JP3058927U - 履帯用パッド - Google Patents

履帯用パッド

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JP3058927U
JP3058927U JP1998009835U JP983598U JP3058927U JP 3058927 U JP3058927 U JP 3058927U JP 1998009835 U JP1998009835 U JP 1998009835U JP 983598 U JP983598 U JP 983598U JP 3058927 U JP3058927 U JP 3058927U
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JP1998009835U
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Inventor
達雄 鈴木
Original Assignee
株式会社鈴機商事
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性部材のコーナー部の破損を出来るだけ無
くすようにする。 【解決手段】 履板の踏面に沿う形状に形成された補強
部材と、補強部材上に固着し踏面を形成した弾性部材
と、履板への取付手段とよりなる履帯用パッドの、取付
手段のうち、着脱フック部材に弾性部材の長手方向端部
側の基部を保護するプロテクターを一体的に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、無限軌道車両に用いられる履帯用パッドの構造に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来の履帯用パッドの構造は、履板の踏面に合わせた補強部材と、補強部材上 の弾性部材とで構成されているのが大半である。 この履帯用パッドSは、図7に示すように、弾性部材50の底面全面に補強部 材52を設けるタイプであって、補強部材52は、履板の中央ラグを有する踏面 に密接する断面が略W型で2つの谷底部を有する形状となっている。弾性部材5 0は補強部材52に覆われた部分を除いて、補強部材52より露出した弾性部材 は、端部の傾斜面部54と、側部の傾斜面部56と略平面の踏面部55とで形成 されている。(例えば、実開平7−37873号公報参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この補強部材が履板の踏面に沿う形状に形成した履帯用パッドSは、 土木作業現場で使用した場合、どうしても、端部側の露出した弾性部材が縁石等 に当たり易く、又、弾性部材の端部は、リンクへの取付ボルト等があるので、弾 性材量が他の部分より少ないため、十分な弾性力が得られず、荷重に対し、他よ り両端部近辺のコーナー部が細かく欠落してしまうという欠点があった。
【0004】 しかも、欠けた部分に泥、砂利等が食い込むと、更に、次から次へと欠け、全 体的に及ぼしてしまい、弾性部材を脆くすると共に表面がでこぼこで、見栄えが 悪く、車両の走行性能に影響を与えるという問題があった。
【0005】 そこで、出願人は、前にその解決策として、実願平9−11201号を出願し た。 その構造の履帯パッドは、履板の踏面に沿う形状に形成した補強部材と、補強 部材上に固着し踏面を形成した弾性部材と、補強部材の両端側で、履板に取り付 けるためのボルト又はフックの取付手段とよりなる履帯用パッドにおいて、弾性 部材の長手方向の両端近辺に、弾性部材の基部を保護するプロテクターを設けた 。
【0006】 この履帯用パッドは、路面に当たり易い弾性部材のコーナー部に、プロテクタ ーを設けたので、弾性部材のコーナー部への路面側からの外力を極力抑え、弾性 部材のコーナー部の欠落を抑える。
【0007】 しかし、この履帯用パッドは、フックを介して履帯に固定するものであるが、 いずれもプロテクターを補強部材側に溶接にて固定したものである。
【0008】 履帯用パッドによっては、履帯用パッドを、履帯の両側から引っ掛けるタイプ があり、一端を補強部材に固定した固定フック部材と、他端を補強部材に着脱可 能な着脱フック部材とを用いている。
【0009】 本考案はこれらの履帯用パッドに設けたプロテクターの利点を生かし、更に改 良を加えたものであり、その目的とするところは、弾性部材のコーナー部の欠落 をより無くす履帯用パッドを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における履帯用パッドは、履板の踏面に沿 う形状に形成された補強部材と、補強部材上に固着し踏面を形成した弾性部材と 、弾性部材の両端側で、履板に取り付けるための取付手段とよりなる履帯用パッ ドにおいて、取付手段のうち着脱可能な着脱フック部材に、弾性部材の長手方向 端部側の基部を保護するプロテクターを一体的に設けた。
【0011】 弾性部材の長手方向端部の基部を傾斜させるとともに、着脱フック部材に、そ の傾斜面と同面に傾斜させ、弾性部材の基部を保護するプロテクターを設けた。
【0012】 本考案の着脱可能なフックの取付手段は、履板の1端側だけでもよく、又、両 端であってもよい。 1端側だけとは、履板の両端に引っ掛けるタイプの履帯用パッドの取付手段であ って、1端は着脱可能な着脱フック部材の取付手段を有し、他端は固定フック部 材で有るもの。又、1端は履板の1端に引っかけ、他端は履板の貫通孔に挿入す るボルトにて取り付ける混合タイプの取付手段である。 本考案は、これらのいずれのタイプであっても、その中に含まれる着脱可能な着 脱フック部材の取付手段についての構造である。
【0013】 プロテクターのフックに一体的とは、プロテクターが着脱フック部材と一体、 又は着脱フック部材とは別体で溶接等で固定したものである。
【0014】 脱着可能なフック手段の取り付け時に、プロテクターが弾性部材の基部に押圧 しながら取り付けられる。
【0015】 弾性部材のコーナー部の基部に、泥、砂利等の外力が加わった場合、プロテク ターで弾性部材の基部を保護する。
【0016】 弾性部材のコーナー部が内方に向け傾斜しているので、コーナー部の局部的に 大きな面圧がかかることは少なく、応力分散効果を生じる。
【0017】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して以下に説明する。本考 案の第1実施例を図1乃至図3を用いて説明する。 本考案の履帯用パッドAは、補強部材の両端に履板の側部に引っ掛けるフック 部材を設け、履板に装着するタイプである。 フック部材は、一端は補強部材に固定(図示せず)し、他端は着脱可能である 。 1は中央ラグを有する履板の踏面に沿う形状の略W型断面で形成した補強部材 である。 2は、下部が補強部材1の上面に合致する形状を有し、上面は踏面を形成した 弾性部材であるゴムパッドで、補強部材1から露出した長手方向の端部の傾斜面 2bと、側面の傾斜面2cと、踏面を形成する上面2aとで形成されている。2 eはゴムパッド2の補強部材1から露出した基部である。 3は補強部材の端部に溶接し、2本のボルト挿通孔3f、3fと、中央ラグ用 切り欠き3dとを形成した台座である。
【0018】 5は着脱可能の着脱フック部材で、台座3への取付面5eと履板の端部に引っ 掛ける断面コの字状のフック部5cを一体に形成し、更に、取付面5eの上部に 、本考案の特徴であるプロテクター5aを一体に形成する。プロテクター5aは 弾性部材2の長手方向端部の傾斜面部2bと同面に傾斜し、弾性部材2の傾斜面 部2bの基部2eを覆っている。そして更に,プロテクター5aは、弾性部材2 の側面2c側に跨がり側端部5bを形成する。尚、図中、5dは履板の中央ラグ 用の係合孔、5f、5fはボルト挿通孔、6は取付ボルトである。
【0019】 本考案の着脱フック部材5を取付ボルト6を介して履帯用パッドに取り付けた 状態を図2、図3に示す。 着脱フック部材5の取付け時に、弾性部材の傾斜面2bの基部2eをプロテク ター5aが取付ボルト6の締め付けで押圧するので、基部2eは固く防護される 。 しかも、プロテクター5aは、弾性部材の基部2eを覆っているが、建機の走 行時に踏面に干渉せず、走行の邪魔にならない。 そして、建機の作業中の回転時に、履帯用パッドが反転し、捻じれが生じ局所 に過大な荷重がかかっても、弾性部材の基部はプロテクターで覆われているので 、剛性を有し、欠落を生じない。 又プロテクター5aは、弾性部材の側部に跨って側端部5bを形成しているの で、弾性部材2の端部の傾斜面と側面とで形成する稜線部が覆われ、稜線部から 欠落するのを防止する。
【0020】 図4、図5の履帯用パッドBは第2実施例で、本考案の弾性部材にプロテクタ ーを取り付けたとき、プロテクターと弾性部材が同一面となるように、弾性部材 2のプロテクター5a位置にプロテクター5aの厚み分の凹部2gを形成する。 着脱フック部材を履帯用パッドに取り付けると、図5の如く弾性部材とプロテ クターが同一面となる。その他は第1実施例と同じである。
【0021】 図6の履帯用パッドCは第3実施例で、中央ラグの無い履板に装着し、履板の 長手方向両端に引っ掛けて、履板に装着する着脱フック部材7である。 この着脱フック部材7には、中央ラグ用の係合孔はなく、取付面7eには1個 のボルト挿通用孔7fを形成する。プロテクター7aには側端部が形成されてい ない。図中、1は補強部材、2は弾性部材、2eは基部、7cはフック部、6は 取付ボルトである。
【0022】 上記はいずれも、プロテクターを着脱フック部材と一体に形成しているが、着 脱フックとプロテクターとを別体で形成し、両者を溶接等で一体に形成してもよ い。
【0023】 上記は、一端側の着脱フック部材について記載しているが、他端側は特に限定 していない。 即ち、他端側は、本考案と同じ着脱フック部材でも良い。 この場合、他端側のプロテクターは本考案と同じ構造である。 又、他端側が補強部材に固定した一体型の固定フック部材の場合、他端側のプ ロテクターは、別体のプロテクターを補強部材に溶接にて固定する。 又、他端側がボルトで履板の貫通孔に挿入し履帯用パッドを履板に取り付ける 側部引っ掛けと履板上面よりボルトで固定する混合型の場合、他端側のプロテク ターは、別体のプロテクターを補強部材に溶接にて固定する。
【0024】 上記例は、弾性部材の長手方向の両端は傾斜面で記載しているが、傾斜面でな く、略垂直面であってもよい。この場合、プロテクターは垂直面の基部を覆う。
【0025】
【考案の効果】
本考案は上記の構成を有するので、下記の効果を奏する。
【0026】 いずれも路面に当たり易い弾性部材のコーナー部に、プロテクターを設けたの で、弾性部材のコーナー部への路面側からの外力を極力抑え、弾性部材のコーナ ー部の欠落を抑えることが出来る。
【0027】 又、ゴムパッドの端部を傾斜させ、かつ、プロテクターも傾斜させたので、 外力が加わっても、応力分散作用が働き、弾性部材のコーナー部の欠落を効果的 に抑えることができる。
【0028】 プロテクターを着脱フック部材に一体的に設けたので、成形時に特に複雑な補 強部材を形成することなく、従来と同じ成形で可能である。
【0029】 仮に弾性部材が擦り減って交換しようとしても、プロテクターをそのまま利用 でき経済的で、又、交換が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の脱着フックと弾性部材付き補強部
材の一部を示す部分斜視図である。
【図2】図1の脱着フックを弾性部材付き補強部材に取
り付けた部分斜視図である。
【図3】図2の部分側面図である。
【図4】第2実施例の弾性部材付き補強部材の部分斜視
図である。
【図5】第2実施例の脱着フックを弾性部材付き補強部
材に取り付けた部分側面図である。
【図6】第3実施例の履帯用パッドの部分斜視図であ
る。
【図7】従来の履帯用パッドを示す全体斜視図である。
【符号の説明】
A、B、C 履帯用パッド 1 補強部材 2 弾性部材 2b 傾斜面 2e 基部 5、7 着脱フック部材 5a、7a プロテクター 5b 側端部 6 取付ボルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履板の踏面に沿う形状に形成された補強
    部材と、補強部材上に固着し踏面を形成した弾性部材
    と、補強部材の両端側で、履板に取り付けるための取付
    手段とよりなる履帯用パッドにおいて、前記取付手段の
    うち、着脱フック部材に、弾性部材の長手方向端部側の
    基部を保護するプロテクターを一体的に設けたことを特
    徴とする履帯用パッド。
  2. 【請求項2】 履板の踏面に沿う形状に形成された補強
    部材と、補強部材上に固着し踏面を形成した弾性部材
    と、補強部材の両端側で、履板に取り付けるための取付
    手段とよりなる履帯用パッドにおいて、前記弾性部材の
    長手方向端部側の基部を傾斜させるとともに、前記取付
    手段のうち、着脱フック部材に、弾性部材の傾斜面と同
    面に傾斜させ、弾性部材の基部を保護するプロテクター
    を一体的に設けたことを特徴とする履帯用パッド。
JP1998009835U 1998-11-05 1998-11-05 履帯用パッド Expired - Lifetime JP3058927U (ja)

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