JPH0520165Y2 - - Google Patents

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JPH0520165Y2
JPH0520165Y2 JP1989071256U JP7125689U JPH0520165Y2 JP H0520165 Y2 JPH0520165 Y2 JP H0520165Y2 JP 1989071256 U JP1989071256 U JP 1989071256U JP 7125689 U JP7125689 U JP 7125689U JP H0520165 Y2 JPH0520165 Y2 JP H0520165Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、フアスナーの開閉に利用されるスラ
イダーに関するものである。
〈従来の技術〉 袋体の開口部内側面に設けられる対接したフア
スナーの背面を、指で挟むようにして摺動する頂
部開閉式のスライダーとしては、特公昭37−5429
号公報に指示されるスライダーが周知である。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来の此種頂部開閉タイプのスライダーは、ス
ライダー自体を把持して開閉できるため、またそ
の方が安定した開閉ができ、コストもかからない
ため、他のスライダーのように引手を連結する必
要性が認められていなかつた。
ところでフアスナーに使用される塩化ビニル等
の合成樹脂は低温下では硬くなる性質があり、ス
ライダーが摺動しづらくなる。また昨今実開昭63
−112073号、実開昭63−144017号公報に示される
ようなコーナー部を有するフアスナー付袋体にも
此種スライダーを適用する例が見られるが、スラ
イダーが大型であるとコーナー部で小回りが効か
ないため、スライダー自体の小型化等の手段がと
られるが、スライダーが小さいとうまく力がかか
らず開閉しづらくなつてしまう。
従つて、此種頂部開閉タイプのスライダーにお
いて、開閉操作をよりやり易くしたスライダーの
提供が課題となつている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記の課題を解決したもので、その
構成は、対接するフアスナーの背面を指で挟むよ
うにして摺動する頂部開閉式のスライダーに関
し、スライダーの頂部に摺動補助用の取手と連結
する軸支部を設け、前記取手とフアスナーが略平
行を保つ位置に、取手と軸支部ないしは取手とス
ライダー本体の回動阻止部を、開口用と閉鎖用の
二箇所に設けたものである。
〈作用〉 上記の構成により、取手をスライダーの進行方
向と反対側に寝かせ、スライダー本体を把持する
と共に取手の先端に指をあて、スライダーを従来
のように単に摺動させるだけではなく、取手の先
端を手がかりにしてスライダーを押すことによつ
て、すなわち、スライダーの進行の後押しをする
形でフアスナーの開閉がなされるものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図面において1はスライダー本体、2はスラ
イダー1の摺動補助用の取手である。3は取手2
をスライダー1に連結する軸支部で、スライダー
1の進行方向端部11より若干(α,α)分離隔
して内方のスライダー頂部にトロイデ状山型に形
成されており、軸支部3の略中央には穴4が開い
ていて、この穴4に取手2の軸5が挿通される。
従つて、取手2は軸支部3を基点として回動可能
となつており、すなわちスライダー1の進行方向
の変化に対応した摺動補助が可能となるものであ
る。また、取手2は軸支部3のトロイデ状山型の
斜面6と接触する位置−回動阻止部7において回
動を停止する。従つて回動阻止部7は第2図に示
すように、スライダー1の進行方向の変化に対応
した開口用と閉鎖用の二箇所に設けられているも
のである。8は対接する合成樹脂製フアスナー
で、フアスナー8に前記スライダー1が取り付け
られることによつて、フアスナー8はスライダー
1により開閉可能となる。そして前記回動阻止部
7において取手2が回動を停止した状態におい
て、取手2とフアスナー8とは略平行となつてお
り、言い換えれば取手2とフアスナー8とが略平
行を保つ位置に回動阻止部7,7がくるように軸
支部3のトロイデ状山型の斜度等が設定されてい
るものである。尚取手2とフアスナー8とが略平
行となるようにする回動阻止手段は、前記実施例
に限定されるものではなく、第3図イに示すよう
に、スライダー1の頂部の軸支部3とスライダー
の進行方向端部11間に隆起状の回動阻止部7,
7を設けて平行となるようにしても良いし、第3
図ロに示すように、スライダー1の頂部に面する
取手2に膨出状の回動阻止部7,7を設けて平行
となるようにしても良く、また第3図ハに示すよ
うに第3図イに於ける隆起状の回動阻止部7,7
の隆起状部分が取手2にくいこむような形態をと
つても良い。
〈考案の効果〉 (a) 従来のスライダーは引手を引つ張つて開閉す
るか、若しくはスライダー本体を把持して摺動
させることによつて開閉する形で、その開閉が
行なわれていたが、本考案においてはスライダ
ー本体を把持して摺動するのと同時に、取手に
よりスライダーの後押しをする形で、その開閉
が行われる為、 (b) そして、その際に取手を押す力が作用する方
向がフアスナーと略平行を保つており、またス
ライダー本体の把持部と取手の軸支部が略一致
していることにより、力が有効に作用する為、 従来の此種スライダーと比較して、スライダ
ーによる開閉が極めてスムーズに行なえるよう
になつた。
従つて、フアスナーが硬くなつてスライダー
により開閉しづらくなる低温下においても、比
較的スムーズな開閉をなしうるものである。
(c) スライダー本体が比較的小さくて力がかかり
づらいような場合においても、取手を含むスラ
イダー本体を大きく挟んで摺動することができ
るので、操作がスムーズであり、従つてコーナ
ー部を有するフアスナー付袋体に適用しても小
回りを効かせることができ、開閉がスムーズで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すスライダーと
フアスナーとの協同を図解した一部の断面図、第
2図は同スライダーをフアスナーに取り付けた際
の正面図、第3図イ,ロ,ハは本考案の他の実施
例を示すスライダーの正面図である。 1……スライダー、2……取手、3……軸支
部、7……回動阻止部、8……フアスナー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 袋体の開口部内側面に設けられる対接したフア
    スナーの背面を、指で挟むようにして摺動する頂
    部開閉式のスライダーにおいて、スライダーの頂
    部に摺動補助用の取手と連結する軸支部を設け、
    前記取手とフアスナーが略平行を保つ位置に、取
    手と軸支部ないしは取手とスライダー本体の回動
    阻止部を、開口用と閉鎖用の二箇所に設けてなる
    フアスナー用スライダー。
JP1989071256U 1989-06-20 1989-06-20 Expired - Lifetime JPH0520165Y2 (ja)

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JPH0311811U JPH0311811U (ja) 1991-02-06
JPH0520165Y2 true JPH0520165Y2 (ja) 1993-05-26

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ID=31608122

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519365Y2 (ja) * 1972-09-05 1976-03-12
JPS5585Y2 (ja) * 1974-05-31 1980-01-05

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Publication number Publication date
JPH0311811U (ja) 1991-02-06

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