JP4722718B2 - 陸電受電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、陸上の商用電力を船舶に給電するときの船舶に設置される陸電受電装置に関する。
船舶、特にコンテナ船のように入港中に冷凍コンテナの冷却などで大電力を要する船舶にあっては、船内の発電機による電力を利用するよりも、陸上の商用電力(以下、陸電という。)を利用したほうが、経費上も環境上も優れている。
このため、ケーブルリールなどを利用して、陸電を船舶に設けられた陸電受電端子に接続する方法が従来から行われていた。このようなシステムでは、陸電として高圧電力を採用したほうが給電のために細いケーブルを利用できるため都合よかった。このため、船内に高圧発電機を搭載し、この高圧発電機の電力が船内の負荷装置に給電される船舶の場合は、陸電を陸電受電端子に直接接続すればよかった。しかし、船内に低圧発電機を搭載し、この低圧発電機の電力が負荷装置に給電される船舶の場合は、変圧器を介して接続する必要があった。後者の場合、陸電受電のための変圧器を船舶に固定的に設ける技術もあったが、船舶の価格に影響を与えたり積荷スペースを減少させるなどの問題があった。このため、陸上の電源端子と変圧器とを接続するケーブルリールや変圧器を収納した箱状容器を港に常備しておき、入港時のみ船舶に積み込んで陸電を受電するような方法がとられるようになった。
図8に示されている第1の従来の技術の陸電受電装置は、ケーブルリール100と高圧しゃ断器101が収納され壁の図示が省略されている第1の箱状容器102と、変圧器が収納されている外観だけが示されている第2の箱状容器103とからなっている。この陸電受電装置は、第1の箱状容器102と第2の箱状容器103とをモノレールクレーンなどを利用して船舶に設置し、高圧遮断器101の出力端子と変圧器の入力端子とをケーブル104で接続し、変圧器の出力端子に接続されたケーブル105を船舶に設けられた図示されていない陸電受電端子に接続し、ケーブルリール100のケーブル106を陸上に設けられた陸電の端子に接続して、陸電を船舶に給電できるようになっている。
陸電受電装置ではないが、電源装置を箱状容器に収納して船舶に設置する第2の従来の技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載されている電源装置は非常発電装置であって、それまでの技術の欠点であった、防火上の対策を施した非常電源室を設けて、複数の必要な機器を設置するという複雑な工事を船内で行う必要があるという問題を解消する目的で提案されたものである。この発明により、陸上で非常電源装置を箱状容器内にユニット化して組み立て、荒天時であっても船舶に簡単に積み込めるという効果が得られるものであった。
特開2000−280987号公報
上述の第2の従来の技術である、箱状容器内に組み立てた電源装置は船舶に常備されるものであり、船内の電気回路端子への接続は船舶の建造時に一度行えばよいものであった。また、陸電を受電するための第1の従来の技術は、特に、大電力を必要とする船舶においては、変圧器と陸電受電端子との多数のケーブルを、入出港時ごとに取り付けたり取り外す必要があった。この取付け取外しの作業は、作業量が多く作業に長い時間を要する上、荒天時にこのような作業を行うのは作業管理上好ましくないという問題や、多数の接続ケーブルを保管する場所を確保しなければならないという問題もあった。
したがって、本願発明は、高圧の陸電を、低圧配電系統を有する船舶に簡単に給電できる、船舶の陸電受電装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、請求項1の発明は、搭載する低圧発電機から給電される配電回路を有する船舶に、入港時に高圧の陸電から変圧器を介して配電回路に給電することを可能にする陸電受電装置において、陸電と変圧器の一次側との間に接続されるケーブルを巻き取るケーブルリールと、配電回路に接続され船舶の水平面内の所定の位置に設けられた固定接触子と、固定接触子と接触可能であって変圧器の二次側に接続された可動接触子と、可動接触子を固定接触子に接触させる操作機構と、少なくとも変圧器と可動接触子と操作手段とを収納する船舶に搭載/撤去自在の箱状の容器と、箱状容器を船舶に搭載したとき可動接触子が固定接触子と対向する位置となるように箱状容器を位置決めする位置決め手段と、箱状容器の底部であって可動接触子及び固定接触子とに対向する位置に形成された開口部と、を有することを特徴としている。
請求項2の発明は、搭載する発電機から給電される配電回路を有する船舶に入港時に高圧の陸電から配電回路に給電することを可能にする陸電受電装置において、発電機が低圧発電機である第1の船舶と発電機が高圧発電機である第2の船舶のいずれにも使用可能な陸電受電装置であって、陸電を第1の船舶の配電回路に給電する変圧器と、陸電と変圧器の一次側との間に接続されるケーブルを収納したケーブルリールと、変圧器の二次側に接続された接触子であって、第1の船舶の水平面内の第1の所定位置に設けられた配電回路に接続された固定接触子と接触が可能な可動接触子と、可動接触子を固定接触子に接触させる操作機構と、ケーブルリールと変圧器と可動接触子と操作手段とを収納する両船舶に搭載/撤去自在の箱状の容器と、箱状容器の底部に形成された開口部であって可動接触子と固定接触子とに対向する位置に形成された第1開口部と、箱状容器の底部に形成された開口部であって第2の船舶の水平面内の第2の所定位置に設けられた配電回路に接続されている陸電受電用の接続子に対向する位置に形成された第2開口部と、第2の船舶に搭載したときケーブルリールのケーブルを介して陸電受電用の接続子に接続することによって接続子に高圧電力を給電する接続部材と、第1の船舶に搭載したとき可動接触子が固定接触子と対向する位置になるとともに、第2の船舶に搭載したとき第2開口部が接続手段と対向するように箱状容器を位置決めする位置決め手段と、を有し、第1の船舶に搭載したときは可動接触子を介して配電回路に電力を供給し、第2の船舶に搭載したときは接続部材を介して変圧器の一次回路を接続手段に接続することによって配電回路に電力を供給することを可能にすることとしている。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の陸電受電装置において、可動接触子と固定接触子には、双方が接触するように可動接触子が第1の方向に移動する途中で双方が正対するように該可動接触子を第1の方向と直交する第2の方向に補償移動させる案内手段、及び、可動接触子の移動方向と平行に箱状容器の底部に立脚するピンと、ピンを挿通させるために可動接触子に形成された該ピンより十分大きい直径の孔とを含む可動接触子の支持手段であって、可動接触子の第2の補償移動を可能にする支持手段を有することを特徴としている。
請求項1の発明は、箱状の容器に変圧器とコネクターを形成する可動接触子を収納しているため、船舶への搭載及び撤去が簡単であるとともに、陸電と船舶の配電回路との接続作業を荒天時でも風雨に晒されることなく容器内で行うことができ、さらに、大電流容量の導体の接続を操作手段を使用して可動接触子を動作させることによって簡単に行えるという効果を奏する。
請求項2の発明は、請求項1の発明による効果のほかに、位置決め手段によ可動接触子が固定接触子と対向し、第2の船舶の場合第2開口部が陸電受電用の接続子に対向するように箱状容器が搭載されるため、いずれも陸電と船舶の配電回路との接続が簡単に行える上、両船舶に共用できるため経費の削減を実現できるという効果を奏する。
請求項3の発明は、箱状容器を船舶に設置したとき、位置決め手段があっても可動接触子と固定接触子の正対性にはずれが生じるが、案内手段によって接触するため可動接触子が移動する第1の方向と直交する第2の方向へ補償移動するように付勢することができる。支持手段は、この付勢に応じて移動できるように、可動接触子はピンの直径とピンが挿通する孔の直径の差だけ可動接触子を第2の方向へ移動できるよう遊嵌支持できる。
本発明の実施の形態を、図1ないし図7に示されている実施例において説明する。
図2は、本発明による陸電受電装置の第1実施例を設置した船舶1の電気回路を示す図である。図2を参照して、本実施例の陸電受電装置を設置した船舶1は、航行中、低圧発電機2の電力が、遮断器3及び主配電盤4を介して負荷装置に供給される。また、入港中は、低圧発電機2の代わりに陸上にある高圧電源の電力が陸上にある商用電力端子5、ケーブルリール6に収納されるケーブル7、高圧遮断器8、変圧器9、可動接触子ユニット10と固定接触子ユニット11を有するコネクター12、遮断器を含む陸電受電配電盤13及び主配電盤4を介して供給される。
図3は第1実施例の陸電受電装置の機器配置を説明する図であって、ケーブルリール6、ケーブル7及び高圧遮断器8は第1箱状容器14に収納され、変圧器9とコネクター12の可動接触子ユニット10は第2箱状容器15に収納されている。また、コネクター12の固定接触子ユニット11は、ダクト16を介して船舶1の甲板17の水平面部分の所定の位置に、その上端が甲板17から飛び出るように固定されている。ダクト16には、上記のごとく固定接触子ユニット11のほかに固定接触子ユニット11に接続された導体やケーブルが収納されており、固定接触子ユニット11の上面にあたる部分には、図示されていないカバーが取り付けられており、第2箱状容器15が設置されていないときの水滴の侵入を防いでいる。固定接触子ユニット11に接続される陸電受電配電盤13は、低圧発電機2、遮断器3及び主配電盤4などとともに甲板17の下の電気室に取り付けられている。
上述の第2箱状容器15は、後述するようにコネクター12の可動接触子ユニット10と固定接触子ユニット11とが正対するように、甲板17上に設置する必要がある。このため、第2箱状容器15の底部の4隅から下方に突き出る突起18とこの突起18がはまり込む甲板17に形成された窪み19とからなる位置決め手段が設けられている。すなわち、窪み19の位置と固定接触子ユニット11の取付位置との位置関係が同じである複数の船舶のいずれにも、一つの第2箱状容器15を利用して陸電を給電できる。
次に、図4及び図5は、それぞれコネクター12の構造と操作機構を説明する図及び接触部材を説明する図である。図4と図5を参照して、可動接触子ユニット10は3相の各相あたり2個合計6個の端子を兼ねる可動接触子20を、取付ベース21に取り付けたユニットして構成されている。また、固定接触子ユニット11は、上記の雄型の可動接触子20に対応する6個の雌型の固定接触子22が取付ベース23に取り付けたユニットとして構成されている。それぞれの固定接触子22は、1個の端子24とばね25の作用によってこの1個の端子24の両側に接触する複数対のブリッジ形接触子26とを有している。そして、可動接触子20が固定接触子22の端子24と正対する位置にあるとき正常な接触が可能である。
図4においてコネクター12の接触操作について説明する。図4(a)は接触操作をする前の図であって、可動接触子ユニット10がその移動範囲の上端に位置している。取付ベース21にはコ字状の操作ハンドル27が回転自在に軸支されており、操作ハンドル27の先端には溝状の切欠き28が形成されている。そして、固定接触子ユニット11の取付ベース23には切欠き28と係合する操作ピン29が取り付けられている。図4(a)の状態で、操作ハンドル27を使用することなく可動接触子ユニット10を下方に押し下げると、図4(b)のごとく操作ハンドルの切欠き28が取付ベース23の操作ピン29と係合可能な位置になる。
次に、操作ハンドル27を利用した接触動作と、前述した突起18と窪み19とからなる位置決め手段にもかかわらず固定接触子ユニット11と可動接触子ユニット10との正対性がずれるとき、この正対性の補償をするコネクター12の案内手段について説明する。
コネクター12には、取付ベース21に設けられた案内ピン30と取付ベース23に設けられた4本の案内ピンガイド31とからなる案内手段が設けられている。案内ピン30と案内ピンガイド31は、双方の軸線が一致した位置にあるとき可動接触子20が固定接触子22の端子24と正対するようになっている。図4(b)の状態で操作ハンドル27をこの図において時計方向に回転させると、操作ピン29が相対的に操作ハンドル27の切欠き28内を移動し、可動接触子ユニット10が案内手段によって下方に移動して、両接触子が接触した図4(c)の状態となる。
図4(a)の状態で上記軸線が一致していない場合は、図4(b)から図4(c)の状態になる途中で、可動接触子ユニット10の水平面内における位置が補正される。すなわち、案内ピン30は先端が円錐台状に形成されており、案内ピンガイド31は側面から見たときの断面が漏斗状の切削孔を有している。そして、軸線が一致していないときは、図4(b)から図4(c)の状態になる初期において、案内ピン30の先端が案内ピンガイド31の漏斗状の切削孔の傾斜部分を摺動しながら、軸線方向へ移動する。この移動に従って可動接触子ユニット10が、水平方向に移動するとともに下方にも移動する。
図1は、図4(b)の状態にあるコネクター12の取付け状態を説明する側面図である。前述のごとく、コネクター12の固定接触子ユニット11は、その取付ベース23においてダクト16を介して甲板17に取り付けられており、各相2個の端子24に共通する端子板32や導体33などを介して陸電受電配電盤13に接続される。
一方、可動接触子ユニット10は第2箱状容器15の底部に取り付けられており、可動接触子ユニット10と固定接触子ユニット11とに対向する第2箱状容器15の底部には開口部34が形成されている。この開口部34は、下方に移動して固定接触子ユニット11と接触するとき可動接触子ユニット10が挿通可能な大きさとなっている。そして、可動接触子ユニット10の各相2個の可動接触子20は、可とう導体35を介して第2箱状容器15に固定された中継端子36に接続されている。この中継端子36には前述の変圧器9の二次側端子に接続された導体37が接続されている。このように可動接触子ユニット10と中継端子36との間は可とう導体35で接続されているため、可動接触子ユニット10の上下方向や水平方向の移動には支障がない。
この可動接触子ユニット10は上述の案内手段によって水平移動が可能なように取り付けられる必要がある。このような取付け構成について説明する。可動接触子ユニット10の取付ベース21の折り曲げられた折曲片38には4個の孔が形成されている。この孔にはこの孔の直径より十分大きい直径の頭部39と略同じ直径の段部40と十分小さい直径の軸部41とを有するピン42が挿通し、このピン42はその脚部において第2箱状容器15の底部に固定されている可動接触子ユニット取付ベース43に取り付けられている。このピン42を取り巻くように、可動接触子ユニット取付ベース43と取付ベース21の折曲片38との間に、可動接触子ユニット10を上方に付勢するコイルばね44が装着されている。なお、図1において、ピン42を明示するため4個のコイルばね44のうち右手前のコイルばねの図示が省略されている。
このように取り付けられている可動接触子ユニット10が図4(a)の状態にあるときは、コイルばね44の作用により可動接触子ユニット10が固定接触子ユニット11から最も離れた位置に留まっている。このとき、ピン42の段部40が取付ベースの折曲片38の孔にはまり込んでいる。すなわち、ピン42の頭部39はストッパ機能を有するものである。図1の状態にすべく可動接触子ユニット10を下方に押し下げたとき、取付ベースの折曲片38の孔がピンの軸部41の位置まで移動する。この位置にあるときは、孔の直径と軸部41の直径の差の間で可動接触子ユニット10の水平移動が自在な遊嵌保持されている状態にある。したがって、図1の状態から可動接触子ユニット10がさらに下方に移動するとき、前述した案内ピン30と案内ピンガイド31とからなる案内手段によって可動接触子ユニット10が付勢されてもその水平移動が妨げられることはない。
以上のような第1実施例の陸電受電装置の設置と使用について説明する。図3を参照して、船舶1が入港したとき、船舶1に設けられているモノレールクレーン45などを利用して、岸壁から第1箱状容器14と第2箱状容器15を船舶1の甲板17に設置する。このとき、第2箱状容器15は前述の位置決め手段による所定の位置に設置する必要がある。次に、第1箱状容器14内の高圧遮断器8と第2箱状容器15内の変圧器9の一次端子とを、両端にコネクターが取り付けられているケーブル46で接続する。次に、ダクト16に取り付けられている前述した水滴の侵入を防止するカバーを取り外して、図4(a)で示されているようにその移動範囲の上端に位置しているコネクター12の可動接触子ユニット10を、下方に押し込んで図4(b)で示されている位置まで移動させて図1の状態とする。さらに、操作ハンドル27を操作して可動接触子ユニット10を固定接触子ユニット11に接触させる。そして、ケーブルリール6のケーブル7を岸壁の商用電力端子5に接続し、高圧遮断器8をONにする。そして、遮断器3をOFFにして低圧発電機2を主配電盤4から切り離し、陸電受電配電盤13に収納されている遮断器をONにすることによって陸電を主配電盤4に給電できる。出港するときは、この逆のプロセスを実行すればよい。
なお、前述の船舶1と異なり搭載される発電機が高圧発電機である船舶に対しては、ケーブルリール6と高圧遮断器8を収納した第1箱状容器14だけを該船舶に設置して、第1実施例の固定接触子ユニット11に相当する船舶に固定された端子に高圧遮断器8の出力端子を接続すればよい。
次に、図6及び図7を参照して、本発明による第2の実施例の陸電受電装置について説明する。図6(a)は以下に説明する第3箱状容器47が設置されている状態を示す船舶48を側面から見た概略図であり、図6(b)は第3箱状容器47の内部を上から見た平面図である。また、図7(a)及び図7(b)は、以下に説明する船舶49に対する、それぞれ図6(a)及び図6(b)に相当する図である。なお、第2実施例の説明において、第1実施例と実質的に同一である構成部材に対しては同一の符号を付する。
この第2の実施例は、第1実施例のケーブル7を収納したケーブルリール6、高圧遮断器8、変圧器9及びコネクター12の可動接触子ユニット10を一つの第3箱状容器47に収納したもので、搭載される発電機が低圧発電機である船舶48と高圧発電機である船舶49のいずれの船舶にも対応できるようにしたものであり、船舶が右舷、左舷のいずれの側で接岸しても岸壁側(図において、上又は下方向)にケーブル7を取り出せるようにケーブルリール6は取付台を回転できるようになっている。
第3箱状容器47の底部には、第1開口部50と第2開口部51が形成されている。第1開口部50は、低圧発電機を搭載した船舶48に陸電を給電するときに利用される、第1実施例の開口部34に相当するものである。また、第2開口部51は、高圧発電機を搭載した船舶49に陸電を給電するときに利用され、高圧遮断器8と変圧器9が設置されている近辺に位置している。
船舶48及び船舶49の甲板には、第3箱状容器47を設置するための水平面部を有する、それぞれ架台52及び架台53が取り付けられている。この第2実施例においても第1実施例の第2箱状容器15の突起18と甲板17の窪み19からなる位置決め手段と同様の位置決め手段が、図示はしていないが、第3箱状容器47の底部に形成されている突起と架台52及び架台53の水平面部に形成されている窪みによって構成されている。
また、船舶48の架台52の水平面部には、第3箱状容器47を設置したとき、その第1開口部50と対向する第1の所定位置に、コネクター12の固定接触子ユニット11が取り付けられている。また、船舶49の架台53の水平面部には、第3箱状容器47を設置したとき、その第2開口部51と対向する第2の所定位置に、船舶48の陸電受電配電盤13に相当する配電盤に接続された固定接触子54が取り付けられている。
この第2の実施例の第3箱状容器47を船舶48に設置したときは、前述の第1実施例と同様な作業で陸電を給電できる。また、船舶49に設置したときは、高圧遮断器8と変圧器9を接続するケーブル46の両端に取り付けられている差込型のコネクターのうち変圧器9のコネクター55を抜いて、抜いたコネクターに差し込み可能な構造であって架台53に取り付けられている固定接触子54に差し込めば、船舶48と同様に陸電を供給できる。なお、船舶49の場合は、高圧であるため電流が小さいゆえに、第1実施例のような操作手段を必要とする複雑な構造のコネクターは必要がなく、小形なもので簡単に接続できる。コネクター方式ではなく、固定接触子54の代わりに端子手段を使用し、陸電からのケーブルをねじで接続する方式としても差し支えない。
この第2の実施例については、第3箱状容器47を設置する部分に上述したような位置決め手段があれば、架台52や架台53は必ずしも必要がないが、架台を設けることにより限られたスペースの甲板17と架台とによって形成されるスペースに他の装置や積荷を収納することができる。
本発明による第1実施例の陸電受電装置の要部を示す側面図である。 図1の陸電受電装置の電気回路を説明する図である。 図1の陸電受電装置の機器配置を説明する側面図である。 コネクター12の構造と操作機構を説明する斜視図であって、(a)は接触操作をする前、(b)は操作途中、及び(c)は操作完了後の状態を示している。 コネクター12の接触部材を説明する断面図である。 本発明による第2の実施例の、(a)は第3箱状容器47が設置されている状態を示す船舶48を側面から見た概略図であり、2(b)は第3箱状容器47の内部を上から見た平面図である。 第3箱状容器47を船舶49に設置したときの図6相当図である。 第1の従来の技術を示す斜視図である。
符号の説明
1 船舶
2 低圧発電機
3 遮断器
4 主配電盤
5 商用電力端子
6 ケーブルリール
7 ケーブル
8 高圧遮断器
9 変圧器
10 可動接触子ユニット
11 固定接触子ユニット
12 コネクター
13 陸電受電配電盤
14 第1箱状容器
15 第2箱状容器
16 ダクト
17 甲板
18 突起
19 窪み
20 可動接触子
21 取付ベース
22 固定接触子
23 取付ベース
24 端子
25 ばね
26 ブリッジ形接触子
27 操作ハンドル
28 切欠き
29 操作ピン
30 案内ピン
31 案内ピンガイド
32 端子板
33 導体
34 開口部
35 可とう導体
36 中継端子
37 導体
38 折曲片
39 頭部
40 段部
41 軸部
42 ピン
43 可動接触子ユニット取付ベース
44 コイルばね
45 モノレールクレーン
46 ケーブル
47 第3箱状容器
48 船舶
49 船舶
50 第1開口部
51 第2開口部
52 架台
53 架台
54 固定接触子
55 コネクター

Claims (3)

  1. 搭載する低圧発電機から給電される配電回路を有する船舶に、入港時に高圧の陸電から変圧器を介して前記配電回路に給電することを可能にする陸電受電装置において、
    前記陸電と前記変圧器の一次側との間に接続されるケーブルを巻き取るケーブルリールと、
    前記配電回路に接続され前記船舶の水平面内の所定の位置に設けられた固定接触子と、
    前記固定接触子と接触可能であって前記変圧器の二次側に接続された可動接触子と、
    前記可動接触子を前記固定接触子に接触させる操作機構と、
    少なくとも前記変圧器と前記可動接触子と前記操作手段とを収納する前記船舶に搭載/撤去自在の箱状の容器と、
    前記箱状容器を前記船舶に搭載したとき前記可動接触子が前記固定接触子と対向する位置となるように前記箱状容器を位置決めする位置決め手段と、
    前記箱状容器の底部であって前記可動接触子及び前記固定接触子とに対向する位置に形成された開口部と、
    を有することを特徴とする陸電受電装置。
  2. 搭載する発電機から給電される配電回路を有する船舶に入港時に高圧の陸電から前記配電回路に給電することを可能にする陸電受電装置において、
    前記発電機が低圧発電機である第1の船舶と前記発電機が高圧発電機である第2の船舶のいずれにも使用可能な前記陸電受電装置であって、
    前記陸電を前記第1の船舶の配電回路に給電する変圧器と、
    前記陸電と前記変圧器の一次側との間に接続されるケーブルを収納したケーブルリールと、
    前記変圧器の二次側に接続された接触子であって、前記第1の船舶の水平面内の第1の所定位置に設けられた前記配電回路に接続された固定接触子と接触が可能な可動接触子と、
    前記可動接触子を前記固定接触子に接触させる操作機構と、
    前記ケーブルリールと前記変圧器と前記可動接触子と前記操作手段とを収納する前記両船舶に搭載/撤去自在の箱状の容器と、
    前記箱状容器の底部に形成された開口部であって前記可動接触子と前記固定接触子とに対向する位置に形成された第1開口部と、
    前記箱状容器の底部に形成された開口部であって前記第2の船舶の水平面内の第2の所定位置に設けられた前記配電回路に接続されている陸電受電用の接続子に対向する位置に形成された第2開口部と、
    前記第2の船舶に搭載したとき前記ケーブルリールのケーブルを介して前記陸電受電用の接続子に接続することによって接続子に高圧電力を給電する接続部材と、
    前記第1の船舶に搭載したとき前記可動接触子が前記固定接触子と対向する位置になるとともに、前記第2の船舶に搭載したとき前記第2開口部が前記接続手段と対向するように前記箱状容器を位置決めする位置決め手段と、を有し、
    前記第1の船舶に搭載したときは前記可動接触子を介して前記配電回路に電力を供給し、前記第2の船舶に搭載したときは前記接続部材を介して変圧器の一次回路を前記接続手段に接続することによって前記配電回路に電力を供給することを可能にする陸電受電装置。
  3. 前記可動接触子と前記固定接触子には、双方が接触するように前記可動接触子が第1の方向に移動する途中で双方が正対するように該可動接触子を前記第1の方向と直交する第2の方向に補償移動させる案内手段、及び、前記可動接触子の移動方向と平行に前記箱状容器の底部に立脚するピンと、前記ピンを挿通させるために前記可動接触子に形成された該ピンより十分大きい直径の孔とを含む前記可動接触子の支持手段であって、前記可動接触子の前記第2の補償移動を可能にする支持手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2の陸電受電装置。
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