JP3062528B2 - 騒音軽減部を有する業務用ゲーム機 - Google Patents

騒音軽減部を有する業務用ゲーム機

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JP3062528B2
JP3062528B2 JP3204680A JP20468091A JP3062528B2 JP 3062528 B2 JP3062528 B2 JP 3062528B2 JP 3204680 A JP3204680 A JP 3204680A JP 20468091 A JP20468091 A JP 20468091A JP 3062528 B2 JP3062528 B2 JP 3062528B2
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博 矢木
亨 中林
徳彦 上保
尚美 山本
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Sega Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】*目的
【産業上の利用分野】本発明は、必要な音を聞くため
に、周囲の耳ざわりなノイズを低減するための騒音軽減
システムに関する。具体的には、多数のゲ−ム装置など
を集めたアミュ−ズメント・センタ−等において、特定
のゲ−ム装置を楽しむ場合に、周囲の多数のゲ−ム装置
などのサウンドが騒音となって、特定のゲ−ム装置のプ
レ−ヤ自身が困るときなどに好適な、騒音軽減システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでに、騒音を軽減するための装置
が、冷蔵庫、とくに掃除機などに採用されてはいるもの
の、とくに、ア−ケ−ドにあるアミュ−ズメント・セン
タ−などにおいては、まだ未開拓の分野で、これを解消
するようなシステムは存在していなかった。たとえば、
ア−ケ−ドにある特定のゲ−ム装置を楽しむ場合、周囲
にある多数のゲ−ム装置などのサウンドが、互いに騒音
となってしまって、楽しんでいる特定のゲ−ム装置のゲ
−ム・サウンドの効果が、そのゲ−ム装置のプレ−ヤに
は、著しく損なってしまうというのが現状であり、これ
を解消するような装置は、これまでに存在していなかっ
た。
【0003】
【解決しようとする課題】本発明は、多数のゲ−ム装置
などを集めたアミュ−ズメント・センタ−等において、
特定のゲ−ム装置を楽しむ場合に、周囲の多数のゲ−ム
装置などの騒音を低減して、特定のゲ−ム装置のプレ−
ヤ自身にのみ、そのゲ−ム・サウンドが聞こえるような
騒音軽減システムを提供する目的から開発されたもので
ある。
【0004】*構成
【課題を解決するための手段】本発明の騒音軽減システ
ムは、ゲ−ム装置を構成するサウンド手段とスピ−カと
の間に設けられる加算器と、この加算器に逆位相変換器
を介在して設けられるマイクと、を備えたことを特徴と
する。
【0005】
【作用】したがって本発明によると、特定のゲ−ム装置
を操作するプレ−ヤ自身を取り巻く騒音が、マイクロフ
ォンにて取り込まれ、このゲ−ム装置のサウンド手段か
らのゲ−ム用のサウンドが、このゲ−ム装置のスピ−カ
から再生されるときに、この騒音とは逆の位相の騒音が
加えられるようになるため、特定のゲ−ム装置を操作す
るプレ−ヤ自身にとり、結果として、周囲の騒音が打ち
消された、本来のゲ−ム用サウンドのみの音空間が実現
できることになる。
【0006】
【実施例】以下に本発明を、その実施例について、添付
の図面を参照して説明する。図1は、本発明による一実
施例の使用状態を示す斜視図であり、図2は、同上実施
例の要部を示すブロック図である。図1の1は全体が略
家形のゲ−ム装置で、このゲ−ム装置1の上半分である
屋根形部のほぼ全体には、CRTなどの表示部2があ
り、表示部2の下方には、操作板部3が突出して形成さ
れている。5、6は、左右一対のスピ−カで、表示部2
の上方にあるゲ−ム装置1の頂部4の左右に、それぞれ
配設されている。7、8は、左右一対のマイクロフォン
で、表示部2の左右にあるゲ−ム装置1の左右のサイド
壁9に、それぞれ配設されている。
【0007】左右一対のスピ−カ5、6は、図2に示さ
れるように、それぞれが、加算器11、12を介在し
て、ゲ−ム装置1の内部にあるサウンド手段20に接続
されている。左側のマイクロフォン7は、逆位相変換器
13を介在して、加算器11に接続され、右側のマイク
ロフォン8は、逆位相変換器14を介在して、加算器1
2に接続されている。左右の逆位相変換器13、14
は、左右のマイクロフォン7、8からくる音の電気信号
を、逆の位相の電気信号にして、左右の加算器11、1
2に出力する。
【0008】上述のごとくなる本実施例は、ゲ−ム装置
1を操作するプレ−ヤ自身(図示略)を取り巻く騒音
が、左右のマイクロフォン7、8で取り込まれ、ゲ−ム
装置1のサウンド手段20からのゲ−ム用のサウンド
が、左右のスピ−カ5、6から再生されるときに、この
騒音とは逆の位相の騒音が加えられるようになるため、
ゲ−ム装置1を操作するプレ−ヤ自身にとり、結果とし
て、周囲の騒音が打ち消された、本来のゲ−ム用サウン
ドのみの音空間が実現できることになる。
【0009】言い換えると、プレ−ヤの周囲の騒音を直
接的に取り込んで、その騒音とは逆の位相の騒音を、リ
アル・タイムにつくって、騒音を打ち消し、そのゲ−ム
用サウンドのみに没頭できるようになる。なお、スピ−
カ5、6、ならびにマイクロフォン7、8、逆位相変換
器13、14、加算器11、12は、それぞれ、左右一
対として説明してきたが、これらは、左側のみ、あるい
は右側のみのように、ひと組みであっても良いことは、
勿論である。また、立体音響用のために、多数のスピ−
カを備えるゲ−ム装置の場合は、それぞれのスピ−カご
とに、マイクロフォン、逆位相変換器、加算器を配設し
ても良いことは、勿論である。
【0010】
【効果】以上のようになる本発明は、プレ−しているゲ
−ム装置の周囲の騒音を軽減できるため、プレ−ヤにと
っては、今まで以上に音の臨場感が得られると共に、騒
音そのものに対して、アクティブなコントロ−ルができ
るため、多数のゲ−ム装置の設置条件や、立地条件の制
限が無くなるという効果がある。とくに、大形ゲ−ム装
置の場合などで、3Dサウンド、いわゆる立体音像を考
慮する必要がある場合には、音の臨場感が得られるとい
う点で、極めて大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による一実施例の使用状態を示す斜視
図である。
【図2】 同上実施例の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:ゲ−ム装置、2:表示部、3:操作板部、4:頂
部、5、6:スピ−カ、7、8:マイクロフォン、9:
サイド壁、11、12:加算器、13、14:逆位相変
換器、20:サウンド手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−171578(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務用ゲーム機において、ゲーム内容を
    表示する画像表示部と、該画像表示部の下方に設けた操
    作部と、前記画像表示部の上方頂部に設けたスピーカ
    と、 ゲーム内容に応じて音を発生するサウンド発生手段と前
    記スピーカとの間に設けられる加算器と、この加算器に
    逆位相変換器を介在して設けられるマイクと、備えた
    ことを特徴とする騒音軽減部を有する業務用ゲーム機。
  2. 【請求項2】 業務用ゲーム機において、ゲーム内容を
    表示する画像表示部と、該画像表示部下方に設けた操
    作部と、前記画像表示部の上方頂部の左右に設けた複数
    のスピーカと、ゲーム内容に応じて音を発生するサウン
    ド発生手段と前記複数のスピーカとの間に、それぞれ設
    けられる複数の加算器と、これらの加算器にそれぞれの
    逆位相変換器を介在して設けられる複数のマイクと、 を備えたことを特徴とする騒音軽減部を有する業務用ゲ
    ーム機。
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JPS63171578A (ja) * 1987-01-09 1988-07-15 株式会社 ナムコ 効果音を明瞭に聞けるようにした業務用ビデオゲ−ム装置

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