JP2001010193A - 孔版印刷方法及び孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷方法及び孔版印刷装置

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JP2001010193A
JP2001010193A JP11183189A JP18318999A JP2001010193A JP 2001010193 A JP2001010193 A JP 2001010193A JP 11183189 A JP11183189 A JP 11183189A JP 18318999 A JP18318999 A JP 18318999A JP 2001010193 A JP2001010193 A JP 2001010193A
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plate cylinder
pressure
paper
cylinder
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Daisuke Hasebe
大介 長谷部
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/04Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers
    • B41L13/06Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers with a single cylinder carrying the stencil

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  • Printing Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1パス方式の多色印刷における再転写による
濃度差を解消するとともに、用紙巻き上がりを抑制す
る。 【解決手段】 印刷用紙Pの搬送方向に間隔をおいて1
色目の版胴8と2色目の版胴22が配置されている。1
色目の版胴8の押圧手段16における印圧バネ60は印
圧調整手段62に係止されており、1色目の版胴8にお
ける印圧は2色目の版胴22における印圧よりも低く設
定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、印刷用紙の1回の搬送で多色印
刷を行なう孔版印刷方法及び孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置では、インキの色が異なる
版胴を複数本通紙(搬送)方向に配置し、印刷用紙を搬
送しながら上流側から順に1色目、2色目・・・・と転
写し、いわゆる1パス(1回の通紙)で重ね合わせの多
色印刷を行なうことが提案されている。2色印刷タイプ
についての構成の概要を図10に基づいて説明する。印
刷用紙Pの搬送方向に間隔をおいて1色目の版胴100
と、2色目の版胴102が配置され、版胴100と版胴
102の下方には、それぞれ印刷用紙Pを押圧する押圧
部材としてのプレスローラ104,106が設けられて
いる。プレスローラ104,106は、軸108に回動
自在に支持されたアーム110の一端部に回転自在に支
持されており、アーム110の他端部はカム112に印
圧バネ114の付勢力で当接している。印圧バネ114
は、その一端側がアーム110の他端部側に係止され、
他端側は装置本体の固定部材115に係止されている。
プレスローラ104,106はカム112の回転により
それぞれ版胴100,102に対して接離し、接触過程
では印刷用紙Pを版胴100,102に所定の印圧で押
圧する。これによりニップ部が形成される。上述のよう
に、プレスローラ104,106は共に同じ接離機構に
より揺動され、1色目の版胴100と2色目の版胴10
2における印圧は同じに設定されている。
【0003】図示しないが、版胴100,102の内部
にはインキ供給手段が設けられており、プレスローラ1
04,106の当接による印圧によって版胴100,1
02の外面に巻装された図示しないマスタの穿孔部から
インキが滲み出し、このインキが印刷用紙Pに転移して
印刷がなされる。1色目を印刷された印刷用紙Pは版胴
100から図示しない分離手段により分離され、エアー
吸着ベルト方式の中間搬送手段116により搬送されて
2色目の版胴102のニップ部に進入する。2色目を印
刷された印刷用紙Pは、1色目側と同様に図示しない分
離手段により分離され、エアー吸着ベルト方式の排紙搬
送手段118により搬送されて図示しない排紙台に排出
・積載される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した1パスの多色
印刷方式は、色毎に版胴を交換して再給紙する方式に比
べ作業能率が非常に良いが、1パス故の印刷間隔の短さ
に起因した問題がある。これを図11乃至図14に基づ
いて説明する。図11に示すように、1枚目の印刷用紙
P上に版胴100からインキ画像Aが転写される。その
後、印刷用紙Pは、図12に示すように、版胴102の
ニップ部に進入し、版胴102から2色目のインキ画像
Bを転写される。
【0005】しかしながら、1色目の印刷を終えた印刷
用紙Pはインキ画像Aが未乾燥状態で版胴102のニッ
プ部に進入するため、版胴102に巻装されている図示
しないマスタにインキ画像Aの一部が転移する現象が生
じる。1色目と2色目のインキ画像の転写は同一条件下
で行われるものの、1色目のインキ画像Aはその一部を
2色目の版胴102により奪い取られた状態となるの
で、1枚目の印刷終了においては1色目のインキ画像A
の濃度は2色目のインキ画像Bの濃度よりやや低い状態
となる。
【0006】2枚目以降の印刷用紙Pでは、図13に示
すように、1色目では1枚目と同様の転写状態となる
が、2色目では、図14に示すように、1枚目のときに
版胴102のマスタに転移したインキ画像Aが印刷用紙
P上に転写された本来の1色目のインキ画像A上に重ね
て転写される。このため、印刷終了における1色目は2
色目のインキ画像Bよりも濃度の高いインキ画像A’と
なる。これは再転写と呼ばれ、1パス方式の多色印刷で
は避けられない現象であり、2枚目以降の印刷では連続
的に生じるものである。
【0007】再転写によって1色目と2色目の濃度差が
顕著になると、画像品質の低下を来すことになる。ま
た、1色目のインキ画像Aの濃度が高くなるため、イン
キの粘着力の増加により、印刷用紙Pが2色目の版胴1
02から分離されずに版胴102の回転に伴って引き上
げられるいわゆる巻き上がり現象を生じることがあっ
た。
【0008】そこで、本発明は、再転写による濃度差の
発生及び巻き上がり現象を抑制できる孔版印刷方法及び
孔版印刷装置の提供を、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、再転写によるインキ量の増加を考慮し、
印刷終了時点で上流側と下流側の画像濃度が同等となる
ように上流側の版胴におけるインキの転移量を意図的に
少なくすることとした。具体的には、請求項1記載の発
明では、製版済みのマスタが巻装された版胴が印刷用紙
の搬送方向に間隔をおいて複数配置された孔版印刷装置
を用い、印刷用紙の1回の搬送で多色印刷を行なう孔版
印刷方法において、上流側の版胴における印刷用紙への
インキの転移量を少なくし、印刷終了段階において下流
側の版胴における印刷用紙へのインキの転移量と同等に
なるようにする、という手順を採っている。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
方法において、上流側の版胴における印刷用紙へのイン
キの転移量を少なくすることが、上流側の版胴における
印圧を下流側の版胴における印圧よりも低く設定するこ
とによってなされる、という手順を採っている。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
方法において、上流側の版胴における印刷用紙へのイン
キの転移量を少なくすることが、下流側の版胴に上流側
の版胴よりも穿孔径の大きいマスタを用いることによっ
てなされる、という手順を採っている。
【0012】請求項4記載の発明では、製版済みのマス
タが巻装された版胴が印刷用紙の搬送方向に間隔をおい
て複数配置され、印刷用紙の1回の搬送で多色印刷を行
なう孔版印刷装置において、上流側の版胴における印刷
用紙へのインキの転移量を少なくし、印刷終了段階にお
いて下流側の版胴における印刷用紙へのインキの転移量
と同等になるようにする、という構成を採っている。
【0013】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
構成において、上流側の版胴における印圧が下流側の版
胴における印圧よりも低く設定されている、という構成
を採っている。
【0014】請求項6記載の発明では、請求項4記載の
構成において、上流側の版胴における印圧を調整する印
圧調整手段を有し、上流側の版胴における印圧が下流側
の版胴における印圧よりも低く設定されている、という
構成を採っている。
【0015】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
構成において、任意の印圧を設定する印圧設定手段と、
この印圧設定手段により設定された値に基づいて上記印
圧調整手段を制御する制御手段を有している、という構
成を採っている。
【0016】請求項8記載の発明では、請求項4記載の
構成において、下流側の版胴に巻装されるマスタの穿孔
径が上流側の版胴に巻装されるマスタの穿孔径より大き
い、という構成を採っている。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1に示すように、2色印刷タイプの孔版印刷装置
2は、給紙手段4と、レジストローラ対6と、1色目
(上流側)の版胴8と、版胴8の外周面に巻装されるマ
スタ12を製版する製版手段14と、版胴8に印刷用紙
Pを所定の印圧で押圧する押圧手段16と、1色目を印
刷された印刷用紙Pを版胴8から分離するエアー吐出方
式の分離手段18と、使用済みのマスタ12を版胴8か
ら剥離する排版手段20と、版胴8から印刷用紙Pの搬
送方向に間隔をおいて配置された2色目(下流側)の版
胴22と、版胴8と版胴22間において印刷用紙Pを搬
送するエアー吸着ベルト方式の中間搬送手段24と、版
胴22の外周面に巻装されるマスタ26を製版する製版
手段28と、版胴22に印刷用紙Pを所定の印圧で押圧
する押圧手段30と、2色目を印刷された印刷用紙Pを
版胴22から分離するエアー吐出方式の分離手段32
と、使用済みのマスタ26を版胴22から剥離する排版
手段34と、版胴22から分離された印刷用紙Pを排紙
トレイ36へ向けて搬送する排紙搬送手段38等を有し
ている。図1において、符号40は版胴8のマスタクラ
ンパを、42は版胴22におけるマスタクランパを示し
ている。
【0018】版胴8,22の構成、マスタ12,26の
給・製版、排版等の構成・工程は周知であるのでその説
明を省略する。給紙手段4では弾性力により常時上昇す
るように付勢された給紙台44に複数の印刷用紙Pが積
載されており、給紙ローラ46、分離ローラ48、分離
コロ50等により最上の印刷用紙Pから順に一枚ずつ分
離されてレジストローラ対6へ送られる。印刷用紙Pは
レジストローラ対6で斜めずれ等を修正された後、版胴
8の画像先端と印刷用紙Pの先端部の所定位置とが一致
するタイミングでレジストローラ対6により版胴8へ向
けて送られる。
【0019】押圧手段16は、軸52に回動自在に支持
されたアーム54と、アーム54の一端部に回転自在に
支持されたプレスローラ56aと、アーム54の他端部
に当接してアームを駆動するカム58と、プレスローラ
56aが版胴8に当接するように付勢する印圧バネ60
と、印圧バネ60の付勢力を調整する印圧調整手段62
を有している。給紙タイミングに合わせてプレスローラ
56aが版胴8に当接し、ニップ部を形成する。版胴8
内にはインキローラ64やドクターローラ66等からな
るインキ供給手段が設けられており、プレスローラ56
aの当接による印圧によって版胴8内面に供給されたイ
ンキがマスタ12の穿孔部から滲み出し、印刷用紙Pに
転移する。これにより印刷用紙Pに1色目の画像が印刷
される。プレスローラ56aは版胴8のマスタクランパ
40との干渉を回避しながら間欠的に押圧される。
【0020】1色目の印刷がなされた印刷用紙Pは版胴
8から分離手段18により分離される。分離された印刷
用紙Pは、中間搬送手段24により搬送され、版胴22
とプレスローラ56bのニップ部に進入する。中間搬送
手段24は、搬送ベルト68と、ファン70等を有する
周知の構成であり、印刷用紙Pを吸着しながら搬送す
る。版胴22側の押圧手段30が版胴8側の押圧手段1
6に対して異なる点は、印圧バネ60の一端が装置本体
の固定部材72に係止され、従来と同様にバネ力の調整
ができないようになっていることである。
【0021】中間搬送手段24による搬送タイミングに
合わせてプレスローラ56bが版胴22に当接し、ニッ
プ部を形成する。版胴22内にはインキローラ64やド
クターローラ66等からなるインキ供給手段が設けられ
ており、プレスローラ56bの当接による印圧によって
版胴22内面に供給されたインキがマスタ26の穿孔部
から滲み出し、印刷用紙Pに転移する。これにより印刷
用紙Pに2色目の画像が印刷される。プレスローラ56
bは版胴22のマスタクランパ42との干渉を回避しな
がら間欠的に押圧される。2色目の印刷がなされた印刷
用紙Pは版胴22から分離手段32により分離され、排
紙搬送手段38により搬送されて排紙トレイ36に排出
・スタックされる。排紙搬送手段38は中間搬送手段2
4と同様に、搬送ベルト74と、ファン76等を有する
周知の構成であり、印刷用紙Pを吸着しながら搬送す
る。
【0022】印圧調整手段62は、図2に示すように、
印圧バネ60の一端部を係止するための係止部620
と、印圧バネ60が伸びる方向における調整量を制限す
るストッパー片622と、装置本体の側板78に螺合さ
れたネジ部624と、ナット626を有している。係止
部620と、ストッパー片622と、ネジ部624は一
体に形成されている。
【0023】本実施例では、1色目の版胴8における印
圧(プレスローラ56aによる押圧力)を、2色目の版
胴22における印圧(プレスローラ56bによる押圧
力)よりも低く設定している。換言すれば、上流側の版
胴8における印刷用紙Pへのインキの転移量を下流側の
版胴22における印刷用紙Pへのインキの転移量より少
なくしている。具体的には、1色目の版胴8側の印圧バ
ネ60の長さLを2色目の版胴22側の印圧バネ60の
長さよりも短く設定している。印圧調整手段62による
調整は、ナット626を回転させ、ネジ部624を矢印
方向に移動させて印圧バネ60の長さを変えることによ
ってなされる。本実施例における印圧調整手段62によ
れば、ネジ調整方式であるので無段階に印圧を調整する
ことができる。
【0024】次に、1色目の版胴8における印圧を低く
した構成における印刷動作を説明する。図3に示すよう
に、1枚目の印刷用紙P上に版胴8から1色目のインキ
画像Cが転写される。版胴8側では印圧が低く設定され
ているので、版胴8内部からのインキの押し出し量が少
なく、すなわち転移量が少なく、2色目側よりも濃度は
低くなる。その後、印刷用紙Pは、図4に示すように、
2色目の版胴22のニップ部に進入し、版胴22から2
色目のインキ画像Bを転写される。
【0025】1色目の印刷を終えた印刷用紙Pはインキ
画像Cが未乾燥状態で版胴22のニップ部に進入するた
め、版胴22に巻装されているマスタ26にインキ画像
Cの一部が転移する。従って、1枚目の印刷終了段階に
おいては1色目のインキ画像Cの濃度は2色目のインキ
画像Bの濃度よりさらにやや低い状態となる。
【0026】2枚目以降の印刷用紙Pでは、図5に示す
ように、1色目では1枚目と同様の転写状態となるが、
2色目では、図6に示すように、1枚目のときに版胴2
2のマスタ26に転移したインキ画像Cが印刷用紙P上
に転写された本来の1色目のインキ画像C上に重ねて転
写される。本来の1色目のインキ画像Cは印圧の調整に
より元々濃度が低いので、印刷終了段階(2色目印刷完
了段階)における再転写後の1色目のインキ画像Cの濃
度は2色目のインキ画像Bの濃度と同等となる。このよ
うに、印刷終了段階における1色目のインキ画像Cの濃
度が2色目のインキ画像Bの濃度と同等となるように、
版胴8側の印圧が設定されている。
【0027】上記実施例では、1色目の版胴8における
印圧を印圧調整手段62により低く設定したが、2色目
側の印圧バネ60よりもバネ定数の小さいものを使用し
て2色目側と同様に調整しない構成としてもよい。しか
しながら、上記実施例のように印圧調整手段62を用い
る構成とすれば、印圧バネ60の弾性力減衰による経時
的印圧の変化を部材交換をすることなく修正できる利点
がある。
【0028】上記実施例では、版胴8の印圧をオペレー
タ又はサービスマンが印圧調整手段62により手動操作
で調整する構成を示したが、自動調整とすることもでき
る。この自動調整を有する実施例を図7乃至図9に基づ
いて説明する。なお、上記実施例と同一部分は同一符号
で示し、特に必要がない限り重複説明は省略する。本実
施例における印圧調整手段80は、印圧バネ60の一端
部を係止するための係止部620と、印圧バネ60が伸
びる方向における調整量を制限するストッパー片622
と、装置本体の側板78に螺合されたネジ部628と、
ネジ部628に螺合し図示しないブラケットにより位置
決めされたナットギヤ630と、ステッピングモータ6
32と、ステッピングモータ632の回転軸に固定され
てナットギヤ630に噛み合うギヤ634を有してい
る。係止部620と、ストッパー片622と、ネジ部6
28は一体に形成されている。ナットギヤ630は、図
8に示すように、中心部にネジ部628に螺合するネジ
穴630aを有し、外周にギヤ634に噛み合う歯面6
30bを有している。また、側板78の穴78aに入り
込む凸部630cと、側板78との間に隙間を形成する
段部630dを有している。
【0029】本実施例における孔版印刷装置2は、図9
に示すように、印圧を自動調整するための制御手段82
と、印圧設定手段としての印圧設定キー84を有してい
る。制御手段82は、CPU、ROM、RAM、I/O
インターフェース等を含むマイクロコンピュータであ
り、印圧設定キー84による設定値に基づいてステッピ
ングモータ632を制御する。印圧設定キー84は装置
本体の操作パネル86に設けられており、多段階の調整
値を入力設定できるようになっている。図示しないが、
ネジ部628のホームポジションを検知するホームポジ
ションセンサが設けられており、制御手段82はこのホ
ームポジションセンサの検知情報と設定値に基づいてス
テッピングモータ632を駆動する。
【0030】例えば、一旦設定した印圧において、未だ
濃度差があり又は巻き上がり現象が生じる場合には、オ
ペレータは印圧設定キー84によりさらに低い印圧を設
定する。設定し直された値に基づいて制御手段82はス
テッピングモータ632を制御する。このように自動調
整方式とすれば、濃度差がなく且つ巻き上がり現象が生
じない最適な印圧を容易に得ることができる。
【0031】上記各実施例では、上流側の版胴における
印圧を低くすることによって上流側の版胴における印刷
用紙へのインキの転移量を下流側の版胴における印刷用
紙へのインキの転移量より少なくすることとしたが、下
流側の版胴に上流側の版胴よりも穿孔径の大きいマスタ
を用いてもよい。すなわち、1色目の版胴8に巻装され
るマスタ12の穿孔径より2色目の版胴22に巻装され
るマスタ26の穿孔径を大きくする。このようにすれ
ば、2色目側のインキの転移量に比べて1色目側のイン
キの転移量が少なくなり、印圧を低くした場合と同様の
機能を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1,2,4又は5記載の発明によ
れば、上流側の版胴における印刷用紙へのインキの転移
量を少なくすることとしたので、1パス方式における再
転写現象による濃度差問題及び巻き上がり現象を解消で
きる。
【0033】請求項6記載の発明によれば、印圧調整手
段により印圧を低く設定する構成としたので、印圧を調
整することができ、部材交換をすることなく最適な印圧
を設定することができる。
【0034】請求項7記載の発明によれば、印圧調整手
段と制御手段を有する構成としたので、濃度差がなく且
つ巻き上がり現象が生じない最適な印圧を労力を要する
ことなく容易に得ることができる。
【0035】請求項3又は8記載の発明によれば、上流
側の版胴と下流側の版胴でマスタの穿孔径を変えること
としたので、新たな機構を要することなく上流側の版胴
における印刷用紙へのインキの転移量を下流側の版胴に
おける印刷用紙へのインキの転移量より少なくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る孔版印刷装置の概要正
面図である。
【図2】押圧手段の概要正面図である。
【図3】図1で示した孔版印刷装置における印刷用紙1
枚目の1色目の版胴での印刷動作を示す図である。
【図4】図1で示した孔版印刷装置における印刷用紙1
枚目の2色目の版胴での印刷動作を示す図である。
【図5】図1で示した孔版印刷装置における印刷用紙2
枚目の1色目の版胴での印刷動作を示す図である。
【図6】図1で示した孔版印刷装置における印刷用紙2
枚目の2色目の版胴での印刷動作を示す図である。
【図7】他の実施例に係る押圧手段の概要正面図であ
る。
【図8】図7で示した実施例における印圧調整手段のナ
ットギヤを示す図で、(a)は一部省略の側面図、
(b)は断面図である。
【図9】図7で示した実施例における制御ブロック図で
ある。
【図10】従来の孔版印刷装置の概要正面図である。
【図11】従来の孔版印刷装置における印刷用紙1枚目
の1色目の版胴での印刷動作を示す図である。
【図12】従来の孔版印刷装置における印刷用紙1枚目
の2色目の版胴での印刷動作を示す図である。
【図13】従来の孔版印刷装置における印刷用紙2枚目
の1色目の版胴での印刷動作を示す図である。
【図14】従来の孔版印刷装置における印刷用紙2枚目
の2色目の版胴での印刷動作を示す図である。
【符号の説明】
8,22 版胴 12,26 マスタ 62 印圧調整手段 82 制御手段 84 印圧設定手段としての印圧設定キー P 印刷用紙

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製版済みのマスタが巻装された版胴が印刷
    用紙の搬送方向に間隔をおいて複数配置された孔版印刷
    装置を用い、印刷用紙の1回の搬送で多色印刷を行なう
    孔版印刷方法において、 上流側の版胴における印刷用紙へのインキの転移量を少
    なくし、印刷終了段階において下流側の版胴における印
    刷用紙へのインキの転移量と同等になるようにすること
    を特徴とする孔版印刷方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の孔版印刷方法において、 上流側の版胴における印刷用紙へのインキの転移量を少
    なくすることが、上流側の版胴における印圧を下流側の
    版胴における印圧よりも低く設定することによってなさ
    れることを特徴とする孔版印刷方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の孔版印刷方法において、 上流側の版胴における印刷用紙へのインキの転移量を少
    なくすることが、下流側の版胴に上流側の版胴よりも穿
    孔径の大きいマスタを用いることによってなされること
    を特徴とする孔版印刷方法。
  4. 【請求項4】製版済みのマスタが巻装された版胴が印刷
    用紙の搬送方向に間隔をおいて複数配置され、印刷用紙
    の1回の搬送で多色印刷を行なう孔版印刷装置におい
    て、 上流側の版胴における印刷用紙へのインキの転移量を少
    なくし、印刷終了段階において下流側の版胴における印
    刷用紙へのインキの転移量と同等になるようにすること
    を特徴とする孔版印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の孔版印刷装置において、 上流側の版胴における印圧が下流側の版胴における印圧
    よりも低く設定されていることを特徴とする孔版印刷装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の孔版印刷装置において、 上流側の版胴における印圧を調整する印圧調整手段を有
    し、上流側の版胴における印圧が下流側の版胴における
    印圧よりも低く設定されていることを特徴とする孔版印
    刷装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の孔版印刷装置において、 任意の印圧を設定する印圧設定手段と、この印圧設定手
    段により設定された値に基づいて上記印圧調整手段を制
    御する制御手段を有していることを特徴とする孔版印刷
    装置。
  8. 【請求項8】請求項4記載の孔版印刷装置において、 下流側の版胴に巻装されるマスタの穿孔径が上流側の版
    胴に巻装されるマスタの穿孔径より大きいことを特徴と
    する孔版印刷装置。
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