JP3060811B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP3060811B2
JP3060811B2 JP33282193A JP33282193A JP3060811B2 JP 3060811 B2 JP3060811 B2 JP 3060811B2 JP 33282193 A JP33282193 A JP 33282193A JP 33282193 A JP33282193 A JP 33282193A JP 3060811 B2 JP3060811 B2 JP 3060811B2
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恭己 森本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナビゲーション装置に
関し、特に表示された地図上で目的地や通過点等の地点
入力を容易に行うナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ナビゲーション装置は、初めての目的地
へ、安心して車で訪れることができるようにルート案内
を行うものであり、近年、ナビゲーションの精度、操作
性、視認性などの性能、機能向上のための技術開発が盛
んに行われており、様々な方式のものが提案されてい
る。このナビゲーション装置は、ルート設定時に使用す
る表示画面やルートの誘導案内時に自動的または運転者
の要求に応じて開かれる表示画面を備えている。案内開
始後の表示画面としては、少なくともルート設定された
複数区間からなる全ルートの内で現在走行している区間
を含む数区間の広域を案内する区間図、および交差点に
おける案内を行うための交差点図などをもっている。
【0003】そして、これらの区間図や交差点図、さら
には、ルートを間違いなく走行できるように曲がるべき
交差点に関して残距離や名称、右左折等の情報を提供
し、また、走行途中でのルートが確認できるように特徴
物の教示等を行ったり、表示だけでなく音声による案内
を行ったり、ルートを地図上に表示し、実際の走行にお
いてルート上を誘導案内したり、ルートに沿って自動的
に地図をスクロールさせてルートの確認ができるように
している。
【0004】このようなナビゲーション装置において、
ルートを設定するには出発地及び目的地の入力をするこ
とが必要であり、この入力により出発地及び目的地がき
まると、出発地と目的地の周辺及びその間の道路情報デ
ータからルート探索処理が行われ、複数のルートの中か
ら最適なルートが設定される。出発地や目的地の入力方
式としては、例えば出発地や目的地等の対象となる登録
位置を観光や駐車場、レストラン等のジャンルに分け、
また、県や都市等の地域で分けてコード化し、そのコー
ドを入力する方式、コード番号を入力する他、メニュー
を表示してそのメニューの中から順次選択して入力する
方式、ノードデータをもち、このノードデータを連結し
て道路網を定義し、東経、北緯の座標地により位置を入
力する方式、電話番号を入力する方式などが提案されて
いる。さらに、現在地又は任意の出発地と目的地等の2
地点間をルート探索するだけでなく、通過点、有料道路
の優先等を指定して探索するものもある。
【0005】この種の装置の例としては、特開平2−1
87898号公報に電話番号入力方式が開示され、ま
た、特開平1−173820号公報にジャンル別または
コード番号入力方式が、さらに特開平1−173823
号公報にコード番号による目的地設定方式が、特開平2
−3899号公報に希望通過地点が入力できる方式がそ
れぞれ開示されている。
【0006】図21は従来のナビゲーション装置の地点
入力の例を示す図である。従来のナビゲーション装置で
は、メニュー画面において地名索引を指定することによ
り所望の地域付近の地図を読み出して表示し所望の地点
の登録、目的地設定を行うことができる。例えば所望の
地点を目的地として設定する場合には、地名索引により
最初に表示された図21(a)の地図画面上の目的地ス
イッチをタッチ(操作)する。この操作により目的地の
設定画面に遷移し、表示画面上に図21(b)に示すよ
うに最初に表示された地図と地点をセットするための十
字マーク及び地点セットキー、さらには微調整を行うた
めの8方向カーソル△が表示される。十字マークは、画
面の中心位置に表示されているので、8方向カーソルを
使用して画面を8方向に選択的にスクロールさせ、設定
したい目的地等の地点を表示画面上の中心位置、つまり
十字マーク位置へ移動させる。そして、地点セットキー
をタッチすることにより、十字マークの地点を目的地と
して設定する。また、所望の地点を登録地点として設定
する場合も登録キーをタッチし同様にして十字マークの
地点を登録する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の設
定方法では、表示された地図の縮尺が広域であると、所
望の地点を目的地として設定するのに、目的地点が小さ
くなって見にくい。そのために、8方向カーソルを使用
して画面をスクロールさせ、設定したい地点を正確に十
字マークに合わせることが容易でないという問題があ
る。特に車両用のナビゲーション装置では、車両に搭載
するために表示装置であるディスプレイの画面のサイズ
が6インチ程度と小さく、さらに、車両のセンタコンソ
ール等に配置されるので運転者から見にくいという問題
もある。また、最初に表示装置に表示された地図が所望
の地点を含む地図でない場合には、所望の地点を探すた
めに地図をどの方向へスクロールさせてよいかわからな
くなることがある。このような場合にも、8方向カーソ
ルを使用して画面をスクロールさせ、設定したい所望の
地点を表示画面の中心位置まで移動させなければならな
いため、微調整用の8方向カーソルによるスクロールの
移動量が多くなり、設定に時間がかかる等の不具合が生
じている。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、表示された地図上で目的地や通過点等の地点入力
を容易に行うことができるナビゲーション装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、複
数の縮尺の地図の描画情報を有する地図データの記憶手
段と、地図及び操作キーを表示する表示手段と、地図デ
ータを読み出して表示手段に表示する地図の移動、縮尺
の切り換えを行う表示制御手段と、前記表示手段に表示
された地図上の地点又は操作キーを指示入力する入力手
段とを備え、前記表示制御手段は、前記入力手段により
前記地図上の地点又は操作キーが指示入力されたことを
条件に地図の詳細図の切り換え表示を行うことを特徴と
するものである。
【0010】さらに、前記表示制御手段は、前記入力手
段により前記地図上の地点が指示入力されたことを条件
に当該地点を表示手段の画面中心に移動し、前記入力手
段により操作キーが指示入力されたことを条件に所定の
縮尺の詳細図に切り換え表示を行い、前記入力手段によ
り前記地図上の地点が指示入力されたことを条件に当該
地点を表示手段の画面中心に移動し、前記入力手段によ
り操作キーが指示入力されたことを条件に所定の縮尺の
詳細図に地図の切り換え表示を行うとき範囲を表示し、
前記入力手段により前記地図上の地点の指示入力により
エリアが指定されたことを条件に、該指定されたエリア
で詳細図として地図の切り換え表示を行い、地図の切り
換え表示を行う場合、表示中の地図を所定倍率に拡大す
る地図に切り換えることを特徴とするものである。
【0011】
【作用及び発明の効果】本発明のナビゲーション装置で
は、複数の縮尺の地図の描画情報を有する地図データの
記憶手段と、地図及び操作キーを表示する表示手段と、
地図データを読み出して表示手段に表示する地図の移
動、縮尺の切り換えを行う表示制御手段と、前記表示手
段に表示された地図上の地点又は操作キーを指示入力す
る入力手段とを備え、前記表示制御手段は、前記入力手
段により前記地図上の地点又は操作キーが指示入力され
たことを条件に地図の詳細図の切り換え表示を行うの
で、地点入力が簡単な操作でかつ敏速にでき、目的地や
通過点の設定が走行中でも容易に可能となる。
【0012】また、前記表示制御手段は、前記入力手段
により前記地図上の地点が指示入力されたことを条件に
当該地点を表示手段の画面中心に移動し、前記入力手段
により操作キーが指示入力されたことを条件に所定の縮
尺の詳細図に切り換え表示を行い、前記入力手段により
前記地図上の地点が指示入力されたことを条件に当該地
点を表示手段の画面中心に移動し、前記入力手段により
操作キーが指示入力されたことを条件に所定の縮尺の詳
細図に地図の切り換え表示を行うとき範囲を表示するの
で、地図のスクロールや詳細図への切り換え、入力した
い地点の移動や詳細図の表示が簡単に行え、地点入力の
精度を向上させることができる。さらに、前記入力手段
により前記地図上の地点の指示入力によりエリアが指定
されたことを条件に、該指定されたエリアで詳細図とし
て地図の切り換え表示を行うので、地点入力を行う場合
にに見やすい地図を表示することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明に係るナビゲーション装置の1実
施例を説明するための図、図2はデータ記憶部の地図表
示・地点情報の構成例を示す図、図3はメニュー画面と
地図表示画面の例を示す図である。
【0014】図1において、データ記憶部1は、地図デ
ータや、地図表示・地点情報、ルート探索、案内等に必
要な各種データを格納するものであり、地図データは、
出発地や目的地、通過点等の地点入力、ルートに沿った
誘導案内を行うため複数の縮尺の地図描画情報を有する
ものである。ディスプレイ2は、カラーCRTやカラー
液晶表示器により構成されており、運転席近傍のインス
トルメントパネル内に設けられるものである。そして、
データ処理部5が処理する地図データや案内データに基
づくルート設定画面、区間図画面、交差点図画面などナ
ビゲーションに必要なすべての画面をカラー表示出力す
ると共に、本画面にルート案内の設定およびルート誘導
中の案内や画面の切替え操作、電話連絡を行うためのボ
タンが表示される。特に、通過交差点名などの通過交差
点情報は、随時、区間図画面にポップアップでカラー表
示される。したがって、運転者は区間図を見ることによ
り自車両の現在地を確認し、また、これからのルートに
ついての情報を得ることができる。
【0015】画像プロセッサ4は、ディスプレイ2への
画面表示に使用する画像データを画像メモリに記憶し
て、データ処理部5からの表示制御信号に基づいて画像
メモリから画像データを取り出し、画像処理を施してデ
ィスプレイ2の画面に所望の画像を出力するものであ
る。
【0016】スイッチ3は、ディスプレイ2に表示され
た機能ボタンに対応して設けられるタッチパネルのタッ
チスイッチや、ディスプレイ2の周囲に設けられるボタ
ンスイッチであり、これらのスイッチにより入力される
信号に基づいて種々の操作が実行されるように構成され
ている。入力部を構成する入力信号発生手段は、これら
タッチパネルのタッチスイッチやボタンスイッチなどか
らなる。
【0017】データ処理部5は、ルート探索などの処理
を行うためのプログラムやルート案内に必要な表示制
御、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログ
ラムを実行することによって、地図表示を所定の縮尺に
切り換えたり、地図をスクロールする等、スイッチ3か
らの入力情報を処理し画像プロセッサ4を通してディス
プレイ2の画面の表示内容を制御するものである。
【0018】データ記憶部1に記憶される地図表示・地
点情報には、図2に示すように東経座標、北緯座標、道
路No.、住所、名称等からなる目的地情報D−1や通
過点情報D−2、画面左下東経座標、画面左下北緯座
標、画面中心東経座標、画面中心北緯座標、縮尺、表示
方位等からなる地図表示情報D−3がある。
【0019】ディスプレイ2の画面には、目的地設定や
地点登録等で地点入力を行うために図3(a)に示すよ
うなメニュー画面が表示され、この画面により目的地や
通過点等の地点入力が行われる。メニュー画面は、「目
的地設定」、「地名索引」、「地点登録」、「電話番号
索引」、「変更」、「消去」、「OFF」、「大」、
「小」の領域をタッチキーとしている。「目的地設定」
は、目的地を設定するモードに移行するためのキーであ
り、地名索引や自宅、現在地周辺、メモリ地点、全国
図、電話番号、前回出発地等の検索キー画面に遷移し、
目的地が設定されるとルート探索を実行する。「地名索
引」は、県名、都市名等を検索して所望の都市や地域周
辺の地図を開くためのキーであり、地図帳のように使用
するものである。「地点登録」は、例えば地図データか
ら運転者が任意の地点を地点データとして登録するとき
に用いるキーである。一般に、ナビゲーション装置で
は、目的地を設定するための情報として、例えばジャン
ル別に分類された目的地を予め記録しておき、その中か
ら検索して目的地の設定を行うが、「地点登録」は、さ
らにこれに付加するものであり、運転者が自宅や知人
宅、諸施設、機関等の独自の地点を登録したい場合に利
用される。この地点情報は、例えば地点番号、名称、座
標、電話番号等からなり、地図上でセットした座標に基
づいて登録される。「電話番号索引」は、電話番号を入
力してその登録地点を中心とする地図を表示させるキー
であり、該当する電話番号がない場合には市外・市内局
番からその代表地点を中心とする地図を表示させる。
「変更」、「消去」は、探索され記憶されているルート
を変更、消去するキーであり、「OFF」、「大」、
「小」は、図示しないが別途設けられている音声出力装
置の音量を制御、調整するキーである。
【0020】本発明に係るナビゲーション装置では、例
えば図3(a)に示すメニュー画面で地名索引を選択
し、県名や都市名等により地点を検索すると、図3
(b)に示すように所望の地点付近の地図を表示し、目
的地設定や通過点設定を選択すると、所定の縮尺に切り
換えて地図を表示する。この画面では、タッチパネルに
より地図上の所望の地点を指示入力すると、その地点が
ディスプレイの画面中心にスクロールされ、また、地点
設定のスイッチ操作により所定の縮尺に切り換えて地図
が表示され、画面の中心位置の地点が入力される。
【0021】次に本発明に係るナビゲーション装置の各
部の構成や処理の流れ、画面の遷移についてさらに詳述
する。図4はナビゲーション装置の各部の構成例を示す
図、図5は演算部のソフトウエアの構成例を示す図、図
6は入力処理部の処理の流れを説明するための図、図7
はタッチパネル選択処理の流れを説明するための図であ
る。
【0022】本発明に係るナビゲーション装置の全体の
構成は、図4に示すようにルート案内に関する情報を入
出力する入出力部10、自車両の現在位置に関する情報
を検出する現在位置検出部20、ルートの算出に必要な
ナビゲーション用データおよび誘導案内に必要な表示案
内データ等が記録されている情報記憶装置30、情報セ
ンタや電子手帳などの情報源とのナビゲーションデータ
の送受信や電話通信を行うデータ通信部40、ルート探
索処理やルート案内に必要な表示案内処理を実行すると
共に、システム全体の制御を行う演算部50からなって
いる。
【0023】図4において、入出力部10は、目的地を
入力したり、運転者が必要な時に案内情報を音声および
/または画面表示したりできるように、ナビゲーション
処理の演算部50に対してユーザの意志により指示入力
すると共に、処理後のデータやデータ通信のデータなど
をプリント出力する機能を備えている。その機能を実現
するための手段として、入力部は、電話番号や座標など
にて目的地を入力したり、ルート案内をリクエストした
りするタッチスイッチ11、音声認識装置12、ICカ
ードや磁気カードに記録されたデータを読み取るための
記録カード読取り装置13からなり、また出力部は、入
力データを画面表示したり、運転者のリクエストに応じ
自動的にルート案内を画面表示するディスプレイ14、
演算部50で処理したデータや情報記憶装置30に格納
されたデータ、情報センタなどから送られた通信データ
をプリント出力するプリンタ15およびルート案内を音
声で出力するスピーカ16などを備えている。
【0024】ディスプレイ14は、カラーCRTやカラ
ー液晶表示器により構成されており、演算部50が処理
する地図データや案内データに基づくルート設定画面、
区間図画面、交差点図画面などナビゲーションに必要な
すべての画面をカラー表示出力すると共に、本画面にル
ート案内の設定およびルート誘導中の案内や画面の切替
え操作を行うためのボタンが表示される。特に、通過交
差点名などの通過交差点情報は、随時、区間図画面にポ
ップアップでカラー表示される。
【0025】このディスプレイは、運転席近傍のインス
トルメントパネル内に設けられており、運転者は区間図
を見ることにより自車両の現在地を確認し、またこれか
らのルートについての情報を得ることができる。また、
ディスプレイ14には機能ボタンの表示に対応してタッ
チパネル11が設けられており、ボタンをタッチするこ
とにより入力される信号に基づいて上記の操作が実行さ
れるように構成されている。このボタンやタッチパネル
などから構成される入力信号発生手段は入力部を構成す
るものであるが、ここではその詳細な説明を省略する。
【0026】音声認識装置12は入力信号発生手段を構
成するもので、ユーザがマイク12aを通じて音声入力
する座標情報を認識した後に、演算部50で処理するた
めの信号を発生する。現在位置検出部20は、衛星航法
システム(GPS)を利用したGPS受信装置21、ビ
ーコン受信装置22、例えばセラルフォーンやFM多重
信号を利用したGPSの補正信号を受信するデータ送受
信装置23、例えば地磁気センサなどで構成される絶対
方位センサ24、例えば車輪センサやステアリングセン
サなどで構成される相対方位センサ25、車輪の回転数
から走行距離を検出する距離センサ26、加速度センサ
27などを備えている。
【0027】情報記憶装置30は、ルート誘導に必要な
地図データ、交差点データ、ノードデータ、道路デー
タ、写真データ、目的地データ、案内地点データ、詳細
目的地データ、道路名称データ、分岐地点データ、住所
データ、表示案内データ、音声案内データ、及び図2に
示すような目的地情報、通過点情報、地図表示情報等が
記録されたデータベースである。
【0028】データ通信部40は、ルート案内情報を大
量に蓄積し、ユーザのリクエストによって提供する外部
の情報センタとのデータ送受信やユーザが予め電子手
帳、ICカードなどの情報蓄積メディア(デジタルデー
タ記憶手段)に目的地情報を記憶させておき、この情報
を使って地点座標を入力するためのデータ送受信を行う
データ送受信部41と、地点を指定してその周辺情報を
取得するための電話発信や目的地を設定した後にその目
的地との電話連絡を行うために電話発信を自動的に行う
電話発信部42などを備えている。
【0029】演算部50は、演算処理を実行するCPU
51、ルート探索などの処理を行うためのプログラムや
ルート案内に必要な表示制御、音声案内に必要な音声出
力制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデータ
が格納された第1ROM52−1、設定された地点の地
点座標及び探索されたルート案内情報や演算処理中のデ
ータを一時的に格納するRAM53、ルート案内及び地
図表示に必要な表示情報データが格納された第2ROM
52−2、ディスプレイへの画面表示に使用する画像デ
ータが記憶された画像メモリ54、CPU51からの表
示制御信号に基づいて画像メモリから画像データを取り
出し、画像処理を施してディスプレイに出力する画像プ
ロセッサ55、CPUからの音声出力制御信号に基づい
て情報記憶装置30から読み出した音声、フレーズ、1
つにまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変
換してスピーカに出力する音声プロセッサ56、通信に
よる入出力データのやり取りを行う通信インタフェース
57および現在位置検出部20のセンサ信号を取り込む
ためのセンサ入力インタフェース58、内部ダイアグ情
報に日付や時間を記入するための時計59などを備えて
いる。ここで、ルート案内は運転者が画面表示、音声出
力のいずれでも選択できるように構成されている。
【0030】演算部50のソフトウエア構成は、図5に
示すように入出力部10のタッチスイッチ11や音声認
識装置12、記録カード読み取り装置13から入力され
る情報を処理する入力処理部61、現在位置検出部20
から入力される信号に基づいて自車両の現在地を算出す
る現在地算出部62、所定の縮尺、方位で検索された地
点付近の地図を描画する地図描画部63、地図や区間
図、交差点図、さらには、曲がるべき交差点に関して残
距離や名称、右左折等の情報を提供し、特徴物の教示等
を行ったり、音声による案内を行ったり、ルートを地図
上に表示して誘導案内したりする誘導案内部64、出発
地又は現在地と目的地、通過点の入力に基づいて経路を
探索しルートを設定する経路探索部65、そしてそれら
を統括制御する統括制御部66からなる。
【0031】地図を描画して地点入力を行う場合の入力
処理部61による処理は、図6に示すように図面に描画
する基準座標や縮尺、方位を図2の地図描画情報D−3
に初期設定し、統括制御部66を通して地図描画部63
に地図描画要求を発行する。そして、地図描画部63に
よる地図描画の終了を待ち、タッチパネルキーを描画し
てタッチパネルの入力判定を行う。タッチパネルの入力
があるとタッチパネル選択処理を行う。このタッチパネ
ル選択処理は、図7に示すように、まず画面タッチか通
過点セットキー選択か、目的地セットキー選択かを判断
する。そして、画面タッチの場合には、画面上のタッチ
位置から東経、北緯座標に変換し、地図表示情報D−3
を設定する。また、通過点セットキー選択の場合には、
画面中心(北緯、東経)座標を通過点情報D−2に設定
し、目的地セットキー選択の場合には、画面中心(北
緯、東経)座標を目的地情報D−1に設定して探索開始
要求を発行する。
【0032】次に、地点設定時における画面の遷移と地
図の切り換え処理を説明する。図8は目的地設定の画面
の例を説明するための図、図9は画面スクロールの例を
説明するための図、図10は通過点設定の例を説明する
ための図、図11はルート案内中の通過点設定での画面
スクロールの例を説明するための図、図12は電話番号
索引の画面の例を示す図、図13は電話番号が登録され
ていない場合の例を説明するための図、図14は目的地
設定の場合の処理を説明するための図、図15は目的地
設定の地点セットの例を説明するための図である。
【0033】地図索引により表示された図3(b)に示
す画面において、目的地設定や通過点設定スイッチをタ
ッチすると、図8(a)に示すように現在表示されてい
る地図の縮尺が1/4万図以上の広域図かどうかを判断
し、広域図である場合には詳細図への切り換えを行って
表示すると共に、図8(b)に示すように微調整を行う
ための8方向カーソル△を表示する。位置合わせが必要
な場合には、この8方向カーソル△を操作し、十字マー
クが所定の位置に合えば地点セットスイッチをタッチす
ることによって目的地設定や通過点設定が完了する。
【0034】また、表示された地図画面上の任意の位置
を中央に移動させたい場合には、図9(a)に示すよう
にその位置をタッチすると、図9(b)に示すようにタ
ッチした位置が中央の位置に表示されるように画面をス
クロールする。そこで、通過点設定スイッチをタッチす
ると、図8で説明したと同様に広域図かどうかの判断を
行って詳細図を表示し、図10に示すように地点セット
スイッチをタッチすることによって通過点設定が完了す
る。図9(b)における90は、通過点設定あるいは目
的地設定等の地点設定スイッチを押したときに、拡大表
示される範囲を示す枠である。
【0035】また、図11(a)に示すようにルート案
内中に通過点設定する場合には、希望する地点をタッチ
した場合にも、図11(b)に示すようにタッチした位
置を中心の表示位置にスクロールするので、通過点設定
スイッチをタッチすると、図10の場合と同様にして通
過点設定を行うことができる。
【0036】電話番号索引の場合には、図12(a)に
示すメニュー画面において「電話番号索引」をタッチす
ると、図12(b)に示す電話番号索引の画面が表示さ
れるので、テンキーをタッチして電話番号を入力する。
入力された電話番号が登録されているかどうかにより、
電話番号が登録されていない場合には、入力した電話番
号の市外・市内局番に対応する周辺地図が図13(b)
に示すように表示される。そこで、藤岡町付近を指定し
たい場合には、藤岡町付近をタッチすることにより、図
14に示すように藤岡町を中心にした地図にスクロール
して表示するので、目的地設定スイッチをタッチする
と、図8(a)の判定処理を行い、図15に示すように
微調整を行うための8方向カーソル△と十字マークを表
示して、地点セットスイッチをタッチしたときの十字マ
ークに合った位置を目的地として設定する。入力した電
話番号が登録されている場合には、直ちに図15に示す
画面が表示される。
【0037】次に、詳細図への切り換え処理について説
明する。図16は1/4万地図への切り換え処理を説明
するための図、図17は1/16詳細な地図への切り換
え処理を説明するための図、図18はタッチされたエリ
アを含む詳細地図への切り換え処理を説明するための
図、図19はタッチエリア検出処理を説明するための
図、図20は詳細スケール決定処理を説明するための図
である。
【0038】地点セットをする場合、その地点を一応の
精度で確認できるスケールが一般には1/4万地図であ
るので、本例では、1/4万地図を詳細地図としてい
る。したがって、詳細図へ切り換えを行う場合は、図1
6に示すように現在のスケールが1/4万地図より広域
かどうかを判断し、広域である場合に1/4万地図に切
り換えを行うようにしている。
【0039】また、タッチされた地点を含む詳細スケー
ルとしては、図17に示すように1/16詳細になるス
ケールAを計算し、スケールAが最詳細図より詳細かど
うかを調べ、最詳細図の範囲でスケールAに切り換える
ようにしている。タッチされたエリアを含む詳細図への
切り換えは、図18に示すようにタッチエリアを検出し
てタッチエリアの高さY、幅Xから詳細スケールAを決
定する。そして、図16の場合と同様に、スケールAが
最詳細図より詳細かどうかを調べ、最詳細図の範囲でス
ケールAに切り換えるようにしている。
【0040】この場合のタッチエリアの検出は、図19
に示すように横方向、縦方向のタッチ検出データを取得
してそれぞれカウントする。そして、詳細スケールの決
定は、図20に示すように高さYから縦の距離Y′=
(Y+1)×bi 、幅Xから横の距離X′=(X+1)
×ai を計算する。なお、ai 、bi は、表示スケール
i での係数を示す。次に、縦の距離Y′を横の距離X″
=Y′×Cに換算して横の距離X′と換算距離X″とを
比較する。X′≧X″の場合にはX′から詳細スケール
A=f(X′)を決定し、そうでない場合にはX″から
詳細スケールA=f(X″)を決定する。ここで、距離
の計算において+1にしているのは、タッチ検出位置が
点であり、また、有段であるため、エリアとして見ると
き1つ両隣のタッチ検出位置まで考慮するためである。
【0041】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、詳細図に切り換えるときに、1/4万図
より広域かどうかを基準にして判断したが、これより詳
細図を用いてもよいし、1/16詳細になるスケールも
1/8詳細になるスケールとしてもよい。また、本実施
例では、入力手段をタッチパネルとして説明したが、例
えばコントローラを用いて表示画面上に表示されたキー
や地点を指定して入力してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るナビゲーション装置の1実施例
を説明するための図である。
【図2】 データ記憶部の地図表示・地点情報の構成例
を示す図である。
【図3】 メニュー画面と地図表示画面の例を示す図で
ある。
【図4】 ナビゲーション装置の各部の構成例を示す図
である。
【図5】 演算部のソフトウエアの構成例を示す図であ
る。
【図6】 入力処理部の処理の流れを説明するための図
である。
【図7】 タッチパネル選択処理の流れを説明するため
の図である。
【図8】 目的地設定の画面の例を説明するための図で
ある。
【図9】 画面スクロールの例を説明するための図であ
る。
【図10】 通過点設定の例を説明するための図であ
る。
【図11】 ルート案内中の通過点設定での画面スクロ
ールの例を説明するための図である。
【図12】 電話番号索引の画面の例を示す図である。
【図13】 電話番号が登録されていない場合の例を説
明するための図である。
【図14】 目的地設定の場合の処理を説明するための
図である。
【図15】 目的地設定の地点セットの例を説明するた
めの図である。
【図16】 1/4万地図への切り換え処理を説明する
ための図である。
【図17】 1/16詳細な地図への切り換え処理を説
明するための図である。
【図18】 タッチされたエリアを含む詳細地図への切
り換え処理を説明するための図である。
【図19】 タッチエリア検出処理を説明するための図
である。
【図20】 詳細スケール決定処理を説明するための図
である。
【図21】 従来のナビゲーション装置の地点入力の例
を示す図である。
【符号の説明】
1…データ記憶部、2…ディスプレイ、3…スイッチ、
4…画像プロセッサ、5…データ処理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−153889(JP,A) 特開 平5−241506(JP,A) 特開 昭62−51000(JP,A) 特開 昭62−288516(JP,A) 特開 平5−11691(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/0969 G09B 29/00 - 29/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の縮尺の地図の描画情報を有する地
    図データの記憶手段と、 地図及び操作キーを表示する表示手段と、 地図データを読み出して表示手段に表示する地図の移
    動、縮尺の切り換えを行う表示制御手段と、 前記表示手段に表示された地図上の地点又は操作キーを
    指示入力する入力手段とを備え、前記表示制御手段は、
    前記入力手段により前記地図上の地点又は操作キーが指
    示入力されたことを条件に地図の詳細図の切り換え表示
    を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記入力手段によ
    り前記地図上の地点が指示入力されたことを条件に当該
    地点を表示手段の画面中心に移動し、前記入力手段によ
    り操作キーが指示入力されたことを条件に所定の縮尺の
    詳細図に切り換えて表示を行うことを特徴とする請求項
    1記載のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、前記入力手段によ
    り前記地図上の地点が指示入力されたことを条件に当該
    地点を表示手段の画面中心に移動し、前記入力手段によ
    り操作キーが指示入力されたことを条件に所定の縮尺の
    詳細図に地図の切り換え表示を行うとき範囲を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、前記入力手段によ
    り前記地図上の地点の指示入力によりエリアが指定され
    たことを条件に、該指定されたエリアで詳細図として地
    図の切り換え表示を行うことを特徴とする請求項1記載
    のナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、地図の切り換え表
    示を行う場合、表示中の地図を所定倍率に拡大する地図
    に切り換えることを特徴とする請求項1記載のナビゲー
    ション装置。
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