JP3063093B2 - 無限移相器 - Google Patents

無限移相器

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JP3063093B2
JP3063093B2 JP1189108A JP18910889A JP3063093B2 JP 3063093 B2 JP3063093 B2 JP 3063093B2 JP 1189108 A JP1189108 A JP 1189108A JP 18910889 A JP18910889 A JP 18910889A JP 3063093 B2 JP3063093 B2 JP 3063093B2
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正己 荒井
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無限移相器に関する。
〔従来の技術〕
無限位相器はデジィタル無線通信のスペースダイバー
シティ等において使用されるが、振幅が一定で任意の移
相量が得られることが要求される。
第3図は従来の無限移相器の一例を示すブロック図で
ある。同図において、入力信号1は分配器2によって2
分岐され、2分岐された一方の信号は第1の乗算器3に
入力され、他方の信号はπ/2移相器6によってπ/2移相
され第2の乗算器4に入力される。第1及び第2の乗算
器3,4は制御回路19からの制御信号21,22によってそれぞ
れ利得を制御されており、制御信号21,22に応じて信号
の振幅を変化させる。第1及び第2の乗算器3,4から出
力された互いに位相がπ/2相違し、かつ、振幅がそれぞ
れ制御された2つの信号は、合成器5によって合成され
て出力信号9となる。制御回路19は、移相量情報を含ん
だ外部制御信号8に応じて制御信号21,22を生成して第
1及び第2の乗算器3,4へそれぞれ送出し、合成器の出
力信号9の振幅が一定で所要の移相量となるように第1
及び第2の乗算器3,4の利得を同時に制御している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の無限移相器は、合成器の出力信号の振
幅を一定となるように第1及び第2の乗算器の利得をそ
れぞれ同時に制御し、所要の移相量となるようにしてい
るが、乗算器の雑音指数は利得によって非線形に変化す
るため、無限移相器の雑音指数が移相量によって変化す
るという欠点がある。
本発明の目的は、2つの乗算器の内、いずれか一方の
乗算器の出力の振幅を制御することによって、従来の欠
点を除く無限移相器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の無限移相器は、入力信号を2分岐する分配器
と、前記分配器の一方の出力側に接続され分岐された信
号の振幅を制御する第1の乗算器と、前記分配器の他方
の出力側に接続され分岐された信号の位相をπ/2だけ移
相するπ/2移相器と、前記π/2移相器の出力側に接続さ
れて信号の振幅を制御する第2の乗算器と、前記第1の
乗算器及び前記第2の乗算器からの信号をそれぞれ受け
て合成する合成器と、前記合成器の出力側に接続されて
信号の振幅を制御する振幅制御器と、移相量情報を含む
外部制御信号に応じて前記第1の乗算器,前記第2の乗
算器及び前記振幅制御器を制御するための制御信号をそ
れぞれ生成し出力する制御回路とを備え、前記制御回路
は前記第1の乗算器及び前記第2の乗算器のいずれか一
方の出力信号の振幅を一定値に保持し他方の出力信号の
振幅を変化させ、前記合成器の出力信号のベクトル軌跡
が正方形となるように制御すると共に前記振幅制御器の
出力信号のベクトル軌跡が円形になって振幅が一定値と
なるように制御する。
〔実施例〕
次に図面を参照して本発明を説明する。
第1図は本発明の無限移相器の一実施例を示すブロッ
ク図であり、分配器2,第1の乗算器3,第2の乗算器4,合
成器5,π/2移相器6,振幅制御器7及び制御回路10で構成
されている。第3図に示した従来の無限移相器の一例を
示すブロック図とほぼ同様な構成であるが、振幅制御器
7が付加され、更に第1及び第2の乗算器3,4の出力の
振幅の制御のやり方が従来とは相異している。以下、各
ブロックの動作を説明する。
入力信号1は分配器2によって2分岐され、2分岐さ
れた一方の信号は第1の乗算器3に入力され、他方の信
号はπ/2移相器6によってπ/2移相されて第2の乗算器
4に入力される。第1及び第2の乗算器3,4は、制御回
路10からの制御信号21,22によって出力の振幅をそれぞ
れ制御される。この場合、2つの乗算器の内、いずれか
一方の乗算器の出力の振幅を一定値に保持し、他方の乗
算器の出力の振幅を変化させる。第1及び第2の乗算器
3,4によって振幅がそれぞれ制御された2つの信号は、
合成器5によって合成されて所要の移相量を得た出力信
号20となり、更に、振幅制御器7によって制御回路10か
らの制御信号23に応じて振幅が一定となるように制御さ
れ出力信号9として出力される。
制御回路10は、D/A変換器11,12,13、保持回路14,15,1
6、メモリ回路17,18を有し、移相量情報を含む外部制御
信号8をに応じて制御信号21,22,23を生成し出力する。
メモリ回路17には、第1及び第2の乗算器3,4への制
御信号21,22を生成するための、移相量に応じてあらか
じめ設定された振幅制御データが書込まれており、ま
た、メモリ回路18には、振幅制御器7への制御信号23を
生成するための、移相量に応じてあらかじめ設定された
振幅制御データが書込まれている。外部制御信号8を受
けたメモリ回路17は、振幅制御データを保持回路14,15
へ出力する。また、外部制御信号8を受けたメモリ回路
18は、振幅制御データを保持回路16へ出力する。
保持回路14,15,16は、メモリ回路からの振幅制御デー
タを保持してD/A変換器11,12,13へ出力する。D/A変換器
11,12,13は保持回路14,15,16からの振幅制御データをア
ナログ信号にそれぞれ変換し制御信号21,22,23として出
力する。
第2図は位相をθだけ移相させる動作を説明するため
の信号ベクトル図である。ベクトルORは第1の乗算器3
の出力信号を示し、これとπ/2の位相差をもつベクトル
OSは第2の乗算器4の出力信号を示している。ベクトル
ORとベクトルOSとが合成されてできるベクトルOPは、合
成器5の出力信号20を示しており、ベクトルOPとベクト
ルORとの位相差がθとなるように、第1及び第2の乗算
器3,4の振幅が制御される。この場合、ベクトルORとベ
クトルOSのいずれか一方の振幅のみ変化させ、他方は一
定値Aで保持され、θを変化させたときのベクトルOPの
軌跡が、破線で示す正方形となるように制御される。従
って、図の場合は、θが−π/4〜+π/4の範囲、及び、
3π/4〜5π/4の範囲で、第1の乗算器の振幅は一定に
保持され、第2の乗算器4の振幅のみ変化する。
ベクトルOQは振幅制御器7の出力信号9を示してお
り、線分PQは振幅制御器7での信号の振幅の減衰量を示
す。θを変化させたときにベクトルOQの軌跡が、実線で
示す円形となるように振幅制御器7を制御することによ
って、出力信号9は振幅一定で所要の移相量をもつ信号
とすることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の無限移相器によれば、2
つの乗算器の内、いずれか一方の乗算器の出力の振幅を
一定として最適値に維持し、他方の乗算器のみ出力の振
幅を変化させ、振幅制御器によって出力信号の振幅が一
定となるように制御するので、移相量が変化しても乗算
器による雑音指数の悪化を抑えることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の無限移相器の一実施例を示すブロック
図、第2図は位相をθだけ移相させる動作を説明するた
めの信号ベクトル図、第3図は従来の無限移相器の一例
を示すブロック図である。 1……入力信号、2……分配器、3……第1の乗算器、
4……第2の乗算器、5……合成器、6……π/2移相
器、7……振幅制御器、8……外部制御信号、9……出
力信号、10……制御回路、11,12,13……D/A変換器、14,
15,16……保持回路、17,18……メモリ回路、19……制御
回路、20……出力信号、21,22,23……制御信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 17/00 - 17/08 H03H 7/18 - 7/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を2分岐する分配器と、前記分配
    器の一方の出力側に接続され分岐された信号の振幅を制
    御する第1の乗算器と、前記分配器の他方の出力側に接
    続され分岐された信号の位相をπ/2だけ移相するπ/2移
    相器と、前記π/2移相器の出力側に接続されて信号の振
    幅を制御する第2の乗算器と、前記第1の乗算器及び前
    記第2の乗算器からの信号をそれぞれ受けて合成する合
    成器と、前記合成器の出力側に接続されて信号の振幅を
    制御する振幅制御器と、移相量情報を含む外部制御信号
    に応じて前記第1の乗算器,前記第2の乗算器及び前記
    振幅制御器を制御するための制御信号をそれぞれ生成し
    出力する制御回路とを備え、前記制御回路は前記第1の
    乗算器及び前記第2の乗算器のいずれか一方の出力信号
    の振幅を一定値に保持し他方の出力信号の振幅を変化さ
    せ、前記合成器の出力信号のベクトル軌跡が正方形とな
    るように制御すると共に前記振幅制御器の出力信号のベ
    クトル軌跡が円形になって振幅が一定値となるように制
    御することを特徴とする無限移相器。
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