JP3055795U - テープエンド検出装置 - Google Patents

テープエンド検出装置

Info

Publication number
JP3055795U
JP3055795U JP1998005167U JP516798U JP3055795U JP 3055795 U JP3055795 U JP 3055795U JP 1998005167 U JP1998005167 U JP 1998005167U JP 516798 U JP516798 U JP 516798U JP 3055795 U JP3055795 U JP 3055795U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phototransistor
tape
terminal
resistor
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998005167U
Other languages
English (en)
Inventor
善男 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP1998005167U priority Critical patent/JP3055795U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3055795U publication Critical patent/JP3055795U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタル用の出力端子数を減少させる。 【課題解決手段】第1および第2の抵抗R1,R2から
なる分圧回路と、巻取リール18側のテープエンドを検
出する第1のフォトトランジスタQ1と、供給リール1
9側のテープエンドを検出する第2のフォトトランジス
タQ2とを備え、第2のフォトトランジスタQ2のエミ
ッタを、キャプスタンモータ7の回転方向を示す方向出
力端子22に接続している。そして、方向出力端子22
をHレベルとして、ビデオテープを供給リール19側に
走行させる場合、検出出力21に基づいて第1のフォト
トランジスタQ1のオンオフを判定する。また第1のフ
ォトトランジスタQ1がオフである場合、方向出力端子
22をLレベルとしたときの検出出力21に基づいて、
第2のフォトトランジスタQ2のオンオフを判定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、フォトトランジスタを用いて、テープカセットのテープエンドを検 出する検出装置に係り、より詳細には、2つのフォトトランジスタのオンオフの 状態を、1つのアナログ信号のレベルに基づいて判定するテープエンド検出装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカセットデッキは、ビデオテープを走行させているとき、テープエンド を検出すると、テープの走行を停止させる構成となっている。このため、フォト トランジスタを用いてテープエンドの検出を行っている。しかし、テープエンド を検出するための光の経路は、経路が長く、また、経路上には、光の放射方向を 直角に曲げる小型のプリズムが設けられている。従って、テープエンドを検出す るフォトトランジスタが受光する光は、強度の弱い光となる。その結果、フォト トランジスタは、光を受光したときにも、飽和状態とはならない。従って、テー プエンドを検出するフォトトランジスタを、オン状態とオフ状態との2つの状態 を変移するスイッチとして取り扱うことができない。このため、フォトトランジ スタの出力をアナログ信号として取り扱う構成が用いられている。
【0003】 すなわち、フォトトランジスタの出力を、A/D変換器によってデジタル値に 変換した後、変換したデジタル値が、予め設定された値より大きいかどうかによ って、フォトトランジスタがオン状態にあるのか、またはオフ状態にあるのかを 判定している。従って、テープエンドとなったかどうかを判定する判定部には、 巻取側のテープエンドを検出するフォトトランジスタのためのアナログ入力と、 供給側のテープエンドを検出するフォトトランジスタのためのアナログ入力との 、2つのアナログ入力を備えた構成が用いられている。しかし、この構成を用い た場合では、2つのアナログ入力が必要となるため、マイクロコンピュータの構 成が複雑となる。
【0004】 上記した問題を解決する技術が、本願出願人により、実願平9−5965号と して提案されている。すなわち、第1の抵抗と第2の抵抗とからなる分圧回路に よって、プラス電源の電圧を分圧している。また、巻取リール側のテープエンド を検出する第1のフォトトランジスタを、第1の抵抗に並列に接続している。ま た、供給リール側のテープエンドを検出する第2のフォトトランジスタを、分圧 回路の分圧出力点と、マイクロコンピュータの出力端子との間に接続している。 このため、マイクロコンピュータの出力端子をLレベルとしたときには、分圧出 力点の電圧を検出するのみで、第1のフォトトランジスタのみがオン、第1およ び第2のフォトトランジスタが共にオフ、または、第2のフォトトランジスタの みがオン、の3種の状態の判別が可能になっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成を用いた場合では、以下に示す問題が生じていた。す なわち、マイクロコンピュータの出力端子をLレベルとするとき、分圧出力点の 電圧から判別可能となるのは、第1のフォトトランジスタのみがオン、第1およ び第2のフォトトランジスタが共にオフ、または、第2のフォトトランジスタの みがオン、の3種の状態の判別である。しかし、この判別が可能となるためには 、第1のフォトトランジスタと第2のフォトトランジスタとが、共にオンとなる 事態の生じないことが条件となっている。そのため、出力端子をLレベルとする ときには、その以前に、第1のフォトトランジスタがオフとなっていることを確 認している。つまり、出力端子をHレベルとすることによって、第1のフォトト ランジスタのオンオフのみを判別可能とし、この状態において、第1のフォトト ランジスタがオフとなることを確認している。従って、テープエンドの検出には 、1つのアナログ入力端子と、1つのデジタル用の出力端子とが必要となる。こ のため、デジタル用の出力端子が不足する事態を招いていた。
【0006】 本考案は上記課題を解決するため創案されたものであって、請求項1および3 記載の考案の目的は、テープエンドを検出する回路に、HレベルとLレベルとを 切り換えて送出する出力端子を、キャプスタンモータの回転方向を指示する出力 端子と共用とすることにより、使用するデジタル用の出力端子数を減少させるこ とのできるテープエンド検出装置を提供することにある。
【0007】 また請求項2および4記載の考案の目的は、上記目的に加え、コレクタがプラ ス電源に接続された側のフォトトランジスタの光経路に、テープカセットが挿入 されたとき、光経路を遮光する遮光板を設けることにより、テープカセットの挿 入を検出するためのセンサを別途に設けることを不要とすることのできるテープ エンド検出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の考案に係るテープエンド検出装置は、 テープの走行を制御するマイクロコンピュータの方向出力端子がLレベルとなる とき、キャプスタンモータは巻取リール側にテープを走行させ、方向出力端子が Hレベルとなるとき、キャプスタンモータは供給リール側にテープを走行させる テープ走行装置に適用し、一方の端子がプラス電源に接続された第1の抵抗と、 一方の端子が第1の抵抗の他方の端子に接続され、他方の端子が接地された第2 の抵抗と、巻取リール側のテープエンドを検出すると共に、コレクタが第1の抵 抗の一方の端子に接続され、エミッタが第1の抵抗の他方の端子に接続された第 1のフォトトランジスタと、供給リール側のテープエンドを検出すると共に、コ レクタが第2の抵抗の一方の端子に接続され、エミッタが方向出力端子に接続さ れた第2のフォトトランジスタとを備え、前記マイクロコンピュータは、方向出 力端子をHレベルとしたとき、第1の抵抗の他方の端子から送出される検出出力 の電圧に基づいて第1のフォトトランジスタのオンオフを判定し、第1のフォト トランジスタがオフである場合には、方向出力端子をLレベルとしたときの前記 検出出力の電圧に基づいて第2のフォトトランジスタのオンオフを判定する構成 としている。
【0009】 すなわち、マイクロコンピュータは、方向出力端子をHレベルとした状態では 、第1の抵抗の他方の端子から送出される検出出力が、第1の抵抗と第2の抵抗 とによる分圧電圧となるときには、第1のフォトトランジスタがオフであると判 定し、検出出力が分圧電圧より高くなるときには、第1のフォトトランジスタが オンであると判定する。また、方向出力端子をLレベルとした状態では、検出出 力が分圧電圧となるときには第2のフォトトランジスタがオフであると判定し、 検出出力が分圧電圧より低くなるときには第2のフォトトランジスタがオンであ ると判定する。従って、方向出力端子がHレベルとなり、テープが供給リール側 に走行するとき、巻取リール側の検出位置に現れるリーダテープは、第1のフォ トトランジスタのオン状態として検出される。また、方向出力端子がLレベルと なり、テープが巻取リール側に走行するとき、供給リール側の検出位置に現れる リーダテープは、第2のフォトトランジスタのオン状態として検出される。
【0010】 また請求項2記載の考案に係るテープエンド検出装置は、上記構成に加え、テ ープカセットが挿入口に挿入されたときには、第1のフォトトランジスタの光経 路を遮光し、テープカセットが所定位置にローディングされたときには前記光経 路を遮光しない遮光板を設け、マイクロコンピュータは、前記方向出力端子をH レベルとしたときの前記検出出力の電圧に基づいて、テープカセットの挿入を検 出する構成としている。すなわち、テープカセットの挿入は、第1のフォトトラ ンジスタのオフ状態として検出される。
【0011】 また請求項3記載の考案に係るテープエンド検出装置は、テープの走行を制御 するマイクロコンピュータの方向出力端子がHレベルとなるとき、キャプスタン モータは巻取リール側にテープを走行させ、方向出力端子がLレベルとなるとき 、キャプスタンモータは供給リール側にテープを走行させるテープ走行装置に適 用し、一方の端子がプラス電源に接続された第3の抵抗と、一方の端子が第3の 抵抗の他方の端子に接続され、他方の端子が接地された第4の抵抗と、供給リー ル側のテープエンドを検出すると共に、コレクタが第3の抵抗の一方の端子に接 続され、エミッタが第3の抵抗の他方の端子に接続された第3のフォトトランジ スタと、巻取リール側のテープエンドを検出すると共に、コレクタが第4の抵抗 の一方の端子に接続され、エミッタが方向出力端子に接続された第4のフォトト ランジスタとを備え、前記マイクロコンピュータは、方向出力端子をHレベルと したとき、第3の抵抗の他方の端子から送出される検出出力の電圧に基づいて第 3のフォトトランジスタのオンオフを判定し、第3のフォトトランジスタがオフ である場合には、方向出力端子をLレベルとしたときの前記検出出力の電圧に基 づいて第4のフォトトランジスタのオンオフを判定する構成としている。
【0012】 すなわち、マイクロコンピュータは、方向出力端子をHレベルとした状態では 、第3の抵抗の他方の端子から送出される検出出力が、第3の抵抗と第4の抵抗 とによる分圧電圧となるときには、第3のフォトトランジスタがオフであると判 定する。また、検出出力が前記分圧電圧より高くなるときには、第3のフォトト ランジスタがオンであると判定する。一方、方向出力端子をLレベルとした状態 では、検出出力が分圧電圧となるときには第4のフォトトランジスタがオフであ ると判定する。また検出出力が分圧電圧より低くなるときには第4のフォトトラ ンジスタがオンであると判定する。従って、方向出力端子がHレベルとなり、テ ープが巻取リール側に走行するとき、供給リール側の検出位置に現れるリーダテ ープは、第3のフォトトランジスタのオン状態として検出される。また、方向出 力端子がLレベルとなり、テープが供給リール側に走行するとき、巻取リール側 の検出位置に現れるリーダテープは、第4のフォトトランジスタのオン状態とし て検出される。
【0013】 また請求項4記載の考案に係るテープエンド検出装置は、上記構成に加え、テ ープカセットが挿入口に挿入されたときには、第3のフォトトランジスタの光経 路を遮光し、テープカセットが所定位置にローディングされたときには前記光経 路を遮光しない遮光板を設け、前記マイクロコンピュータは、前記方向出力端子 をHレベルとしたときの前記検出出力の電圧に基づいて、テープカセットの挿入 を検出する構成としている。すなわち、テープカセットの挿入は、第1のフォト トランジスタのオフ状態として検出される。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。 図1は、請求項1および2記載の考案に係るテープエンド検出装置の一実施形 態を適用したテープ走行装置の電気的構成を示すブロック線図である。また、破 線2に示すブロック2は、主要な制御を行うためのマイクロコンピュータを示し ている。
【0015】 図において、機構部6は、装置本体に設けられた挿入口(図示を省略)に挿入 されたテープカセット1のローディングと、所定位置にローディングされたテー プカセット1内のビデオテープのローディングとを行うと共に、ビデオテープを 走行させるためのブロックとなっている。このため、図示されないローディング モータおよびキャプスタンモータ7等を備えている。
【0016】 機構部駆動回路5は、マイクロコンピュータ2の方向出力端子22から送出さ れる方向指示出力23、および制御出力24に従って、機構部6を駆動するブロ ックとなっている。すなわち、方向指示出力23がLレベルであるとき、制御出 力24が回転を指示すると、キャプスタンモータ7を正転方向に回転させること によって、ビデオテープを巻取リール18の側に走行させる。また、方向指示出 力23がHレベルであるとき、制御出力24が回転を指示すると、キャプスタン モータ7を逆転させることによって、ビデオテープを供給リール19の側に走行 させる。
【0017】 所定位置に載置されたテープカセット1の側面のそれぞれの近傍には、プリズ ム11を介して導かれた光を受光する第1のフォトトランジスタQ1と、プリズ ム12をを介して導かれた光を受光する第2のフォトトランジスタQ2とが設け られている。
【0018】 詳細には、破線16は、巻取リール18側のテープエンドを検出するための光 経路を示している。すなわち、巻取リール18の側に向かってプリズム13から 放射された光は、テープカセット1の内部を通過した後、プリズム11によって 反射され、第1のフォトトランジスタQ1に導かれる。また、破線17は、供給 リール19側のテープエンドを検出するための光経路を示している。すなわち、 供給リール19の側に向かってプリズム13から放射された光は、テープカセッ ト1の内部を通過した後、プリズム12によって反射され、第2のフォトトラン ジスタQ2に導かれる。従って、巻取リール18側の検出位置にリーダテープが 現れると、第1のフォトトランジスタQ1が光を受光する。また、供給リール1 9側の検出位置にリーダテープが現れると、第2のフォトトランジスタQ2が光 を受光する。
【0019】 上記したように、光経路16,17には、経路を直角に曲げるため、発光側に おけるプリズム13と、受光側におけるプリズム11,12とが設けられている 。このため、第1のフォトトランジスタQ1が受光する光、および、第2のフォ トトランジスタQ2が受光する光は、共に、強度の弱い光となる。従って、第1 および第2のフォトトランジスタQ1,Q2は、光を受光したときにも、飽和状 態とはならない。
【0020】 また、巻取リール18側のテープエンドを検出するための光経路を構成するプ リズム11の近傍には、遮光板14が設けられている。この遮光板14は、テー プカセット1を、図示されない装置本体の挿入口に挿入すると、光経路16を遮 光する位置に移動する。そして、テープカセット1が所定位置にローディングさ れたときには、光経路16を遮光しない初期位置に復帰する可動板となっている 。このため、第1のフォトトランジスタQ1は、巻取リール18側のテープエン ドの検出と、テープカセット1の挿入の検出とを行うことになる。
【0021】 第1の抵抗R1と第2の抵抗R2とは、プラス電源Pを分圧する分圧回路とな っている。このため、第1の抵抗R1の一方の端子はプラス電源Pに接続されて いる。また、第2の抵抗R2の一方の端子は、第1の抵抗R1の他方の端子に接 続され、第2の抵抗R2の他方の端子は接地されている。また、第1の抵抗R1 の他方の端子と第2の抵抗R2の一方の端子との接続点は、検出出力21として 、マイクロコンピュータ2内部に設けられたA/D変換器3に導かれている。
【0022】 巻取リール18側のテープエンドを検出する第1のフォトトランジスタQ1の コレクタは、第1の抵抗R1の一方の端子に接続され、エミッタは、第1の抵抗 R1の他方の端子に接続されている。また、供給リール19側のテープエンドを 検出する第2のフォトトランジスタQ2のコレクタは、第2の抵抗R2の一方の 端子に接続され、エミッタは、マイクロコンピュータ2のデジタル用の出力端子 の1つである方向出力端子22に接続されている。
【0023】 A/D変換器3は、検出出力21の電圧をデジタル値に変換し、制御部4に送 出するブロックとなっている。また、制御部4は、ビデオカセットデッキとして の主要動作を制御するブロックとなっている。このため、キャプスタンモータ7 の回転方向を指示する方向指示出力(方向出力端子22から送出される出力)2 3と、キャプスタンモータ7の回転と停止とを指示する制御出力24とを機構部 駆動回路5に送出している(その他の指示を行う出力は図示が省略されている) 。そして、A/D変換器3の出力に基づいた判定結果に従い、機構部駆動回路5 を介して、機構部6の動作を制御する。
【0024】 なお、A/D変換器3の出力に基づく判定方法は、方向出力端子22をHレベ ルとするときでは、以下に示す方法となっている。すなわち、検出出力21が、 第1の抵抗R1と第2の抵抗R2とによる分圧電圧となるときには、第1のフォ トトランジスタQ1がオフであり、巻取リール18の側にはテープエンドが現れ ていないと判定する。また、検出出力21が分圧電圧より高くなるときには、第 1のフォトトランジスタQ1がオンであり、巻取リール18の側にテープエンド が現れたと判定する。
【0025】 また、第1のフォトトランジスタQ1がオフであることから、方向出力端子を Lレベルとしたときでは、以下に示す判定方法となっている。すなわち、検出出 力21が分圧電圧となるときには、第2のフォトトランジスタQ2がオフであり 、供給リール19の側にはテープエンドが現れていないと判定する。また、検出 出力21が分圧電圧より低くなるときには、第2のフォトトランジスタQ2がオ ンであり、供給リール19の側にテープエンドが現れたと判定する。
【0026】 また、マイクロコンピュータ2は、テープカセット1を排出した後では、以下 に示す動作を行う。すなわち、方向出力端子22をHレベルとしたとき、検出出 力21が分圧電圧になると、テープカセット1が挿入口に挿入されたため、遮光 板14が経路16を遮光したと判定する。そして、遮光板14が遮光したと判定 したときには、挿入されたテープカセット1を所定位置にローディングする制御 を行う。
【0027】 なお、第1の抵抗R1の抵抗値と第2の抵抗R2の抵抗値とは、互いに等しい 値に設定されている。また、プラス電源Pの電圧は5Vとなっている。従って、 第1の抵抗R1と第2の抵抗R2とによる分圧電圧は2.5Vとなる。このため 、制御部4は、A/D変換器3の出力値が、2.5V近傍の値を示す場合には、 検出出力21の電圧は分圧電圧であると判定する。
【0028】 図3は、実施形態の初期動作を示すフローチャートである。必要に応じて同図 を参照しつつ、実施形態の動作を説明する。なお、括弧内の記載は、請求項3、 4記載の発明の実施形態に対応した内容となっているので、括弧内の記載につい ては、後に詳述する。
【0029】 第1および第2のフォトトランジスタQ1,Q2のオンオフ状態と方向出力端 子22のレベルと検出出力21の電圧との互いの関係を説明すると、以下に示す ようになる。すなわち、方向出力端子22がHレベルとなるときでは、第2のフ ォトトランジスタQ2のエミッタは、プラス電源Pの電圧に略等しくなる。この ため、第2のフォトトランジスタQ2には、光を受光したときにも、電流が流れ ない。つまり、方向出力端子22がHレベルとなる場合、検出出力21の電圧は 、第1のフォトトランジスタQ1のオンオフ状態によってのみ変化する。
【0030】 詳細には、第1のフォトトランジスタQ1がオフ状態となる場合、検出出力2 1の電圧は、プラス電源Pの電圧を、第1の抵抗R1と第2の抵抗R2とによっ て分圧した電圧(2.5V)となる。一方、第1のフォトトランジスタQ1が光 を受光し、オン状態となったときには、検出出力21の電圧は2.5Vより高い 電圧となる。ただし、このときの検出出力21の電圧は、第1のフォトトランジ スタQ1が飽和状態にならないことから、5V近傍の電圧とはならず、3〜4V の電圧となる。
【0031】 以上のことから、制御部4は、方向出力端子22をHレベルとする場合、A/ D変換器3から出力されるデジタル値が2〜3Vのときには、第1のフォトトラ ンジスタQ1がオフ状態である(第1のフォトトランジスタQ1が光を受光して いない)と判定する。また、A/D変換器3から出力されるデジタル値が3V以 上となるときには、第1のフォトトランジスタQ1がオン状態になっている(第 1のフォトトランジスタQ1が光を受光している)と判定する。
【0032】 一方、方向出力端子22がLレベルの場合、第1のフォトトランジスタQ1が オン、第2のフォトトランジスタQ2がオフであるとき、検出出力21の電圧は 、3〜4Vの電圧となる。また、第1のフォトトランジスタQ1がオフ、第2の フォトトランジスタQ2がオンとなるとき、検出出力21の電圧は、1〜2Vの 電圧となる。また、第1のフォトトランジスタQ1と第2のフォトトランジスタ Q2とが、共にオフとなるときには、検出出力21の電圧は2.5Vとなる。し かし、第1のフォトトランジスタQ1と第2のフォトトランジスタQ2とが、共 にオンとなるときには、検出出力21の電圧は不定となる。これは、第1のフォ トトランジスタQ1と第2のフォトトランジスタQ2との素子特性のばらつき、 受光する光強度の差異によって、第1のフォトトランジスタQ1に流れる電流と 、第2のフォトトランジスタQ2に流れる電流との比率が、大きくばらつくため である。
【0033】 従って、制御部4は、第1のフォトトランジスタQ1と第2のフォトトランジ スタQ2とが、共にオン状態となる事態が生じる恐れのない場合にのみ、方向出 力端子22をLレベルとし、以下に示す判定を行う。すなわち、A/D変換器3 の出力が、2〜3Vの値を示すときには、第2のフォトトランジスタQ2がオフ であると判定する。また、A/D変換器3の出力が、2V以下の値を示すときに は、第2のフォトトランジスタQ2がオンであると判定する。
【0034】 第1および第2のフォトトランジスタQ1,Q2のオンオフ状態と方向出力端 子22のレベルと検出出力21の電圧との関係は、上記した関係にある。このた め、制御部4は、第1のフォトトランジスタQ1がオフとなっていることが判明 した後において、つまり、巻取リール18側の検出位置に、ビデオテープの磁性 体塗布部が現れたことが判明した後において、第2のフォトトランジスタQ2の オンオフの判定動作を行うことになる。
【0035】 上記した動作が含まれた全体の動作説明に移ると、既にあったテープカセット 1が排出され、次のテープカセット1の挿入を待つ初期状態では、遮光板14は 、光経路16を遮光しない初期位置に移動している。従って、第1のフォトトラ ンジスタQ1と第2のフォトトランジスタQ2とは、共に光を受光するので、共 にオン状態となっている。このため、制御部4は、方向出力端子22をHレベル に設定し、検出出力21の電圧を調べる(ステップS1,S2)。このときの検 出出力21の電圧は、テープカセット1が挿入されない場合では、第1のフォト トランジスタQ1はオン状態にあるので、3V以上の電圧となる。
【0036】 一方、テープカセット1が挿入されると、遮光板14が光経路16を遮光する ため、第1のフォトトランジスタQ1がオフとなり、検出出力21の電圧は2. 5Vとなる。従って、制御部4は、検出出力21の電圧が2.5Vとなるときに は、テープカセット1が挿入口に挿入されたと判定し、テープカセット1をロー ディングさせる(ステップS3)。テープカセット1が所定位置にローディング されたときには、遮光板14は初期位置に復帰し、光経路16を遮光しなくなる 。その結果、以後では、第1のフォトトランジスタQ1は、巻取リール18側の 検出位置にリーダテープが現れている場合にはオンとなり、検出位置に磁性体塗 布部が現れている場合にはオフとなる。このため、制御部4は、テープカセット 1を所定位置にローディングさせた後には、第1のフォトトランジスタQ1のオ ンオフ状態を判定する(ステップS4)。
【0037】 第1のフォトトランジスタQ1がオンとなっている場合、巻取リール18側の 検出位置にリーダテープが現れているので、制御部4は、ビデオテープを巻取リ ール18側に走行させる制御を行う。すなわち、キャプスタンモータ7の回転方 向を正転方向とするため、方向指示出力23(方向出力端子22)をLレベルに する。また、制御出力24に、キャプスタンモータ7の回転を指示する出力を送 出する。このため、ビデオテープは、一定期間だけ、巻取リール18側に向かっ て走行する(ステップS10,S11)。
【0038】 ビデオテープを一定期間だけ走行させる制御が終了すると、第1のフォトトラ ンジスタQ1のオンオフ状態を判定するため、制御部4は、方向出力端子22を Hレベルとする。そして、この状態において、検出出力21の電圧に基づき、第 1のフォトトランジスタQ1のオンオフ状態を判定する(ステップS12,S1 3)。一方、ステップS11においてビデオテープが走行する距離は、リーダテ ープ長より長い距離となっている。従って、ステップS13の判定時には、巻取 リール18側の検出位置には、磁性体塗布部が現れているはずであり、第1のフ ォトトランジスタQ1はオフになっていなければならない。
【0039】 以上のことから、ステップS13の判定時に第1のフォトトランジスタQ1が オンとなっている場合、挿入されたテープカセット1は、不具合の生じたテープ カセット1、あるいは空パックであることを意味する。このため、制御部4は、 ステップS13において、第1のフォトトランジスタQ1がオンであることが判 明した場合、テープカセット1を排出する(ステップS15)。そして後、テー プカセット1の挿入を待つ初期状態に復帰する。一方、ステップS13において 、第1のフォトトランジスタQ1がオフである場合、動作は、ステップS13か らステップS5に移行する。
【0040】 ステップS13からステップS5の動作に移行した後では、第1のフォトトラ ンジスタQ1はオフ状態にある。従って、第1のフォトトランジスタQ1と第2 のフォトトランジスタQ2とが、共にオン状態となる恐れはない。このため、制 御部4は、方向出力端子22を、HレベルからLレベルに変化させることによっ て、第2のフォトトランジスタQ2のオンオフ状態の判定を行う(ステップS5 ,S6)。このとき、供給リール19側の検出位置に磁性体塗布部が現れている 場合では、第2のフォトトランジスタQ2がオフとなる。従って、ステップS6 の判定において、第2のフォトトランジスタQ2がオフとなっていることが判明 した場合には、初期動作を終了する。
【0041】 しかし、供給リール19側の検出位置にリーダテープが現れている場合では、 第2のフォトトランジスタQ2がオンとなっている。このため、ステップS6の 判定において、検出出力21の電圧が1〜2Vであり、第2のフォトトランジス タQ2がオンとなっているときには、制御部4は、ビデオテープを巻き戻す制御 を行う。すなわち、方向指示出力23(方向出力端子22)をHレベルとするこ とにより、キャプスタンモータ7の回転方向を逆転方向に設定する(ステップS 7)。また、制御出力24を用いて、一定時間だけ、キャプスタンモータ7を回 転させる。このため、ビデオテープは、供給リール19側に向かって一定距離だ け走行する(ステップS8)。
【0042】 上記動作が終了したときには、方向出力端子22をLレベルとすることによっ て、第2のフォトトランジスタQ2のオンオフ状態を判定する。そして、第2の フォトトランジスタQ2がオフ状態となっていること、すなわち、供給リール1 9側の検出位置に磁性体塗布部が現れていることを確認した後、初期動作を終了 する(ステップS5,S6)。
【0043】 初期動作が終了し、通常動作となったときには、方向指示出力23(方向出力 端子22)をLレベルとしてビデオテープを走行させると、ビデオテープは、供 給リール19側から巻取リール18側に向かって走行する(再生動作時、あるい は速送り時等)。従って、リーダテープは、供給リール19側の検出位置に現れ ることになる。一方、方向指示出力23(方向出力端子22)がLレベルである ときには、第2のフォトトランジスタQ2のオンオフ状態が判定可能となってい る。従って、制御部4は、方向出力端子22をLレベルにしてビデオテープを走 行させる場合、検出出力21が2V以下となったときには、供給リール19側の 検出位置にリーダテープが現れたと判定し、走行を停止させる。
【0044】 また、方向指示出力23(方向出力端子22)をHレベルとしてビデオテープ を走行させると、ビデオテープは、巻取リール18側から供給リール19側に向 かって走行する(後方へのサーチ時、あるいは巻戻し時等)。従って、リーダテ ープは、巻取リール18側の検出位置に現れることになる。一方、方向指示出力 23(方向出力端子22)がHレベルであるときには、第1のフォトトランジス タQ1のオンオフ状態が判定可能となっている。従って、制御部4は、方向出力 端子22をHレベルにしてビデオテープを走行させる場合、検出出力21が3V 以上となったときには、巻取リール18側の検出位置にリーダテープが現れたと 判定し、走行を停止させる。
【0045】 図2は、請求項3および4記載の考案に係るテープエンド検出装置の一実施形 態を適用したテープ走行装置の電気的構成を示すブロック線図である。なお、図 1に示す構成と同一または機能が同一となる部分については、図1における符号 と同一符号を付与している。
【0046】 図1における構成と異なる箇所についての説明を行うと、分圧回路は、抵抗R 3と抵抗R4とにより構成されている。また、コレクタが抵抗R3の一方の端子 に接続され、エミッタが抵抗R3の他方の端子に接続された第3のフォトトラン ジスタQ3には、プリズム12により反射された光経路17が導かれている。こ のため、第3のフォトトランジスタQ3は、供給リール19側の検出位置に現れ るテープエンドを検出する。また、コレクタが第4の抵抗R4の一方の端子に接 続され、エミッタが方向出力端子22に接続された第4のフォトトランジスタQ 4には、プリズム11により反射された光経路16が導かれている。このため、 第4のフォトトランジスタQ4は、巻取リール18側の検出位置に現れるテープ エンドを検出する。
【0047】 機構部駆動回路5は、図1に示す構成とは逆方向にビデオテープを走行させる 構成となっている。すなわち、方向出力端子22から送出される方向指示出力2 3がHレベルとなる場合、キャプスタンモータ7を正転方向に回転させることに よって、ビデオテープを巻取リール18の側に走行させる。また、方向指示出力 23がLレベルとなる場合、キャプスタンモータ7を逆転させることによって、 ビデオテープを供給リール19の側に走行させる。
【0048】 また、テープカセット1の挿入を検出するための遮光板15は、図1に示す構 成と反対側の位置に設けられている。すなわち、遮光板15は、供給リール19 側のテープエンドを検出するための光経路17を構成するプリズム12の近傍に 設けられている。従って、テープカセット1が挿入口に挿入されると、光経路1 7を遮光する位置に移動する。そして、テープカセット1が所定位置にローディ ングされたときには、光経路17を遮光しない初期位置に復帰する。このため、 第3のフォトトランジスタQ1は、供給リール19側のテープエンドの検出と、 テープカセット1の挿入の検出とを行うことになる。
【0049】 本実施形態の初期動作を示すフローチャートは、図3に示すフローチャートの 括弧内の記載を用いた動作となる。すなわち、ステップS2,S4,S13では 、第3のフォトトランジスタQ3のオンオフ状態が調べられる。また、ステップ S6では、第4のフォトトランジスタQ4のオンオフ状態が調べられる。また、 図1に示す実施形態のキャプスタンモータ7と、本実施形態のキャプスタンモー タ7とは、方向指示出力23が同一の場合では、回転方向が逆となる。従って、 ステップS8では、ビデオテープは巻取リール18の側に走行し、ステップS1 1では、ビデオテープは供給リール18の側に走行する。すなわち、本実施形態 の動作は、上記した差異を除くと、図1に示す実施形態の動作と同様となる。こ のため、本実施形態の初期動作の詳細な説明を省略する。
【0050】 そして、初期動作が終了し、通常動作となったときには、方向指示出力23( 方向出力端子22)がHレベルとなる場合、ビデオテープは、供給リール19側 から巻取リール18側に向かって走行する。従って、リーダテープは、供給リー ル19側の検出位置に現れることになる。一方、方向指示出力23(方向出力端 子22)がHレベルであるときには、第3のフォトトランジスタQ3のオンオフ 状態が判定可能となっている。従って、制御部4は、方向出力端子22をHレベ ルとして、ビデオテープを走行させる場合、検出出力21が3V以上となったと き(第3のフォトトランジスタQ3がオンとなったとき)、供給リール19側の 検出位置にリーダテープが現れたとして、ビデオテープの走行を停止させる。
【0051】 また、方向指示出力23(方向出力端子22)がLレベルとなる場合、ビデオ テープは、巻取リール18側から供給リール19側に向かって走行する。従って 、リーダテープは、巻取リール18側の検出位置に現れることになる。一方、方 向指示出力23(方向出力端子22)がLレベルであるときには、第4のフォト トランジスタQ4のオンオフ状態が判定可能となっている。従って、制御部4は 、方向出力端子22をLレベルとして、ビデオテープを走行させる場合、検出出 力21が2V以下となったとき(第4のフォトトランジスタQ4がオンとなった とき)、巻取リール18側の検出位置にリーダテープが現れたとして、ビデオテ ープの走行を停止させる。
【0052】
【考案の効果】
請求項1記載の考案に係るテープエンド検出装置は、マイクロコンピュータの 方向出力端子がLレベルとなるとき、巻取リール側にテープを走行させ、Hレベ ルとなるとき、供給リール側にテープを走行させるテープ走行装置に適用し、一 方の端子がプラス電源に接続された第1の抵抗と、一方の端子が第1の抵抗の他 方の端子に接続され、他方の端子が接地された第2の抵抗と、巻取リール側のテ ープエンドを検出すると共に、コレクタが第1の抵抗の一方の端子に接続され、 エミッタが第1の抵抗の他方の端子に接続された第1のフォトトランジスタと、 供給リール側のテープエンドを検出すると共に、コレクタが第2の抵抗の一方の 端子に接続され、エミッタが方向出力端子に接続された第2のフォトトランジス タとを備え、前記マイクロコンピュータは、方向出力端子をHレベルとしたとき 、第1の抵抗の他方の端子から送出される検出出力の電圧に基づいて第1のフォ トトランジスタのオンオフを判定し、第1のフォトトランジスタがオフである場 合には、方向出力端子をLレベルとしたときの前記検出出力の電圧に基づいて第 2のフォトトランジスタのオンオフを判定する構成としている。従って、方向出 力端子がHレベルとなり、テープが供給リール側に走行するとき、巻取リール側 の検出位置に現れるリーダテープは、第1のフォトトランジスタのオン状態とし て検出される。また、方向出力端子がLレベルとなり、テープが巻取リール側に 走行するとき、供給リール側の検出位置に現れるリーダテープは、第2のフォト トランジスタのオン状態として検出される。従って、第2のフォトトランジスタ のエミッタのレベルを変更するための専用の出力端子が不要となるので、使用す るデジタル用の出力端子数を減少させることが可能となっている。
【0053】 また請求項2記載の考案に係るテープエンド検出装置は、テープカセットが挿 入口に挿入されたときには、第1のフォトトランジスタの光経路を遮光し、テー プカセットが所定位置にローディングされたときには前記光経路を遮光しない遮 光板を設け、マイクロコンピュータは、前記方向出力端子をHレベルとしたとき の前記検出出力の電圧に基づいて、テープカセットの挿入を検出する構成として いる。従って、テープカセットの挿入は、第1のフォトトランジスタのオフ状態 として検出されるので、テープカセットの挿入を検出するためのセンサを別途に 設けることを不要とすることが可能になる。
【0054】 また請求項3記載の考案に係るテープエンド検出装置は、マイクロコンピュー タの方向出力端子がHレベルとなるとき、巻取リール側にテープを走行させ、L レベルとなるとき、供給リール側にテープを走行させるテープ走行装置に適用し 、一方の端子がプラス電源に接続された第3の抵抗と、一方の端子が第3の抵抗 の他方の端子に接続され、他方の端子が接地された第4の抵抗と、供給リール側 のテープエンドを検出すると共に、コレクタが第3の抵抗の一方の端子に接続さ れ、エミッタが第3の抵抗の他方の端子に接続された第3のフォトトランジスタ と、巻取リール側のテープエンドを検出すると共に、コレクタが第4の抵抗の一 方の端子に接続され、エミッタが方向出力端子に接続された第4のフォトトラン ジスタとを備え、前記マイクロコンピュータは、方向出力端子をHレベルとした とき、第3の抵抗の他方の端子から送出される検出出力の電圧に基づいて第3の フォトトランジスタのオンオフを判定し、第3のフォトトランジスタがオフであ る場合には、方向出力端子をLレベルとしたときの前記検出出力の電圧に基づい て第4のフォトトランジスタのオンオフを判定する構成としている。従って、方 向出力端子がHレベルとなり、テープが巻取リール側に走行するとき、供給リー ル側の検出位置に現れるリーダテープは、第3のフォトトランジスタのオン状態 として検出される。また、方向出力端子がLレベルとなり、テープが供給リール 側に走行するとき、巻取リール側の検出位置に現れるリーダテープは、第4のフ ォトトランジスタのオン状態として検出される。従って、第4のフォトトランジ スタのエミッタのレベルを変更するための専用の出力端子が不要となるので、使 用するデジタル用の出力端子数を減少させることが可能となっている。
【0055】 また請求項4記載の考案に係るテープエンド検出装置は、テープカセットが挿 入口に挿入されたときには、第3のフォトトランジスタの光経路を遮光し、テー プカセットが所定位置にローディングされたときには前記光経路を遮光しない遮 光板を設け、前記マイクロコンピュータは、前記方向出力端子をHレベルとした ときの前記検出出力の電圧に基づいて、テープカセットの挿入を検出する構成と している。従って、テープカセットの挿入は、第1のフォトトランジスタのオフ 状態として検出されるので、テープカセットの挿入を検出するためのセンサを別 途に設けることを不要とすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2記載の考案に係るテープエン
ド検出装置の一実施形態を適用したテープ走行装置の電
気的構成を示すブロック線図である。
【図2】請求項3および4記載の考案に係るテープエン
ド検出装置の一実施形態を適用したテープ走行装置の電
気的構成を示すブロック線図である。
【図3】実施形態の初期動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 マイクロコンピュータ 7 キャプスタンモータ 14,15 遮光板 16,17 光経路 18 巻取リール 19 供給リール 21 検出出力 22 方向出力端子 P プラス電源 Q1 第1のフォトトランジスタ Q2 第2のフォトトランジスタ Q3 第3のフォトトランジスタ Q4 第4のフォトトランジスタ R1 第1の抵抗 R2 第2の抵抗 R3 第3の抵抗 R4 第4の抵抗

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープの走行を制御するマイクロコンピ
    ュータの方向出力端子がLレベルとなるとき、キャプス
    タンモータは巻取リール側にテープを走行させ、方向出
    力端子がHレベルとなるとき、キャプスタンモータは供
    給リール側にテープを走行させるテープ走行装置におい
    て、 一方の端子がプラス電源に接続された第1の抵抗と、 一方の端子が第1の抵抗の他方の端子に接続され、他方
    の端子が接地された第2の抵抗と、 巻取リール側のテープエンドを検出すると共に、コレク
    タが第1の抵抗の一方の端子に接続され、エミッタが第
    1の抵抗の他方の端子に接続された第1のフォトトラン
    ジスタと、 供給リール側のテープエンドを検出すると共に、コレク
    タが第2の抵抗の一方の端子に接続され、エミッタが方
    向出力端子に接続された第2のフォトトランジスタとを
    備え、 前記マイクロコンピュータは、 方向出力端子をHレベルとしたとき、第1の抵抗の他方
    の端子から送出される検出出力の電圧に基づいて第1の
    フォトトランジスタのオンオフを判定し、第1のフォト
    トランジスタがオフである場合には、方向出力端子をL
    レベルとしたときの前記検出出力の電圧に基づいて第2
    のフォトトランジスタのオンオフを判定することを特徴
    とするテープエンド検出装置。
  2. 【請求項2】 テープカセットが挿入口に挿入されたと
    きには、第1のフォトトランジスタの光経路を遮光し、
    テープカセットが所定位置にローディングされたときに
    は前記光経路を遮光しない遮光板を設け、 前記マイクロコンピュータは、前記方向出力端子をHレ
    ベルとしたときの前記検出出力の電圧に基づいて、テー
    プカセットの挿入を検出することを特徴とする請求項1
    記載のテープエンド検出装置。
  3. 【請求項3】 テープの走行を制御するマイクロコンピ
    ュータの方向出力端子がHレベルとなるとき、キャプス
    タンモータは巻取リール側にテープを走行させ、方向出
    力端子がLレベルとなるとき、キャプスタンモータは供
    給リール側にテープを走行させるテープ走行装置におい
    て、 一方の端子がプラス電源に接続された第3の抵抗と、 一方の端子が第3の抵抗の他方の端子に接続され、他方
    の端子が接地された第4の抵抗と、 供給リール側のテープエンドを検出すると共に、コレク
    タが第3の抵抗の一方の端子に接続され、エミッタが第
    3の抵抗の他方の端子に接続された第3のフォトトラン
    ジスタと、 巻取リール側のテープエンドを検出すると共に、コレク
    タが第4の抵抗の一方の端子に接続され、エミッタが方
    向出力端子に接続された第4のフォトトランジスタとを
    備え、 前記マイクロコンピュータは、 方向出力端子をHレベルとしたとき、第3の抵抗の他方
    の端子から送出される検出出力の電圧に基づいて第3の
    フォトトランジスタのオンオフを判定し、第3のフォト
    トランジスタがオフである場合には、方向出力端子をL
    レベルとしたときの前記検出出力の電圧に基づいて第4
    のフォトトランジスタのオンオフを判定することを特徴
    とするテープエンド検出装置。
  4. 【請求項4】 テープカセットが挿入口に挿入されたと
    きには、第3のフォトトランジスタの光経路を遮光し、
    テープカセットが所定位置にローディングされたときに
    は前記光経路を遮光しない遮光板を設け、 前記マイクロコンピュータは、前記方向出力端子をHレ
    ベルとしたときの前記検出出力の電圧に基づいて、テー
    プカセットの挿入を検出することを特徴とする請求項1
    記載のテープエンド検出装置。
JP1998005167U 1998-07-13 1998-07-13 テープエンド検出装置 Expired - Lifetime JP3055795U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998005167U JP3055795U (ja) 1998-07-13 1998-07-13 テープエンド検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998005167U JP3055795U (ja) 1998-07-13 1998-07-13 テープエンド検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3055795U true JP3055795U (ja) 1999-01-29

Family

ID=43189794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998005167U Expired - Lifetime JP3055795U (ja) 1998-07-13 1998-07-13 テープエンド検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3055795U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910003206B1 (ko) 테이프위치의 검출장치
JPH0418383B2 (ja)
JP3055795U (ja) テープエンド検出装置
KR0183111B1 (ko) 테이프의 주행 제어방법
JP3058317U (ja) テープエンド検出装置およびビデオカセット再生装置
US6021016A (en) Magnetic recording and reproducing apparatus arranged to save electric power consumed in detecting tape end and reduce load on microprocessor
JPH0612730A (ja) テープ端検出装置
JP3074810U (ja) ビデオデッキ
JP3058314U (ja) テープ駆動装置
JP3084701U (ja) ビデオデッキ
JP2000156002A (ja) テ―プレコ―ダ装置
EP0343252B1 (en) Device for driving magnetic tape at high speed
JP2660449B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR870003383Y1 (ko) 테이프단 검출 장치
JPS61139965A (ja) カセツトテ−プの巻き取り方式
JP2542798Y2 (ja) デジタルオーディオテープレコーダにおけるカセットハーフ検出装置
JPS5922263A (ja) カセツトテ−プレコ−ダ等におけるカセツト検知装置
KR880000461Y1 (ko) Vtr 의 절전형모우드 자동 절환회로
JP2542797Y2 (ja) デジタルオーディオテープレコーダにおけるカセットハーフ検出装置
KR100378806B1 (ko) 브이씨알의 주행 제어방법
JPH0514339Y2 (ja)
JPH04315846A (ja) センサ出力のしきい値設定装置
JPH05166338A (ja) カセットテープレコーダ
JPH06168500A (ja) テープ減速装置
JPH05282740A (ja) テープエンド検出装置