JP3063904U - 傘用ハンカチホルダ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 傘の使用時に、雨滴で濡れた手を拭くことが
できるハンカチ類を傘の柄に容易に装着する傘用ハンカ
チホルダーにある。 【解決手段】 傘５の柄６に着脱自在に装着できるホル
ダー本体２とハンカチ類を保持する補助バンド３とから
なる傘用ハンカチホルダー１を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、傘用ハンカチホルダーに係り、特に雨天時の使用に際し、手の濡れ を拭くハンカチ類のホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

傘の使用時は勿論のこと、特に、雨滴のついた傘を畳む時には手が濡れてしま うことがある。その際、その手を拭くためには、例えば、ポケットやバッグから ハンカチなどを取り出すことがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記のように濡れた手でポケットやバッグからハンカチを取り出そう とすると、ポケットやバッグまで濡らしてしまうという問題点があった。また、 傘を畳むごとにハンカチを取り出すことは不便であり、迅速な行動が取りづらい という問題点もあった。そのために、濡れた手を振って雨滴を払い落とすだけで 済ませてしまう場合も多々ある。

【０００４】 そこで本考案は上記課題を解決するために、傘の柄にハンカチ類を取り付け、 濡れた手をそのハンカチ類で拭けるようにすることを目的としている。また、そ れとともに、簡易に傘の柄にハンカチ類を取り付けることを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の第１の考案は、傘の柄に装着するホルダ ー本体と、ハンカチ類を保持する補助バンドを備えることを特徴としている。

【０００６】 第２の考案は、傘の柄に着脱自在に環装するホルダー本体と、前記ホルダー本 体に略直角状に巻装しハンカチ類を保持する補助バンドを備えることを特徴とし ている。補助バンドは、環状でホルダー本体に略直角状に巻装する場合と、端部 を係合してホルダー本体に略直角状に巻装する場合がある。

【０００７】 第３の考案は、傘の柄に着脱自在に装着する伸縮自在のホルダー本体と、前記 ホルダー本体に略直角状に巻装しハンカチ類を保持する補助バンドを備える傘用 ハンカチホルダーであって、前記補助バンドの一端部は前記ホルダー本体の開口 部と連なり、他の一端部は前記ホルダー本体の内面と互いに係合し合う係合手段 を設けることを特徴としている。

【０００８】 第４の考案は、傘の柄に着脱自在に装着するバンド本体と、前記バンド本体に 固着するハンカチ類を備えることを特徴としている。また、第５の考案は、傘の 柄に着脱自在に装着する伸縮自在のバンド本体からなる傘用ハンカチホルダーで あって、前記バンド本体の両端に互いに係合し合う係合手段を有し、かつ前記バ ンド本体の一端にハンカチ類を固着することを特徴としている。

【０００９】

【作用】

上記のように構成された傘用ハンカチホルダーによれば、ホルダー本体或いは バンド本体を傘の柄に装着することにより、手を拭くハンカチ類は傘の柄部分に 取り付けられる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて、本考案を詳細に説明する。ここ で、図１は、本考案に係る一例を示す斜視図、図２は、同使用状態を示す説明図 、図３は、本考案に係る他の例を示す斜視図、図４は、同取り付け状態を示す説 明図、図５は、同使用状態を示す説明図である。

【００１１】 図１に示すように、傘用ハンカチホルダー１は、傘の柄に装着するホルダー本 体２と、これに連なる補助バンド３を備えている。

【００１２】 ホルダー本体２は、筒状体４からなり、後記する傘５の柄６に着脱自在に装着 できる構成としてある。ホルダー本体２は傘５の柄６に着脱自在に装着できるも のであれば筒状体４の構成に限らず、例えば、帯状体の両端部に係合し合う面フ ァスナーなどの周知の係合手段を設けた構成としてもよい。なお、ホルダー本体 ２は、傘５の柄６の太さ・形状などを問わず使用できるようにするため、ゴムベ ルトやゴム入りベルトなどのゴム材を主材料とする伸縮自在の素材を用いるのが 好ましい。

【００１３】 補助バンド３は、上記筒状体４の上端開口部７から垂下状に設けた帯状構成の バンドであり、任意な形態に折り畳んだハンカチ８を補助バンド側に位置するホ ルダー本体２に沿わせて、補助バンド３を介して保持させるようにしてある。

【００１４】 即ち、補助バンド３の先端部には雌ファスナー９が取り付けてあり、筒状体４ の内面に雄ファスナー１０が取り付けてある。そして前記するように、ホルダー 本体２の外面に沿わせたハンカチ８の上面に補助バンド３を配した後、雄・雌フ ァスナー９，１０をそれぞれ係合し合うことにより、ハンカチ８を保持させてあ る。なお、雄・雌ファスナー９，１０の取り付け方法は雄・雌逆でもよく、スナ ップやホックのような留め金などの周知な係合手段を用いてもよい。また、補助 バンド３の材質は、ホルダー本体２と同様な素材のものを用いるのが好ましい。

【００１５】 補助バンド３は、上記筒状体４の上端開口部７だけでなく、下端開口部からも 延びる帯状構成のバンドとし、その両者の先端部に係合部を設けて係合し合うこ とにより、ハンカチを保持させることもできる。

【００１６】 図２は、傘用ハンカチホルダー１の使用状態を示したものであり、ホルダー本 体２を傘５の柄６に装着させ、ホルダー１を柄６の任意の場所に固定してある。 なお、図示の例ではハンカチを使用しているが、これに限らず、タオルや手ぬぐ いなどの手を拭く布片（ハンカチ類）であればよい。また、ハンカチ８の折り畳 み方は任意であり、特に限定されるものではない。

【００１７】 図３に示すように、傘用ハンカチホルダー１５は、傘５の柄６に着脱自在に装 着するバンド本体１６と、バンド本体１６に固着するハンカチ１７を備えている 。

【００１８】 バンド本体１６の一端部１８には、任意な状態に折り畳んだハンカチ１７が帯 状の布体１９で固定状態に取り付けられており、この布体１９の一面には、面フ ァスナーを構成する雄・雌いずれか一方のファスナーやスナップ・フック等の留 め金などの係合部２０が設けられている。また、他端部２１の他面にも係合部２ ０に対応する係合部２２が設けられている。係合部２０と２２は、図示のように それぞれ異なる面に設けるのが効果的であるが、同一面に設けてもよい。

【００１９】 バンド本体１６は、傘５の柄６に着脱自在に装着できる構成であり、傘５の柄 ６の太さ・形状に対応させるために、上記ホルダー本体２と同じ材質を用いるの が好ましい。

【００２０】 図４に示すように、ハンカチの取り付けを望む柄６の部分にホルダー１５を配 して、その位置でバンド本体１６を柄６に巻き付ける。これによりバンド本体１ ６の端部１８と２１を重ね、互いの係合部２０と２２を係合させて、ホルダー１ ５が傘５の柄６に固定される。図５は、実際に傘用ハンカチホルダー１５を傘に 使用した状態である。

【００２１】

【考案の効果】

本考案は以上のような構成としたことにより、次の効果がある。 傘を畳むなど傘を使用した際に濡れた手を、ポケットやバッグからハンカチ 類を取り出さずに、簡易・迅速に拭くことができる。 本考案を使用することにより、傘の柄の太さ・形状を問わず、簡易に傘の柄 にハンカチ類を取り付けることができる。 ハンカチ類の取り替えが自由なので清潔で、かつ、自分の好みのハンカチや タオルなどを使用できる。 ハンカチ類が目印となり、他人の傘との区別が容易になる。 ハンカチ類を取り付けることで、傘の装飾的効果も有する。 本考案はその構成ゆえに簡易かつ安価に製造できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る一例を示す斜視図。

【図２】同使用状態を示す説明図。

【図３】本考案に係る他の例を示す斜視図。

【図４】同取り付け状態を示す説明図。

【図５】同使用状態を示す説明図。

【符号の説明】

１ 傘用ハンカチホルダー ２ ホルダー本体 ３ 補助バンド ５ 傘 ６ 柄

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 傘の柄に装着するホルダー本体と、ハン
   カチ類を保持する補助バンドを備える傘用ハンカチホル
   ダー。
2. 【請求項２】 傘の柄に着脱自在に装着するホルダー本
   体と、前記ホルダー本体に略直角状に巻装しハンカチ類
   を保持する補助バンドを備える傘用ハンカチホルダー。
3. 【請求項３】 傘の柄に着脱自在に装着する伸縮自在の
   ホルダー本体と、前記ホルダー本体に略直角状に巻装し
   ハンカチ類を保持する補助バンドを備える傘用ハンカチ
   ホルダーであって、前記補助バンドの一端部は前記ホル
   ダー本体の開口部と連なり、他の一端部は前記ホルダー
   本体の内面と互いに係合し合う係合手段を設けることを
   特徴とする傘用ハンカチホルダー。
4. 【請求項４】 傘の柄に着脱自在に装着するバンド本体
   と、前記バンド本体に固着するハンカチ類を備える傘用
   ハンカチホルダー。
5. 【請求項５】 傘の柄に着脱自在に装着する伸縮自在の
   バンド本体からなる傘用ハンカチホルダーであって、前
   記バンド本体の両端に互いに係合し合う係合手段を有
   し、かつ前記バンド本体の一端にハンカチ類を固着する
   ことを特徴とする傘用ハンカチホルダー。