JP3059119U - 組立式マンホールの底部構造及び組立式マンホール用可撓継手 - Google Patents
組立式マンホールの底部構造及び組立式マンホール用可撓継手Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 管の取付方向を任意にできると共に、マンホ
ールの底部における水の滞留をなくして排水性をよく
し、かつ、インバート付き底版を標準化して安価な組立
式マンホールの底部構造を提供する。 【解決手段】 インバート付き底版1のインバート形成
面の中心に有底穴12を設け、この有底穴12に通じる
一個の溝6をインバート形成面に設ける。これにより、
有底孔12に向けて管の取付方向に合わせて、溝6を追
加加工し、有底孔12を介してすべての溝6が通じる溝
を形成できるので、管の任意の取付方向に対応させるこ
とができると共に、水は常に有底穴12を経由して溝6
を流れることから、マンホールの底部における水の滞留
をなくして排水性をよくすることができる。そして、有
底孔12と一個の溝6を有するインバート付き底版とし
て標準化できるので、安価な組立式マンホールにするこ
とができる。
ールの底部における水の滞留をなくして排水性をよく
し、かつ、インバート付き底版を標準化して安価な組立
式マンホールの底部構造を提供する。 【解決手段】 インバート付き底版1のインバート形成
面の中心に有底穴12を設け、この有底穴12に通じる
一個の溝6をインバート形成面に設ける。これにより、
有底孔12に向けて管の取付方向に合わせて、溝6を追
加加工し、有底孔12を介してすべての溝6が通じる溝
を形成できるので、管の任意の取付方向に対応させるこ
とができると共に、水は常に有底穴12を経由して溝6
を流れることから、マンホールの底部における水の滞留
をなくして排水性をよくすることができる。そして、有
底孔12と一個の溝6を有するインバート付き底版とし
て標準化できるので、安価な組立式マンホールにするこ
とができる。
Description
【0001】
本考案は、組立式マンホールの底部構造及び組立式マンホール用可撓継手に関 する。
【0002】
組立式マンホールは図10に示すように、インバート付き底版1、管取付け壁 2、直壁3および斜管4を積み重ねてできている。そして、管取付け壁2には、 管5が取り付けられる。また、組立式マンホールは、図10に示すように地中に 埋設される。したがって、地盤の沈下などにより、管5と管取付け壁2との間の 取付け部に曲げが生じる場合がある。この曲げに対処するために、可撓継手(図 示せず)が用いられている。また、組立式マンホールが設置される立地条件によ り、管取付け壁2に取り付けられる管5の取付け方向が一定ではない。したがっ て、予め管5の取付け方向を現地で測定し、その方向に合うように、管取付け壁 2に、管取付け用の孔があけられる。また、衛生面において、下水道などの組立 式マンホールにあっては、汚い水が組立式マンホールの外に漏洩して、地中に浸 透しないようにしなければならない。さらに、汚水が組立式マンホール内に溜ま らないようにしなければならない。
【0003】 このように、組立式マンホールの底部において、可撓継手は、シール性と地盤 沈下などによる可撓性が要求され、また組立式マンホール内で水路を形成するイ ンバートは、管5のあらゆる取付け方向に対処できる構造および加工性や組付性 が要求され、また衛生面から組立式マンホール底部に汚水などが溜まらないよう にしなければならないことから、排水性が要求される。
【0004】 従来例として、特許第2641181号に開示されたものがある。その概略を 図11に示して説明すると、半円弧状に窪んだ水路であるインバート6を形成し た固定インバートブロック7を底版8に一体に設け、管5が取付けられる管取付 け壁2にあけた孔にインバート6を合わせて、固定インバートブロック7(底版 8)を位置決めし、次に現場で測定してきた管5′の取付方向に合わせて、管取 付け壁2にあけた孔に合わせて、可動インバートブロック9を、管取付け壁2内 で位置決めする。次に、固定インバートブロック7と可動インバートブロック9 との間の隙間を埋めるように、底版8の上にコンクリートを充填し、管取付け壁 2に、固定インバートブロック7と底版8および可動インバートブロック9を固 定する。そして、コンクリートを充填する時に、両方のインバート6を繋いで水 路として機能するように、コンクリートで繋ぎの水路を形成するようにしている 。
【0005】 また、他の従来例として、特開平9−189070号公報に開示されたものが ある。その概略を図12及び図13に示して説明すると、底版8の上に円錐状の インバート6を形成し、管取付け壁2の内周面とインバート6の外周面との間に 隙間を設け、この隙間を水路としたものである。これにより、図13に示すよう に、管5のあらゆる任意の取付方向に合わせて、管取付け壁2に管5を取り付け るための孔をあけ、矢印の方向に水を流す水路を形成することができるようにし ている。
【0006】 さらに他の従来例として、実開平6−60643号公報に開示されたものがあ る。その概略を図14に示して説明すると、管取付け壁2に一体に成形した底部 に、底面インバート6a 〜6d を形成し、この底面インバート6a 〜6d に繋が るように、流入管部インバート6e 〜6g を、工場で成形加工する。そして、流 入管部インバート6e 〜6g を末広がりにして、インバートの幅を流入管の外径 よりも大きくし、多少の位置ずれがあっても、接続が可能なようにしている。
【0007】
上記従来例において、まず図11に示すものにあっては、管の任意の取付方向 に対応できる点では問題はないものの、固定インバートブロック7と可動インバ ートブロック9との間の隙間にコンクリートを充填し、かつ、両方のインバート 6,6が繋がるように、コンクリートで繋ぎの水路を形成しなければならないの で、以下のような問題がある。
【0008】 すなわち、両方のインバート6,6の間隙にコンクリートを充填するので、コ ンクリートが固化するまでに長時間かかり、作業能率が悪い。また、人間が入れ る程度の大きさの組立式マンホールであれば、コンクリートの充填作業は比較的 容易に行なうことができるが、例えば管取付け壁の内径が400mmというように 、片手しか入らないような小さな組立式マンホールでは、手元を見ながらコンク リートの充填作業をすることができないので、作業が困難である。
【0009】 次に、図12に示す従来例では、管を任意の方向に取り付けられる点では問題 はないのものの、図13に示すように管を取り付けた場合に、水の流れは矢印の ように流れる。したがって、組立式マンホールの底部に流入してきた汚水には、 矢印で示す流れに乗らない停滞してしまう淀み部(イ)ができ、ここに汚水が溜 まって衛生上好ましくない。
【0010】 次に、図14に示す従来例にあっては、作業性および衛生上では問題はないの ものの、管の取付け方向が三方向に決められているので、インバート付き底版( この従来例では、管取付け壁)を標準化することができない。また、管の取付け 方向は、立地条件や現場の状況によって特定することができない。したがって、 その現場に合わせてその都度インバート付き底版を作らなければならず、それに は長期間かかって、非能率的であり、またその都度成形するので、成形するため の装置および労力が必要になって、高価になってしまう。
【0011】 このため本考案は、管の取付方向を任意に設定できると共に、組立式マンホー ルの底部における水の滞留をなくして排水性をよくし、かつ、インバート付き底 版を標準化して安価なものにし、さらに、可撓継手の可撓性とシール性を向上し 、水の漏洩を無くした組立式マンホールの底部構造及び組立式マンホール用可撓 継手を提供するものである。
【0012】
上記課題を解決するための、請求項1記載の考案の組立式マンホールの底部構 造は、円柱状のインバート付き底版を組立式マンホールの管取付け壁の下端に設 け、該管取付け壁に可撓継手を介して管を取り付けた組立式マンホールの底部構 造において、前記インバート付き底版のインバート形成面の中心に有底穴を設け 、該有底穴に通じる一個の溝を前記インバート形成面に設けたことを特徴とする 。
【0013】 次に、請求項2記載の考案の組立式マンホールの底部構造は、有底穴に通じる 溝を半円弧状にし、該溝幅を有底穴の内径よりも小さくし、該溝の開口縁をイン バート形成面外周側の開口縁から有底穴の開口縁にかけて、有底穴の外周の接線 方向に形成したことを特徴とする。
【0014】 請求項3記載の考案の組立式マンホールの底部構造は、インバート付き底版を 管取付け壁の下端に一体に成形したことを特徴とする。
【0015】 請求項4記載の考案は、組立式マンホール用可撓継手において、可撓継手の内 周面に、拡張バンドを装着するための拡張バンド溝を設け、可撓継手の肉厚を拡 張バンド溝の部分を薄くしたことを特徴とする。
【0016】 請求項5記載の考案の組立式マンホール用可撓継手は、可撓継手に管取付け壁 の外周面に密着するフランジ部を設け、可撓継手の内面において、可撓継手の付 け根部を結ぶ線に近接させて拡張バンド溝を設けたことを特徴とする。
【0017】 本考案は上記構成により、請求項1の組立式マンホールの底部構造は、インバ ート付き底版のインバート形成面の中心に有底穴を設け、この有底穴に通じる一 個の溝をインバート形成面に設けた構成のインバート付き底版にしたので、管の 取付方向に合わせて、有底孔に向けて溝を加工することにより、有底孔を介して すべての溝が通じる溝を形成することができ、かつ、有底孔と一個の溝を有する インバート付き底版として、標準化することができる。
【0018】 次に、請求項2では、有底穴に通じる溝を半円弧状にし、該溝幅を有底穴の内 径よりも小さくし、溝の開口縁をインバート形成面外周側の開口縁から有底穴の 開口縁にかけて、有底穴の外周の接線方向に形成することにより、各溝からの合 流点である有底孔の部分での、流通容積を大きくし、円滑に水を流すことができ る。
【0019】 請求項3においては、インバート付き底版を管取付け壁の下端に一体に成形す ることにより、現場での組付作業を容易にすることができる。
【0020】 請求項4においては、組立式マンホール用可撓継手の内周面に、拡張バンドを 装着するための拡張バンド溝を設け、可撓継手の肉厚を拡張バンド溝の部分で薄 くしたので、拡張バンドによる面圧を高めることができる。
【0021】 請求項5において、可撓継手に管取付け壁の外周面に密着するフランジ部を設 け、可撓継手の内面において、可撓継手の付け根部を結ぶ線に近接させて拡張バ ンド溝を設けることにより、可撓継手の付け根部の肉厚を薄くして、曲がりやす くすると共に、シール効果を高めることができる。
【0022】
以下、本考案の実施の形態について説明する。図1において、円盤状の底版8 に同心円の円柱10を一体に形成し、図2に示すように、円柱10の中心に有底 穴12を形成し、図3に示すように、この有底穴10に通じるように、一個の溝 (インバート)6を設ける。この底版8、円柱10、有底穴12および溝6は、 工場で一体成形される。また、図2に示すように、有底穴12の内径は、インバ ート形成面11の縁における溝6の幅W1 よりも大きくなっており、溝6の開口 部の縁Sは、有底穴12の接線方向に形成されている。
【0023】 図4は可撓継手Jの横断面を示す図であり、図5に示すように、管取付け壁2 にあけた孔20に、管取付け壁差込み部14を差込んだ状態で、管取付け壁2の 外周面に密着するフランジ13が形成されている。このように、可撓継手Jが孔 20に差込まれた状態で、図1に示す円柱10の外周面に密着するように、円柱 接合面19が形成されている。15は拡張バンド溝であり、図5に示すように、 拡張バンド溝15の端縁15′が、フランジ13の付け根部(ロ)を結ぶ線に近 接して設けられている。また、幅W2 の拡張バンド溝15を設けることにより、 この部分の肉厚T1 を薄くしている。管5は、現場で可撓継手Jの管差込み部1 7から管端受け部16まで差込まれ、締結バンド18(図4参照)にて固定され る。
【0024】 図1から図3に示すように、インバート形成面11に溝(インバート)6を形 成した円柱10を、底版8に一体に成形したインバート付き底版のインバート形 成面11の中心に有底穴12を設け、この有底穴12に通じる溝6を一個インバ ート形成面11に設けたので、図6から図9に示すように、有底孔12に向けて 管5の取付方向に合わせて、追加する溝6を加工することにより、有底孔12を 介してすべての溝6が通じる溝6を形成することができる。
【0025】 すなわち、図6の場合には、図2に示す最初から設けられている溝6a に合わ せて、管取付け壁2にあけられた孔20(図5)に差込まれた可撓継手Jの管差 込み部17a と、現場で測定した管の取付方向に合わせて溝6b を追加加工し、 この溝6b に合わせて、管取付け壁2にあけられた孔20(図5)に差込まれた 可撓継手Jの管差込み部17b を直線状にしたものである。
【0026】 図7は、図2に示す最初から設けられている溝6a に合わせて、管取付け壁2 にあけられた孔20(図5)に差込まれた可撓継手Jの管差込み部17a に対し て、現場で測定した管の取付方向に合わせて溝6b を追加加工し、この溝6b に 合わせて、管取付け壁2にあけたれた孔20(図5)に差込まれた可撓継手Jの 管差込み部17b を、角度がα1 (ここでは90度)になるようにしたものであ る。
【0027】 同様に、図8は、管差込み部17a に対して管差込み部17b を角度α2 (こ こでは135度)になるようにしたものである。
【0028】 さらに図9は、現場で測定した管の取付方向に合わせて溝6b 、6c を追加加 工し、この溝6b 、6c に合わせて、管差込み部17a に対して管差込み部17 b 、17c の角度をα3 、α4 、α5 、(ここでは、全て120度)になるよう にしたものである。
【0029】 上記角度α1 からα5 は、現場で測定した管の取付方向に合わせて任意の角度 にすることができると共に、管取付け壁2の強度が許される範囲において、複数 の孔20をあけ、複数の管5を取り付けることができる。また、最初に形成され ている溝6a を基準として、測定した管の取付方向に合わせて、有底穴12に通 じるように溝6n を追加加工すればよいことから、有底穴12と一個の溝6a を 有するインバート付き底版として、標準化することができる。
【0030】 また、図1に示すように、有底穴12に通じる溝6を半円弧状にし、この溝6 のインバート形成面11の外周側の半径を有底穴12の半径よりも小さくした幅 W1 にし(すなわち、溝6の幅を有底穴12の内径より小さくし)、図2に示す ように、溝6の開口縁Sをインバート形成面11の外周側の開口縁から有底穴1 2の開口縁にかけて、有底穴12の外周の接線方向に形成することにより、図6 から図9に示した各溝6n からの合流点である有底穴12の部分での、流通容積 を大きくし、円滑に水を流すことができる。また、図6から図9に示すように、 現場で測定してきた管5の取付方向に合わせて溝6n を追加加工し、底版8を管 取付け壁2に工場で一体にし、可撓継手Jを装着しても、管取付け壁2の外側に は、可撓継手Jの管差込み部17が突出するだけであるので、現地への運搬が可 能であり、現場での組付作業を容易にすることができる。
【0031】 さらに、図5に示すように可撓継手Jの内周面に、拡張バンドを装着するため の拡張バンド溝15を設け、可撓継手Jの拡張バンド溝15を形成した部分の肉 厚T1 を薄くしたので、拡張バンドによるその部分の拡張変形が容易になると共 に、拡張バンド溝15の外縁を、管取付け壁2の外周のほぼ延長上に位置させ、 かつ肉厚T1 の幅W2 はせまく形成するので、拡張バンドによって広げる単位面 積当たり拡張力を大きくすることができ、拡張バンドによる面圧を高めることが できる。
【0032】 また、図4および図5に示すように、可撓継手Jに管取付け壁2の外周面に密 着するフランジ13を設け、可撓継手Jの内面において、可撓継手Jの付け根部 (ロ)を結ぶ線に拡張バンド溝15の側面15′を近接させることにより、可撓 継手Jの付け根部(ニ)の肉厚(図5の水平方向の肉厚)を薄くして、曲がりや すくすると共に、シール効果を高めることができる。
【0033】 これについてさらに詳しく説明すると、図4において管5は、締結バンド18 の装着部分で、管差込み部17の内面に固定されている。したがって、地盤の沈 下などによって、管5に曲げの力が働いた時には、図4における点C2 (締結バ ンド18を通る垂直線と管5の中心線の交点)を中心に、可撓継手Jが曲げられ ることになる。すなわち、図5において、肉厚の薄い付け根部(ニ)が湾曲して 、管差込み部17が17a 、17b に示すように曲がりやすくなる。
【0034】 また、図5に示すように、付け根部(ロ)では、孔20とフランジ13とが、 鋭角に密着しており、かつ、拡張バンドでこの部分を強く圧着しているので、管 取付け壁差込み部14の外周面と孔20の内周面との隙間から漏洩してきた水は 、孔20の内面に強く圧着されている幅W2 の部分でシールされ、さらに付け根 部(ロ)の鋭角の部分でシールすることができる。
【0035】
【考案の効果】 以上詳述したように、請求項1記載の本考案によれば、インバート付き底版の インバート形成面の中心に有底穴を設け、この有底穴に通じる一個の溝をインバ ート形成面に設けたインバート付き底版としたので、有底孔に向けて管の取付方 向に合わせて溝を追加加工し、有底孔を介してすべての溝が通じる溝を形成する ことができる。これにより、管の任意の取付方向に対応させることができると共 に、水は常に有底穴を経由して溝を流れることから、組立式マンホールの底部に おける水の滞留をなくして排水性をよくすることができる。そして、有底孔と一 個の溝を有するインバート付き底版として、標準化することができるので、安価 な組立式マンホールにすることができる。
【0036】 次に、請求項2記載の本考案によれば、有底穴に通じる溝を半円弧状にし、こ の溝幅を有底穴の内径よりも小さくし、溝の開口縁をインバート形成面外周側の 開口縁から有底穴の開口縁にかけて、有底穴の外周の接線方向に形成することに より、各溝からの合流点である有底孔の部分での、流通容積を大きくし、円滑に 水を流すことができるので、排水性をよくすることができる。
【0037】 請求項3記載の本考案によれば、インバート付き底版を管取付け壁の下端に一 体に成形し、現場での組付作業を容易にしたので、作業能率を向上し、安価な組 立式マンホールにすることができる。
【0038】 請求項4記載の本考案によれば、組立式マンホールに取り付ける管の可撓継手 Jの内周面に、拡張バンドを装着するための拡張バンド溝を設けたので、可撓継 手Jの肉厚を拡張バンド溝の部分が薄くなり、拡張バンドによる面圧を高められ るため、可撓継手Jの可撓性とシール性を向上し、水の漏洩を無くすことができ る。
【0039】 請求項5記載の本考案によれば、可撓継手Jに管取付け壁の外周面に密着する フランジ部を設け、可撓継手Jの内面において、可撓継手Jの付け根部を結ぶ線 に近接させて拡張バンド溝を設けたので、可撓継手Jの付け根部の肉厚が薄くな るため、曲がりやすくすると共に、シール効果を高めるようにしたので、可撓継 手Jの可撓性とシール性を向上し、水の漏洩を無くすことができる。
【図1】本考案の一実施の形態であるインバート付き底
版の正面図である。
版の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のAーA線における縦断面図である。
【図4】本考案の一実施の形態である可撓継手Jの横断
面図である。
面図である。
【図5】図4における要部を拡大して示した図である。
【図6】図1におけるインバート付き底版の使用態様を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図7】図1におけるインバート付き底版の他の使用態
様を示す平面図である。
様を示す平面図である。
【図8】図1におけるインバート付き底版の他の使用態
様を示す平面図である。
様を示す平面図である。
【図9】図1におけるインバート付き底版の他の使用態
様を示す平面図である。
様を示す平面図である。
【図10】組立式マンホールの全体を示す説明用図であ
る。
る。
【図11】従来例の平面図である。
【図12】他の従来例の縦断面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】他の従来例の平面図である。
1 インバート付き底版 2 管取付け壁 3 直壁 4 斜壁 5 管 6 インバート(溝) 8 底版 11 インバート形成面 12 有底穴 13 フランジ 14 管取付け壁差込み部 15 拡張バンド溝 16 管端受け部 17 管差込み部 18 締結バンド 19 円柱接合面 20 孔 J 可撓継手
Claims (5)
- 【請求項1】 円柱状のインバート付き底版を組立式マ
ンホールの管取付け壁の下端に設け、該管取付け壁に可
撓継手を介して管を取り付けた組立式マンホールの底部
構造において、前記インバート付き底版のインバート形
成面の中心に有底穴を設け、該有底穴に通じる一個の溝
を前記インバート形成面に設けたことを特徴とする組立
式マンホールの底部構造。 - 【請求項2】 有底穴に通じる溝を半円弧状にし、該溝
幅を有底穴の内径よりも小さくし、該溝の開口縁をイン
バート形成面外周側の開口縁から有底穴の開口縁にかけ
て、有底穴の外周の接線方向に形成したことを特徴とす
る請求項1に記載の組立式マンホールの底部構造。 - 【請求項3】 インバート付き底版を管取付け壁の下端
に一体に成形したことを特徴とする請求項1または2に
それぞれ記載の組立式マンホールの底部構造。 - 【請求項4】 可撓継手の内周面に、拡張バンドを装着
するための拡張バンド溝を設け、可撓継手の肉厚を拡張
バンド溝の部分を薄くしたことを特徴とする組立式マン
ホール用可撓継手。 - 【請求項5】 可撓継手に管取付け壁の外周面に密着す
るフランジ部を設け、可撓継手の内面において、可撓継
手の付け根部を結ぶ線に近接させて拡張バンド溝を設け
たことを特徴とする請求項4に記載の組立式マンホール
用可撓継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009040U JP3059119U (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 組立式マンホールの底部構造及び組立式マンホール用可撓継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009040U JP3059119U (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 組立式マンホールの底部構造及び組立式マンホール用可撓継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3059119U true JP3059119U (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=43192997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998009040U Expired - Lifetime JP3059119U (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 組立式マンホールの底部構造及び組立式マンホール用可撓継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059119U (ja) |
-
1998
- 1998-11-16 JP JP1998009040U patent/JP3059119U/ja not_active Expired - Lifetime
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