JP3063830U - スライドファスナ周辺部の噛み込み防止構造 - Google Patents

スライドファスナ周辺部の噛み込み防止構造

Info

Publication number
JP3063830U
JP3063830U JP1999003204U JP320499U JP3063830U JP 3063830 U JP3063830 U JP 3063830U JP 1999003204 U JP1999003204 U JP 1999003204U JP 320499 U JP320499 U JP 320499U JP 3063830 U JP3063830 U JP 3063830U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flap
cloth
slide fastener
slider
free
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999003204U
Other languages
English (en)
Inventor
享 斉藤
Original Assignee
東洋リントフリー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東洋リントフリー株式会社 filed Critical 東洋リントフリー株式会社
Priority to JP1999003204U priority Critical patent/JP3063830U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3063830U publication Critical patent/JP3063830U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slide Fasteners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄くて柔軟性がある無塵布でフラップが形成
されている場合であっても、スライダに噛み込まれるこ
とがなく、開閉動作を円滑に行えるようにしたスライド
ファスナ周辺部の噛み込み防止構造を提供する。 【解決手段】 連続した咬合子3を有するテープ4が逢
着された布部材2に、スライダ5及びテープ4を被覆す
るフラップ6を設け、このフラップ6の自由端縁に補強
布7を取り付けることによって、ファスナ1の開閉動作
時においてフラップ6がスライダ5に噛み込まれないよ
うにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、被服等の開閉部に使用されるスライドファスナ、特に、無塵衣服に 適用されるスライドファスナにおいて、スライダ等を被覆するフラップの端縁を 補強することにより、開閉時におけるフラップのスライダへの噛み込みを防止で きるようにしたスライドファスナ周辺部の噛み込み防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から被服等の開閉部に広く用いられているスライドファスナとその周辺部 は、図3に示されているように、端部に咬合子3が連続して止着された一対のテ ープ4(4a,4b)を、開閉しようとする一対の布部材2(2a,2b)にそ れぞれ逢着してなり、把持部5aをつまんでスライダ5をスライドさせることに より対向する咬合子3,3を咬み合わせ、又は、その咬み合わせを解除できるよ うになっている。
【0003】 このようなファスナ1においては、スライダ5及びテープ4を保護する等の目 的で、布部材2にフラップ6(6a,6b)が設けられていることが多い。特に 、精密機器の生産工場や研究施設等のクリーンルームで着用される無塵衣服にフ ァスナ1が用いられる場合には、塵埃が咬合子3の隙間を抜けて外部に漏出して しまうようなことを防止する目的で、無塵布製のフラップ6が設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ファスナ1の開閉動作中にフラップ6の先端部がスライダ5に 噛み込まれてしまうことがあり、開閉動作が行えなくなってしまうという問題が ある。このような問題を回避すべく、剛性の大きい布や比較的厚めの布を用いて フラップを形成することも考えられる。
【0005】 但し、前述したような無塵衣服に適用されるファスナにおいては、フラップは 無塵布を用いて形成する必要がある一方、無塵布というのは、一般的に柔軟性が あり、また、比較的薄めに形成されているので、前記のような方法を適用するこ とは困難である。
【0006】 本考案は、このような問題点を解決すべくなされたものであって、薄くて柔軟 性がある無塵布でフラップが形成されている場合であっても、スライダに噛み込 まれることがなく、開閉動作を円滑に行えるようにしたスライドファスナ周辺部 の噛み込み防止手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、連続した咬合子を有するテープが逢着さ れた布部材に、スライダ及び前記テープを被覆するフラップを設け、フラップの 自由端縁に、その先端部を包み込むようにして補強布を取り付け、ファスナの開 閉動作時においてフラップがスライダに噛み込まれないようにしたことを特徴と している。
【0008】 尚、本考案は、クリーンルーム用の無塵衣服のスライドファスナ周辺部におい て、フラップが無塵布で形成されているものについて、好適に用いることができ る。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、図面を用いて本考案の実施の形態について説明する。図1は、本実施形 態におけるスライドファスナ1とその周辺部の断面図である。この図において2 (2a及び2b)は、無塵衣服の本体部分を構成する布部材である。この布部材 2a,2bには、咬合子3を有するテープ4a,4bがそれぞれ逢着されている 。また、それらの咬合子3はいずれもスライダ5の嵌合部に嵌合しており、スラ イダ5をスライドさせることによって、対向する咬合子3,3を咬み合わせ、又 は、その咬み合わせを解除できるようになっている。
【0010】 この図からも明らかなように、本実施形態においては、テープ4aは布部材2 aの端部に取り付けられるとともに、スライダ5及びテープ4a,4bの裏面を 被覆する無塵布製のフラップ6aが布部材2aに逢着されている。一方、テープ 4bは、布部材2bの端部ではなく、布部材2bの端部からやや奥まった位置に 取り付けられており、布部材2bのうち、テープ4bの取付部分から端部までの 部分が、フラップ6bとして、スライダ5及びテープ4a,4bの表面を被覆す るようになっている。
【0011】 そして、フラップ6a,6bの自由端縁には、その先端部を包み込むようにし て補強布7,7が取り付けられており、ファスナ1の開閉動作時においてフラッ プ6a,6bがスライダ5に噛み込まれないようになっている。
【0012】 この点についてより詳細に説明すると、図2に示されているようなスライダ5 が用いられる場合、通常、フラップ6の厚さ寸法Eは、咬合子を嵌合させる嵌合 部5bの開口寸法Cよりも小さいため、このままではファスナの開閉時にフラッ プ6の自由端縁が嵌合部5b内に進入して噛み込みが生じる可能性があるが、本 実施形態においては、補強布7をフラップ6の自由端縁に、その先端部を包み込 むようにして取り付けられているので、フラップ6の自由端縁における厚さ寸法 Dが嵌合部5bの開口寸法Cよりも大きくなっている。このため、フラップ6の 自由端縁が嵌合部5b内に容易に進入しないようになっており、スライダ5によ る噛み込みが可及的に回避されるようになっているのである。
【0013】 尚、図1及び図2に示されているように、フラップ6の自由端縁先端部と、こ れを包み込むようにして取り付けられた補強布7との間には、間隙部8が形成さ れることが好ましく、これによってフラップ6先端部の厚さ寸法をより大きくと ることができ、嵌合部5bへのフラップ6の進入による噛み込みをより好適に回 避することができる。
【0014】
【考案の効果】 以上に説明したように、本考案によれば、簡単な構成で、スライダによるフラ ップの噛み込みを好適に回避することができ、ファスナの開閉動作をスムーズに 行うことができる。特に、防塵衣服に適用されるファスナなどのように、フラッ プを形成する材料として、剛性の大きなものや厚さ寸法の大きな布を採用するこ とが困難な場合において大変有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のスライドファスナ1とその周辺部の
断面図である。
【図2】 図1のスライドファスナ1のスライダ5とフ
ラップ6の寸法を比較するための斜視図である。
【図3】 従来のスライドファスナ1とその周辺部の断
面図である。
【符号の説明】
1:ファスナ、 2:布部材、 3:咬合子、 4:テープ、 5:スライダ、 5a:把持部、 5b:嵌合部、 6:フラップ、 7:補強布、 8:間隙部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続した咬合子を有するテープが逢着され
    た布部材に、スライダ及び前記テープを被覆するフラッ
    プを設け、前記フラップの自由端縁に補強布を取り付け
    たことを特徴とするスライドファスナ周辺部の噛み込み
    防止構造。
  2. 【請求項2】クリーンルーム用の無塵衣服のスライドフ
    ァスナ周辺部に適用され、フラップが無塵布で形成され
    ていることを特徴とする、請求項1に記載のスライドフ
    ァスナ周辺部の噛み込み防止構造。
  3. 【請求項3】フラップの自由端縁の先端部を包み込むよ
    うにして補強布を取り付けたことを特徴とする、請求項
    1又は請求項2に記載のスライドファスナ周辺部の噛み
    込み防止構造。
  4. 【請求項4】フラップの自由端縁先端部と、これを包み
    込むようにして取り付けられた補強布との間に間隙部を
    形成したことを特徴とする、請求項3に記載のスライド
    ファスナ周辺部の噛み込み防止構造。
JP1999003204U 1999-05-12 1999-05-12 スライドファスナ周辺部の噛み込み防止構造 Expired - Lifetime JP3063830U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999003204U JP3063830U (ja) 1999-05-12 1999-05-12 スライドファスナ周辺部の噛み込み防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999003204U JP3063830U (ja) 1999-05-12 1999-05-12 スライドファスナ周辺部の噛み込み防止構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3063830U true JP3063830U (ja) 1999-11-30

Family

ID=43197521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999003204U Expired - Lifetime JP3063830U (ja) 1999-05-12 1999-05-12 スライドファスナ周辺部の噛み込み防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3063830U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218100A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Makita Corp ダストバッグ及びダストバッグを取り付けた集塵機
US9056571B2 (en) 2010-06-09 2015-06-16 Johnson Controls Technology Company Headrest and method for manufacturing a headrest

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218100A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Makita Corp ダストバッグ及びダストバッグを取り付けた集塵機
US9056571B2 (en) 2010-06-09 2015-06-16 Johnson Controls Technology Company Headrest and method for manufacturing a headrest

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3719908B2 (ja) 水密ジッパーとスライダー
JP3063830U (ja) スライドファスナ周辺部の噛み込み防止構造
JPS62181206U (ja)
JP2005160785A (ja) 噛み挟みのないファスナー
US11457758B2 (en) Universal zipper aid
JP3749154B2 (ja) 布地噛み込み防止テープ及びそれを備えたファスナー
JPS5846196Y2 (ja) 扉止め金具
JP3213768U (ja) 衣服仕上げ機の人体型装着用ボディパッド
JPH0430898Y2 (ja)
JP2000225006A (ja) ファスナー構造
JP3014946U (ja) カセットプレーヤのドア
JPH0440809U (ja)
JP2002095779A (ja) ヘッドカバー
JPH0451608Y2 (ja)
JP3056466U (ja) 布団カバー
JP3067697U (ja)
JPH0520165Y2 (ja)
JP2530921Y2 (ja) 絶縁カバー
JP2003325293A (ja) 布団カバー
JP3049854U (ja) 手 袋
JPS5988416U (ja) 痴「ほう」症患者用衣服
JPH056690Y2 (ja)
JP2555583Y2 (ja) 薄片開口用スライダーを用いたチヤツク付袋体
JP3051667U (ja) ワンタッチテープによる密着固定式ゴム手袋
JPH01182913A (ja) 磁気記録再生装置