴と、
前記傾斜線より上側の領域にて前記版胴の各々の側方部
に対応する位置に配置され孔版原紙の製版を行う製版部
と孔版原紙を前記版胴の外周面へ向けて送り出す原紙送
出部とを含む製版原紙送出手段と、前記傾斜線より上側
の領域にて前記版胴の各々の側方部に対応する位置に配
置され前記版胴の外周面に巻き付け装着されている孔版
原紙を版胴より排除する排版手段と、前記版胴の各々の
内部に配置されたインキ供給用スキージ手段と、前記傾
斜線より下側の領域にて前記版胴の各々外周面に対し対
向配置され印刷用紙を前記版胴の外周面へ向けて押圧す
るプレスローラと、互いに隣接する前記版胴間に配置さ
れ前記傾斜線に沿って前記版胴間に印刷用紙を搬送し一
つ下位の版胴とこれに対応するプレスローラとの間に印
刷用紙を送り込む版胴間印刷用紙搬送手段と、前記版胴
のうち最上位の版胴とこれに対応するプレスローラとの
間に印刷用紙を所定のタイミングをもって送り込む印刷
用紙供給用タイミングローラ手段と、前記傾斜線より下
側の領域に配置され印刷用紙を一枚ずつ送り出す給紙手
段と、前記傾斜線より下側の領域に配置され前記給紙手
段より送り出される印刷用紙を前記印刷用紙供給用タイ
ミングローラ手段まで搬送する給紙搬送手段とを有して
いることを特徴とする孔版印刷装置によって達成され
る。
【0008】また本発明による孔版印刷装置は、上述の
如き構成に加えて、印刷原稿の画像を光電式に読み取る
画像読み取り手段と、画像読み取り部より画像読取信号
を入力し当該画像読取信号に基づく製版データ信号を前
記製版原紙送出手段の製版部へ出力する製版データ作成
手段を有し、前記製版原紙送出手段の製版部は前記製版
データ作成手段よりの原稿画像データに基づいて孔版原
紙をディジタル製版するよう構成されていること、ある
いは前記製版原紙送出手段の製版部は前記製版データ作
成手段よりの原稿画像データに画像読み取り部より画像
読取信号を入力し当該画像読取信号に基づいて原稿画像
の色分解を行って各色の製版データ信号を前記製版原紙
送出手段の製版部へ出力する製版データ作成手段とを有
し、前記製版原紙送出手段の製版部は前記製版データ作
成手段よりの原稿画像データに基づいてドットマトリッ
クス式に孔版原紙をディジタル製版するよう構成されて
いることをもう一つの特徴している。
【0009】
【作用】上述の如き構成によれば、各版胴毎に設けられ
た製版部により孔版原紙の製版が各々行われ、各製版部
にて製版された孔版原紙が対応する各版胴の外周面に巻
き付け装着される。印刷に際しては、給紙手段により印
刷用紙が一枚ずつ給紙搬送装置へ送り出され、この印刷
用紙は給紙搬送装置により印刷用紙供給用タイミングロ
ーラ手段まで送られる。印刷用紙供給用タイミングロー
ラ手段は所定のタイミングにて印刷用紙を最上位の版胴
とこれに対応するプレスローラとの間に送り込む。最上
位の版胴とこれに対応するプレスローラとの間に送り込
まれた印刷用紙はプレスローラにより版胴外周面へ向け
て押圧され、この時に既に版胴外周面に巻き付け装着さ
れている孔版原紙に押し付けられ、印刷インキの転移に
より印刷画像を形成される。この印刷用紙は版胴間印刷
用紙搬送手段により版胴の傾斜配列線に沿って搬送され
て一つ下位の版胴とこれに対応するプレスローラとの間
に印刷用紙を送り込まれ、この一つ下位の版胴とこれに
対応するプレスローラにより版胴外周面へ向けて押圧さ
れ、この時に既に版胴外周面に巻き付け装着されている
孔版原紙に押し付けられ、印刷インキの転移により印刷
画像を重ね刷りされ、以降、各版胴について繰り返し行
われる。
【0010】画像読み取り手段と製版データ作成手段が
設けられている場合は、画像読み取り部により印刷原稿
の画像が光電式に読み取られ、この画像読取信号に基づ
く製版データ信号を各版胴の製版原紙送出手段の製版部
が入力し、これに基づいて各版胴の製版原紙送出手段の
製版部は孔版印刷のための孔版原紙をディジタル製版す
る。
【0011】また画像読み取り部よりの画像読取信号に
基づいて原稿画像の色分解が行われ、この色分解により
得られる各色の製版データ信号を各版胴の製版原紙送出
手段の製版部が入力し、これに基づいて各版胴の製版原
紙送出手段の製版部は各色の孔版印刷のための孔版原紙
をドットマトリックス式にディジタル製版する。
【0012】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0013】図1、図2は本発明による孔版印刷装置の
一実施例を示している。これらの図に於いて、符号1は
孔版印刷装置のキャビネットを示している。キャビネッ
ト1は、箱形をなし、内部に所定の傾斜角、好ましくは
水平線に対して60度程度の傾斜角をもって上下方向に
傾斜した傾斜線Lに沿って一列に複数個の、図示の実施
例に於いては4個の版胴3が互いに隔置して配置されて
いる。
【0014】版胴3は、各々自身の回転中心軸線周りに
回転可能であり、図示されていないサーボモータ等によ
り図にて時計廻り方向に回転駆動されるようになってい
る。版胴3は、多孔金属薄板、メッシュ構造体等のイン
キ通過性材料により構成され、図示の実施例に於いて
は、一部に偏平部を有するD形断面とされ、偏平部に孔
版原紙のヘッドクランプ板5を有し、外周面に孔版原紙
を巻き付け装着されるようになっている。
【0015】各版胴3の内部にはインキ供給用のスキー
ジブレード7が固定配置されている。スキージブレード
7は、版胴3の内周面に摺接し、版胴3の内周面となす
略三角形領域にインキ溜まりAを形成し、版胴3の回転
に伴いスキージ作用によりインキ溜まりAの印刷インキ
を版胴1に供給されるようになっている。
【0016】この場合、インキ溜まりAは、起立したV
形をなし、インキ溜まりAに於ける印刷インキは重力に
よりインキ溜まりAにこのインキ溜まりAの形状に倣っ
て溜まり、版胴3の回転停止中も、その形状を維持す
る。尚、この場合のスキージ角は30度程度であってよ
い。
【0017】版胴3がD形断面のものの場合は、スキー
ジブレード7は版胴3の内周面形状に倣ってこれに摺接
するよう駆動されるようになっている。このスキージブ
レード7の駆動について詳細な説明が必要ならば、本願
出願人と同一の出願人による特願平3−235130
号、特願平4−22323号の明細書および図面を参照
されたい。
【0018】各版胴3の内部には、インキチューブ9
と、図示を省略されているがインキチューブより印刷イ
ンキを吸い出し、この印刷インキをインキ溜まりAへ定
量的に供給するインキ供給装置が設けられている。
【0019】尚、各版胴3のインキチューブ9は、たと
えばフルカラー印刷のために、黄、マゼンタ、シアン、
墨の各色の印刷インキを貯容し、各版胴3のインキ溜ま
りAには、その各色の印刷インキが供給されるようにな
っていてよい。
【0020】傾斜線Lより上側の領域には、各版胴3毎
に製版原紙送出ユニット11が各版胴3の側方部に対応
する位置に設けられている。製版原紙送出ユニット11
は各々、感熱性の孔版原紙SのロールRを貯容してお
り、孔版原紙Sに感熱式に穿孔画像をドットマトリック
ス方式にて形成してディジタル製版を行うサーマルヘッ
ド13と、サーマルヘッド13により製版された孔版原
紙Sを版胴3の外周面へ向けて送り出す原紙送出ローラ
15と、孔版原紙Sの切断を行う原紙カッタ17とを含
んでいる。原紙送出ローラ15による孔版原紙Sの送出
高さ位置は、図示されている如き初期位置にある版胴3
のヘッドクランプ板5の配置位置にほぼ等しいか、或い
はそれより少し高い位置とされ、原紙送出ローラ15に
より送出される孔版原紙Sが初期位置にある版胴3のヘ
ッドクランプ板5に到達するように設定されている。
【0021】また傾斜線Lより上側の領域には各版胴3
毎に排版ユニット19が製版原紙送出ユニット11より
下方にて各版胴3の側方部に対応する位置に設けられて
いる。
【0022】排版ユニット19は各々、版胴3の外周面
に巻き付け装着されている孔版原紙を版胴3より剥ぎ取
ってこれを排版ボックス21内へ送り込む排版ローラ2
3を有している。
【0023】傾斜線Lより下側の領域には各版胴3に対
応してプレスローラ25が配置されている。プレスロー
ラ25は各々、版胴3の外周面に対し対向配置され、図
示されていないプレスローラ駆動手段によれ版胴3の回
転の同期して版胴3の外周面へ向けて押圧駆動されるよ
うになっている。
【0024】印刷用紙の流れで見てプレスローラ25よ
り下流側には各版胴3に隣接して印刷用紙分離爪27が
設けられている。
【0025】互いに隣接する版胴3間には傾斜線Lに沿
って版胴間印刷用紙搬送用のコンベア装置29が固定配
置されている。コンベア装置29は無端ベルトコンベア
と無端ベルトコンベアに対して印刷用紙を吸引する吸引
手段とを含む吸引式のものであり、印刷用紙の上面(印
刷画像面)に接触することなく印刷用紙を傾斜線Lに沿
って版胴3間に搬送し、この印刷用紙を一つ下位の版胴
3とこれに対応するプレスローラ25との間に送り込む
ように構成されている。この吸引式のコンベア装置29
は排紙用の印刷用紙搬送手段と同等のものであってよ
く、この印刷用紙搬送手段について詳細な説明が必要な
らば、実公平2−35717号公報を参照されたい。
【0026】最下位の版胴3とキャビネット1の下部に
取り付けられた排紙台31との間にはコンベア装置29
と同等の構造の吸引式の排紙コンベア装置33、35が
設けられている。
【0027】コンベア装置29の各々の上方部と排紙コ
ンベア装置35の上方部には印刷用紙上にて印刷画像を
形成する印刷インキの加熱乾燥を行う乾燥用ヒータ37
が配置されている。
【0028】最上位の版胴3より上方部にはタイミング
ローラ39が設けられている。タイミングローラ39は
図示されていないモータにより回転駆動され、最上位の
版胴3とこれに対応するプレスローラ25との間に印刷
用紙を所定のタイミングをもって送り込むように構成さ
れている。
【0029】傾斜線Lより下側の三角形領域には給紙ト
レイ41が、図示の実施例に於いては上下三段に配置さ
れている。各排紙トレイ41の上方部には給紙トレイ4
より印刷用紙を一枚ずつ送り出す紙捌きローラ43が
設けられている。
【0030】キヤビネット1の一側部には用紙搬送ユニ
ット45が開閉可能に設けられている。用紙搬送ユニッ
ト45は各給紙トレイ41より送り出される印刷用紙を
タイミングローラ39まで垂直搬送するベルトコンベア
装置47、49、給紙ガイドプレート51、53とを有
している。
【0031】キャビネット1の上部には印刷原稿読み取
りユニット55が設けられており、印刷原稿読み取りユ
ニット55は印刷原稿の画像を光電式に読み取るフルカ
ラーのイメージスキャナ57を有している。
【0032】イメージスキャナ57が光電式に読み取っ
た印刷原稿の画像読取信号は製版データ作成装置59に
入力されるようになっている。製版データ作成装置59
は、印刷原稿の画像読取信号を入力して原稿画像の色分
解を行い、各色の製版データ信号を作成し、これを各製
版原紙送出ユニット11のサーマルヘッド13へ出力す
るようになっている。
【0033】上述の如き構成によれば、画像読み取りユ
ニット55のイメージスキャナ57により印刷原稿の画
像が光電式に読み取られ、この画像読取信号が製版デー
タ作成装置59へ入力される。印刷原稿の画像読取信号
を入力した製版データ作成装置59は、入力信号より原
稿画像の色分解を行い、各色、たとえば黄、マゼンタ、
シアン、墨の各色の製版データ信号を作成してこの各色
の製版データ信号を対応する製版原紙送出ユニット11
のサーマルヘッド13へ出力する。
【0034】各製版原紙送出ユニット11のサーマルヘ
ッド13に製版データ信号が与えられることにより、サ
ーマルベッド13は孔版原紙Sに感熱式に各色の孔版印
刷のための孔穿孔画像をドットマトリックス方式にて形
成してディジタル製版を行う。
【0035】またこれに並行して使用済みになっている
版胴3の孔版原紙を排版ユニット19の排版ローラ23
により版胴3より剥ぎ取ってこれを排版ボックス21内
へ送り込み、排版を行う。
【0036】上述の如く各色の孔版印刷のために製版孔
版原紙Sが各製版原紙送出ユニット11にて製版された
孔版原紙Sは各々、原紙送出ローラ15により対応する
版胴3の外周面へ向けて送り出され、その先端を版胴3
の原紙クランプ板5によりクランプされ、版胴3の時計
廻り方向の回転により版胴の外周面に巻き付け装着され
る。この孔版原紙Sは原紙カッタ17により適当な長さ
に切断される。これにより各孔版原紙Sの製版と着版が
完了する。
【0037】印刷に際しては、給紙トレイ41より所定
サイズの印刷用紙が紙捌きローラ43により一枚ずつ用
紙搬送ユニット45へ送り出され、この印刷用紙は給紙
ガイドプレート51より案内されてベルトコンベア装置
47、49により垂直送りされ、更に給紙ガイドプレー
ト53により反転案内されてタイミングローラ39まで
送られる。
【0038】タイミングローラ39は所定のタイミング
にて印刷用紙を最上位の版胴3とこれに対応するプレス
ローラ25との間に送り込み、最上位の版胴3とこれに
対応するプレスローラ25との間に送り込まれた印刷用
紙はプレスローラ25により版胴3の外周面へ向けて押
圧される。これにより印刷用紙は、既に版胴3の外周面
に巻き付け装着されている孔版原紙に押し付けられ、上
面に印刷インキの転移によりたとえば黄色の印刷画像を
形成される。
【0039】この印刷用紙はコンベア装置29により印
刷画像面を擦られることなく版胴3の傾斜配列線(傾斜
線L)に沿って搬送されて一つ下位の版胴3とこれに対
応するプレスローラ25との間に送り込まれる。この搬
送過程にて印刷用紙上に印刷画像を形成する印刷インキ
は乾燥用ヒータ37により加熱乾燥される。
【0040】この印刷用紙はこの一つ下位の版胴3とこ
れに対応するプレスローラ25により版胴3の外周面へ
向けて押圧される。これにより印刷用紙は、版胴3の外
周面に巻き付け装着されている孔版原紙に押し付けら
れ、印刷インキの転移により、たとえばマゼンタ色の印
刷画像を重ね刷りされる。
【0041】以降、各版胴3について上述の如き動作が
繰り返し行われ、たとえばシアン色、墨色の印刷画像が
一枚の印刷用紙に順次重ね刷りされ、フルカラー印刷が
行われる。
【0042】すべての印刷を終えた印刷用紙は排紙コン
ベア装置33、35により排紙台31上に排紙される。
またこの排紙搬送過程に於いても印刷用紙上に印刷画像
を形成する印刷インキは乾燥用ヒータ37により加熱乾
燥される。
【0043】上述の製版データ作成装置59は、必ずし
も原稿画像の色分解機能を備えている必要はなく、製版
データ作成装置59は、単なる重ね刷りのために、画像
読み取りユニット55のイメージスキャナ57により順
次読み取られた複数種の印刷原稿による製版データ信号
を各版胴3のサーマルヘッド13へ出力するようになっ
ていてもよい。
【0044】この孔版印刷装置に於いて、単色印刷、2
色刷り印刷等のために、一部の版胴3しか使用しない場
合には、不使用の版胴3は、偏平部がプレスローラ25
に対向する位置にて回転停止され、プレスローラ25と
の間に隙間を作って印刷用紙の通過を自由に許すように
されればよい。
【0045】上述の実施例に於いては、製版原紙送出ユ
ニット11は版胴3の個数と同数個設けられて各版胴3
に対応して固定配置されているが、製版原紙送出ユニッ
ト11は、図3に示されている如く、ガイドレール61
により傾斜線Lに沿って移動可能に設けられ、各版胴3
に対応する位置に選択的に位置し得るようになっていて
もよい。
【0046】この場合は、一つの製版原紙送出ユニット
11が各版胴3のための製版を行うから、版胴3の個数
に関係なく製版原紙送出ユニット11は一つでよい。
【0047】傾斜線Lは全体に亘って一直線であること
が用紙搬送の確実性のために好ましいが、用紙搬送路
は、少なくとも各版胴3間にて一直線で、大きく折曲部
を有していない限り、一応、用紙搬送の確実性が保たれ
るから、この傾斜線Lは、図4に示されている如く、緩
やかに折曲したものであってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による孔版印刷装置によれば、各版胴が所定の傾斜角を
もって上下方向に傾斜した傾斜線に沿って一列に互いに
隔置して配置されていることにより、各版胴間に於ける
印刷用紙の搬送路の形態はその傾斜線に沿った一直線状
とものになり、印刷用紙の搬送路の形態が複雑になるこ
とがなく、これにより紙づまりの危険性が少なく、また
紙づまりが発生してもその用紙の除去が作業性よく容易
行えると云う優れた保守性を確保したうえで、版胴の傾
斜配置線の上側と下側の各空間に、製版手段、排版手
段、給紙手段が各々配置されることにより、小型化設計
が可能になり、ダウンサイジングを図られた大きい設置
スペースを必要としない複胴式の孔版印刷装置が得られ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による孔版印刷装置の一実施例を示す概
略構成図。
【図2】本発明による孔版印刷装置の一実施例を一部を
拡大して示す構成図。
【図3】本発明による孔版印刷装置の他の実施例を示す
概略構成図。
【図4】本発明による孔版印刷装置の他の実施例を示す
版胴レイアウト図。
【符号の説明】
3 版胴 7 スキージブレード 9 インキチューブ 11 製版原紙送出ユニット 13 サーマルヘッド 15 原紙送出ローラ 19 排版ユニット 25 プレスローラ 29 コンベア装置 33 排紙コンベア装置 35 排紙コンベア装置 41 給紙トレイ 43 紙捌きローラ 45 用紙搬送ユニット 55 印刷原稿読み取りユニット 57 イメージスキャナ 59 製版データ作成装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/04 G03G 13/01 G03G 15/01 B41J 29/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の傾斜角をもって上下方向に傾斜し
    た傾斜線に沿って一列に互いに隔置して配置され、各々
    自身の回転中心軸線周りに回転駆動される複数個の版胴
    と、 前記傾斜線より上側の領域にて前記版胴の各々の側方部
    に対応する位置に配置され、孔版原紙の製版を行う製版
    部と孔版原紙を前記版胴の外周面へ向けて送り出す原紙
    送出部とを含む製版原紙送出手段と、 前記傾斜線より上側の領域にて前記版胴の各々の側方部
    に対応する位置に配置され、前記版胴の外周面に巻き付
    け装着されている孔版原紙を版胴より排除する排版手段
    と、 前記版胴の各々の内部に配置されたインキ供給用スキー
    ジ手段と、 前記傾斜線より下側の領域にて前記版胴の各々の外周面
    に対し対向配置され、印刷用紙を前記版胴の外周面へ向
    けて押圧するプレスローラと、 互いに隣接する前記版胴間に配置され、前記傾斜線に沿
    って前記版胴間に印刷用紙を搬送し、一つ下位の版胴と
    これに対応するプレスローラとの間に印刷用紙を送り込
    む版胴間印刷用紙搬送手段と、 前記版胴のうち最上位の版胴とこれに対応するプレスロ
    ーラとの間に印刷用紙を所定のタイミングをもって送り
    込む印刷用紙供給用タイミングローラ手段と、 前記傾斜線より下側の領域に配置され、印刷用紙を一枚
    ずつ送り出す給紙手段と、 前記傾斜線より下側の領域に配置され、前記給紙手段よ
    り送り出される印刷用紙を前記印刷用紙供給用タイミン
    グローラ手段まで搬送する給紙搬送手段と、 を有していることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 印刷原稿の画像を光電式に読み取る画像
    読み取り手段と、 画像読み取り部より画像読取信号を入力し、当該画像読
    取信号に基づく製版データ信号を前記製版原紙送出手段
    の製版部へ出力する製版データ作成手段を有し、 前記製版原紙送出手段の製版部は前記製版データ作成手
    段よりの原稿画像データに基づいて孔版原紙をディジタ
    ル製版するよう構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 印刷原稿の画像を光電式に読み取る画像
    読み取り手段と、 画像読み取り部より画像読取信号を入力し、当該画像読
    取信号に基づいて原稿画像の色分解を行って各色の製版
    データ信号を前記製版原紙送出手段の製版部へ出力する
    製版データ作成手段を有し、 前記製版原紙送出手段の製版部は前記製版データ作成手
    段よりの原稿画像データに基づいて孔版原紙をディジタ
    ル製版するよう構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の孔版印刷装置。
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