JPH1033341A - 布団カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】容易に布団に被覆したり、布団から剥脱したり
することができる実用性に優れた布団カバーを提供す
る。 【構成】布団カバーは、略長方形で袋状の本体部１の片
端縁に長尺の開口部２ａが設けられ、他端縁の両端と中
央に短尺の開口部２ｂ，２ｂ・・が設けられた構造を有
している。長尺の開口部２ａには両開きファスナーが取
り付けられ、任意の位置から両方向に開閉自在になって
おり、短尺の開口部２ｂ，２ｂ・・には、片開きファス
ナーが取り付けられ、開閉自在になっている。また、本
体部１の内側の４つのコーナーには、２本１組の綿ひも
によって形成された布団止め３，３・・が縫いつけられ
ており、各布団止め３，３・・のそれぞれの先端には、
嵌合・脱着自在な一対のスナップ４ａ，４ｂが縫い付け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、布団カバーに関す
るものであり、詳しくは、布団に被覆したり、布団から
剥脱したりすることが容易な布団カバーに関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来の布団カバーは、図５に示すよう
に、略長方形で袋状の本体部５１の片端縁に開口部５２
が設けられ、その開口部５２に一方向に開閉自在な片開
きファスナーが設けられているとともに、本体部５１の
内側のコーナーに２本１組のひも状の布団止め５３，５
３が設けられた構造を有している。そして、開口部５２
から布団を挿入し、本体部５１の内側のコーナーに設け
られた各布団止め５３，５３を布団と結着させた状態で
布団に被覆されて使用される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の布団カバーは、開口部５２が本体部５１の片端縁に
しか設けられていないため、布団に被覆したり、布団か
ら剥脱したりする際、本体部５１の内側のコーナーに設
けられた布団止め５３の内、開口部から遠い位置にある
布団止め５３，５３を布団と結着する作業、あるいは開
口部から遠い位置にある布団止め５３，５３を布団から
解離する作業が非常にやりにくかった。

【０００４】本発明の目的は、上記従来の布団カバーが
有する課題を解消し、容易に布団に被覆したり、布団か
ら剥脱したりすることができる実用性に優れた布団カバ
ーを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】かかる本発明の内、第１
の発明の構成は、略長方形で袋状の本体部の片端縁、お
よび他端縁の少なくとも一部に、開閉自在な開口部が設
けられているとともに、前記本体部の内側の一部あるい
は全部のコーナーに、２本１組のひも状の布団止めが設
けられていることにある。

【０００６】第２の発明の構成は、略長方形で袋状の本
体部の周縁全体に、開閉自在な開口部が設けられている
とともに、前記本体部の内側の一部あるいは全部のコー
ナーに、２本１組のひも状の布団止めが設けられている
ことにある。

【０００７】第３の発明の構成は、第１の発明、第２の
発明において、前記布団止めのそれぞれの先端部に、係
脱自在な１組の係合具が設けられていることにある。

【０００８】第４の発明の構成は、略長方形で袋状の本
体部の内側の一部あるいは全部のコーナーに、２本１組
のひも状の布団止めが設けられているとともに、その布
団止めのそれぞれの先端部に、係脱自在な１組の係合具
が設けられていることにある。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の布団カバーの実施
の一形態を図面に基いて詳細に説明する。

【００１０】図１は、本発明の布団カバーを示す斜視図
であり、布団カバーの本体部１は、略長方形で袋状に形
成されている。そして、その本体部１の片端縁には、長
尺の開口部２ａが設けられており、他端縁の両端と中央
には、短尺の開口部２ｂ，２ｂ・・が設けられている。
長尺の開口部２ａには両開きファスナーが取り付けられ
ており、任意の位置から両方向に開閉自在になってい
る。また、短尺の開口部２ｂ，２ｂ・・には、片開きフ
ァスナーが取り付けられており、開閉自在になってい
る。

【００１１】一方、本体部１の内側の４つのコーナーに
は、２本１組の綿ひもによって形成された布団止め３，
３・・が縫いつけられている。さらに、各布団止め３，
３・・のそれぞれの先端には、一対のスナップ４ａ，４
ｂが縫い付けられている。それらの一対のスナップ４
ａ，４ｂは、それぞれの中央に設けられた凹部、凸部に
よって、嵌合・脱着自在になっている（図２参照）。

【００１２】かかる布団カバーは、長尺の開口部２ａを
開口して布団を挿入し、本体部１の内側の４つのコーナ
ーに設けられた布団止め３，３・・を布団に結着した状
態で、布団に被覆して使用する。

【００１３】上記の如く構成された布団カバーは、長尺
の開口部２ａ以外に、短尺の開口部２ｂ，２ｂ・・をも
設けられているため、その短尺の開口部２ｂ，２ｂ・・
から手を挿入することにより、長尺の開口部２ａから遠
いサイドのコーナーの布団止め３，３と布団とを非常に
容易に結着したり、解離したりすることができる。さら
に、４つのコーナーの布団止め３，３と布団との結着、
あるいは解離は、１組のスナップ４ａ，４ｂを嵌合・脱
着させるだけであるので、至極簡単である。このため、
上記布団カバーは、きわめて短時間で、布団に被覆した
り、布団から剥脱したりすることができる。また、上記
布団カバーは、電気毛布を利用する際に、電気毛布のコ
ードを、長尺の開口部２ａからでも、短尺の開口部２
ｂ，２ｂ・・からでも外部に出すことができるので、電
気毛布の挿入方向が限定されず、非常に便利である。

【００１４】本発明の布団カバーの構成は、上記実施例
の態様に限定されるものではなく、必要に応じて適宜変
更することができる。

【００１５】たとえば、図３の如く、本体部の両端縁の
全体に開閉自在な開口部を設けることも可能であるし、
図４の如く、本体部の周縁全体に開閉自在な開口部を設
けることも可能である。また、図５の如く、本体部の片
端縁のみに開閉自在な開口部を設けても良い。

【００１６】一方、開口部を開閉自在にするための手段
としては、片開きファスナーや両開きファスナー以外
に、マジックテープ等を使用することができるし、布団
止めとしては、綿ひも以外に、ゴムひも、ナイロンひ
も、マジックテープ等を使用することができる。

【００１７】また、布団止めは、必ずしも、本体部の内
側の全てのコーナーに設ける必要はなく、場合によって
は、１箇所のみに設けても良いし、対角線上の２箇所に
設けても良い。さらに、場合によっては、本体部の内側
のコーナー以外の部分に設けることや、本体部の内側の
４つのコーナーおよびそれぞれの中央位置の合計８箇所
に設けることも可能であり、設置数や位置は特に限定さ
れない。

【００１８】さらに、布団止めのそれぞれの先端に、必
ずしも係脱自在な１組の係合具を設ける必要はないし、
嵌合・脱着自在な１組のスナップ以外に、アメリカンホ
ック、プラスチックホック等を係脱自在な１組の係合具
として使用することもできる。また、場合によっては、
各布団止めにボタンとボタン穴とを設けても良い。

【００１９】加えて、布団止めのそれぞれの先端に係脱
自在な１組の係合具を設ける場合には、図５の如く、本
体部の片端縁のみに開閉自在な開口部を設けた構成であ
っても良い。

【００２０】

【発明の効果】本発明によれば、布団カバーを非常に容
易に、かつ短時間で布団に被覆したり、布団から剥脱し
たりすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の布団カバーを一部切り欠いて示す説明
図である。

【図２】布団止めの部分を拡大して示す説明図である。

【図３】布団カバーの変更例を示す説明図である。

【図４】布団カバーの変更例を示す説明図である。

【図５】従来の布団カバーを一部切り欠いて示す説明図
である。

【符号の説明】

１・・本体部、２ａ，２ｂ・・開口部、３・・布団止
め、４ａ，４ｂ・・スナップ、５１・・本体部、５２・
・開口部、５３・・布団止め。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】略長方形で袋状の本体部の片端縁、および
   他端縁の少なくとも一部に、開閉自在な開口部が設けら
   れているとともに、前記本体部の内側の一部あるいは全
   部のコーナーに、２本１組のひも状の布団止めが設けら
   れていることを特徴とする布団カバー
2. 【請求項２】略長方形で袋状の本体部の周縁全体に、開
   閉自在な開口部が設けられているとともに、前記本体部
   の内側の一部あるいは全部のコーナーに、２本１組のひ
   も状の布団止めが設けられていることを特徴とする布団
   カバー
3. 【請求項３】前記布団止めのそれぞれの先端部に、係脱
   自在な１組の係合具が設けられていることを特徴とする
   請求項１、または２に記載の布団カバー。
4. 【請求項４】略長方形で袋状の本体部の内側の一部ある
   いは全部のコーナーに、２本１組のひも状の布団止めが
   設けられているとともに、その布団止めのそれぞれの先
   端部に、係脱自在な１組の係合具が設けられていること
   を特徴とする布団カバー。