JPH053047Y2 - - Google Patents

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JPH053047Y2
JPH053047Y2 JP1546188U JP1546188U JPH053047Y2 JP H053047 Y2 JPH053047 Y2 JP H053047Y2 JP 1546188 U JP1546188 U JP 1546188U JP 1546188 U JP1546188 U JP 1546188U JP H053047 Y2 JPH053047 Y2 JP H053047Y2
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female
fabric
caulking
flange
button
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は衣服その他に用いられるホツクの雌部
材に関する。
[従来の技術] この種の従来のホツク雌部材は、例えば、第7
図に示すようなものである。雌部20は、上部お
よび下部を開口した椀状であるが、上端に近いと
ころで環状に拡大部22が形成されている。拡大
部22を形成するのは、雄部を受けとめ、固定す
るためのバネ24を設定するためである。雄部
(図示しない)は、上部開口側から挿入される。
雌部内部20は、雄部を収容するために中空であ
る。
椀状部材20を生地14に固定するかしめ部材
26は、生地14を貫通し、表面部材28に接続
する。
別の従来例として、第7図に示すような雌部も
ある(実開昭60−108206号)。雌部30を衣服生
地14に取り付けたとき、生地とほぼ同じ高さに
なる点で第6図の実施例と異なる。符号31はば
ね部材、34は補強部材である。
[考案が解決しようとする課題] 第7図の従来技術のボタンを衣服に取り付ける
場合、前記拡大部22において、ボタンが衣服1
4から浮き上がるので、若干の隙間ができてしま
う。この隙間があると、ボタンが崇高くなるだけ
でなく、衣服にしわが発生しやすくなる。さら
に、接触時に指に不快感があつた。
第8図の従来例では、この欠点は除去されてい
るが、雌部30が生地14の反対側まで貫通して
しまうので、中空孔が生地表面に露出してしま
い、外観を損じている。
本考案は、上記2つの従来技術の問題点を解決
し、それぞれの長所のみを備えたボタン雌部材を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案のボタン雌部材は、フランジ部材と、こ
のフランジ部材に収容される雌部と、この雌部を
かしめるかしめ部材と、このかしめ部材をおおう
表面部材からなり、前記フランジ部材と雌部は上
部表面がほぼ平坦であることを特徴とする。
[作用] 本考案によれば、生地に取り付けた場合におい
て、上部要素は、生地表面とほぼ同一平坦表面に
なり、隙間、突起部または浮き上がり部がほとん
ど存在しない。
また、かしめ部材は、表面部材を有するので、
表面には中空孔が露出することはない。
[実施例] 以下、添付の図面に基づき、本考案の一実施例
を説明する。
第1図は、本考案に係るホツクの雌部材の断面
図である。
このホツク雌部材は、フランジ部材2、雌部
4、ばね部材6、かしめ部材8、表面部材10の
5部品からなる。
フランジ部材2は、第1,2図に示すように、
上部および下部が開口した皿状部品である。
雌部4は、第1,3図に示すように、上部およ
び下部を開口した椀状であるが、側壁の上端付近
で環状の拡大部12が形成されている。この拡大
部12には次に記載するばね部材6が設定され
る。
ばね部材6は、第1,3図に示すように、前記
雌部4に収容される、切れ目5(第5図参照)を
有する円形リングである。雄部材(図示省略)が
挿入されたとき、これを固定する作用を有する。
かしめ部材8は、第1,4図に示すように、生
地14の上下表面を貫通する中空部8aと生地の
裏表面に接触するフランジ部8bからなる。かし
め部材8は、雌部4を生地14に強固に取り付け
る作用を有する。
表面部材10は、第1,4図に示すように、ほ
ぼ平坦な円板であつて、かしめ部材8の中空孔8
aをおおい、美観を損なわないようにするための
ものである。表面部材10に表面に文字、模様な
どを刻印するのが普通である。
フランジ部材2、雌部4、ばね部材6はこの順
序で入れ子状に挿入されて第一部分13を構成す
る。組み合わせた状態の第一部分13は、表面が
ほぼ平坦である。この第一部分13を平面から見
ると第5図のようである。
表面部材10を被せたかしめ部材8は、第二部
分15を構成する。
第一部分13と第二部分15は、ボタン取付装
置(図示省略)によつて生地14と共に強固に固
定される。固定の態様は、かしめ部材8の上部末
端8cを雌部4の底部4aにかしめることによ
る。完成した状態では、第一部分13の表面は、
生地表面14とほぼ同一平面になる。
なお、本明細書で、「ほぼ同一平面」というの
は、厳密に同一平面の場合は勿論、前記従来技術
と比較すると問題にならない程度の多少の段差や
湾曲を含む主旨である。例えば生地14に露出し
ている部分のフランジ部材2は、多少湾曲を持た
せる方が、周辺部が生地14により密着するであ
ろう。
[考案の効果] 本考案によれば、上記したとおり、完成時にお
いて、雌部4は、生地表面14とほぼ同一平坦表
面になり、隙間、突起部または浮き上がり部がほ
とんど存在しない。
また、生地の反対側には、かしめ部材の中空孔
が露出しないので、外観を損なうことがない。
したがつて、従来技術における前述の問題点が
解決された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るボタン雌部材の断面図
である。第2図は、フランジ部材の一部を切欠い
た側面図である。第3図は、雌部およびばね部材
の一部を切欠いた側面図である。第4図は、かし
め部材と表面部材の一部を切欠いた側面図であ
る。第5図は、雄部材側から見た本考案のボタン
雌部材の平面図である。第6図は、従来のボタン
雌部材の断面図である。第7図は、別の従来技術
に係るボタン雌部材の断面図である。 2……フランジ部材、4……雌部、6……ばね
部材、8……かしめ部材、10……表面部材、1
3……第一部分、15……第二部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フランジ部材と、該フランジ部材に収容される
    雌部と、該雌部をかしめるかしめ部材と、該かし
    め部材をおおう表面部材からなり、前記フランジ
    部材と雌部は上部表面がほぼ平坦であることを特
    徴とするホツクの雌部材。
JP1546188U 1988-02-08 1988-02-08 Expired - Lifetime JPH053047Y2 (ja)

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JP1546188U JPH053047Y2 (ja) 1988-02-08 1988-02-08

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JP1546188U JPH053047Y2 (ja) 1988-02-08 1988-02-08

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JPH01119509U JPH01119509U (ja) 1989-08-14
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