JP2891879B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、目的地への誘導案内を
行うナビゲーション装置に係り、特に目的地、現在地、
通過点などの地点設定時に、該地点周辺の詳細を表示す
るための地図データを選択的に組込み可能にしたデータ
構造を備えたナビゲーション装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ナビゲーション装置は、初めての
目的地へ、安心して車で訪れることができるようにルー
ト案内を行うものであり、近年、ナビゲーションの精
度、操作性、視認性などの性能、機能向上のための技術
開発が盛んに行われており、様々な方式のものが提案さ
れている。このナビゲーション装置はルート設定時に使
用する目的地設定画面や誘導案内時に自動的または運転
者の要求に応じて開かれる表示画面を備えている。案内
開始後の表示画面としては、少なくともルート設定され
た複数区間からなる全ルートの内で現在走行している区
間を含む数区間の広域を案内する区間図、および交差点
における案内を行うための交差点図などをもっている。
更にはルートを間違いなく走行できるように曲がるべき
交差点に関して残距離や名称、右左折等の情報提供し、
また、走行途中でのルートが確認できるように特徴物の
教示等を行うもの、さらには、表示だけでなく音声によ
る案内を行うもの等がある。

【０００３】このようなナビゲーション装置において、
ルートを設定するには出発地及び目的地の入力をするこ
とが必要であり、この入力により出発地と目的地がきま
ると、出発地と目的地の周辺及びその間の道路情報デー
タからルート探索処理が行われ、複数のルートの中から
最適なるルートが設定される。例えば、出発地や目的地
等の対象なる登録位置を観光や駐車場、レストラン等の
ジャンルに分け、また、県や都市等の地域で分けてコー
ド化し、そのコードを入力する方式、コード番号を入力
する他、メニューを表示してそのメニューの中から順次
選択して入力する方式、経緯度の座標地により位置を入
力する方式、電話番号を入力する方式などが提案されて
いる。この種の装置の一例として、特開平２−１８７８
９８号には電話番号入力方式が開示されており、また特
開平１−１７３８２０号にはジャンル別またはコード番
号入力方式が開示されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の目的
地入力方式では、自分の行きたい全ての目的地が設定で
きない。特に、知人宅を目的地に設定しようとする場
合、電話番号入力方式では知人宅の電話番号が登録され
ていなければならない。しかし、知人宅は登録されてい
ない場合が多い。そのため、知人宅を含むエリア（市外
局番）が一致するところで、そこを代表点として地図を
出している。当然、表示される地図は広い範囲のもので
あるから、その地図で知人宅を特定することは困難であ
った。これに対応しようとすると、知人宅の電話番号を
登録すれば良いが、データ量が大きくなって非常にコス
ト高となる。

【０００５】またコード番号入力方式では目的地を正確
に設定できるが、例えば知人宅のような不特定多数の目
的地を設定可能とする為には、不特定多数の目的地１つ
１つについて、コード番号化しなければならない。そし
て、データコードが入力されたとき、コード番号から地
点位置情報に変換するデータが必要となり、このデータ
化するための費用及びこのデータを収容する為に必要な
装置に係る費用を使用者が負担しなければならない。

【０００６】さらに住所入力方式では、地図検索機能を
使って、目的地周辺の地図（詳細地図）を呼び出し、こ
の詳細地図にて目的地の入力を行っている。しかし、呼
び出された地図の表示は上記の方式による地図同様に広
い範囲のものであって、表示される情報量は物理的な制
約によりかなり限定され、実用上、知人宅などの不特定
多数の地点、例えば目的地を設定することができないと
いう問題があった。本発明の目的は、簡単な構成により
不特定多数を含む地点を設定可能にしたナビゲーション
装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項１に記載された本発明は住所システムの街区
番号を地図上に表示可能にするための地図データを、地
形データ、文字データおよび街区番号データにより構成
し、該街区番号データを他のデータと区別して組込まれ
て格納された情報記憶手段と、地点を入力する入力手段
と、前記入力手段から入力される地点情報に基づいて前
記情報記憶手段から地図データを読出し、該入力地点の
周辺図に前記街区情報の入った地図画面を描画する描画
手段とを具備する構成にある。また請求項２に記載され
た発明は、請求項１に記載の発明において、地図データ
の街区番号データを街区番号および小字名から構成され
ている。また請求項３に記載された発明は、請求項２に
記載の発明において、街区番号が住所毎にグループによ
って区分けされている構成にある。また請求項４に記載
された発明は、上記請求項１に記載の発明において、入
力手段により入力される地点を小字名とした構成にあ
る。また請求項５に記載された発明は、上記請求項４に
記載の発明において、小字が指定された時、該当小字の
街区番号のみを表示するようにした構成にある。更に請
求項６に記載された発明は、住所システムの街区番号を
地図上に表示可能にするための地図データを、地形デー
タ、文字データおよび街区番号データにより構成し、該
街区番号データを他のデータと区別して組込まれて格納
された情報記憶手段と、地点を入力する第１の入力手段
と、前記第１の入力手段から入力される地点情報に基づ
いて前記情報記憶手段から地図データを読出し、地図デ
ータに基づいて入力地点周辺の地図を表示する第１の地
図画面を描画する第１の描画手段と、画面操作信号を入
力する第２の入力手段と、前記第２の入力手段からの画
面操作信号に基づいて前記情報記憶手段から地図データ
の街区番号データを読出し、該地図データに基づいて入
力地点周辺の街区情報を表示する第２の地図画面を描画
する第２の描画手段と、前記第１の画面と第２の画面の
遷移を制御する制御手段とを具備する構成にある。また
請求項７に記載された発明は、上記請求項１又は６の発
明において、街区番号データは行政区画により定められ
ていることを特徴とする構成にある。また請求項８に記
載された発明は、上記請求項１又は６の発明において、
街区番号データは他のデータと区別して表示される構成
にある。更に請求項９に記載された発明は、上記請求項
１又は６の発明において、地図データとして、街区形状
データを含み、該街区形状データが他のデータと区別し
て組込まれている構成にある。

【０００８】

【発明の作用および効果】請求項１の発明によると、街
区番号を他と区別して組込んだ地図データを用いること
により、現在地、目的地、通過点などの地点を入力手段
にて入力すると、描画手段は情報記憶手段から地図デー
タを読出して街区番号の入った地図画面の描画処理を行
って表示する。この画面から地点を入力すると地点設定
が行われる。ここで、通常の地図スケールで街区番号を
表示すると他の表示情報と混在状態（ビジー）になり見
にくい為、さらに拡大した地図が必要になる。しかし、
その為の地図データを別に持つことはデータ容量の面か
ら不利になるので、地形データを拡大して利用し、そこ
に他と区別して組込んだ街区情報を表示することによ
り、データ容量を減らすことができる。また請求項２の
発明によると、街区番号を表示する時、街区番号と小字
を同時に表示するので、この画面から表示されている街
区番号がどの小字のものか探し易くなる。また請求項３
の発明によると、街区番号が住所毎にグループによって
区分けされているので、該当する街区番号を住所指定に
より選択的に表示することができ、他の住所の街区番号
と混同することなく選ぶことができる。また請求項４の
発明によると、入力された小字周辺の街区番号を表示す
るため目的とする地点を確認し易くなる。また請求項５
の発明によると、指定された小字に属する街区番号のみ
を表示することにより地図が見易くなり、地点設定が容
易となる。また請求項６の発明によると、入力された地
点情報に基づいた入力地点周辺の地図を表示する地図画
面を第１の地図画面として、街区番号データが組込まれ
た構成とした街区により、さらに詳細な地点周辺の地図
を第２の地図画面として表示するので、知人宅等の地点
を詳細に知っていなくとも、該当地点の特定が容易とな
る。また請求項７の発明によると、街区番号データが行
政区画により定められていることにより、地点設定した
い地点の住所が分っている場合その住所から目的とする
地点を見つけ出すことができ、地点設定が容易になる。
また請求項８の発明によると、街区番号データを他のデ
ータと区別して表示することにより、最詳細図で使用さ
れる文字情報が増えても文字情報が見易くなる。また請
求項９の発明によると、街区形状データが他のデータと
区別して組込まれているため、小字の境界、街区の境界
等が表示され目的とする位置を確認し易くなる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明のナビゲーション装置のハードウエ
ア構成を示す。図２はナビゲーション装置のシステム構
成を示す。ナビゲーション装置は、ルート案内に関する
情報を入出力する入出力部１、自車両の現在位置に関す
る情報を検出する現在位置検出部２、ルートの算出に必
要なナビゲーション用データおよび誘導案内に必要な表
示案内データ等が記録されている情報記憶装置３、情報
センタや電子手帳などの情報源とのナビゲーションデー
タの送受信を行うデータ通信部４、ルート探索処理やル
ート案内に必要な表示案内処理を実行すると共に、シス
テム全体の制御を行う演算部５から構成されている。

【００１０】入出力部１は、目的地を入力したり、運転
者が必要な時に案内情報を音声および／または画面表示
したりできるように、ユーザの意志によりナビゲーショ
ン処理を演算部５に指示すると共に、処理後のデータや
データ通信のデータなどをプリント出力する機能を備え
ている。その機能を実現するための手段として、入力部
は目的地を住所、電話番号、座標などにて入力したり、
ルート案内をリクエストしたりするタッチスイッチ１
１、音声認識装置１２、ＩＣカードや磁気カードに記録
されたデータを読取るための記録カード読取り装置１３
からなり、また出力部は入力データを画面表示したり、
運転者のリクエストまたは自動的にルート案内を画面表
示するディスプレイ１４、演算部５で処理したデータや
情報記憶装置３に格納されたデータ、情報センタなどか
ら送られた通信データをプリント出力するプリンタ１５
およびルート案内を音声で出力するスピーカ１６からな
っている。ユーザが予め電子手帳、ＩＣカードなどの情
報蓄積メディア（データ記憶手段）に目的地情報を記憶
させておき、この情報を記録カード読取り装置１３によ
って読取って、目的地設定を行うことができる。

【００１１】ディスプレイ１４は、カラーＣＲＴやカラ
ー液晶表示器により構成されており、演算部５が処理す
る地図データや案内データに基づく目的地設定画面、区
間図画面、交差点図画面などナビゲーションに必要なす
べての画面をカラー表示出力すると共に、本画面にルー
ト案内の設定およびルート誘導中の案内や画面の切替え
操作を行うためのキーが表示される。目的地設定画面
は、少なくとも最詳細図として、街区番号および／また
は小字名が表記された地図を表示する画面を備えてい
る。特に、目的地設定画面に使用される街区番号や小字
名は、見易くするために色を替えてカラー表示される。

【００１２】このディスプレイ１４は、運転席近傍のイ
ンストルメントパネル内に設けられており、運転者は区
間図を見ることにより自車両の現在地を確認し、またこ
れからのルートについての情報を得ることができる。ま
た、ディスプレイ１４には機能キーの表示に対応してタ
ッチパネル１１が設けられており、キータッチにより入
力される信号に基づいて上記の操作が実行されるように
構成されている。このキーやタッチパネルなどから構成
される入力信号発生手段は入力部を構成するものである
が、ここではその詳細な説明を省略する。

【００１３】音声認識装置１２は入力信号発生手段を構
成するもので、例えばユーザがマイク１２ａを通じて音
声入力する座標情報を認識した後に、演算部５で処理す
るための信号を発生する。現在位置検出部２は、衛星航
法システム（ＧＰＳ）を利用したＧＰＳ受信装置２１、
ビーコン受信装置２２、例えばセラルフォーンやＦＭ多
重信号を利用したＧＰＳの補正信号を受信するデータ送
受信装置２３、例えば地磁気センサなどで構成される絶
対方位センサ２４、例えば車輪センサやステアリングセ
ンサなどで構成される相対方位センサ２５、車輪の回転
数から走行距離を検出する距離センサ２６、加速度セン
サ２７からなっている。

【００１４】情報記憶装置３は、ルート誘導に必要な地
図データ、表示案内データ、音声案内データ等のすべて
のデータが記録されたデータベースである。特に地図デ
ータは本発明を実施するために必要な街区番号データや
街区形状データが組込み可能に構成されており、これら
のデータは必要に応じて登録し、それを利用することが
できるようになっている。データ通信部４は、ルート案
内情報を大量に蓄積し、ユーザのリクエストによって提
供する外部の情報センタ、交通情報を提供する交通情報
センタ、各種施設の個別情報を提供する個別情報センタ
とのデータ送受信を行う。特に、本システムはルート案
内情報を使って地点座標を入力するための目的地設定機
能を備えている。ここで、データ送受信部はシステム仕
様によって各種の通信手段、例えば電波送信部、電波受
信部、有線通信受信部および光通信受信部などを備えて
いる。

【００１５】演算部５は、演算処理を実行するＣＰＵ５
０、ルート探索などの処理を行うためのプログラムやル
ート案内に必要な表示制御、音声案内に必要な音声出力
制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデータが
格納された第１ＲＯＭ５１、探索されたルート案内情報
や演算処理中のデータを一時的に格納するＲＡＭ５２、
ルート案内及び地図表示に必要な表示データが格納され
た第２ＲＯＭ５３、ディスプレイへの画面表示に使用す
る画像データが記憶された画像メモリ５４、ＣＰＵから
の表示制御信号に基づいて画像メモリから画像データを
取り出し、画像処理を施してディスプレイに出力する画
像プロセッサ５５、ＣＰＵからの音声出力制御信号に基
づいて情報記憶装置３から読出した音声、フレーズ、１
つにまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変
換してスピーカに出力する音声プロセッサ５６、通信に
よる入出力データのやり取りを行う通信インタフェース
５７および現在位置検出部のセンサ信号を取り込むため
のセンサ入力インタフェース５８、内部ダイアグ情報に
日付や時間を記入するための時計５９から構成されてい
る。ここで、ルート案内は運転者が画面表示、音声出力
のいずれでも選択できるように構成されている。

【００１６】本システムは、現在位置検出部からの各種
のセンサ信号、ＧＰＳデータに基づいて推測位置を算出
し、この推測位置と地図上の道路およびＧＰＳデータと
の相関により道路上の位置決定を行って、現在位置を求
める。ここで、地図に示される道路データとの相関が悪
いと、現在位置は地図に示される道路上に表示されな
い。また本システムは、現在地を目的地までの経路に照
らし、自車両の車線上の位置に対して予め定められた案
内点に接近しているか否かを判定する機能を備えてい
る。すなわち、前記機能により、案内ルート上の交差点
の手前所定距離、交差点通過判定後などの自動音声出力
や通過交差点名などの交差点情報表示出力のタイミング
が判定される。この判定結果に基づいて画像プロセッサ
および音声プロセッサに案内指令を行う。またリクエス
ト信号が入力されると、音声プロセッサに対して現在地
の音声案内を指令する。

【００１７】次に小字名および街区番号が表記された最
詳細図を用いた目的地設定について説明する。図３ない
し５は本発明の地点設定機能を実現するための、目的地
設定画面の構成例およびその画面による操作入力の画面
遷移を示す。図１４は本発明の実施例であるナビゲーシ
ョンシステムが適用する住所システムの基本構造を示す
もので、この住所システムは市区町村名、大字名、小字
名、街区番号および戸番号によって構成されている。本
実施例で用いる住所システムは、小字に対して番地を有
する構成になっているが、例外として大字に対して番地
を有していることがある。この場合には大字が指定され
た時大字に対する番地を表示する。

【００１８】メニュー画面から目的地設定を選択する
と、図３（１）および図４（１）に示す目的地設定メニ
ュー画面Ａがオープンする。この目的地設定メニュー画
面Ａには目的地入力方法として、例えば地名索引、自
宅、現在地周辺、電話番号、全国図などを選択するため
の機能キー６１が設けられている。例えば、目的地設定
メニュー画面Ａから“地名索引”を選択すると、図３
（２）に示す地名索引選択画面Ｂがオープンする。また
目的地設定メニュー画面Ａで電話番号キーを押すと図４
（２）に示す電話番号入力画面Ｃがオープンする。この
画面Ｃは電話番号を入力するためのテンキー６３、入力
された電話番号を表示する電話番号表示部６４を備えて
おり、目的地の電話番号を市外局番から入力する。

【００１９】図３（２）において、地名索引選択画面Ｂ
には地名を住所、駅、役所などのジャンル別に選択する
ための機能キー６２が設けられている。ここで、住所キ
ーを押すと図５（１）に示す住所入力画面Ｄがオープン
する。また電話番号入力画面Ｃから電話番号を入力する
と、入力した電話番号に対応した図５（２）に示す詳細
図画面Ｅがオープンする。住所入力画面Ｄは、地名検索
機能を使って検索した市区町村名を表示する住所表示部
６５と、スクロール表示によって大字名を表示する大字
表示部６６を備えており、カーソル６７を大字名に合わ
せて、該当する大字名をタッチすると当該大字名の周辺
地図が表示された詳細図画面Ｅがオープンする。

【００２０】図５（２）において、詳細図画面Ｅは前画
面で操作した内容が確認できるように、当該内容を表示
するための表示部が設けられている。住所入力のときは
選択した大字名、例えば“丸の内周辺”が表示され、ま
た電話入力のときは図４（２）の画面で入力した電話番
号が表示される。画面上にはセットキー６８、番地表示
キー６９、広域地図表示キー７０、住所をスクロール表
示させるためのスクロールキー７６、前画面に戻すため
の戻るキー７７の機能キーを備えており、地図中には地
点マーク７１を中心に同心円上かつ等間隔に配置された
８つのカーソル７２が表示される。このカーソル７２の
いずれかをタッチすることにより、地点マーク７１をタ
ッチしたカーソル方向に移動させることができる。

【００２１】詳細図画面Ｅにて目的地の地点を設定でき
るときは、地点マーク７１を目的地に位置させた後に、
セットキー６８を押すことにより地点が設定される。さ
らに詳細図画面Ｅでは、大字エリアの中でどこに目的地
があるのかが特定しにくいため、高い精度で目的地の地
点設定を行いたいときは最詳細図画面Ｆにて行う。この
場合は、詳細図画面Ｅの番地表示キー６９を押すと街区
が表示された最詳細図画面Ｆがオープンする。

【００２２】図５（３）において、最詳細図画面Ｆは小
字名、街区番号からなる街区情報が入った地図が表示さ
れるとともに、詳細図画面Ｅと同様に地点マーク７４と
カーソル７５が設けられ、カーソル７５を使って地点マ
ーク７４を移動させ、目的地に地点マークを合わせて、
セットキー７３を押すことにより街区番号による地点設
定が行われる。又、街区情報に街区形状も加え、最詳細
図で街区形状を表示すれば、目的地位置に更に確認し易
くなる。ここで、街区設定機能は、全国地図レベルで装
備する必要はなく、例えばユーザ・ニーズの高い特定エ
リアのみを装備するようにすればよい。

【００２３】上記の目的地設定画面を用いて、目的地の
地点を図１４に示す住所地とする入力操作を説明する。
まず図３に示す画面から地名索引→住所を選択すると、
地名検索の実行後に、住所入力画面がオープンし、住所
表示部に地名検索された“名古屋市中区”が表示され、
同時に大字表示部には中区にある大字名が表示される。
スクロール操作により該当する大字名“丸の内”を表示
し、アップダウンキーの操作でカーソルを“丸の内”に
合わせ、そのカーソルをタッチする。すると詳細図画面
Ｅがオープンし、丸の内エリアが表示される。この詳細
図画面では街区番号が表示されていないので、番地表示
キーを押して最詳細図画面Ｆをオープンさせる。最詳細
図画面には、丸の内エリアの中に丸の内一丁目（地図中
の表示は丸の内（一））と丸の内二丁目（地図中の表示
は丸の内（二））の小字および街区番号が表示される。
この画面上でカーソルを操作し、地点マークをブロック
“１０”に位置させてセットキーを押す。これにより街
区番号で目的地の地点設定が行われる。ルート案内時に
は、設定した目的地ブロックまで案内が行われ、そこか
ら街区内の“１６号”の付いた場所、例えば知人宅を訪
ねる。

【００２４】次に住所による目的地設定の他の実施例を
説明する。図６（１）は目的地設定を選択するための目
的地設定メニュー画面Ａ１を示す。目的地設定メニュー
画面Ａ１には目的地入力方法として、電話番号、住所、
施設名称、登録地点が選択できるようになっており、そ
のための機能キーが設けられている。施設名称は、例え
ば図示のようにゴルフ場と他の施設を選択するためのキ
ーが用意されている。また登録地点は、例えば図示のよ
うに自宅、メモリ地点、前回出発地などを選択するため
のキーが用意されている。これらのキーを押すとリスト
や設定内容が表示され、その画面に表示されるメッセー
ジに従って操作することにより、目的地の設定ができ
る。

【００２５】住所キーを押すと図６（２）に示す住所入
力画面がオープンする。住所入力画面は、図１４に示す
住所システムの構造に従って区分けされた住所名を頭か
ら順次指定できるように、複数の画面Ｄ１〜Ｄ４によっ
て構成されている。全ての住所入力画面は前画面で選択
した項目名を表示するための前指定住所表示部８０と、
前画面で指定した住所に続く住所リストを５０音順に並
べて表示するための住所表示部８１を備え、この住所表
示部８１に表示された住所を選択する住所キー８２、住
所表示部の住所リストを５０音順にスクロールさせるた
めのスクロールキー８３、表示されている住所データに
対して前または次の所定数の住所データをスキップ表示
させるための前キー８４と次キー８５、および前画面に
戻すための戻るキー８６が設けられている。尚、図６
（２）に示す住所入力の初期画面Ｄ１に於ける前指定住
所表示部８０には、メニュー画面Ａ１で選択した“住
所”が表示されている。

【００２６】初期画面上のスクロールキーの操作により
選択すべき住所名が表示されるまでスクロールさせ、表
示住所のマーカ部分をタッチすることにより、当該住所
に続く区名、市町村名を入力するための図７（１）に示
す住所入力画面がオープンする。同様に表示される住所
入力画面で住所を選択すると大字指定画面Ｄ３（図７
（２）参照）、小字指定画面Ｄ４（図８（１）参照）が
順次表示され、それぞれの画面で住所指定する。小字指
定画面Ｄ４で小字を選択すると、図８（２）に示す該当
小字名の周辺地図が表示された詳細図画面Ｅがオープン
する。なお、大字指定画面Ｄ３では、画面上に無い大字
“栄”を選択しているが、これはスクロールキーを押し
て画面表示をスクロールさせ、表示された大字“栄”を
選択したことを意味する。

【００２７】図８（２）において、詳細図画面Ｅはセッ
トキー６８、番地表示キー６９、小字指定画面Ｄ４に戻
るための戻るキーの機能キーを備えており、地図中には
地点マーク７１を中心に同心円上かつ等間隔に配置され
た８つのカーソル７２が表示される。このカーソルのい
ずれかをタッチすることにより、地点マークをタッチし
たカーソル方向に移動させることができる。詳細図画面
Ｅにて目的地の地点を設定できるときは、地点マークを
目的地に位置させた後に、セットキー６８を押すことに
より地点が設定される。さらに詳細図画面Ｅでは、小字
エリアの中でどこに目的地があるのかが特定しにくいた
め、高い精度で目的地の地点設定を行いたいときは最詳
細図画面Ｆにて行う。この場合は、詳細図画面Ｅの番地
表示キー６９を押すと、図９に示す街区が表示された最
詳細図画面Ｆがオープンする。

【００２８】図９において、最詳細図画面Ｆは街区番号
からなる街区情報が入った地図が表示されるとともに、
詳細図画面Ｅと同様に地点マーク７１とカーソル７２が
設けられ、カーソルを使って地点マークを移動させ、目
的地に地点マークを合わせて、セットキーを押すことに
より街区番号による地点設定が行われる。又、街区情報
に小字の境界、或は街区の境界等の街区形状も加え、最
詳細図で街区形状を表示すれば、目的地位置を更に確認
し易くなる。ここで、街区設定機能は、全国地図レベル
で装備する必要はなく、例えばユーザ・ニーズの高い特
定エリアのみを装備するようにすればよい。上記実施例
では、小字名選択後に小字付近の番地表示の無い地図を
表示し、番地表示を必要に応じて選択させるようになっ
ているが、図１０に示すように、図１０（１）の画面で
小字名を選択すると番地無しの小字付近の地図を表示せ
ず、図１０（２）のように直接番地有りの地図を表示す
るようにしてもよい。

【００２９】次に電話番号による目的地設定の他の実施
例を説明する。図１１（１）に示す目的地設定を選択す
るための目的地設定メニュー画面Ａ１で電話番号キーを
押すと図１１（２）に示す電話番号入力画面Ｃ１がオー
プンする。電話番号入力画面Ｃ１には、テンキー６３で
入力した電話番号を表示する電話番号表示部６４に、電
話番号の入力を促すメッセージが表示される。テンキー
６３で電話番号を入力すると図１２（１）に示すように
電話番号表示部６４に入力した電話番号が表示されると
ともに、検索が開始され、その結果が図１２（２）に示
すポップアップ画面Ｐに表示される。検索が成功すると
ポップアップ画面Ｐに電話番号に対応した地点名、例え
ば電話番号“０５２−９３５−６２６２”を持つ施設
“徳川美術館”が表示され、該当地点の周辺地図を表示
する旨のメッセージが表示される。続いて図１３（１）
に示す該当地点の詳細図画面Ｅがオープンし、検索地点
名として“徳川美術館”が表示部に表示される。詳細図
画面Ｅで番号表示キーを押すと図１３（２）に示す最詳
細図画面Ｆが表示される。これらいずれかの画面での地
点設定操作は前述した住所入力による場合と同様であ
る。上記実施例では住所、電話番号による地点設定を説
明したが、本発明は住所または電話番号に限定されるも
のでなく、その他の要件でも地点設定は可能である。

【００３０】次に地図データ構造について説明する。図
１５は街区番号を他と区別して組込むためのデータ構造
を示す。図１６は街区番号のデータ構造を示す。図１７
は電話番号のデータ構造を示す。データ構造は、図１５
に示すように大字エリアおよび小字エリアを表示するた
めに必要な詳細図の地形データ、詳細図の文字データお
よび街区を確認するために必要な街区番号データからな
っている。

【００３１】街区番号データは、図１６に示すように当
該エリアに属する番地の数に相当するグループによって
区分けされ、各グループは住所名所、住所コード、番地
データアドレス、番地データサイズによって定義されて
いる。番地データアドレスは同じ住所名所で異なる場所
の番地番号が定義されており、各番地番号毎の位置を東
経および北緯の座標によって定義されている。電話番号
データは、図１７に示すように市外・市内局番毎にクル
ープ化されており、各市外・市内局番毎にその代表地点
の東経・北緯、地図表示縮尺、登録電話番号アドレスサ
イズによって定義されている。市外・市内局番データと
して、登録電話番号が個別に収録されている。登録電話
番号は加入者番号、名称、地点東経、北緯、地図表示縮
尺、登録地点番号によって定義されている。

【００３２】図１８に位置データから住所データの検索
を示す。電話番号が入力された場合、入力された電話番
号が登録されている場合には登録されている地点の位置
データとして東経北緯座標、登録されていない場合には
その市外・市内局番エリアの代表地点の位置データとし
て同じく東経北緯座標、に対応する住所データファイル
を読みにいき、その住所データファイルに格納されてい
る住所の大字、小字、番地を検索する。このようにシス
テムを構成することにより、特に電話番号でなくても、
同様の処理により、例えばジャンル選択において○○ゴ
ルフ場を選択した場合に、そのゴルフ場の位置データ、
例えば東経北緯座標に対応する住所データを検索し、そ
の中に番地データがあれば表示することが可能となる。

【００３３】街区番号を大字名や目標物等と区別する方
法として、インデックスによる場合は、図１９に示すよ
うに詳細図の地形データと文字データおよび街区番号デ
ータのそれぞれのデータをアドレスで対応させ、このア
ドレスをインデックスとしてそれぞれのデータをアクセ
スする。また識別子による場合は、図２０に示すように
詳細図の地形データと文字データで構成し、この内の文
字データについては、識別子、文字、東経方向の座標と
北緯方向の座標によって構成されている。例えば、詳細
図で表示されている文字は最詳細図では表示せず、街区
のみを最詳細図で表示したり、また目標物等は詳細図と
最詳細図の両方に表示するようにしてもよい。さらにイ
ンデックスと識別子を混合させて用いる場合は、図２１
に示すように地形データと文字データをアドレスで対応
させ、このアドレスをインデックスとしてそれぞれのデ
ータをアクセスする。

【００３４】図２２は街区番号データと街区形状データ
を他と区別して組込むためのデータ構造を示す。図２３
は街区番号データと街区形状データをインデックスで区
別する組込みを示す。図２４は街区番号データと街区形
状データを識別子で区別する組込みを示す。図２２にお
いて、データ構造は大字エリアを表示するために必要な
詳細図の地形データ、文字データ及び街区を確認する為
に必要な小字の境界、或は街区の境界等を含む街区形状
データ、街区番号データからなっている。この街区番号
と街区形状を他と区別する方法として、インデックスに
よる場合は、図２３に示すように詳細図の地形データ、
街区形状データ、詳細図の文字データおよび街区番号デ
ータのそれぞれのデータをアドレスで対応させ、このア
ドレスをインデックスとしてそれぞれのデータをアクセ
スする。

【００３５】また識別子による場合は、図２４に示すよ
うに詳細図の地形データおよび街区形状データと、詳細
図の文字データおよび街区番号データで構成する。地形
データと街区形状データは、識別子、ノード数、東経と
北緯のそれぞれの方向の始点座標から終点座標で表し、
一方文字データと街区番号データは、識別子、文字、東
経と北緯のそれぞれの座標で表される。ここで、街区番
号と街区形状を他と区別して組込むためのデータ構造と
して、上記の他には図２１に示すようにインデックスと
識別子を混合させたデータ構造とすることもできる。こ
のようなデータ構造を採ることにより、インデックスの
場合は検索レスポンスが早くなり、また識別子の場合は
詳細図、最詳細図の両方に表示するデータがある時、イ
ンデックスタイプに比べて２重登録の必要がない為、デ
ータ量を減すことができる。また詳細図でしか表示しな
かったものを、データを変更することなく、処理ソフト
の変更によって最詳細図でも表示することが可能とな
る。

【００３６】次に住所入力方式による地点設定機能に於
ける表示処理について説明する。図２５は選択された住
所がある地図の表示処理の流れを示す。図２６は操作ボ
タン描画処理の流れを示す。図２７は該当住所の番地デ
ータの表示処理の流れを示す。図５（１）において、カ
ーソル６７を大字名に合わせてその部分をタッチする
と、選択された住所がある地図の表示処理ルーチンが起
動し、まず地図データを外部記憶装置３から読込み、こ
の地図データにより地形データ、文字データ、操作ボタ
ンのそれぞれ描画を順次処理して大字エリアの詳細図Ｅ
が画面表示される。操作ボタンの描画処理では、図２６
に示すように該当住所の番地データがあるか否かを判断
し、番地データがあるときは番地表示キーを含めた操作
ボタンを描画し、一方番地データが無いときは番地表示
キーを含めない操作ボタンを描画する。詳細図Ｅにて番
地表示キー６９を押すと、図２７に示す該当住所の番地
データの表示処理ルーチンが起動し、地図データを読込
み、この地図データにより地形データ、該当住所の番地
番号、操作ボタンのそれぞれ描画を順次処理して番号デ
ータが最詳細図Ｆに画面表示される。

【００３７】次に本実施例のナビゲーション装置の作用
を住所入力による目的地設定で説明する。図２８にナビ
ゲーション処理の流れを示す。目的地設定のメニュー画
面で住所入力を選択し、市区町村まで選択すると図２９
の番地表示判定フローの処理が開始される。番地表示判
定フローで目的地設定の終了後に、経路探索の為の条件
設定を行う。例えば目的地までの間に通過点を設定した
り、有料道路や高速道路を優先した経路、あるいは優先
しない経路などの条件を運転者がメニューの中で設定す
る。これらの設定が終了すると経路探索が行われ、設定
内容を満足させる経路が探索される。この探索結果が画
面表示され、経路確認後にスタートさせることにより経
路案内表示に従って目的地への誘導がスタートする。

【００３８】目的地設定における番地表示判定処理を図
２９により詳述すると、図７（１）の画面Ｄ２で市区町
村名が選択されると図７（２）の画面Ｄ３に大字住所リ
ストが表示される（Ｓ１００）。この画面Ｄ３で大字を
選択したか（Ｓ１０１）、その他のキーを入力したかを
判断する（Ｓ１０２）。その他のキーとしては、例えば
“戻るキー”や“スクロールキー”などがあり、キー入
力が行われたと判断されたときは、入力されたキーに応
じた処理を行う。また入力がないと判断されたときには
ステップ１０１に戻り、キー入力を待つ。

【００３９】大字名リストから希望の大字名を選択する
と該当大字に対して小字リストがあるか否かを判断し
（Ｓ１０３）、小字リストが無い場合には選択された住
所がある地図を表示する（Ｓ１０７）。小字リストが有
るときは図８（１）の画面Ｄ４に小字住所リストを表示
する（Ｓ１０４）。この画面Ｄ４で小字を選択したか
（Ｓ１０５）、その他のキーが入力されたかを判断する
（Ｓ１０６）。その他のキー入力があるときはステップ
１０２と同様の処理が行われる。詳細図画面Ｅにおいて
その他のキー、例えば“戻るキー”のキー入力が行われ
たと判断されたときは、入力されたキーに応じた処理を
行う。また入力がないと判断されたときにはステップ１
０５に戻り、キー入力を待つ。小字が選択されると選択
された住所がある地図の表示処理ルーチンを起動し、図
８（２）の詳細図画面Ｅに地図を表示する（Ｓ１０
７）。この画面上で番地表示キーが押されたか（Ｓ１０
８）、またはセットキーが押されたか（Ｓ１０９）、あ
るいはその他のキーが押されたか（Ｓ１１０）を判断す
る。

【００４０】まず番地表示が選択されたときは、該当住
所の番地データの表示処理ルーチンを起動し、図９の最
詳細図画面Ｆに番地入り地図を表示する（Ｓ１１１）。
この画面でセットキーが押されたか（Ｓ１１２）、その
他のキーが押されたか（Ｓ１１３）を判断する。セット
キーが入力されたときは画面上の地点マークの位置を目
的地として設定する（１１４）。次に詳細図画面Ｅ（Ｓ
１０９）でセットキーが入力されたときも同様に目的地
設定がなされる。詳細図画面Ｅにおいてその他のキー、
例えば“戻るキー”のキー入力が行われたと判断された
ときは、入力されたキーに応じた処理を行う。また入力
がないと判断されたときにはステップ１０８に戻り、キ
ー入力を待つ。

【００４１】本実施例では、文字情報の表示形態につい
て限定されるものではないが、最詳細図で使用される文
字情報が増えるので、その文字情報を見易くする為、街
区番号の色を他の色と区別して表示するようにしてもよ
い。また詳細図の文字と街区番号を異なる色で表示する
ようにしてもよい。また詳細図の文字データは表示せ
ず、街区番号データ中の街区番号と小字名を色を替えて
表示することにより、文字の重なりによる視認性の低下
を防ぐことができると共に、詳細図に表示された文字デ
ータと最詳細図に表示される文字データが同じ位置に同
時に表示されることによる混乱を避けることができる。
さらに文字情報として、文字の他に記号も文字情報とし
て表示してもよい。

【００４２】以上目的地の設定について詳述したが、目
的地に限定されるものでなく、現在地や通過点、経由地
点、登録地点についても同様に番地表示を行い、地点の
設定を行うことができる。すなわち、ナビゲーション装
置としてだけの利用に止まらず、地図の表示装置として
も本発明は有効利用できることは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係るナビゲーション装置のハードウ
エア構成を示す図である。

【図２】 本発明に係るナビゲーション装置のシステム
構成の一例を示す図である。

【図３】 目的地設定メニュー画面の一例を示す構成図
および地名検索で“住所”を選択したときの操作入力を
説明するための住所入力画面の構成図である。

【図４】 目的地設定メニュー画面から“電話番号”を
選択したときの操作入力を説明するための電話番号入力
画面の構成図である。

【図５】 詳細図画面と最詳細図画面の一例を示す構成
図および住所入力操作を説明するための図である。

【図６】 本発明の他の実施例を説明するための、目的
地設定メニュー画面の構成図および“住所”を選択した
ときの操作入力を説明するための住所入力画面の構成図
である。

【図７】 市区町村名および大字名を選択する住所入力
画面および画面遷移の説明図である。

【図８】 小字名を選択する住所入力画面、小字エリア
画面および画面遷移の説明図である。

【図９】 番地表示キーを押すことによりオープンする
番地表示有りの小字エリア画面の構成図である。

【図１０】 小字名選択後に番地表示有りの小字エリア
画面表示を行う画面遷移の説明図である。

【図１１】 電話番号による目的地設定に用いる画面お
よび画面遷移の説明図である。

【図１２】 電話番号入力と検索結果表示の画面遷移の
説明図である。

【図１３】 電話番号による詳細図と最詳細図の表示画
面および画面遷移の説明図である。

【図１４】 本発明の実施例であるナビゲーションシス
テムが適用する住所システムの基本構造の説明図であ
る。

【図１５】 街区番号を他と区別して組込むためのデー
タ構造の説明図である。

【図１６】 街区番号のデータ構造の一例を示す図であ
る。

【図１７】 電話番号のデータ構造の一例を示す図であ
る。

【図１８】 位置データから住所データへの説明図であ
る。

【図１９】 街区番号をインデックスで区別する組込み
を説明するための図である。

【図２０】 街区番号を識別子で区別する組込みを説明
するための図である。

【図２１】 街区番号をインデックスと識別子の混合に
よる組込みを説明するための図である。

【図２２】 街区番号と街区形状を他と区別して組込む
ためのデータ構造を説明するための図である。

【図２３】 街区番号と街区形状をインデックスで区別
する組込みを説明するための図である。

【図２４】 街区番号と街区形状を識別子で区別する組
込みを説明するための図である。

【図２５】 選択された住所がある地図の表示処理のフ
ローチャートである。

【図２６】 操作ボタンの描画処理のフローチャートで
ある。

【図２７】 該当住所の番地データ表示処理のフローチ
ャートである。

【図２８】 ナビゲーション装置のシステムフローであ
る。

【図２９】 番地表示の判定処理のフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１…入出力部、２…現在位置検出部、３…情報記憶装
置、４…データ通信部、５…演算部、Ａ…目的地設定メ
ニュー画面、Ｂ…地名索引選択画面、Ｃ…電話番号入力
画面、Ｄ…住所入力画面、Ｅ…詳細図（大字エリアまた
は小字エリア）、Ｆ…最詳細図（街区）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 良次 東京都千代田区外神田２丁目19番12号 株式会社エクォス・リサーチ内 (56)参考文献 特開 平７−44100（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−236145（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−94133（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−290474（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G01C 21/00 G08G 1/0969 G09B 29/10

Claims (9)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 住所システムの街区番号を地図上に表示
   可能にするための地図データを、地形データ、文字デー
   タおよび街区番号データにより構成し、該街区番号デー
   タを他のデータと区別して組込まれて格納された情報記
   憶手段と、 地点を入力する入力手段と、 前記入力手段から入力される地点情報に基づいて前記情
   報記憶手段から地図データを読出し、該入力地点の周辺
   図に前記街区情報の入った地図画面を描画する描画手段
   と、 を具備するナビゲーション装置。
2. 【請求項２】 前記街区番号データは街区番号および小
   字名から構成されていることを特徴とする請求項１記載
   のナビゲーション装置。
3. 【請求項３】 街区番号が住所毎にグループによって区
   分けされていることを特徴とする請求項２記載のナビゲ
   ーション装置。
4. 【請求項４】 前記入力手段により入力される地点が小
   字名であることを特徴とする請求項１記載のナビゲーシ
   ョン装置。
5. 【請求項５】 小字が指定された時、該当小字の街区番
   号のみを表示することを特徴とする請求項４記載のナビ
   ゲーション装置。
6. 【請求項６】 住所システムの街区番号を地図上に表示
   可能にするための地図データを、地形データ、文字デー
   タおよび街区番号データにより構成し、該街区番号デー
   タを他のデータと区別して組込まれて格納された情報記
   憶手段と、 地点を入力する第１の入力手段と、 前記第１の入力手段から入力される地点情報に基づいて
   前記情報記憶手段から地図データを読出し、地図データ
   に基づいて入力地点周辺の地図を表示する第１の地図画
   面を描画する第１の描画手段と、 画面操作信号を入力する第２の入力手段と、 前記第２の入力手段からの画面操作信号に基づいて前記
   情報記憶手段から地図データの街区番号データを読出
   し、該地図データに基づいて入力地点周辺の街区情報を
   表示する第２の地図画面を描画する第２の描画手段と、
   前記第１の画面と第２の画面の遷移を制御する制御手
   段と、 を具備するナビゲーション装置。
7. 【請求項７】 前記街区番号データは行政区画により定
   められていることを特徴とする請求項１又は６記載のナ
   ビゲーション装置。
8. 【請求項８】 前記街区番号データは他のデータと区別
   して表示されることを特徴とする請求項１又は６記載の
   ナビゲーション装置。
9. 【請求項９】 地図データとして、街区形状データを含
   み、該街区形状データが他のデータと区別して組込まれ
   ていることを特徴とする請求項１又は６記載のナビゲー
   ション装置。