JP2002046333A - 多色印刷装置 - Google Patents

多色印刷装置

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JP2002046333A
JP2002046333A JP2000236968A JP2000236968A JP2002046333A JP 2002046333 A JP2002046333 A JP 2002046333A JP 2000236968 A JP2000236968 A JP 2000236968A JP 2000236968 A JP2000236968 A JP 2000236968A JP 2002046333 A JP2002046333 A JP 2002046333A
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image
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plate cylinder
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JP2000236968A
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Daisuke Hasebe
大介 長谷部
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿と版胴との対応関係を明確化でき、良好
な画像を得ることが可能な多色印刷装置を提供する。 【解決手段】 インキ供給手段23A,23B,23
C,23Dを有する複数の版胴6A,6B,6C,6D
と、原稿画像を読み取る画像読取部2と、画像読取部2
によって読み取られた原稿画像に基づいてマスタ20に
製版を行う製版部4A,4B,4C,4Dとを有し、複
数の原稿67,68,69,70を画像読取部2で順次
読み取り、各原稿67,68,69,70に応じて製版
部4A,4B,4C,4Dで製版された各マスタ20を
各版胴6A,6B,6C,6Dのうちの所定の版胴にそ
れぞれ給版することを特徴とする多色印刷装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の版胴を有し
1行程で多色印刷を行うことが可能な多色印刷装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、簡便な印刷方法としてデジタル式
感熱孔版印刷が知られている。これは、熱可塑性樹脂フ
ィルムと多孔性支持体とを貼り合わせてなる感熱孔版マ
スタ(以下「マスタ」という)に微細な発熱素子が1列
に並んだサーマルヘッドを接触させ、この発熱素子に対
し原稿画像に応じてパルス的に通電を行いつつマスタを
プラテンローラー等の搬送手段で搬送することにより、
マスタの熱可塑性樹脂フィルムに画像情報に基づいた穿
孔画像を熱溶融穿孔製版した後、この穿孔製版されたマ
スタを多孔性円筒状の版胴に巻装させ、プレスローラー
等の押圧部材によって印刷用紙を版胴の外周面に押圧さ
せることで、版胴の開孔部及びマスタの穿孔部から滲出
したインキを印刷用紙に転移させて印刷画像を得るもの
である。この孔版印刷装置において、版胴の内部には版
胴内周面に対してインキを供給するインキ供給手段が配
設されている。インキ供給手段はインキ供給用のインキ
ポンプを有しており、このインキポンプには内部にイン
キを貯容したインキパックが接続される。版胴及びイン
キパックは、通常、孔版印刷装置本体に対して一体的に
着脱可能に構成されている。
【0003】この孔版印刷装置を用いて多色印刷、例え
ば黄色(イエロー)、赤色(マゼンタ)、青色(シア
ン)、黒色(ブラック)の4色印刷を行う場合には、先
ず4色分の原稿を用意すると共に孔版印刷装置本体に1
色目のインキパックが接続された版胴を装着する。そし
て、1色目の原稿に対応した製版画像をマスタ上に形成
してこれを版胴の外周面上に巻装し、上述と同様の行程
で印刷を行うことにより、1色目の印刷画像を印刷用紙
上に形成させる。次に、2色目の印刷を行うには、孔版
印刷装置本体より1色目のインキパックが接続された版
胴をマスタごと抜き取り、代わりに2色目のインキパッ
クが接続された版胴を装着する。そして、2色目の原稿
に対応した製版画像をマスタ上に形成してこれを版胴の
外周面上に巻装し、このマスタに対して1色目の印刷画
像が形成された印刷用紙を押圧することにより、印刷用
紙上に1色目及び2色目の印刷画像を形成させる。以
下、2色目と同様に3色目、4色目と重ねて印刷画像を
形成することにより、印刷用紙上に目的の4色印刷画像
を形成するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した多色印刷行程
では、版胴が単胴式であるために原稿毎に版胴を交換す
る必要が生じ、作業効率が極端に悪い。そこで、複数の
版胴を直列的に配置することにより1行程で多色印刷物
を得ることが可能な多色孔版印刷装置が、例えば特開平
10−297074号公報に開示されている。このよう
な多色孔版印刷装置では、その孔版印刷装置が有する版
胴の数に応じた多色印刷が可能であり、版胴を2個有す
る孔版印刷装置では2色印刷が、版胴を4個有する孔版
印刷装置では4色印刷が可能である。この多色孔版印刷
装置を用いて多色印刷を行う場合、オペレーターは上述
した単胴式の場合と同様に使用する版胴分の原稿を用意
し(2色印刷時には2枚、4色印刷時には4枚)、この
原稿を読取装置によって読み取らせて製版装置によって
製版した後に対応する版胴(対応した色のインキパック
が接続された版胴)上に巻装させ、これを原稿枚数分繰
り返した後に印刷スタートキーを押下する。これにより
各版胴が同期して回転すると共に給紙部より印刷用紙が
連続的に給送され、多色孔版印刷が行われる。
【0005】しかし、上述の多色孔版印刷では、複数の
原稿を用意してこれらをそれぞれ対応する版胴上に巻装
させる必要があるため、原稿枚数及び版胴数が増加する
と原稿と版胴との対応関係を正確に判断できかねる場合
が生じてしまう。原稿と版胴との対応関係がずれてしま
うと、印刷物の所望の部位に所望の色以外の色での印刷
が行われることとなり、印刷不良となってしまう。ま
た、例えば特開平6−32038号公報に開示された多
色孔版印刷装置のように原稿画像の色分解機能を備えた
スキャナーを用いた場合には、上述のように複数枚の原
稿を用意する必要がないのでこのような不具合は生じな
いが、読み込ませる画像がフルカラー画像である場合に
はスキャナーが自動的に色分解を行うため、2色のイン
キが重なり合う部分が生じる。このとき、電子写真複写
機のようなトナーを用いる画像形成装置では、各トナー
同士の混合が良好に行われるために発色が良好となる
が、インキを用いる孔版印刷装置では各インキ同士の混
合は良好に行われず、発色が重なって良好な画像を得る
ことができないといった問題点が発生する。
【0006】本発明は上述の各問題点を解決し、原稿と
版胴との対応関係を明確化でき、良好な画像を得ること
が可能な多色印刷装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
内部にインキ供給手段を有する複数の版胴と、原稿画像
を読み取る画像読取部と、前記画像読取部によって読み
取られた原稿画像に基づいてマスタに製版を行う製版部
とを有する多色印刷装置において、複数の原稿を前記画
像読取部で順次読み取り、前記各原稿に応じて前記製版
部で製版された前記各マスタを前記各版胴のうちの所定
の版胴にそれぞれ給版することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、内部にインキ供給
手段を有する複数の版胴と、原稿画像を読み取る画像読
取部と、前記画像読取部によって読み取られた原稿画像
に基づいてマスタに製版を行う製版部とを有する多色印
刷装置において、前記画像読取部がエリア指定機能を有
し、少なくとも1つエリア指定された前記原稿画像のエ
リア指定部位及びエリア指定されなかった前記原稿画像
の非エリア指定部位を前記製版部で前記マスタにそれぞ
れ製版し、製版された前記各マスタを前記各版胴のうち
の所定の版胴にそれぞれ給版することを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の多色印刷装置において、さらに前記製版部
が移動可能に設けられていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の多色印刷装置において、さらに前記製版部
が前記各版胴に対応して複数設けられていることを特徴
とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の多
色印刷装置において、さらに前記各製版部が製版動作を
同時に行うことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1ないし請
求項5のうちの何れか1つに記載の多色印刷装置におい
て、さらに前記画像読取部がADFユニットを有するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1ないし請
求項6のうちの何れか1つに記載の多色印刷装置におい
て、さらに前記各版胴は前記インキ供給手段に供給され
るインキの色を検知するインキ色検知手段をそれぞれ有
し、前記各版胴に供給される色を表示する版胴色表示手
段を有することを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項1ないし請
求項7のうちの何れか1つに記載の多色印刷装置におい
て、さらに製版された前記各マスタが前記各版胴のうち
の何れの版胴に給版されるかを表示する給版表示手段を
有することを特徴とする。
【0015】請求項9記載の発明は、内部にインキ供給
手段を有する複数の版胴と、原稿画像を読み取る画像読
取部と、前記画像読取部によって読み取られた原稿画像
に基づいてマスタに製版を行う製版部とを有し、前記各
インキ供給手段が対応する前記各版胴に対して互いに異
なる色のインキを供給し、前記各版胴毎に印刷用紙上に
それぞれ異なる色の単色画像を形成してこれを重ね合わ
せることにより1行程で多色印刷を行う多色印刷装置に
おいて、前記各版胴毎の前記インキの色に対応した単色
印刷画像を形成するための原稿を、使用する前記各版胴
の数量と同じ枚数だけ前記画像読取部で順次読み取り、
前記各原稿に応じて前記製版部で製版された前記各マス
タを対応する前記各版胴にそれぞれ給版することを特徴
とする。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を採用した多
色印刷装置としての複胴式孔版印刷装置を示している。
同図において複胴式孔版印刷装置1は、画像読取部2、
給紙部3、製版部4A,4B,4C,4D、排版部5
A,5B,5C,5D、版胴6A,6B,6C,6D、
押圧手段7A,7B,7C,7D、中間搬送手段8A,
8B,8C、排紙手段9等を有している。
【0017】装置の右上方に配設された画像読取部2
は、図示しないコンタクトガラス、反射ミラー及び蛍光
灯、レンズ、CCD等の画像センサー、コンタクトガラ
スに対して接離自在に設けられた圧板2a等を有してお
り、圧板2aの上部には原稿載置台2b等を有するAD
Fユニット2Aが設けられている。
【0018】装置の右下方に配設された給紙部3は、給
紙台10、呼び出しローラー11、給紙ローラー12、
分離ローラー13、レジストローラー対14等を有して
いる。その上面に印刷用紙Pを積載される給紙台10は
給紙部フレーム15に上下動自在に支持されており、図
示しない昇降手段によって昇降される。給紙部フレーム
15には、印刷用紙Pの先端揃えを行う規制板15aと
印刷用紙Pの分離を行う分離板15bとが設けられてい
る。
【0019】呼び出しローラー11は、図示しない駆動
手段によって図1の時計回り方向に回転駆動される。呼
び出しローラー11には図示しない付勢手段による付勢
力が付与されており、給紙台10が上昇してその最上位
の印刷用紙Pが当接したときに、所定の圧接力で圧接す
るように構成されている。給紙ローラー12は、ギヤや
ベルト等の図示しない駆動力伝達手段によって呼び出し
ローラー11に連結されており、呼び出しローラー11
と同期して同周速度で同方向に回転駆動される。高摩擦
抵抗部材からなる分離ローラー13は所定の圧接力で給
紙ローラー12に対して圧接配置されており、給紙ロー
ラー12及び分離板15bと協働して呼び出しローラー
11によって送られた印刷用紙Pの分離を行う。分離ロ
ーラー13は、図1の時計回り方向にのみ回転が許容さ
れている。
【0020】給紙ローラー12の左方にはレジストロー
ラー対14が配設されている。レジストローラー対14
は、図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動ロ
ーラー14aと、これに圧接配置された従動ローラー1
4bとから構成されており、給紙ローラー12によって
送られてきた印刷用紙Pを一時停留させた後に左方に向
けて給送する。レジストローラー対14の右方にはガイ
ド板16,17が、左方にはガイド板18,19がそれ
ぞれ配設されている。各ガイド板16,17,18,1
9はそれぞれ孔版印刷装置1の図示しない筐体側板に固
設されており、ガイド板17にのみ、給紙ローラー12
により給送され先端をレジストローラー対14のニップ
部で一時停止された印刷用紙に撓みを形成させるための
撓み形成部17aが設けられている。
【0021】各製版部4A,4B,4C,4D及び各排
版部5A,5B,5C,5Dは、後述する各版胴6A,
6B,6C,6Dに対応してそれぞれ配設されている。
各製版部4A,4B,4C,4D及び各排版部5A,5
B,5C,5Dはそれぞれ同様の構成であるので、製版
部4Aと排版部5Aとを代表して説明し、他の説明は省
略する。
【0022】製版部4Aはその内部に、マスタロールを
貯容する図示しないマスタロール貯容部、マスタロール
からマスタ20を引き出す図示しないプラテンローラ
ー、マスタ20に対して製版画像を形成する図示しない
サーマルヘッド、マスタ20を切断する図示しない切断
手段等を有しており、製版されたマスタ20を版胴6A
に向けて送る機能を有する。
【0023】排版部5Aはその内部に、版胴6A上に巻
装されているマスタ20に対して接離自在に設けられた
図示しない排版ローラー対、剥離された使用済みのマス
タ20を貯容する図示しない排版ボックス、排版ボック
ス内に貯容された使用済みのマスタ20を圧縮する図示
しない圧縮板等を有しており、孔版印刷装置1の図示し
ない筐体に対して着脱自在に構成されている。
【0024】製版部4Aと排版部5Aとの間の部位には
版胴6Aが、製版部4Bと排版部5Bとの間の部位には
版胴6Bが、製版部4Cと排版部5Cとの間の部位には
版胴6Cが、製版部4Dと排版部5Dとの間の部位には
版胴6Dがそれぞれ配設されている。各版胴6A,6
B,6C,6Dはそれぞれ同様の構造であるので、ここ
では版胴6Aの構造のみを説明して他の説明は省略し、
それぞれの構成部品の符号末尾に各版胴6B,6C,6
Dと同様の符号B,C,Dを付して図示するものとす
る。
【0025】版胴6Aは、インキ供給パイプを兼ねた支
軸21Aに回転自在に支持された一対の図示しないフラ
ンジ、各フランジの周面上に設けられた図示しない多孔
性支持板及びメッシュスクリーン等を有しており、孔版
印刷装置1の図示しない筐体に対して着脱自在に構成さ
れている。版胴6Aは図示しない版胴駆動手段によって
回転駆動され、その外周面上にはクランパー22Aが、
内部にはインキ供給手段23Aがそれぞれ配置されてい
る。クランパー22Aは版胴6Aの外周面上に回動自在
に取り付けられており、版胴6Aが所定位置に達したと
きに図示しない開閉手段によって開閉される。クランパ
ー22Aには図示しないマグネットが設けられており、
このマグネットによって版胴6Aの外周面上に磁着する
ことにより、マスタ20の先端部を所定の挟持力によっ
て挟持する。
【0026】インキ供給手段23Aは、支軸21A、イ
ンキローラー24A、ドクターローラー25A等を有し
ている。支軸21Aに固設された図示しない側板に回転
自在に支持されたインキローラー24Aは、ギヤやベル
ト等の図示しない駆動力伝達手段によって図示しない版
胴駆動手段から駆動力を伝達されて版胴6Aと同方向に
回転駆動される。インキローラー24Aの近傍には、イ
ンキローラー24Aの外周面に対してその外周面を近接
配置されたドクターローラー25Aが、インキローラー
24Aと平行に配設されている。図示しないインキパッ
クから図示しないインキポンプによって吸引され、支軸
21A内を通ってインキローラー24Aとドクターロー
ラー25Aとの近接部に断面楔状に供給されたインキ溜
まり26Aのインキは、インキローラー24Aとドクタ
ーローラー25Aとの隙間を通過する際に引き延ばさ
れ、インキローラー24Aの外周面上に薄膜状に供給さ
れる。ここで、版胴6Aの内部には黄色(イエロー)の
インキパックが、版胴6Bの内部には赤色(マゼンタ)
のインキパックが、版胴6Cの内部には青色(シアン)
のインキパックが、版胴6Dの内部には黒色(ブラッ
ク)のインキパックがそれぞれ一体的に装着されてい
る。
【0027】版胴6Aの下方には押圧手段7Aが、版胴
6Bの下方には押圧手段7Bが、版胴6Cの下方には押
圧手段7Cが、版胴6Dの下方には押圧手段7Dがそれ
ぞれ配設されている。各押圧手段7A,7B,7C,7
Dはそれぞれ同様の構造であるので、ここでは押圧手段
7Aの構造のみを説明して他の説明は省略し、それぞれ
の構成部品の符号末尾に各押圧手段7B,7C,7Dと
同様の符号B,C,Dを付して図示するものとする。
【0028】押圧手段7Aは、プレスローラー27A、
プレスローラーアーム28A、プレスローラーカム29
A、引張バネ30A等を有している。プレスローラー2
7Aは、ほぼL字型を呈する一対のプレスローラーアー
ム28Aの一端にその両端を回転自在に支持されてお
り、各プレスローラーアーム28Aは、孔版印刷装置1
の図示しない筐体に回転自在に支持されたプレスローラ
ー軸31Aにその曲折部を一体的に固着されている。装
置正面側に位置する一方のプレスローラーアーム28A
の他端には回転自在なカムフォロア32Aが取り付けら
れており、さらにその他端近傍には一端を図示しない筐
体に固着された引張バネ30Aの他端が固着されてい
る。プレスローラーアーム28Aには、引張バネ30A
によりプレスローラー軸31Aを中心として図1におい
て時計回り方向への回動付勢力が付与されている。
【0029】一方のプレスローラーアーム28Aの下方
には、大径部と小径部とを有するプレスローラーカム2
9Aが配設されている。プレスローラーカム29Aは、
図示しない版胴駆動手段から駆動力を伝達されて版胴6
Aと同期して回転駆動され、その大径部とカムフォロア
32Aとが当接可能となる位置に配設されている。プレ
スローラーカム29Aの形状は、その大径部とカムフォ
ロア32Aとが当接したときに版胴6Aとのニップ部4
7Aにクランパー22Aが通過可能な隙間が形成され、
その小径部がカムフォロア32Aと対応する位置を占め
たときに引張バネ30Aの付勢力によって版胴6Aに対
して圧接するように、プレスローラー27Aの位置を決
定すべく形成されている。また、プレスローラー27A
の近傍には、プレスローラーカム29Aの大径部とカム
フォロア32Aとの当接時、すなわちプレスローラー2
7Aと版胴6Aとの離間時において、プレスローラーア
ーム28Aを保持可能な図示しないプレスローラー保持
手段が配設されている。図示しないプレスローラー保持
手段は、版胴へのマスタ巻装時等、版胴を回転させつつ
プレスローラーを版胴に接触させたくない場合にオンさ
れ、プレスローラー27Aを離間位置で保持する。
【0030】押圧手段7Aと押圧手段7Bとの間の部位
には中間搬送手段8Aが、押圧手段7Bと押圧手段7C
との間の部位には中間搬送手段8Bが、押圧手段7Cと
押圧手段7Dとの間の部位には中間搬送手段8Cがそれ
ぞれ配設されている。各中間搬送手段8A,8B,8C
間の間隔は、この孔版印刷装置1で使用可能な最小サイ
ズの印刷用紙Pの搬送方向長さよりも小さくなるように
それぞれ設定されている。各中間搬送手段8A,8B,
8Cはそれぞれ同様の構造であるので、ここでは中間搬
送手段8Aの構造のみを説明して他の説明は省略し、そ
れぞれの構成部品の符号末尾に中間搬送手段8B,8C
と同様の符号B,Cを付して図示するものとする。
【0031】中間搬送手段8Aは、用紙搬送ベルト33
A、吸引ファン34A等を有している。ゴムベルトであ
る用紙搬送ベルト33Aは、図示しない搬送手段フレー
ムに回転自在に支持された駆動ローラー35Aと従動ロ
ーラー36Aとの間に複数掛け渡されており、駆動ロー
ラー35Aが図示しない駆動手段によって回転駆動され
ることにより図1の左方に向けて印刷用紙Pを搬送す
る。吸引ファン34Aは搬送手段フレームに一体的に取
り付けられたファンケース37Aの内部に配設されてお
り、図示しない駆動手段によって作動される。
【0032】押圧手段7Dの左方には排紙手段9が配設
されている。排紙手段9は、排紙搬送ベルト38、吸引
ファン39、排紙トレイ40等を有している。ゴムベル
トである排紙搬送ベルト38は、図示しない排紙手段フ
レームに回転自在に支持された駆動ローラー41と従動
ローラー42との間に複数掛け渡されている。吸引ファ
ン39は排紙手段フレームに一体的に取り付けられたフ
ァンケース43の内部に配設されており、図示しない駆
動手段によって作動される。排紙トレイ40は、排紙搬
送ベルト38によって搬送された印刷用紙Pが当接する
エンドフェンス44と、印刷用紙Pの両端揃えを行う図
示しない一対のサイドフェンスとを備えている。図示し
ないサイドフェンスは、印刷用紙Pのサイズに合わせて
移動可能に構成されている。
【0033】各中間搬送手段8A,8B,8C及び排紙
手段9の上方には、各版胴6A,6B,6C,6Dの外
周面上より印刷済みの印刷用紙Pを剥離させるための剥
離爪45A,45B,45C,45Dがそれぞれ配設さ
れている。各剥離爪45A,45B,45C,45Dは
図示しない筐体側板に設けられた支軸46A,46B,
46C,46Dにそれぞれ揺動自在に取り付けられてお
り、図示しない揺動手段によってその先端を対応する各
版胴6A,6B,6C,6Dの外周面に対して近接離間
自在に設けられている。
【0034】図2は、孔版印刷装置1の操作パネルを示
している。操作パネル48は画像読取部2の上面に配設
されており、その上面には孔版印刷装置1に排版動作及
び製版動作を行わせる製版スタートキー49、孔版印刷
装置1に印刷動作を行わせる印刷スタートキー50、印
刷前に試し刷りを行う際に押下される試し刷りキー5
1、置数をクリアする際及び動作を停止させる際に押下
されるクリア・ストップキー52、置数する際に押下さ
れるテンキー53、置数された数字を確定する際等に押
下されるエンターキー54、各種プログラムや画面表示
を呼び出す際等に押下されるプログラムキー55、製版
動作と印刷動作とを連続して行わせる祭に押下される連
続キー56、設定された数値や画面表示等を初期状態に
戻す際に押下されるモードクリアキー57、印刷速度を
変更する際に押下される印刷速度設定キー58、設定さ
れた部数毎に仕分けして印刷を行うクラスモード印刷時
に押下されるクラスキー59、複数の原稿画像を1枚の
印刷用紙上に集約して印刷を行う集約印刷時に押下され
る集約キー60、階層表示を行うことが可能なLCD表
示装置61、LCD表示装置61に表示された表示内容
に対応して各種選択及び設定を行う4個のキー62a,
62b,62c,62d、画像位置調整時等に押下され
る4方向キー63、印刷枚数等を表示する7セグメント
LED表示装置64等が配設されている。LCD表示装
置61の上部に設けられた表示欄61aにはオペレータ
ーの行うべきジョブ内容が表示されており、図示の例で
は「製版・プリントできます」と表示されていて、製版
動作及び印刷動作が可能であることを示している。この
表示欄61aにはオペレーターのジョブ内容の他、印刷
用紙Pやマスタ20のジャムといった不具合時の情報等
も表示される。
【0035】また、LCD表示装置61には、プログラ
ムキー55が押下されたときに図3に示すようなドラム
設定画面が表示される。このドラム設定画面は孔版印刷
装置1に原稿を読み取らせる際に用いられ、4枚の原稿
に形成された互いに異なる各原稿画像を、各製版部4A
〜4Dの何れで製版させて対応する版胴6A〜6Dに巻
装させるかを設定する。この設定動作の詳細については
後述する。上述の構成より、LCD表示装置61は、ド
ラム設定画面表示時において給版表示手段として機能す
る。
【0036】図4は、複胴式孔版印刷装置1の制御手段
のブロック図を示している。CPU、ROM、RAM、
I/Oポート等を有する周知のマイクロコンピューター
である制御手段65は、孔版印刷装置1の図示しない筐
体内部に設けられている。制御手段65は操作パネル4
8からの信号を入力すると、内部に記憶された動作プロ
グラムに基づいて画像読取部2、給紙部3、各製版部4
A〜4D、各排版部5A〜5D、各版胴6A〜6D、各
押圧手段7A〜7D、各中間搬送手段8A〜8C、排紙
手段9の作動を制御する。
【0037】上述の構成に基づき、以下に複胴式孔版印
刷装置1の動作を説明する。この複胴式孔版印刷装置1
を用いた印刷では、1枚の印刷用紙P上に黄色、赤色、
青色、黒色の4色の画像が1行程で形成される。オペレ
ーターは、図5に示すように黄色画像66a、赤色画像
66b、青色画像66c、黒色画像66dを有する印刷
物66を得る場合において、図6に示す黄色画像に対応
した原稿画像67aを有する原稿67、図7に示す赤色
画像に対応した原稿画像68aを有する原稿68、図8
に示す青色画像に対応した原稿画像69aを有する原稿
69、図9に示す黒色画像に対応した原稿画像70aを
有する原稿70の4枚の原稿を用意する。
【0038】次にオペレーターは、これら4枚の原稿6
7,68,69,70を孔版印刷装置1に読み取らせる
が、ここでどの原稿をどの製版部を用いて製版し、製版
されたマスタ20をどのドラムに巻装させるかを設定す
る。なお、ここで言うドラムとは、前述した版胴、支
軸、インキ供給手段等をひとまとめにしたものを指す。
先ず、ADFユニット2Aを用いずに画像読取部2で読
取動作を行わせる場合を説明する。オペレーターは、孔
版印刷装置1の図示しない筐体の前面カバーを解放し、
配設されている各版胴6A〜6Dに供給されるインキの
色を、各版胴6A〜6Dに取り付けられているインキパ
ックを確認することで把握する。この例では版胴6Aに
黄色のインキパックが、版胴6Bに赤色のインキパック
が、版胴6Cに青色のインキパックが、版胴6Dに黒色
のインキパックがそれぞれ取り付けられている。各版胴
の色を確認した後、オペレーターは画像読取部2に読み
取らせる原稿の順番を決定する。この例では原稿67、
原稿68、原稿69、原稿70の順に読み取らせるもの
とする。
【0039】次にオペレーターは操作パネル48上のプ
ログラムキー55を押下して、LCD表示装置61の表
示を図2に示す表示から図3に示す表示に変更させる。
このとき、LCD表示装置61の右方には図3に示すド
ラム設定画面が表示されており、各原稿が有する原稿画
像をどのドラム上のマスタ20に製版するかを設定する
ように構成されている。このドラム設定画面の初期状態
では、「原稿1: ドラム」の部分が反転表示されてい
て入力待ち状態となっている。ドラム設定画面の左方に
は、孔版印刷装置1の概略図が表示されている。この概
略図には4個のドラムが表示されており、各ドラムには
給紙側である図の右方から順番に番号が付されている。
各ドラムの表示は4個のキー62a〜62dと対応する
位置に配置されている。
【0040】LCD表示装置61が図3に示す状態とな
った後、オペレーターは原稿1に対応するドラムを選択
して、対応するキー62a〜62dのうちの何れかを押
下する。この例では、原稿1として黄色画像66aを形
成する原稿67が選択されているので、選択されるドラ
ムは黄色インキが供給される1番のドラムとなり、キー
62dが押下される。キー62dが押下されると、反転
表示されていた「ドラム」表示の前の空白部に選択され
たドラムに対応する数字である「1」が入力され、反転
表示が「原稿2: ドラム」の部分に移行する。また、
LCD表示装置61の右方に表示された孔版印刷装置1
の概略図では、選択されたドラム1の部分が反転表示さ
れ、ドラム1が既に選択済みであることを表示する。同
様に、原稿2、原稿3、原稿4のそれぞれについてドラ
ムを選択すると、図10に示すようにドラム設定画面の
全ての「ドラム」表示の前にそれぞれ異なる数字が入力
されると共に反転表示が解除され、孔版印刷装置1の概
略図では全てのドラムが反転表示される。
【0041】全ての原稿とドラムとの設定が完了した
後、オペレーターはプログラムキー55を押下してLC
D表示装置61の表示を図2に示す初期設定状態に戻
す。この状態でオペレーターは圧板2aを開放して図示
しないコンタクトガラス上に1枚目の原稿67をセット
し、圧板2aを閉じて4個のキー62a〜62dを用い
て倍率や用紙サイズ等の各種設定を行った後に製版スタ
ートキー49を押下する。製版スタートキー49が押下
されると、画像読取部2において原稿67の読取動作が
行われる。図示しないミラー及び蛍光灯が走査して読み
取られた原稿67の原稿画像67aは、図示しないレン
ズで結像された後にCCD等の画像センサーに送られ
る。
【0042】読取動作と並行して排版動作が行われる。
製版スタートキー49が押下されると版胴6Aが図1の
反時計回り方向に回転を開始し、その外周面上に巻装さ
れた使用済みのマスタ20の後端部が排版部5Aの図示
しない排版ローラー対と対応する位置に到達すると版胴
6Aの回転が停止される。版胴6Aの停止後、図示しな
い排版ローラー対が移動して版胴6A上のマスタ20を
すくい上げ、その後版胴6Aが再度回転することにより
すくい上げられたマスタ20は図示しない排版ボックス
内に廃棄される。廃棄された使用済みのマスタ20は、
図示しない圧縮板によって圧縮される。版胴6Aは製版
部4Aと対応する所定の給版待機位置まで回転して停止
し、クランパー22Aが開放される。
【0043】排版動作及び読取動作が完了すると、製版
部4Aにおいて製版動作が行われる。製版部4Aでは図
示しないプラテンローラーが回転し、図示しないマスタ
ロールからマスタ20が繰り出される。繰り出されたマ
スタ20は、画像読取部2で読み取られた画像データに
基づいて選択的に発熱する複数の発熱素子を有する図示
しないサーマルヘッドによって穿孔製版され、開放され
たクランパー22Aに向けて搬送される。マスタ20の
先端がクランパー22A内の所定位置まで到達すると、
クランパー22Aが閉じられると共に版胴6Aが図1の
時計回り方向にマスタ20の製版速度と同じ周速度で回
転駆動される。そして、1版分の製版が完了すると、製
版部4A内の図示しない切断手段が作動してマスタ20
が切断される。切断されたマスタ20は版胴6Aの回転
によって製版部4Aより引き出され、版胴6A上に巻装
される。これにより版胴6A上には、原稿画像67aと
対応した製版画像が形成されたマスタ20が巻装された
こととなる。
【0044】版胴6Aへのマスタ20の巻装動作が完了
すると、操作パネル48上の表示欄61aに、オペレー
ターに対して2枚目の原稿を画像読取部2にセットする
ように促す旨のメッセージが表示される。オペレーター
は圧板2aを開放して図示しないコンタクトガラス上に
2枚目の原稿68をセットし、圧板2aを閉じて各種設
定を行った後に製版スタートキー49を押下する。製版
スタートキー49が押下されると、上述と同様に画像読
取部2において原稿68の読取動作、排版部5Bにおい
て版胴6B上からの使用済みマスタ20の排版動作がそ
れぞれ並行して行われた後、製版部4Bにおいてマスタ
20への製版動作が行われる。製版されたマスタ20は
上述と同様に版胴6B上に巻装され、これにより版胴6
B上には、原稿画像68aと対応した製版画像が形成さ
れたマスタ20が巻装されたこととなる。
【0045】次にオペレーターは、3枚目の原稿69を
画像読取部2にセットして製版スタートキー49を押下
する。これにより画像読取部2において原稿69の読取
動作、排版部5Cにおいて版胴6C上からの使用済みマ
スタ20の排版動作がそれぞれ並行して行われた後、製
版部4Cにおいてマスタ20への製版動作が行われる。
製版されたマスタ20は上述と同様に版胴6C上に巻装
され、これにより版胴6C上には、原稿画像69aと対
応した製版画像が形成されたマスタ20が巻装されたこ
ととなる。
【0046】次に、4枚目の原稿70が画像読取部2に
セットされた後に製版スタートキー49が押下されるこ
とにより、画像読取部2において原稿70の読取動作、
排版部5Dにおいて版胴6D上からの使用済みマスタ2
0の排版動作がそれぞれ並行して行われた後、製版部4
Dにおいてマスタ20への製版動作が行われる。製版さ
れたマスタ20は上述と同様に版胴6D上に巻装され、
これにより版胴6D上には、原稿画像70aと対応した
製版画像が形成されたマスタ20が巻装されたこととな
る。
【0047】4個目の版胴6Dへのマスタ20の巻装動
作が完了すると、呼び出しローラー11及び給紙ローラ
ー12が回転して給紙台10上より1枚の印刷用紙Pが
給送されると共に、各版胴6A,6B,6C,6Dが所
定のタイミング及び印刷時の周速度よりも遅い所定の周
速度で回転駆動される。給紙台10上から給送された1
枚の印刷用紙Pは、その先端をレジストローラー対14
のニップ部で一時停留された後、版胴6A上に巻装され
たマスタ20の製版画像と合致する所定のタイミングで
ニップ部47Aへと給送される。また、レジストローラ
ー対14の作動タイミングとほぼ同じタイミングでプレ
スローラーカム29Aの大径部とカムフォロア32Aと
の当接状態が解除され、プレスローラー27Aが引張バ
ネ30Aの付勢力によって版胴6Aに対して圧接する。
この圧接により、印刷用紙P、マスタ20、図示しない
メッシュスクリーン及び多孔性支持板を介してプレスロ
ーラー27Aとインキローラー24Aとが圧接し、イン
キローラー24Aによって版胴6Aの内部に供給された
黄色のインキが図示しない多孔性支持板の開口部を通過
した後にマスタ20の多孔性支持体に充填され、マスタ
20の穿孔部を介して印刷用紙Pに転移されることで、
版胴6Aに対する版付け動作が行われる。
【0048】黄色のインキによる印刷画像を転写された
印刷用紙Pは、版胴6Aの外周面に近接した剥離爪45
Aの先端によって版胴6Aの外周面より剥離され、自重
により下方へと落下する。下方へと落下した印刷用紙P
は吸引ファン34Aの吸引力によって用紙搬送ベルト3
3A上に吸引されつつ、用紙搬送ベルト33Aの移動に
より図1の左方へと搬送される。中間搬送手段8Aは、
版胴6B上に巻装されたマスタ20の製版画像と合致す
る所定のタイミングで印刷用紙Pをニップ部47Bへと
給送する。また、印刷用紙Pがニップ部47Bへと送ら
れるタイミングとほぼ同じタイミングでプレスローラー
カム29Bの大径部とカムフォロア32Bとの当接状態
が解除され、プレスローラー27Bが引張バネ30Bの
付勢力によって版胴6Bに対して圧接する。この圧接に
より、印刷用紙P、マスタ20、図示しないメッシュス
クリーン及び多孔性支持板を介してプレスローラー27
Bとインキローラー24Bとが圧接し、インキローラー
24Bによって版胴6Bの内部に供給された赤色のイン
キが図示しない多孔性支持板の開口部を通過した後にマ
スタ20の多孔性支持体に充填され、マスタ20の穿孔
部を介して印刷用紙Pに転移されることで、版胴6Bに
対する版付け動作が行われる。
【0049】黄色及び赤色のインキによる各印刷画像を
転写された印刷用紙Pは、版胴6Bの外周面に近接した
剥離爪45Bの先端によって版胴6Bの外周面より剥離
され、吸引ファン34Bの吸引力によって用紙搬送ベル
ト33B上に吸引されつつ図1の左方へと搬送される。
中間搬送手段8Bは、版胴6C上に巻装されたマスタ2
0の製版画像と合致する所定のタイミングで印刷用紙P
をニップ部47Cへと給送する。また、印刷用紙Pがニ
ップ部47Cへと送られるタイミングとほぼ同じタイミ
ングでプレスローラーカム29Cの大径部とカムフォロ
ア32Cとの当接状態が解除され、プレスローラー27
Cが引張バネ30Cの付勢力によって版胴6Cに対して
圧接する。この圧接により、印刷用紙P、マスタ20、
図示しないメッシュスクリーン及び多孔性支持板を介し
てプレスローラー27Cとインキローラー24Cとが圧
接し、インキローラー24Cによって版胴6Cの内部に
供給された青色のインキが図示しない多孔性支持板の開
口部を通過した後にマスタ20の多孔性支持体に充填さ
れ、マスタ20の穿孔部を介して印刷用紙Pに転移され
ることで、版胴6Cに対する版付け動作が行われる。
【0050】黄色、赤色及び青色のインキによる各印刷
画像を転写された印刷用紙Pは、版胴6Cの外周面に近
接した剥離爪45Cの先端によって版胴6Cの外周面よ
り剥離され、吸引ファン34Cの吸引力によって用紙搬
送ベルト33C上に吸引されつつ図1の左方へと搬送さ
れる。中間搬送手段8Cは、版胴6D上に巻装されたマ
スタ20の製版画像と合致する所定のタイミングで印刷
用紙Pをニップ部47Dへと給送する。また、印刷用紙
Pがニップ部47Dへと送られるタイミングとほぼ同じ
タイミングでプレスローラーカム29Dの大径部とカム
フォロア32Dとの当接状態が解除され、プレスローラ
ー27Dが引張バネ30Dの付勢力によって版胴6Dに
対して圧接する。この圧接により、印刷用紙P、マスタ
20、図示しないメッシュスクリーン及び多孔性支持板
を介してプレスローラー27Dとインキローラー24D
とが圧接し、インキローラー24Dによって版胴6Dの
内部に供給された黒色のインキが図示しない多孔性支持
板の開口部を通過した後にマスタ20の多孔性支持体に
充填され、マスタ20の穿孔部を介して印刷用紙Pに転
移されることで、版胴6Dに対する版付け動作が行われ
る。
【0051】黄色、赤色、青色及び黒色のインキによる
各印刷画像を転写された印刷用紙Pは、版胴6Dの外周
面に近接した剥離爪45Dの先端によって版胴6Dの外
周面より剥離され、自重により下方へと落下する。下方
へと落下した印刷用紙Pは吸引ファン39の吸引力によ
って排紙搬送ベルト38上に吸引されつつ、排紙搬送ベ
ルト38の移動により図1の左方へと搬送され、排紙ト
レイ40上に排出される。この一連の動作により、各版
胴6A,6B,6C,6Dに対する版付け動作が完了
し、孔版印刷装置1は印刷待機状態となる。
【0052】次に、ADFユニット2Aを用いて画像読
取部2で読取動作を行わせる場合を説明する。オペレー
ターは各版胴の色を確認した後、ADFユニット2A上
に原稿を載置する。このとき各原稿は読み取らせる順番
に載置され、この例では原稿67、原稿68、原稿6
9、原稿70の順に載置される。次にオペレーターはプ
ログラムキー55を押下してLCD表示装置61にドラ
ム設定画面と孔版印刷装置1の概略図を表示させ、AD
Fユニット2A上に載置した原稿の順番に、上述と同様
の手順で使用するドラムを設定する。全ての原稿とドラ
ムとの設定が完了した後、プログラムキー55が押下さ
れてLCD表示装置61の表示が初期設定状態に戻さ
れ、各種設定がなされた後に製版スタートキー49が押
下されることにより、ADFユニット2Aが作動して1
枚目の原稿67が画像読取部2によって読み取られる。
読み取られた原稿67の原稿画像67aは、CCD等の
画像センサーに送られる。読取動作と並行して排版動作
が行われ、版胴6A上の使用済みのマスタ20は排版部
5Aによって剥離・廃棄される。排版動作及び読取動作
が完了すると製版部4Aにおいて製版動作が行われ、製
版されたマスタ20は版胴6A上に巻装される。
【0053】版胴6A上に製版済みのマスタ20が巻装
されると、ADFユニット2Aが再び作動して2枚目の
原稿68の読取動作が行われる。また、この読取動作と
並行して排版部5Bが作動し、版胴6B上から使用済み
のマスタ20が剥離・廃棄される。排版動作及び読取動
作完了後、製版部4Bが作動して製版動作が行われ、製
版されたマスタ20が版胴6B上に巻装される。以下、
上述と同様にADFユニット2Aが作動して3枚目の原
稿69の読取動作が行われると共に版胴6C上から使用
済みのマスタ20が剥離され、製版部4Cが作動して製
版されたマスタ20が版胴6C上に巻装される。その
後、ADFユニット2Aが作動して4枚目の原稿70の
読取動作が行われると共に版胴6D上から使用済みのマ
スタ20が剥離され、製版部4Dが作動して製版された
マスタ20が版胴6D上に巻装される。
【0054】4個目の版胴6Dへのマスタ20の巻装動
作が完了すると、呼び出しローラー11及び給紙ローラ
ー12が回転して給紙台10上より1枚の印刷用紙Pが
給送されると共に、各版胴6A,6B,6C,6Dが所
定のタイミング及び所定の周速度で回転駆動され、上述
と同様の版付け動作が行われる。黄色、赤色、青色及び
黒色のインキによる各印刷画像を転写された印刷用紙P
が排紙トレイ40上に排出され、各版胴6A,6B,6
C,6Dに対する版付け動作が完了すると、孔版印刷装
置1は印刷待機状態となる。
【0055】版付け動作が完了して孔版印刷装置1が印
刷待機状態となった後、オペレーターにより印刷枚数及
び印刷速度等が設定された後に印刷スタートキー50が
押下されることにより、給紙部3より印刷用紙Pが連続
的に給送されると共に各版胴6A,6B,6C,6Dが
設定された印刷速度に対応した周速度及びタイミングで
それぞれ回転駆動され、印刷動作が行われる。各版胴6
A,6B,6C,6Dより画像を転写された印刷用紙P
は、印刷物66として排紙トレイ40上に順次積載され
る。上述の構成とすることにより、各版胴6A,6B,
6C,6Dと各原稿67,68,69,70との対応関
係を明確化することができ、所望の画像を所望の色で印
刷用紙P上に形成して印刷物66を得ることができる。
また、ADFユニット2Aを使用することにより、操作
の簡略化及び作業能率の向上を図ることができる。
【0056】上述の構成では、4枚の原稿67,68,
69,70に対する製版動作を1枚ずつ順次行う構成と
したが、画像読取部2の内部に画像データを記憶する画
像メモリを設けると共に操作パネル48上に読取動作時
に押下される読み取りキーを設け、読み取りキーを用い
て4枚の原稿を順次読み取った後に製版スタートキー4
9を押下する構成としてもよい。この構成とすることに
より、各排版部5A〜5Dにおける排版動作及び各製版
部4A〜4Dにおける製版動作を全て並行して行うこと
ができ、上記実施例に比して大幅にファーストプリント
タイムを短縮させることが可能となる。
【0057】上記実施例では、どの原稿をどのドラムに
巻装させるかを決定するドラム設定時において、オペレ
ーターが孔版印刷装置1の筐体カバーを解放して目視に
より各版胴6A〜6Dに供給されるインキの色を確認す
る構成としたが、孔版印刷装置1にドラムに供給される
インキの色を検知するインキ色検知手段を設け、図11
に示すように検知された色を孔版印刷装置1の概略図で
表示する構成としてもよい。インキ色検知手段として
は、特許第2513704号(特開平1−18682
号)公報に開示されたマグネット及びホール素子センサ
ーを用いたものが適用可能である。このような構成とす
ることにより、画面を見ながら設定を行うことで原稿と
ドラムとの組み合わせを間違いなく確実に行うことがで
きる。この例の場合、LCD表示装置61は版胴色表示
手段として機能する。
【0058】さらに、上記実施例では、4個の版胴6A
〜6Dに対応して4個の製版手段4A〜4Dをそれぞれ
設ける構成としたが、特開平6−32038号公報の図
3に記載されているものと同様に製版手段を1個だけ設
け、これを各版胴6A〜6Dに対応した位置に移動可能
とした構成を採用してもよい。これにより省スペース化
とコストダウンとを図ることができる。
【0059】上記実施例では、4色の印刷物66を得る
ためにそれぞれ異なる原稿画像67a,67b,67
c,67dを有する4枚の原稿67,68,69,70
を用意し、各原稿67,68,69,70に基づく製版
画像を何れのドラムに巻装させるかを設定した後に各製
版部4A,4B,4C,4Dでそれぞれマスタ20に製
版を行い、この製版済みのマスタ20を各版胴6A,6
B,6C,6Dに巻装させ、1枚の印刷用紙Pを各プレ
スローラー27A,27B,27C,27Dにより4個
の版胴6A,6B,6C,6Dに順次接触させ、その上
面に4色の印刷画像を転写させる構成としたが、所望の
印刷物が4色を有さず、例えば3色である場合には、そ
れぞれ異なる3枚の原稿を用意し、上述と同様にドラム
設定を行った後に排版、製版、巻装、版付け、印刷の各
動作を行わせればよい。
【0060】原稿3枚時におけるドラム設定では、プロ
グラムキー55を押下してLCD表示装置61の表示を
図3に示す表示に変化させた後、上記実施例と同様に3
枚目までのドラム設定を行う。そして4枚目のドラム設
定表示である「原稿4: ドラム」の部分が反転表示さ
れ、選択された3個のドラムが反転表示された状態でプ
ログラムキー55を押下することにより、LCD表示装
置61の表示を図2に示す初期設定状態に戻す。このと
き表示欄61aには3色印刷である旨の表示がなされ
る。この状態からオペレーターによりコンタクトガラス
上に原稿がセットされた後に製版スタートキー49が押
下されることにより、選択されたドラムに対応する製版
部が作動して対応する版胴に製版済みのマスタ20が巻
装される。
【0061】選択された3個のドラムに対応した版胴へ
の製版済みのマスタ20の巻装動作が全て完了すると、
給紙部3が作動して1枚の印刷用紙Pが給送されて上述
と同様の版付け動作が行われる。この版付け動作時にお
いて、制御手段65は選択されなかったドラムに対応し
た押圧手段のプレスローラー保持手段をオンさせ、この
プレスローラーによる版胴に対する印刷用紙Pの押圧動
作を規制する。これにより印刷用紙Pには、選択されな
かったドラムに対応した版胴からのインキの転写は行わ
れないこととなる。また、このときに各中間搬送手段間
の間隔がこの孔版印刷装置1で使用可能な最小サイズの
印刷用紙Pの搬送方向長さよりも小さくなるようにそれ
ぞれ設定されているので、プレスローラーにより版胴に
押圧されず、版胴の回転力による搬送力を付与されなく
とも印刷用紙Pが各中間搬送手段の搬送力によって搬送
されるので、搬送ジャムは発生しない。
【0062】このように、所望の印刷物が4色を有さ
ず、全ての版胴に対する印刷用紙Pの押圧動作を必要と
しない場合であっても、不必要の版胴を孔版印刷装置1
より取り外すことなく印刷動作を行うことが可能である
ので、版胴を取り外す場合に発生する版胴載置場所の確
保、この載置場所に対する取り外した版胴からのインキ
漏れの対応等といった各種の問題点を解決することがで
きる。なお、上述の例では3色の場合を説明したが、2
色あるいは1色の印刷を行う場合も同様である。
【0063】図12は、本発明の第2の実施例を採用し
た多色印刷装置としての複胴式孔版印刷装置71を示し
ている。複胴式孔版印刷装置71は、第1の実施例で示
した複胴式孔版印刷装置1と比較すると、画像読取部2
に代えて画像読取部72を有している点、操作パネル4
8に代えて操作パネル73を有している点、及び制御手
段65の制御内容においてのみ相違しており、他の構成
は同一である。
【0064】画像読取部72は、画像読取部2と同様に
図示しないコンタクトガラス、反射ミラー及び蛍光灯、
レンズ、CCD等の画像センサー、コンタクトガラスに
対して接離自在に設けられた圧板72a等を有してお
り、圧板72aの上部には原稿載置台72b等を有する
ADFユニット72Aが設けられている。また、画像読
取部72にはエリア指定機能が搭載されており、複胴式
孔版印刷装置72は周知のものと同様にコマンドシート
と原稿とを読み込んでコマンドシートでエリア指定され
た画像を指定の版胴で印刷させる機能を有している。画
像読取部72の内部にはエリア指定動作時に画像データ
を記憶する画像メモリが設けられている。
【0065】図13に示す操作パネル73は、操作パネ
ル48と比較すると、エリア指定スイッチ74を有する
点においてのみ相違している。オン位置とオフ位置とを
選択的に占める切換スイッチであるエリア指定スイッチ
74は、画像読取部72のエリア指定機能使用時にオン
される。エリア指定スイッチ74がオンされると、制御
手段65はエリア指定動作時の動作プログラムをロード
し、この動作プログラムに基づいて各部の動作を制御す
る。
【0066】上述の構成に基づき、以下に複胴式孔版印
刷装置71の動作を説明する。ここで、エリア指定スイ
ッチ74がオフ位置を占めエリア指定機能を使用しない
場合の動作は第1の実施例と同様であるので、エリア指
定スイッチ74がオン位置を占めエリア指定機能を使用
する場合の動作を説明する。なお、エリア指定機能を使
用しない場合においても、画像読取部72が画像メモリ
を有しているため、第1の実施例の変形例と同様に操作
パネル73上に読み取りキーを設け、読み取りキーを用
いて4枚の原稿を順次読み取った後に製版スタートキー
49を押下する構成としてもよい。
【0067】オペレーターは、図14に示すように、黄
色画像75a、赤色画像75b、青色画像75c、黒色
画像75d,75eを有する印刷物75を得る場合にお
いて、図15に示す印刷物75と同様の原稿画像76
a,76b,76c,76d,76e(色は何色でもよ
い)を有する原稿76、図16に示す黄色画像75aと
対応するエリアを囲むマーク77aを有するコマンドシ
ート77、図17に示す赤色画像75bと対応するエリ
アを囲むマーク78aを有するコマンドシート78、図
18に示す青色画像75cと対応するエリアを囲むマー
ク79aを有するコマンドシート79を用意する。各コ
マンドシート77,78,79は原稿76とは異なる材
質で形成されており、画像読取部72の内部には反射率
の違いから原稿76と各コマンドシート77,78,7
9とを区別するための反射型センサーからなる図示しな
い原稿判別センサーが配設されている。
【0068】エリア指定スイッチ74がオンされると、
LCD表示装置61の表示欄61aには幾つの色を用い
て印刷を行うかを問うメッセージが表示される。オペレ
ーターはテンキー53で色数をLED表示装置64に置
数し、エンターキー54で確定する。この例では4色印
刷を行うので、「4」の数字がLED表示装置64に入
力され、表示欄61aには4色印刷を行う旨のメッセー
ジが表示される。次にオペレーターは、原稿76及び各
コマンドシート77,78,79を孔版印刷装置71に
読み取らせるが、ここで原稿76の各原稿画像76a,
76b,76c,76d,76eのうちのどの画像をど
の製版部で製版し、製版されたマスタ20をどのドラム
に巻装させるかを設定する。先ず、ADFユニット72
Aを用いずに画像読取部72で読取動作を行わせる場合
を説明する。オペレーターは孔版印刷装置71内に配設
されている各版胴6A〜6Dの色を確認した後、画像読
取部72に読み取らせる原稿及びコマンドシートの順番
を決定する。この例では原稿76、コマンドシート7
7、コマンドシート78、コマンドシート79の順に読
み取らせるものとする。
【0069】オペレーターによりプログラムキー55が
押下されると、LCD表示装置61の表示が図19に示
すエリア設定画面に変化する。このエリア設定画面の初
期状態では、「エリア1: ドラム」の部分が反転表示
されていて入力待ち状態となっている。エリア設定画面
の左方には、ドラム設定画面と同様に孔版印刷装置71
の概略図が表示されている。概略図に表示された4個の
ドラムは、それぞれ4個のキー62a〜62dと対応す
る位置に配置されている。LCD表示装置61が図19
に示す状態となった後、オペレーターは1枚目に読み込
まれるコマンドシート77のマーク部77aで囲まれた
エリア1に対応するドラムを選択して、対応するキー6
2a〜62dのうちの何れかを押下する。この例ではエ
リア1として黄色画像75aに対応するエリアが指定さ
れているので、選択されるドラムは黄色インキが供給さ
れる1番のドラムとなり、キー62dが押下される。キ
ー62dが押下されると、反転表示されていた「ドラ
ム」表示の前の空白部に選択されたドラムに対応する数
字である「1」が入力され、反転表示が「エリア2:
ドラム」の部分に移行する。また、孔版印刷装置71の
概略図では選択されたドラム1の部分が反転表示され、
ドラム1が既に選択済みであることを表示する。
【0070】次に、オペレーターは2枚目に読み込まれ
るコマンドシート78のマーク部78aで囲まれたエリ
ア2に対応するドラムを選択する。この例ではエリア2
として赤色画像75bに対応するエリアが指定されてい
るので、選択されるドラムは赤色インキが供給される2
番のドラムとなり、キー62cが押下される。これによ
り「ドラム」表示の前の空白部に「2」が入力されて反
転表示が「エリア3:ドラム」の部分に移行すると共
に、孔版印刷装置71の概略図ではドラム2の部分が反
転表示される。
【0071】さらにオペレーターは、3枚目に読み込ま
れるコマンドシート79のマーク部79aで囲まれたエ
リア3に対応するドラムを選択する。この例ではエリア
3として青色画像75cに対応するエリアが指定されて
いるので、選択されるドラムは青色インキが供給される
3番のドラムとなり、キー62bが押下される。これに
より「ドラム」表示の前の空白部に「3」が入力され、
孔版印刷装置71の概略図ではドラム3の部分が反転表
示される。また、これと同時に、各コマンドシート7
7,78,79によってエリア指定されなかった非エリ
ア指定部位である黒色画像75d,75eに対応するエ
リアがエリア4に自動的に割り付けられ、エリア4に対
応した「ドラム」表示の前の空白部にまだ選択されてい
ない「4」が自動的に入力され、エリア設定画面の反転
表示が解除されると共に孔版印刷装置71の概略図にお
いて全てのドラムが反転表示されて、設定が完了する。
【0072】設定完了後、オペレーターはプログラムキ
ー55を押下してLCD表示装置61の表示を図13に
示す初期設定状態に戻す。次にオペレーターは、圧板7
2aを開放して図示しないコンタクトガラス上に原稿7
6をセットし、圧板72aを閉じて各種設定を行った後
に製版スタートキー49を押下する。製版スタートキー
49が押下されると、画像読取部72において原稿76
の読取動作が行われる。このとき画像読取部72は、原
稿判別センサーにより原稿76がコマンドシートではな
く原稿であることを判別し、読み取られた各原稿画像7
6a〜76eは図示しない画像メモリ内に画像データと
して格納される。
【0073】各原稿画像76a〜76eが画像メモリ内
に画像データとして格納されると、表示欄61aにオペ
レーターに対して2枚目の原稿(1枚目のコマンドシー
ト)を画像読取部72にセットするように促す旨のメッ
セージが表示される。オペレーターは圧板72aを開放
して図示しないコンタクトガラス上に1枚目のコマンド
シート77をセットし、圧板72aを閉じた後に製版ス
タートキー49を押下する。製版スタートキー49が押
下されると、画像読取部72においてコマンドシート7
7の読取動作が行われる。画像読取部72は原稿判別セ
ンサーにより読み取られたものがコマンドシートである
ことを確認すると、画像メモリ内に画像データがあるか
どうかを確認し、画像データがある場合にはその画像デ
ータを呼び出し、呼び出した画像データと読み込まれた
コマンドシート77のマーク77aとを重ね合わせて、
マーク77aで囲まれた原稿画像76aのみを画像デー
タ信号として制御手段65に向けて出力する。画像デー
タがない場合には、マーク77aで囲まれたエリアが画
像メモリ内に記憶される。読取動作と並行して排版動作
が行われる。製版スタートキー49が押下されると版胴
6Aが図12の反時計回り方向に回転を開始し、その外
周面上に巻装された使用済みのマスタ20が排版部5A
によって剥離される。使用済みのマスタ20が剥離され
た後、版胴6Aは製版部4Aと対応する所定の給版待機
位置まで回転して停止し、クランパー22Aが開放され
る。
【0074】排版動作及び読取動作が完了すると、製版
部4Aの図示しないプラテンローラーが回転し、図示し
ないマスタロールからマスタ20が繰り出される。繰り
出されたマスタ20は、原稿画像76aに応じて選択的
に発熱する複数の発熱素子を有する図示しないサーマル
ヘッドによって穿孔製版され、開放されたクランパー2
2Aに向けて搬送される。マスタ20の先端がクランパ
ー22A内の所定位置まで到達すると、クランパー22
Aが閉じられると共に版胴6Aが図12の時計回り方向
にマスタ20の製版速度と同じ周速度で回転駆動され
る。そして、1版分の製版が完了すると、製版部4A内
の図示しない切断手段が作動してマスタ20が切断され
る。切断されたマスタ20は版胴6Aの回転によって製
版部4Aより引き出され、版胴6A上に巻装される。こ
れにより版胴6A上には、原稿画像76aと対応した製
版画像が形成されたマスタ20が巻装されたこととな
る。
【0075】版胴6Aへのマスタ20の巻装動作が完了
すると、オペレーターに対して3枚目の原稿(2枚目の
コマンドシート)をセットするように促す旨のメッセー
ジが表示欄61aに表示される。オペレーターは圧板7
2aを開放して図示しないコンタクトガラス上に2枚目
のコマンドシート78をセットし、圧板72aを閉じて
製版スタートキー49を押下する。製版スタートキー4
9が押下されると、上述と同様に画像読取部72におい
てコマンドシート78の読取動作、排版部5Bにおいて
版胴6B上からの使用済みマスタ20の排版動作がそれ
ぞれ並行して行われた後、製版部4Bにおいてマスタ2
0への製版動作が行われる。ここで、画像読取部72で
は画像メモリより呼び出した画像データと読み込まれた
コマンドシート78のマーク78aとの重ね合わせが行
われ、マスタ20に対してはマーク78aで囲まれた原
稿画像76bに対応した製版画像が形成される。製版さ
れたマスタ20は上述と同様に版胴6B上に巻装され、
これにより版胴6B上には、原稿画像76bと対応した
製版画像が形成されたマスタ20が巻装されたこととな
る。
【0076】版胴6Bへのマスタ20の巻装動作が完了
すると、オペレーターに対して4枚目の原稿(3枚目の
コマンドシート)をセットするように促す旨のメッセー
ジが表示欄61aに表示される。オペレーターは図示し
ないコンタクトガラス上に3枚目のコマンドシート79
をセットした後、製版スタートキー49を押下する。製
版スタートキー49が押下されると、上述と同様に画像
読取部72においてコマンドシート79の読取動作、排
版部5Cにおいて版胴6C上からの使用済みマスタ20
の排版動作がそれぞれ並行して行われた後、製版部4C
においてマスタ20への製版動作が行われる。ここで、
画像読取部72では画像メモリより呼び出した画像デー
タと読み込まれたコマンドシート79のマーク79aと
の重ね合わせが行われ、マスタ20に対してはマーク7
9aで囲まれた原稿画像76cに対応した製版画像が形
成される。製版されたマスタ20は上述と同様に版胴6
C上に巻装され、これにより版胴6C上には、原稿画像
76cと対応した製版画像が形成されたマスタ20が巻
装されたこととなる。
【0077】版胴6Cへのマスタ20の巻装動作が完了
すると、排版部5Dにおいて版胴6Dからの使用済みマ
スタ20の排版動作が行われた後、製版部4Dにおいて
マスタ20への製版動作が行われる。ここで、画像読取
部72では画像メモリより呼び出した画像データと既に
読み込まれた各コマンドシート77,78,79の各マ
ーク77a,78a,79aとの重ね合わせが行われ、
マスタ20に対しては各マーク77a,78a,79a
で囲まれたエリアから外れた原稿画像76d,76eに
対応した製版画像が形成される。製版されたマスタ20
は上述と同様に版胴6D上に巻装され、これにより版胴
6D上には、原稿画像76d,76eと対応した製版画
像が形成されたマスタ20が巻装されたこととなる。
【0078】4個目の版胴6Dへのマスタ20の巻装動
作が完了すると、給紙部3が作動して1枚の印刷用紙P
が給送されると共に、各版胴6A,6B,6C,6Dが
所定のタイミング及び所定の周速度で回転駆動され、第
1の実施例と同様の版付け動作が行われる。黄色、赤
色、青色、黒色のインキによる各印刷画像を転写された
印刷用紙Pが排紙トレイ40上に排出され、各版胴6
A,6B,6C,6Dに対する版付け動作が完了する
と、孔版印刷装置71は印刷待機状態となる。
【0079】次に、ADFユニット72Aを用いて画像
読取部72で読取動作を行わせる場合を説明する。オペ
レーターは各版胴の色を確認した後、ADFユニット7
2A上に原稿及び各コマンドシートを載置する。このと
き原稿及び各コマンドシートは読み取らせる順番に載置
され、この例では原稿76、コマンドシート77、コマ
ンドシート78、コマンドシート79の順に載置され
る。
【0080】次にオペレーターはプログラムキー55を
押下してLCD表示装置61にエリア設定画面と孔版印
刷装置71の概略図を表示させ、ADFユニット72A
上に載置した原稿及びコマンドシートの順番に、上述と
同様の手順でエリアに対応するドラムを設定する。全て
のエリアとドラムとの設定が完了した後、プログラムキ
ー55が押下されてLCD表示装置61の表示が初期設
定状態に戻され、各種設定がなされた後に製版スタート
キー49が押下されることにより、ADFユニット72
Aが作動して1枚目の原稿76が画像読取部72によっ
て読み取られる。このとき画像読取部72は、原稿判別
センサーにより原稿76がコマンドシートではなく原稿
であることを判別し、読み取られた各原稿画像76a〜
76eは図示しない画像メモリ内に画像データとして格
納される。
【0081】各原稿画像76a〜76eが画像メモリに
格納されると、ADFユニット72Aが再び作動して1
枚目のコマンドシート77の読取動作が行われる。ま
た、この読取動作と並行して排版部5Aが作動し、版胴
6A上から使用済みマスタ20が剥離される。排版動作
及び読取動作完了後、製版部4Aが作動して製版動作が
行われ、製版されたマスタ20が版胴6A上に巻装され
る。このときマスタ20には、上述と同様に原稿画像7
6aに対応した製版画像が形成される。
【0082】以下、同様にADFユニット72Aが作動
して2枚目のコマンドシート78の読取動作が行われる
と共に版胴6B上から使用済みマスタ20が剥離され、
製版部4Bが作動して製版されたマスタ20が版胴6B
上に巻装される。このときマスタ20には、原稿画像7
6bに対応した製版画像が形成される。そして、さらに
ADFユニット72Aが作動して3枚目のコマンドシー
ト79の読取動作が行われると共に版胴6C上から使用
済みマスタ20が剥離され、製版部4Cが作動して製版
されたマスタ20が版胴6C上に巻装される。このとき
マスタ20には、原稿画像76cに対応した製版画像が
形成される。版胴6Cへの巻装動作が完了すると、版胴
6D上から使用済みマスタ20が剥離され、製版部4D
が作動して製版されたマスタ20が版胴6D上に巻装さ
れる。このときマスタ20には、原稿画像76d,76
eに対応した製版画像が形成される。
【0083】4個目の版胴6Dへのマスタ20の巻装動
作が完了すると、給紙部3が作動して1枚の印刷用紙P
が給送されると共に、各版胴6A,6B,6C,6Dが
所定のタイミング及び所定の周速度で回転駆動され、上
述と同様の版付け動作が行われる。各色インキによる各
印刷画像を転写された印刷用紙Pが排紙トレイ40上に
排出され、各版胴6A,6B,6C,6Dに対する版付
け動作が完了すると、孔版印刷装置71は印刷待機状態
となる。
【0084】版付け動作が完了して孔版印刷装置71が
印刷待機状態となった後、オペレーターにより印刷枚数
及び印刷速度等が設定された後に印刷スタートキー50
が押下されることにより、給紙部3より印刷用紙Pが連
続的に給送されると共に各版胴6A,6B,6C,6D
が設定された印刷速度に対応した周速度及びタイミング
でそれぞれ回転駆動され、印刷動作が行われる。各版胴
6A,6B,6C,6Dより画像を転写された印刷用紙
Pは、印刷物75として排紙トレイ40上に順次積載さ
れる。
【0085】上述の構成とすることにより、各版胴6
A,6B,6C,6Dと原稿76における各原稿画像7
6a,76b,76c,76d,76eとの対応関係を
明確化することができ、所望の画像を所望の色で印刷用
紙P上に形成して印刷物75を得ることができる。ま
た、ADFユニット72Aを使用することにより、操作
の簡略化及び作業能率の向上を図ることができる。
【0086】上記実施例では、最初に原稿76を読み取
ってこれを画像メモリに記憶させ、その後に各コマンド
シート77,78,79を読み取って設定されたコマン
ドシートが読み取られるときに対応するドラムに排版、
製版、給版の各動作を行わせる構成としたが、原稿76
の読取を各コマンドシート77,78,79の読取動作
の途中あるいは最後に行わせる構成としてもよい。この
場合、例えば1枚目のコマンドシートを読み取った後に
原稿76を読み取らせる場合には、読み取られたコマン
ドシートのマークで囲まれたエリアを画像メモリ内に記
憶させ、原稿76が読み取られたときに記憶されたエリ
アと読み取られた原稿画像とを重ね合わせて製版画像を
決定して対応するドラムに各動作を行わせる。2枚目の
コマンドシートが読み取られた後あるいは3枚目のコマ
ンドシートが読み取られた後に原稿76を読み取らせる
場合には、記憶されたエリアと読み取られた原稿画像と
の重ね合わせをそれぞれ行った後、各ドラムを並行して
動作させる構成としてもよい。
【0087】この第2の実施例においても第1の実施例
と同様に、インキ色検知手段を設けてLCD表示装置6
1を版胴色表示手段として機能させる構成、製版手段を
1個だけ設けてこれを各版胴6A〜6Dに対応した位置
に移動可能とした構成を採用することができる。また、
所望の印刷物が4色を有さず、例えば3色である場合に
は、1枚の原稿と2枚のコマンドシートとを用意し、エ
リア指定スイッチ74のオン時に3色印刷であることを
入力した後、上述と同様にエリア設定を行った後に排
版、製版、巻装、版付け、印刷の各動作を行わせればよ
い。これにより第1の実施例と同様に、版付け動作時に
は選択されなかったドラムに対応した押圧手段のプレス
ローラー保持手段がオンされ、選択されなかったドラム
に対応した版胴からのインキの転写は行われない。2色
印刷時あるいは1色印刷時も同様である。
【0088】
【発明の効果】請求項1、請求項9記載の発明によれ
ば、各版胴と各原稿との対応関係を明確化することがで
き、所望の画像を所望の色で印刷用紙上に形成して印刷
物を得ることができる。
【0089】請求項2記載の発明によれば、各版胴と原
稿の各原稿画像との対応関係を明確化することができ、
所望の画像を所望の色で印刷用紙上に形成して印刷物を
得ることができる。
【0090】請求項3記載の発明によれば、省スペース
化とコストダウンとを図ることができる。
【0091】請求項4記載の発明によれば、製版部の移
動機構を省略でき、レイアウトの自由度を向上させるこ
とができる。
【0092】請求項5記載の発明によれば、各製版部に
おける製版動作を全て並行して行うことができ、大幅に
ファーストプリントタイムを短縮させることが可能とな
る。
【0093】請求項6記載の発明によれば、操作の簡略
化及び作業能率の向上を図ることができる。
【0094】請求項7記載の発明によれば、版胴色表示
手段を見ながら設定を行うことで原稿と版胴との組み合
わせを間違いなく確実に行うことができる。
【0095】請求項8記載の発明によれば、給版表示手
段を見ながら設定を行うことで原稿と版胴との組み合わ
せを間違いなく確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に用いられる複胴式孔版
印刷装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例に用いられる操作パネル
を示す概略図である。
【図3】本発明の第1の実施例に用いられるLCD表示
装置のドラム設定画面の初期状態を説明する概略図であ
る。
【図4】本発明の第1または第2の実施例に用いられる
制御手段のブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施例において印刷される印刷
物を説明する図である。
【図6】本発明の第1の実施例に用いられる原稿を説明
する図である。
【図7】本発明の第1の実施例に用いられる原稿を説明
する図である。
【図8】本発明の第1の実施例に用いられる原稿を説明
する図である。
【図9】本発明の第1の実施例に用いられる原稿を説明
する図である。
【図10】本発明の第1の実施例に用いられるLCD表
示装置のドラム設定画面の設定完了状態を説明する概略
図である。
【図11】本発明の第1の実施例の変形例に用いられる
LCD表示装置のドラム設定画面での版胴色表示手段を
説明する概略図である。
【図12】本発明の第2の実施例に用いられる複胴式孔
版印刷装置の概略構成図である。
【図13】本発明の第2の実施例に用いられる操作パネ
ルを示す概略図である。
【図14】本発明の第2の実施例において印刷される印
刷物を説明する図である。
【図15】本発明の第2の実施例に用いられる原稿を説
明する図である。
【図16】本発明の第2の実施例に用いられるコマンド
シートを説明する図である。
【図17】本発明の第2の実施例に用いられるコマンド
シートを説明する図である。
【図18】本発明の第2の実施例に用いられるコマンド
シートを説明する図である。
【図19】本発明の第2の実施例に用いられるLCD表
示装置のエリア設定画面を説明する概略図である。
【符号の説明】
1,71 多色印刷装置(複胴式孔版印刷装置) 2,72 画像読取部 2A,72A ADFユニット 4A,4B,4C,4D 製版部 6A,6B,6C,6D 版胴 20 マスタ 23A,23B,23C,23D インキ供給手段 61 給版表示手段、版胴色表示手段(LCD表示装
置) 67,68,69,70 原稿 67a,68a,69a,70a 原稿画像 P 印刷用紙

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にインキ供給手段を有する複数の版胴
    と、原稿画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部
    によって読み取られた原稿画像に基づいてマスタに製版
    を行う製版部とを有する多色印刷装置において、 複数の原稿を前記画像読取部で順次読み取り、前記各原
    稿に応じて前記製版部で製版された前記各マスタを前記
    各版胴のうちの所定の版胴にそれぞれ給版することを特
    徴とする多色印刷装置。
  2. 【請求項2】内部にインキ供給手段を有する複数の版胴
    と、原稿画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部
    によって読み取られた原稿画像に基づいてマスタに製版
    を行う製版部とを有する多色印刷装置において、 前記画像読取部がエリア指定機能を有し、少なくとも1
    つエリア指定された前記原稿画像のエリア指定部位及び
    エリア指定されなかった前記原稿画像の非エリア指定部
    位を前記製版部で前記マスタにそれぞれ製版し、製版さ
    れた前記各マスタを前記各版胴のうちの所定の版胴にそ
    れぞれ給版することを特徴とする多色印刷装置。
  3. 【請求項3】前記製版部が移動可能に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の多色印刷
    装置。
  4. 【請求項4】前記製版部が前記各版胴に対応して複数設
    けられていることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の多色印刷装置。
  5. 【請求項5】前記各製版部が製版動作を同時に行うこと
    を特徴とする請求項4記載の多色印刷装置。
  6. 【請求項6】前記画像読取部がADFユニットを有する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちの何れ
    か1つに記載の多色印刷装置。
  7. 【請求項7】前記各版胴は前記インキ供給手段に供給さ
    れるインキの色を検知するインキ色検知手段をそれぞれ
    有し、前記各版胴に供給される色を表示する版胴色表示
    手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6
    のうちの何れか1つに記載の多色印刷装置。
  8. 【請求項8】製版された前記各マスタが前記各版胴のう
    ちの何れの版胴に給版されるかを表示する給版表示手段
    を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のう
    ちの何れか1つに記載の多色印刷装置。
  9. 【請求項9】内部にインキ供給手段を有する複数の版胴
    と、原稿画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部
    によって読み取られた原稿画像に基づいてマスタに製版
    を行う製版部とを有し、前記各インキ供給手段が対応す
    る前記各版胴に対して互いに異なる色のインキを供給
    し、前記各版胴毎に印刷用紙上にそれぞれ異なる色の単
    色画像を形成してこれを重ね合わせることにより1行程
    で多色印刷を行う多色印刷装置において、 前記各版胴毎の前記インキの色に対応した単色印刷画像
    を形成するための原稿を、使用する前記各版胴の数量と
    同じ枚数だけ前記画像読取部で順次読み取り、前記各原
    稿に応じて前記製版部で製版された前記各マスタを対応
    する前記各版胴にそれぞれ給版することを特徴とする多
    色印刷装置。
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