JP2548039Y2 - 机天板への軟質無端環状エッジの取付構造 - Google Patents

机天板への軟質無端環状エッジの取付構造

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JP2548039Y2 JP1991007461U JP746191U JP2548039Y2 JP 2548039 Y2 JP2548039 Y2 JP 2548039Y2 JP 1991007461 U JP1991007461 U JP 1991007461U JP 746191 U JP746191 U JP 746191U JP 2548039 Y2 JP2548039 Y2 JP 2548039Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、他の部材、例えば楔状
の止着部材を必要とせずに机天板本体の周枠外面に簡易
に取付けることができ、取付けた後は側方並びに上下方
向への抜け止めがなされるとともに、頭条部と机天板本
体との係合が強固かつ確実になされてなる机天板への軟
質無端環状エッジの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、机天板への軟質無端環状エッジの
取付構造としては、図4で示される如きものがある。こ
のものは、実公昭60−19618号として本出願人に
より先に開示されたものであり、その内容とするところ
は、机天板aの外周面に設けた上取付溝bと、嵌合凹部
cの下端に設けた立起片dに、図例の如き熱可塑性合成
樹脂製の軟質無端環状エッジeを,その頭条部fに設け
た上係合片gを上係合溝bに係合するとともに下係合片
h並びに外片iで形成される溝部jを嵌合凹部cの係合
立起片dに外嵌して係合し、しかもエッジeとは別体の
差込片kを前記無端環状エッジeの上面であり、机天板
主体1と取付部mの間に設けられている挿入部nに差し
込むことで、無端環状エッジeが机天板側方へ抜け出る
ことを防止すると同時に、その頭条部fが上方へ抜け出
ることを防止したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この本出願人
による軟質エッジ取付構造では、軟質無端環状エッジe
を机天板の上係合溝並びに下部の係合立起片に係合させ
るのは容易であるが、エッジeとは別体の差込片kを準
備して、これを前記机天板の挿入部nへ差込むという二
部材の共働によって無端環状エッジの取付けを可能とし
ている。本考案はこのようなエッジ取付構造を更に改良
し、無端環状エッジと前記差込片を一体化した状態のも
ので机天板への軟質エッジ取付構造を提供せんとするに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記本考案の目的は、机
天板の外周面上部には上方へ開放した上取付溝を設け、
中間のリブ板を介して、下部には係合立起片を嵌合凹部
の下端から上方へ向けて立起させた机天板に熱可塑性合
成樹脂製の弾性無端環状エッジを取付けるための取付構
造において、上部の上取付溝と直交し机天板内方位置に
向けて天板主体と取付部との間に差込片挿入部を設ける
とともに、無端環状エッジの頭条部には上取付溝に係合
しうる上係合片を下設し且つその先端に上取付溝の外側
端を下方へ折曲して形成した上係合片を乗り越えるため
の傾斜面を形成し、しかも差込片挿入部に挿入しうる差
込片を上係合片と直交して外方へ一体で突設し、又無端
環状エッジの脚条部には嵌合凹部の立起片に係合しうる
嵌合溝部を下係合片と外片で設けてなり、取付状態にお
いて天板の上面と頭条部の外面とが面一に連続してなる
机天板への軟質無端環状エッジ取付構造によって達成さ
れる。
【0005】
【作用】以上の如く本考案に係る机天板への軟質エッジ
取付構造においては、その頭条部には上係合片と差込片
を同じ材料で一体に直交する状態で外方向へ設けている
ので、上係合片はその先端の傾斜面を上取付溝の外側端
を下方へ折曲して形成した上係合片を乗り越えさせて
本体の上係合溝へ、また差込片は差込片挿入部へ、それ
ぞれ無理嵌めして、該エッジの頭条部と机本体の取付け
を簡易になすと同時に、エッジ下部も従来と同様係合立
起片に嵌合溝部を係合するだけで、その取付けをなすこ
とができ、取付状態において天板の上面と頭条部の外面
とが面一に連続してなるのである。
【0006】
【実施例】本考案の詳細を更に図示した実施例により説
明する。図1は本考案にかかるエッジの断面図を示すも
のであり、机天板2の外周面に取付けるものであるとこ
ろから軟質熱可塑性合成樹脂で作られてなる無端環状の
ものである。図中3が該無端環状エッジ1の主体部であ
り、主体部3上部には頭条部4があり、又下部には脚条
部5が設けられている。主体部3は、図例の如く、机天
板2の外周面を外被する上下幅を有し、その外面には、
主体部3を外方向へく字形に折り曲げ容易なように凹条
6を設けている。この凹条6を設ける位置は、上下中間
位置が適当であり、その内面側には図例の如く、係止段
部7を内方側へ突設し、該係止段部7上方には主体部3
をやや薄肉とする凹部8が設けられている。この主体部
3上部の頭条部4は、図例の如く、前記主体部3の凹部
8内面に対し、平行に折り返した状態で上係合片9が下
方へ折曲して突設し、この上係合片9の外面には外方へ
差込片11が突設されている。この上係合片9並びに差
込片11は、ともに無端環状エッジ1の内周において連
続的又断続的に設けられている。上係合片9は、後述の
取付用溝部に係合する為のものであり、その先端は傾斜
面12を形成している。これにより頭条部4の上係合片
9を後述の溝部に係合させる際に、上係合片9下部外面
側が他の部品の角部等にあたることがないよう、又上係
合片9の先端の薄肉として弾性変形を容易なように、上
係合片9先端を前記の如く傾斜面12としてややV字形
の断面構造としている。差込片11は、上係合片9を溝
部に係合した後、又はそれに先だって溝部と直交する他
の挿入用空間部へ差込み、該エッジ1の頭条部4が上方
へ抜け出ることを防止する為の部材で、上係合片9とは
直交状態で且つ、同じ材料で一体的に設けられている。
【0007】次に、前記無端環状エッジ1の主体部3下
部には、図例の如く脚条部5が設けられ、この脚条部5
の肉厚は、前記頭条部4の肉厚の3分の2程度、即ち脚
条部5の内面13が前記上係合片9の厚み方向略中間に
位置した厚さで形成されている。脚条部5は、主体部3
につながる厚肉部分と、その下部に内側の下係合片14
と外片15とによって形成され、下係合片14と外片1
5との間には嵌合溝部16が設けられている。この嵌合
溝部16は、後述の係合立起片の厚みのやや2倍程度の
幅の広さで形成しておくことが、後述係合立起片へ外嵌
するときに便利である。
【0008】図2で示した机天板2の側部断面構造は、
図中17として示す取付部と、この取付部17の延長
上、即ち机天板部2の外周に位置する段部18から内側
片19を経てU字形の上取付溝20を設け、上取付溝2
0の外側端を下方へ折曲して上係合片21並びにリブ板
22を形成し、このリブ板22下端を更に内方へ折曲し
て、係合段部23を設けている。この係合段部23の内
端位置は、前記上取付溝20の中間位置で、これを更に
下方へ直角に折り曲げ垂片部24を形成し、この垂片部
24は、内方への折曲部分を介して、その先端部分を水
平方向外方へ延出して、その先端を更にリブ板22と同
じ位置で上方へ係合立起片25として折り曲げている。
この係合段部23と垂片部24で囲まれる部分は、前記
無端環状エッジ1の脚条部5を受け入れる為の嵌合凹部
26を形成し、この嵌合凹部26の下端に前記係合立起
片25が、下端から上方へ立起してんでいることにな
る。そして、前記取付部17の上面には、机天板主体2
7が設けられ、この天板主体27の表面に化粧板28が
設けられている。天板主体27並びに化粧板28の側端
29は、図例の如く前記取付部17に延設した段部18
の先端の折曲縁、即ち内側片19の位置まで延長され、
天板主体27下面と段部18上面との間に、前記頭条部
4の差込片11受け入れ用の挿入部30を設けている。
【0009】而して、このような机天板2と無端環状エ
ッジ1との関係で、該無端環状エッジ1を前記従来の技
術と同様に、その下半部を所定の温度に加温して軟化伸
長させた状態で、机天板2の外周に嵌めて、まず下縁の
二股片を机天板2の係合立起片25に嵌合、即ち、下係
合片14を係合立起片25の内側に、又外片15を係合
立起片25の外側に位置させ嵌合溝部16を係合立起片
25に外嵌し、次いで、図2想像線で示す如く上係合片
9をその先端の傾斜面12が上係合部21を乗り越える
ように上取付溝20に嵌合させながら、一体的に設けて
いる差込片11を差込片挿入部30へ無理嵌めして図3
の如くエッジの取付けを完了する。この取付状態では、
天板2の上面と頭条部4の外面とが面一に連続してい
る。
【0010】この取付けは、当然、脚条部5を下部の係
合立起片25へ係合した後、前述の如く頭条部4を天板
上部へ取付けることができるが、これを逆に、即ち、頭
条部4を先に、例えば上係合片9と差込片11を前記上
部の上取付溝20と挿入部30へ無理嵌めした後、脚条
部5の嵌合溝部16を係合立起片25へ外嵌するが如き
状況も採用されうる。
【0011】
【考案の効果】以上のように、本考案の机天板への軟質
無端環状エッジ取付構造は、その頭条部4において、上
係合片9と差込片11を同じ材料で一体的に且つ直交す
る状態で設け、又これを受け入れる上取付溝20と挿入
部30を直交した状態で設けているので、脚条部5の嵌
合溝部16を係合立起片25に外嵌し、又頭条部4の上
係合片9並びに差込片11を前記上取付溝20並びに挿
入部30へ挿入するだけで、他の別部材を必要とせず一
つの部材で、しかも軟質部材であることから、互いに
した上係合片9並びに差込片11であっても、これを
弾性変形させ且つ上係合片9の先端の傾斜面12を上係
合部21を乗り越えさせることで直交した状態の上取付
溝20並びに挿入部30へ無理嵌めでき、取付けた後は
外方への抜け止めが上係合片9と上取付溝20の係合関
係と下係合片14と係合立起片25の係合関係とでなさ
れ、上方への抜け止めは差込片11と挿入部30の係合
関係で、又下方へは嵌合溝部16と係合立起片25の係
合関係でなされ、上下左右への抜け止めが確実になされ
るのである。また、無端環状エッジ1を天板2に取付け
た状態において、天板2の上面と頭条部4の外面とが面
一に連続するので外観性にも優れている。
【0012】加えて、机天板部に対しこのようなエッジ
1が、机使用途上離脱するのは、頭条部4に対して外方
から何らからの力や衝撃が加わったときであるが、該エ
ッジ1の頭条部4に例えば図3矢印下方向の離脱力が作
用しても、差込片11上面が天板主体27の側端下面に
当接し、又上係合片9の外面が上取付溝20の内側片1
9外面に当接して、その抜け止めがなされるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る軟質エッジの断面説明図
【図2】本考案に係る机天板部の側端断面説明図
【図3】本考案に係る両部材の組立取付状態を示す断面
説明図
【図4】従来例を示す断面説明図である
【符号の説明】
1 無端環状エッジ 2 天板 3 主体部 4 頭条部 5 脚条部 6 凹条 7 係止段部 8 凹部 9 上係合片 10 外面 11 差込片 12 傾斜面 13 内面 14 下係合片 15 外片 16 嵌合溝部 17 取付部 18 段部 19 内側片 20 上取付溝 21 上係合部 22 リブ板 23 係合段部 24 垂片部 25 係合立起片 26 嵌合凹部 27 天板主体 28 化粧板 29 側端 30 挿入部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 机天板(2)の外周面上部には上方へ開
    放した上取付溝(20)を設け、中間のリブ板(22)
    を介して、下部には係合立起片(25)を嵌合凹部(2
    6)の下端から上方へ向けて立起させた机天板(2)
    熱可塑性合成樹脂製の弾性無端環状エッジ(1)を取付
    けるための取付構造において、上部の上取付溝(20)
    と直交し机天板内方位置に向けて天板主体(27)と取
    付部(17)との間に差込片挿入部(30)を設けると
    ともに、無端環状エッジ(1)の頭条部(4)には上取
    付溝(20)に係合しうる上係合片(9)を下設し且つ
    その先端に上取付溝(20)の外側端を下方へ折曲して
    形成した上係合片(21)を乗り越えるための傾斜面
    (12)を形成し、しかも差込片挿入部(30)に挿入
    しうる差込片(11)を上係合片(9)と直交して外方
    へ一体で突設し、又無端環状エッジ(1)の脚条部
    (5)には嵌合凹部(26)の立起片(25)に係合し
    うる嵌合溝部(16)を下係合片(14)と外片(1
    5)で設けてなり、取付状態において天板(2)の上面
    と頭条部(4)の外面とが面一に連続してなる机天板へ
    の軟質無端環状エッジの取付構造
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