JPH072420Y2 - 高粘性液状物質用の容器 - Google Patents

高粘性液状物質用の容器

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JPH072420Y2
JPH072420Y2 JP1986015808U JP1580886U JPH072420Y2 JP H072420 Y2 JPH072420 Y2 JP H072420Y2 JP 1986015808 U JP1986015808 U JP 1986015808U JP 1580886 U JP1580886 U JP 1580886U JP H072420 Y2 JPH072420 Y2 JP H072420Y2
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JP
Japan
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container
sheet material
substance
flexible sheet
container body
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JP1986015808U
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JPS631785U (ja
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剛 吉羽
功一 坂原
和丸 藤尾
丈 正木
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Oriental Yeast Co Ltd
Kanae Corp
Original Assignee
Oriental Yeast Co Ltd
Kanae Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、マヨネーズ、ジャム等の高粘性液状物質が充
填される高粘性液状物質用の容器に関する。
(従来の技術) マヨネーズ、ジャム、ゼリー等の食品あるいは糊等の高
粘性液状物質を充填し、この物質を必要に応じて取り出
すことのできる容器は種々使用されているが、従来より
一般に広く用いられるものは、例えば第6図に示すよう
な容器10である。この容器10は、弾性を有するプラスチ
ック材料でブロー成形で中空状に成形された徳利状の容
器本体11と、容器本体11の上端部外面に形成された雄ネ
ジ11aに嵌合する雌ネジを有するキャップ12とにより構
成される。また、容器本体11の上端には星形に打抜かれ
た開口を有する中蓋11bが設けられている。容器本体11
に物質が充填されるとキャップ12により閉止され、物質
を注出するときにはキャップ12は取り外される。
また、各種肥料、セメント等を入れるための容袋として
は、つぎのようなものが実公昭37-998号公報に開示され
ている。
この容袋は、合成樹脂片等により袋状に形成された矩形
の主体の上縁を該主体の背面側に折り返して折返部を形
成し、該折返部の端縁の一部に容入口に相当する突出縁
を形成し、前記折返部の端縁の他部を前記主体の背面に
融着させ、前記突出縁を接着性テープにより前記主体の
背面に接着させて成るものである。
前記容袋は、折返部の折目により、容袋内の気密性が十
分に保たれ、内容物の漏出が防止されている。また、折
返部の端縁のうち突出縁以外の部分が主体の背面に融着
されているので、折返部が内容物の重量によく耐えてく
ずれることがない。内容物の取り出しの際には、接着性
テープをはがし、折返部の折目をくずして開口をつく
り、該開口を通して突出縁から内容物を取り出すという
ものである。
液体シャンプー、薬液等を入れるためのゴム製液体容器
としては、つぎのようなものが実公昭13-6725号公報に
開示されている。
このゴム製液体容器は、ゴム容器の首にゴム管を固設
し、該ゴム管の先端部を適当に残して横に切込みを設け
たものであり、封止する際には、前記ゴム管を切込みを
内側にして中央より折り曲げ、該ゴム管の切込みより先
の先端部を反転させて表裏を返し、該ゴム管の先端部に
より前記中央より折り曲げたゴム管を鉢巻状に緊縛させ
るというものである。
前記容器は、ゴム管を折り曲げさらに先端部により緊縛
することにより、容器内の気密性が十分に保たれ、内容
物の漏出が防止されている。内容物の注出の際には、鉢
巻状にゴム管を緊縛している先端部を摘み引き伸ばすこ
とにより、前記ゴム管の緊縛を解いて内容物を注出す
る。
書類などを入れるための紙袋としては、つぎのようなも
のが実公昭12-5369号公報に開示されている。
この紙袋は、袋状に形成された主体の裏面の開口部から
適当に近い所に二條の平行な縦切目を穿設し、中央に横
切目を有する帯状片の両端部を前記各縦切目にそれぞれ
挿通して主体の内側面にそれぞれ粘着し、前記開口部を
覆うための覆蓋に前記帯状片と主体の裏面との間に挿通
するための挿子を設けたものである。
前記紙袋は、覆蓋を折り曲げて開口部を覆い、覆蓋に設
けられた挿子を帯状片と主体の裏面との間に挿通し、前
記挿通された挿子の先端部を折り曲げてさらに帯状片の
横切目に挿通することにより、覆蓋が容易に開かないよ
うにしたものである。
(考案が解決しようとする課題) 第6図に示した従来の容器は、容器本体がブロー成形さ
れた弾性プラスチック製であるので、物質が充填されて
いない状態でも常に容器内部に空気を持った膨れた形状
を有する。従って物質充填前の空容器の保管に大きいス
ペースを必要とするという問題点がある。
前記容器から高粘性液状物質を絞り出す場合、最終的に
前記物質が容器内に残留し、前記物質の完全な使用はで
きず不経済であり、また、前記物質の注出量にみあった
空気のよび込みがあり、残留した前記物質が空気と接触
して酸化してしまうという問題点がある。
前記容器内に充填された前記物質を注出する際には、キ
ャップを取り外し、注出後はキャップを取り付けなけれ
ばならず、キャップを取り外したままであると、星形に
打抜かれた開口から容器内部に異物や虫等が侵入してし
まうことがあるという問題点がある。
上記従来の容袋においては、物質を充填する前の容袋の
保管に大きいスペースを必要とすることはなく、物質の
注出量にみあった空気のよび込みもなく、折返部の折目
により容袋内の気密性が十分保たれるという利点があ
る。しかしながら、前記容袋内の物質を取り出す際に
は、接着性テープをはがし、折返部の折目をくずすとい
う煩雑な作業が必要であるという問題点がある。また、
前記容袋内の物質を注出する場合、容袋内の四角に物質
が残留してしまうという問題点がある。
上記従来のゴム製液体容器は、容器内の物質を完全に注
出することはできるものの、前記容器を封止する場合に
は、ゴム管を切込みを内側にして中央より折り曲げ、該
ゴム管の切込みより先の先端部を反転させて表裏を返
し、該先端部により前記中央より折り曲げたゴム管を鉢
巻状に緊縛させるという煩雑な作業が必要であるという
問題点がある。
上記従来の紙袋においては、覆蓋が容易に開かないよう
にすることはできるものの、高粘性液状物質を充填して
保存することはできないという問題点がある。
本考案は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなさ
れたものであり、空容器の保管に大きいスペースを必要
とせず、容器内の高粘性液状物質を完全に絞り出すこと
ができ、容器内の気密性を十分保つことができるという
従来の容器の有する利点を損なうことなく、容器内の高
粘性液状物質の注出を容易に行なうことができる高粘性
液状物質用の容器を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の高粘性液状物質用の
容器は、 徳利断面状の表側可撓性シート材および裏側可撓性シー
ト材の各周縁が互いに密接して袋状に形成された容器本
体と、 該容器本体の表側可撓性シート材の長手中間部を横断
し、表側可撓性シート材および裏側可撓性シート材のい
ずれか一方に両端部が接着されたバンドと、 前記表側可撓性シート材の上端部を貫通して形成された
切込み注出口とよりなり、 前記容器本体の上部は切込み注出口を内側にして折り曲
げられ前記バンドと前記表側可撓性シート材との間に挿
入可能であることを特徴とするものである。
(作用) 上記のように構成された本考案の高粘性液状物質用の容
器において、 容器本体内に高粘性液状物質(以下、「物質」とい
う。)がないときには、表側可撓性シート材と裏側可撓
性シート材との各内面が互いに接触して容器本体は偏平
になり、容器本体内に物質が充填されたときには、容器
本体はふくれる。
容器本体内に充填された物質は、該容器本体を押すこと
により、その押した分量だけ直ちに切込み注出口から注
出される。押された容器本体は、その形状を保つので、
前記物質の注出量にみあった空気がよび込まれることは
ない。
容器本体を形成する表側可撓性シート材および裏側可撓
性シート材は、それぞれ徳利断面状なので、物質が容器
本体内に残留してしまうような角がない。
容器本体の上部を折り曲げてバンドと表側可撓性シート
材との間に挿入した場合には、折り曲げてできた折目に
より、容器本体内の気密性が確実なものとなる。
(実施例) つぎに、本考案の実施例を図面を参照して説明する。第
1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は第1図のI
−I断面図である。
第1図および第2図において、本実施例の高粘性液状物
質用の容器1の容器本体2は、徳利断面状の表側可撓性
シート材2aおよび裏側可撓性シート材2bの各周縁が互い
に密接して袋状に形成されており、前記各周縁が互いに
密接した部分がシール部3となっている。また、表側可
撓性シート材2aおよび裏側可撓性シート材2bは、それぞ
れ合成樹脂製フィルムから構成されている。
容器本体2の表側可撓性シート材2aの長手中間部には、
該長手中間部を横断してバンド4が取付けられており、
バンド4は両端部が表側可撓性シート材2aに接着され中
間部は離間している。バンドは、上下2段に取付けても
よく、表側可撓性シート材2a側および裏側可撓性シート
材2b側の双方の側にそれぞれ取付けてもよい。
表側可撓性シート材2aの上端部には、表側可撓性シート
材2aを貫通して十文字または星印状等に切込みを入れた
切込み注出口5が形成されており、切込み注出口5は普
段は開口しない。
切込み注出口5には容易に剥離することができるフィル
ムシール6が貼着される。容器本体2の下端には物質充
填口7が設けられ、物質充填前には解放されている。
前記表側可撓性シート材2aおよび裏側可撓性シート材2b
には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等
からなる合成樹脂フィルムを使用できるほかに、アルミ
箔の金属薄膜またはこれらの線状物質、網状物質、紙も
しくはゴム等を積層した複合フィルムを使用することが
できる。
第3図および第4図は、前記容器1に高粘性液状物質で
ある物質Mが充填された状態を示す。物質Mは物質充填
口7より容器本体2内に充填され、充填後、物質充填口
7はシールされて切断される。物質Mの充填は、反対側
の端、すなわち容器本体2の上端部から同様に実施して
もよい。容器本体2の上部1aは折り曲げられ、バンド4
と表側可撓性シート材2aとの間に挿入される。
物質Mを注出する際は、第5図に示すように、指Fでフ
ィルムシール6を剥ぎ取り、容器本体2を押圧すれば、
物質Mは切込み注出口5より注出される。フィルムシー
ル6は再着する必要はない。切込み注出口5は、物質M
の押し出される圧力、すなわち物質Mの流れ出る力で切
込みで画成されたシート材部分が外側に向けて撓わんで
星形状に開口が形成され、この開口から押し出される物
質Mは、その断面が星形等に賦形されるので、見た目に
良く、デコレーション等に好適である。そして、容器本
体2の押圧を止めると、切込みで画成されたシート材部
分がその剛性によって平面状に復帰して星形等の開口が
消失し、また、容器本体内に空気がよび込まれることも
ない。こうして普段は開口しない。また、容器本体2の
上部1aが折り曲げられているときは、切込み注出口5か
ら物質Mが自然に漏出することが確実に防止される。容
器本体2は、徳利断面状の表側可撓性シート材2aおよび
裏側可撓性シート材2bにより形成されているので、物質
Mは角に残らず全部しぼり出すことができる。容器1を
空の状態で保管する場合、保管スペースは小さくてす
む。また、蓋を使用しないので蓋の取り付け、取りはず
し作業が不要となる。容器本体2内の物質Mを注出した
のち、そのままにしておいても容器本体2内に空気がよ
び込まれることがないので、汚染されることもない。特
に容器本体2が無埃室で成形された場合は完全無埃が維
持できる。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したとおり構成されているので、以
下に記載するような効果を奏する。
本考案は、空容器の保管に大きいスペースを必要とせ
ず、容器内の高粘性液状物質を完全に絞り出すことがで
き、使用時に物質Mが押し出される力によってのみ開口
が形成され、不使用時は開口していないので容器内の気
密性を十分保つことができるという従来の容器の有する
利点を損なうことなく、容器内の高粘性液状物質の注出
を容易に行なうことができる。
すなわち、容器本体を押すだけで、前記物質を切込み注
出口から注出することができ、注出後、そのままにして
おいても、空気が容器本体内によび込まれることがない
ので、従来の容器においてみられた物質を注出する際の
煩雑な作業は不要であり、高粘性液状物質の注出を容易
に行なうことができる。また、前記物質の漏出の防止お
よび容器内の気密性の保持をより確実にしたい場合に
は、容器本体の上部を折り曲げてバンドと表側可撓性シ
ート材との間に挿入することにより行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は第1図の
I−I断面図、第3図は第1図の物質充填時の正面図、
第4図は第3図のII-II断面図、第5図は同実施例の使
用法を説明のための斜視図、第6図は従来の容器の斜視
図である。 1……容器 1a……上部 2……容器本体 2a……表側可撓性シート材 2b……裏側可撓性シート材 3……シール部 4……バンド 5……切込み注出口 6……フィルムシール 7……物質充填口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤尾 和丸 大阪府大阪市港区夕凪1−13−18 (72)考案者 正木 丈 兵庫県姫路市飾磨区恵美酒368−1 (56)参考文献 特開 昭56−57650(JP,A) 実公 昭37−998(JP,Y1) 実公 昭13−6725(JP,Y1) 実公 昭12−5369(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表側可撓性シート材および裏側可撓性シー
    ト材の各周縁が互いに密接して袋状に形成された容器本
    体と、 該容器本体の表側可撓性シート材の長手中間部を横断
    し、表側可撓性シート材の長手中間部を横断し、表側可
    撓性シート材および裏側可撓性シート材のいずれか一方
    に両端部が接着されたバンドと、 前記表側可撓性シート材の上端部を貫通して形成された
    切込み注出口とよりなり、 前記容器本体の上部は切込み注出口を内側にして折り曲
    げられ前記バンドと前記表側可撓性シート材との間に挿
    入可能であることを特徴とする高粘性液状物質用の容
    器。
JP1986015808U 1986-02-07 1986-02-07 高粘性液状物質用の容器 Expired - Lifetime JPH072420Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986015808U JPH072420Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07 高粘性液状物質用の容器

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JP1986015808U JPH072420Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07 高粘性液状物質用の容器

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JPS631785U JPS631785U (ja) 1988-01-07
JPH072420Y2 true JPH072420Y2 (ja) 1995-01-25

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ID=30807082

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JP1986015808U Expired - Lifetime JPH072420Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07 高粘性液状物質用の容器

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5657650U (ja) * 1979-10-08 1981-05-18
JPS5657650A (en) * 1979-10-15 1981-05-20 Terumo Corp Tube for filling subsolid agent

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JPS631785U (ja) 1988-01-07

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