JP3055602B2 - 疑似同期防止回路 - Google Patents

疑似同期防止回路

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JP3055602B2
JP3055602B2 JP8098185A JP9818596A JP3055602B2 JP 3055602 B2 JP3055602 B2 JP 3055602B2 JP 8098185 A JP8098185 A JP 8098185A JP 9818596 A JP9818596 A JP 9818596A JP 3055602 B2 JP3055602 B2 JP 3055602B2
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synchronization
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル多重無
線装置にてフレーム同期を確立する場合の疑似同期を防
止する疑似同期防止回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル多重無線装置にてフレ
ーム同期を確立するためには、疑似同期を起こしにくい
フレーム構成を選んで行っている。しかし、この方法で
は、疑似同期に陥ることを完全には防止できないという
欠点がある。
【0003】上記欠点を解決するために、例えば、特開
昭59−2456号公報にて開示された疑似同期防止回
路は、図5を参照して、符号変換回路201と、クロッ
ク発生回路202と、フレーム同期回路203と、再ハ
ンチング回路204と、スタッフ指定パルス監視回路2
05と、デスタッフ制御回路206と、分離回路207
と、チャンネル部2081 〜208n とを有し、nチャ
ンネルの低次群信号を多重化する際に、nチャンネル全
て同時にスタッフパルスを挿入し、送信している。それ
を、受信側では、フレーム同期をとった後、nチャンネ
ル全てのスタッフパルスが一致しているか否かで疑似同
期か否かを判断している。
【0004】また、特開平5−37517号公報にて開
示された疑似同期防止方式では、フレーム周期毎にスク
ランブルパターンをAパターンとBパターンとを交互に
替えて送信することで、受信側のフレーム同期回路でフ
レームビットではないスクランブルのかかったデータビ
ットで疑似同期しそうになることを防いでいる。疑似同
期しそうになった場合、次のフレ一ム周期ではスクラン
ブルパターンが変わるため、フレーム同期回路はハンチ
ング状態になり疑似同期になることを防ぐ方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した例を
も含め、従来の疑似同期を防止する手法には、以下のよ
うな問題点がある。
【0006】第1の問題点は、特開昭59−2456号
公報に記載された回路の場合には、nチャンネル全てが
同一の入力ジッタ耐力を得られない点である。これは、
この回路では、nチャンネルあるうちのいずれかのチャ
ンネルのスタッフタイミングが基準となってしまい、そ
れ以外のチャンネルのいずれかでは、スタッフタイミン
グの余裕度が少くなってしまうからである。
【0007】第2の問題点は、特開平5−37517号
公報に記載された方式の場合には、疑似同期確率が、例
えば、100万分の1回、あるいは1000万分の一回
のように低い確率であっても、結局は疑似同期が実際に
生じる可能性がある点である。これは、受信側ではスク
ランブル解除後のデータを監視してはおらず、単に送信
側にてスクランブルパターンをフレーム周期毎に替える
ことで疑似同期に入る確率を低くしているからである。
疑似同期は、通常、フレーム同期を想定していないよう
なところでフレーム同期するものであるから、その確率
が如何に低くとも、可能性は有る。そして、一度、疑似
同期に入った場合には、これを回避できない。
【0008】第3の問題点は、従来の技術において、固
定パターン入力時等、特定の場合における疑似同期を回
避しようとするがために、フレーム引き込み時間が長く
かかってしまう点である。これは、フレーム引き込み時
の同期判定に比較的長い時間を要するためである。
【0009】第4の問題点は、疑似同期状態にあった場
合に、装置出力データが正しく出力されなくても、装置
異常障害の警報を発しないことがある点である。構成
上、入力されたデータの異常正常を監視できるのがスク
ランブル解除の前までであり、スクランブル解除後はデ
ータ有無、即ち、パルス断を検出する程度である。この
ため、フレーム同期が疑似同期状態にあり、スクランブ
ル解除後のデータに誤りがあっても、パルス断でなけれ
ば、正常であるとフレーム同期回路が誤検出してしま
い、機器障害警報を発しない。
【0010】本発明の課題は、疑似同期状態を容易かつ
確実に検出してこれを防止する疑似同期防止回路を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、多重化
されかつスクランブルがかけられていない第1フレーム
パターンと多重化されかつスクランブルがかけられた第
2フレームパターンとを含む送信側からの信号を受信
し、受信信号についてその疑似同期を防止する疑似同期
防止回路であって、第1フレームパターンのフレーム同
期をとる第1フレーム同期回路と、スクランブル解除し
た第2フレームパターンのフレーム同期をとる第2フレ
ーム同期回路と、前記第1および第2フレーム同期回路
のそれぞれのフレーム同期・非同期状態を監視し、該第
1フレーム同期回路にてフレーム同期状態であり、かつ
該第2フレーム同期回路にてフレーム非同期状態である
場合に擬似同期状態であると判断して該第1フレーム同
期回路に対してハンチングさせる制御を行う強制ハンチ
ング制御回路とを有し、前記強制ハンチング制御回路
は、前記第1フレーム同期回路にてフレーム同期がとれ
てから第2フレーム同期がとれるまでの時間として第1
の時定数を発生する第1の時定数回路と、前記第1フレ
ーム同期回路でのフレーム同期状態と前記第2フレーム
同期回路でのフレーム同期状態とを比較判定するAND
ゲー卜回路と、前記第1フレーム同期回路に対してハン
チングさせる時間として第2の時定数を発生する第2の
時定数回路とを備えていることを特徴とする疑似同期防
止回路が得られる。
【0012】
【0013】本発明によればさらに、前記第1フレーム
同期回路にてフレーム同期がとれたことに基づいて入力
信号にフレーム同期したタイミングパルスを発生するタ
イミング発生器と、入力信号中に多重化されている付加
ビットを前記タイミングパルスによって分離する付加ビ
ット分離回路と、前記付加ビット分離回路により分離し
たスクランブル先頭情報に基づいて入力信号にかけられ
ているスクランブルを解除するデスクランブル回路とを
有することを特徴とする前記疑似同期防止回路が得られ
る。
【0014】即ち、本発明の擬似同期防止回路は、本来
あるべきでない位置にてフレーム同期を起こした場合
に、そのことを検出し、再度フレームを引き込み直すよ
うに制御する。より具体的には、図1を参照して、デス
クランブル回路105の前後に、第1フレーム同期回路
101と、第2フレーム同期回路104と、第1フレー
ム同期回路101が同期状態である一方、第2フレーム
同期回路104がフレーム非同期状態である場合を検出
し、この場合に、第1フレーム同期回路を強制的にハン
チング状態とする強制ハンチング回路102とを有して
いる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の一形態による疑似同期防止回路を説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の一形態による疑似
同期防止回路の構成を示すブロック図である。図1を参
照して、本疑似同期防止回路は、第1フレーム同期回路
101と、第1フレーム同期回路のフレームパルスによ
る各機能のためのフレーム同期したタイミングを作り出
すタイミング発生回路103と、タイミング発生回路1
03によるタイミングに基づいて入力信号に施されてい
るスクランブルを解除するデスクランブル回路105
と、スクランブル解除後の信号が擬似同期か否かを検出
するための第2フレーム同期回路104と、第1および
第2フレーム同期回路101および104それぞれのフ
レーム同期・非同期の結果に基づいて擬似同期か否かを
判断し、第1フレーム同期回路を強制ハンチングにする
か否かを制御する強制ハンチング制御回路102とを有
している。そして、正常同期と判断された信号は、付加
ビット分離回路106、速度変換回路107により、所
定の信号処理がなされる。
【0017】第1フレーム同期回路101は、送信側か
らの第1フレームパターン等の所定のビット以外はスク
ランブルをかけていない信号から、第1フレームパター
ンを検出してフレーム同期をとる。
【0018】デスクランブル回路105は、フレーム周
期の5倍あるいは10倍等、フレーム周期の所定の正数
倍周期でPNパターンを作りだし、スクランブルのかか
った信号を元に戻している。スクランブル、デスクラン
ブルのPNパターンをフレーム周期と違えることで第1
フレーム同期回路での擬似同期がおこる可能性の確率を
少な<している。
【0019】第2フレーム同期回路104は、送信側か
らのスクランブルがかかった信号からデスクランブル回
路105でスクランブル解除した信号のフレーム同期を
監視している。
【0020】強制ハンチング制御回路102は、第1フ
レーム同期回路101がフレーム同期状態である所定時
間後までに第2フレーム同期監視回路がフレーム同期状
態とならなかった場合に、第1フレーム同期回路101
を強制的にハンチングするよう制御して、再度第1フレ
ーム同期から引き込ませる。
【0021】次に、本疑似同期防止回路の動作を説明す
る。
【0022】送信側は、予め、フレームパターンやアラ
ーム情報など付加ビットを多重し、第1フレームビット
等の所定のビットのみマスクされて、その他のビットは
スクランブルがかけられた信号を、受信側に対して出力
する。
【0023】受信側の本回路に入力された信号は、第1
フレーム同期回路101にて1フレームパターンを検出
してフレーム同期をとり、フレームパターンの先頭を検
出する。タイミング発生回路103は、検出されたフレ
ームパターンの先頭情報に基づいて、デスクランブル回
路105や付加ビット分離回路106に対して、動作上
最適となるタイミングを作りだし、与える。
【0024】タイミング発生回路103からのデスクラ
ンブル先頭パルスにより、デスクランブル回路105が
スクランブル解除を行う。
【0025】スクランブル解除された信号は、付加ビッ
ト分離回路106と、速度列変換回路107と、第2フ
レーム同期回路104とに分岐される。付加ビット分離
回路106、速度列変換回路107ではそれぞれ、所定
の信号処理を行う。
【0026】分岐された信号は、第2フレーム同期回路
104にてスクランブル解除後の第2フレームパターン
を検出する。ここでフレーム同期がとれれば、第1フレ
ーム同期回路101にて正常にフレーム同期がとれてい
ることになる。しかし、第1フレーム同期回路101に
てフレーム同期が取れている一方、第2フレーム同期回
路104にてフレーム同期が取れていない場合には、第
1フレ一ム同期回路101にて疑似同期状態になってい
ると判断する。
【0027】疑似同期状態となった場合の強制ハンチン
グ制御回路102の動作は、まず、第1フレーム同期回
路101がフレーム同期状態で、かつ第2フレーム同期
回路104がフレーム非同期状態であることを検出す
る。さらに、第2フレーム同期回路104が所定の時間
τ1待ってもフレーム非同期である場合にのみ、第1フ
レーム同期回路を所定の時間τ2の間、強制ハンチング
をかけて、第1フレーム同期回路101のフレームの再
引き込みをかける。
【0028】以上説明したように、本発明による疑似同
期防止回路は、擬似同期状態に陥った場合に、送信側に
て出力データをフレームパターンのみとする等して再ハ
ンチング状態にしなくても、受信側だけで自動的に再ハ
ンチングモードに入ることがでできる。これにより、疑
似同期に陥ることを容易かつ確実に防止できる。
【0029】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0030】図2は、本疑似同期回路への入力信号を示
すフレーム構成図である。図2を参照すると、まず、送
信側では、例えば、付加ビットが4ビット毎に多重化さ
れる。多重化ビットの内容は、以下の項目〜の通り
である。
【0031】 多重化ビット3ビット毎に第1フレー
ムパターンFの多重。 上記ビットとは別に、3ビット毎に第2フレームパ
ターンfの多重。 上記ビットとは別に、3ビット毎にスクランブル先
頭情報Sの多重。
【0032】第1および第2フレームパターンFおよび
fのそれぞれは、4パターンで1周期の繰り返しパター
ンとする。ここで、上記の4ビット毎の付加ビットと、
その付加ビット3ビット毎の第1および第2フレームパ
ターンFおよびfと、その4ビット周期のフレームパタ
ーンからなる4×3×4の合計48ビットを1つの単位
としてスーパーフレームとする。ここで、スクランブル
パターン周期が3スーパーフレーム周期とすると、スク
ランブル先頭情報Sには、ある1つのスーパーフレーム
中の4ビット全てには“1”が多重され、他の2スーパ
ーフレームには“0”が多重される。そして、このよう
な信号形態に、第1フレームパターンFおよびスクラン
ブル先頭情報S以外、スクランブルがかかった信号が送
信側から受信側へ出力される。
【0033】次に、本疑似同期防止回路に入力信号が入
力されるときの動作について説明する。
【0034】まず、入力信号は、発明の実施の形態にて
説明したように、第1フレーム同期回路101で第1フ
レームパターンFを検出し、タイミング発生器103を
入力信号にフレーム同期させ、各ブロックで必要とされ
るタイミングパルス等を作り出す。入力信号にフレーム
同期して作り出されるタイミングパルスは、付加ビット
分離回路106へ与えられ、スクランブル先頭情報Sビ
ットを分離する。分離されたスクランブル先頭情報S
は、無線区間での回線品質劣化を保護するために1スー
パーフレーム中の4ビットの多数決判定処置が施され
る。そして、デスクランブル回路105へスクランブル
先頭情報Sが与えられ、入力信号はスクランブル解除さ
れる。
【0035】スクランブル解除された信号は、2分岐さ
れ、一方の主信号系が速度変換等の処理を施され、IT
U−T等国際規格に準拠したハイアラ一キで装置外部へ
出力される。
【0036】2分岐された他方のスクランブル解除され
た信号については、第2フレーム同期回路104にて、
第2フレームパターンfの同期監視が行われる。第2フ
レーム同期回路104による同期監視は、第1フレーム
同期回路101によるフレーム同期と同様に、第2フレ
ームパターンfを検出してフレーム同期をとる。第1フ
レーム同期と第2フレーム同期との違いは、第1フレー
ム同期がもともとスクランブルのかかっていなかった信
号からフレーム同期をとるものである一方、第2フレー
ム同期がスクランブルのかかっていた信号をスクランブ
ル解除した後に第2フレームパターンを検出しフレーム
同期をとるものであることである。
【0037】このように、同期回路を二段構成にするこ
とにより、第2フレーム同期回路104に第1フレーム
同期回路101の疑似同期監視の役目を持たせている。
そして、強制ハンチング制御回路102は、第1および
第2フレーム同期回路101および104の両フレーム
同期・非同期結果により、第1フレーム同期回路101
が疑似同期か否かを判定し、疑似同期と判定した場合に
は第1フレーム同期回路101を強制ハンチング状態に
制御し、第1フレーム同期回路101の再フレーム同期
を行わせる。
【0038】疑似同期か否かの判定方法は、まず、第1
フレーム同期回路101がフレーム非同期の場合は、第
2フレーム同期回路104のフレーム同期・非同期に拘
らず、フレーム同期がとれるまでフレーム同期引き込み
動作を繰り返しながら、フレーム非同期情報を装置外部
に装置異常として出力する。
【0039】次に、第1フレーム同期回路101がフレ
ーム同期状態で、かつ第2フレ一ム同期もフレーム同期
状態である場合は、第1フレーム同期回路101が正常
にフレーム同期引き込みをしているため、強制ハンチン
グ制御は行わず、装置としても正常状態を装置外部に示
す。
【0040】次に、第1フレーム同期回路101が正常
で、かつ第2フレーム同期回路104がフレーム非同期
の場合には、この場合を疑似同期と判断し、第1フレー
ム同期回路101を強制ハンチングとし、第1フレーム
同期回路101を再フレーム引き込み状態にする。そし
て、この制御は、第1および第2フレーム同期回路10
1および104が共にフレーム同期状態になるまで続け
られ、装置外部には装置異常情報が出力される。
【0041】図3は、本疑似同期防止回路における強制
ハンチング制御回路102を説明するためのブロック図
である。図4(a)〜(e)は、本疑似同期防止回路に
おける強制ハンチング制御回路102の動作を説明する
ためのタイミング図である。尚、図4の分部(a)〜
(e)はそれぞれ、図3中にて符号a〜eで示す各信号
に対応している。以下、図3ならびに図4(a)〜
(e)を参照して、強制ハンチング制御回路102につ
いて詳細に説明する。
【0042】強制ハンチング制御回路102において
は、第1フレーム同期がとれてから第2フレーム同期が
とれるまでの時間を考慮した第1の時定数回路102a
と、第1フレーム同期と第2フレーム同期とを比較判定
するANDゲー卜回路102bと、強制的に第1フレー
ム同期回路をハンチング状態にする時間を決定する第2
の時定数回路102cとを備えている。
【0043】動作は、まず、図4(a)のごとく、第1
フレーム同期回路101がフレーム非同期状態からフレ
ーム同期状態になる。
【0044】第1の時定数回路102aは、図4(b)
のごとく、第1フレーム同期回路101のフレーム同期
状態出力がLOWからHIGHになった立ち上がりエッ
ジにより、HIGH出力からLOW出力へ変わる。LO
W出力の時間は、第1の時定数回路102aの第1の時
定数により所定の値に決まる。この所定の値は、第2フ
レーム同期回路104がフレーム同期状態になるのに十
分な値、例えば、10m秒などにする。
【0045】第1の時定数回路102aの出力は、図4
(b)のごとく、この任意の値の時間だけLOW出力の
後は、HIGH出力となる。
【0046】第1の時定数回路102aの出力bと第2
フレーム同期回路の出力cとのANDをとり、第1フレ
ーム同期回路101がフレーム同期状態で、かつ第2フ
レーム同期回路104がフレーム非同期状態であること
を検出する。第2フレーム同期回路104の出力が第1
の時定数回路102aの第1の時定数時間だけ経過して
もフレーム非同期である場合は、図4(d)のごとく、
ANDゲート回路102bの出力はHIGH出力とな
る。
【0047】ANDゲート回路102bの出力のLOW
からHIGHへの立ち上がりエッジにより、第2の時定
数回路102cが動作を始める。第2の時定数回路10
2cの出力は、ANDゲート回路102bの出力に立ち
上がりエッジがあったときにのみ、図4(e)のごと
く、HIGH出力からLOW出力へ変化する。そして、
第2の時定数時間後には、LOWからHIGHへ戻る。
このときの第2の時定数時間は、第1フレーム同期回路
101がフレーム同期状態からフレーム非同期状態にな
り再フレーム引き込みになる時間でよく、第1の時定数
回路102aの時間に比べて小さな値、例えば、10分
の1以下でよい。
【0048】第2の時定数回路102cの出力により、
第1フレーム同期回路101は再引き込みとなり、疑似
同期状態から抜け出ることができ、疑似同期防止とな
る。
【0049】また、第1フレーム同期回路101が再引
き込みして、第1の時定数回路102aの第1の時定数
の間に、第2フレーム同期回路104も図4(c)のご
とくフレーム同期状態となると、ANDゲート回路10
2bの出力はLOWのままで、かつ第2の時定数回路1
02cはHIGH出力のままであり、第1フレーム同期
回路101を正常状態であるにも拘らず強制ハンチング
をかけるという虞がない。
【0050】
【発明の効果】本発明による疑似同期防止回路は、多重
化されかつスクランブルがかけられていない第1フレー
ムパターンと多重化されかつスクランブルがかけられた
第2フレームパターンとを含む送信側からの信号を受信
し、受信信号についてその疑似同期を防止する疑似同期
防止回路であって、第1フレームパターンのフレーム同
期をとる第1フレーム同期回路と、スクランブル解除し
た第2フレームパターンのフレーム同期をとる第2フレ
ーム同期回路と、第1および第2フレーム同期回路のそ
れぞれのフレーム同期・非同期状態を監視し、第1フレ
ーム同期回路にてフレーム同期状態であり、かつ第2フ
レーム同期回路にてフレーム非同期状態である場合に擬
似同期状態であると判断して第1フレーム同期回路10
1に対してハンチングさせる制御を行う強制ハンチング
制御回路とを有し、前記強制ハンチング制御回路は、前
記第1フレーム同期回路にてフレーム同期がとれてから
第2フレーム同期がとれるまでの時間として第1の時定
数を発生する第1の時定数回路と、前記第1フレーム同
期回路でのフレーム同期状態と前記第2フレーム同期回
路でのフレーム同期状態とを比較判定するANDゲー卜
回路と、前記第1フレーム同期回路に対してハンチング
させる時間として第2の時定数を発生する第2の時定数
回路とを備えているため、疑似同期状態を容易かつ確実
に検出してこれを防止できる。
【0051】詳しくは、本発明は、以下の効果を奏す
る。
【0052】第1の効果は、特定のパターン入力時の疑
似同期対策としてフレーム同期回路のフレーム同期判定
時間を多く取る必要がないことによる。これにより、特
殊パターンデータ入力ではない場合のフレーム引き込み
時間を短くすることができる。その理由は、疑似同期対
策として2種類のフレームパターンは持っているもの
の、1種類は通常のフレーム同期として用い、もう一種
類は疑似同期か否かの監視として用いることで万が一起
こった場合の疑似同期回避を行っている。これにより、
特定のパターンが入力されて、疑似同期になったとして
も、その回避は容易であることによる。
【0053】第2の効果は、スクランブル解除の前後で
信号の内容を監視できることにある。これにより、装置
として疑似同期状態になった場合のSilentfai
luerが無<なる。その理由は、スクランブル解除の
前で第1フレーム同期回路がスクランブルのかかってい
ないフレームパターンを検出し、それを基にデスクラン
ブル回路がスクランブルを解除するため、疑似同期状態
にあるとデスクランブルが正しく行われない。従来は信
号の中身の監視としては、スクランブル解除の前まで
で、スクランブル解除後は、データ信号の有無の監視程
度であり、装置の異常警報としては、フレームが同期状
態で装置出力データがHIGHかLOWの固定でなけれ
ば正常とみなして装置異常警報は発しなかった。疑似同
期となると、デスクランブルが正しく行われていないに
も拘らず装置異常警報を発しないsiIentfaiI
uerとなっていた。そこで、スクランブルのかかった
第2フレームパターンをスクランブル解除後のスクラン
ブル解除信号から検出すれば従来監視できなかったスク
ランブル解除の正常異常の判断になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による疑似同期防止回路
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す回路への入力信号について説明する
ためのフレーム構成図である。
【図3】図1に示す疑似同期防止回路における強制ハン
チング制御回路を説明するためのブロック図である。
【図4】(a)〜(e)は、図1に示す疑似同期防止回
路における強制ハンチング制御回路の動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図5】従来の疑似同期防止回路を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
101 第1フレーム同期回路 102 強制ハンチング制御回路 103 タイミング発生回路 104 第2フレーム同期回路 105 デスクランブル回路 106 付加ビット分離回路 107 速度変換回路 201 符号変換回路 202 クロック発生回路 203 フレーム同期回路 204 再ハンチング回路 205 スタッフ指定パルス監視回路 206 デスタッフ制御回路 207 分離回路 2081 〜208n チャンネル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/06 H04L 7/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重化されかつスクランブルがかけられ
    ていない第1フレームパターンと多重化されかつスクラ
    ンブルがかけられた第2フレームパターンとを含む送信
    側からの信号を受信し、受信信号についてその疑似同期
    を防止する疑似同期防止回路であって、第1フレームパ
    ターンのフレーム同期をとる第1フレーム同期回路と、
    スクランブル解除した第2フレームパターンのフレーム
    同期をとる第2フレーム同期回路と、前記第1および第
    2フレーム同期回路のそれぞれのフレーム同期・非同期
    状態を監視し、該第1フレーム同期回路にてフレーム同
    期状態であり、かつ該第2フレーム同期回路にてフレー
    ム非同期状態である場合に擬似同期状態であると判断し
    て該第1フレーム同期回路に対してハンチングさせる制
    御を行う強制ハンチング制御回路とを有し、前記強制ハ
    ンチング制御回路は、前記第1フレーム同期回路にてフ
    レーム同期がとれてから第2フレーム同期がとれるまで
    の時間として第1の時定数を発生する第1の時定数回路
    と、前記第1フレーム同期回路でのフレーム同期状態と
    前記第2フレーム同期回路でのフレーム同期状態とを比
    較判定するANDゲー卜回路と、前記第1フレーム同期
    回路に対してハンチングさせる時間として第2の時定数
    を発生する第2の時定数回路とを備えていることを特徴
    とする疑似同期防止回路。
  2. 【請求項2】 前記第1フレーム同期回路にてフレーム
    同期がとれたことに基づいて入力信号にフレーム同期し
    たタイミングパルスを発生するタイミング発生器と、入
    力信号中に多重化されている付加ビットを前記タイミン
    グパルスによって分離する付加ビット分離回路と、前記
    付加ビット分離回路により分離したスクランブル先頭情
    報に基づいて入力信号にかけられているスクランブルを
    解除するデスクランブル回路とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の疑似同期防止回路。
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