JP2003127921A - 弾性体履板 - Google Patents

弾性体履板

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JP2003127921A
JP2003127921A JP2001322912A JP2001322912A JP2003127921A JP 2003127921 A JP2003127921 A JP 2003127921A JP 2001322912 A JP2001322912 A JP 2001322912A JP 2001322912 A JP2001322912 A JP 2001322912A JP 2003127921 A JP2003127921 A JP 2003127921A
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plate
elastic
shoe plate
bent
core metal
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JP2001322912A
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Hiroaki Watanabe
裕明 渡辺
Kazutoshi Hori
一俊 堀
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯金と弾性体との長手方向端部では、芯金の
端部を非接地側に屈曲させるとともに、弾性体部分が芯
金の端部よりも外側に突出する構造にして、その端部で
の弾性体に局部的な応力集中が緩和されるようにし、か
つ接触による縁石などの損傷予防と耐久性を高め得るよ
うにした。 【解決手段】 履帯の鉄製のシュープレート1における
接地面側に装着される弾性体履板10であって、前記弾
性体履板10の長手方向端部が前記シュープレート1の
外端より突出して、芯金11の長手方向端部11bが非
接地側へ屈曲傾斜され、その芯金11の接地面側に弾性
体パッド16が接着形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装軌式車両に用い
られる弾性体履板に関するもので、詳しくは鉄製シュー
プレートに装着して走行時に履板の側端部が道路の縁石
などと接触して損傷が生じないように機能する弾性体履
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベルやブルドーザなどの
装軌式建設機械車両における履帯は、多数の鉄製シュー
プレートを環状に連結されたものが多く使用されている
が、この種の履帯は舗装路面上を走行するとき路面を著
しく損傷することになるので、その鉄製シュープレート
の接地面に、ゴムなどの弾性体を有する弾性体履板を着
脱可能に取付けられたものが用いられている。
【0003】この種の弾性体履板に関する先行技術とし
ては、例えば実用新案登録第2595443号公報に開
示されたものが知られている。この公報に記載されてい
る弾性体履板55は、図5に従来の無限軌道帯用履板の
平面図(a)とA−A視側面図(b)およびB−B視断
面図(c)で示されているように、鉄製履板50に対し
て装着する取付ネジ部を長さ方向の両端部所定位置にて
取付面側に複数本突設してなる金属板51(芯金)に、
この金属板51の表面側に鉄製履板50のラグ50a,
50bよりも突出す高さの弾性体にてなる部材54(弾
性体パッド)を一体に接着して構成されている。この弾
性体履板55では、前記金属板51に接着される弾性体
パッドがその金属板51の全長以内に付されている。ま
た、鉄製履板50に対する取付ネジ部は、取付ボルト5
3の頭部53aを金属板51に溶接固着されてその裏面
側に突出すようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術に
よる弾性体履板55では、金属板51(芯金)に取付く
弾性体パッド54の長さ方向の最端部で接着界面が露出
することになり、その最端部に外力が作用すると弾性体
部分が剥離しやすいという問題点がある。また、鉄製履
板50に対して装着される弾性体履板55の芯金51が
ともに履帯の側端まであるために、作業時に道路端部に
沿って走行中、縁石などに接触すると、その縁石などを
傷付けてしまうことになる。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、芯金と弾性体との長手方向端部で
は、芯金の端部を非接地側に屈曲させるとともに、弾性
体部分が芯金の端部よりも外側に突出する構造にして、
その端部における弾性体の局部的な応力集中が緩和され
るようにし、かつ接触による縁石などの損傷予防と耐久
性を高め得るようにした弾性体履板を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による弾性体履板
は、履帯の鉄製のシュープレートにおける接地面側に装
着される弾性体履板であって、前記弾性体履板の長手方
向端部が前記シュープレートの外端より突出して、芯金
の長手方向端部が非接地側へ屈曲傾斜され、その芯金に
弾性体が接着形成されていることを特徴とするものであ
る(第1発明)。
【0007】本発明によれば、鉄製のシュープレートに
弾性体履板が装着された状態で、その鉄製のシュープレ
ートから外側に弾性体履板端部が突出しているので、例
えば路肩に敷設されている縁石などに乗り上げるような
ことがあっても、弾性体履板の弾性体によって緩衝さ
れ、従来のように直接鉄製のシュープレートと接するよ
うなことがなく、縁石などが損傷するのを防止できると
いう効果がある。また、弾性体履板における芯金が非接
地側へ屈曲傾斜されているので、弾性体の端部に大きな
負荷が作用しても応力集中が生じず、亀裂の発生を予防
して耐久性が向上するという利点がある。また、弾性体
の長手方向端部では芯金を非接地側に屈曲させることで
他の中間部分よりも厚肉に形成でき、耐久性を高めるこ
とができる。
【0008】前記弾性体履板の長手方向端部は、装着す
るシュープレート外端より突出する部分において芯金を
非接地側に屈曲傾斜させ、芯金の接地面側に接着される
弾性体の長手方向端部が芯金の屈曲端より外側に張り出
すように形成されているのがよい(第2発明)。こうす
ると、走行中に路肩における縁石などと履帯が接触する
ようなことがあっても、直接金属部分がその縁石などに
接触するのを防止して、縁石などを損傷させることがな
い。
【0009】また、前記シュープレートは、その長手方
向端部を非接地側に屈曲傾斜させ、装着される弾性体履
板の芯金長手方向端部を、前記シュープレートの屈曲傾
斜された端部の傾斜面に沿わせるように屈曲形成されて
いるのがよい(第3発明)。こうのようにすることで、
シュープレートに装着された弾性体履板の端部に大きな
外力が作用しても、その芯金屈曲部がシュープレートの
前記突出端部によって受け止められて、弾性体履板の端
部に大きな負荷が作用しても、安定保持されるという効
果を奏する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明による弾性体履板の
具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明す
る。
【0011】図1には、本実施形態の弾性体履板と履帯
の鉄製シュープレートとの装着関係を表わす正面図
(a)とその右側面図(b)が示されている。また、図
2には本実施形態の弾性体履板の底面図が示されてい
る。
【0012】この実施形態の弾性体履板10は、図1に
て示されるように、履帯を構成する鉄製のシュープレー
ト1の接地面側に形成されている凹部2に、芯金11の
外形が嵌り合う形状に形成されて、その芯金11の接地
面側に断面台形状にされた弾性体パッド16を接着して
一体になされたものを、前記シュープレート1に設けら
れた取付孔5に合致する位置で、その芯金11に穿設さ
れたネジ孔12に取付ボルト8を螺合させて締結し、装
着するようにされている。
【0013】この弾性体履板10を装着する前記鉄製の
シュープレート1は、その接地面側に履帯として連結さ
れた状態での前後方向に所定のピッチでグローサ3a,
3bが形成されており、前記グローサ3a,3bを繋ぐ
プレート部4を所要幅で長手方向側端から所要長さ突出
させて、そのプレート突出部4aを非接地側に所要の角
度で屈曲形成されている。
【0014】前記弾性体履板10における芯金11は、
前記シュープレート1の主体部(前後のグローサ3a,
3bとそれらを繋ぐプレート部分)の横幅方向(長手方
向)の長さ寸法Lよりも長い寸法L′で、上面をそのシ
ュープレート1の凹部2に嵌り合う形状にされてシュー
プレート1への装着部11aが形成され、この芯金11
の長さ方向の両端部11bを、前記シュープレート1の
プレート突出部4aの屈曲傾斜面に沿うようにして非接
地側へ屈曲形成されている。また、芯金11における前
記の装着部11aには、シュープレート1に設けられた
取付孔5と合致する位置にネジ孔12がそれぞれ設けら
れている。さらにまた、その芯金11の装着部11aに
おける中間部には、前記シュープレート1を履帯形成の
リンク6に締結する取付ボルトの頭部7をかわす切込み
部13が前後四箇所に設けられている。
【0015】弾性体パッド16は、ゴム質材で断面台形
にされて接地面側の中間部に窪み16′を設けられ、前
記芯金11の接地面側全体に接着するとともに、芯金1
1の長手方向両端部11bにおける屈曲傾斜面の接地側
で一部が芯金11の端部11bより外側に張り出す突出
部16aを形成するように、芯金11と一体に接着され
る。
【0016】このようにされた弾性体履板10は、鉄製
のシュープレート1の凹部2に芯金11の装着部11a
上面部分を嵌め込んで、両端部のネジ孔12にシュープ
レート2の背面側から取付孔5を通じて取付ボルト8を
挿入して螺合締結すれば、1枚のシュープレート1の接
地面側に弾性体履板10がその全長にわたり安定して装
着される。この状態で本実施形態の弾性体履板10は、
その長手方向両端部がシュープレート1の主体部のプレ
ート部4側端から突出しているプレート突出部4aに沿
って装着される。したがって、この弾性体履板10は、
走行時に端部が縁石などに乗り上げるようなことがあっ
ても、非接地側へ屈曲する芯金11の先端部11bが鉄
製のシュープレート1におけるプレート突出部4aによ
って受け止められ、また、弾性体パッド16も芯金端部
11bの屈曲傾斜面によって応力集中が生じることなく
亀裂の発生を防止して耐久性を向上させる。
【0017】また、このような構成による弾性体履板1
0が装着された履帯では、鉄製のシュープレート1の主
体部から外側に弾性体履板10の一部が食み出した状態
で、その芯金11の端部11bよりも弾性体パッド16
の突出部16aが外側に張出しているので、例えば道路
を走行中に路肩部に設けられている縁石に履帯が乗り上
げたり、あるいは接触することになっても、縁石を傷付
けることがない。
【0018】なお、前記シュープレート1のプレート突
出部4a並びに弾性体履板の芯金11の端部11bの屈
曲基点Pについては、少なくともシュープレート1の主
体部外端位置を含み、その外側であれば任意位置にする
ことができる。
【0019】次に、図3に示されるのは、弾性体履板1
0を装着されたシュープレートの他の実施形態における
要部を表わす図である。この実施形態は、基本構成が前
記実施形態のものと殆ど同一であって、一部において構
成が異なるものである。したがって、同一構造の部分に
ついては、前記実施形態のものと同一の符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0020】この実施形態では、シュープレート1′が
前述のものと一部を異にするものであり、装着する弾性
体履板10については前述のものと同様である。すなわ
ち、シュープレート1′は、従来のものと同様にされ、
前述の実施形態のようにプレート部4から長手方向外端
に突出部4a(図1参照)を有しない構造にされてい
る。このような通常のシュープレート1′においてもそ
の外端から弾性体履板10の長手方向端部を突き出し
て、その部分における芯金11の端部11bを非接地側
に屈曲させて形成することで、弾性体パッド16の端部
に大きな負荷が作用しても、その芯金11の屈曲端部1
1bの傾斜面で受け止められるので、応力集中の発生が
緩和され、耐久性を向上させることができる。もちろ
ん、路肩の縁石などに接触しても、弾性体履板10の端
部は弾性体であるから、その縁石を傷付けることはな
い。
【0021】次に、図4に示されるのは、さらに他の実
施形態の弾性体履板であって、この弾性体履板10Aで
はシュープレート1″に対する装着時外側となる端部の
み芯金11Aの端部11bを非接地側へ屈曲傾斜させ、
その反対端部11cは直線状に形成されている。このよ
うに形成しても前述のものと同様の効果を得ることがで
きる。なお、弾性体パッド16Aは装着時の内側となる
端部を芯金11Aの端部11cに沿わせて平坦にされ
る。また、図示省略するが、シュープレート1″におい
ても、前述のように外側のみプレート突出部4aを非接
地側に屈曲傾斜させて設け、このようにされたシュープ
レート1″の接地面側に前記弾性体履板10Aを装着し
て使用することにより、前述の効果を得ることができ
る。また、このほかに、図示省略するが、前述のような
弾性体履板において、シュープレートへの取付ボルトを
芯金から突出固着した構造であってもよい。これらのよ
うな構成のものについても、本発明の範疇に属すること
はいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態の弾性体履板と履帯の鉄製
シュープレートとの装着する関係を表わす正面図(a)
とその右側面図(b)である。
【図2】図2は、本実施形態の弾性体履板の底面図であ
る。
【図3】図3は、弾性体履板を装着されたシュープレー
トの他の実施形態における要部を表わす図である。
【図4】図4は、弾性体履板の他の実施形態を示す正面
図である。
【図5】図5は、従来の無限軌道帯用履板の平面図
(a)とA−A視側面図(b)およびB−B視断面図
(c)である。
【符号の説明】
1,1′,1″ シュープレート 2 凹部 4 プレート部 4a プレート突出部 5 取付孔 8 取付ボルト 10,10A 弾性体履板 11,11A 芯金 11a 装着部 11b、11c 端部 12 締結用のネジ孔 16、16A 弾性体パッド 16a 弾性体パッドの突出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履帯の鉄製のシュープレートにおける接
    地面側に装着される弾性体履板であって、前記弾性体履
    板の長手方向端部が前記シュープレートの外端より突出
    して、芯金の長手方向端部が非接地側へ屈曲傾斜され、
    その芯金に弾性体が接着形成されていることを特徴とす
    る弾性体履板。
  2. 【請求項2】 前記弾性体履板の長手方向端部は、装着
    するシュープレート外端より突出する部分において芯金
    を非接地側に屈曲傾斜させ、芯金の接地面側に接着され
    る弾性体の長手方向端部が芯金の屈曲端より外側に張り
    出すように形成されている請求項1に記載の弾性体履
    板。
  3. 【請求項3】 前記シュープレートは、その長手方向端
    部を非接地側に屈曲傾斜させ、装着される弾性体履板の
    芯金長手方向端部を、前記シュープレートの屈曲傾斜さ
    れた端部の傾斜面に沿わせるように屈曲形成されている
    請求項1に記載の弾性体履板。
JP2001322912A 2001-10-22 2001-10-22 弾性体履板 Withdrawn JP2003127921A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009179220A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Bridgestone Corp 履帯用弾性パッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104