JP2533483Y2 - 定量吐出容器 - Google Patents

定量吐出容器

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JP2533483Y2
JP2533483Y2 JP1990046089U JP4608990U JP2533483Y2 JP 2533483 Y2 JP2533483 Y2 JP 2533483Y2 JP 1990046089 U JP1990046089 U JP 1990046089U JP 4608990 U JP4608990 U JP 4608990U JP 2533483 Y2 JP2533483 Y2 JP 2533483Y2
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JP
Japan
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inner bag
container
shoulder member
spout
liquid
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JP1990046089U
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JPH047479U (ja
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正隆 奥下
誠一郎 菰田
猛雄 石黒
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、一定量の液体を注出するための容器に関す
るものである。
[従来の技術] 従来一定量の液体を確実に注出するための容器として
は注射器が一般的に知られている。そして、この注射器
は筒状のシリンダーとこのシリンダーに摺動可能に嵌合
したピストンとで構成されており、片手でシリンダーの
支持とピストンの押圧操作を行うことで一定量の液体を
注出するようになっている。
また、容器内容物の注出手段として、実開昭61-19467
3号公報や特開平3-133748号公報にみられるような空気
孔をつけた弾力性のある外容器と柔軟生のある内容器と
からなる空気ポンプ式容器も提案されている。この種の
容器は、マヨネーズやケチャップ向けに用いられるもの
で食卓上に載置しうるよう、また、その都度必要量だけ
注出しうるよう、さらには詰め替えが可能なように開発
された形状・構成のものである。
[考案が解決しようとする課題] 従来の注射器は、上記のように筒状のシリンダーとピ
ストンとで構成されているので、薬液等の内容物を収納
した状態で供給する場合には、その全長が長くなり嵩張
ってしまうことから、その取扱いが煩わしいという問題
点があった。
また、シリンダーとピストンの嵌合で内容物の液体を
収納しているので、外気とのバリヤー性に関して安定性
に欠けるという問題点があった。
本考案は、上述のような問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、内容物の液体を収納
した状態でもコンパクトであってしかも内容物の保存性
に優れた定量吐出容器を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、一定量の液体
を注出するための容器であって、管状の注出口と一体成
形してなる板状の肩部材と、柔軟性包装材からなり前記
肩部材の注出口の一方側に対して内部が連通する状態で
固着した液体収納用のバリヤー性内袋と、可撓性の合成
樹脂からなり側面に空気孔を有すると共に一方に開口部
を有する筒状の形状であって、その内部に前記内袋が内
蔵されてなる外容器とを備え、前記肩部材が前記外容器
の開口部を閉鎖するようにして外容器に接合され、前記
肩部材における注出口の他方側にはノズルが固定されて
おり、前記外容器の周囲を手で掴み且つ前記空気孔を指
で塞いだ状態で握り、そのまま握る力を徐々に強くする
ことにより、前記内袋が完全に押しつぶされた状態とな
ることで内袋中の液体が殆ど全てノズルから注出される
ようになっていることを特徴としている。
上記肩部材は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の硬
質の合成樹脂で形成することができ、これらを用いた場
合には射出成形により所定の形状のものを作成すること
ができる。
上記内袋は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成
樹脂フィルムを用いて、要求されるバリヤー性の条件に
応じて公知の種々の複合フィルムを使用することができ
る。
形態としては三方シール袋、四方シール袋等を用いる
ことができ、これらの一辺をヒートシールする時に、上
記肩部材の注出口を挟持して熱融着することで内袋と肩
部材とを一体化させる。
また、上記外容器は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン等の熱可塑性合成樹脂をブロー成形し
て作成することができる。そして、外容器と肩部材との
接合は、熱融着により行ってもよいし、或いは接着剤を
介して行ってもよいものである。
また、内袋と外容器とは、中が見えるようにそれぞれ
を透明にすることが好ましい。
[作用] 上記構成の定量吐出容器においては、外容器の周囲が
手で掴まれ且つ外容器の側面にある空気孔が指で塞がれ
た状態で握られることにより、外容器と内袋との間の空
間にある空気に圧力が掛かり、この空気圧の作用によっ
て内袋が押圧されて内容物の液体が注出口を通じて注出
される。そして、握った状態で、そのまま握る力を徐々
に強くすると内袋が押しつぶされた状態となり、ほぼ完
全に偏平状態となって内袋中の液体が殆ど全て注出され
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る定量吐出容器の一実施例を示す
斜視図、第2図(a)はノズルを固定する前の状態で示
す側面図、第2図(b)はノズルの側面図、第2図
(c)は第2図(a)におけるC−C断面図である。
定量吐出容器1は、第1図に示すように、注出口2を
一体成形した円板状の肩部材3と、四方シール袋の形態
であってその一辺に前記肩部材3の注出口2を融着した
内袋4と、前記内袋4を内蔵し且つ開口部5を肩部材3
の裏側に固着した外容器6と、肩部材3の注出口2に固
定したノズル7とから構成している。
肩部材3はポリエチレンを射出成形して作成したもの
であり、その注出口2は上下に飛び出すようにして設
け、また、注出口2の下方には内袋4を取り付けやすい
ように位置決め用のフランジ8を設けてある。
内袋4は、内層のポリエチレンフィルムと外層のポリ
エステルフィルムとをドライラミネーションにより積層
した複合フィルムからなり、その四方をヒートシールし
て形成したものであり、上方の辺をシールする時に肩部
材3の注出口2を挟んで熱融着してある。
外容器6はポリエチレンをブロー成形して作成したも
のであり、その開口部5は肩部材3と接合しやすいよう
に外向きに形成してある。また、外容器6における側面
の上方寄りには指先が沿い易いような形状の凹部9を設
け、その凹部9の中程には小さな空気孔10を形成する。
そして、肩部材3と一体となっている内袋4を空の状
態で外容器6の中に押し込み、外容器6の開口部5を肩
部材3の裏側に熱融着して接合することにより内袋4を
外容器6の中に内蔵させる。
この状態で注出口2から内容物である薬液等の液体を
充填し、充填後にノズル7を注出口2の上方に固定させ
る。なお、図示していないが、ノズル7を取り付けた
後、ノズル7にキャップを被せる。
上記構成からなる定量吐出容器1の使用に際しては、
第3図に示すように外容器6の周囲を手で掴み且つ外容
器6の側面にある空気孔10を指で塞いだ状態で握るよう
にする。こうすることにより、外容器6と内袋4との間
の空間にある空気に圧力が掛かり、この空気圧により内
袋4が押圧され内容物の液体が注出口2を通じてノズル
から注出される。そして、そのまま握る力を徐々に強く
することにより内袋4がほぼ完全に押しつぶされた状態
になって内袋4中の液体が殆ど全て注出される。この結
果、内袋4に充填されている液体、すなわち一定量の液
体が注出されることになる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の定量吐出容器は、手で握
る操作により内袋と外容器の間にある空気に圧力を掛け
て内袋中の液体を一回の操作で全量注出するように構成
されているので、一定量の液体の注出操作を簡単に行う
ことができ、また内容物を収納しても全体が嵩張ること
なくコンパクトな状態で保管できる。
また、本考案の定量吐出容器では、内容物の液体は内
袋中に完全に密閉されるので、外気と完全に遮断された
状態で保存することができる。
さらに、本考案の定量吐出容器では合成樹脂で作成す
ることができるので加工精度を必要とする従来のガラス
製の注射器に比べるコストを低く押さえることができ、
また、フィルムをヒートシールして形成する内袋を用い
ているので、従来の空気ポンプ式容器のように高価な金
型を製作して内容器を成形する必要もなく経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る定量吐出容器の一実施例を示す斜
視図、第2図は(a)はノズルを固定する前の状態で示
した側面図、第2図(b)はノズルの側面図、第2図
(c)は第2図(a)におけるC−C断面図、第3図は
第1図に示す定量吐出容器を手で操作する状態を説明す
るための説明図である。 1……定量吐出容器、2……注出口、3……肩部材、4
……内袋、5……開口部、6……そと容器、7……ノズ
ル、8……フランジ、9……凹部、10……空気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−133748(JP,A) 実開 昭61−194673(JP,U) 実開 昭56−59543(JP,U) 特公 平3−66233(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定量の液体を注出するための容器(1)
    であって、管状の注出口(2)と一体成形してなる板状
    の肩部材(3)と、柔軟性包装材からなり前記肩部材
    (3)の注出口(2)の一方側に対して内部が連通する
    状態で固着した液体収納用のバリヤー性内袋(4)と、
    可撓性の合成樹脂からなり側面に空気孔(10)を有する
    と共に一方に開口部(5)を有する筒状の形状であっ
    て、その内部に前記内袋(4)が内蔵されてなる外容器
    (6)とを備え、前記肩部材(3)が前記外容器(6)
    の開口部(5)を閉鎖するようにして外容器(6)に接
    合され、前記肩部材(3)における注出口(2)の他方
    側にはノズル(7)が固定されており、前記外容器
    (6)の周囲を手で掴み且つ前記空気孔(10)を指で塞
    いだ状態で握り、そのまま握る力を徐々に強くすること
    により前記内袋(4)がほぼ完全に押しつぶされた状態
    となることで内袋中の液体が殆ど全てノズル(7)から
    注出されるようになっていることを特徴とする定量吐出
    容器。
JP1990046089U 1990-04-27 1990-04-27 定量吐出容器 Expired - Lifetime JP2533483Y2 (ja)

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JPH03133748A (ja) * 1989-10-13 1991-06-06 Riyouichi Kitase 注出容器

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