JPH04106264U - 開封容易な容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 薬品等の液体を収容し、片手の指先によりワ
ンタッチで、残留液なく排出を可能とする容器。 〔構成〕 軟質プラスチックフィルムによる内容液充填
部、外辺鍔部及び中央平面部よりなる成形体と硬質プラ
スチック平面板を外辺鍔部と中央平面部において一体的
にシ−ルした容器であって、中央平面部の充填部に設け
た鋭角液出し用突出部と該突出部を囲み、予め硬質平面
板に設けた半円型カット部により構成された容器。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、薬品、化粧品、食品等液体、粘液体、粉体等の流動体の容易に開封 使用できる容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種の流体容器は、キャップ付き容器、或いは引き裂きノッチ付き袋体 等が用いられていて、開蓋、引き裂き等の操作を要し、而も手先等に付着、散逸 等のおそれもあり、更に容器内に残留することも多く見られた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、簡単な操作例えば片手の指先だけの操作で容易に 開封され、かつ指先等に液が付着することもなく、更に容器中に残留せず完全に 排出することのできる容器を考案することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

以下に本考案の構成を実施の例を示した図面に基づいて、具体的に説明する。

【０００５】 図１に示す軟質プラスチックフィルム例えばポリエチレン、軟質ポリ塩化ビニ −ル等（用途により異なる）とよりなり、内容物充填部１と外部鍔部３及び中心 平面部４を形成する成型体と例えば硬質ポリ塩化ビニ−ル、ポリスチレン、ポリ プロピレン等（用途により異なる）の硬質プラスチック平面板２を外部鍔部３及 び中心平面部４にて溶着又は接着等により一体的にシ−ルする容器である。

【０００６】 予め中央平面部４の充填部に設けた鋭角液出し用突出部６を囲む位置の硬質プ ラスチック平面板２にも予め半円型カット部５を設ける。

【０００７】 開封に際しては図２に示すように、硬質板側を外側にして折り畳むことによっ て、カット部５が開き、カット部５により囲まれるシ−ル部が剥離して液出し突 出部５が開口して容器が開封され内容液が使用に供される。

【０００８】 尚、内容液の充填は、通常機械的に行われるので、シ−ル箇所を一部残して、 充填後残部をシ−ルする等の方法が行われる。

【０００９】 又、図３に示すように、中央平面部の位置に液出し突出部（６、６´）と半円 型カット（５、５´）を各２個宛設けて、液排出の能率化、或いは二段階排出等 を行うこともできる。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の開封容易な容器は、簡単な構造で、簡単な操作 により、例えば指先だけの操作により開封され、又指先その他に液が付着するこ ともなく、容器中に液が残留することもなく、完全に排出することのできる流体 容器である。

【図面の簡単な説明】

【図１】容器の（ａ）は平面図、（ｂ）はＡ−Ａ断面
図、（ｃ）はＢ−Ｂ断面図、（ｄ）はＤ−Ｄ断面図、
（ｅ）は倒立Ｃ−Ｃ断面図である。

【図２】開封使用状態断面図。

【図３】他の実施例を示す平面図である。

【符号の説明】

１ 内容物充填部 ２ 硬質プラスチック平面板 ３ 外部鍔部 ４ 中心平面部 ５．５´ カット部 ６．６´ 液出し突出部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軟質プラスチックフィルムによる内容物
   充填部１と外部鍔部３及び中心平面部４よりなる成形体
   と、硬質プラスチック平面板２を、外部鍔部３及び中心
   平面部４にて溶着若しくは接着により一体的にシ−ルす
   る容器において、中央平面部４の充填部に設けた鋭角液
   出用突出部６を囲む硬質プラスチック平面板２に半円型
   のカット部５を設け、中心部折り畳みにより開封するこ
   とを特徴とする開封容易な容器。
2. 【請求項２】 中央部の左右対象の位置に液出し用突出
   部と半円型カットを各２個宛設ける請求項１記載の開封
   容易な容器。