JP3058317U - テープエンド検出装置およびビデオカセット再生装置 - Google Patents

テープエンド検出装置およびビデオカセット再生装置

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JP3058317U JP1998007864U JP786498U JP3058317U JP 3058317 U JP3058317 U JP 3058317U JP 1998007864 U JP1998007864 U JP 1998007864U JP 786498 U JP786498 U JP 786498U JP 3058317 U JP3058317 U JP 3058317U
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    • G11B15/06Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container by sensing auxiliary features on record carriers or containers, e.g. to stop machine near the end of a tape
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特性のばらつきの大きいフォトトランジスタ用
いて、誤りなくテープエンドを検出する。 【課題解決手段】プラス電源Pとアナログ入力端子21
(以下では端子21)との間に接続された第1の抵抗R
1と、端子21と接地レベルとの間に接続された第2の
抵抗R2と、コレクタが出力端子22(以下では端子2
2)に、エミッタが端子21に接続された第1のフォト
トランジスタQ1と、コレクタが端子21に、エミッタ
が端子22に接続された第2のフォトトランジスタQ2
とを備え、端子22をHレベルとしたときの端子21の
電圧に基づいて第1のフォトトランジスタQ1のオンオ
フを判定し、端子22をLレベルとしたときの端子21
の電圧に基づいて第2のフォトトランジスタQ2のオン
オフを判定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、フォトトランジスタを用いて、リーダテープ(透明部)の光の透過 率と磁性体塗布部の光の透過率との差異を検出することにより、テープエンドの 検出を行うテープエンド検出装置に関すると共に、前記したテープエンド検出装 置を備えたビデオカセット再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカセットデッキにおいては、テープエンドのリーダテープ(透明部)の 検出にフォトトランジスタを用いているが、フォトトランジスタが受光する光は 、光経路の関係から、強度が弱い光となる。その結果、フォトトランジスタは、 光を受光したときにも、飽和状態とはならない。従って、テープエンドを検出す るフォトトランジスタを、オン状態とオフ状態との2つの状態を変移するスイッ チとして取り扱うことができない。このため、フォトトランジスタの出力をアナ ログ信号として取り扱う必要が生じ、巻取リール側のテープエンドを検出するフ ォトトランジスタのためのアナログ入力と、供給リール側のテープエンドを検出 するフォトトランジスタのためのアナログ入力との、2つのアナログ入力を必要 とする。しかし、この構成を用いた場合では、2つのアナログ入力が必要となる ため、マイクロコンピュータの構成が複雑となる。
【0003】 上記した問題を解決する技術が、本願出願人により、実願平10−5167号 として提案されている。すなわち、第1の抵抗と第2の抵抗とからなる分圧回路 によって、プラス電源の電圧を分圧している。また、巻取リール側のテープエン ドを検出する第1のフォトトランジスタを、第1の抵抗に並列に接続している。 また、供給リール側のテープエンドを検出する第2のフォトトランジスタを、分 圧回路の分圧出力点と、マイクロコンピュータの方向出力端子との間に接続して いる。このため、マイクロコンピュータの方向出力端子をLレベルとしたときに は、分圧出力点の電圧を検出するのみで、第1のフォトトランジスタのみがオン 、第1および第2のフォトトランジスタが共にオフ、または、第2のフォトトラ ンジスタのみがオン、の3種の状態の判別が可能になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成を用いた場合では、以下に示す問題が生じていた。す なわち、フォトトランジスタの特性のばらつきにより、同一強度の光を受光した ときにも、フォトトランジスタのコレクタ・エミッタ間の抵抗値は、大きな範囲 にばらつく。また、ビデオテープにおけるリーダテープ(透明部)の光の透過率 は、50%以上であれば規格値を満たし、磁性体塗布部の光の透過率は、1.5 %以下であれば規格値を満たす。従って、光の透過率のばらつきとフォトトラン ジスタの特性のばらつきとを相乗した場合、リーダテープを透過した光を受光す るとき(オン時)のコレクタ・エミッタ間の抵抗値と、磁性体塗布部を透過した 光を受光するとき(オフ時)のコレクタ・エミッタ間の抵抗値との差異は、比率 的には2倍以下となる。
【0005】 従って、巻取リール側のフォトトランジスタと供給リール側のフォトトランジ スタとが、共にオフとなる場合の分圧出力点の電圧のばらつきの範囲は、一方の フォトトランジスタがオンとなるときの分圧出力点の電圧のばらつきの範囲とオ ーバーラップすることになる。このため、2つのフォトトランジスタが共にオフ となる場合と、一方のフォトトランジスタがオンとなる場合との、2種の状態の 識別に誤りの生じる恐れがある。このような識別誤りを防止するためには、特性 が揃ったフォトトランジスタを選別して用いることにより、上記した2種のばら つきの範囲がオーバーラップしないようにする必要がある。しかし、選別したフ ォトトランジスタを用いる場合では、フォトトランジスタの価格の上昇を招くこ とになる。
【0006】 本考案は上記課題を解決するため創案されたものであって、請求項1記載の考 案の目的は、分圧回路の分圧出力点にエミッタが接続されたフォトトランジスタ のコレクタと、上記分圧出力点にコレクタが接続されたフォトトランジスタのエ ミッタとを互いに接続した接続点を、マイクロコンピュータの出力端子に接続す ることにより、マイクロコンピュータの出力端子数の増加を招くことなく、特性 のばらつきの大きい素子を用いたときにも、誤りなくテープエンドを検出するこ とのできるテープエンド検出装置を提供することにある。
【0007】 また請求項2および3記載の考案の目的は、上記目的に加え、フォトトランジ スタが接続される出力端子を、テープの走行方向を制御する方向出力端子とする ことにより、マイクロコンピュータの出力端子を専有する数を減少させることの できるテープエンド検出装置を提供することにある。
【0008】 また請求項4記載の考案の目的は、上記目的に加え、フォトトランジスタの光 経路に、テープカセットが挿入されたとき、光経路を遮光する遮光板を設けるこ とにより、テープカセットの挿入を検出するためのセンサを別途に設けることを 不要とすることのできるテープエンド検出装置を提供することにある。
【0009】 また請求項5記載の考案の目的は、請求項1記載のテープエンド検出装置を備 える場合では、特性のばらつきの大きい素子を用いたときにも、誤りなくテープ エンドを検出することを可能にし、請求項2または3記載のテープエンド検出装 置を備える場合では、上記目的に加え、マイクロコンピュータの出力端子を専有 する数を減少させることを可能にし、請求項4記載のテープエンド検出装置を備 える場合では、上記目的に加え、テープカセットの挿入を検出するためのセンサ を別途に設けることを不要とすることのできるビデオカセット再生装置を提供す ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の考案に係るテープエンド検出装置は、 リーダテープの光の透過率と磁性体塗布部の光の透過率との差異に基づいてテー プエンドの検出を行うテープエンド検出装置に適用し、一方の端子がプラス電源 に接続された第1の抵抗と、一方の端子が第1の抵抗の他方の端子に接続され、 他方の端子が接地された第2の抵抗と、アナログ入力端子には第1の抵抗の他方 の端子が接続されたマイクロコンピュータと、巻取リール側または供給リール側 の一方のテープエンドを検出すると共に、コレクタが前記マイクロコンピュータ の出力端子に接続され、エミッタが第1の抵抗の他方の端子に接続された第1の フォトトランジスタと、巻取リール側または供給リール側の他方のテープエンド を検出すると共に、コレクタが第2の抵抗の一方の端子に接続され、エミッタが 前記出力端子に接続された第2のフォトトランジスタとを備え、前記マイクロコ ンピュータは、前記出力端子をHレベルとしたとき前記アナログ入力端子に導か れる電圧に基づいて第1のフォトトランジスタのオンオフを判定し、前記出力端 子をLレベルとしたとき前記アナログ入力端子に導かれる電圧に基づいて第2の フォトトランジスタのオンオフを判定する構成としている。
【0011】 すなわち、出力端子がHレベルとなるときには、アナログ入力端子に導かれる 電圧は、第1のフォトトランジスタのコレクタ・エミッタ間の抵抗値にのみ依存 し、第2のフォトトランジスタに影響されない。また、出力端子がLレベルとな るときには、アナログ入力端子に導かれる電圧は、第2のフォトトランジスタの コレクタ・エミッタ間の抵抗値にのみ依存し、第1のフォトトランジスタに影響 されない。つまり、HレベルとLレベルとにレベルを変化させることが可能であ る1つの出力端子と、1つのアナログ入力端子とにより、第1のフォトトランジ スタの受光状態と第2のフォトトランジスタの受光状態とが、他方のフォトトラ ンジスタに影響されることなく、個別に判定される。
【0012】 また請求項2記載の考案に係るテープエンド検出装置は、上記構成に加え、前 記出力端子を、テープの走行方向を制御する方向出力端子とすると共に、前記方 向出力端子がLレベルとなるときには前記テープが供給リール側から巻取リール 側に走行し、前記方向出力端子がHレベルとなるときには前記テープが巻取リー ル側から供給リール側に走行するテープエンド検出装置に適用し、第1のフォト トランジスタには巻取リール側のテープエンドを検出させ、第2のフォトトラン ジスタには供給リール側のテープエンドを検出させる構成としている。
【0013】 すなわち、方向出力端子がHレベルとなるときには、アナログ入力端子の電圧 は、第1のフォトトランジスタの受光状態によってのみ変化する。また、テープ は供給リール側に走行する。従って、方向出力端子がHレベルのときには、テー プエンドを示すリーダテープは、巻取リール側に現れるので、第1のフォトトラ ンジスタの受光状態を変化させ、アナログ入力端子の電圧を変化させる。また、 方向出力端子がLレベルとなるときには、アナログ入力端子の電圧は、第2のフ ォトトランジスタの受光状態によってのみ変化する。また、テープは巻取リール 側に走行する。従って、方向出力端子がLレベルのときには、テープエンドを示 すリーダテープは、供給リール側に現れるので、第2のフォトトランジスタの受 光状態を変化させ、アナログ入力端子の電圧を変化させる。
【0014】 また請求項3記載の考案に係るテープエンド検出装置は、上記構成に加え、前 記出力端子を、テープの走行方向を制御する方向出力端子とすると共に、前記方 向出力端子がHレベルとなるときには前記テープが供給リール側から巻取リール 側に走行し、前記方向出力端子がLレベルとなるときには前記テープが巻取リー ル側から供給リール側に走行するテープエンド検出装置に適用し、第1のフォト トランジスタには供給リール側のテープエンドを検出させ、第2のフォトトラン ジスタには巻取リール側のテープエンドを検出させる構成としている。
【0015】 すなわち、方向出力端子がLレベルとなるときには、アナログ入力端子の電圧 は、第2のフォトトランジスタの受光状態によってのみ変化する。また、テープ は供給リール側に走行する。従って、方向出力端子がLレベルのときには、テー プエンドを示すリーダテープは、巻取リール側に現れるので、第2のフォトトラ ンジスタの受光状態を変化させ、アナログ入力端子の電圧を変化させる。また、 方向出力端子がHレベルとなるときには、アナログ入力端子の電圧は、第1のフ ォトトランジスタの受光状態によってのみ変化する。また、テープは巻取リール 側に走行する。従って、方向出力端子がHレベルのときには、テープエンドを示 すリーダテープは、供給リール側に現れるので、第1のフォトトランジスタの受 光状態を変化させ、アナログ入力端子の電圧を変化させる。
【0016】 また請求項4記載の考案に係るテープエンド検出装置は、上記構成に加え、テ ープカセットが挿入口に挿入されたときには、第1のフォトトランジスタまたは 第2のフォトトランジスタの光経路を遮光し、テープカセットが所定位置にロー ディングされたときには前記光経路を遮光しない遮光板を設けた構成としている 。
【0017】 すなわち、第1のフォトトランジスタの光経路に遮光板を設ける場合では、テ ープカセットの挿入は、第1のフォトトランジスタのオフ状態として検出される 。また、第2のフォトトランジスタの光経路に遮光板を設ける場合では、テープ カセットの挿入は、第2のフォトトランジスタのオフ状態として検出される。
【0018】 また請求項5記載の考案に係るビデオカセット再生装置は、請求項1から請求 項4までのいずれかに記載のテープエンド検出装置を備えた構成としている。従 って、請求項1から請求項4までのそれぞれに記載のテープエンド検出装置に対 応した作用が生じる。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。 図1は、本考案に係るテープエンド検出装置の第1の実施形態を適用したビデ オカセットデッキのテープ走行装置の電気的構成を示すブロック線図である。ま た、破線に示すブロック2は、主要な制御を行うためのマイクロコンピュータを 示している。
【0020】 図において、機構部6は、テープカセット1をローディングするためのローデ ィングモータ(図示を省略)およびキャプスタンモータ7等を備えたブロックと なっており、装置本体に設けられた挿入口(図示を省略)に挿入されたテープカ セット1のローディングを行う。また、テープカセット1が所定位置にローディ ングされたときには、テープカセット1内のビデオテープのローディングを行う 。また、ビデオテープを走行させる。
【0021】 機構部駆動回路5は、マイクロコンピュータ2の方向出力端子22から送出さ れる方向指示出力23、および制御出力24に従って、機構部6を駆動するブロ ックとなっている。すなわち、方向指示出力23がLレベルであるとき、制御出 力24が回転を指示すると、キャプスタンモータ7を正転方向に回転させること により、ビデオテープを巻取リール18の側に走行させる。また、方向指示出力 23がHレベルであるとき、制御出力24が回転を指示すると、キャプスタンモ ータ7を逆転させることによって、ビデオテープを供給リール19の側に走行さ せる。
【0022】 所定位置にローディングされたテープカセット1の側面のそれぞれの近傍には 、プリズム11を介して導かれた光を受光する第1のフォトトランジスタQ1と 、プリズム12を介して導かれた光を受光する第2のフォトトランジスタQ2と が設けられている。
【0023】 詳細には、破線16は、巻取リール18側のテープエンドを検出するための光 経路を示している。すなわち、巻取リール18の側に向かってプリズム13から 放射された光は、テープカセット1の内部を通過した後、プリズム11によって 反射され、第1のフォトトランジスタQ1に導かれる。また、破線17は、供給 リール19側のテープエンドを検出するための光経路を示している。すなわち、 供給リール19の側に向かってプリズム13から放射された光は、テープカセッ ト1の内部を通過した後、プリズム12によって反射され、第2のフォトトラン ジスタQ2に導かれる。従って、巻取リール18側の検出位置にリーダテープ( 透明部)が現れると、第1のフォトトランジスタQ1が光を受光する。また、供 給リール19側の検出位置にリーダテープ(透明部)が現れると、第2のフォト トランジスタQ2が光を受光する(光経路を、2点鎖線31,32により示す経 路とする構成については、後述する)。
【0024】 また、巻取リール18側のテープエンドを検出するための光経路を構成するプ リズム11の近傍には、遮光板14が設けられている。この遮光板14は、テー プカセット1が、図示されない装置本体の挿入口に挿入されると、プリズム13 からプリズム11に至る光経路を遮光する位置に移動する。そして、テープカセ ット1が所定位置にローディングされたときには、光経路を遮光しない初期位置 に復帰する可動板となっている。このため、第1のフォトトランジスタQ1は、 巻取リール18側のテープエンドの検出と、テープカセット1の挿入の検出とを 行うことになる。
【0025】 第1の抵抗R1と第2の抵抗R2とは、プラス電源P(マイクロコンピュータ 2の電源電圧に等しい)を分圧する分圧回路となっている。このため、第1の抵 抗R1の一方の端子はプラス電源Pに接続されている。また、第2の抵抗R2の 一方の端子は、第1の抵抗R1の他方の端子に接続され、第2の抵抗R2の他方 の端子は接地されている。また、第1の抵抗R1の他方の端子と第2の抵抗R2 の一方の端子との接続点は、マイクロコンピュータ2のアナログ入力端子21を 介して、A/D変換器3に導かれている。
【0026】 巻取リール18側のテープエンドを検出する第1のフォトトランジスタQ1の コレクタは、マイクロコンピュータ2のデジタル用の出力端子であり、方向指示 出力23が送出される方向出力端子22に接続されている。また、第1のフォト トランジスタQ1のエミッタは、第1の抵抗R1の他方の端子に接続されている 。また、供給リール19側のテープエンドを検出する第2のフォトトランジスタ Q2のコレクタは、第2の抵抗R2の一方の端子に接続され、エミッタは方向出 力端子22に接続されている。
【0027】 A/D変換器3は、アナログ入力端子21に導かれた電圧をデジタル値に変換 し、制御部4に送出するブロックとなっている。また、制御部4は、ビデオカセ ットデッキとしての主要動作を制御するブロックとなっている。このため、キャ プスタンモータ7の回転方向を指示する方向指示出力23と、キャプスタンモー タ7の回転と停止とを指示する制御出力24とを機構部駆動回路5に送出してい る(その他の指示を行う出力は図示が省略されている)。そして、A/D変換器 3の出力に基づいた判定結果に従い、機構部駆動回路5を介して、機構部6の動 作を制御する。
【0028】 なお、上記したように、光経路16,17には、経路を直角に曲げるため、発 光側におけるプリズム13と、受光側におけるプリズム11,12とが設けられ ている。このため、第1のフォトトランジスタQ1が受光する光、および、第2 のフォトトランジスタQ2が受光する光は、共に、強度の弱い光となる。また、 テープカセット1内のビデオテープにおけるリーダテープの光の透過率は、最悪 値(最小値)が50%となっている。また、ビデオテープにおける磁性体塗布部 の光の透過率は、最悪値(最大値)が1.5%となっている。また、第1および 第2のフォトトランジスタQ1,Q2の特性には、大きなばらつきがある。
【0029】 このため、第1および第2のフォトトランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミ ッタ間の抵抗値は、以下に示すようになる。すなわち、光の経路に磁性体塗布部 が位置するときの上記抵抗値は、最悪の場合では560kΩ(最小値)となる。 また、光の経路にリーダテープが位置するときの上記抵抗値は、最悪の場合では 330kΩ(最大値)となる。従って、確実な動作を保証するため、最悪値を基 準とする場合では、上記した抵抗値が560kΩ以上であるときには、第1およ び第2のフォトトランジスタQ1,Q2がオフであるとみなし、上記した抵抗値 が330kΩ以下であるときにはオンであるとみなす必要が生じる。
【0030】 一方、方向出力端子22がHレベルとなるときには、第2のフォトトランジス タQ2には電流が流れないので、第2のフォトトランジスタQ2を無視すること が可能となる。従って、アナログ入力端子21に導かれる電圧は、第1のフォト トランジスタQ1のコレクタ・エミッタ間の抵抗値にのみ依存する。また、第1 の抵抗R1および第2の抵抗R2の値は、共に、1MΩとなっている。このため 、第1のフォトトランジスタQ1がオンとなるときには、アナログ入力端子21 に導かれる電圧は、3.95V(図3のV1により示す)から5Vまでの電圧範 囲51となる。また、第1のフォトトランジスタQ1がオフとなるときには、ア ナログ入力端子21に導かれる電圧は、2.5Vから3.60V(V2により示 す)までの電圧範囲52となる。
【0031】 一方、方向出力端子22がLレベルとなるときには、第1のフォトトランジス タQ1には電流が流れないので、第1のフォトトランジスタQ1を無視すること が可能となる。従って、アナログ入力端子21に導かれる電圧は、第2のフォト トランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間の抵抗値にのみ依存する。このため、 第2のフォトトランジスタQ2がオフとなるときには、アナログ入力端子21に 導かれる電圧は、1.31V(V3により示す)から2.5Vまでの電圧範囲5 3となる。また、第2のフォトトランジスタQ2がオンとなるときには、アナロ グ入力端子21に導かれる電圧は、0Vから0.97V(V4により示す)まで の電圧範囲54となる。
【0032】 以上のことから、制御部4は、基準値として、電圧V1と電圧V2との中間値 である電圧Th1と、電圧V3と電圧V4との中間値である電圧Th2とを予め 記憶している。そして、方向出力端子22をHレベルとするときには、A/D変 換器3の出力が電圧Th1より高いことを示す場合、第1のフォトトランジスタ Q1がオンであると判定する。つまり、巻取リール18側の検出位置にリーダテ ープが現れていると判定する。また、A/D変換器3の出力が電圧Th1より低 いことを示す場合、第1のフォトトランジスタQ1がオフであると判定する。つ まり、巻取リール18側の検出位置に磁性体塗布部が現れていると判定する。
【0033】 また、制御部4は、方向出力端子22をLレベルとするときには、A/D変換 器3の出力が電圧Th2より低いことを示す場合、第2のフォトトランジスタQ 2がオンであると判定する。つまり、供給リール19側の検出位置にリーダテー プが現れていると判定する。また、A/D変換器3の出力が電圧Th2より高い ことを示す場合、第2のフォトトランジスタQ2がオフであると判定する。つま り、供給リール19側の検出位置に磁性体塗布部が現れていると判定する。
【0034】 また、制御部4は、テープカセット1を排出した後では、以下に示す動作を行 う。すなわち、方向出力端子22をHレベルとすることによって、第1のフォト トランジスタQ1のオンオフ状態を調べ、オフとなったときには、テープカセッ ト1が挿入口に挿入されたため、遮光板14が光経路を遮光したと判定する。そ して、遮光板14が遮光したと判定したときには、挿入されたテープカセット1 を所定位置にローディングする制御を行う。
【0035】 図2は、実施形態の初期動作を示すフローチャートである。必要に応じて同図 を参照しつつ、実施形態の動作を説明する。なお、括弧内の記載については、後 に詳述する。
【0036】 既にあったテープカセット1が排出され、次のテープカセット1の挿入を待つ 初期状態では、遮光板14は、光経路を遮光しない初期位置に移動している。従 って、第1のフォトトランジスタQ1と第2のフォトトランジスタQ2とは、共 に光を受光している。この状態において、制御部4は、方向出力端子22をHレ ベルに設定することにより、第1のフォトトランジスタQ1のオンオフを調べる 。テープカセット1が挿入されない場合では、A/D変換器3の出力は電圧範囲 51となり、第1のフォトトランジスタQ1がオン状態にあることを示す(ステ ップS1,S2)。
【0037】 一方、テープカセット1が挿入されると、遮光板14が光経路を遮光するため 、A/D変換器3の出力は電圧範囲52となって、第1のフォトトランジスタQ 1がオフとなったことを示す。従って、制御部4は、第1のフォトトランジスタ Q1がオフなるときには、テープカセット1が挿入口に挿入されたと判定し、テ ープカセット1をローディングさせる。テープカセット1が所定位置にローディ ングされたときには、遮光板14は初期位置に復帰し、光経路を遮光しなくなる 。その結果、以後では、第1のフォトトランジスタQ1は、巻取リール18側の 検出位置にリーダテープが現れている場合にはオンとなり、検出位置に磁性体塗 布部が現れている場合にはオフとなる。このため、制御部4は、テープカセット 1を所定位置にローディングさせた後には、方向出力端子22をHレベルとして 、第1のフォトトランジスタQ1のオンオフを判定する(ステップS3,S4) 。
【0038】 第1のフォトトランジスタQ1がオンとなっている場合、巻取リール18側の 検出位置にリーダテープが現れているので、制御部4は、動作をステップS4か らステップS11に移行し、ビデオテープを巻取リール18側に走行させる制御 を行う。すなわち、キャプスタンモータ7の回転方向を正転方向とするため、方 向指示出力23(方向出力端子22)をLレベルにする。また、制御出力24に 、キャプスタンモータ7の回転を指示する出力を送出する。このため、ビデオテ ープは、一定期間だけ、巻取リール18側に向かって走行する(ステップS11 ,S12)。
【0039】 ビデオテープを一定期間だけ走行させる制御が終了すると、第1のフォトトラ ンジスタQ1のオンオフを判定するため、制御部4は、方向出力端子22をHレ ベルとする。そして、この状態において、A/D変換器3の出力に基づき、第1 のフォトトランジスタQ1のオンオフを判定する(ステップS13,S14)。 一方、ステップS11においてビデオテープが走行する距離は、リーダテープ長 より長い距離となっている。従って、ステップS14の判定時には、巻取リール 18側の検出位置には、磁性体塗布部が現れているはずであり、第1のフォトト ランジスタQ1はオフになっていなければならない。
【0040】 以上のことから、制御部4は、ステップS14の判定において、第1のフォト トランジスタQ1がオンであることが判明した場合、挿入されたテープカセット 1が、不具合の生じたテープカセット1、あるいは空パックであるとして、テー プカセット1を排出する(ステップS17)。そして後、テープカセット1の挿 入を待つ初期状態に復帰する。一方、ステップS14において、第1のフォトト ランジスタQ1がオフである場合、制御部4は、供給リール19側からビデオテ ープを送り出すことができるかどうかを調べる。これは、テープをローディング するときには、供給リール19側からビデオテープを送り出す必要があるからで ある。
【0041】 このため、制御部4は、方向出力端子22をLレベルとして、第2のフォトト ランジスタQ2のオンオフを判定する(ステップS15,S16)。このときで は、供給リール19側の検出位置には磁性体塗布部が現れていなければならない 。つまり、第2のフォトトランジスタQ2はオフになっていなければならず、オ ンとなる場合では、テープカセット1が異常であることを意味する。このため、 制御部4は、ステップS16において、第2のフォトトランジスタQ2がオンで あることが判明した場合、テープカセット1を排出する(ステップS17)。一 方、ステップS16において、第2のフォトトランジスタQ2がオフであること が判明した場合、制御部4は、動作をステップS16からステップS5に移行す る。
【0042】 ステップS5において、制御部4は、ビデオテープのローディングを行う。ま た、ローディングを行った後において、供給リール19側の検出位置にリーダテ ープが現れているかどうかを調べるため、方向出力端子22をLレベルとするこ とにより、第2のフォトトランジスタQ2のオンオフの判定を行う(ステップS 6)。このとき、供給リール19側の検出位置に磁性体塗布部が現れていると、 第2のフォトトランジスタQ2がオフとなる。従って、ステップS6の判定にお いて、第2のフォトトランジスタQ2がオフであることが判明した場合、初期動 作が終了する。
【0043】 しかし、供給リール19側の検出位置にリーダテープが現れている場合では、 第2のフォトトランジスタQ2がオンとなっている。このため、ステップS6に おいて、第2のフォトトランジスタQ2がオンであることが判明した場合、制御 部4は、ビデオテープを所定長さ分だけ巻き戻す制御を行う。すなわち、方向指 示出力23(方向出力端子22)をHレベルとすることにより、キャプスタンモ ータ7の回転方向を逆転方向に設定する(ステップS7)。また、制御出力24 を用いて、一定時間だけキャプスタンモータ7を回転させる。その結果、ビデオ テープは、供給リール19側に向かって一定距離だけ走行することになる(ステ ップS8)。
【0044】 上記動作が終了したときには、方向出力端子22をLレベルとすることによっ て、第2のフォトトランジスタQ2のオンオフを判定する。そして、第2のフォ トトランジスタQ2がオフとなっていること、すなわち、供給リール19側の検 出位置に磁性体塗布部が現れていることを確認した場合には、初期動作を終了す る(ステップS9,S10)。しかし、ステップS10において、第2のフォト トランジスタQ2がオンとなっている場合では、テープカセット1に異常がある ことを意味している。このため、制御部4は、動作をステップS10からステッ プS17に移行し、テープカセット1を排出する。
【0045】 一方、テープカセット1を所定位置にローディングした後、巻取リール18の 検出位置にリーダテープが現れているかどうかを調べる判定(ステップS4)に おいて、リーダテープが現れていない場合には、ビデオテープを巻取リール18 側に走行させる必要がない。このため、制御部4は、ステップS4において、第 1のフォトトランジスタQ1がオフであると判明した場合には、動作をステップ S5に移行する。
【0046】 なお、ステップS5への移行に先立ち、制御部4は、供給リール19側の検出 位置にリーダテープが現れている場合、所定距離だけ、ビデオテープを供給リー ル19側に走行させる制御を行う(この動作は、図2では省略されている)。そ して、次には、ビデオテープをローディングする動作が行われるが、以下に続く 動作は、既に説明した動作と同じであるため、説明を省略する。
【0047】 初期動作が終了し、通常動作となったときには、方向指示出力23をLレベル としてビデオテープを走行させると、ビデオテープは、供給リール19側から巻 取リール18側に向かって走行する(再生動作時、あるいは速送り時等)。従っ て、リーダテープは、供給リール19側の検出位置に現れることになる。一方、 方向指示出力23(方向出力端子22)がLレベルであるときには、第2のフォ トトランジスタQ2のオンオフが判定可能となっている。従って、制御部4は、 方向指示出力23をLレベルにしてビデオテープを走行させる場合、第2のフォ トトランジスタQ2がオンとなったときには、供給リール19側の検出位置にリ ーダテープが現れたと判定し、走行を停止させる。
【0048】 また、方向指示出力23をHレベルとしてビデオテープを走行させると、ビデ オテープは、巻取リール18側から供給リール19側に向かって走行する(後方 へのサーチ時、あるいは巻戻し時等)。従って、リーダテープは、巻取リール1 8側の検出位置に現れることになる。一方、方向指示出力23がHレベルである ときには、第1のフォトトランジスタQ1のオンオフが判定可能となっている。 従って、制御部4は、方向出力端子22をHレベルにしてビデオテープを走行さ せる場合、第1のフォトトランジスタQ1がオンとなったときには、巻取リール 18側の検出位置にリーダテープが現れたと判定し、走行を停止させる。
【0049】 以下に、本考案に係るテープエンド検出装置の第2の実施形態を適用したテー プ走行装置について説明する。なお、第2の実施形態の電気的構成は、図1に示 す構成と近似した構成となっているので、以下に、第1の実施形態の電気的構成 との差異について説明する。
【0050】 プリズム12により屈折された光は、2点鎖線でもって示す光経路31により 、第1のフォトトランジスタQ1に導かれている。また、プリズム11により屈 折された光は、2点鎖線でもって示す光経路32により、第2のフォトトランジ スタQ2に導かれている。また、制御部4は、第1のフォトトランジスタQ1の オンオフ状態に基づいて、供給リール19側の検出位置にリーダテープが現れて いるかどうかを判定し、第2のフォトトランジスタQ2のオンオフ状態に基づい て、巻取リール18側の検出位置にリーダテープが現れているかどうかを判定す る。また、第2のフォトトランジスタQ2のオンオフ状態に基づいて、テープカ セット1が挿入口に挿入されたかどうかを判定する。
【0051】 機構部駆動回路5は、第1の実施形態の場合とは逆方向にビデオテープを走行 させる。すなわち、方向指示出力23がLレベルとなるときには、キャプスタン モータ6を逆転方向に回転させることにより、巻取リール18側から供給リール 19側にビデオテープが走行させる。また、方向指示出力23がHレベルとなる ときには、キャプスタンモータ6を正転方向に回転させることにより、供給リー ル19側から巻取リール18側にビデオテープを走行させる。
【0052】 第2の実施形態の初期動作を示すフローチャートは、図2に示すフローチャー トの括弧内の記載を用いた動作となる。すなわち、ステップS2,S4,S14 では、第2のフォトトランジスタQ2のオンオフが調べられる。また、ステップ S6,S10,S16では、第1のフォトトランジスタQ1のオンオフが調べら れる。また、ステップS1,S3,S7,S13では、方向出力端子22はLレ ベルに設定される。また、ステップS5,S9,S11,S15では、方向出力 端子22はHレベルに設定される。
【0053】 すなわち、第2の実施形態の動作は、上記した差異を除くと、第1の実施形態 の動作と同様となる。このため、第2の実施形態の初期動作の詳細な説明を省略 する。
【0054】 そして、初期動作が終了し、通常動作となったときには、方向指示出力23が Hレベルとなる場合、ビデオテープは、供給リール19側から巻取リール18側 に向かって走行する。従って、リーダテープは、供給リール19側の検出位置に 現れることになる。一方、方向指示出力23がHレベルであるときには、第1の フォトトランジスタQ1のオンオフ状態が判定可能となっている。従って、制御 部4は、方向指示出力23をHレベルとして、ビデオテープを走行させる場合、 第1のフォトトランジスタQ1がオンとなったときには、供給リール19側の検 出位置にリーダテープが現れたとして、ビデオテープの走行を停止させる。
【0055】 また、方向指示出力23がLレベルとなる場合、ビデオテープは、巻取リール 18側から供給リール19側に向かって走行する。従って、リーダテープは、巻 取リール18側の検出位置に現れることになる。一方、方向指示出力23がLレ ベルであるときには、第2のフォトトランジスタQ2のオンオフ状態が判定可能 となっている。従って、制御部4は、方向指示出力23をLレベルとして、ビデ オテープを走行させる場合、第2のフォトトランジスタQ2がオンとなったとき には、巻取リール18側の検出位置にリーダテープが現れたとして、ビデオテー プの走行を停止させる。
【0056】 なお、本考案は上記実施形態に限定されず、遮光板14の位置については、プ リズム13からプリズム11に至る光の経路を遮光する位置とした場合について 説明したが、プリズム13からプリズム12に至る光の経路を遮光する位置に設 けた構成とすることが可能となっている。
【0057】
【考案の効果】
請求項1記載の考案に係るテープエンド検出装置は、一方の端子がプラス電源 に接続された第1の抵抗と、一方の端子が第1の抵抗の他方の端子に接続され、 他方の端子が接地された第2の抵抗と、アナログ入力端子には第1の抵抗の他方 の端子が接続されたマイクロコンピュータと、巻取リール側または供給リール側 の一方のテープエンドを検出すると共に、コレクタが前記マイクロコンピュータ の出力端子に接続され、エミッタが第1の抵抗の他方の端子に接続された第1の フォトトランジスタと、巻取リール側または供給リール側の他方のテープエンド を検出すると共に、コレクタが第2の抵抗の一方の端子に接続され、エミッタが 前記出力端子に接続された第2のフォトトランジスタとを備え、前記マイクロコ ンピュータは、前記出力端子をHレベルとしたとき前記アナログ入力端子に導か れる電圧に基づいて第1のフォトトランジスタのオンオフを判定し、前記出力端 子をLレベルとしたとき前記アナログ入力端子に導かれる電圧に基づいて第2の フォトトランジスタのオンオフを判定する構成としている。従って、出力端子が Hレベルとなるときには、アナログ入力端子に導かれる電圧は、第1のフォトト ランジスタのコレクタ・エミッタ間の抵抗値にのみ依存し、出力端子がLレベル となるときには、アナログ入力端子に導かれる電圧は、第2のフォトトランジス タのコレクタ・エミッタ間の抵抗値にのみ依存する。このため、マイクロコンピ ュータの出力端子数の増加を招くことなく、特性のばらつきの大きい素子を用い たときにも、誤りなくテープエンドを検出することが可能となっている。
【0058】 また請求項2記載の考案に係るテープエンド検出装置は、前記出力端子を、テ ープの走行方向を制御する方向出力端子とすると共に、前記方向出力端子がLレ ベルとなるときには前記テープが供給リール側から巻取リール側に走行し、前記 方向出力端子がHレベルとなるときには前記テープが巻取リール側から供給リー ル側に走行する装置とし、第1のフォトトランジスタには巻取リール側のテープ エンドを検出させ、第2のフォトトランジスタには供給リール側のテープエンド を検出させている。従って、方向出力端子をHレベルとし、テープを供給リール 側に走行させる場合、巻取リール側に現れるリーダテープは、第1のフォトトラ ンジスタの受光状態を変化させ、アナログ入力端子の電圧を変化させる。また、 方向出力端子をLレベルとし、テープを巻取リール側に走行させる場合、供給リ ール側に現れるリーダテープは、第2のフォトトランジスタの受光状態を変化さ せ、アナログ入力端子の電圧を変化させる。従って、専用の出力端子を用いなく てもテープエンドの検出が可能となるので、マイクロコンピュータの出力端子を 専有する数を減少させることが可能となっている。
【0059】 また請求項3記載の考案に係るテープエンド検出装置は、前記出力端子を、テ ープの走行方向を制御する方向出力端子とすると共に、前記方向出力端子がHレ ベルとなるときには前記テープが供給リール側から巻取リール側に走行し、前記 方向出力端子がLレベルとなるときには前記テープが巻取リール側から供給リー ル側に走行する装置とし、第1のフォトトランジスタには供給リール側のテープ エンドを検出させ、第2のフォトトランジスタには巻取リール側のテープエンド を検出させる構成としている。従って、方向出力端子をLレベルとし、テープを 供給リール側に走行させる場合、巻取リール側に現れるリーダテープは、第2の フォトトランジスタの受光状態を変化させ、アナログ入力端子の電圧を変化させ る。また、方向出力端子をHレベルとし、テープを巻取リール側に走行させる場 合、供給リール側に現れるリーダテープは、第1のフォトトランジスタの受光状 態を変化させ、アナログ入力端子の電圧を変化させる。従って、専用の出力端子 を用いなくてもテープエンドの検出が可能となるので、マイクロコンピュータの 出力端子を専有する数を減少させることが可能となっている。
【0060】 また請求項4記載の考案に係るテープエンド検出装置は、上記構成に加え、テ ープカセットが挿入口に挿入されたときには、第1のフォトトランジスタまたは 第2のフォトトランジスタの光経路を遮光し、テープカセットが所定位置にロー ディングされたときには前記光経路を遮光しない遮光板を設けた構成としている 。従って、第1のフォトトランジスタの光経路に遮光板を設ける場合では、テー プカセットの挿入は、第1のフォトトランジスタのオフ状態として検出され、第 2のフォトトランジスタの光経路に遮光板を設ける場合では、テープカセットの 挿入は、第2のフォトトランジスタのオフ状態として検出される。このため、テ ープカセットの挿入を検出するためのセンサを別途に設けることを不要にするこ とが可能となっている。
【0061】 また請求項5記載の考案に係るビデオカセット再生装置は、請求項1から請求 項4までのいずれかに記載のテープエンド検出装置を備えた構成としている。従 って、請求項1から請求項4までのそれぞれに記載のテープエンド検出装置に対 応した作用が生じる。このため、請求項1記載のテープエンド検出装置を備える 場合では、特性のばらつきの大きい素子を用いたときにも、誤りなくテープエン ドを検出することが可能となり、請求項2または3記載のテープエンド検出装置 を備える場合では、上記目的に加え、マイクロコンピュータの出力端子を専有す る数を減少させることが可能となり、請求項4記載のテープエンド検出装置を備 える場合では、上記目的に加え、テープカセットの挿入を検出するためのセンサ を別途に設けることを不要にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るテープエンド検出装置の一実施形
態を適用したテープ走行装置の電気的構成を示すブロッ
ク線図である。
【図2】実施形態の初期動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】アナログ入力端子に導かれる電圧と、判定基準
となる電圧との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 マイクロコンピュータ 7 キャプスタンモータ 14 遮光板 16,17 光経路 18 巻取リール 19 供給リール 21 アナログ入力端子 22 方向出力端子 31,32 光経路 P プラス電源 Q1 第1のフォトトランジスタ Q2 第2のフォトトランジスタ R1 第1の抵抗 R2 第2の抵抗

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リーダテープの光の透過率と磁性体塗布
    部の光の透過率との差異に基づいてテープエンドの検出
    を行うテープエンド検出装置において、 一方の端子がプラス電源に接続された第1の抵抗と、 一方の端子が第1の抵抗の他方の端子に接続され、他方
    の端子が接地された第2の抵抗と、 アナログ入力端子には第1の抵抗の他方の端子が接続さ
    れたマイクロコンピュータと、 巻取リール側または供給リール側の一方のテープエンド
    を検出すると共に、コレクタが前記マイクロコンピュー
    タの出力端子に接続され、エミッタが第1の抵抗の他方
    の端子に接続された第1のフォトトランジスタと、 巻取リール側または供給リール側の他方のテープエンド
    を検出すると共に、コレクタが第2の抵抗の一方の端子
    に接続され、エミッタが前記出力端子に接続された第2
    のフォトトランジスタとを備え、 前記マイクロコンピュータは、 前記出力端子をHレベルとしたとき前記アナログ入力端
    子に導かれる電圧に基づいて第1のフォトトランジスタ
    のオンオフを判定し、前記出力端子をLレベルとしたと
    き前記アナログ入力端子に導かれる電圧に基づいて第2
    のフォトトランジスタのオンオフを判定することを特徴
    とするテープエンド検出装置。
  2. 【請求項2】 前記出力端子を、テープの走行方向を制
    御する方向出力端子とすると共に、前記方向出力端子が
    Lレベルとなるときには前記テープが供給リール側から
    巻取リール側に走行し、前記方向出力端子がHレベルと
    なるときには前記テープが巻取リール側から供給リール
    側に走行するテープエンド検出装置において、 第1のフォトトランジスタには巻取リール側のテープエ
    ンドを検出させ、第2のフォトトランジスタには供給リ
    ール側のテープエンドを検出させることを特徴とする請
    求項1記載のテープエンド検出装置。
  3. 【請求項3】 前記出力端子を、テープの走行方向を制
    御する方向出力端子とすると共に、前記方向出力端子が
    Hレベルとなるときには前記テープが供給リール側から
    巻取リール側に走行し、前記方向出力端子がLレベルと
    なるときには前記テープが巻取リール側から供給リール
    側に走行するテープエンド検出装置において、 第1のフォトトランジスタには供給リール側のテープエ
    ンドを検出させ、第2のフォトトランジスタには巻取リ
    ール側のテープエンドを検出させることを特徴とする請
    求項1記載のテープエンド検出装置。
  4. 【請求項4】 テープカセットが挿入口に挿入されたと
    きには、第1のフォトトランジスタまたは第2のフォト
    トランジスタの光経路を遮光し、テープカセットが所定
    位置にローディングされたときには前記光経路を遮光し
    ない遮光板を設けたことを特徴とする請求項1から請求
    項3までのいずれかに記載のテープエンド検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載のテープエンド検出装置を備えたことを特徴とする
    ビデオカセット再生装置。
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