JP4619560B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はナビゲーション装置に関し、より詳細には、表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える機能を備えたナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ナビゲーション装置には、通常、表示画面上に地図を表示し、その地図上に使用者により入力された目的地、該目的地までのルート、自車の現在位置に対応する自車位置マーク、及びそれまでの自車の走行軌跡等を重ねて表示する機能が装備されており、使用者は、この表示画面を逐次参照することで、進路情報を得ることができ、その進路情報に従うことで目的地に到達することができるようになっている。
【0003】
ところで、ナビゲーション装置には、自車が高速道路での走行を開始すると、表示画面上に表示された地図を、詳細な表示の地図から広域表示の地図へ切り替える機能を備えたものがある。
【0004】
一般道路の場合には、交差点や目印となる建物などが存在するので、表示される地図については、詳細な表示の地図にしておいた方が利点が大きいものと思われる。これに対し、高速道路の場合には、一般道路とは違って交差点などが存在しないので、詳細な表示の地図にしておかなくても良く、逆に、広域表示の地図にしておいた方が全体を見渡すことができるといった利点がある。
【0005】
しかしながら、人というのは十人十色であり、使用者によっては高速道路を走行していたとしても、地図表示については、広域表示へ切り替わらずに、詳細な表示のままであって欲しいと思う者もいるはずである。
【0006】
特に、最近では地図情報が充実してきており、広い道は太く、狭い道は細く、道路形状をリアルに再現したり、建物などを立体的に表示したりすることができるようになっているので、地図表示については、広域表示よりも、詳細な表示の方が通常リアルな臨場感を楽しむことができる。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、表示画面上に表示される地図における広域表示の地図や詳細な表示の地図の切り替えを、使用者の要求に合致したかたちで行うことのできるナビゲーション装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係るナビゲーション装置(1)は、表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える機能を備えたナビゲーション装置において、表示画面上に表示される地図の縮尺値を第1の所定縮尺値へ切り替えるように、使用者が指示するための縮尺値切替指示手段と、該縮尺値切替指示手段からの指示があった場合に、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きいか否かを判断する縮尺値判断手段と、該縮尺値判断手段により、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きいと判断された場合、表示画面上に表示される地図の縮尺値を前記第1の所定縮尺値へ切り替える一方、前記縮尺値判断手段により、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きくないと判断された場合、地図の縮尺値の切り替えを行わない第1の縮尺値切替手段と、該第1の縮尺値切替手段による前記第1の所定縮尺値への縮尺値切替後、第1の所定条件が成立すると、地図の縮尺値を切替前の縮尺値へ戻す縮尺値戻し手段とを備えていることを特徴としている。
【0009】
また本発明に係るナビゲーション装置(2)は、上記ナビゲーション装置(1)において、前記第1の所定条件が、自車が所定の距離を走行することであり、前記縮尺値戻し手段が、前記第1の縮尺値切替手段による縮尺値切替後、前記自車が前記所定の距離を走行すると、地図の縮尺値を切替前の縮尺値へ戻すものであることを特徴としている。
【0010】
また本発明に係るナビゲーション装置(3)は、上記ナビゲーション装置(1)において、前記第1の所定条件が、所定の時間が経過することであり、前記縮尺値戻し手段が、前記第1の縮尺値切替手段による縮尺値切替後、前記所定の時間が経過すると、地図の縮尺値を切替前の縮尺値へ戻すものであることを特徴としている。
【0011】
上記したナビゲーション装置(1)〜(3)のいずれかによれば、使用者により前記縮尺値切替指示手段を通じ、例えば、声やキー操作で、表示画面上に表示される地図の縮尺値の切り替えが指示され、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きい場合、地図の縮尺値を前記第1の所定縮尺値へ切り替える。そのため、例えば、前記第1の所定縮尺値が、地図が広域表示の地図となるように8万分の1に設定されていれば、もし仮に、表示画面上に詳細な表示の地図(例えば、縮尺値が1万分の1の地図)が表示されていたとしても、使用者が望めば、簡単に広域表示の地図を見ることができる。
【0012】
また、自車が前記所定の距離(例えば、200m)を走行したり、又は前記所定の時間(例えば、10秒)が経過したりといった、前記第1の所定条件が成立すると、切替前の縮尺値へ自動的に戻るので、わざわざ元の状態に戻すためのキー操作などを行わなければならないといった不便さが生じるのを回避することができる。
【0013】
また本発明に係るナビゲーション装置(4)は、表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える機能を備えたナビゲーション装置において、表示画面上に表示される地図の縮尺値を第1の所定縮尺値へ切り替えるように、使用者が指示するための縮尺値切替指示キーと、該縮尺値切替指示キーからの指示があった場合に、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きいか否かを判断する縮尺値判断手段と、該縮尺値判断手段により、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きいと判断され、かつ前記縮尺値切替指示キーが操作されている間、表示画面上に表示される地図の縮尺値を前記第1の所定縮尺値へ切り替える一方、前記縮尺値判断手段により、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きくないと判断された場合、地図の縮尺値の切り替えを行わない第2の縮尺値切替手段とを備えていることを特徴としている。
【0014】
また本発明に係るナビゲーション装置(5)は、上記ナビゲーション装置(4)において、前記第2の縮尺値切替手段が、前記縮尺値切替指示キーの操作が開始すると、表示画面上に表示される地図の縮尺値を前記第1の所定縮尺値へ切り替え、前記縮尺値切替指示キーの操作が終了すると、地図の縮尺値を切替前の縮尺値へ戻すものであることを特徴としている。
【0015】
上記したナビゲーション装置(4)又は(5)によれば、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きく、かつ使用者により前記縮尺値切替指示キーが操作されている間、地図の縮尺値を前記第1の所定縮尺値へ切り替える。そのため、例えば、前記第1の所定縮尺値が、地図が広域表示の地図となるように8万分の1に設定されていれば、もし仮に、表示画面上に詳細な表示の地図(例えば、縮尺値が1万分の1の地図)が表示されていたとしても、使用者が前記縮尺値切替指示キーを操作するだけで、簡単に広域表示の地図を見ることができる。
【0016】
また、使用者は前記縮尺値切替指示キーの操作を止めるだけで、縮尺値を切替前の元の状態に戻すことができるので、わざわざ元の状態に戻すための別の操作などを行わなければならないといった不便さが生じるのを回避することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るナビゲーション装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係るナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【0049】
車速から演算して走行距離を取得するための車速センサ2と、進行方向を取得するためのジャイロセンサ3とがマイコン1に接続されており、マイコン1は、演算した走行距離、及び進行方向に基づいて自車位置を割り出すようになっている(自律航法)。
【0050】
GPS受信機4は、アンテナ5を介して衛星からのGPS信号を受信するものであり、マイコン1に接続されており、マイコン1は、GPS信号に基づいて自車位置を割り出すようになっている(GPS航法)。
【0051】
また、道路データ等が記憶されたDVD−ROM7(CD−ROMなどの大容量記憶装置も可能)から道路データ等を取り込むことのできるDVDドライブ6がマイコン1に接続されており、マイコン1は、割り出した自車位置と道路データとを合わせる(いわゆる、マップマッチング処理を行う)ことによって、自車位置が正確に示された地図を表示パネル9bへ表示するようになっている。
【0052】
また、リモコン8に設けられたジョイスティック8aやボタンスイッチ8bから出力されたスイッチ信号や、表示装置9に設けられたボタンスイッチ9aから出力されたスイッチ信号がマイコン1に入力され、これらスイッチ信号に応じた処理がマイコン1で行われるようになっている。例えば、マイコン1は、これらスイッチから移動目的地の情報を取り込むと、自車位置から目的地までの最適経路を探索し、これを誘導経路として地図と共に表示パネル9b上に表示するようになっている。
【0053】
このようにナビゲーション装置では、表示パネル9bに地図が表示され、その地図上に使用者により入力された目的地、該目的地までの経路、自車の現在位置に対応する自車位置マーク、及びそれまでの自車の走行軌跡等が重ねて表示されるようになっており、使用者は、この表示パネル9bを逐次参照することで、進路情報を得ることができ、その進路情報に従うことで目的地に到達することができるようになっている。
【0054】
次に、実施の形態(1)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1の行う処理動作▲1▼を図2に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、ここでは地図が縮尺値Sで表示パネル9b上に表示されている場合について説明する。
【0055】
まず、地図を広域表示の地図(縮尺値S1 )にするための広域表示スイッチ(図示せず)がONされたか否かを判断し(ステップS1)、広域表示スイッチがONされたと判断すれば、現在の縮尺値Sが縮尺値S1 (例えば、8万分の1、すなわち、表示パネル9b上では1目盛り当たり800mに相当する値)よりも大きいか否かを判断する(ステップS2)。一方、広域表示スイッチがONされていないと判断すれば、そのまま処理動作▲1▼を終了する。
【0056】
ステップS2における判断で、現在の縮尺値Sが縮尺値S1 よりも大きくないと判断すれば、現在の縮尺値Sで表示する地図の方が、縮尺値S1 で表示する地図よりも広域表示の地図(又は同じ縮尺の地図)であり、縮尺値を切り替える必要がないので、そのまま処理動作▲1▼を終了する。
【0057】
一方、現在の縮尺値Sが縮尺値S1 よりも大きいと判断すれば、現在の縮尺値Sをマイコン1内のメモリ(図示せず)に縮尺値S0 として保存し(ステップS3)、地図の縮尺値Sを縮尺値S1 へ切り替える(ステップS4)。
【0058】
次に、GPS信号などに基づいて算出される、現在の位置情報Pを取得し(ステップS5)、取得した位置情報Pをメモリに位置情報P0 として保存し(ステップS6)、切り替えた縮尺値S(=S1 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS7)。
【0059】
次に、GPS信号などに基づいて算出される、現在の位置情報Pを取得し(ステップS8)、取得した位置情報Pと保存しておいた位置情報P0 とに基づいて、縮尺値の切り替えを行ってからの自車の走行距離Daを算出し(ステップS9)、走行距離Daが所定の距離Da0 (例えば、200m)以上であるか否かを判断する(ステップS10)。
【0060】
走行距離Daが所定の距離Da0 以上であると判断すれば、地図の縮尺値Sを切替前の縮尺値S0 へ戻し(ステップS11)、元に戻した縮尺値Sに基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS12)。一方、走行距離Daが所定の距離Da0 以上でないと判断すれば、ステップS8へ戻る。
【0061】
上記実施の形態(1)に係るナビゲーション装置によれば、使用者により広域表示スイッチがONされると、地図の縮尺値Sを縮尺値S1 へ切り替える。そのため、もし仮に、表示画面上に詳細な表示の地図(例えば、縮尺値が1万分の1の地図)が表示されていたとしても、使用者が望めば、簡単に広域表示の地図を見ることができる。
【0062】
また、自車が所定の距離Da0 を走行すると、縮尺値が切替前の縮尺値へ自動的に戻るので、わざわざ元の状態に戻すためのキー操作などを行わなければならないといった不便さが生じるのを回避することができる。
【0063】
次に、実施の形態(2)に係るナビゲーション装置について説明する。但し、実施の形態(2)に係るナビゲーション装置の構成については、マイコンを除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他の構成部分の説明をここでは省略する。
【0064】
実施の形態(2)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1Aの行う処理動作▲2▼を図3に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、ここでは地図が縮尺値Sで表示パネル9b上に表示されている場合について説明する。
【0065】
まず、地図を広域表示の地図(縮尺値S1 )にするための広域表示スイッチ(図示せず)がONされたか否かを判断し(ステップS21)、広域表示スイッチがONされたと判断すれば、現在の縮尺値Sが縮尺値S1 (例えば、8万分の1)よりも大きいか否かを判断する(ステップS22)。一方、広域表示スイッチがONされていないと判断すれば、そのまま処理動作▲2▼を終了する。
【0066】
ステップS22における判断で、現在の縮尺値Sが縮尺値S1 よりも大きくないと判断すれば、現在の縮尺値Sで表示する地図の方が、縮尺値S1 で表示する地図よりも広域表示の地図(又は同じ縮尺の地図)であり、縮尺値を切り替える必要がないので、そのまま処理動作▲2▼を終了する。
【0067】
一方、現在の縮尺値Sが縮尺値S1 よりも大きいと判断すれば、現在の縮尺値Sをマイコン1A内のメモリ(図示せず)に縮尺値S0 として保存し(ステップS23)、地図の縮尺値Sを縮尺値S1 へ切り替える(ステップS24)。
【0068】
次に、タイマtを起動させ(ステップS25)、切り替えた縮尺値S(=S1 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS26)。その後、タイマtが所定の時間t0 (例えば、10秒)以上であるか否かを判断する(ステップS27)。
【0069】
タイマtが所定の時間t0 以上である、すなわち、縮尺値の切り替えを行ってから所定の時間t0 経過していると判断すれば、地図の縮尺値Sを切替前の縮尺値S0 へ戻し(ステップS28)、元に戻した縮尺値Sに基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS29)。一方、タイマtが所定の時間t0 以上でないと判断すれば、ステップS27へ戻る。
【0070】
上記実施の形態(2)に係るナビゲーション装置によれば、使用者により広域表示スイッチがONされると、地図の縮尺値Sを縮尺値S1 へ切り替える。そのため、もし仮に、表示画面上に詳細な表示の地図(例えば、縮尺値が1万分の1の地図)が表示されていたとしても、使用者が望めば、簡単に広域表示の地図を見ることができる。
【0071】
また、所定の時間t0 が経過すると、縮尺値が切替前の縮尺値へ自動的に戻るので、わざわざ元の状態に戻すためのキー操作などを行わなければならないといった不便さが生じるのを回避することができる。
【0072】
次に、実施の形態(3)に係るナビゲーション装置について説明する。但し、実施の形態(3)に係るナビゲーション装置の構成については、マイコンを除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他の構成部分の説明をここでは省略する。
【0073】
実施の形態(3)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1Bの行う処理動作▲3▼を図4に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、ここでは地図が縮尺値Sで表示パネル9b上に表示されている場合について説明する。
【0074】
まず、地図を広域表示の地図(縮尺値S1 )にするための広域表示スイッチ(図示せず)が押下されたか否かを判断し(ステップS31)、広域表示スイッチが押下されたと判断すれば、現在の縮尺値Sが縮尺値S1 (例えば、8万分の1)よりも大きいか否かを判断する(ステップS32)。一方、広域表示スイッチが押下されていないと判断すれば、そのまま処理動作▲3▼を終了する。
【0075】
ステップS32における判断で、現在の縮尺値Sが縮尺値S1 よりも大きくないと判断すれば、現在の縮尺値Sで表示する地図の方が、縮尺値S1 で表示する地図よりも広域表示の地図(又は同じ縮尺の地図)であり、縮尺値を切り替える必要がないので、そのまま処理動作▲3▼を終了する。
【0076】
一方、現在の縮尺値Sが縮尺値S1 よりも大きいと判断すれば、現在の縮尺値Sをマイコン1B内のメモリ(図示せず)に縮尺値S0 として保存し(ステップS33)、地図の縮尺値Sを縮尺値S1 へ切り替える(ステップS34)。
【0077】
次に、切り替えた縮尺値S(=S1 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示し(ステップS35)、その後、広域表示スイッチの押下操作が終了したか否かを判断し(ステップS36)、押下操作が終了したと判断すれば、地図の縮尺値Sを切替前の縮尺値S0 へ戻し(ステップS37)、元に戻した縮尺値Sに基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS38)。一方、押下操作が終了していない、すなわち、広域表示スイッチが押下され続けていると判断すれば、ステップS36へ戻る。
【0078】
上記実施の形態(3)に係るナビゲーション装置によれば、使用者により広域表示スイッチが操作されている間、地図の縮尺値Sを縮尺値S1 へ切り替える。そのため、もし仮に、表示画面上に詳細な表示の地図(例えば、縮尺値が1万分の1の地図)が表示されていたとしても、使用者が広域表示スイッチを操作するだけで、簡単に広域表示の地図を見ることができる。
【0079】
また、使用者は広域表示スイッチの操作を止めるだけで、縮尺値を切替前の元の状態に戻すことができるので、わざわざ元の状態に戻すための別の操作などを行わなければならないといった不便さが生じるのを回避することができる。
【0080】
次に、実施の形態(4)に係るナビゲーション装置について説明する。但し、実施の形態(4)に係るナビゲーション装置の構成については、マイコンを除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他の構成部分の説明をここでは省略する。
【0081】
実施の形態(4)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1Cの行う処理動作▲4▼を図5に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、ここでは地図が縮尺値Sで表示パネル9b上に表示されている場合について説明する。
【0082】
まず、現在の縮尺値Sが縮尺値S2 (例えば、8万分の1)よりも大きいか否かを判断し(ステップS41)、現在の縮尺値Sが縮尺値S1 よりも大きくないと判断すれば、現在の縮尺値Sで表示する地図の方が、縮尺値S2 で表示する地図よりも広域表示の地図(又は同じ縮尺の地図)であり、縮尺値を切り替える必要がないので、そのまま処理動作▲4▼を終了する。
【0083】
一方、現在の縮尺値Sが縮尺値S2 よりも大きいと判断すれば、GPS信号などに基づいて算出される、現在の位置情報Pを取得し(ステップS42)、取得した位置情報P、及び道路データに基づいて、自車が略直線形状となっている道路を、所定の期間継続して走行するか否かを判断し(ステップS43)、前記自車が略直線形状となっている道路を、前記所定の期間継続して走行しないと判断すれば、そのまま処理動作▲4▼を終了する。
【0084】
なお、自車が略直線形状となっている道路を、前記所定の期間継続して走行するか否かの判断方法としては、例えば、前記自車が誘導経路に従って走行している場合には、誘導経路に従って現在位置から所定の距離(例えば、10km)先まで走行した場合の走行状態について演算し、また誘導経路に従って走行していなかったとしても、高速道路を走行している場合には、現在位置から前記所定の距離先まで走行した場合の走行状態について演算するといった方法などが挙げられる。
【0085】
ステップS43における判断で、前記自車が略直線形状となっている道路を、前記所定の期間継続して走行すると判断すれば、現在の縮尺値Sをマイコン1C内のメモリ(図示せず)に縮尺値S0 として保存し(ステップS44)、分岐点などの注目地点、カーブや曲がり角のうちのいずれかに、前記自車が到達するまでの距離Dbを算出し(ステップS45)、距離Dbが所定の距離Db0 (例えば、10km)以上であるか否かを判断する(ステップS46)。
【0086】
距離Dbが所定の距離Db0 以上である、すなわち、次に到達する注目地点(又はカーブや曲がり角)までの距離が遠すぎると判断すれば、地図の縮尺値Sを予め設定されている縮尺値S2 へ切り替え(ステップS47)、切り替えた縮尺値S(=S2 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示し(ステップS50)、その後、ステップS51へ進む。
【0087】
一方、距離Dbが所定の距離Db0 以上でないと判断すれば、距離Dbに基づいて、次に到達する注目地点(又はカーブや曲がり角)を含む地図を表示することができる縮尺値S3 を算出し(ステップS48)、地図の縮尺値Sを算出した縮尺値S3 へ切り替え(ステップS49)、切り替えた縮尺値S(=S3 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示し(ステップS50)、その後、ステップS51へ進む。
なお、縮尺値S3 の算出方法としては、例えば、表示パネル9bの縦の長さがYで、地図の中心部分が自車位置となる場合には、縮尺値S3 を(Db×2)分のYとする方法などが挙げられる。
【0088】
次に、GPS信号などに基づいて算出される、現在の位置情報Pを取得し(ステップS51)、取得した位置情報P、及び道路データに基づいて、自車が略直線形状となっている道路を、所定の期間継続して走行するか否かを判断し(ステップS52)、前記自車が略直線形状となっている道路を、前記所定の期間継続して走行しないと判断すれば、地図の縮尺値Sを切替前の縮尺値S0 へ戻し(ステップS53)、元に戻した縮尺値Sに基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS54)。一方、前記自車が略直線形状となっている道路を、前記所定の期間継続して走行すると判断すれば、ステップS51へ戻る。
【0089】
上記実施の形態(4)に係るナビゲーション装置によれば、自車が略直線形状となっている道路を、前記所定の期間継続して走行する場合には、表示画面上に表示される地図が単に広域表示の地図となるように、運転者が特に注目すべき注目地点(又は、カーブや曲がり角)のうち、少なくとも前記自車が最初に到達する予定の前記注目地点を前記地図に含むので、単に広く全体を見渡せるだけでなく、注目すべき地点を、運転者が前もって十分に認識しておくことができる。
【0090】
また、前記自車が最初に到達する予定の前記注目地点(又は、カーブや曲がり角)が、前記自車を基準とした所定の範囲から外れている場合には、単に地図の縮尺値を縮尺値S2 へ切り替えるだけであるので、縮尺値が小さくなりすぎるのを防ぐことができる。
【0091】
図6は、実施の形態(5)に係るナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示したナビゲーション装置と同様の構成部分については、同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0092】
図6に示したナビゲーション装置においては、車速から演算して走行距離を取得するための車速センサ2と、進行方向を取得するためのジャイロセンサ3とがマイコン11に接続されており、マイコン11は、演算した走行距離、及び進行方向に基づいて自車位置を割り出すようになっている(自律航法)。また、GPS受信機4がマイコン11に接続されており、マイコン11は、GPS信号に基づいて自車位置を割り出すようになっている(GPS航法)。
【0093】
また、マイコン11には、DVDドライブ6が接続されており、マイコン11は、割り出した自車位置と道路データとを合わせる(いわゆる、マップマッチング処理を行う)ことによって、自車位置が正確に示された地図を表示パネル9bへ表示するようになっている。
【0094】
また、FM多重受信機12、電波ビーコン受信機13、光ビーコン受信機14は、それぞれアンテナ15、アンテナ16、光ビーコン受光部17を介して、VICSセンターからのVICS情報(例えば、渋滞情報、所要時間情報、交通規制情報など)を受信するものであり、これら受信機12〜14はマイコン11に接続されており、マイコン11は、例えば、受信したVICS情報を地図上にリンクさせて表示パネル9b上へ表示するようになっている。
【0095】
次に、実施の形態(5)に係るナビゲーション装置におけるマイコン11の行う処理動作▲5▼を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、FM多重受信機12、電波ビーコン受信機13、光ビーコン受信機14を介して受信する渋滞情報を取得し(ステップS61)、GPS信号などに基づいて算出される、現在の位置情報Pを取得し(ステップS62)、これら渋滞情報、及び位置情報Pに基づいて、自車に関連する渋滞(例えば、前記自車が遭遇する可能性のある渋滞)が存在するか否かを判断する(ステップS63)。
【0096】
なお、前記自車が遭遇する可能性のある渋滞が存在するか否かの判断方法としては、例えば、前記自車が誘導経路に従って走行している場合には、誘導経路上に渋滞が発生しているか否かを演算し、また誘導経路に従って走行していなかったとしても、高速道路を走行している場合には、その高速道路上に渋滞が発生しているか否かを演算するといった方法などが挙げられる。
【0097】
ステップS63における判断で、前記自車が遭遇する可能性のある渋滞が存在しないと判断すれば、そのまま処理動作▲5▼を終了し、一方、前記自車が遭遇する可能性のある渋滞が存在すると判断すれば、遭遇する渋滞のレベルが所定のレベル以上であるか否かを判断し(ステップS64)、前記所定のレベル以上であると判断すれば、渋滞情報、位置情報、及び道路データに基づいて、自車位置から渋滞終了地点までの距離Dc1 を算出し(ステップS65)、距離Dc1 に基づいて、渋滞箇所の全部を含む地図を表示することができる縮尺値S4 を算出し(ステップS66)、地図の縮尺値Sを算出した縮尺値S4 へ切り替え(ステップS67)、切り替えた縮尺値S(=S4 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS71)。
なお、縮尺値S4 の算出方法としては、例えば、表示パネル9bの縦の長さがYで、地図の中心部分が自車位置となる場合には、縮尺値S4 を(Dc1 ×2)分のYとする方法などが挙げられる。
【0098】
他方、ステップS64における判断で、遭遇する渋滞のレベルが前記所定のレベル以上でないと判断すれば、渋滞情報、位置情報、及び道路データに基づいて、自車位置から渋滞開始地点までの距離Dc2 を算出し(ステップS68)、距離Dc1 に基づいて、渋滞箇所の一部を含む地図を表示することができる縮尺値S5 を算出し(ステップS69)、地図の縮尺値Sを算出した縮尺値S5 へ切り替え(ステップS70)、切り替えた縮尺値S(=S5 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS71)。
【0099】
なお、縮尺値S5 の算出方法としては、例えば、表示パネル9bの縦の長さがYで、地図の中心部分が自車位置となる場合には、縮尺値S4 を{(Dc1 +α)×2}分のYとする方法などが挙げられる。また値αとしては、定数(例えば、1km)や、渋滞の長さ全体の10%などにすれば良い。
【0100】
上記実施の形態(5)に係るナビゲーション装置によれば、前記自車が遭遇する可能性のある渋滞箇所の一部、又は全部を、表示画面上に表示される地図に含むように、地図の縮尺値を切り替えるので、運転者が前もって渋滞箇所を認識しておくことができる。
【0101】
また、前記地図の渋滞箇所の一部、又は全部を含むようにするか否かについては、渋滞のレベル(混雑の度合)に基づいて決定されるので、渋滞のレベルが高い場合には、渋滞箇所の全部を含むようにするため、地図の縮尺値が小さくなりすぎる虞れがあるが、使用者が渋滞の長さを完全に認識することができる。他方、渋滞のレベルが低い場合には、渋滞箇所の一部を含むようにするため、使用者が渋滞の長さを完全に認識することはできないが、地図の縮尺値が小さくなりすぎるのを回避することができる。
【0102】
また、渋滞のレベルが前記所定のレベル以上であるか否かを判断する方法としては、例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System)情報に含まれる渋滞情報に基づいて、表示画面上に渋滞箇所が表示される場合に、赤色で示されるレベルの渋滞を前記所定のレベル以上とし、黄色で示されるレベルの渋滞を前記所定のレベル未満とする方法が挙げられる。
【0103】
図8は、実施の形態(6)に係るナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示したナビゲーション装置と同様の構成部分については、同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0104】
図8に示したナビゲーション装置においては、車速から演算して走行距離を取得するための車速センサ2と、進行方向を取得するためのジャイロセンサ3とがマイコン21に接続されており、マイコン21は、演算した走行距離、及び進行方向に基づいて自車位置を割り出すようになっている(自律航法)。また、GPS受信機4がマイコン21に接続されており、マイコン21は、GPS信号に基づいて自車位置を割り出すようになっている(GPS航法)。
【0105】
また、マイコン21には、DVDドライブ6が接続されており、マイコン21は、割り出した自車位置と道路データとを合わせる(いわゆる、マップマッチング処理を行う)ことによって、自車位置が正確に示された地図を表示パネル9bへ表示するようになっている。また、燃料の残量を検出する燃料残量検出手段22が、マイコン21に接続されており、マイコン21は、燃料の残量を取得することができるようになっている。
【0106】
次に、実施の形態(6)に係るナビゲーション装置におけるマイコン21の行う処理動作▲6▼を図9に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、ここでは地図が縮尺値Sで表示パネル9b上に表示されているものとする。
【0107】
まず、燃料残量検出手段22により検出される燃料の残量を取得し(ステップS81)、取得した燃料残量が所定値以下であるか否かを判断し(ステップS82)、燃料残量が前記所定値以下でないと判断すれば、別段問題を生じないので、そのまま処理動作▲6▼を終了する。
【0108】
一方、燃料残量が前記所定値以下であると判断すれば、GPS信号などに基づいて算出される、現在の位置情報Pを取得し(ステップS83)、取得した位置情報P、及び道路データ(ガソリンスタンドなどの施設の位置データを含む)に基づいて、自車が最初に到達する予定のガソリンスタンドまでの距離Ddを算出し(ステップS84)、距離Ddに基づいて、最初に到達するガソリンスタンドを含む地図を表示することができる縮尺値S6 を算出し(ステップS85)、地図の縮尺値Sを算出した縮尺値S6 へ切り替え(ステップS86)、切り替えた縮尺値S(=S6 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示し(ステップS87)。
【0109】
なお、前記自車が最初に到達する予定のガソリンスタンドまでの距離Ddの算出方法としては、例えば、前記自車が誘導経路に従って走行している場合には、誘導経路に沿って存在するガソリンスタンドを探索し、最初に到達するガソリンスタンドまでの距離を求め、また誘導経路に従って走行していなかったとしても、高速道路を走行している場合には、最初に到達する、ガソリンスタンドが設置されているサービスエリアまでの距離を求めるといった方法が挙げられる。
【0110】
上記実施の形態(6)に係るナビゲーション装置によれば、燃料の残量が前記所定値以下になると、自車が最初に到達する予定の燃料供給サービス機関(例えば、ガソリンスタンド)の設置場所を、表示画面上に表示される地図に含むように、地図の縮尺値を切り替える。
【0111】
すなわち、通常時において、詳細な表示の地図(例えば、縮尺値が1万分の1の地図)が表示されるようになっていたとしても、状況に応じて、広域表示の地図へと表示が切り替わるので、使用者の要求に合致したかたちで地図表示の切り替えを行うことができる。
【0112】
次に、実施の形態(7)に係るナビゲーション装置について説明する。但し、実施の形態(7)に係るナビゲーション装置の構成については、マイコンを除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他の構成部分の説明をここでは省略する。
【0113】
実施の形態(7)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1Dの行う処理動作▲7▼を図10に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、ここでは地図が縮尺値Sで表示パネル9b上に表示されているものとする。
【0114】
まず、自車が高速道路での走行を開始したか否かを判断し(ステップS91)、前記自車が高速道路での走行を開始していないと判断すれば、そのまま処理動作▲7▼を終了する。一方、前記自車が高速道路での走行を開始したと判断すれば、表示画面上に表示される地図を広域表示の地図とするために、地図の縮尺値Sを縮尺値S7 (例えば、8万分の1)へ切り替え(ステップS92)、切り替えた縮尺値S(=S7 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示し(ステップS93)。
なお、前記自車が高速道路での走行を開始したか否かの判断方法としては、例えば、高速道路の入口ゲートを通行したか否かを判断するといった方法などが挙げられる。
【0115】
次に、前記自車が高速道路での走行を終了したか否かを判断し(ステップS94)、前記自車が高速道路での走行を終了していないと判断すれば、そのままステップS94へ戻る。一方、前記自車が高速道路での走行を終了したと判断すれば、表示画面上に表示される地図を詳細な表示の地図とするために、地図の縮尺値Sを縮尺値S8 (例えば、1万分の1)へ切り替え(ステップS95)、切り替えた縮尺値S(=S8 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS96)。
なお、前記自車が高速道路での走行を終了したか否かの判断方法としては、例えば、高速道路の出口ゲートを通行したか否かを判断するといった方法などが挙げられる。
【0116】
上記実施の形態(7)に係るナビゲーション装置によれば、前記自車が高速道路の走行中、全体を見渡すことができるように、表示画面上に表示される地図が広域表示の地図(例えば、縮尺値が8万分の1の地図)になっていたとしても、前記自車が高速道路での走行を終了すると、詳細な表示の地図となるように、地図の縮尺値が縮尺値S8 (例えば、1万分の1)へ切り替わるので、使用者の要求に合致したかたちで地図表示の切り替えを行うことができる。
【0117】
次に、実施の形態(8)に係るナビゲーション装置について説明する。但し、実施の形態(8)に係るナビゲーション装置の構成については、マイコンを除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他の構成部分の説明をここでは省略する。
【0118】
実施の形態(8)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1Eの行う処理動作▲8▼を図11に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、ここでは地図が縮尺値Sで表示パネル9b上に表示されているものとする。
【0119】
まず、自車が高速道路での走行を開始したか否かを判断し(ステップS101)、前記自車が高速道路での走行を開始していないと判断すれば、そのまま処理動作▲7▼を終了する。一方、前記自車が高速道路での走行を開始したと判断すれば、表示画面上に表示される地図を広域表示の地図とするために、地図の縮尺値Sを縮尺値S7 (例えば、8万分の1)へ切り替え(ステップS102)、切り替えた縮尺値S(=S7 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示し(ステップS103)。
【0120】
次に、前記自車が高速道路の出口へ接近したか否かを判断し(ステップS104)、前記自車が高速道路の出口へ接近していないと判断すれば、そのままステップS104へ戻る。一方、前記自車が高速道路の出口へ接近したと判断すれば、表示画面上に表示される地図を詳細な表示の地図とするために、地図の縮尺値Sを縮尺値S9 (例えば、1万分の1)へ切り替え(ステップS105)、切り替えた縮尺値S(=S9 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS106)。
【0121】
なお、前記自車が高速道路の出口へ接近したか否かの判断方法としては、例えば、誘導経路情報に基づいて得られる、前記自車が高速道路から一般道路へ降りるインターチェンジの位置情報と、前記自車の位置情報とに基づいて、判断する方法などが挙げられる。
【0122】
上記実施の形態(8)に係るナビゲーション装置によれば、自車が高速道路の走行中、全体を見渡すことができるように、表示画面上に表示される地図が広域表示の地図(例えば、縮尺値が8万分の1の地図)になっていたとしても、前記自車が通行する予定の高速道路の出口(すなわち、高速道路から脱出するインターチェンジ)へ接近すると、詳細な表示の地図となるように、地図の縮尺値が前記第4の所定縮尺値(例えば、1万分の1)へ切り替わるので、使用者の要求に合致したかたちで地図表示の切り替えを行うことができる。
【0123】
次に、実施の形態(9)に係るナビゲーション装置について説明する。但し、実施の形態(9)に係るナビゲーション装置の構成については、マイコンを除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他の構成部分の説明をここでは省略する。
【0124】
実施の形態(9)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1Fの行う処理動作▲9▼を図12に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、ここでは地図が縮尺値Sで表示パネル9b上に表示されているものとする。
【0125】
まず、自車が高速道路での走行を開始したか否かを判断し(ステップS111)、前記自車が高速道路での走行を開始していないと判断すれば、そのまま処理動作▲9▼を終了する。一方、前記自車が高速道路での走行を開始したと判断すれば、表示画面上に表示される地図を広域表示の地図とするために、地図の縮尺値Sを縮尺値S7 (例えば、8万分の1)へ切り替え(ステップS102)、切り替えた縮尺値S(=S7 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示し(ステップS103)。
【0126】
次に、前記自車が注目地点(例えば、ジャンクション、サービスエリア、パーキングエリア、インターチェンジ、及びバス停留所など)へ接近したか否かを判断し(ステップS114)、前記自車が前記注目地点へ接近していないと判断すれば、そのまま処理動作▲9▼を終了する。一方、前記自車が前記注目地点へ接近したと判断すれば、表示画面上に表示される地図を詳細な表示の地図とするために、地図の縮尺値Sを縮尺値S10(例えば、1万分の1)へ切り替え(ステップS115)、タイマtを起動させ(ステップS116)、切り替えた縮尺値S(=S10)に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS117)。その後、タイマtが所定の時間t1 (例えば、10秒)以上であるか否かを判断する(ステップS118)。
【0127】
タイマtが所定の時間t1 以上である、すなわち、縮尺値の切り替えを行ってから所定の時間t1 経過していると判断すれば、表示画面上に表示される地図を広域表示の地図とするために、地図の縮尺値Sを縮尺値S7 へ切り替え(ステップS119)、切り替えた縮尺値S(=S7 )に基づいて、表示パネル9b上に地図を表示する(ステップS120)。一方、タイマtが所定の時間t1 以上でないと判断すれば、ステップS118へ戻る。
なお、前記自車が前記注目地点へ接近したか否かの判断方法としては、例えば、誘導経路情報に基づいて得られる、前記注目地点の位置情報と、前記自車の位置情報とに基づいて、判断する方法などが挙げられる。
【0128】
上記実施の形態(9)に係るナビゲーション装置によれば、自車が高速道路の走行中、全体を見渡すことができるように、表示画面上に表示される地図が広域表示の地図(例えば、縮尺値が8万分の1の地図)となっていたとしても、前記自車が前記注目地点へ接近すると、前記所定の期間(例えば、10秒)、詳細な表示の地図となるように、地図の縮尺値が縮尺値S10(例えば、1万分の1)へ切り替わるので、使用者の要求に合致したかたちで地図表示の切り替えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係るナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図3】実施の形態(2)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図4】実施の形態(3)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図5】実施の形態(4)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図6】実施の形態(5)に係るナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図7】実施の形態(5)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図8】実施の形態(6)に係るナビゲーション装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図9】実施の形態(6)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図10】実施の形態(7)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図11】実施の形態(8)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図12】実施の形態(9)に係るナビゲーション装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1、1A〜1F、11、21 マイコン
12 FM多重受信機
13 電波ビーコン受信機
14 光ビーコン受信機
22 燃料残量検出手段

Claims (5)

  1. 表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える機能を備えたナビゲーション装置において、
    表示画面上に表示される地図の縮尺値を第1の所定縮尺値へ切り替えるように、使用者が指示するための縮尺値切替指示手段と、
    該縮尺値切替指示手段からの指示があった場合に、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きいか否かを判断する縮尺値判断手段と、
    該縮尺値判断手段により、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きいと判断された場合、表示画面上に表示される地図の縮尺値を前記第1の所定縮尺値へ切り替える一方、前記縮尺値判断手段により、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きくないと判断された場合、地図の縮尺値の切り替えを行わない第1の縮尺値切替手段と、
    該第1の縮尺値切替手段による前記第1の所定縮尺値への縮尺値切替後、第1の所定条件が成立すると、地図の縮尺値を切替前の縮尺値へ戻す縮尺値戻し手段とを備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記第1の所定条件が、自車が所定の距離を走行することであり、
    前記縮尺値戻し手段が、前記第1の縮尺値切替手段による縮尺値切替後、前記自車が前記所定の距離を走行すると、地図の縮尺値を切替前の縮尺値へ戻すものであることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 前記第1の所定条件が、所定の時間が経過することであり、
    前記縮尺値戻し手段が、前記第1の縮尺値切替手段による縮尺値切替後、前記所定の時間が経過すると、地図の縮尺値を切替前の縮尺値へ戻すものであることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  4. 表示画面上に表示される地図の縮尺値を切り替える機能を備えたナビゲーション装置において、
    表示画面上に表示される地図の縮尺値を第1の所定縮尺値へ切り替えるように、使用者が指示するための縮尺値切替指示キーと、
    該縮尺値切替指示キーからの指示があった場合に、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きいか否かを判断する縮尺値判断手段と、
    該縮尺値判断手段により、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きいと判断され、かつ前記縮尺値切替指示キーが操作されている間、表示画面上に表示される地図の縮尺値を前記第1の所定縮尺値へ切り替える一方、前記縮尺値判断手段により、現在の地図の縮尺値が前記第1の所定縮尺値よりも大きくないと判断された場合、地図の縮尺値の切り替えを行わない第2の縮尺値切替手段とを備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 前記第2の縮尺値切替手段が、
    前記縮尺値切替指示キーの操作が開始すると、表示画面上に表示される地図の縮尺値を前記第1の所定縮尺値へ切り替え、
    前記縮尺値切替指示キーの操作が終了すると、地図の縮尺値を切替前の縮尺値へ戻すものであることを特徴とする請求項4記載のナビゲーション装置。
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