JP3054883B2 - 静電荷像現像用トナーの製造方法及びそのための装置システム - Google Patents

静電荷像現像用トナーの製造方法及びそのための装置システム

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JP3054883B2
JP3054883B2 JP03091107A JP9110791A JP3054883B2 JP 3054883 B2 JP3054883 B2 JP 3054883B2 JP 03091107 A JP03091107 A JP 03091107A JP 9110791 A JP9110791 A JP 9110791A JP 3054883 B2 JP3054883 B2 JP 3054883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結着樹脂を有する固体
粒子の粉砕及び分級を効率よく行なって所定の粒度を有
する静電荷像現像用トナーを得るための製造方法及びそ
のための装置システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法、静電写真法、静電印刷法の
如き画像形成方法では静電荷像を現像するためにトナー
が使用される。
【0003】最終製品が微細粒子であることが要求され
る静電荷像現像用トナーの製造に於ける原料固体粒子を
粉砕及び分級して最終製品を得る工程については、従
来、図6のフローチャートにより示される方法が一般に
採用されている。その方法は、結着樹脂、着色剤(染
料、顔料又は磁性体等)の如き所定材料を溶融混練し、
冷却して固化させた後粉砕し、粉砕された固体粒子群を
粉砕原料としている。
【0004】粉砕原料は、第1分級手段に連続的又は逐
次供給されて分級され、分級された規定粒度以上の粗粒
子群を主成分とする粗粉体は粉砕手段に送って粉砕され
た後、再度第1分級手段に循環される。
【0005】他の規定粒径範囲内の粒子及び規定粒径以
下の粒子を主成分とする粉体は第2分級手段に送られ、
規定粒度を有する粒子群を主成分とする中粉体と規定粒
度以下の粒子群を主成分とする細粉体とに分級される。
【0006】例えば体積平均粒径が8μmであり、かつ
個数分布の変動係数A(定義は後記)が33である粒子
群を得る場合は、粗粉域を除去するための分級機構を備
えた衝撃式粉砕機或いはジェット粉砕機の如き粉砕手段
で所定の平均粒径まで原料を粉砕し、分級し、粗粉体を
除去した後の粉砕物を別の分級機にかけ、微粉体を除去
して所望の中粉体を得ている。
【0007】ここでいう体積平均粒径は、コールターエ
レクトロニクス社(米国)製のコールターカウンターT
A−II型で100μmのアパーチャーを用いて測定し
たデータである。
【0008】このような従来の方法については、問題点
として、微粉体を除去する目的の第2分級手段にはある
規定粒度以上の粗粒子群を完全に除去した粒子群を送ら
なければならないため、粉砕手段の負荷が大きくなり、
処理量が少なくなる。ある規定粒度以上の粗粒子群を完
全に除去するためにはどうしても過粉砕になりやすく、
その結果次工程の微粉体を除去するための第2分級手段
においての収率低下の如き現象を引き起こしやすいとい
う問題点がある。
【0009】微粉体を除去する目的の第2の分級手段に
ついては、極微粒子で構成される凝集物が生じることが
あり、凝集物を微粉体として除去することは困難であ
る。その場合、凝集物は最終製品に混入し、その結果精
緻な粒度分布の製品を得ることが難しくなる。さらに、
凝集物はトナー中で解壊して極微粒子となって画像品質
を低下させる原因の1つとなる。
【0010】従来方式の下で精緻な粒度分布を有する所
望の製品を得ることができたとしても工程が煩雑にな
り、分級収率の低下を引きおこし、生産効率が悪く、コ
スト高のものになることが避けられない。この傾向は、
所定の粒度が小さくなればなる程、顕著になる。
【0011】特に体積平均粒径が10μm以下になる
と、この傾向は、より顕著になる。
【0012】特開昭63−101859号公報(対応米
国特許第4844349)に、第1分級手段,粉砕手段
及び第2分級手段として多分割分級手段を使用したトナ
ーの製造方法及び装置が提案されている。しかしなが
ら、体積平均粒径10μm以下のトナーを効率良く製造
するための方法及び装置システムが待望されているもの
である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、従来の静電荷像現像用トナーの製造方法に於ける前
述の各種問題点を解決した製造方法を提供することを目
的とする。
【0014】本発明は、静電荷像現像用トナーを効率良
く製造するための製造システムを提供することを目的と
する。
【0015】すなわち、本発明は、精緻な粒度分布を有
する静電荷像現像用トナーを効率良く生成する製造方法
及びそのための装置システムを提供することを目的とす
る。
【0016】本発明は、結着樹脂、着色剤および添加剤
を含有する混合物を溶融混練し、溶融混練物を冷却後、
粉砕により生成した固体粒子群から精緻な所定の粒度分
布を有する粒子製品(トナーとして使用される)を効率
的に、収率良く製造する方法及びそのための装置システ
ムを提供することを目的とする。
【0017】本発明は、体積平均粒径4〜10μm(好
ましくは、4〜9μm)の静電荷像現像用トナーを効率
良く製造するための方法及びそのための装置システムを
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の静電荷
像現像用トナーの製造方法は、 (a)結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有する組成物
を溶融混練し、混練物を冷却固化し、固化物を粉砕して
粉砕原料を生成する工程、 (b)生成した粉砕原料を第1分級手段へ導入して粗粉
と細粉とに分級する工程、 (c)分級された粗粉を粉砕手段へ導入して粉砕したの
ち第1分級手段へ循環する工程、 (d)分級された細粉は、第2分級手段である少なくと
も3つに分画されてなる多分割分級域に導入し、粒子群
をコアンダ効果により湾曲線的に降下せしめ、第1分画
域に所定粒径以上の粒子群を主成分とする粗粉体を分割
捕集し、第2分画域に所定粒径範囲の粒子群を主成分と
する中粉体を分割捕集し、第3分画域に所定粒径以下の
粒子群を主成分とする微粉体を分割捕集する工程、及び (e)分級された前記粗粉体を前記粉砕手段もしくは前
記第1分級手段に循環する工程を有する静電荷像現像用
トナーの製造方法であって、第2分画域に捕集される中
粉体は、体積平均粒径が4〜10μmであり、かつ個数
分布の変動係数Aが下記条件 20≦A≦45 [式中、Aは中粉体の個数分布における変動係数(S/
1)×100を示す。ただし、Sは中粉体の個数分布
における標準偏差を示し、D1は、中粉体の個数平均粒
径(μm)を示す。]を満足し、かつ、第1分級手段に
導入する粉砕原料の単位時間あたりの重量をBとし、第
2分級手段に導入する細粉の単位時間あたりの重量をC
とし、第1分画域に捕集され粉砕手段もしくは第1分級
手段に循環される粗粉体の単位時間あたりの重量をGと
し、第2分画域に捕集される中粉体の単位時間あたりの
重量をMとし、第3分画域に捕集される微粉体の単位時
間あたりの重量をFとしたとき、重量B,C,F,G及
びMが下記式(A),(B)及び(C) 0.3≦重量B/重量C≦0.8 …(A) 0.2≦重量G/重量C≦0.7 …(B) 0.8≦重量B/(重量F+重量M)≦1.2 …(C) を満足することを特徴とすることにより、前記目的を達
成する。
【0019】本発明の静電荷像現像用トナーを製造する
ための装置システムは、粉砕原料を定量供給するための
第1定量供給手段、第1定量供給手段から供給される粉
砕原料の量を制御するための第1制御手段、該第1定量
供給手段から供給される粉砕原料を分級するための第1
分級手段、該第1分級手段で分級された粗粉を粉砕する
ための粉砕手段、該粉砕手段によって粉砕された粉体を
第1分級手段に導入するための導入手段、該第1分級手
段で分級された細粉をコアンダ効果により少なくとも粗
粉体、中粉体、微粉体に分級するための多分割分級手
段、該細粉を該多分割分級手段へ定量供給するための第
2定量供給手段、該第2定量供給手段に保有される細粉
の量を検知するための検知手段、該第2定量供給手段か
ら供給される細粉の量を制御するための第2制御手段、
該多分割分級手段へ該細粉を高速度で導入するための導
入手段、該多分割分級手段で分級された粗粉体を該粉砕
手段または第1分級手段へ供給するための供給手段、及
び該検知手段からの情報により該第1制御手段及び該第
2制御手段を制御するためのマイクロコンピュータを有
しており、第1分級手段に導入する粉砕原料の単位時間
あたりの重量をBとし、第2分級手段である多分割分級
手段に導入する細粉の単位時間あたりの重量をCとし、
多分割分級手段により分級され粉砕手段もしくは第1分
級手段に循環される粗粉体の単位時間あたりの重量をG
とし、中粉体の単位時間あたりの重量をMとし、微粉体
の単位時間あたりの重量をFとしたとき、B,C,F,
G及びMが下記式(A),(B)及び(C) 0.3≦重量B/重量C≦0.8 …
(A) 0.2≦重量G/重量C≦0.7 …
(B) 0.8≦重量B/(重量F+重量M)≦1.2 …
(C) を満足するように、マイクロコンピュータが、第1定量
供給手段のon−off及び/又は可動状態をコントロ
ールするための第1制御手段と、第2定量供給手段のo
n−off及び/又は可動状態をコントロールするため
の第2制御手段とを制御することを特徴とすることによ
り前記目的を達成する。
【0020】本発明方法では、体積平均粒径が4〜10
μmの範囲内にあり、かつ個数分布の変動係数Aが20
≦A≦45を満たす中粉体(トナー粉)を効率よく製造
する方法を提供するものである。ここでいう変動係数と
は、平均値からのばらつき具合を示した値であり、小さ
ければ粒度分布がシャープであり、大きければ粒度分布
がブロードであることを意味しており、粒径に応じたば
らつき具合までをも含む尺度である。
【0021】微粒子群だけを除去する目的の分級機を用
いた粉砕−分級方法では、粉砕終了時の粉体の粒度にお
いて、ある規定粒度以上の粗粒子群が完全に除去されて
いることが要求されていた。そのため、粉砕工程におい
て必要以上の粉砕能力が要求され、その結果過粉砕を引
き起こし粉砕効率の低下を招いていた。
【0022】この現象は粉体の粒径が小さくなるほど顕
著になり、特に体積平均粒径が4〜10μmの中粉体を
得る場合に効率の低下が著しい。通常粉砕機として用い
られているジェット粉砕機あるいは機械式粉砕機では、
10μm以下の微粉体を得るには、処理能力を大幅にお
とさざるを得ない。
【0023】本発明の方法は多分割分級手段により粗粉
粒子群と微粉粒子群とを同時に除去する。そのため、粉
砕終了時の粉体の粒度において、ある規定粒度以上の粗
粒子群がある割合で含まれていったとしても、次工程の
多分割分級手段で良好に除去されるので粉砕工程での制
約が少なくなり粉砕機の能力を最大限に上げることがで
き、粉砕効率が良好になり過粉砕を引き起こす傾向が少
ない。
【0024】そのため、微粉体を除去することも非常に
効率よく行なうことができ、分級収率を良好に向上させ
ることができる。
【0025】本発明において、図1のフローチャートに
示す粉砕工程はこれに限定されるものではなく、例え
ば、粉砕手段が1つに対して第1分級手段が2つあるい
は、粉砕手段,第1分級手段が各々2つ以上であっても
良い。どういう組み合わせで粉砕工程を構成するかは所
望の粒径,トナー粒子の構成材料等により適宜設定すれ
ばよい。この場合、粉砕工程に戻される粗粉体をどの場
所に戻すかは適宜、設定すればよい。第2分級手段とし
ての多分割分級機は、図4及び図5に示す形状に限定さ
れるものではなく粉砕原料の粒子径、所望の中粉体の粒
子径、粉体の真比重等により最適な形状のものを採用す
ればよい。
【0026】第1分級手段に導入する粉砕原料は、2m
m以下、好ましくは1mm以下にすることが良い。粉砕
原料を中粉砕工程に導入し、10〜100μm程度に粉
砕したものを本発明における原料としてもよい。
【0027】従来の中粉体と微粉体とを分級する目的の
分級方式では、分級時の滞留時間が長いため現像画像の
カブリの原因となる微粒子の凝集物を生じ易い。凝集物
が生じた場合、該凝集物を中粉体から除去することが一
般に困難であるが、本発明の方法によると凝集物が粉砕
物に混入したとしても、コアンダ効果および/又は高速
移動に伴なう衝撃により凝集物が解壊されて微粉体とし
て除去されるとともに、解壊を免れた凝集物があったと
しても粗粉域へ同時に除去できるため、凝集物を効率よ
く取り除くことが可能である。
【0028】通常、静電荷像現像用トナーはスチレン系
樹脂,スチレン−アクリル酸エステル樹脂,スチレン−
メタクリル酸エステル樹脂,ポリエステル系樹脂の如き
結着樹脂,着色剤(又は/及び磁性材料),オフセット
防止剤,荷電制御剤の如き原料を溶融混練した後、冷
却,粉砕,分級を行なうことにより製造される。この
際、混練工程において各原料を均一に分散した溶融物を
得ることが困難なため、粉砕された粉砕物中には、トナ
ー粒子として不適当な粒子(例えば、着色剤または磁性
粒子を有していないもの或いは各種素原料単独粒子)が
混在している場合がある。従来の粉砕分級方法では粉砕
分級過程において粒子の滞留時間が長く、このため不適
当な粒子が凝集しやすくなるとともに、生じた凝集物を
除去することが困難であった。そのため、トナーの特性
が低下しやすかった。
【0029】本発明の方法は粉砕後に瞬時に三分画以上
に分級を行なうため、前記凝集物を生じ難く、また生じ
たとしても凝集物を粗粉域へ除去することが可能なた
め、均一成分の粒子であり、かつ精緻な粒度分布のトナ
ー製品を得ることができる。
【0030】本発明の方法によって得られるトナーは、
トナー粒子間またはトナーとスリーブ、トナーとキャリ
アの如きトナー担持体との間の摩擦帯電量が安定であ
る。従って現像カブリや、潜像のエッヂ周辺へのトナー
の飛び散りが極めて少なく、高い画像濃度が得られ、ハ
ーフトーンの再現性が良くなる。さらに、現像剤を長期
にわたり連続使用した際も初期の特性を維持し、高品質
な画像を長期間にわたり提供することができる。さら
に、高温高湿環境条件下での使用においても、極微粒子
及びその凝集物の存在が少ないので現像剤の摩擦帯電量
が安定で、常温常湿の場合と比較してほとんど変化しな
いため、カブリや画像濃度の低下が少なく、潜像に忠実
な現像を行なえる。さらには得られたトナー像は、紙の
如き転写材への転写効率もすぐれている。低温低湿環境
条件下の使用においても、摩擦帯電量分布は常温常湿の
場合と比較してそれとほとんど変化がない。帯電量のき
わめて大きい極微粒子成分が除去されているため、画像
濃度の低下やカブリもなく、ガサツキや転写の際の飛び
散りもほとんどないという特性を、本発明の方法で得ら
れたトナーは有している。
【0031】トナーの粒度分布は種々の方法によって測
定できるが、本発明においてはコールターカウンターを
用いて行った。
【0032】測定装置としてはコールターカウンターT
A−II型(コールターエレクトロニクス社製)を用
い、個数分布,体積分布をするインターフェイス(日科
機製)及びCX−1パーソナルコンピュータ(キヤノン
製)を接続し、電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1
%NaCl水溶液を調製する。測定法としては前記電解
水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤
(好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1
〜5ml加え、さらに測定試料を2〜20mg加える。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分
散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型
により、アパチャーとして100μアパチャーを用い
て、個数を基準として2〜40μの粒子の粒度分布を測
定して、それから体積平均粒径及び変動係数を求める。
【0033】本発明を添付図面を参照しながら具体的に
説明する。
【0034】図1は、本発明の製造方法の概要を示すフ
ローチャートの一例である。本発明において、所定量の
粉砕原料が、第1分級手段に供給され、第1分級手段に
おいて粗粉と細粉に分級される。粗粉は、粉砕手段に導
入され、粉砕され、粉砕後に第1分級手段に導入され
る。所定量の細粉は、第2分級手段に供給され、少なく
とも微粉体,中粉体及び粗粉体に分級される。所定量の
粗粉体は、粉砕手段または第1分級手段に導入される。
分級された中粉体は、そのままトナーとして使用される
か、または、疎水性コロイダルシリカの如き添加剤と混
合されて後にトナーとして使用される。分級された微粉
体は、一般に、粉砕原料を生成するための溶融混練工程
に供給されて再利用されるか、または、廃棄される。
【0035】本発明の製造方法においては、分級及び粉
砕条件をコントロールすることにより、体積平均粒径が
4〜10μm(好ましくは、4〜9μm)であり、個数
分布の変動係数Aが20乃至45である粒径の小さいト
ナーを効率良く生成することができる。
【0036】本発明の方法を実施するにおいて、種々検
討を重ねた結果、第1分級手段に導入する粉砕原料の単
位時間あたりの重量B,第2分級手段に導入する細粉の
単位時間あたりの重量C,第1分画域に捕集され、粉砕
手段もしくは第1分級手段に循環される粗粉体の単位時
間あたりの重量G,第2分画域に捕集される中粉体の単
位時間あたりの重量M,第3分画域に捕集される微粉体
の単位時間あたりの重量Fの関係が粒径の小さいトナー
粒子を効率良く生成する上で非常に重要な因子であるこ
とが判明した。
【0037】 重量Bと重量Cが0.3≦重量B/重量C≦0.8、 重量Cと重量Gが0.2≦重量G/重量C≦0.7、 重量B,重量F,重量Mが0.8≦重量B/(重量F+重量M)≦1.2 を満足する時に良好に中粉体の生産性の効率の向上が図
れた。
【0038】粒径の小さい中粉体を効率良く得るために
は、第2分級手段で分級される粗粉体の量が重要であ
る。この根拠とするところは、第2分級手段で分級され
る粗粉体の量が多いと、粉砕手段へ戻る量が増えること
になり粉砕手段での負荷が増す。粗粉体の量が少なすぎ
ると、粉砕工程で、粗粉量をより厳しく規制することが
必要となり、粉砕手段での処理量が減少することにな
る。そこで、最も効率良く行うために鋭意検討を行った
結果、重量Cと重量Gが0.2≦重量G/重量C≦0.
7を満たす時に粗粉及び粗粉体の粉砕効率の向上,及び
第2分級手段における中粉体の分級収率の向上が図れ
た。
【0039】上述したような粉砕及び分級の一環システ
ムを構築する場合、第1分級手段に投入される粉砕原料
の単位時間あたりの重量Bと、最終的に系外に取り出さ
れる中粉体の単位時間あたりの重量M,微粉体の単位時
間あたりの重量Fとのバランスをとることが重要であ
る。本発明の方法を実施するには、上述の如く、 重量Bと重量Cが0.3≦重量B/重量C≦0.8、 重量B,重量F,重量Mが0.8≦重量B/(重量F+重量M)≦1.2 を満たすように行うことが、安定生産を行う上で必要で
ある。
【0040】実際に、本発明の方法でトナー粉を製造す
るには、第2分級手段で、分級される粗粉体の量に応じ
て上記関係式を満足するように重量B,重量Cを決定す
ればよい。そうすることで図1のフローにおける粉砕工
程と分級工程のバランスが良くなり、粉砕,分級工程の
効率が向上し、安定生産が可能となる。具体的には、投
入された粉砕原料に対する最終的に得られる中粉体の量
(分級収率)が増加する。
【0041】本発明において、図1のフローチャートに
示す粉砕工程はこれに限定されるものではない。例え
ば、粉砕手段が1つに対して第1分級手段が2つあって
も良く、あるいは、粉砕手段,第1分級手段が各々2つ
以上であっても良い。どういう組み合わせで粉砕工程を
構成するかは所望の粒径,材料等により適宜設定すれば
よい。この場合、粉砕工程に戻される粗粉体をどの場所
に戻すかは適宜、設定すればよい。
【0042】図2に示す装置システムは、粉砕原料の所
定量を供給するための第1定量供給機2,第1定量供給
機2のon−off及び/または可動状態をコントロー
ルするための第1制御手段33,粉砕原料を搬送するた
めのエアー搬送手段48,粉砕原料を分級するための第
1分級機9,分級された細粉を捕集するための捕集サイ
クロン7,第2定量供給機10,第2定量供給機10に
貯留された細粉の量を検知するための検知手段34,第
2定量供給機10のon−off及び/または可動状態
をコントロールするための第2制御手段35,振動フィ
ーダー3,多分割分級機1,多分割分級機1で分級され
た微粉体を捕集するための捕集サイクロン4,多分割分
級機1で分級された中粉体を捕集するための捕集サイク
ロン5,多分割分級機1で分級された粗粉体を捕集する
ための捕集サイクロン6,検知手段34からの情報によ
り第1制御手段33及び第2制御手段35をコントロー
ルするためのマイクロコンピュータ36を有する。
【0043】この装置システムにおいて、トナー粉原料
となる粉砕原料は、第1定量供給機2を介して第1分級
機9に導入され、分級された粗粉は捕集サイクロン7を
介して、第2定量供給機10に送りこまれ、次いで振動
フィーダー3を介し細粉供給ノズル16を介して多分割
分級機1内に導入される。第1分級機9で分級された粗
粉は、捕集サイクロン6を介して粉砕機8に送り込まれ
て、粉砕されたのち、新たに投入される粉砕原料ととも
に再度第1分級機9に導入される。
【0044】第1分級機には、気流分級機が用いられ
る。例えば日本ニューマチック工業社製DS型分級機,
ホソカワミクロン社製ミクロンセパレーター等が挙げら
れる。
【0045】好ましくは、図7及び図8に示す気流分級
機を使用することが、細粉及び粗粉の分級精度を向上す
るために好ましい。
【0046】図7において、701は筒状の本体ケーシ
ングを示し、702は下部ケーシングを示し、その下部
に粗粉排出用のホッパー703が接続されている。本体
ケーシング701の内部は、分級室704が形成されて
おり、この分級室704の上部は本体ケーシング701
の上部に取り付けた環状の案内室705と中央部が高く
なる円錐状(傘状)の上部カバー706によって閉鎖さ
れている。
【0047】分級室704と案内室705の間の仕切壁
に円周方向に配列する複数のルーバー707を設け、案
内室705に送り込まれた粉砕原料とエアーを各ルーバ
ー707の間より分級室704に旋回させて流入させ
る。
【0048】本体ケーシング701の下部には円周方向
に配列する分級ルーバー709を設け、外部から分級室
704へ旋回流を起こす分級エアーを分級ルーバー70
9を介して取り入れている。
【0049】分級室704の底部に、中央部が高くなる
円錐状(傘状)の分級板710を設け、該分級板710
の外周囲に粗粉排出口711を形成する。分級板710
の中央部には細粉排出口713を有する細粉排出シュー
ト712を接続し、該シュート712の下端部をL字形
に屈曲し、この屈曲端部を下部ケーシング702の側壁
より外部に位置させる。さらに該シュートは捕集サイク
ロンのような細粉捕集手段を介して吸引ファンに接続し
ており、該吸引ファンにより分級室704に吸引力を作
用させ、該ルーバー709間より分級室704に流入す
る吸引エアーによって分級に要する旋回流を起こしてい
る。
【0050】第1分級手段として好ましく用いられる気
流分級機は上記の構造から成り、供給筒708より案内
筒705内に、衝突式気流粉砕機より、粉砕された粉体
材料と粉砕に用いられたエアー及び新たに供給された粉
砕原料からなる粉体材料を含むエアーを供給すると、こ
の粉体材料を含むエアーは、案内室705から各ルーバ
ー707間を通過して分級室704に旋回しながら均一
の濃度で分散されながら流入する。
【0051】分級室704内に旋回しながら流入した粉
体材料は、細粉排出シュート712に捕集サイクロンを
介して接続した吸引ファンにより、分級室下部の分級ル
ーバー709間より流入する吸引エアー流にのって旋回
を増し、各粒子に作用する遠心力によって粗粉と細粉と
に遠心分離され、分級室704内の外周部を旋回する粗
粉は粗粉排出口711より排出され、下部のホッパー7
03より排出され再び衝突式気流粉砕機に供給される。
【0052】分級板710の上部傾斜面に沿って中央部
へと移行する細粉は細粉排出シュート712により、捕
集サイクロンの如き細粉回収手段へ排出された後、第2
分級手段に導入される。
【0053】分級室704に粉体材料とともに流入する
エアーは旋回流となって流入するため、分級室704内
で旋回する粒子の中心向きの速度は遠心力に比べ相対的
に小さくなり、分級室704において粒子径の小さな粒
子の分級が良好に行われ、粒子径の小さな細粉を細粉排
出シュート712に排出させることができる。しかも、
粉体材料がほぼ均一な濃度で分級室に流入するため精緻
な分布の粉体として得ることができる。
【0054】粉砕機8には、衝撃式粉砕機、ジェット粉
砕機の如き粉砕手段が使用できる。衝撃式粉砕機として
はターボ工業社製ターボミル等が挙げられ、ジェットを
利用した粉砕機としては日本ニューマチック工業社製超
音波ジェットミルPJM−I、ホソカワミクロン社製ミ
クロンジェット等が挙げられる。
【0055】好ましくは、図9及び図10に示す衝突式
気流粉砕機を使用することが、粉砕効率及び粉砕機内で
の粉体の凝集を抑制する上で好ましい。
【0056】図9において、供給ノズル933からの高
圧気体により粉体を搬送加速するための加速管932
と、粉砕室935と、該加速管より噴出する粉体を衝突
力により粉砕するための衝突部材936とを具備し、該
衝突部材を加速管出口934に対向して粉砕室内に設け
た衝突式気流粉砕機が用いられる。特に、衝突部材93
6の衝突面937の先端部分が頂角110°以上180
°未満(好ましくは110°乃至175°、さらに好ま
しくは120°乃至170°)の錐体形状を有している
衝突式気流粉砕機であることが、粉砕効率及び、粉砕機
内での二次凝集を防ぐ点で好ましい。より好ましくは、
前記加速管に被粉砕物945の供給口931を設け、被
粉砕物供給口と加速管出口の間に図11に示す如く、二
次空気導入口941(F,G,H,I,J,K,L及び
M)を有する衝突式気流粉砕機であり、二次空気を導入
させて粉砕を行うことが効果的である。
【0057】衝突後、粉砕物は、図10に示すように全
周方向に分散され、排出口939より排出され、第1分
級手段に送られる。
【0058】分級される粉体の真比重は約0.5〜2.
0(好ましくは0.6〜1.8)であることが分級効率
の上で好ましい。
【0059】第2分級手段である前記多分割分級域を提
供する手段として、例えば、図4(断面図)及び図5
(立体図)に示す方式の多分割分級機を具体例の1つと
して例示し得る。図4及び図5において、側壁は22,
24で示される形状を有し、下部壁は25で示される形
状を有し、側壁23と下部壁25にはそれぞれナイフエ
ッヂ型の分級エッヂ17,18を具備し、この分級エッ
ヂ17,18により、分級ゾーンは3分画されている。
側壁22の下の部分に分級室に開口する原料供給ノズル
16を設け、該ノズルの底部接線の延長方向に対して下
方に折れ曲がって長楕円弧を描いたコアンダブロック2
6を設ける。分級室上部壁27は、分級室下部方向にナ
イフエッヂ型の入気エッヂ19を具備し、さらに分級室
上部には分級室に開口する入気管14,15を設けてあ
る。入気管14,15にはダンパの如き第1気体導入調
節手段20,第2気体導入調節手段21及び静圧計2
8,29を設けてある。分級エッヂ17,18及び入気
エッジ19の位置は、細粉の種類により、又所望の粒径
により異なる。分級室底面にはそれぞれの分画域に対応
させて、室内に開口する排出口11,12,13を設け
てある。排出口11,12,13には、それぞれバルブ
手段の如き開閉手段を設けてもよい。重量F,重量G及
び重量Mの調整は、細粉供給ノズル16から供給される
細粉の量,分級エッヂ17,18の角度,入気エッヂ1
9の角度及び調節手段20,21を調整することによっ
ておこなうことが可能である。
【0060】細粉供給ノズル16は直角筒部と角錐筒部
とから成り、直角筒部の内径と角錐筒部の最も狭まった
箇所の内径の比を20:1乃至1:1に設定すると、良
好な導入速度が得られる。
【0061】以上のように構成してなる多分割分級域で
の分級操作は例えば次のようにして行なう。排出口1
1,12,13の少なくとも1つを介して分級域内を減
圧し、分級域内に開口する原料供給ノズル16中を該減
圧によって流動する気流によって流速50ないし300
m/秒の速度で細粉を細粉供給ノズル16を介して分級
域に供給する。
【0062】流速50m/秒未満の速度で細粉を分級域
に供給すると、細粉の凝集を充分にほぐすことができに
くく、分級収率、分級精度の低下を引き起こしやすい。
流速300m/秒を越える速度で細粉を分級域に供給す
ると、粒子同士の衝突により粒子が粉砕されやすく、微
粒子を生成しやすいために分級収率の低下を引き起こす
傾向がある。
【0063】供給された細粉はコアンダ効果によりコア
ンダブロック26の作用と、その際流入する空気の如き
気体の作用とにより湾曲線30を描いて移動し、それぞ
れの粒径の大小及び重量の大小に応じて、分級される。
粒子の比重が同一であるとすると大きい粒子(粗粉体)
は気流の外側(すなわち分級エッヂ18の左側の第1分
画域)に分級され、中粉体(規定内の粒径の粒子)は分
級エッヂ18と17の間の第2分画域に分級され、微粉
体(規定粒径以下の粒子)は分級エッヂ17の右側の第
3分画域に分級される。分級された粗粉体は排出口11
より排出され、中粉体は排出口12より排出され、微粉
体は排出口13よりそれぞれ排出される。
【0064】分級域への細粉の導入については、サイク
ロンの吸引力を利用して吸引導入する方法;細粉供給ノ
ズルにインジェクションの如き、エアー搬送手段を設
け、サイクロンからの吸引力とインジェクションからの
圧縮空気の力により導入する方法;あるいは加圧式導入
等がある。吸引導入あるいはインジェクションの如きエ
アー搬送手段を用いた導入方法の方が装置システムのシ
ール性が加圧式導入よりも要求されないので好ましい。
細粉供給ノズル部にインジェクション47を取り付けた
場合の装置の例を図3に示す。第2分級機である多分割
分級機としては、日鉄鉱業社製エルボージェットの如き
コアンダブロックを有し、コアンダ効果を利用した分級
手段が挙げられる。
【0065】多分割分級機1の分級域を構成する大きさ
は通常[10〜50cm]×[10〜50cm]なの
で、細粉は0.1〜0.01秒以下の瞬時に3種以上の
粒子群に分級し得る。多分割分級機1が3分画されてい
る場合、多分割分級機1により、細粉は粗粉体(規定粒
径以上の粒子)、中粉体(規定内の粒子径の粒子)、微
粉体(規定粒径以下の粒子)に分割される。その後、粗
粉体は排出導管11を通って、捕集サイクロン6を介し
て、粉砕機8に戻される。
【0066】粗粉体は、第1分級機9あるいは第1定量
供給機2に戻してもよい。第1分級機9の負荷を減ら
し、粉砕機8により確実に粉砕を行うためには、粗粉体
を粉砕機8に直接戻す方がより好ましい。
【0067】中粉体は、排出導管12を介して系外に排
出され捕集サイクロン5で捕集されトナー製品51とな
るべく回収される。微粉体は、排出導管13を介して系
外に排出され捕集サイクロン4で捕集され、ついで規定
外粒径の微小粉41として回収される。捕集サイクロン
4,5,6は細粉をノズル16を介して分級域に吸引導
入するための吸引減圧手段としての働きもしている。
【0068】第1分級機9への単位時間当りの供給量を
調整するためには、主に、第1定量供給機2からの粉砕
原料の供給量B及び第1分級機9における細粉と粗粉の
分級条件及び多分割分級機1からの粗粉体の重量Gを調
整することによっておこなわれる。
【0069】単位時間当りの重量Cを調整するには、主
に、重量Bと第1分級機9において分級される細粉と粗
粉の量の調整によっておこなわれる。
【0070】単位時間当りの重量F,重量G及び重量M
は、主に多分割分級機1における分級条件及び第2定量
供給機10から供給される細粉の供給量を調整すること
によっておこなわれる。
【0071】本発明において、分級−粉砕装置システム
内の粉体の量を良好にコントロールし、且つ、重量B,
重量C,重量F,重量G及び重量Mの相互関係を規定条
件内に良好に維持するためには、第1定量供給機2を可
動または停止して単位時間当りの重量Bを制御するため
の第1制御手段33を有していることが好ましい。第1
制御手段33は、第1定量供給機2の可動状態を制御し
て単位時間当りの重量Bを直接的に可変させる制御機能
を有していても良い。さらに、第2定量供給機10に
は、保有する細粉の量を検知するためのレベル検知手段
の如き検知手段34が具備され、さらに、第2定量供給
機の可動状態を制御するための第2制御手段35が具備
されていることが好ましい。さらに、検知手段34から
の情報により第1制御手段33及び第2制御手段35に
制御信号を送るためのマイクロコンピュータが具備され
ているのが好ましい。
【0072】これにより、各セクションにおける粉体の
量的バランスを所定の範囲に定常的に良好に保持するこ
とが可能となる。
【0073】
【実施例】以下、本発明を実施例に基き、詳細に説明す
る。
【0074】実施例,比較例中における粒度分布に関す
るデータは前述のコールターカウンターで測定されたも
のである。
【0075】 実施例1 スチレン−ブチルアクリレート−ジビニルベンゼン共重合体 100部 (モノマー重合重量比80.0/19.0/1.0 Mw35万) 磁性酸化鉄(平均粒径0.18μm) 100部 ニグロシン 2部 低分子量エチレン−プロピレン共重合体 4部 上記材料をブレンダーでよく混合した後、150℃に設
定した2軸混練押出機にて混練した。得られた混練物を
冷却し、カッターミルにて1mm以下に粗粉砕し、粉砕
原料を得た。
【0076】得られた粉砕原料を図2に示す粉砕−分級
システムで粉砕及び分級した。
【0077】得られた粉砕原料を定量供給機2に投入
し、毎時40kgの重量Bで、第1分級機9(日本ニュ
ーマチック工業社製の気流分級機DS−10UR)に導
入し、分級された粗粉を粉砕機8(日本ニューマチック
工業社製超音波ジェットミルPJM−I−10)で粉砕
し、粉砕後、第1分級機に循環した。第1分級機で分級
された細粉の粒度分布を測定したところ体積平均径9.
0μmであった。この得られた細粉を定量供給機10に
投入し、振動フィーダー3及びノズル16を介して、毎
時80kgの重量Cでコアンダ効果を利用して粗粉体,
中粉体,及び微粉体の3種に分級するために図4及び図
5に示す多分割分級装置1に導入した。多分割分級装置
1として、エルボージェットEJ−30−3型機(日鉄
鉱業社製)を使用した。
【0078】導入に際しては、排出口11,12,13
に連通している捕集サイクロン4,5及び6の吸引減圧
による系内の減圧から派生する吸引力によって細粉を供
給ノズル16に導入した。
【0079】導入された細粉は0.01秒以下の瞬時に
分級された。分級された粗粉体は、捕集サイクロン6で
捕集したのち粉砕機8に再度導入した。
【0080】本システムでの定常状態において分級され
た粗粉体の重量Gを定量したところ毎時40kgであっ
た。分級された中粉体は体積平均粒径が6.7μmであ
り、変動係数Aが31.4であり、トナーとして好まし
く使用できた。中粉体は毎時34kg(重量M)の割合
で得られた。分級された微粉体は毎時6kg(重量F)
の割合で得られた。
【0081】重量B,C,F,G及びMは下記関係を示
した。
【0082】重量B/重量C=0.5 重量G/重量C=0.5 重量B/(重量F+重量M)=1.0 このとき、投入された粉砕原料の全量に対する最終的に
得られた中粉体(製品)との比率(すなわち、分級収
率)は85%であった。得られた中粉体を電子顕微鏡で
見たところ、極微細粒子が凝集した約4μm以上の凝集
物は実質的に見出されなかった。
【0083】実施例2 原料の磁性酸化鉄を80部用いる他は、実施例1と同様
にして粉砕原料を得、図2に示す粉砕,分級システムで
分級した。
【0084】第1分級手段に導入する粉砕原料の単位時
間当りの重量Bを50kgとした。第1分級機で分級さ
れた細粉体の体積平均径は10.0μmであった。
【0085】第2分級手段に導入する細粉の単位時間当
りの重量Cは83kgであり、分級された粗粉体の単位
時間当りの重量Gは33kgであった。
【0086】分級された中粉体は体積平均粒径が8.2
μmであり、変動係数Aが34.1であり、トナーとし
て好ましく使用できた。中粉体は毎時44kg(重量
M)の割合で得られた。分級された微粉体は毎時6.0
kg(重量F)の割合で得られた。
【0087】重量B,C,F,G及びMは下記関係を示
した。
【0088】重量B/重量C=0.6 重量G/重量C=0.4 重量B/(重量F+重量M)=1.0 このとき、投入された粉砕原料の全量に対する最終的に
得られた中粉体(製品)との比率は88%であった。得
られた中粉体を電子顕微鏡で見たところ、極微細粒子が
凝集した約4μm以上の凝集物は実質的に見出されなか
った。
【0089】実施例3 実施例1と同様にして得た粉砕原料を、図3に示す粉
砕,分級システムで分級した。
【0090】第1分級手段に導入する粉砕原料の単位時
間当りの重量Bを30kgとした。第1分級機で分級さ
れた細粉体の体積平均径は7.0μmであった。
【0091】第2分級手段に導入する細粉の単位時間当
りの重量Cは75kgであり、分級された粗粉体の単位
時間当りの重量Gは45kgであった。
【0092】上記細粉の導入に際しては、排出口11,
12,13に連通している捕集サイクロン4,5及び6
の吸引減圧による系内の減圧から派生する吸引力と原料
供給ノズルに取りつけたインジェクションからの圧縮空
気を利用した。
【0093】分級された中粉体は体積平均粒径が5.4
μmであり、変動係数Aが27.0であり、トナーとし
て好ましく使用できた。中粉体は毎時24kg(重量
M)の割合で得られた。分級された微粉体は毎時6.0
kg(重量F)の割合で得られた。
【0094】重量B,C,F,G及びMは下記関係を示
した。
【0095】重量B/重量C=0.4 重量G/重量C=0.6 重量B/(重量F+重量M)=1.0 このとき、投入された粉砕原料の全量に対する最終的に
得られた中粉体(製品)との比率は80%であった。
【0096】比較例1 実施例1と同様にして得た粉砕原料を図6に示す如く構
成された分級粉砕システムで分級した。粉砕原料を毎時
24kg(重量B)の量で第1分級機(日本ニューマチ
ック工業社製の気流分級機DS−10UR)に導入し、
分級された粗粉を粉砕機8(日本ニューマチック工業社
製超音波ジェットミルPJM−I−10)で粉砕し、粉
砕後、第1分級機に循環した。第1分級機で分級された
細粉の粒度分布を測定したところ体積平均径6.3μm
であった。
【0097】得られた細粉を第2分級機(日本ニューマ
チック工業社製の気流分級機DS−5UR)に導入し、
中粉体と微粉体とに分級した。得られた中粉体の粒度分
布は、体積平均径が6.8μmであり、変動係数Aは3
4.4であり、毎時14.4kg(重量M)の割合で捕
集された。微粉体は毎時9.6kg(重量F)の割合で
得られた。分級収率は、60%であった。
【0098】実施例1と比較して、得られた中粉体の粒
度分布はブロードであり、単位時間あたりに得られる中
粉体の量も少なく、生産性の面で劣っていた。
【0099】比較例2 実施例2と同様にして得た粉砕原料を図6に示す如く構
成された分級粉砕システムで分級した。
【0100】第1分級機に導入する粉砕原料の単位時間
当りの重量Bを30kgとし、第1分級機で分級された
細粉の体積平均径は7.5μmであった。
【0101】この得られた細粉体を第2分級機(日本ニ
ューマチック工業社製の気流分級機DS−5UR)に導
入し、中粉体と微粉体とに分級した。得られた中粉体の
粒度分布は、体積平均径が8.1μmであり、変動係数
Aは39.4であり、毎時20kg(重量M)の割合で
捕集された。微粉体は毎時10kg(重量F)の割合で
得られた。分級収率は、67%であった。
【0102】実施例2と比較して、得られた中粉体の粒
度分布はブロードであり、時間あたり得られる中粉体の
量も少なく、生産性の面で劣っていた。
【0103】比較例3 実施例3と同様にして得た粉体原料を図6に示す如く構
成された分級粉体システムで分級した。
【0104】粉砕原料を毎時12kg(重量B)の量で
第1分級機(日本ニューマチック工業社製の気流分級機
DS−10UR)に導入し、分級された粗粉体を粉砕機
(日本ニューマチック工業社製超音波ジェットミルPJ
M−I−10)で粉砕し、粉砕後、第1分級機に循環し
た。第1分級機で分級された細粉の粒度分布を測定した
ところ、体積平均径が5.2μmであった。
【0105】得られた細粉を第2分級機(日本ニューマ
チック工業社製の気流分級機DS−5UR)に導入し、
中粉体と微粉体とに分級した。得られた中粉体の粒度分
布は、体積平均径が5.5μmであり、変動係数Aは3
4.0であり、毎時6.6kg(重量M)の割合で補集
された。微粉体は毎時5.4kg(重量F)の割合で得
られた。分級収率は、55%であった。
【0106】実施例3と比較して、得られた中粉体の粒
度は非常にブロードであった。単位時間あたりに得られ
る中粉体の量も極端に少なく、生産効率の低下が著しか
った。このように本発明は粒径が小さくなる程、効果は
より顕著となった。
【0107】比較例4 重量B/重量Cの値を0.89とし、重量G/重量Cの
値を0.11とする以外は、実施例1と同様にして分級
及び粉砕をおこなった。結果を表1に示す。
【0108】比較例5 重量B/重量Cの値を0.2とし、重量G/重量Cの値
を0.8とする以外は、実施例1と同様にして分級及び
粉砕をおこなった。結果を表1に示す。
【0109】比較例6 重量B/重量Cの値を0.94とし、重量G/重量Cの
値を0.06とする以外は、実施例2と同様にして分級
及び粉砕をおこなった。結果を表1に示す。
【0110】比較例7 重量B/重量Cの値を0.2とし、重量G/重量Cの値
を0.8とする以外は、実施例3と同様にして分級及び
粉砕をおこなった。結果を表1に示す。
【0111】
【表1】 実施例4 第1分級機9として図7に示す気流分級機を使用し、さ
らに、衝突式気流粉砕機として図9に示した衝突式気流
粉砕機(衝突部材の衝突面が頂角160°の円錐形状で
二次空気導入口を有する)を用いること以外は、実施例
1と同様にして分級及び粉砕をおこなった。
【0112】衝突式気流粉砕機に圧縮気体供給ノズルか
ら4.6m3/min(6kgf/cm2)、二次空気
は、図11におけるF,G,H,J,L,Mの6か所か
ら各0.05Nm3/min(5.5kgf/cm2)の
圧縮空気を導入して、粉砕をおこなった。
【0113】結果を表2に示す。
【0114】実施例5 衝突式気流粉砕機として図9に示した衝突式気流粉砕機
(衝突部材の衝突面が頂角160°の円錐形状で二次空
気導入口を有する)を用いること以外は、実施例1と同
様にして分級及び粉砕をおこなった。
【0115】衝突式気流粉砕機に圧縮気体供給ノズルか
ら4.6m3/min(6kgf/cm2)、二次空気
は、図11におけるF,G,H,J,L,Mの6か所か
ら各0.05Nm3/min(5.5kgf/cm2)の
圧縮空気を導入して、粉砕をおこなった。
【0116】結果を表2に示す。
【0117】
【表2】
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトナー製
造方法及び装置システムを用いることにより、従来法に
比べ、画像濃度が安定して高く、耐久性が良く、カブ
リ、クリーニング不良等の画像欠陥のない優れた所定の
粒度を有する静電荷像現像用トナーが、低コストで得ら
れる。さらに、小さな粒子径の静電荷像現像用トナーを
効果的に得ることができるいう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を説明するためのフローチャ
ートを示す。
【図2】本発明の製造方法を実施するための装置システ
ムの一具体例を示す該略図を示す。
【図3】本発明の製造方法を実施するための装置システ
ムの一具体例を示す該略図を示す。
【図4】本発明における多分割分級手段を実施するため
の一具体例である分級装置の断面図を示す。
【図5】本発明における多分割分級手段を実施するため
の一具体例である分級装置の立体図を示す。
【図6】従来の製造方法を説明するためのフローチャー
ト図を示す。
【図7】本発明の製造方法及び装置システムに用いる第
1分級手段の好ましい一実施例の概略断面図を示す。
【図8】図7のA−A’断面図を示す。
【図9】本発明の製造方法及び装置システムに用いる衝
突式気流粉砕機の好ましい一実施例の概略断面図を示
す。
【図10】図9のB−B’断面図を示す。
【図11】図9のC−C’断面図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後関 康秀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 三ッ村 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−59675(JP,A) 特開 昭63−101858(JP,A) 特開 平2−74959(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/087 - 9/097 B07B 7/086

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)結着樹脂及び着色剤を少なくとも含
    有する組成物を溶融混練し、混練物を冷却固化し、固化
    物を粉砕して粉砕原料を生成する工程、 (b)生成した粉砕原料を第1分級手段へ導入して粗粉
    と細粉とに分級する工程、 (c)分級された粗粉を粉砕手段へ導入して粉砕したの
    ち第1分級手段へ循環する工程、 (d)分級された細粉は、第2分級手段である少なくと
    も3つに分画されてなる多分割分級域に導入し、粒子群
    をコアンダ効果により湾曲線的に降下せしめ、第1分画
    域に所定粒径以上の粒子群を主成分とする粗粉体を分割
    捕集し、第2分画域に所定粒径範囲の粒子群を主成分と
    する中粉体を分割捕集し、第3分画域に所定粒径以下の
    粒子群を主成分とする微粉体を分割捕集する工程、及び (e)分級された前記粗粉体を前記粉砕手段もしくは前
    記第1分級手段に循環する工程を有する静電荷像現像用
    トナーの製造方法であって、 第2分画域に捕集される中粉体は、体積平均粒径が4〜
    10μmであり、かつ個数分布の変動係数Aが下記条件 20≦A≦45 [式中、Aは中粉体の個数分布における変動係数(S/
    1)×100を示す。ただし、Sは中粉体の個数分布
    における標準偏差を示し、D1は、中粉体の個数平均粒
    径(μm)を示す。]を満足し、かつ、 第1分級手段に導入する粉砕原料の単位時間あたりの重
    量をBとし、第2分級手段に導入する細粉の単位時間あ
    たりの重量をCとし、第1分画域に捕集され粉砕手段も
    しくは第1分級手段に循環される粗粉体の単位時間あた
    りの重量をGとし、第2分画域に捕集される中粉体の単
    位時間あたりの重量をMとし、第3分画域に捕集される
    微粉体の単位時間あたりの重量をFとしたとき、B,
    C,F,G及びMが下記式(A),(B)及び(C) 0.3≦重量B/重量C≦0.8 …
    (A) 0.2≦重量G/重量C≦0.7 …
    (B) 0.8≦重量B/(重量F+重量M)≦1.2 …
    (C) を満足することを特徴とする静電荷像現像用トナーの製
    造方法。
  2. 【請求項2】粉砕原料を定量供給するための第1定量供
    給手段、 第1定量供給手段から供給される粉砕原料の量を制御す
    るための第1制御手段、 該第1定量供給手段から供給される粉砕原料を分級する
    ための第1分級手段、 該第1分級手段で分級された粗粉を粉砕するための粉砕
    手段、 該粉砕手段によって粉砕された粉体を第1分級手段に導
    入するための導入手段、 該第1分級手段で分級された細粉をコアンダ効果により
    少なくとも粗粉体、中粉体、微粉体に分級するための多
    分割分級手段、 該細粉を該多分割分級手段へ定量供給するための第2定
    量供給手段、 該第2定量供給手段に保有される細粉の量を検知するた
    めの検知手段、 該第2定量供給手段から供給される細粉の量を制御する
    ための第2制御手段、 該多分割分級手段へ該細粉を高速度で導入するための導
    入手段、 該多分割分級手段で分級された粗粉体を、該粉砕手段ま
    たは第1分級手段へ供給するための供給手段、 及び該検知手段からの情報により該第1制御手段及び該
    第2制御手段を制御するためのマイクロコンピュータを
    有する静電荷像現像用トナーを製造するための装置シス
    テムにおいて、 第1分級手段に導入する粉砕原料の単位時間あたりの重
    量をBとし、第2分級手段である多分割分級手段に導入
    する細粉の単位時間あたりの重量をCとし、多分割分級
    手段により分級され粉砕手段もしくは第1分級手段に循
    環される粗粉体の単位時間あたりの重量をGとし、中粉
    体の単位時間あたりの重量をMとし、微粉体の単位時間
    あたりの重量をFとしたとき、B,C,F,G及びMが
    下記式( A),(B)及び(C) 0.3≦重量B/重量C≦0.8
    (A) 0.2≦重量G/重量C≦0.7
    (B) 0.8≦重量B/(重量F+重量M)≦1.2
    (C) を満足するように、マイクロコンピュータが、第1定量
    供給手段のon−off及び/又は可動状態をコントロ
    ールするための第1制御手段と、第2定量供給手段のo
    n−off及び/又は可動状態をコントロールするため
    の第2制御手段とを制御することを特徴とする静電荷像
    現像用トナーを製造するための装置システム。
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