JPH0451608Y2 - - Google Patents

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JPH0451608Y2
JPH0451608Y2 JP1987062628U JP6262887U JPH0451608Y2 JP H0451608 Y2 JPH0451608 Y2 JP H0451608Y2 JP 1987062628 U JP1987062628 U JP 1987062628U JP 6262887 U JP6262887 U JP 6262887U JP H0451608 Y2 JPH0451608 Y2 JP H0451608Y2
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bent
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、袋体その他の開口部を開閉する合成
樹脂製のベース片付のフアスナーに関するもので
ある。
<従来の技術> ベース片の一端にベース片の長手方向に沿つて
スライダーにより開閉する咬合爪を備えた合成樹
脂製フアスナーは、例えば実公昭27−3535号によ
つて公知である。
<考案が解決しようとする問題点> 上記従来形状、構造のフアスナーは、ベース片
を袋体等の開口縁に接着して用いられるが、この
場合袋体等の開口部はベース片と平行な平面的な
ものに主として適用される。しかし袋体等の開口
部はベース片と平行な平面的なものに限らず、ベ
ース片の面と直交する袋体等の開口部の頂部端縁
に接着する場合もある。この場合はベース片を略
直角に折り曲げて開口部の端縁に接着している。
しかし、ベース片を略直角に折り曲げると平面
の原形に戻ろうとする弾性復元力が作用するた
め、ベース片を折り曲げた形態を維持しながら開
口部に接着することは困難な作業を必要とする。
また、ベース片の接着後には前記弾性復元力に
よりフアスナーに捩れを起こし、これによつて開
口部に歪みが発生してスライダーによる咬合爪の
開閉機能が損なわれる。
さらに、袋体等の開口部は直線状のみではなく
タイトコーナによつて直線が結ばれた開口部もあ
る。このような場合、直線状のベース片を開口部
のタイトコーナに沿つてベース片を彎曲状に曲げ
なければならないが、ベース片を彎曲状に曲げる
ためには、ベース片のアウトコーナとインナコー
ナとに円周差ができるので、この円周差を吸収す
る必要がある。円周差を吸収するにはベース片に
ヒダを寄せることが必要になるが、ヒダを寄せる
とスライダーは摺動不能となる。
従つて、タイトコーナ部を有する開口部にベー
ス片を直角に折り曲げて接着し、スライダーによ
り開閉させることは全く不可能であり、前記従来
の平面型フアスナーの適用は専ら直線かつ平面開
口型の開口部を有する袋体等に限定されていた。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、平面開口
型の開口部は勿論のこと、ベース片を略直角に折
り曲げて接着を要する開口部並びにそのタイトコ
ーナ部であつても適用可能なベース片付のフアス
ナーを提供するものであり、その特徴とする構成
は、咬合爪をスライダーの摺動によつて開閉する
ベース片付の合成樹脂製フアスナーにおいて、前
記ベース片の前記咬合爪に近接した部位に、外側
段差がフアスナー接着縁部の厚みに相応する上下
2段の屈曲段差部を形成したものである。
<作用> 上記構成により、ベース片は屈曲段部によつて
略直角に折り曲げが容易となり、また屈曲段部に
よつて上下2段に力の作用線がオフセツトされて
いるので略直角に折り曲げたベース片の弾性復元
力は屈曲段部で殺されるかたちとなり反撥作用が
弱く略直角な折り曲げ状態を維持する。
<実施例> 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図において、1は雄、雌の咬合爪、2は
前記咬合爪1を開閉するスライダー、3はベース
片である。
本考案は上記のようなフアスナーにおいて、第
2図で示すようにベース片3の前記咬合爪1に近
接したベース片部3aを上段とし、ベース片3を
下段に上下2段に、外側段差がフアスナー接着縁
部の厚みに相応する寸法でオフセツト5する屈曲
段差部4を形成した構造である。尚、前記ベース
片部3aを下段とし、ベース片3を上段にして上
下2段にオフセツト5する屈曲段差部4を形成し
てもよい。そして、変形例として、前記屈曲段差
部4は、その外側段差面6を直角とし、内側段差
面7は凸円弧形状のアール面とする。
また、屈曲段差部4の肉厚はベース片3及びベ
ース片部3aの肉厚より大とする。
さらに、第5図及び第6図で示すようにベース
片3のタイトコーナ11となる部位11にベース
片3の先端から屈曲段差部4までに鋸歯状の複数
のスリツト10を設ける。
本考案は上記の通りの構造であるから、第2図
で示すように、袋体の開口縁12がベース片3を
略直角に折り曲げる前の平面状と平行な平面開口
型の開口部に適用できることは勿論のこと、第4
図で示すように、開口縁9が対面する開口部にお
いては第3図及び第4図で示すようにベース片3
を屈曲段差部4より略直角に折り曲げて開口縁9
に接着する。この場合も、前記平面開口型の開口
縁12の何れにおいても、屈曲段差部4の外側段
差部8は開口縁9,12の端部が突き合わされる
位置決めの作用を有し、かつベース片部3aの外
面と開口縁9,12の外面とを同一面とする面一
化を行い、フアスナーと袋体開口部との接着部位
の外観を向上する。
ところで第3図及び第4図に示すように屈曲段
差部4よりベース片3を略直角に折り曲げる場合
には、屈曲段差部4をガイドとして長手方向に一
直線で一様に、しかも容易に折り曲げることがで
き、折り曲げられたベース片3は屈曲段差部4に
よりベース片部3aと上下にオフセツト5されて
いるため、ベース片3の弾性復元力は屈曲段差部
4にて殺されて弱くなり折り曲げられた状態を維
持し、開口縁9への接着を容易にすると共に、ベ
ース片部3aに捩れが生ずることがない。
さらに、開口部のタイトコーナ11では第6図
で示すように、スリツト10によつてアウトコー
ナとインナコーナとの円周差を吸収し、これもベ
ース片部3aに捩れを生ずることなくベース片3
を開口縁9に接着することができる。
また、略直角にベース片3を折り曲げて接着し
ても、その折り曲げ点である屈曲段差部4は、内
側屈曲が凸円弧のアール面で肉厚となつているの
で、屈曲段差部4より破断することもない等の作
用を有する。
<考案の効果> 以上のように本考案によると、ベース片に、咬
合爪と近接したベース片部と上下2段に、外側段
差がフアスナー接着縁部の厚みに相応する寸法で
オフセツトする屈曲段差部を形成した簡単な構造
により、ベース片を略直角に折り曲げて接着する
袋体の開口縁に対するフアスナーの取り付けをス
ライダーによる咬合爪の開閉機能を損なうことな
く実現することができ、また、平面開口型の袋体
開口部にも適用できる凡用性を有し、何れの場合
にも屈曲段差部の直角な外側段差面により開口端
縁の位置決めとなり、かつベース片部と開口端縁
との面一化並びに直線接着化により接着部の外観
を向上し、品質の向上が得られる等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の斜視図、第2図は第1図−
線断面図、第3図はベース片を折り曲げた状態
を示す図、第4図は同断面図、第5図はベース片
にスリツトを設けた平面図、第6図はフアスナー
をタイトコーナで彎曲した状態の斜視図である。 1……咬合爪、2……スライダー、3……ベー
ス片、4……屈曲段差部、6……外側段差面、7
……内側段差面、10……スリツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 咬合爪をスライダーの摺動によつて開閉する
    ベース片付の合成樹脂製フアスナーにおいて、
    前記ベース片の前記咬合爪に近接した部位に、
    外側段差がフアスナー接着縁部の厚みに相応す
    る上下2段の屈曲段差部を形成したことを特徴
    とするベース片付のフアスナー。 (2) 前記屈曲段差部の外側段差面を直角とし、内
    側段差面は凸円弧形状とした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のベース片付のフアスナー。 (3) 前記屈曲段差部の肉厚をベース片の肉厚より
    厚くした実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    ベース片付のフアスナー。
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JPS63169912U JPS63169912U (ja) 1988-11-04
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