JP3061736U - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体を空気に接触させることなく注入し、か
つ流出可能な液体容器の提供。 【構成】 シート状材料によって偏平な形状に形成され
た容器本体11と、液体の流入、流出のために容器本体
11に設けられた注液口12とからなり、偏平状態の容
器本体内に注液口12から注入した液体のみによって容
器本体11を膨張させ、液体の流出によって容器本体1
1が偏平化し、空になると同時に元の偏平な状態に戻
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は液体の貯溜が可能な液密性と密閉性を有する液体容器に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
液体には、例えばパーマ液のように、空気との接触を極端に嫌うものがある。 パーマ液の場合、第1液の還元剤は空気との接触により急速に酸化されてしまう ため、少量ずつ密封されているのが普通である。このような特別の例を挙げるま でもなく、酸化が悪影響を及ぼす液体は少なくなく、身近な例では食用油や醸造 酒などを上げることができる。これらの液体は使用後容器に保管しても、空気と の接触面積に対して残量が減少しているため、さらに酸化し易くなり加速度的に 品質が劣化して使用に耐えなくなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は液体を空気に接触さ せることなく注入しかつ注出することが可能な液体容器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本考案は、合成樹脂のシート状材料によって、偏平 な形状に形成された容器本体と、液体の注入、注出のために容器本体に設けられ た注液口とを具備し、偏平な状態の容器本体内に液体を注入することにより容器 本体を液体のみによって膨張させ、注液口から上記液体を注出するにつれて容器 本体が偏平化し、液体が空になると同時に元の偏平な状態に戻ることにより、液 体の酸化を防止可能とするという手段を講じたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案に係る液体容器は、液体の貯溜が可能な液密性と密閉性を有する。また 容器本体は液体を受け入れて膨張し、受け入れた液体が減少すると収縮するため に可撓性を有していることが必要である。
【0006】 この容器本体は、合成樹脂のシート状材料によって、偏平な形状に形成された ものであることを必要とする。目的とする偏平な形状の容器本体は、例えば2枚 のシート材を重ね合わせた状態で周縁部を封着することによって形成することが できる。シート状材料の材質は特には問題とされない。けれども、ヒートシール 性を有する樹脂材料を使用し、周縁部をヒートシールすることにより、偏平な袋 状の容器本体が形成される。このような構造を有する偏平な袋状容器はそれが4 辺にシール部を有する場合、4辺にて偏平化方向へ復原し易くなる。
【0007】 上記容器本体には、内部への液体の注入、内部の液体の注出のために、注液口 が具備される。注液口は使用時に下位に位置するか、位置させることができる部 位の容器本体に設けられる。注液口の具体的構成は任意に設計することができる が、注出時等使用中に空気が容器本体内へ逆流しないように注液栓を使用するこ とができる。
【0008】 偏平な状態の容器本体内に液体を注入することにより、容器本体が液体のみに よって膨張し、上記液体を注入口から注出するにつれて容器本体が収縮、偏平化 し、液体が空になると同時に容器本体も元の偏平な状態に戻る。容器本体は注入 される液体の量と容器本体が外ケースに収められる場合にはその外ケースの外形 にしたがって偏平状態から膨張状態に移行する。逆に液体が注出され内容量が減 少すると、内部には残液しかないため、シート状材料よりなる容器本体は大気圧 により加圧されて収縮し、偏平な原形状に復原するようになる。
【0009】 外ケースは、シート状材料によりなる可撓性のものである、容器本体を内部に 収めて一定の不変的な外形を与え、扱い易くする。このような外ケースには、容 器本体に付属する注液栓の取り付け部と、持ち運びのための把手手段を設けるこ とが望ましい。注液栓は容器本体の注液口に液密に取り付けれられる。
【0010】 なお、容器本体は合成樹脂のシート状材料から成ることについては既に説明し たが、その具体的構造には選択の余地がある。例えば熱可塑性樹脂と熱硬化性樹 脂及び金属箔との2層以上の構造を持ったものなどを容器本体の材料として使用 することができる。
【0011】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0012】 図1に示された液体容器10は熱可塑性、就中熱溶着性の合成樹脂フィルムシ ート材料とアルミニウム箔とを張り合せた複合シート材料をヒートシールして偏 平な形状に形成した容器本体11とそこに設けられた注液口12とを具備する。 複合シート材料は内面に樹脂、外面にアルミニウム箔を配置したもので、長方形 の4辺部に沿って比較的広目の幅でヒートシール部13を設け、偏平な形状に復 原し易くされている。
【0013】 このため偏平な状態の容器本体10に液体を注入することで、液体のみによっ て容器本体10を膨張させることができる。図1の中段が膨張状態であり、容器 本体10の内部には全く空気が入っていない。膨張状態から液体を注入するにつ れて容器本体10は偏平化するが、この段階でも偏平な容器本体の中には液体以 外には入っていないので、上部14は表裏両面が大気圧により押されて密着した 状態になっている。図1の下段。なお図2の破線は、外ケース15に収められて いる膨張状態の容器本体10を示す。
【0014】 注液口12には注液栓20が取り付けられる。注液口12は、複合シート材料 よりなる容器本体10の開口部に注液口部材16を固着したもので、注液口部材 16の口内に注液栓20を嵌め込む。図3参照。
【0015】 注液栓20は注液口部材16の口内に嵌め込む栓嵌め込み筒21と、その先端 から回転可能に嵌め合わされる嵌合摘み22とを有し、栓嵌め込み筒21にあけ られた口23と嵌合摘み22に開けられた口24との重なり時に液を注出し、そ れ以外は液密に密封された状態を保つ。25は注出口を示す。注液口部材16の 口と栓嵌め込み筒21との嵌め込みも、上記嵌合摘み22と同様高度の液密性を 保持するものとする。
【0016】 嵌合摘み22は注液口部材16に内筒部26が入り込んで回転の軸となり、か つ開閉栓構造を形成している。この回転を円滑化し、かつまた内筒部26と摺動 面27との液密性を高めるため摺動面27の下向きの口23に対して左右に軸方 向の溝28を設け、さらに内筒部26の内方を対称に2箇所切り欠いて突出片2 9を形成し、口23、24を閉じた状態では突出片29の縁が溝28の縁に一致 した状態でシールが完全に行なわれるように設けられている。図4、図5参照。
【0017】 嵌合摘み22は栓嵌め込み筒21に回転可能にかたく嵌合されており、それで 液密性が得られている。このかたい嵌合力に対抗して栓嵌め込み筒21を外ケー スに固定するために栓嵌め込み筒21に回り止め31を設け、外ケース15には 回り止め31との係合のための部分32を設けている。図6、図7は注液栓20 の取り付けが外ケース15に設けられたミシン目を抜き、開口部33を設けるこ とで行なえることを示している。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、液体を空気に接触 させることなく容器本体内へ注入し、貯溜中も空気に接触せず、注出してはじめ て空気と接触し得る状態となるため液体を酸化させることがなく、注出時まで鮮 度を高く保持することができ、合成樹脂シート状材料よりなる容器本体であるか ら注入が容易であり、かつまた注出時に容易に偏平な原形に復原し易い等顕著な 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る液体容器の1実施例を示す斜視
図。
【図2】外ケースに収めた状態の斜視図。
【図3】注液栓の取り付け部を示す斜視図。
【図4】(a)注液栓の閉状態を示す図5(a)のIV
−IV線に沿う断面図。 (b)注液栓の開状態を示す図5(a)のIV−IV線
に沿う断面図。
【図5】(a)注液栓の閉状態を示す断面図。 (b)注液栓の開状態を示す断面図。
【図6】(a)外ケースの注液栓取り付け部を示す斜視
図。 (b)外ケースの注液栓取り付け部を開けた状態の斜視
図。
【図7】注液栓取り付け後の外ケースの正面図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体の貯溜が可能な液密性と密閉性を有
    する容器であって、合成樹脂のシート状材料によって、
    偏平な形状に形成された容器本体と、液体の注入、注出
    のために容器本体に設けられた注液口とを具備し、偏平
    な状態の容器本体内に液体を注入することにより容器本
    体を液体のみによって膨張させ、注液口から上記液体を
    注出するにつれて容器本体が偏平化し、液体が空になる
    と同時に元の偏平な状態に戻ることにより、液体の酸化
    を防止可能としたことを特徴とする液体容器。
  2. 【請求項2】 容器本体は熱溶着性樹脂を内面に有する
    複合シート材料よりなり、長方形の4辺部に沿って広目
    の幅でヒートシールされていることにより、偏平な形状
    に復原し易く形成されている請求項1記載の液体容器。
  3. 【請求項3】 注液口には注液口部材を固着し、注液口
    部材の口内に嵌め込む栓嵌め込み筒と、その先端から回
    転可能に嵌め合わされる嵌合摘みとを有する注液栓を注
    液口に取り付け、栓嵌め込み筒の口と嵌合摘みの口との
    重なりによって液を注出し、それ以外は液封状態を保つ
    ように構成された請求項1又は2記載の液体容器。
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