JP3054019U - 磁気テープ装置 - Google Patents
磁気テープ装置Info
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- JP3054019U JP3054019U JP1998003219U JP321998U JP3054019U JP 3054019 U JP3054019 U JP 3054019U JP 1998003219 U JP1998003219 U JP 1998003219U JP 321998 U JP321998 U JP 321998U JP 3054019 U JP3054019 U JP 3054019U
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- magnetic tape
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数が少なく構造が簡単なローディング
機構を備えた磁気テープ装置を提供すること。 【解決手段】 シャーシにヘッドシリンダ2を間に挟ん
で左右一対の長孔3a,3bが形成され、該各長孔3
a,3bに沿って移動可能な一対の移動台4a,4bに
可動ガイドポスト5a,5bが立設され、動力伝達機構
21により回動される駆動側リンク28と各移動台4
a,4bに連結された従動側リンク29とからなる一対
のリンク機構22が設けられ、中央部35aが略馬蹄形
に形成された線状ばね35の一端部35bが前記両リン
ク28,29の互いに重合する端部に貫設した貫通孔2
8a,29aに挿通されると共に、該線状ばね35の他
端部35cが駆動側リンク28の突起部36に外嵌され
ている。
機構を備えた磁気テープ装置を提供すること。 【解決手段】 シャーシにヘッドシリンダ2を間に挟ん
で左右一対の長孔3a,3bが形成され、該各長孔3
a,3bに沿って移動可能な一対の移動台4a,4bに
可動ガイドポスト5a,5bが立設され、動力伝達機構
21により回動される駆動側リンク28と各移動台4
a,4bに連結された従動側リンク29とからなる一対
のリンク機構22が設けられ、中央部35aが略馬蹄形
に形成された線状ばね35の一端部35bが前記両リン
ク28,29の互いに重合する端部に貫設した貫通孔2
8a,29aに挿通されると共に、該線状ばね35の他
端部35cが駆動側リンク28の突起部36に外嵌され
ている。
Description
【0001】
本考案は、磁気テープに記録や再生または消去を行うための磁気テープ装置に 関し、特に、ローディング機構の構造を簡略化したものである。
【0002】
この種の磁気テープ装置の一例を図5に基づいて説明すると、シャーシ1にヘ ッドシリンダ2を間に挟んで左右一対の長孔3a,3bが形成され、該各長孔3 a,3bに沿って前後方向a,bに移動可能な一対の移動台4a,4b上に可動 ガイドポスト5a,5bが立設されている。なお、6は全幅消去ヘッド、7は音 声消去ヘッド、8は音声・コントロールヘッド、9は固定テープガイドポスト、 10はキャプスタン、11は磁気テープtを介してキャプスタン10に圧接する ピンチローラ、12はローディング時に磁気テープtにテンションを付与するた めのテンションポスト(図5仮想線参照)、13はモード切換えレバー(図示せ ず)などを切換え操作するための回転カムであって、その外周面に形成した歯車 部14にウォームギヤ15が噛合され、該ウォームギヤ15がプーリ機構16を 介してカムモータ17に連動連結されている。また、18は各長孔3a,3bの 前端に対向してシャーシ1に突設した位置決めピンであって、各移動台4a,4 bの前部に突設した係合枠19を係合させることにより(図5仮想線参照)、そ の各移動台4a,4bがローディング位置に位置決めされるようになっている。
【0003】 従来、前記移動台4a,4bを前後移動させるローディング機構として特開平 5−17624号公報などに記載されたものがあり、これは、図6に示すように 、動力伝達機構(駆動手段)21と一対のリンク機構22とを備えている。
【0004】 前記動力伝達機構21は、シャーシ1に枢支軸23a,24bを介して回転可 能に枢着されて互いに噛合する一対の扇型歯車23,24と、その一方の扇型歯 車23に同心状に一体形成したピニオン25と、一端に形成したラック26aを ピニオン25に噛合させると共に、その他端に突設したカムピン26bを回転カ ム13のカム溝13aに嵌入させ、且つ一端に貫設した長孔26cを枢支軸23 aに係合させた矢印c,d方向に移動可能な動力伝達レバー26とを有している 。
【0005】 前記一対のリンク機構22は、各扇型歯車23,24に突設された駆動側リン ク28と、各移動台4a,4bの連結軸30に連結させた従動側リンク29とを 有し、両リンク28、29の端部に貫設されて同心状に一致する両貫通孔28a ,29aにリンクピン31を挿通すると共に、該リンクピン31の両端部をカシ メることにより、両リンク28、29の端部どうしが連結され、駆動側リンク2 8の長孔状に形成した貫通孔28a内に嵌め込まれたコイルばね(付勢手段)3 2がリンクピン31に押し付けられている。
【0006】 上記構成において、ローディング時には、図5の実線及び図6に示す状態で、 カムモータ17により回転カム13を矢印e方向に回転させて動力伝達レバー2 6を矢印c方向に引っ張ることにより、両扇型歯車23、24及び各リンク機構 22を介して各移動台4a,4bを前進aさせ、コイルばね32により各移動台 4a,4bをローディング方向に付勢して、その各移動台4a,4bを位置決め ピン18に押し付けてローディング位置に停止させ(図5の仮想線及び図7参照 )、これにより、各可動ガイドポスト5a,5bによりテープカセットTから磁 気テープtが引き出されてヘッドシリンダ2に巻き付けられる。また、アンロー ディング時には、前記と逆の動作が行われて磁気テープtをテープカセットTに 戻すようになっている。
【0007】
上記従来の構成では、リンク機構22の両リンク28、29の端部どうしを連 結するためにリンクピン31とコイルばね32とを用いており、部品点数が多く 、また、リンクピン31を両リンク28,29の同心状に一致する両貫通孔28 a,29aに挿通した後、該リンクピン31の両端部をカシメる必要があると共 に、コイルばね32を長孔状貫通孔28a内に嵌め込む必要があり、構造が複雑 で製作費が高くつく。
【0008】 本考案は、上記従来の欠点に鑑み、部品点数が少なく構造が簡単なローディン グ機構を備えた磁気テープ装置を提供することを目的としている。
【0009】
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、シャーシにヘッドシリンダ を間に挟んで左右一対の長孔が形成され、該各長孔に沿って移動可能な一対の移 動台に可動ガイドポストが立設され、該各移動台が一対のリンク機構を介して駆 動手段に連動連結され、前記各移動台をローディング方向に付勢するための付勢 手段が前記各リンク機構に設けられており、ローディング時に、前記駆動手段に より各リンク機構を介して各移動台を前記各長孔に沿って前進させることにより 、前記各可動ガイドポストによりテープカセットから磁気テープを引き出して前 記ヘッドシリンダに巻き付けるようにした磁気テープ装置において、前記付勢手 段が弾性変形可能な線状ばねからなり、その線状ばねが前記各リンク機構のリン クどうしを連結するリンクピンを兼ねていることを特徴としている。
【0010】 上記構成によれば、各移動台をローディング方向に付勢するための線状ばねが 各リンク機構のリンクどうしを連結するリンクピンを兼ねているため、部品点数 が従来に比べて少なくなり、製作費を安くすることができる。
【0011】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案において、前記各リンク機構が、 前記駆動手段により回動される駆動側リンクと、前記各移動台に連結された従動 側リンクとからなり、該両リンクの端部に貫設されて同心状に一致する両貫通孔 に前記線状ばねの一端部が挿通されていることを特徴としている。
【0012】 上記構成によれば、線状ばねの一端部を駆動側リンク及び従動側リンクの同心 状に一致する両貫通孔に挿通するだけで、その両リンクを簡単に連結することが できる。
【0013】 請求項3記載の考案は、請求項2記載の考案において、前記線状ばねの一端部 が、該線状ばねの中央部から直角に折れ曲がって起立する起立部と、該起立部か ら直角に折れ曲がって水平に延びる抜け止め部とからなり、前記起立部を同心状 に一致する前記両貫通孔の内周面に対向させることにより、前記線状ばねの中央 部と前記抜け止め部とにより前記両リンクを挟持するようにしたことを特徴とし ている。
【0014】 上記構成によれば、線状ばねの一端部が起立部と抜け止め部とにより略L字状 に形成されているから、前記起立部を駆動側リンク及び従動側リンクの同心状に 一致する両貫通孔の内周面に対向させるだけで、線状ばねの中央部と前記抜け止 め部とにより前記両リンクを互いに離間しないように確実に挟持することができ る。
【0015】 請求項4記載の考案は、請求項2または3記載の考案において、前記線状ばね の他端部が略Ω状に形成され、その略Ω状他端部を前記駆動側リンクに突設した 突起部に嵌脱可能に外嵌させるようにしたことを特徴としている。
【0016】 上記構成によれば、線状ばねの略Ω状他端部を駆動側リンクに突設した突起部 に押し付けるだけで、該突起部にその略Ω状他端部をワンタッチで簡単に外嵌さ せて、線状ばねを駆動側リンクに確実に連結することができる。
【0017】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本考案の 実施の一形態である磁気テープ装置のローディング機構を示すものであって、各 移動台4a,4bをローディング方向に付勢するための付勢手段として線状ばね 35が用いられている。上記以外の構成で図6及び図7に示す従来例と同一部分 に同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】 上記構成において、図1及び図5の実線に示す状態からローディングする場合 (図2及び図5の仮想線参照)及びアンローディング状態にする場合の作用は従 来とほぼ同じであるからその説明を省略する。
【0019】 前記線状ばね35は、図4に示すように、略馬蹄形に形成された中央部35a と、駆動側リンク28及び従動側リンク29の端部に貫設されて同心状に一致す る両貫通孔28a,29aに挿通される一端部35bと、駆動側リンク28に突 設した鍔36a付き突起部36に連結される他端部35cとを有しており、中央 部35aを弾性変形させることにより生じる付勢力で各移動台4a,4bをロー ディング方向に付勢するようになっている。
【0020】 上記構成によれば、線状ばね35の一端部35bを駆動側リンク28及び従動 側リンク29の同心状に一致する両貫通孔28a,29aに挿通するだけで、そ の両リンク28,29を簡単に連結することができる。また、前記一端部35b がリンクピン31(図6参照)を兼ねているから、部品点数を少なくして製作費 を安くすることができる。
【0021】 前記線状ばね35の一端部35bは、該線状ばね35の中央部35aから直角 に折れ曲がって起立する起立部37と、該起立部37から直角に折れ曲がって水 平に延びる抜け止め部38とからなり、前記起立部37を駆動側リンク28及び 従動側リンク29の同心状に一致する両貫通孔28a,29aの内周面に対向さ せるだけで(図3参照)、線状ばね35の中央部35aと抜け止め部38とによ り前記両リンク28,29を互いに離間しないように確実に挟持することができ る。
【0022】 前記線状ばね35の他端部35cは略Ω状に形成されている。従って、その略 Ω状他端部35cを駆動側リンク28に突設した突起部36に押し付けるだけで 、該突起部36にその略Ω状他端部35cをワンタッチで簡単に外嵌させて、線 状ばね35を駆動側リンク28に確実に連結することができる。
【0023】
請求項1記載の考案によれば、各移動台をローディング方向に付勢するための 線状ばねが各リンク機構のリンクどうしを連結するリンクピンを兼ねているため 、部品点数が従来に比べて少なくなり、製作費を安くすることができる。
【0024】 請求項2記載の考案によれば、線状ばねの一端部を駆動側リンク及び従動側リ ンクの同心状に一致する両貫通孔に挿通するだけで、その両リンクを簡単に連結 することができる。
【0025】 請求項3記載の考案によれば、線状ばねの一端部が起立部と抜け止め部とによ り略L字状に形成されているから、前記起立部を駆動側リンク及び従動側リンク の同心状に一致する両貫通孔の内周面に対向させるだけで、線状ばねの中央部と 前記抜け止め部とにより前記両リンクを互いに離間しないように確実に挟持する ことができる。
【0026】 請求項4記載の考案によれば、線状ばねの略Ω状他端部を駆動側リンクに突設 した突起部に押し付けるだけで、該突起部にその略Ω状他端部をワンタッチで簡 単に外嵌させて、線状ばねを駆動側リンクに確実に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の一形態である磁気テープ装置
のアンローディング状態の要部の平面図である。
のアンローディング状態の要部の平面図である。
【図2】 同ローディング状態の要部の平面図である。
【図3】 図2のA−A矢視図である。
【図4】 同要部の分解斜視図である。
【図5】 磁気テープ装置の概略平面図である。
【図6】 従来の磁気テープ装置におけるアンローディ
ング状態の要部の平面図である。
ング状態の要部の平面図である。
【図7】 同ローディング状態の要部の平面図である。
1 シャーシ 2 ヘッドシリンダ 3a 長孔 3b 長孔 4a 移動台 4b 移動台 5a 可動ガイドポスト 5b 可動ガイドポスト 21 動力伝達機構(駆動手段) 22 リンク機構 28 駆動側リンク 28a 長孔状貫通孔 29 従動側リンク 29a 貫通孔 35 線状ばね(付勢手段) 35a 線状ばねの中央部 35b 線状ばねの一端部 35c 線状ばねの他端部 36 突起部 37 起立部 38 抜け止め部 T テープカセット t 磁気テープ
Claims (4)
- 【請求項1】 シャーシにヘッドシリンダを間に挟んで
左右一対の長孔が形成され、該各長孔に沿って移動可能
な一対の移動台に可動ガイドポストが立設され、該各移
動台が一対のリンク機構を介して駆動手段に連動連結さ
れ、前記各移動台をローディング方向に付勢するための
付勢手段が前記各リンク機構に設けられており、ローデ
ィング時に、前記駆動手段により各リンク機構を介して
各移動台を前記各長孔に沿って前進させることにより、
前記各可動ガイドポストによりテープカセットから磁気
テープを引き出して前記ヘッドシリンダに巻き付けるよ
うにした磁気テープ装置において、前記付勢手段が弾性
変形可能な線状ばねからなり、その線状ばねが前記各リ
ンク機構のリンクどうしを連結するリンクピンを兼ねて
いることを特徴とする磁気テープ装置。 - 【請求項2】 前記各リンク機構が、前記駆動手段によ
り回動される駆動側リンクと、前記各移動台に連結され
た従動側リンクとからなり、該両リンクの端部に貫設さ
れて同心状に一致する両貫通孔に前記線状ばねの一端部
が挿通されていることを特徴とする請求項1記載の磁気
テープ装置。 - 【請求項3】 前記線状ばねの一端部が、該線状ばねの
中央部から直角に折れ曲がって起立する起立部と、該起
立部から直角に折れ曲がって水平に延びる抜け止め部と
からなり、前記起立部を同心状に一致する前記両貫通孔
の内周面に対向させることにより、前記線状ばねの中央
部と前記抜け止め部とにより前記両リンクを挟持するよ
うにしたことを特徴とする請求項2記載の磁気テープ装
置。 - 【請求項4】 前記線状ばねの他端部が略Ω状に形成さ
れ、その略Ω状他端部を前記駆動側リンクに突設した突
起部に嵌脱可能に外嵌させるようにしたことを特徴とす
る請求項2または3記載の磁気テープ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998003219U JP3054019U (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 磁気テープ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998003219U JP3054019U (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 磁気テープ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3054019U true JP3054019U (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=43188076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998003219U Expired - Lifetime JP3054019U (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 磁気テープ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3054019U (ja) |
-
1998
- 1998-05-13 JP JP1998003219U patent/JP3054019U/ja not_active Expired - Lifetime
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