JP3064310B2 - 眼科手術用顕微鏡 - Google Patents

眼科手術用顕微鏡

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JP3064310B2 JP1321016A JP32101689A JP3064310B2 JP 3064310 B2 JP3064310 B2 JP 3064310B2 JP 1321016 A JP1321016 A JP 1321016A JP 32101689 A JP32101689 A JP 32101689A JP 3064310 B2 JP3064310 B2 JP 3064310B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば眼科等の手術の際に被検体としての
眼の観察に用いて好適な眼科手術用顕微鏡に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の顕微鏡装置においては、この顕微鏡装
置における照明光学系により被検体としての眼に光を照
射し、この眼からの反射光を対物レンズを経て観察光学
系の接眼レンズ系に導いて結像させ、手術者の観察に供
しているのが一般的である。
しかしながら、従来の顕微鏡装置においては、眼に対
する光障害防止の対策としては、眼に照射する光の光量
を弱くしたり、照射時間を手術者の感で短くしたり強膜
縫合の時など同軸照明が必要ない時は、斜照明に切換え
て、中心窩へのダメージを少なくしたり、あるいは瞳孔
部のみを遮光したりしていた。よって、実際に眼にどの
位の光量が照射されているかを客観的に把握することは
できないのが実情である。
従来においても、眼に対する入射光量を把握すべく、
眼の近傍にカロリメータを配置して光のエネルギー量を
測定したり、同じく照度計により眼の近傍位置の照度を
測定し、これを基に入射光量を算出する試みもなされて
いるが、これらの方法は極めて煩雑さを伴い、眼の観察
や手術の執行に支障を期たすと共に、正確な入射光量を
迅速に把握することができず依然として光障害の発生を
避けることができないという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被
検体に対する入射光量を客観的に把握でき、光障害防止
に寄与し得る眼科手術用顕微鏡を提供することを目的と
するものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 請求項1記載の発明は、被検眼に照明光を照射する照
明光学系と、被検眼からの反射光を対物レンズを介して
導きこの被検眼の像を結像する観察光学系とを有する眼
科手術用顕微鏡において、前記被検眼に照射される照明
光の光量が予め設定された光量を超えたことを判断する
判断手段と、この判断手段の出力に基づいて、前記設定
光量を超えたことを音によって警報する警報手段とを設
けたことを特徴とするものである。
(作 用) 以下に上記構成の各発明の作用を説明する。
請求項1記載の眼科手術用顕微鏡における判断手段は
照明光量と、予め設定された光量との比較を行い、照明
光量が設定光量を超えたとき警報手段に出力し、警報手
段は、光量が設定光量を超えたことを音によって知らせ
る。
(実施例) 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
まず、第1図乃至第3図を参照し、本発明の第1の実
施例を説明する。
第1図に示す顕微鏡装置1は、床面2上を走行可能な
支持体3と、この支持体3に取付けた支柱4により支持
された第1アーム5と、この第1アーム5に取付けた第
2アーム6と、第2アーム6に取付けたX−Y駆動部7
と、このX−Y駆動部7によりX,Y方向(床面2と平行
な方向及びこれと直交する方向)に駆動されるズーム系
及び照明系を具備した顕微鏡本体8とを具備している。
顕微鏡装置1は、更にこの手術用顕微鏡1の各電気
系、即ち、前記X−Y駆動部7,顕微鏡本体8のズーム系
及び照明系を各々操作するための操作手段としてのフッ
トスイッチ50を具備している。
前記顕微鏡本体8は、第2図に拡大して示すように、
全体として筒状に形成され下端部に対物レンズ10を組込
んだ鏡筒9と、この鏡筒9の上部に取付けた接眼鏡筒11
と、鏡筒9に組込んだ照明光学系12と、同じく鏡筒9に
組込んだ測定手段26を構成するハーフミラー13及び光電
変換素子14と、鏡筒9に組込んだ観察光学系15とを具備
している。
前記照明光学系12は、鏡筒9の側壁に取付けたランプ
ハウス16と、このランプハウス16内に配置したハロゲン
ランプ等の光源17と、この光源17からの光を集光する集
光レンズ18と、鏡筒9内に配置され前記集光レンズ18か
らの光を対物レンズ10側に反射するプリズム19とを具備
し、これら各光学要素と対物レンズ10とにより光源17か
ら被検体としての眼Eに至る照明用の光路C1を形成する
ようになっている。
前記観察光学系15は、前記対物レンズ10の上方に配置
したアフォーカル変倍を行う変倍光学系20と、この変倍
光学系20の上方に配置した結像レンズ21と、この結像レ
ンズ21の更に上方に配置した正立プリズム22と、前記接
眼鏡筒11に配置した反射ミラー23,全反射プリズム24及
び接眼レンズ系25とを具備し、これら各光学要素により
観察用の光路C2を形成するようになっている。
前記測定手段26は、前記照明用の光路C1における反射
プリズム19と対物レンズ10との間の位置に配置したハー
フミラー13と、このハーフミラー13による反射光を受光
しこれを電気信号に変換する光電変換素子14と、第3図
に示すように光電変換素子14の出力信号を取込んでこれ
を時間積分する演算を行い演算結果を光路C1における測
定光量(エネルギー量)として出力する演算部27とを具
備している。
更に、顕微鏡装置1は、第3図に示すように前記演算
部27の演算結果である測定光量を表示する液晶ディスプ
レスの如き表示手段28を具備している。この表示手段28
は、顕微鏡本体8の鏡筒9に取付けられている。
次に、上記構成の顕微鏡装置1の作用を前記測定手段
26及び表示手段28の作用を主にして説明する。
照明光学系12の光源17からの光は、集光レンズ18によ
り集光され反射プリズム19により反射されて対物レンズ
10を経て眼Eを照射する。そして、眼Eからの反射光
は、対物レンズ10を経て変倍光学系20に至りここで変倍
されて結像レンズ21に至り、この結像レンズ21により一
旦結像される。
結像された像は、正立プリズム22により正立像となっ
た後、反射ミラー23,全反射プリズム24を経て接眼レン
ズ系25に至りここで観察像として結像し、手術者の観察
に供される。
このような顕微鏡装置1による眼Eの観察動作に際し
て、光路C1に配置したハーフミラー13は光源17からの光
の一部を反射して光電変換素子14に導光する。
光電変換素子14は、入射光を電気信号に変換して演算
部27に送る。
演算部27は、光電変換素子14からの電気信号を取込ん
でこれを時間積分し、演算結果を光路C1における測定光
量として表示手段28に送り続ける。
表示手段28は、演算部27からの測定光量を可視的に表
示し、手術者の視認に供する。
これにより、手術者は光路C1における光量、即ち、眼
Eに照射される光の光量を客観的に把握することがで
き、眼Eの光障害防止のために適切な措置、例えば、表
示手段28の表示値が所定の値を越えたとき、光源17を用
いて注意をうながすなどの表示警報等を行うことができ
る。
次に、本発明の顕微鏡装置の第2の実施例を第4図及
び第5図を参照して説明する。尚、第4図に示す顕微鏡
本体8Aにおいて、第2図に示すものと同一の機能を有す
るものには同一の符号を付して示す。
第4図に示す顕微鏡本体8Aが前記顕微鏡本体8と相違
する点は、測定手段26におけるハーフミラー13を観察光
学系15の光路C2における対物レンズ10と変倍光学系20と
の間の位置に配置し、ハーフミラー13による反射光を、
鏡筒9の側壁に配置した光電変換素子14により受光する
ようにしたことである。
また、本実施例装置においては、第5図に示すように
電気系統として前記表示手段28の代りに測定手段26に演
算制御手段30を接続し、更に、この演算手段30に対し警
報手段33を接続した構成を採用している。
前記演算制御手段30は、眼Eに対する許容光量の値を
予め記憶したメモリ31と、前記演算部27からの測定光量
とメモリ31に記憶した許容光量とを比較演算し、測定光
量が許容光量を超える場合には警報情報を出力する比較
演算部32とを具備している。
前記警報手段33は、比較演算部32からの警報情報に基
き警報を発するブザー,チャイム又はベル等から構成さ
れている。
この第2の実施例装置の顕微鏡本体8Aの照明光学系12
及び観察光学系15の作用は前記顕微鏡本体8の場合と全
く同様であるが、この顕微鏡本体8Aの場合には、観察光
学系15の光路C2に配置したハーフミラー13が眼Eから対
物レンズ10を経て導光されてくる反射光の一部を光電変
換素子14に入射する。
光電変換素子14及び演算部27は上述した場合と同様に
動作し、光路C2の光量を測定して、測定光量を比較演算
部32へ送出する。
比較演算部32は、演算部27からの測定光量と、メモリ
31に記憶した許容光量とを取込んで両者の比較演算を行
い、測定光量が許容光量を超える場合には、警報情報を
警報手段33に送出する。
これにより、警報手段33は、警報を発するので、手術
者は眼Eに対する照射光量が許容光量を越えたことを自
動的に認識することができ、直ちに光源17を消灯する等
の光障害防止のための措置を採ることが可能となる。こ
の場合に、図示していないが比較演算部32からの警報情
報を基にリレー等を作動させ光源17の電源回路を遮断し
て光源17を自動的に消灯させるようにすることも、もち
ろん可能である。
また、本実施例の演算部27に第3図に示す場合と同様
な表示手段28を接続した構成としてもよい。
本発明は、上述した実施例のほか種々の変形が可能で
ある。
本発明の応用例としては、第6図,第7図に示すもの
を挙げることができる。
第6図に示す顕微鏡本体8Bは、測定手段26のハーフミ
ラー13を観察光学系15の結像レンズ21と正立プリズム22
との間の光路C2に配置すると共に、ハーフミラー13に対
応する位置に光電変換素子14を取付け、更に測定手段26
の演算部27に光源17の発光光量を制御する光量制御手段
34を接続したものである。
このような構成とすることにより、変倍光学系20によ
る変倍動作に伴う光路C2の光量変化、即ち、接眼レンズ
系25における観察光量の変化に応じて光量制御手段が光
源17を制御することになり、常に観察光量を一定レベル
に維持しつつ眼Eの観察を行うことが可能となる。
また、観察が暗くならないようにハーフミラー13をダ
イクロイックミラーにしてもよい。この場合、可視部の
影響は光量分布を仮定して計算する。
また、ダイクロイックミラーを用いることにより、前
記照明光学系12、観察光学系15が形成する光路を通る光
の内、可視光は透過し、赤外光が反射することになり、
照明光学系12において有害な赤外光の眼Eへの入射を避
け、可視光の最大光量を減少させること無くこの眼Eを
照明することができ、また、観察光学系15においても手
術者の観察眼への有害な赤外光の入射を避けることがで
きる。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、下記の効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、上記構成としたことに
より被検体に照射される光量が設定光量を超えたことを
音によって術者に認識させることが可能になり、術者は
これに基づいて手術中であっても適正な処置を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の顕微鏡装置の第1の実施例を示す側面
図、第2図は同上の顕微鏡本体の拡大断面図、第3図は
同上の電気系統のブロック図、第4図は本発明の第2の
実施例における顕微鏡本体の拡大断面図、第5図は同実
施例の電気系統のブロック図、第6図は本発明の応用例
を示す拡大断面図、第7図は応用例の電気系統のブロッ
ク図である。 1……顕微鏡装置、8,8A……顕微鏡本体、 12……照明光学系、15……観察光学系、 26……測定手段、28……表示手段、 30……演算制御手段、33……警報手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−14114(JP,A) 特開 昭63−49720(JP,A) 特開 昭61−82753(JP,A) 特開 昭64−34322(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 21/00 - 21/36 A61B 19/00 A61F 9/007

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検眼に照明光を照射する照明光学系と、
    被検眼からの反射光を対物レンズを介して導きこの被検
    眼の像を結像する観察光学系とを有する眼科手術用顕微
    鏡において、 前記被検眼に照射される照明光の光量が予め設定された
    光量を超えたことを判断する判断手段と、この判断手段
    の出力に基づいて、前記設定光量を超えたことを音によ
    って警報する警報手段とを設けたことを特徴とする眼科
    手術用顕微鏡。
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