JPH0436651Y2 - - Google Patents

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JPH0436651Y2
JPH0436651Y2 JP15238387U JP15238387U JPH0436651Y2 JP H0436651 Y2 JPH0436651 Y2 JP H0436651Y2 JP 15238387 U JP15238387 U JP 15238387U JP 15238387 U JP15238387 U JP 15238387U JP H0436651 Y2 JPH0436651 Y2 JP H0436651Y2
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belt
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ゴーグル、マスク、水泳用足ひれ
等の被取付部材に両端部が連結された取付ベルト
の長さ調整装置に関するものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
一般に、水中マスクは、第6図に示すように、
ゴム等の柔軟な材料から成る筒形のマスク20の
前部にレンズ(図示省略)を取付け、マスク20
の両側部にはベルト長さ調節具21を介してベル
ト22の両端部を連結してある。
上記のような水中マスクにおいては、調節具2
1の操作によりベルト22の長さを調節してマス
ク20の顔面に対する密着性を向上させるように
しているが、従来の調節具21は第5図に示すよ
うに、角形環体23の上軸24および下軸25間
に渡した案内軸26の両端部を上軸24および下
軸25に沿つてスライド可能に設けた構成である
ため、次のような不都合がある。
すなわち、上記調節具は、環体23の内側に挿
通したベルト22の先端部を案内軸26に沿つて
折り返し、その先端部を環体23の側軸27とベ
ルト22との間に挿入してベルト22の折り返し
部を案内軸26と側軸27とで挾持してベルト2
2の弛み止めとするのであるが、案内軸26およ
び側軸27とベルト22との間に滑りが生じ易い
ため、ベルト22が弛み易いという不都合ああ
る。
また、ベルト22の長さ調節に際しては、案内
軸26をスライドしてベルト22のロツクを解除
する必要があると共に、ロツク解除後に、ベルト
の先端部を引いてベルトを締付方向に長さ調整し
ようとすると、ベルト22との接触によりベルト
22をロツクする方向に案内軸26がスライドす
るため、ベルト締付方向の長さ調節に非常に手間
がかかるという不都合がある。
〔考案の目的〕
そこで、この考案は上記の不都合を解消し、取
付ベルトを長さ調整状態において確実に保持する
ことができると共に、ベルトの締付方向の長さを
きわめて容易に調整することができるようにした
取付ベルトの長さ調整装置を提供することを目的
としている。
〔考案の構成〕
上記の目的を達成するために、この考案は、リ
ブ付き取付ベルトの係合によつて身体の一部に取
付けられる被取付部材の両側部表面に嵌合凹部を
形成し、その嵌合凹部の底面にベルト挿通孔を設
け、上記嵌合凹部に収納したバツクルの前側部
を、嵌合凹部の上下壁で回動可能に支持し、この
バツクルの背面に、そのバツクルが嵌合凹部に嵌
合する状態において、前記ベルト挿通孔に挿入し
てそのベルト挿通孔に挿通された取付ベルトの折
曲部における表面に当接する開き止め片と、ベル
ト挿通孔に挿通されて折り返された折り返しベル
ト部の表面に当接する係合爪とを設けた構成とし
たのである。
〔作用〕
上記のように構成すれば、バツクルを開放させ
た状態において、被取付部材の内側からベルト挿
通孔に取付ベルトを挿通し、表面側に取り出され
た取付ベルトの先端部を後方に折り返し、その折
り返しベルト部を引き、又はベルト挿通孔に至る
ループ部を引くことによつて、上記ループ部の長
さを調整することができる。
上記のような長さ調整後に、バツクルを回動し
て嵌合凹部に嵌合する閉鎖状態とすると、開き止
め片が、ベルト挿通孔に挿入して先端部が取付ベ
ルトの折曲部における表面に当接し、また、係合
爪がベルト挿通孔に挿通された折り返しベルト部
の表面に当接する。このため、ベルトのループが
弛み方向に移動しようと、開き止め片の先端と取
付ベルトのリブの係合によつてバツクルが閉鎖方
向に回動し、係合爪はベルト表面に強く圧接す
る。その圧接によつて取付ベルトは弛み止めされ
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図乃至第5図に
基づいて説明する。
第1図に示すように、いま例えば、ベルト被取
付部材を水中マスクとした場合を例にとつて説明
すると、上記水中マスクは、ゴム等の柔軟な材料
から成る筒形のマスク1を備え、そのマスク1の
後端縁は、顔の目の周囲部に沿う曲線とされてい
る。
上記マスク1の内側先端部にはレンズ2が嵌着
され、また、先端部外側にはレンズ締付フレーム
3が嵌合されている。
レンズ締付フレーム3の両側部には、後方に向
けてベルト連結片4が設けられ、そのベルト連結
片4の表面に嵌合凹部5が形成されている。
嵌合凹部5の底面にはベルト挿通孔6が設けら
れ、そのベルト挿通孔6に挿通される取付ベルト
Aの片面には、長さ方向に所要の間隔をおいてリ
ブBが設けられている。
上記嵌合凹部5には、第3図に示すように、バ
ツクル7が嵌合され、そのバツクル7の上下面先
端部に設けたピン8が嵌合凹部5の上下壁で回動
可能に支持されている。
バツクル7の内面には、開き止め片9と係合爪
10が設けられ、その開き止め片9は後方に向け
て傾斜している。また、開き止め片9は、バツク
ル7が嵌合凹部5に嵌合する閉鎖状態において前
記ベルト挿通孔6に挿入し、その先端部はベルト
挿通孔6に挿通された取付ベルトAの折曲部にお
ける表面に圧接する。
一方、係合爪10は、バツクル7の閉鎖状態に
おいて、ベルト挿通孔6から後方に引き出された
折り返しベルト部の表面に圧接する。
前記バツクル7の先端部には弾性を有する衝合
片11が設けられている。この衝合片11は、バ
ツクル7を開放方向に回動したとき嵌合凹部5の
底面に先端部が当接してバツクル7の開放角度を
制限する。このとき、衝合片11の先端部は、第
3図に示すように、ベルト挿通孔6に挿通された
取付ベルトAの折り返しベルト部aの表面に当接
又は近接する。
実施例で示す水中マスクは上記の構造から成
り、取付ベルトAの連結に際しては、第4図に示
すように、バツクル7を開放させた状態におい
て、ベルト連結片4の内側からベルト挿通孔6に
取付ベルトAの先端部を挿通し、嵌合凹部5内に
取り出された取付ベルトAの先端部を後方に折り
返す。
上記のような取付ベルトAの連結状態におい
て、一対のベルト連結片4間に亘るループ部bを
引くと、そのループ部bの長さが長くなり、逆
に、取付ベルトAのベルト挿通孔6から取り出さ
れた折り返しベルト部aを引くと、上記ループ部
bの長さが短かくなり、ループ部bの長さを任意
に調整することができる。その長さ調整におい
て、開放状態にあるバツクル7の衝合片11は嵌
合凹部5の底面に当り、また、開き止め片9の先
端部は折り返しベルト部aの表面に接触している
ため、ループ部bの長さを短かくする調整時に、
ベルト表面のリブBが開き止め片9の先端を無理
に通過する。その通過によつて、音が発生すると
共に、折り返しベルト部aを持つ指先に振動が付
与されるため、ベルト締付けの感触を得ることが
できる。
また、リブBが開き止め片9の先端を通過する
とき、バツクル7は、開放方向に回動し、その回
動によつて、嵌合凹部5の底面に先端部が当接す
る衝合片11は変形し、リブBが開き止め片9の
先端を通過すると、衝合片11の変形による復元
弾性によつて、バツクル7は、開き止め片9の先
端が折り返しベルト部aの表面に当接する状態に
戻る。
上記のようなループ部bの長さ調整後に、バツ
クル7を嵌合凹部5の内側に嵌合する閉鎖方向に
回動すると、開き止め片9の先端部は、ベルト挿
通孔6に挿入する。このとき、開き止め片9の先
端は、ベルト挿通孔6に挿通された取付ベルトA
の折曲部Cをこすり乍らベルト挿通孔6に挿入す
る。
上記バツクル7を完全に閉鎖状態にすると、開
き止め片9は取付ベルトAの折曲部Cの表面に当
接し、また、係合爪10の先端は、ベルト挿通孔
6に挿通された折り返しベルト部aの表面に当接
する。このため、ループ部bに弛みが生じる方向
に取付ベルトAが移動しようとすると、折曲部C
の表面のリブBが開き止め片9の先端に係合して
その開き止め片9を押すため、バツクル7は閉鎖
方向に回動し、係合爪10が折り返しベルト部a
の表面に強く圧接する。
このため、ループ部bは、長さ調整された状態
に保持されると共に、仮に、折曲部Cのリブ部B
と開き止め片9の先端の係合が解除しても、折り
返しベルト部aのリブBが係合爪10に係合する
ため、ループ部bを長さ調整した位置で確実に保
持することができる。
なお、バツクル7が閉鎖する状態において、折
り返しベルト部aを強く引くと、折曲部Cのリブ
Bが開き止め片9の先端を蹴り上げるため、バツ
クル7は開放する。このため、ループ部bの長さ
を短かくする調整において、バツクル7を指で開
放させる操作を不要とすることができる。
実施例の場合、水中マスクを被取付部材として
説明したが、被取付部材はこれに限定されず、例
えば、ゴーグルや水泳用の足ひれであつてもよ
い。
〔効果〕
以上のように、この考案によれば、ベルト挿通
孔に取付ベルトが挿通された状態において、バツ
クルを回動して閉鎖状態とすると、開き止め片の
先端は、ベルト挿通孔に挿入して取付ベルトの折
曲部の表面に圧接すると共に、係合爪の先端は折
り返しベルト部の表面に圧接し、上記開き止め片
の圧接によつてバツクルは閉鎖状態に保持される
ため、取付ベルトのループ部を長さ調整状態に確
実に保持することができる。
また、ベルト挿通孔に挿通された取付ベルトの
折り返しベルト部を引くと、バツクルは回動して
開放状態になるため、取付ベルトのループ部を短
かくする場合の調整において、バツクルを指先で
開放させる必要がなく、ループ部の長さ調整が容
易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る長さ調整装置を採用
した水中マスクの一部切欠平面図、第2図は同上
の正面図、第3図は同上の長さ調整装置部を拡大
して示す断面図、第4図は同上のバツクルを開放
させた状態を示す断面図、第5図は同上の斜視
図、第6図は従来の長さ調整装置を示す側面図で
ある。 3……レンズ締付フレーム、5……嵌合凹部、
6……ベルト挿通孔、7……バツクル、9……開
き止め片、10……係合爪、A……取付ベルト、
B……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リブ付き取付ベルトの係合によつて身体の一部
    に取付けられる被取付部材の両側部表面に嵌合凹
    部を形成し、その嵌合凹部の底面にベルト挿通孔
    を設け、上記嵌合凹部に収納したバツクルの前側
    部を、嵌合凹部の上下壁で回動可能に支持し、こ
    のバツクルの背面に、そのバツクルが嵌合凹部に
    嵌合する状態において、前記ベルト挿通孔に挿入
    してそのベルト挿通孔に挿通された取付ベルトの
    折曲部における表面に当接する開き止め片と、ベ
    ルト挿通孔に挿通されて折り返された折り返しベ
    ルト部の表面に当接する係合爪とを設けた取付ベ
    ルトの長さ調整装置。
JP15238387U 1987-10-05 1987-10-05 Expired JPH0436651Y2 (ja)

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