JP3054345B2 - 電線圧接コネクタ - Google Patents

電線圧接コネクタ

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JP3054345B2
JP3054345B2 JP7202538A JP20253895A JP3054345B2 JP 3054345 B2 JP3054345 B2 JP 3054345B2 JP 7202538 A JP7202538 A JP 7202538A JP 20253895 A JP20253895 A JP 20253895A JP 3054345 B2 JP3054345 B2 JP 3054345B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被覆電線の相互
間の接続等に使用される電線圧接コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、実開昭61−109072号公
報に記載された従来のこの種の圧接コネクタを示す断面
図である。
【0003】図9に示すように、電線圧接コネクタ71
は、上面が開放されたハウジング73と、ハウジング7
3内に収容された圧接端子75と、ハウジング73の上
面を閉止するカバー77とを備えている。
【0004】ハウジング73の対向する側壁73aの上
端部には被覆電線Wが収容される電線収容溝79が設け
られ、ハウジング73の底面73bには被覆電線Wを支
持する電線支持突起81が設けられている。電線収容溝
79の底部と電線支持突起81の上面とは、所定距離の
段差Hを有するようにハウジング73の高さ方向に離間
している。電線支持突起81の上面には、圧接端子75
の連設基板83が固定される端子支持溝85が形成され
ている。
【0005】図10に示すように、圧接端子75は圧接
刃を形成するU字状のスロット87を有し、スロット8
7の先端間の上から被覆電線Wを押圧すると、スロット
87は被覆電線Wの被覆部41を切除して芯線部43と
導通接続する。
【0006】図9に示すように、カバー77の下面に
は、被覆電線Wをハウジング73内に押圧して圧接端子
75に圧接接続させる電線押圧突起89が突設されてい
る。電線押圧突起89は、圧接端子75の両側外方に対
応する位置に適当な間隔を隔てて設けられている。カバ
ー77の側面には、電線収容溝79内に収容された被覆
電線Wを電線収容溝79との間で挟持する電線支持突起
91が突設されている。
【0007】被覆電線Wを配索する場合、被覆電線Wを
ハウジング73の電線収容溝79に収容し、被覆電線W
を仮保持させた状態で所定の配索を行い、配索終了後に
カバー77を閉止する。カバー77を閉止すると、被覆
電線Wは電線押圧突起89によってスロット87の先端
間から挿入されて被覆部41が切除され、芯線部43が
圧接端子75と電気的に接続される。このとき、被覆電
線Wは、圧接端子75の両側で段差Hを有するように押
圧圧縮された状態で、電線押圧突起89と電線支持突起
81の間に挟持されると共に、電線支持突起91と電線
収容溝79の間で挟持されて、ハウジング73内に固定
される。すなわち、被覆電線Wにはハウジング73内に
おいて段差Hによる屈折部93が形成される。
【0008】かかる電線圧接コネクタ71によれば、被
覆電線Wに軸方向の引張力が作用しても、その負荷は段
差Hを有する屈折部93によって吸収されるので、被覆
電線Wと圧接端子75との電気的接続状態を確実に維持
させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
電線圧接コネクタ71では、図11に示すように細径の
被覆電線Wsを圧接端子75に接続しようとした場合、
電線押圧突起89と電線支持突起81との間、及び電線
支持突起91と電線収容溝79との間の距離が、太径の
被覆電線W(図9)の外径に合わせて形成されているた
め、両者によって被覆電線Wsが挟持されず、且つ形成
される段差hも太径の場合の段差Hに比し小さいため、
被覆電線Wsの保持力が不十分となってしまう可能性が
ある。
【0010】このような不都合は、図12に示すよう
に、ハウジング73を、被覆電線Wsの外径に応じた電
線支持突起97と電線収容溝99とを有するハウジング
95に代えることによって解消することもできるが、こ
の場合、被覆電線Wの外径ごとに異なった形状のハウジ
ング73,95が必要となるため、部品点数の増大を招
いてしまう。
【0011】この発明は、上記の問題点に着目してなさ
れたもので、外径の相違する被覆電線であっても、同一
のハウジングを使用して、電気的接続状態を確実に維持
させることが可能な電線圧接コネクタの提供を目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、樹脂製のハウジング内に
設けた圧接端子のスロットに被覆電線を圧接接続自在に
し、この圧接端子は、前記ハウジングの端子取付け部に
固定される端子基板部を有し、この端子基板部に、前記
スロットの両側で前記被覆電線を加締め接続する電線加
締め部を設けた電線圧接コネクタにおいて、記スロッ
、前記端子基板部から立設された側壁部の該端子基
板部より上方の位置に形成し、前記被覆電線を前記スロ
ットの両側の各電線加締め部によって加締め接続する時
に、前記ハウジング内の前記スロットの両側で前記被覆
電線に段差による屈折部をそれぞれ形成したことを特徴
とするものである。
【0013】請求項1に記載の発明では、太径の被覆電
線を圧接接続する場合、まず、被覆電線をスロット上に
位置するようにハウジング内に収容し、加締め用の治具
を圧接端子の上方から押圧する。治具を押圧すると、被
覆電線は、スロットの先端間から挿入されて被覆部が切
除され、芯線部が圧接端子と電気的に接続されると共
に、スロットの両側において電線加締め部によって加締
め接続される。このとき、被覆電線は、スロットの両側
で段差を有した状態でハウジング内に固定され、被覆電
線には段差による屈折部が形成される。
【0014】また、太径の被覆電線に代えて細径の被覆
電線を圧接端子に接続する場合には、太径の被覆電線の
場合と同様に、被覆電線スロット上に位置させて、治
具を圧接端子の上方から押圧する。この際、太径の被覆
電線よりも治具の移動量を大きくして、被覆電線をスロ
ットの先端間から挿入させると共に電線加締め部を加締
める。これにより、細径の被覆電線は、スロットの両側
で太径の被覆電線の場合の段差とほぼ等しい段差を有し
た状態でハウジング内に固定され、太径と同様の屈
が形成される。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電線圧接コネクタであって、前記電線加締め部は、前
記スロットに対し同側で離間する少なくとも2箇所に設
け、前記ハウジングの端子取付け部の前記2箇所の電線
加締め部間に、前記被覆電線を曲折させる突部を突設
、前記端子基板部の前記2箇所の電線加締め部の間
に、前記突部が挿通される穴部を形成したことを特徴と
するものである。
【0016】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明の作用に加え、被覆電線を加締めると、被覆電
線は同側の電線加締め部の間でそれぞれ突部によって曲
折され、屈部の外側にさらに外側屈部が形成され
る。特に、被覆電線に軸方向への引張力が作用した場合
でも、圧接端子の穴部とハウジングの突部との係合によ
り圧接端子のスロットの変形が阻止される。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0023】図1は第1の実施の形態に係る圧接コネク
タ1を示す分解斜視図、図2は図1の圧接コネクタ1の
側断面図、図3は図1の圧接コネクタ1の作用を説明す
る側断面図であり、(a)は被覆電線Wの仮保持状態を
示し、(b)は加締め片31,33の加締め時の状態を
示している。
【0024】図1に示すように、電線圧接コネクタ1
は、上面が開放された箱体状の樹脂製のハウジング3
と、ハウジング3内に収容される圧接端子5と、ハウジ
ング3の上面を閉止する板体状のカバー7とを備えてい
る。
【0025】ハウジング3の幅方向に沿って相対向する
側壁3aには、被覆電線Wが挿通される電線挿通溝9が
複数並設されている。電線挿通溝9は上端が開口し、電
線挿通溝9の上端部の両側には挿通した被覆電線Wの上
方への外れを阻止する係止突部11が突設されている。
各電線挿通溝9の係止突部11のうち少なくとも一方
は、上方から被覆電線Wが収容できるように可撓性アー
ム13に設けられ、係止突部11の上部には電線挿通溝
9内に被覆電線Wを案内する傾斜面11aが形成されて
いる。
【0026】ハウジング3の長手方向に沿って相対向す
る側壁3bの内面には係合凹部15が形成され、これと
対応するカバー7の側部には係合凹部に係合してカバー
7をハウジング3の上面に固定するロック突起17が突
設されている。
【0027】圧接端子5は、金属板を所定形状に打抜い
た後、断面略ハット状に屈曲形成したもので、上方に突
出した電線接続部21と、電線接続部21の両側に延設
された端子基板部23とを備えている。
【0028】端子基板部23から立設された電線接続部
21の側壁部21aには、上面と共にV字状に切除され
て上方に開口する電線案内部25と、電線案内部25の
V字先端から下方に延びて圧接刃を形成するU字状のス
ロット27とが設けられている。電線案内部25及びス
ロット27は、ハウジング3の電線挿通溝9に対応して
複数並設されている。各電線案内部25上に被覆電線W
を載置し、被覆電線Wを上方から押圧すると、スロット
27によって被覆電線Wの被覆部41が切除され、芯線
部43がスロット27間に挿入され、被覆電線Wと圧接
端子5とが導通接続する。
【0029】圧接端子5の端子基板部23には、各スロ
ット27に対応して個別に延びる板体状の基板延設部2
9と、各基板延設部29の両側部から曲折されて上方に
突出する電線加締め部としての対の加締め片31,33
とが設けられている。スロット27に対する同側におい
て、対の加締め片31,33は、電線接続部21からの
距離が相違するように互いにずれた位置に離間して突設
されている。基板延設部29上に被覆電線Wを配設し、
加締め片31,33を上方から押圧して加締めると、加
締め片31,33が塑性変形して被覆電線Wの被覆部4
1外周を締付け、被覆電線Wが圧接端子5に固定され
る。
【0030】圧接端子5は、各基板延設部29の先端が
それぞれ電線挿通溝9に対向する状態でハウジング3内
に収容され、端子取付け部としてのハウジング3の底板
3c上に固定される。圧接端子5は、特に図示していな
いが、ハウジング3に端子ロック突起を設けて基板延設
部を端子ロック突起に係合させたり、圧接端子5の長さ
をハウジング3の側壁3a間の距離よりも僅かに大きく
形成して圧接端子5を圧入する等の方法によって固定さ
れる。また、圧接端子5を成形型内に収容した状態でハ
ウジング3の射出成形を行ういわゆるインサート成形に
よって、圧接端子5をハウジング3と一体的に設けるこ
ともできる。
【0031】次に、作用を説明する。
【0032】被覆電線Wを配索する場合、まず、図3
(a)に示すように、被覆電線Wをハウジング3の電線
挿通溝9に上方から収容し、圧接端子5の電線案内部2
5上に載置させた仮保持状態とし、かかる状態で所定の
配索を行う。
【0033】所定の配索終了後は、図3(b)に示すよ
うに、加締め用の治具45を圧接端子5の上方から押圧
する。治具45の下面には、被覆電線Wと当接する電線
当接部47と、加締め片31,33と当接する加締め片
当接部49,51と、電線接続部21の上端面との当接
を避けるための凹部45aが形成されている。治具45
を押圧すると、被覆電線Wは、スロット27の先端間か
ら挿入されて被覆部41が切除され、芯線部43(図1
参照)が圧接端子5と電気的に接続されると共に、電線
接続部21の両側において加締め片31,33によって
加締め接続される。このとき、被覆電線Wは、図2に示
すように、電線接続部21の両側で段差H0 を有した状
態でハウジング3内に固定される。すなわち、被覆電線
Wにはハウジング3内において段差H0 による屈折部5
3が形成される。
【0034】治具45による圧接端子5の押圧後は、カ
バー7を取付けてハウジング3の上面を閉止する。
【0035】かかる電線圧接コネクタ1によれば、被覆
電線Wに軸方向の引張力が作用しても、加締め片31,
33による加締め力と、段差H0 による屈折部53とに
よって、その負荷を十分に吸収することができるので、
被覆電線Wと圧接端子5との電気的接続状態を確実に維
持させることができる。
【0036】また、図2中二点鎖線で示すように、前記
太径の被覆電線Wに代えて細径の被覆電線Wsを圧接端
子5に接続する場合には、太径の被覆電線Wの場合と同
様に、被覆電線Wsを仮保持状態とし所定の配索を行っ
た後、治具45を圧接端子5の上方から押圧する(図3
(b)参照)。この際、加締め高さが太径の場合よりも
小さくなるように治具45の移動量を大きくして、被覆
電線Wsをスロット27の先端間から挿入させると共に
加締め片31,33を加締める。これにより、被覆電線
Wsは、電線接続部21の両側で前記太径の被覆電線W
の段差H0とほぼ等しいh0を有した状態、すなわち太径
と同様の屈部53が形成された状態で、ハウジング3
内に固定される。
【0037】従って、細径の被覆電線Wsであっても、
治具45の移動量(加締め高さ)の調節により同一のハ
ウジング3を使用して太径の被覆電線Wと同様の圧接接
続状態を得ることができ、被覆電線W,Wsの外径の相
違によらず、被覆電線W,Wsと圧接端子5との電気的
接続状態を確実に維持させることができる。
【0038】次に、この発明の第2の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0039】図4は第2の実施の形態にかかる圧接コネ
クタ55を示す分解斜視図、図5は図4の圧接コネクタ
55の側断面図であり、第1の実施の形態と同様の部分
には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0040】図4に示すように、この圧接コネクタ55
は、第1の実施の形態の圧接コネクタ1に加えて、圧接
端子5の各基板延設部29に穴部57を形成すると共
に、ハウジング3の底板3cに穴部57に挿通される突
部59を突設したものである。
【0041】穴部57は離間した加締め片31,33の
間に設けられ、突部59は穴部57を挿通した状態で加
締め片31,33間で基板延設部29上に突出する。
【0042】第2の実施の形態によれば、図5に示すよ
うに、被覆電線Wを加締めると、被覆電線Wは同側の加
締め片31,33の間でそれぞれ突部59によって曲折
され、屈部53の外側にさらに外側屈部61が形成
される。従って、第1の実施の形態の作用効果に加え
て、かかる外側屈部61によっても被覆電線Wに作用
する負荷を吸収することができ、被覆電線Wと圧接端子
5との電気的接続状態をさらに確実に維持させることが
できる。
【0043】また、被覆電線Wに軸方向への引張力が作
用した場合でも、穴部57と突部59との係合により圧
接端子5の電線接続部21(スロット27)が拡がり変
形を起こすのを阻止することができ、スロット27にお
ける電気的接続状態をさらに確実に維持させることがで
きる。
【0044】次に、この発明の第3の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0045】図6は第3の実施の形態にかかる圧接コネ
クタ55を示す分解斜視図、図7は図6の圧接コネクタ
55の側断面図であり、第1の実施の形態又は第2の実
施の形態と同様の部分には同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0046】図6及び図7に示すように、この圧接コネ
クタ63は、インサート成形によって圧接端子5をハウ
ジング3に一体的に設けると共に、第2の実施の形態と
同様に加締め片31,33間に位置する突部65をハウ
ジング3の底板3cに一体的に設けたものである。圧接
端子5はハウジング3の底板3c内に埋設されて露出せ
ず、加締め片31,33のみが底板3c上に突出してい
る。
【0047】第3の実施の形態によれば、第2の実施の
形態のように圧接端子5に穴部57を形成することな
く、インサート成形という簡単な構造によって、被覆電
線Wに突部65による外側屈部61を形成することが
でき、且つ電線接続部21(スロット27)が拡がり変
形を起こすのを阻止することができる。
【0048】図8は第3の実施の形態の変形例を示した
もので、(a)は図7に示す突部65を側断面三角形状
の突部67とした要部断面図、(b)は上面鋸刃状の突
部69とした要部断面図である。すなわち、突部67,
69をハウジング3の底板3cに一体的に設けているの
で、被覆電線Wが引張力によってずれ難いような所望の
形状に突部67,69を形成することができ、被覆電線
Wと圧接端子5との電気的接続状態を一段と確実に維持
させることができる。
【0049】なお、第2の実施の形態の突部59につい
ても、ハウジング3の底板3cに一体的に設けることに
より、図8と同様に所望の形状に形成することができ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載の発明によれば、被覆電線の外径の大きさに合わせて
治具を押圧する際の移動量(加締め高さ)を調節すれ
ば、外径の相違する被覆電線であっても、スロットで圧
接接続されると共に、スロットの両側で電線加締め部に
よって加締め接続されて段差による屈折部が形成された
状態で固定される。これにより、被覆電線に軸方向の引
張力が作用しても、電線加締め部による加締め力と段差
による屈折部とによって、その負荷を十分に吸収できる
ので、外径の相違する被覆電線であっても、同一のハウ
ジングを使用して、被覆電線と圧接端子との電気的接続
状態を確実に維持させることができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、請求項1に
記載の発明の効果に加え、被覆電線には屈部の外側に
さらに外側屈部が形成されるので、かかる外側屈
によっても被覆電線に作用する負荷を吸収することがで
き、被覆電線と圧接端子との電気的接続状態をさらに確
実に維持させることができる。特に、被覆電線に軸方向
への引張力が作用した場合でも、圧接端子の穴部とハウ
ジングの突部との係合により圧接端子のスロットが変形
を起こすのを阻止することができ、該スロットにおける
電気的接続状態をさらに確実に維持させることができ
る。
【0052】
【0053】
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る圧接コネクタを示す分
解斜視図である。
【図2】図1の圧接コネクタの側断面図である。
【図3】図1の圧接コネクタの作用を説明する側断面図
であり、(a)は被覆電線の仮保持状態を示し、(b)
は加締め片の加締め時の状態を示している。
【図4】第2の実施の形態にかかる圧接コネクタを示す
分解斜視図である。
【図5】図4の圧接コネクタの側断面図である。
【図6】第3の実施の形態にかかる圧接コネクタを示す
分解斜視図である。
【図7】図6の圧接コネクタの側断面図である。
【図8】第3の実施の形態の変形例を示したもので、
(a)は図7に示す突部を側断面三角形状の突部とした
要部断面図、(b)は上面鋸刃状の突部とした要部断面
図である。
【図9】従来例の側断面図である。
【図10】従来例の要部斜視図である。
【図11】従来例の問題点を示す側断面図である。
【図12】従来例の問題点を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 圧接コネクタ 3 ハウジング 3c ハウジングの底板(端子取付け部) 5 圧接端子 21a 側壁部 23 端子基板部 27 スロット 31 加締め片(電線加締め部) 33 加締め片(電線加締め部) 55 圧接コネクタ 57 穴部 59 突部 63 圧接コネクタ 65 突部 67 突部 69 突部 W 被覆電線(太径) Ws 被覆電線(細径)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/24 H01R 4/18 H01R 13/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のハウジング内に設けた圧接端子
    のスロットに被覆電線を圧接接続自在にし、この圧接端
    子は、前記ハウジングの端子取付け部に固定される端子
    基板部を有し、この端子基板部に、前記スロットの両側
    で前記被覆電線を加締め接続する電線加締め部を設けた
    電線圧接コネクタにおいて、 記スロット、前記端子基板部から立設された側壁部
    の該端子基板部より上方の位置に形成し、前記被覆電線
    を前記スロットの両側の各電線加締め部によって加締め
    接続する時に、前記ハウジング内の前記スロットの両側
    で前記被覆電線に段差による屈折部をそれぞれ形成し
    ことを特徴とする電線圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電線圧接コネクタであ
    って、 前記電線加締め部は、前記スロットに対し同側で離間す
    る少なくとも2箇所に設け、前記ハウジングの端子取付
    け部の前記2箇所の電線加締め部間に、前記被覆電線を
    曲折させる突部を突設し、前記端子基板部の前記2箇所
    の電線加締め部の間に、前記突部が挿通される穴部を形
    したことを特徴とする電線圧接コネクタ。
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