JP3056729B1 - 船舶用独立型非常発電装置 - Google Patents

船舶用独立型非常発電装置

Info

Publication number
JP3056729B1
JP3056729B1 JP8816299A JP8816299A JP3056729B1 JP 3056729 B1 JP3056729 B1 JP 3056729B1 JP 8816299 A JP8816299 A JP 8816299A JP 8816299 A JP8816299 A JP 8816299A JP 3056729 B1 JP3056729 B1 JP 3056729B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage box
emergency
emergency power
engine
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8816299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000280987A (ja
Inventor
秀信 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
Original Assignee
Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Kurushima Dockyard Co Ltd filed Critical Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
Priority to JP8816299A priority Critical patent/JP3056729B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3056729B1 publication Critical patent/JP3056729B1/ja
Publication of JP2000280987A publication Critical patent/JP2000280987A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

【要約】 【課題】 非常用電源装置として、区画を独立させ、防
火および安全性を向上させると共に、格納するコンテナ
状に脚部を設け、格納体自体を甲板より切り離した構造
とし、船上設置物からは独立した構造物とする。また、
当該非常電源装置自体を上部から搬入可能とし、船舶に
おける非常用発電装置一式の据え付け工事を簡略化す
る。 【解決手段】 船舶用独立型非常発電装置は、継手を介
して上下に風雨密に二分割可能な上部格納箱体(蓋部)
11と、甲板上に支持される脚部を有する下部格納箱体
9とからなり、上部格納体(蓋部)には、吸気区画の上
部、排気区画の上部、メンテナンス区画の上部が形成さ
れ、下部格納箱体には、前記吸気区画の下部、排気区画
の下部、メンテナンス区画の下部が形成されると共に、
下部格納箱体内には、非常用発電機セット、非常用配電
盤、始動用バッテリー、トランス(変圧器)、燃料タン
クが、それぞれ三次元的に配置される構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶の非常発電装
置一式を独立して格納する船舶用独立型非常発電装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】船舶内においては、推進、荷役、居住設
備、航海、無線、通信装置、各種自動装置等多岐の分野
において、電気設備が完備され、殊に、近年は、その設
備が多岐に渡り、電力需要が高まる傾向にある。そし
て、船舶におけるこの種の電源装置は、船舶の通常の作
動状態および居住状態を維持するのに必要な全ての設備
機器に電力供給する主電源装置と、船舶内の火災その他
の事故に備えて、上記主電源装置が停止した場合にも、
自動的に電力供給が開始され、操舵機や非常用消火ポン
プ等の非常設備に対して電力供給を果たす非常電源装置
の設置が義務づけられている。このような非常電源装置
は、前記主電源装置から離れた主電源装置区画外に設置
が義務付けられ、また、自動的に電力供給が開始された
ら、一定時間持続して電力供給ができるものでなければ
ならないとされている。
【0003】すなわち、当該非常電源装置内の発電機
は、非常配電盤上で、前記主電源喪失が検出された場合
に、ディーゼルエンジン等の非常用内燃機関による発電
機が始動し、遮断機が自動的に非常配電盤に投入され、
予め定める必要とされる非常用機器に電力供給を行う等
の一連の始動作業を自動的に行って、主電源喪失後45
秒以内に自動的に非常用設備機器等に電力供給ができる
ことが要求されている。
【0004】そして、当該非常用電源装置は、船舶の
最上層の全通甲板の上方場所で、衝突隔壁の後方場所
で、暴露甲板より容易に接近できる場所で、A類機
関区域または主電源、関連の変圧設備および主配電盤の
ある場所の周囲の囲壁に接しない場所に設置されなけれ
ばならないとされ、船舶が、22.5度まで横傾斜した
時、10度まで船首方向若しくは船尾方向に縦傾斜した
時、または、これらの傾斜角度のいずれかの組み合わせ
状態になった時まで、その最大定格出力で作動が維持で
きる機能を有することが要求され、このため、非常用電
源装置は、船首から船尾方向に向けて配置されることが
要求されている。そして、この種の従来の非常用電源室
は、船殻内にスペースを確保して設置するようにし、船
体船殻構造では、船舶居住区付近の一区画を確保して、
その内部に、内燃機関付き発電機装置や、燃料タンク、
配電盤、給排気設備等のそれぞれを所定の場所に設置す
るようにしてきていた。
【0005】図9は、この種の従来の非常電源装置の設
置例を示す図であり、Aデッキの後側舷部のエンジンル
ームの区域外に一定のスペース(例えば、約20m2
広さ)を確保して、この区域を非常電源室とした例のも
のであり、図10は、当該設置場所における各種装置の
配置図である。図9および図10において、100は、
後部エンジンルーム近傍に、その囲壁を離れて設置され
る非常用電源室であり、その内部には、ディーゼルエン
ジン等の内燃機関に連結された非常用電源セット101
が配置される。すなわち、図10中、101は、非常用
電源セット、102は、非常用配電盤、103は、始動
用バッテリー、104は、トランス、105は、燃料タ
ンク、1061、1062は、通風口(通風筒)、106
3は、機動ファン付き通風口、107は、扉付き入口、
108は、A級防火壁、109は、コーミング(油
受)、110は、船殻構造である。
【0006】そして、この種の非常用電源装置は、非常
時にのみ対処できるよう常時の使用は禁止されるが、非
常時に即応できるように1〜2週間毎に1回(30分以
上)の保守運転が義務付けられ、上記非常電源室100
内には、上記所定のメンテナンスのため作業員が入り込
み、上記の作業を行う作業スペースを確保すると共に、
作業員のメンテナンス作業中や、エンジンの冷却・排気
のため、前記通風口1061、1062による自然吸排気
および前記機動ファン1063による強制排気を行うよ
うに構成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の非常
用電源室は、室自体が、居住区付近に一区画を仕切って
確保されるために、その非常電源装置が確保される区画
それ自体に防火壁やボイドスペース等の防火上の対策が
対策が必要であったし、また、発電機やそれに付属する
装置等を個別に据え付け工事をしていたので、品質を同
じに保つことが難しく、また、同じ装置を同じ工法によ
って設置することが困難であった。さらには、船上での
作業となるため、所定の工程を経た後でなければ、非常
電源装置の工事に取りかかれないなど、異種工事が混在
し、重複作業が多くなる等、作業上の弊害があったし、
また、各種装置を設置した後に、周囲を囲って排気ファ
ンを取り付けたりする作業が必要で、作業工程上の制約
を免れなかった。
【0008】本発明は、このような船上作業負担を軽減
し、小型の鋼製の独立したコンテナ状箱体の内部に発電
機や燃料タンク、配電盤等の必要な装置を格納せしめ、
この箱体内への設置作業は、陸上作業で行うようにし
て、当該コンテナ状の箱体を船殻への設置と、船内配線
との接続をすることにより、上記欠点を解消せんとした
ものである。すなわち、本発明は、非常用電源装置とし
て、一つの機能単位に構成することにより、区画を独立
させ、防火および安全性を向上させると共に、格納する
コンテナ状に脚部を設け、格納体自体を甲板より切り離
した構造とし、船上設置物からは独立した構造物とする
ことを目的とする。
【0009】また、上記コンテナ状の格納箱を上下に分
割可能な独立した風雨密な格納箱内に一体的に格納する
ことにより、当該非常電源装置自体を上部から搬入可能
とし、船舶における非常用発電装置一式の据え付け工事
を簡略化することを目的とする。また、前述のように、
該格納箱体を上下二分割構造とし、上部から、各装置を
効率的に配置することにより、格納箱自体を小さく省ス
ペース化するようにし、かつ、制作を簡便に、かつ、コ
ンパクトにまとめ、部品点数を低減させるようにするこ
とを目的とする。また、小型化して、陸上の向上にて、
計画的に制作可能とし、さらには、発電機能として一単
位化するようにし、発電装置自体の移動や再利用可能と
し、陸上においても、通常の発電装置として機能するよ
うにすることができることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願請求項1
に係る発明は、船舶用独立型非常発電装置において、継
手を介して上下に風雨密に二分割可能な上部格納箱体
(蓋部)と、甲板上に支持される脚部を有する下部格納
箱体とからなり、前記上部格納体(蓋部)には、吸気区
画の上部、排気区画の上部、メンテナンス区画の上部が
形成され、前記下部格納箱体には、前記吸気区画の下
部、排気区画の下部、メンテナンス区画の下部が形成さ
れると共に、該下部格納箱体内には、非常用発電機セッ
ト、非常用配電盤、始動用バッテリー、トランス(変圧
器)、燃料タンクが、それぞれ三次元的に配置される構
造を有することを特徴とする。また、本願請求項2に係
る発明は、請求項1に記載の船舶用独立型非常発電装置
において、前記燃料タンクは、前記非常用発電機セット
のエンジンシャフト軸の延長方向に平行に配置され、か
つ、非常用発電機セットのエンジンシャフト軸は、船体
縦中心線と平行に配置されることを特徴とする。また、
本願請求項3に係る発明は、請求項1に記載の船舶用独
立型非常発電装置において、前記非常用発電機セットの
エンジン用吸気口は、前記吸気口と前記燃料タンクの側
壁が、前記下部格納箱体の側壁の一部として構成され、
また、他方の壁は、前記下部格納箱体の内部仕切壁とし
て構成され、エンジン冷却用吸気口と燃焼用吸気口を兼
ね備えることを特徴とする。また、本願請求項4に係る
発明は、請求項1に記載の船舶用独立型非常発電装置に
おいて、前記吸気口は、前記下部格納箱体の側部に配置
され、これに連なって前記上部格納箱体内で上方向に抜
け、さらに、前記上部格納箱体(蓋部)から該上部格納
箱体内で前記非常用発電機セット方向に抜け、つづい
て、前記上部格納箱体内から下方に抜ける吸気通路を形
成することを特徴とする。そして、本願請求項5に係る
発明は、請求項1に記載の船舶用独立型非常発電装置に
おいて、前記上部格納箱体(蓋部)内に設けられた前記
排気区域の上部には、前記吸気口と同じ側に、前記非常
用発電機セットのエンジン部から消音器内蔵のダクトを
介してエンジン排気が外部に排気される排気口が設けら
れる排気口であることを特徴とする。さらに、本願請求
項6に係る発明は、請求項4に記載の船舶用独立型非常
発電装置において、前記エンジン排気のための排気通路
が、前記下部格納箱体の上部と前記上部格納箱体(蓋
部)との間で前記継手を介して一体に構成されることを
特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態に係る船舶
用独立型非常発電装置について図面に基づいて詳細に説
明する。
【0012】図1(a)は、コンテナ状格納箱体の格納
された船舶用独立型非常発電装置30の平面配置概略図
であり、同(b)は、同側面配置概略図である。図中、
1は、従来の非常用発電機セットと同じ非常用発電機セ
ットであり、2は、非常用配電盤、3は、始動用バッテ
リー、4は、トランス(変圧器)、5は、燃料タンク、
6は、吸気口、7は、点検用扉、8は、排気口、9は、
鋼製の下部格納箱体、10は、脚部、11は、鋼製の上
部格納箱体(蓋部)、12は、非常用配電盤の点検扉、
13は、前記上部格納箱体9と下部格納箱体11とを繋
ぐ継手、14は、前記非常用発電機セットのエンジン部
にゴミ等が入らないようにする仕切網である。
【0013】図2は、上記図1に示した本実施の形態に
かかる船舶用独立型非常発電装置30の各装置機器の三
次元配置の理解を容易にするように各装置機器の三次元
配置図であり、各装置機器である非常用発電機セット
1、非常用配電盤2、トランス(変圧器)4、燃料タン
ク5等は、図1に示した符号と同じ符号で示した。
【0014】図1および図2から知り得るように、本実
施の形態に係る船舶用独立型非常発電装置30は、前記
上部格納箱体(蓋部)11と、前記下部格納箱体9とか
らなり、前記継手13を介して上下に二分割可能な構造
を有し、風雨密な格納箱からなる。
【0015】そして、前記下部格納箱体9には、脚部1
0を有し、下部格納箱体9が、甲板(図示外)から独立
して設置され、また、前記非常用発電機セット1,非常
用配電盤2、始動用バッテリー3、トランス(変圧器)
4、燃料タンク5等は、それぞれ、前記下部格納箱体9
の底部に配置された架台(図示外)上に効率的に配置さ
れる構造を有する。すなわち、前記下部格納箱体9に
は、前記非常用発電機セット1,非常用配電盤2、始動
用バッテリー3、トランス(変圧器)4、燃料タンク5
等の各機器を効率よく設置することができ、また、これ
らの各機器のオーバーホール時には、該上部格納箱体
(蓋部)11を完全に取り外して行うことができるの
で、前記下部格納箱体9を小さく形成することができ、
小さな格納箱体9であっても、これらの各機器の設置や
オーバーホールを行うことができる。
【0016】すなわち、上部格納箱体(蓋部)と甲板上
に支持される脚部を有する下部格納箱体とは、継手を介
して上下に風雨密に二分割可能二構成される。そして、
前記上部格納体(蓋部)11には、吸気区画の上部、排
気区画の上部、メンテナンス区画の上部が形成される一
方、前記下部格納箱体には、前記吸気区画の上部、前記
排気区画の上部、前記メンテナンス区画の上部にそれぞ
れ対応して、前記吸気区画の下部、排気区画の下部、メ
ンテナンス区画の下部が形成され、これらの上下一体の
吸気区画、排気区画、メンテナンス区画が、三次元構造
で形成される。
【0017】なお、前記上部格納箱体(蓋部)11およ
び前記下部格納箱体9は、ともに所定厚の鋼製材質から
なる。したがって、内部に黒塗装を施す等により、熱伝
導率・熱放射率が高まり、当該箱体自体から外部に対
し、熱放射を可能とする。これは、従来までの、非常用
発電機室は、エンジンからの熱を放熱するのに、強制フ
ァンを用いて強制的に放熱をしていたが、本実施の形態
に係る非常用発電装置では、独立型とし、また、放熱面
積を当該格納箱体に変換して広い放熱面積をとったの
で、強制ファンの如き強制的放熱手段を不要とする。
【0018】また、前記下部格納箱体9内には、非常用
発電機セット1、非常用配電盤2、始動用バッテリー
3、トランス(変圧器)4、燃料タンク5が配置され
る。そして、この燃料タンク5は、前記非常用発電機セ
ット1のエンジンシャフト軸の延長方向に配置されてお
り、かつ、非常用発電機セット1のエンジンシャフト軸
は、船体縦中心線と平行に配置される。このため、船体
が横揺れしても、あるいは、縦揺れをしても、安定的に
前記非常用発電機セットのエンジン1に燃料を供給で
き、したがって、エンジン始動後も安定して発電が行わ
れる。
【0019】さらに、前記下部格納箱体9の底部は、架
台(図示外)が配置され、前記下部格納箱体9の補強を
なすと共に、海水や雨水が侵入したとしても、内部に配
置される前記非常用発電機セット1,非常用配電盤2、
始動用バッテリー3、トランス(変圧器)4が浸水しな
いようにされている。また、これは、前記下部格納箱体
9の底部は、油密構造を有し、万が一、前記燃料タンク
5から、燃料漏れが起こっても、もれた燃料は、前記下
部格納箱体9の底部に留まり、外部に流れ出ないコーミ
ング構造となっていることをも意味する。
【0020】図3は、前記燃料タンク5および前記非常
用発電機セット1のエンジン用吸気口6の配置を示すた
めの前記下部格納箱体9および前記上部格納箱体(蓋
部)11の部分概略図を示すものである。図3におい
て、11は、前記上部格納箱体(蓋部)、14は、前記
仕切網、9は、前記下部格納箱体、10は、前記脚部、
5は、前記燃料タンク、6は、前記吸気口を示す。図3
から知り得るように、前記吸気口6は、前記燃料タンク
5の上部に一体的に配置され、該吸気口6と燃料タンク
5の側壁15は、前記下部格納箱体9の側壁の一部とし
て構成され、また、他方は、前記下部格納箱体9の内部
仕切壁16として構成される。
【0021】図4に、前記下部格納箱体9と前記上部格
納箱体(蓋部)11と一体に形成された本実施の形態に
係る船舶用独立型非常発電装置30の全体概略図を示
す。図4から知り得るように、前記上部格納箱体(蓋
部)11は、頂上が山型に形成された傾斜構造を有し、
該傾斜の外部は、海水、雨水等が降りかかっても速やか
に流れ落ちる構造とし、さらには、この傾斜構造によ
り、内部に結露が生じた場合にも、この傾斜を伝わっ
て、発生した内部結露が流れ落ちる構造とする。そし
て、該上部格納箱体(蓋部)11に設けられる前記継手
13は、前記下部格納箱9より、その外径寸法において
若干大きく形成され、庇としての機能を有する。したが
って、降りかかる海水や雨水は、前記下部格納箱体9に
入り込まないよう工夫が施されている。
【0022】また、前記燃料タンク5は、測深管兼用の
張り込み管(図示外)、空気管(図示外)、止弁付燃料
供給管(図示外)、マンホール(図示外)、自動閉鎖弁
付きドレンコック(図示外)から構成される。マンホー
ル(図示外)は、該燃料タンク5の上部位置に設けら
れ、万が一にも油漏れが生じないように工夫されてい
る。また、別置タンク用のコーミングを不要とし、か
つ、従来の発電機エンジンが18時間の連続運転を可能
とするため、前記燃料タンク5の容量は、499リット
ル容量とし、それ以上の容量が必要な場合には、別途設
置する小容量タンク(図示外)を設けることができるよ
うに構成され、また、該燃料タンク5のタンクトップ
は、油による汚染防止の構造を有するコーミングを兼ね
備えさせると共に、該タンクトップ又はタンクサイドを
スピルタンク(図示外)と兼用させる構造とする。
【0023】図3において、17は、バッテリーボック
スであり、前記バッテリー3が格納させる。該バッテリ
ーボックス17の蓋部18は、縞鋼板を用い、前記メン
テナンス区画下部を構成し、この区画内に入ったメンテ
ナンス作業者等が足場として歩行可能な歩路を兼用して
いる。
【0024】また、前記吸気口6は、例えば、本実施の
形態においては、手前側の側部に開口し、手前側に開口
した吸気口6から流入する空気は、上方に開口する通路
19を通って、さらに、前記上部格納箱体(蓋部)11
内の通路20に入り、該上部格納箱体(蓋部)11の通
路20内に設けられた前記仕切網14を通って、同上部
格納箱体(蓋部)11内の通路21に入り、前記非常用
発電機セット1のエンジン部(図示外)に供給される。
該仕切網14は、空気のみを通過させるステンレス製金
網およびフィルターからなる仕切網である。
【0025】すなわち、前記吸気口は、前記非常用発電
機セット1のエンジンに対し、エンジン冷却用吸気口と
燃焼用吸気口を兼ね備え、また、この吸気口は、前記下
部格納箱体の側部に開口し、この開口に連なって前記上
部格納箱体内で上方向に抜ける通路19、さらに、前記
上部格納箱体(蓋部)から該上部格納箱体内で前記非常
用発電機セット方向に抜ける通路20、つづいて、同上
部格納箱体内の通路21に連なり、そこから下方に前記
エンジン方向に抜ける三次元構造の吸気通路を形成し、
前記エンジン(図示外)の冷却および燃焼に供する。こ
のような曲がりくねった空気通路19、20、21とす
ることにより、エンジン(図示外)に海水や雨水の浸入
を防ぐ構造となっている。
【0026】また、前記上部格納箱体(蓋部)11の前
記通路21には、前記排気口8が設けられる。該排気口
8は、前記吸気口6と同じ側に設けられる。該排気口8
には、前記非常用発電機セット1のエンジン部(図示
外)から消音器(図示外)を内蔵した鋼製ダクト221
を介して、該エンジン排気が外部に排気される。このよ
うなエンジン排気のための排気通路231は、前記下部
格納箱体9の上部と前記上部格納箱体(蓋部)11と
で、前記継手13を介して一体に構成される。該排気口
8には、エンジンが稼働してない時には、閉鎖し、エン
ジンの運転により、その排気ガスの排気圧により、回動
する複数のつり下げ扉24が設けられる。
【0027】図5は、排気口開口部つり下げ扉24およ
びこのつり下げ扉24が支持される支持軸25からなる
排気口開口つり下げ扉24の動作原理を示す図である。
【0028】図5において、24は、排気口開口部つり
下げ扉、25は、支持軸、26は、該支持軸25と咬み
合わされて前記つり下げ扉24を回動させるかみ合わせ
部である。前記つり下げ扉24は、前記かみ合わせ部2
6と一定の角度をもって形成され、前記かみ合わせ部
は、一部が欠如された中空筒形状を有するので、前記支
持軸25に前記欠如部27を押し込むと、該欠如部27
が、前記支持軸25の外周により押し広げられて、前記
支持軸25に回動可能に挿通された構造を有する。挿通
後は、前記支持軸25を中心にエンジン(図示外)の排
気の風圧によって回動し、エンジン排気中には、開らか
れるが、その以外の時には、前記排気口8を閉鎖し、外
部からの海水や雨水が内部に入り込まないようにする。
【0029】なお、前記排気口8は、前記吸気口6と同
じ側に形成される構造を有する。これは、本実施の形態
に係る船舶用独立型非常発電装置30は、船体中心に対
して、いずれかの側に設置されるので、本実施の形態に
係る船舶用独立型非常発電装置30は、船体中心に対
し、左側に設置されるタイプのものとし、前記吸気口6
および排気口8が、いずれも船体中心側に開口するよう
にして、海水や雨水が、同船舶用独立型非常発電装置3
0内に浸入しないように構成されている。したがって、
船体中心に対し、後部右側舷に設置される船舶用独立型
非常発電装置は、これらの開口部を反対側に形成するよ
うに構成する。
【0030】図6は、吸気口6および排気口8のそれぞ
れの開口部が反対側(紙面向こう側)に設けられた第2
の実施の形態に係る船舶用独立型非常発電装置31の概
略を示す概略構成図であり、図7は、図6に示した上記
第2の実施の形態にかかる船舶用独立型非常発電装置3
1における各装置機器の三次元的配置関係の理解を容易
にするように各装置機器の三次元配置図を示すものであ
る。図6および図7において、各装置機器である非常用
発電機セット1、非常用配電盤2、トランス(変圧器)
4、燃料タンク5等は、図1、図2に示した符号と同じ
符号で示した。
【0031】図6および図7から明らかなように、当該
第2の実施の形態にかかる船舶用独立型非常発電装置3
1の各装置配置と、前期第1の実施の形態にかかる船舶
用独立型非常発電装置30の異なる点は、前記下部格納
箱体9の上部と前記上部格納箱体(蓋部)11とで、前
記継手13を介して一体に構成されるエンジン排気のた
めの排気通路232は、前記第1の実施の形態にかかる
船舶用独立型非常発電装置30と異なり、前記非常用発
電機セット1のエンジン部(図示外)から消音器(図示
外)を内蔵した鋼製ダクト222の向きが異なるように
構成したことである。
【0032】この結果、前記排気口8も前記第1の実施
の形態にかかる船舶用独立型非常発電装置30の排気口
8とはその向きを逆にして形成されている点において異
なる。すなわち、該排気口8は、前記第1の実施の形態
にかかる船舶用独立型非常発電装置30とは異なり、そ
の頂上に逆向きをダクト28を設けている。この逆向き
のダクト28によって、エンジン排気は、前記第1の実
施の形態にかかる船舶用独立型非常発電装置30とは逆
向きに、すなわち、図6および図7に示す図では、紙面
表から裏方向に向かって排気されるように構成される。
【0033】そして、本発明に係る船舶用独立型非常発
電装置30、31は、船舶の船首から船尾への中心線に
沿って、例えば、図8に示す船舶の後部位置に設置する
要にする。図8は、前述した図9に示した船舶構造と同
じ配置構造を示す図である。したがって、図8に示した
例では、前記吸気口6と排気口8とは、船内側に開口す
るように配置される。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかる船舶用独立型非常発電装
置30、31は、上記の構成としたので、一つの機能単
位に構成し、区画を独立させ、格納するコンテナ状に脚
部を設け、格納体自体を甲板より切り離した構造とする
ことにより、防火および安全性を向上させた防火上安全
な設備とすることができる。したがって、居住区付近に
非常電源装置を設ける場合にも、特別な防火壁やボイド
スペース等の防火上の対策が対策が必要とすることがな
く、簡易な船体設備構造とすることができるという効果
を有する。
【0035】また、発電機やそれに付属する装置等を個
別に据え付け工事をすることに比し、陸上の工場におい
て生産できるため、品質の安定した優れたものとするこ
とができ、さらに、船上での作業が不必要となるため、
各工事間において、異種工事を混在させることができ、
工事作業を重複して、かつ、平行して作業することがで
きる等、作業上のきわめて効率の良い工程をとることが
できるという優れた効果がある。
【0036】また、本発明にかかる船舶用独立型非常発
電装置30、31は、このような船上作業負担を軽減す
ることに加えて、非常用電源装置において、非常用電機
や燃料タンク、配電盤等の必要な装置を効率良く、か
つ、小型の鋼製の独立したコンテナ状箱体の内部に格納
せしめることが可能となるので、この箱体内への設置作
業は、陸上作業で行うようにして、当該コンテナ状の箱
体を船殻への設置と、船内配線との接続をすることによ
り、作業能率が格段に高まるという効果がある。また、
上記コンテナ状の格納箱を上下に分割可能な独立した風
雨密な格納箱内に一体的に格納するようにしたので、当
該非常電源装置自体を上部から搬入可能とし、船舶にお
ける非常用発電装置一式の据え付け工事を簡略化するこ
とができる。
【0037】また、該格納箱体を上下二分割構造とし、
上部から、各装置を効率的に配置するようにしたので、
格納箱自体を小さく省スペース化し、コンパクトにまと
めることができ、さらに、その格納作業を簡便にするこ
とができるとともに、格納する部品点数を低減させるこ
とができるという効果がある。また、小型化して、陸上
の向上にて、計画的に制作可能とし、さらには、発電機
能として一単位化するようにし、発電装置自体の移動や
再利用可能とし、陸上においても、通常の発電装置とし
て機能するようにすることができるというきわめて優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は、コンテナ状格納箱体の格納さ
れた本件第一の実施の形態に係る船舶用独立型非常発電
装置30の平面配置概略図、同(b)は、同側面配置概
略図である。
【図2】 図2は、上記図1に示した船舶用独立型非常
発電装置30の各装置機器の三次元配置図である。
【図3】 図3は、前記船舶用独立型非常発電装置30
の前記下部格納箱体9および前記上部格納箱体(蓋部)
11の部分概略図である。
【図4】 図4は、前記下部格納箱体9と前記上部格納
箱体(蓋部)11と一体に形成された本実施の形態に係
る船舶用独立型非常発電装置30の全体概略図である。
【図5】 図5は、排気口開口部つり下げ扉24および
このつり下げ扉24が支持される支持軸25からなる排
気口開口つり下げ扉24の動作原理を示す図である。
【図6】 図6は、吸気口6および排気口8のそれぞれ
の開口部が反対側(紙面向こう側)に設けられた第2の
実施の形態に係る船舶用独立型非常発電装置31の概略
を示す概略構成図である。
【図7】 図7は、図6に示した上記第2の実施の形態
にかかる船舶用独立型非常発電装置31における各装置
機器の内部の各装置機器の三次元配置図である。
【図8】 図8は、図9に示す船舶構造に本願発明を配
置した配置例を示す図である。
【図9】 図9は、船尾の一区画に設置した従来の非常
電源装置の設置例を示す図である。
【図10】 図10は、図9に示す設置例における各種
装置の配置図である。
【符号の説明】
1・・・非常用発電機セット、 2、102・・・非常用配電盤、 3、103・・・始動用バッテリー、 4、104・・・トランス(変圧器)、 5、105・・・燃料タンク、 6・・・吸気口、 7・・・点検用扉、 8・・・排気口、 9・・・下部格納箱体、 10・・・脚部、 11・・・上部格納箱体(蓋部)、 12・・・非常用配電盤の点検扉、 13・・・継手、 14・・・仕切網、 15・・・側壁、 16・・・仕切壁、 17・・・バッテリーボックス、 18・・・蓋部、 19、20、21・・・通路、 221、222・・・鋼製ダクト 231、232・・・排気通路、 24・・・つり下げ扉、 25・・・支持軸25、 26・・・かみ合わせ部、 27・・・欠如部、 28・・・ダクト、 30・・・船舶用独立型非常発電装置、 31・・・船舶用独立型非常発電装置、 100・・・非常用電源室、 101・・・非常用電源セット、 1061、1062、1063・・・通風口、 107・・・扉付き入口、 108・・・A級防火壁、 109・・・コーミング(油受)、 110・・・船殻構造、

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手を介して上下に風雨密に二分割可能
    な上部格納箱体(蓋部)と、甲板上に支持される脚部を
    有する下部格納箱体とからなり、前記上部格納体(蓋
    部)には、吸気区画の上部、排気区画の上部、メンテナ
    ンス区画の上部が形成され、前記下部格納箱体には、前
    記吸気区画の下部、排気区画の下部、メンテナンス区画
    の下部が形成されると共に、該下部格納箱体内には、非
    常用発電機セット、非常用配電盤、始動用バッテリー、
    トランス(変圧器)、燃料タンクが、それぞれ三次元的
    に配置される構造を有することを特徴とする船舶用独立
    型非常発電装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料タンクは、前記非常用発電機セ
    ットのエンジンシャフト軸の延長方向に平行に配置さ
    れ、かつ、非常用発電機セットのエンジンシャフト軸
    は、船体縦中心線と平行に配置されることを特徴とする
    請求項1に記載の船舶用独立型非常発電装置。
  3. 【請求項3】 前記非常用発電機セットのエンジン用吸
    気口は、前記吸気口と前記燃料タンクの側壁が、前記下
    部格納箱体の側壁の一部として構成され、また、他方の
    壁は、前記下部格納箱体の内部仕切壁として構成され、
    エンジン冷却用吸気口と燃焼用吸気口を兼ね備えること
    を特徴とする請求項1に記載の船舶用独立型非常発電装
    置。
  4. 【請求項4】 前記吸気口は、前記下部格納箱体の側部
    に配置され、これに連なって前記上部格納箱体内で上方
    向に抜け、さらに、前記上部格納箱体(蓋部)から該上
    部格納箱体内で前記非常用発電機セット方向に抜け、つ
    づいて、前記上部格納箱体内から下方に抜ける吸気通路
    を形成することを特徴とする請求項1に記載の船舶用独
    立型非常発電装置。
  5. 【請求項5】 前記上部格納箱体(蓋部)内に設けられ
    た前記排気区域の上部には、前記吸気口と同じ側に、前
    記非常用発電機セットのエンジン部から消音器内蔵のダ
    クトを介してエンジン排気が外部に排気される排気口が
    設けられる排気口であることを特徴とする請求項1に記
    載の船舶用独立型非常発電装置。
  6. 【請求項6】 前記エンジン排気のための排気通路が、
    前記下部格納箱体の上部と前記上部格納箱体(蓋部)と
    の間で前記継手を介して一体に構成されることを特徴と
    する請求項4に記載の船舶用独立型非常発電装置。
JP8816299A 1999-03-30 1999-03-30 船舶用独立型非常発電装置 Expired - Lifetime JP3056729B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8816299A JP3056729B1 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 船舶用独立型非常発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8816299A JP3056729B1 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 船舶用独立型非常発電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3056729B1 true JP3056729B1 (ja) 2000-06-26
JP2000280987A JP2000280987A (ja) 2000-10-10

Family

ID=13935242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8816299A Expired - Lifetime JP3056729B1 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 船舶用独立型非常発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3056729B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200476887Y1 (ko) * 2010-09-28 2015-04-10 대우조선해양 주식회사 선박의 이산화탄소 제어 매니폴드 어셈블리

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002331998A (ja) * 2001-05-09 2002-11-19 Daiko Sangyo:Kk 船舶用独立型非常発電装置の製造方法
DE10245078B4 (de) 2002-09-27 2005-08-11 Aloys Wobben Windenergieanlage
JP4722718B2 (ja) * 2006-02-02 2011-07-13 寺崎電気産業株式会社 陸電受電装置
KR101125102B1 (ko) * 2008-10-29 2012-03-21 대우조선해양 주식회사 이중 속도 모터 시동기를 이용한 비상 조타기 모터의 구동방법
KR101104327B1 (ko) * 2010-02-12 2012-01-16 에스티엑스중공업 주식회사 컨테이너형 발전 플랜트
JP2014015143A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 筐体を利用した有機ランキンサイクル排熱回収発電装置
KR101373081B1 (ko) * 2012-08-01 2014-03-26 대우조선해양 주식회사 드릴쉽의 비상발전실용 공조 모듈 및 그 운용 방법
JP6569141B2 (ja) * 2016-12-07 2019-09-04 三菱造船株式会社 船舶の航行方法、及び船舶

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200476887Y1 (ko) * 2010-09-28 2015-04-10 대우조선해양 주식회사 선박의 이산화탄소 제어 매니폴드 어셈블리

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000280987A (ja) 2000-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3056729B1 (ja) 船舶用独立型非常発電装置
US6149478A (en) Outboard mounted electrical power generating apparatus for boats
US8479673B1 (en) Vessel for research and development of offshore renewable energy resources
US20090066091A1 (en) Energy generating modules with fuel chambers
KR101147568B1 (ko) 유조선의 배관 구조
EP1769825A1 (en) Fire extinguishing system
CA2811460C (en) Ship comprising a ventilation device
US20200298938A1 (en) Buoy For The Processing Of Production Fluids
WO2020074367A1 (en) Optimized tanker
CN106672189B (zh) 一种单一lng燃料动力货船
CN205952270U (zh) 一种单一lng燃料动力货船
CN114814100A (zh) 一种保护系统、燃料准备舱及船舶
CN111114690A (zh) 一种用于双燃料超大型集装箱船加气站的多功能外翻舷门
JP3125225U (ja) 船舶における清水関連設備
KR20020042767A (ko) 승객 및/또는 화물 수용을 위해 지정된 선체를 가진 상선
WO1999025608A1 (en) Ballasting of semi-submersible rig
KR20130003927A (ko) 선외 배출 해수박스
JP7434061B2 (ja) 貨物船
CA2310014A1 (en) Semi-submersible structure
JP4560029B2 (ja) 舶用機器モジュール及び舶用機器モジュールの密封構造
RU80981U1 (ru) Модульный тренажер
KR102249656B1 (ko) 선박평형수탱크 공기유동 기반 발전장치 및 선박 비상기기용 전력공급시스템
JP2005199985A (ja) 船舶排ガス排出設備
JP2013006479A (ja) 船外機の換気装置
US3765041A (en) Explosion-safe boat hull construction

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150414

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term