JP3062501U - 回路基板のそり矯正機 - Google Patents

回路基板のそり矯正機

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JP3062501U
JP3062501U JP1999001873U JP187399U JP3062501U JP 3062501 U JP3062501 U JP 3062501U JP 1999001873 U JP1999001873 U JP 1999001873U JP 187399 U JP187399 U JP 187399U JP 3062501 U JP3062501 U JP 3062501U
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upper rolling
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和雄 藤田
貞夫 船生
豊 宮田
彰弘 高山
晴行 名屋
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Meiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板のそりを矯正する従来の矯正機
は、矯正に要する時間が長く、そりを十分に矯正するこ
とができない等の問題があった。 【解決手段】 駆動源の回転を受けて回転する複数の下
部圧延ローラ13と複数の上部圧延ローラ21を平行に
配列して、その間にプリント基板を搬送する基板搬送路
Bを構成し、下部圧延ローラ13の撓み変形を阻止する
下部バックアップローラ27と、上部圧延ローラ21の
撓み変形を阻止する上部バックアップローラ28を設け
た。上部バックアップローラ28は、基板搬送路Bに向
けて進退可能な構造にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、製造段階でそりが生じた回路基板を、許容された平坦度の範囲内に 矯正する回路基板のそり矯正機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、回路基板はプリント基板を初め、多層フレキシブル基板等、多種多様の ものが提供されている。これら回路基板に実装される電子部品は小型になり、そ の実装密度も高密度化されている。そのため、回路基板にそりや歪みがあると、 電子部品を適切に実装することができないという問題が生ずるため、回路基板を 所定の平坦度をもって製造する必要がある。 しかしながら、回路基板は薄肉であり、製造段階で熱の影響を受けてそり(歪 み)が生じ易かった。 そのため、電子部品を実装する前に、製造された回路基板を矯正機にかけて、 そりを許容平坦度の範囲内に矯正することが行われていた。
【0003】 この回路基板のそり矯正機としては、例えば、特開平4−262599号公報 に記載されたものがある。同公報に記載された回路基板のそり矯正機は、ほぼ中 央に貫通孔が形成されたプリント基板のそりを矯正するものである。 この矯正機による矯正方法は、凸状面を上に向けて搬送路を走行するプリント 基板を所定位置に位置決め停止する第1工程と、下方の第1エアシリンダを作動 して支持ピンの先端面をプリント基板の貫通孔の近傍の下面に当接する第2工程 と、次に第2エアシリンダを作動してレバーを貫通孔から上方に突出させる第3 工程と、次に第3エアシリンダを作動してレバーを回動し、レバーの先端と支持 ピンでプリント基板の両面を、そりの無い正規位置に挟持して矯正する第4工程 と、支持ピンとレバーを旧位置に復帰する第5工程と、矯正の終わったプリント 基板を搬送路から搬出する第6工程によって構成される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の回路基板のそり矯正機には下記のような課題が残されていた。 (1)ほぼ中央に貫通孔が穿孔されていない回路基板には適用できない。 (2)そりの形状は、貫通孔の近傍のみを正規の位置に挟持したときに平坦度が 確保されるような、単純な1つの湾曲面でなければ矯正効果がない。 (3)貫通孔の近傍のみを正規の位置に挟持したとしても、その矯正効果は小さ く不十分である。 (4)回路基板のそりを矯正する工程が第6工程により構成されるので、矯正時 間が長く、非能率である。
【0005】 本考案は、かかる課題を解決することを目的とし、そり(歪み)の矯正に要す る時間が短かく、しかも、許容範囲内に確実に矯正でき、多数の回路基板を連続 的に且つ効率よく矯正することができる回路基板のそり矯正機を提供するもので ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の回路基板のそり矯正機は、請求項1に示 すように、フレームに支承され駆動源からの回転力を受けて回転する複数の圧延 ローラを平行に配列して形成された上部圧延ローラ群と、前記上部圧延ローラ群 と対向して設けられ、前記フレームに支承され駆動源からの回転力を受けて回転 する複数の圧延ローラを平行に配列して形成された下部圧延ローラ群とを備え、 前記一方の圧延ローラ群の圧延ローラの軸心と他方の圧延ローラ群の圧延ローラ の軸心とを互い違いの位置に配設し、前記上部圧延ローラ群と下部圧延ローラ群 との間に、回路基板が両圧延ローラ群に挟圧されて繰返し変形を受けながら搬送 される基板搬送路を形成すると共に、前記圧延ローラの前記基板搬送路の反対側 において、前記圧延ローラと接触するバックアップローラが設けられていること を特徴としている。
【0007】 以上のような構成により、駆動源の回転力を受けて回転する上部、下部の圧延 ローラ群の間に形成される基板搬送路に回路基板を挿入すると、回路基板が回転 する上部、下部圧延ローラの摩擦力を受けて基板搬送路を通過する。 前記基板搬送路は、回路基板が両圧延ローラ群に挟圧されて繰返し変形を受け る幅に設定されているので、回路基板は基板搬送路を通過する短時間のあいだに 、基板搬送路と略平行な面に修正され、製造時に生じていたそりの大きさが減少 する。
【0008】 ここで、請求項2に示すように、前記上部圧延ローラ群を構成する上部圧延ロ ーラと接触するバックアップローラは、相隣り合う上部圧延ローラと同時に接触 するように構成され、前記下部圧延ローラ群を構成する下部圧延ローラと接触す るバックアップローラは、相隣り合う下部圧延ローラと同時に接触するように構 成されていることが望ましい。 このように、バックアップローラが設けられているため、圧延ローラの変形を 防止することができる。
【0009】 また、請求項3に示すように、前記上部圧延ローラ群を構成する圧延ローラと 接触するバックアップローラには、接触する圧延ローラに対する押圧力を変化さ せる押圧力可変手段が設けられていることが望ましい。この構成により、各バッ クアップローラの位置は基板搬送路の方向に向けて微調整可能であり、各圧延ロ ーラ群の撓み変形を阻止する押圧力を加減することができる。
【0010】 また、請求項4に示すように、前記上部圧延ローラ群を構成する上部圧延ロー ラの両端は、前記基板搬送路に対して、上下動可能に設けられた上部支持フレ− ムに回転可能に支承されていることが望ましい。 このように、上下動可能に設けられた上部支持フレ−ムに上部圧延ローラ群を 構成する上部圧延ローラが取り付けられているために、矯正する回路基板の厚さ に合わせて基板搬送路の幅を調整することができる。
【0011】 このとき、請求項5に示すように、前記上部圧延ローラ群を構成する上部圧延 ローラと接触するバックアップローラが、前記上部圧延ローラが回転可能に支承 される上部支持フレ−ムに設けられ、前記上部圧延ローラと共に基板搬送路に対 して上下動可能に設けられている場合には、上部圧延ローラを上下動させても圧 延ローラの撓み変形を阻止する押圧力を一定に保持することができ、押圧力を再 調整する必要はない。
【0012】 また、請求項6に示すように、前記上部圧延ローラ群を構成する上部圧延ロー ラを回転可能に支承する上部支持フレ−ムの前端部側と後端部側には、上部支持 フレ−ムを上下動させる位置調整機構が設けられ、前記前端部側位置調整機構と 後端部側位置調整機構によって、上部圧延ローラ群の上部圧延ローラと下部圧延 ローラ群の下部圧延ローラの間隔が調整され、基板搬送路が形成されることが望 ましい。 このように、前記前端部側位置調整機構と後端部側位置調整機構によって、上 部支持フレ−ムを上下動させることができ、容易に上部圧延ローラ群の圧延ロー ラと下部圧延ローラ群の圧延ローラの間隔を調整することができる。また、前記 間隔を可変することができるため、厚さの異なる回路基板に対応することができ る。また、前記前端部側位置調整機構と後端部側位置調整機構による上部支持フ レ−ムの上下動の距離を変えることにより、前記間隔を徐々に狭めることができ 、そりの大きい回路基板であっても、徐々に挟圧することにより前記そりを除去 することができる。
【0013】 また、請求項7に示すように、前記上部圧延ローラ群と下部圧延ローラ群との 間に形成された基板搬送路中を搬送される回路基板を加熱するための、ヒ−タが 設けられていることが望ましい。 この構成により、基板搬送路中を搬送される回路基板を所定温度になすことが でき、常温に比べて回路基板のそりを除去しやすくなる。
【0014】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態の具体例を図面を参照して説明する。 図1〜図5は本考案に係る回路基板のそり矯正機を示し、図1は回路基板のそ り矯正機の正面図、図2は図1の側面図、図3は圧延ローラおよびバックアップ ローラの配列を示す正面図、図4は各圧延ローラの動力伝達機構の正面図、図5 は図4の縦断面図、図6はバックアップローラの側面図である。 図2に示すように、そり矯正機Aのケイシングは、箱形状のフレーム1と、フ レーム1の上面の中央に取り付けられる中央部カバー2と、中央部カバー2の両 側に取り付けられる側部カバー3とにより構成される。
【0015】 また、図1、図2に示すように、前記フレーム1の下面の6ヵ所から垂下され た脚部4には、工場の床面Gに設置されるときに脚部4の長さを調節するねじ構 造のレベリング機構(図示しない)が設けられている。 また前記フレーム1の上壁には、図2に示すようにフレーム1の内側に向けて 突出する内側フレ−ム5が設けられ、内側フレ−ム5の側面に、後述する圧延ロ ーラ13,21を回転する駆動源であるモータ6が取り付けられ、モータ6の出 力軸に駆動スプロケット7が固着される。
【0016】 この駆動スプロケット7は無端チェン8を走行駆動するものであり、図1に示 すように内側フレ−ム5の側面には、複数の中間スプロケット9とテンション用 スプロケット10が空転可能に支承される。 中間スプロケット9は無端チェン8を走行案内するものであり、テンション用 スプロケット10は無端チェン8に生じた弛みを除去するものである。 テンション用スプロケット10は、位置を調整することにより無端チェン8を 緊張するものであり、公知技術であるので詳細な説明を省略する。なお、図2中 、無端チェン8は、省略して図示されている。
【0017】 またフレーム1の内側フレ−ム5の上面には、幅方向に所定の間隔をもって板 状の下部支持フレ−ム11が立設され(図5には一方の下部支持ブロック11を 示す)、下部支持フレ−ム11の上下2ヵ所に複数の貫通孔が水平方向に配列し て設けられ、上部の各貫通孔に嵌着されたベアリング12に、下部圧延ローラ1 3の両端に設けられた軸頸部13aが支承される。 前記ベアリング12を貫通する軸頸部13aの端部には、歯車14が固着され る(図5参照)。
【0018】 下部支持フレ−ム11の下部の各貫通孔は、中間部に形成される空間部により 2分され、分離された貫通孔にはそれぞれベアリング15が嵌着され、ベアリン グ15に支承されるアイドラ軸16には、歯車14と噛合する歯車17と、無端 チェン8が掛けられる中間スプロケット18が固着される(図5参照)。 従って、モータ6の回転は、無端チェン8を介して中間スプロケット18に伝 達され、一対の歯車17,14を経て下部圧延ローラ13に伝達される。
【0019】 また一方、左右一対の下部支持フレ−ム11の上方には、図4及び図5に示す ように、それぞれ板状の上部支持フレ−ム19が配設されている。 前記上部支持フレ−ム19の上下に複数の貫通孔が水平方向に配列して設けら れ、下側の各貫通孔に嵌着されるベアリング20に、上部圧延ローラ21の両端 に設けられた軸頸部21aが支承される。前記ベアリング20を貫通する軸頸部 21aの端部には、歯車22が固着される(図5参照)。
【0020】 上部支持フレ−ム19の上側の各貫通孔は、図5に示すように、中間部に形成 される空間部により2分され、分離された貫通孔にはそれぞれベアリング23が 嵌着され、ベアリング23に支承されるアイドラ軸24には、歯車22と噛合す る歯車25と、無端チェン8が掛けられる中間スプロケット26が固着される。 従って、モータ6の回転は、無端チェン8を介して中間スプロケット26に伝 達され、一対の歯車25、22を経て上部圧延ローラ21に伝達される。
【0021】 図1および図3に示すように、複数の下部圧延ローラ13は所定間隔で水平方 向に直線上に配列されて下部圧延ローラ群を形成し、複数の上部圧延ローラ21 は所定間隔で、下部圧延ローラ13と平行な直線上に配列されて上部圧延ローラ 群を形成し、両圧延ローラ群の間に、回路基板の搬送路Bが形成される(図3、 図4参照)。 この実施形態にあっては、図1に示すように、10個の下部圧延ローラ13に よって1組の下部圧延ローラ群が形成され、また10個の上部圧延ローラ21に よって1組の上部圧延ローラ群が形成されている。そして、図1には3組の上部 圧延ローラ群と下部圧延ローラ群が設けられている。
【0022】 また、前記上部圧延ローラ21の中心位置は、相隣る下部圧延ローラ13、1 3の中心位置の中間点の上方に位置している。すなわち、両圧延ローラ21、1 3は相互に互い違いに配列されている。 回路基板の搬送路Bの上下幅は、そりを有する回路基板が両圧延ローラ21、 13に挟圧されて、繰返し変形を受けながら搬送される幅に形成されている。
【0023】 前記下部圧延ローラ13および上部圧延ローラ21は、回路基板を挟圧する反 力を受けて撓み変形するので、この撓み変形を阻止するために、図3、図6に示 すように下部圧延ローラ13に対して互い違いの位置に設けられた下部バックア ップローラ27が、下部圧延ローラ13の基板搬送面の反対側の中央部に当接し ている。 即ち、下部圧延ローラ群を構成する下部圧延ローラ13と接触するバックアッ プローラ27は、相隣り合う圧延ローラ13と同時に基板搬送面の反対側の中央 部において接触するように構成されている。 同様にして、上部圧延ローラ21に対して互い違いの位置に設けられた上部バ ックアップローラ28が、上部圧延ローラ21の基板搬送面の反対側の中央部に 当接している。 即ち、上部圧延ローラ群を構成する上部圧延ローラ21と接触するバックアッ プローラ28は、相隣り合う圧延ローラと同時に基板搬送面の反対側の中央部に おいて接触するように構成されている。
【0024】 前記下部バックアップローラ27の支持構造は、図6に示すように、フレーム 1の上面に固着される支持台29に、二股形状の下部支持フレ−ム30が取り付 けられ、下部支持フレ−ム30の先端部に支軸31が貫通し、この支軸31の下 部バックアップローラ27が回転可能に挿着される。 上部バックアップローラ28の支持構造は、二股形状の上部支持ブロック32 の先端部を貫通する支軸33に回転可能に挿着される。
【0025】 前記上部支持ブロック32は、支持板34の下面にねじ35により締着される (図6参照)。この支持板34は前記した上部支持フレ−ム19と一体化され、 後述する位置調整機構により、上下動可能に構成されている。なお、支持板34 の下面にねじ35によって、上部支持ブロック32の高さを調節することができ 、これにより上部バックアップローラ28の圧延ローラ21に対する押圧力を調 整することができる。
【0026】 また、図5に示すように、支持板34の両端部には上方に延びる起立壁36が 固着され、支持板34の下面には、搬送路の左右及び搬送方向の前後にそれぞれ 筒状のボス37が設けられている(図5にはその1つの起立壁36を示す)。こ の起立壁36は、支持板34、上部支持フレ−ム19と一体化している。 また筒状のボス37の内面にベアリング38が嵌着され、支持板34には各筒 状のボス37の上方を貫通する貫通孔39が設けられ、貫通孔39に遊嵌する回 動軸40の下端に雄ねじ40aが設けられている。 一方、フレーム1の内側フレ−ム5の上面に雌ねじ軸41が立設され、雌ねじ 軸41の上端部に、雄ねじ40aが螺合する雌ねじが設けられている。
【0027】 また、図5に示すように、前記支持板34の貫通孔39から突出する回動軸4 0の上端に傘歯車42が固着されている。 左右の起立壁36を貫通する2つの孔が搬送方向に沿って配列され、各孔にベ アリング(図示しない)が嵌着され、このベアリングにハンドル軸43が回転可 能に挿通されている。
【0028】 前記起立壁36を貫通する2つのハンドル軸43の両端部には、起立壁36の 内側に位置する傘歯車44が固着され、傘歯車44は傘歯車42に歯合している 。そしてハンドル軸43一端に(図2及び図5において右側の端部に)手動ハン ドル45が固着されている。なお、手動ハンドル45のみ側部カバー3より突出 するが、その他のバックアップローラ位置調整機構などは側部カバー3に覆われ ている。 以上のように、手動ハンドル45を回すことにより、上部圧延ローラ21、上 部バックアップローラ28が取り付けられた上部支持フレ−ム19、支持板34 を上下動させることができる位置調整機構が構成される。
【0029】 また、1つの上部支持フレ−ム19の前端部側と後端部側には、図1に示すよ うに、前記した上部支持フレ−ムを上下動させる位置調整機構が設けられ、前記 前端部側位置調整機構と後端部側位置調整機構を動作(上下動)させることによ って、上部圧延ローラ群の圧延ローラと下部圧延ローラ群の圧延ローラの間隔( 基板搬送路の間隔)が調整される。この実施形態にあっては、図1に示すように 3つの上部支持フレ−ム19が設けられ、3組の位置調整機構が設けられている 。 このように、前記前端部側位置調整機構と後端部側位置調整機構によって、上 部支持フレ−ムを上下動させることができ、容易に上部圧延ローラ群の圧延ロー ラと下部圧延ローラ群の圧延ローラの間隔を調整することができる。また、前記 間隔を可変することができるため、厚さの異なる回路基板に対応することができ る。 また、例えば、上部支持フレ−ム19に設けられた手動ハンドル45のうち、 搬送方向下流側の手動ハンドル45を操作すると、上部支持ブロック32のうち の搬送方向下流側に位置する上部バックアップローラ28の高さが調整される。 したがって、上部圧延ローラ群の圧延ローラと下部圧延ローラ群の圧延ローラ の間隔を徐々に狭めることができ、そりが大きな回路基板のそりを徐々に取り除 くことができる。
【0030】 また、無端チェン8の走行経路は、駆動スプロケット7、中間スプロケット9 およびテンション用スプロケット10を通過したのちに、図1において左端の中 間スプロケット18を経て上部左端の中間スプロケット26を通過し、下方に折 り返して左から2番目の中間スプロケット18に走行し、再び上方に折り返して 左から2番目の中間スプロケット26を通過し、各中間スプロケット18、26 を通過した後に駆動スプロケット7に復帰するルートをたどる。 すなわち、1つの駆動源であるモータ6により、すべての圧延ローラ13、2 1が回転する。
【0031】 また、図1、図2に示すように、前記上部圧延ローラ21群と下部圧延ローラ 13群との間に形成された基板搬送路中を搬送される回路基板を加熱するための 、ヒ−タ50が設けられ、投入された回路基板を所定温度に加熱するように構成 されている。 図示しないが、本発明にかかるそり矯正機の前工程(前装置)として加熱装置 を配置し、前記加熱装置により該回路基板を150℃程度に加熱し、そりを矯正 しやすい状態となす。この状態におかれた該回路基板はそり矯正機に投入後もヒ −タ50によって加熱保温されるため、温度が下がることはない。 その結果、前記上部圧延ローラ21群と下部圧延ローラ13群との間に形成さ れた基板搬送路中を搬送される回路基板は、150℃程度に維持され、常温時に 比べて回路基板のそりを容易に除去することができる。
【0032】 このように構成された回路基板のそり矯正機Aを運転して回路基板を自動矯正 する動作を説明する。 運転前に、手動ハンドル45により、上部バックアップローラ28が上部圧延 ローラ21を押圧する押圧力を微調整し、下部圧延ローラ13と上部圧延ローラ 21との間に形成される基板搬送路Bの上下幅を、回路基板が各圧延ローラ13 、21に挟圧されて繰返し変形を受ける幅にしておく。
【0033】 そして、モータ6を駆動して各圧延ローラ13、21を回転すると、下部圧延 ローラ13の接触摩擦力を受けた下部バックアップローラ27および、上部圧延 ローラ21の接触摩擦力を受けた上部バックアップローラ28が回転する。 そりを有する回路基板を基板搬送路Bの入口に挿入すると、圧延ローラ13、 21の挟圧力を受けた回路基板が圧延ローラ13、21の回転摩擦力を受けて基 板搬送路Bの出口に向かって自動的に搬送されるので、作業者は回路基板を次々 に投入することができる。
【0034】 前記投入された回路基板は、基板搬送路Bを通過する過程でそりが矯正され、 次々と基板搬送路Bの出口から搬出される。 なお、前記投入動作を自動化しても良い。また、前記したようにこの基板そり 矯正機の前工程に回路基板を加熱する加熱装置を設けてもよい。このように加熱 装置を設け加熱した回路基板を、この基板そり矯正機に入れると、より一層そり (歪み)を除去しやすい。
【0035】 実際の矯正例を紹介すると、製造時のそり量が2mm〜0.5mmであった回路基 板がすべて平坦度の許容値である0.5mm以下に矯正された。 回路基板は、自動的に且つ連続的に、しかも短時間で効率よく矯正される顕著 な効果がある。
【0036】
【考案の効果】
本考案の回路基板のそり矯正機によれば、回路基板のそり(歪み)の矯正に要 する時間が短かく、しかも、許容範囲内に確実に矯正でき、多数の回路基板を連 続的に且つ効率よく矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回路基板のそり矯正機の正面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】圧延ローラおよびバックアップローラの配列を
示す正面図である。
【図4】各圧延ローラの動力伝達機構の正面図である。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】バックアップローラの側面図である。
【符号の説明】
A 回路基板のそり矯正機 B 基板搬送路 1 フレーム 6 モータ(駆動源) 7 駆動スプロケット 8 無端チェン 9、18、26 中間スプロケット 13 下部圧延ローラ 14、17 歯車 21 上部圧延ローラ 22、25 歯車 27 下部バックアップローラ 30 下部支持フレ−ム 32 上部支持ブロック 40 回動軸 40a 雄ねじ 41 雌ねじ軸 42、44 傘歯車 45 手動ハンドル 50 ヒ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B21D 1/05 B21D 1/05 G B29L 7:00 31:34 (72)考案者 宮田 豊 栃木県宇都宮市野沢町641 株式会社エフ ティーエムエンジニアリング内 (72)考案者 高山 彰弘 栃木県宇都宮市野沢町641 株式会社エフ ティーエムエンジニアリング内 (72)考案者 名屋 晴行 神奈川県綾瀬市大上5−14−15 株式会社 メイコー内

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに支承され駆動源からの回転力
    を受けて回転する複数の圧延ローラを平行に配列して形
    成された上部圧延ローラ群と、前記上部圧延ローラ群と
    対向して設けられ、前記フレームに支承され駆動源から
    の回転力を受けて回転する複数の圧延ローラを平行に配
    列して形成された下部圧延ローラ群とを備え、 前記一方の圧延ローラ群の圧延ローラの軸心と他方の圧
    延ローラ群の圧延ローラの軸心とを互い違いの位置に配
    設し、前記上部圧延ローラ群と下部圧延ローラ群との間
    に、回路基板が両圧延ローラ群に挟圧されて繰返し変形
    を受けながら搬送される基板搬送路を形成すると共に、 前記圧延ローラの前記基板搬送路の反対側において、前
    記圧延ローラと接触するバックアップローラが設けられ
    ていることを特徴とする回路基板のそり矯正機。
  2. 【請求項2】 前記上部圧延ローラ群を構成する上部圧
    延ローラと接触するバックアップローラは、相隣り合う
    上部圧延ローラと同時に接触するように構成され、前記
    下部圧延ローラ群を構成する下部圧延ローラと接触する
    バックアップローラは、相隣り合う下部圧延ローラと同
    時に接触するように構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載された回路基板のそり矯正機。
  3. 【請求項3】 前記上部圧延ローラ群を構成する上部圧
    延ローラと接触するバックアップローラには、接触する
    上部圧延ローラに対する押圧力を変化させる押圧力可変
    手段が設けられていること特徴とする請求項1または請
    求項2に記載された回路基板のそり矯正機。
  4. 【請求項4】 前記上部圧延ローラ群を構成する上部圧
    延ローラの両端は、前記基板搬送路に対して、上下動可
    能に設けられた上部支持フレ−ムに回転可能に支承され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載された回路基板のそり矯正機。
  5. 【請求項5】 前記上部圧延ローラ群を構成する上部圧
    延ローラと接触するバックアップローラは、前記上部圧
    延ローラが回転可能に支承される上部支持フレ−ムに設
    けられ、前記上部圧延ローラと共に基板搬送路に対して
    上下動可能に設けられていることを特徴とする請求項4
    に記載された回路基板のそり矯正機。
  6. 【請求項6】 前記上部圧延ローラ群を構成する上部圧
    延ローラを回転可能に支承する上部支持フレ−ムの前端
    部側と後端部側には、上部支持フレ−ムを上下動させる
    位置調整機構が設けられ、前記前端部側位置調整機構と
    後端部側位置調整機構によって、上部圧延ローラ群の上
    部圧延ローラと下部圧延ローラ群の下部圧延ローラの間
    隔が調整され、基板搬送路が形成されることを特徴とす
    る請求項4または請求項5に記載された回路基板のそり
    矯正機。
  7. 【請求項7】 前記上部圧延ローラ群と下部圧延ローラ
    群との間に形成された基板搬送路中を搬送される回路基
    板を加熱するための、ヒ−タが設けられていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された
    回路基板のそり矯正機。
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