JP2002352491A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2002352491A JP2001156552A JP2001156552A JP2002352491A JP 2002352491 A JP2002352491 A JP 2002352491A JP 2001156552 A JP2001156552 A JP 2001156552A JP 2001156552 A JP2001156552 A JP 2001156552A JP 2002352491 A JP2002352491 A JP 2002352491A
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録再生装置のテープローディング機構
において、部品点数が増加し、コストが高く、省スペー
ス化を阻害するという問題を解し、部品点数が少なく安
価で且つ小型化を図ることができるという優れた特性を
持つテープローディング装置の提供を目的とする。 【解決手段】 屈曲可能なひも状駆動部材を案内部材に
沿って摺動させることによりテープガイド部材を駆動し
テープをローディングする事により、部品点数が少なく
安価で且つ小型の磁気記録再生装置を提供することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カセット内からテープを引き出し
回転ヘッドシリンダに巻回させるローディング機構にお
いて、テープガイドポストを植立した搬送部材を、係合
部に回動軸を設けた複数のリンクあるいはアームを用い
て駆動するのが一般的である。
【0003】以下に従来の磁気記録再生装置のローディ
ング機構について、特開平11−273191号を引用
して説明する。
【0004】上記引用特許記載において図1は、上記従
来技術の磁気記録再生装置におけるアンロード時の平面
図である。本図において、39,40は、テープ引き出
し部材であるSボートとTボートで、Sボート39,T
ボート40に設けられた41A、41B、41C、41
Dがレール42の長穴43に係合しており、長穴43に
沿ってSボート39、Tボート40は移動する。Sボー
ト39上にはS2ポスト44とS1ポスト45が、また
Tボート40上にはT1ポスト46とT2ポスト47が
それぞれ設けられており、Sボート39、Tボート40
の移動に伴ってテープ2を回転ヘッドシリンダ38に巻
回する。48は、メインシャーシ8上に設けられたレー
ル部である。
【0005】上記引用特許の図5はメインシャーシ8上
に設けられた、前記Sボート39,Tボート40を駆動
するための構成図である。上記遺尿特許の図3及び図5
において、ボート駆動アーム73は軸74によりメイン
シャーシ8上に軸支されている。75はカムギア66に
植立する駆動ピンで、ボート駆動アーム73に設けられ
た内側カム76と当接し、カムギア66の回動によりボ
ート駆動アーム73は駆動される。
【0006】77はボート駆動アーム73に設けられた
ギア部で、メインシャーシ8に軸78で軸支されたSロ
ードギア79と一体に形成された小ギア部80と係合す
る。 81はSロードアームで、Sロードギア79と同
軸上に軸支される。82はSロードリンクで、Sロード
アーム81とSボート39に対してそれぞれ軸83及
び、ピン41Aによって回動自在に取り付けられる。
【0007】84はTロードギアで、軸85によってメ
インシャーシ8上に軸支され、Sロードギア79と係合
している。86はTロードアームでTロードギア84と
同軸上に軸支される。87はTロードリンクでTロード
アーム86とボート40に対してそれぞれ軸88及び、
ピン41Cによって回動自在に取り付けられている。
【0008】Sロードアーム81とSロードギア79
は、普段はねじりコイルバネ(図示せず)によって一体
となり、軸78を中心に回動するが、Sロードギア79
を時計方向に回転させると、前記ねじりコイルバネ(図
示せず)によって、Sロードギア79は反時計方向に付
勢される。同様に、Tロードアーム86とTロードギア
84は、普段はねじりコイルバネ(図示せず)によって
一体となり、軸85を中心に回動するが、Tロードアー
ム86が係止された状態でTロードギア84を反時計方
向に回転させると、前記ねじりコイルバネ(図示せず)
によって、Tロードギア84は時計方向に付勢される。
【0009】ボート駆動アーム77の回動によりSロー
ドギア79及び、Tロードギア84が駆動され、Sロー
ドリンク82及び、Tロードリンク87を介して、Sボ
ート39及び、Tボート40が図2のレール42上を移
動する。
【0010】以上のように構成された上記引用特許の磁
気記録再生装置の動作について説明する。
【0011】上記引用特許の図19,図26はローディ
ングを完了した状態の平面図である。
【0012】ボート駆動アーム73は反時計方向に最も
回転した位置にあり、そのギア部77,Sロードギア7
9、Tロードギア84を介してSボート39及びTボー
ト40はメインシャ−シ8上の所定の位置まで移動を完
了している。141,142はメインシャー8上に設け
られたボートストッパーでSボート39のV部143と
Tボート40のV部144がそれぞれボートストッパー
141と142に当接し、Sボート39、Tボート40
は位置を決められる。Sロードギア79とSロードアー
ム81及びTロードギア84とTロードアーム86はS
ボート39、Tボート40の移動途中ではそれぞれ一体
となって回転する。あるモードでSボート39,Tボー
ト40がそれぞれ所定位置まで到達するようにSリンク
82とSロードアーム81及びTリンク87とTロード
アーム86は構成されておりその位置よりさらにボート
駆動アーム73はSロードギア79及びTロードギア8
4をそれぞれ時計及び反時計方向に回転させるため、S
ロードギア79とSロードアーム81及びTロードギア
84とTロードアーム86との間に回転位相差を生じ、
それぞれ図示されていないねじりコイルバネの反力によ
ってSボート39とTボート40はボートストッパー1
41,142に圧着固定させられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、Sロードギア79からSボート39
へ、またTロードギア84からTボート40へ駆動力を
伝えるのに、それぞれ、アームが2個と、軸が2個、合
計8個の部品が必要となっており、部品点数の削減を妨
げるという問題を有していた。
【0014】また、Sロードアーム81及びTロードア
ーム86がローディング、アンローディング動作時にS
ロードギア79,Tロードギア84周りに回動する範囲
が大きく、設計時の空間的制約が大きく小型化設計を妨
げる要因となるという問題も有していた。
【0015】本発明は、上記問題を解決するもので、ロ
ーディング機構を極めて少ない部品点数で且つ省スペー
ス化をはかった構成を提供する物で、コストが安く、小
型化が可能で且つ組立性の良いメカニズムを搭載した磁
気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気記録再生装置は、屈曲変形が可能であっ
てひも状の形状を有し、一端がテープガイド部材と連結
され、他端を牽引または押圧することによりテープガイ
ド部材の往復移動を駆動するひも状駆動部材と、ひも状
駆動部材の移動経路を案内するひも案内部材とを備え、
ローディング動作及びアンローディング動作においてひ
も状駆動部材が屈曲変形をしながらテープガイド部材を
往復移動させる構成を有している。
【0017】この構成によって、ローディング機構を極
めて簡略な構成とする事ができ、安価なメカニズムを提
供すると共に、メカニズムの小型化、組立性の向上にも
貢献することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、磁気テープをテープカセットより引き出し回転ヘッ
ドを有する回転ヘッドシリンダに所定角度巻回させ、磁
気テープの記録再生を行う磁気記録再生装置であって、
使用者によりテープカセットが装着された状態を第1の
状態と定義し、テープカセット装着後にテープガイド部
材が磁気テープをテープカセットより引き出し回転ヘッ
ドシリンダに所定角度巻回することにより、磁気テープ
の記録再生が可能なテープ走行系が形成された状態を第
2の状態と定義し、第1の状態から第2の状態に移行す
る動作をローディング動作、第2の状態から第1の状態
に移行する動作をアンローディング動作と定義した時、
テープガイド部材の移動経路を案内するテープガイド案
内部材と、屈曲変形が可能であって、ひも状の形状を有
するとともに長手方向の弾性率が500MPa以上の物
性値を有し、一端がテープガイド部材と連結され、他端
を牽引または押圧することによりテープガイド部材の往
復移動を駆動するひも状駆動部材と、ひも状駆動部材の
移動経路を案内するひも案内部材とを備え、ひも状駆動
部材は、その屈曲可能部が樹脂で一体に形成され、かつ
屈曲可能部は、屈曲を容易にするための複数個のくびれ
部を有し、ローディング動作及びアンローディング動作
においてひも状駆動部材が屈曲変形をしながらテープガ
イド部材を往復移動させることを特徴とする磁気記録再
生装置であって、部品点数を極めて少なくできるという
作用を有する。
【0019】本発明の請求項2に記載の発明は、ひも状
駆動部材の複数個のくびれ部は、ひも状駆動部材の厚み
方向に薄いくびれ部と幅方向に薄いくびれ部の双方を有
することを特徴とする磁気記録再生装置であって、単一
の部材であるひも状駆動部材が、長手方向には所定の物
性値をもち、且つそれ以外の方向には屈曲可能な形とす
ることができ、このひも状部材がガイド部材にガイドさ
れながら滑らかに往復運動することができる形状とな
り、部品点数の極めて少なくすることができるという作
用を有する。
【0020】本発明の請求項3に記載の発明は、正逆回
転するモータと、これに連結された回転体と、回転体に
設けたひも係合部と、ひも状駆動部材の他端に設けられ
ひも係合部と係合する駆動係合部とを備え、モータの正
逆回転により、ひも状駆動部材を往復移動させることを
特徴とする磁気記録再生装置であって、ひも状駆動部材
と回転体を直接係合させることにより、部品点数の極め
て少なくすることができるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項4記載の発明は、ローディ
ング動作の完了近傍、またはアンローディング動作の完
了近傍において、ひも係合部と、駆動係合部とが離れる
ことにより、ひも状駆動部材が回転体の回転運動に対し
て間欠動作をすることを特徴とする磁気記録再生装置で
あって、ひも状駆動部材を用いたローディング機構にお
いて、アンローディング完了後にひも状駆動部材を動か
すことなく所定の動作を磁気記録再生装置に行わせるこ
とができるようになり、部品点数を極めた少なくできる
という作用を有する。
【0022】本発明の請求項5記載の発明は、駆動係合
部の近傍にひも状駆動部材と一体に設けた凸部と、凸部
の移動を案内する凸部案内部材を有し、ローディング動
作の完了近傍、またはアンローディング動作の完了近傍
において、凸部が凸部案内部材に案内されることによ
り、駆動係合部がひも係合部から離れ、これによりひも
状駆動部材が回転体に対して間欠動作をすることを特徴
とする磁気記録再生装置であって、簡単な機構により、
部品点数を増やすことなくひも状駆動部材に間欠運動を
させ、部品点数の極めて少なくすることができるという
作用を有する。
【0023】本発明の請求項6記載の発明は、回転ヘッ
ドシリンダに巻回しながら走行する磁気テープが、回転
ヘッドシリンダに入って行く側を入り側、回転ヘッドシ
リンダから出ていく側を出側と定義した時、入り側のテ
ープガイド部材の往復移動を駆動する第1のひも状駆動
部材と、出側のテープガイド部材の往復移動を駆動する
第2のひも状駆動部材とを有することを特徴とする磁気
記録再生装置であり、両方にひも状駆動部材を有するこ
とにより、さらに部品点数の少なくできるという作用を
有する。
【0024】本発明の請求項7記載の発明は、第1の回
転体と、これに連動して回転する第2の回転体と、第1
の回転体および第2の回転体を駆動するモータと、第1
の回転体に設けた第1のひも係合部と、第1のひも状駆
動部材の他端に設けられ、第1のひも係合部と係合する
第1の駆動係合部と、第2の回転体に設けた第2のひも
係合部と、第2のひも状駆動部材の他端に設けられ、第
2のひも係合部と係合する第2の駆動係合部とを備え、
モータの正逆回転により第1のひも状駆動部材及び第2
のひも状駆動部材を往復移動させることを特徴とする磁
気記録再生装置であって、各ひも状駆動部材を各々別の
回転体で駆動することにより、各ひも状駆動部材の動作
のタイミングを自由に設定できるという作用を有してい
る。
【0025】本発明の請求項8記載の発明は、ひも案内
部材は、ひも状駆動部材の上方を案内する上方案内部
と、ひも状駆動部材の左側方を案内する左側方案内部
と、ひも状駆動部材の右側方を案内する右側方案内部
と、ひも状駆動部材の下方を案内する下方案内部とを有
し、下方案内部は樹脂材料で形成され、かつ金属で形成
された本体基盤に固定されたことを特徴とする磁気記録
再生装置で、ひも状駆動部材の上下左右を案内する事に
より、ひも状駆動部材の往復運動を滑らかにすると共
に、ひも状駆動部材の変形を防ぎ駆動力を伝え易くする
ことができると共に、下案内部が本体基盤に固定されて
いるため精度、強度とも十分なものになるいう作用を有
する。
【0026】本発明の請求項9記載の発明は、下方案内
部は、金型内部に本体基盤を挿入したのち樹脂の射出成
形を行うことにより本体基盤と一体に形成されたことを
特徴とする磁気記録再生装置で、一体化することにより
部品点数を少なくすると共に、精度の向上が可能となる
という作用を有する。
【0027】本発明の請求項8記載の発明は、ひも案内
部材の一部とテープガイド案内部材の一部とが同一材料
で一体に形成されたことを特徴とする磁気記録再生装置
であり、ひも状駆動部材の案内部材と、テープガイドの
案内部材を一体化することにより、部品点数を極めて少
なくすることができるという作用を有する。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図11を用いて説明する。
【0029】(実施の形態1)図1、2は本発明のテー
プローディング装置の平面図であり、図1は、テープカ
セット1からテープを引き出していない状態で、図2は
回転ヘッドシリンダ2にテープを巻回させるべく磁気テ
ープ22を引き出した状態である。
【0030】20,21は固定のテープガイドポスト
で、シャーシ100上に設けられてある。
【0031】19はキャプスタンモータ軸であり、ピン
チローラ18aとの間に磁気テープを挟み込んでこれを
駆動するものである。
【0032】ピンチローラ18aは、ピンチアーム18
上に設けられており、図1から図2の状態に図示してい
ない駆動手段により、引き出され且つ前記キャプスタン
モータ軸19に圧着される。
【0033】16a,17aはそれぞれテープ引き出し
ポストで、各々回動自在にシャーシ100上に設けられ
たテープ引き出しアーム16,17上に植立されてお
り、図1の状態から図2の状態に図示していない駆動手
段により回動させられテープを引き出すものである。こ
こで引き出しアーム17にあるカム溝17bに、ピンチ
アーム18に形成されたボス部18bが摺動可能に係合
しており、ピンチアーム18の動きに従ってテープ引き
出しアーム17も駆動される。また、16bはテープ引
き出しアーム16に取り付けられている引っ張りバネ
で、固定端は図示していない。
【0034】次に、図1において、3a、4aは各々テ
ープ引き出し用の部材のボートで、それぞれテープガイ
ド用ローラポスト5a、6aが植立されている。各ボー
トは、レール7にガイドされ、3a,4aの位置である
アンローディング位置と、図2中の3b、4bの位置の
ローディング完了位置との間を、別途記載する駆動機構
において往復運動ができる様に構成されている。
【0035】上記のような構成により、テープカセット
1より磁気テープを引き出し、図2に示すテープパス2
2を形成する。そして、キャプスタンモータ軸19、ピ
ンチローラ18a、及びテープカセット1内のリールハ
ブ(図示せず)と係合しキャプスタンモータの駆動力に
よりリールハブを回転させるリール台(図示せず)によ
り磁気テープをテープパス22に沿って走行させる。
【0036】次に、各ボート3a,4aの駆動方式につ
いて説明する。
【0037】図1において、8a,9aは、細長い棒状
の樹脂部材である。詳細形状を図3に示す。形状は、8
a,9aとも同様の形状であるので、ここでは右側9a
についてのみ説明する。ひも状駆動部材9aには、図3
に示すように全域にわたって複数個のくびれ部が存在
し、このくびれ部はひも状駆動部材9aの幅方向に薄い
部分(A1〜A7)と厚み方向に薄い部分(D1〜D
6)の双方向に存在するため、矢印B,Cに示す方向に
自在に曲がることができる。又、片方の端には塔状の突
起部9cがあり、又他端には円柱状のボス部9dがあ
る。
【0038】図4により、ボート3a、4aとひも状駆
動部材8a,9a、及びレール7の構成を詳しく説明す
る。(左右とも同様の構成であるので、ここでは右側ボ
ート3a側で説明する。)レール7は、板金の100と
一体に成型されたスロープ部10を挟み込む用にアンロ
ーディング位置近傍から、ローディング完了位置まで高
さを変化しながら続いている。
【0039】ボート4aはその下部に突き出したひさし
部4cとの間に、レール7の上部のレールひさし部7a
を挟み込む構成になっており、これによりボート4aは
レール7に沿って矢印A方向に摺動する事ができる。
【0040】又、ひも状駆動部材9aは、レール7とス
ロープ部10に囲まれた空間に挿入され、同様に矢印A
方向に摺動可能である。このときレール7及びスロープ
部10は、シャーシ100に対し高さ方向にも平面方向
にも滑らかに蛇行しているが、ひも状駆動部材9aは、
複数のくびれ部分があるために自在に曲がり、レール7
とスロープ部10の間を滑らかに摺動できる。
【0041】さらに、ひも状駆動部材9aの移動は、こ
のレール7とスロープ部10の中のみであり、従来の構
成にあるようなリンク機構が、大きく回動し空間的に制
約を与えることがなく、省スペース化を図る事ができ
る。
【0042】次に、ひも状駆動部材9aの先端に存在す
る突起部9cがボート4aの後方の穴部4dに所定の隙
間を持って挿入されており、面9eと面4f及び面9d
と斜面4eが対抗するよう構成されている。これによっ
てひも状駆動部材9aが矢印A方向に摺動する事によ
り、ボート9aもレール7に沿って矢印A方向に摺動す
る。
【0043】図1において、11、12は図示していな
い駆動源からの力で回転する一連のギア列であり、各々
シャーシ100上に一体成型された軸100a、100
b周りに回動自在に装着されている。 又、ギア11,
12にはその中心周りに各々捻りバネ13、14が装着
されており、各ギアと一体となって回動する。また、捻
りバネ13,14の可動端13a,14aは各々ギアの
ストッパー部11b,12bに当接して装着されてい
る。
【0044】図5により、ギア11,12と捻りバネ1
3,14そしてひも状駆動部材8a,9aの構成を説明
する。(左右とも同様の構成であるので、ここでは右側
ギア12側で説明する。)ギア12はシャーシ100と
押さえ板15の間に存在し、その上部に設けられた一部
が切り欠かれた円弧上の突出部の外周面12aにひも状
駆動部材9aを巻き取ることのできる構成となってい
る。ひも状駆動部材9aのギア12の突起部外周12a
と反対側には、巻き取られたひも状駆動部材9aの外側
を案内するガイド部分15c、15dがある。(図1,
図5参照)また、図5において、捻りバネ14の可動端
14aはひも状駆動部材9aの面9eに当接できるよう
同じ高さにある。また、押さえ板15にはカム溝15a
が形成されてあり、ここにひも状駆動部材9aの一端に
形成されたボス部9dが摺動可能に係合されてある。
【0045】また図1において、16,17はテープ引
き出し位置におけるローラポスト5a,6aの位置決め
部材のVストッパーである。Vストッパー16,17は
一体の板金部材で、シャーシ100の奥側の壁100c
に取り付けてある。
【0046】図6により、Vストッパーの部分の構成を
説明する。(左右とも同様の構成であるので、ここでは
右側のVストッパー17について説明する。)Vストッ
パー17は、ローラポスト6bの下部6c部を位置決め
する下V部17aと、ローラポスト6bの上部6d部を
位置決めする上V部17bと、ローラポスト6bの頂点
6e部を位置決めする天井部17dからなっている。1
8はVストッパー17のシャーシ100c部への取り付
けネジである。17d、17e部はそれぞれバネ性を持
っており、各部位を各々矢印A、矢印E方向にたわませ
て、調整ネジ19,20が取り付けてある。そして、ネ
ジ19を回転させる事により下V17aの矢印A方向の
位置を、ネジ20を回転させる事により天井部17dの
高さを調整することができる。
【0047】以上のように構成されたテープローディン
グ装置の要部について、図7から図11を用いてその動
作を説明する。
【0048】図7はアンローディング完了状態の図であ
る。この状態にて、各ローラポスト5a,6aは、カセ
ット内の開口部(図示せず)にある。
【0049】本図の状態から、図示していない駆動源の
力により、各ギア12,11が矢印A、B方向に回転し
始めローディングを開始する。しかしこの状態では、各
ひも状駆動部材8a,9aのボス部8d,9dがカム溝
15a,15bの直線部にガイドされており、且つひも
状駆動部材8a,9aの面8f,9fが各ギア11,1
2上の円弧上突起部の外周面11a,12aに当接して
いるため、ひも状駆動部材8a,9aは各ギア11,1
2と共に回転せず、ボート3a,4aも移動しない。
【0050】そして、さらに各ギアが矢印A,B方向に
回転すると、図8の状態となる。
【0051】図8は、ボート3a,4aがローディング
をし始める状態である。
【0052】この状態では、各ギア11,12と一体で
回転する捻りバネ13,14の可動端13a,14aが
各ひも状駆動部材8a,9aの押圧面8e,9eに当接
し、各ひも状駆動部材8a,9aを各々矢印A,B方向
に押圧する。この状態では、各ひも状駆動部材8a,9
aと各ギア11,12の相対位置が変わり、各ひも状駆
動部材8a,9aの面8f,9fに対抗する場所に各ギ
ア11,12の円弧状突出部11a,12aの切り欠き
部が来ている。よって各ギア11,12が回転するに従
って、各ひも状駆動部材8a,9aの係合部8g,9g
は、各ひも状駆動部材8a,9aのボス部8d,9dが
カム溝15a,15bにガイドされて各ギア11,12
の内側に入り込み、図9の状態になる。
【0053】図9は、ボートが移動途中の図である。
【0054】図9において、捻りバネ13,14が各ひ
も状駆動部材8a,9aの押圧面8e,9eを押圧し、
各ギア11,12の面11b,12bは各ひも状駆動部
材8a,9aの係合面8h,9hと対抗した状態になっ
ている。各ひも状駆動部材8a,9aのボス8d,9d
がカム溝15a,15bが各ギアの中心軸と同心の円弧
状の部分と係合している。また、各ひも状駆動部材8
a,9aの外側にはひも状駆動部材8a,9aの案内部
材15c、15dが円弧状に設けてあり、各ひも状駆動
部材8a,9aはギアと共に矢印A,B方向に移動する
が、外側に逃げることはない。
【0055】また、各ひも状駆動部材8a,9aは、レ
ール7とシャーシ100のスロープ部10にガイドされ
つつ移動し、各ボート3a,4aを駆動してテープ(図
示せず)をローディングして行く。このとき、各ひも状
駆動部材の長手方向の弾性率が500MPa以上あるた
め十分な強度があり、テープの負荷にひも状駆動部材が
負けて変形することなくローディングできる。
【0056】図10は、各ボート上のローラポストがV
ストッパー(図省略)に当接した状態で、各ローラポス
ト、ボート及び各ひも状駆動部材は、各々3b,4b,
5b,6b、そして8b,9bの位置に達する。
【0057】この状態にて、テープ(図示せず)は回転
ヘッドシリンダ2に巻回されている。
【0058】また、Vストッパー16,17へのローラ
ポスト5b,6bの当接状態は、図6を参照のこと。
【0059】本図の状態では、まだ各ギア11,12の
面11b,12bは各ひも状駆動部材8a,9aの係合
面8h,9hと対抗した状態になっている。この状態よ
り、さらに各ギアが矢印A,B方向に回転すると、各バ
ネがたわんで図11の状態になる。これは、各ローラポ
ストが5b,6bがVストッパー16,17に当接して
いるため、各ボート3b,4b及び各ひも状駆動部材8
b,9bは、移動しないためである。
【0060】図11において、各捻りバネ13,14は
各ひも状駆動部材8b,9bに矢印C、D方向の力を加
えている。各ひも状駆動部材8b,9bは自在に曲がる
ため、レール7及びスロープ部10に沿って摺動し、力
C、Dを各ボート3b,4bに伝え、各ローラポスト5
b,6bをVストッパー16,17に圧着する事ができ
る。
【0061】圧着の機構を図6を用いて説明する。図1
1において、ボート周りの構成は左右とも同様であるの
で、ここでは、右側のみについて説明する。
【0062】図6は、図11におけるボート4b、ひも
状駆動部材9b及びVストッパー17の側面方向の図で
ある。捻りバネによりひも状駆動部材9bに伝えられた
力D(図11)は、ひも状駆動部材9bを矢印B方向に
付勢する。そして、ひも状駆動部材9bの先端の突起部
9dがボート後方の斜面4eに当接し、ボート4bを矢
印C方向に付勢する。
【0063】この結果、ボート4bは矢印C方向に移動
しようとし、ローラポスト6bの下部6cは下Vに矢印
C1方向へ、上部6dは上Vに矢印C2方向へ、頂点6
eは天井17dにC3方向へ圧接され、ローラポスト6
bが所定の角度及び高さにて位置決めされ、テープロー
ディングが完了する。
【0064】このときひも状駆動部材9bは複数個のく
びれがあるもの長手方向には500MPa以上の弾性率
を有するため、変形もしくは破損することなく付勢力を
ボート4bに伝えることができる。500MPa以下の
弾性率を持つ材料を使用した場合、座屈するかもしくは
変形量が大きすぎて確実に動作を行わなくなってしま
う。
【0065】Vストッパー17は、前述したようにネジ
19,20により各部の矢印A,E方向の位置が理想状
態に調整されており、この上下V部及び天井部(17
a,17b,17d)にローラポスト6bの中心軸を直
接圧着し、他の部材が介在していないため、非常によい
精度でローラポスト6bの位置決めがなされ、理想的な
回転ヘッドシリンダ2へのテープ巻き付けが容易にでき
る。
【0066】アンローディング時は、図11において各
ギアが矢印E,F方向に回転すると、各捻りバネ13,
14のたわみが減少し図10の状態に戻る。図10にお
いて各ギアの係合部11b,12bが各ひも状駆動部材
8b,9bの係合部8h,9hと係合し、各ひも状駆動
部材8b,9bを矢印E,F方向に引き込んで行く。
【0067】このとき図6に示すひも状駆動部材の先端
突起部の面9eがボート4bの面4fと当接しボート4
bを矢印D方向へ駆動する。
【0068】これにより、各ボート3b,4bが図10
の状態から、図9,図8の状態へと、順にアンローディ
ングされる。
【0069】図8の状態で、各ローラポスト5a,6a
は、テープカセット内の開口部(図示せず)に入ってい
る。この状態では、各ひも状駆動部材8a,9aのボス
部8d、9dがカム溝15a,15bにより駆動され
て、各ひも状駆動部材8a,9aがギア11,12の外
側へと引き出されており、各ギアの係合面11b、12
bと各ひも状駆動部材の面8h、9hとの係合がはず
れ、各ひも状駆動部材8a,9aは各ギア13,14の
回転運動と切り離されている。従って、この後も各ギア
13,14はさらに矢印E,F方向に回転する事ができ
る。通常の磁気記録再生装置において、各ローラポスト
5a,6aがテープカセットの開口部に戻った後カセッ
ト昇降装置を上昇させるなどテープを着脱できる状態に
する動作が必要である。この動作は、この区間をこの各
ギア11,12の回転運動を利用しておこなうことがで
きる。
【0070】このようにして、図7の状態となりアンロ
ーディングが完了する。
【0071】以上のように本実施の形態によれば、テー
プガイド部材の移動経路を案内するテープガイド案内部
材と、屈曲変形が可能であって、ひも状の形状を有する
とともに長手方向の弾性率が500MPa以上の物性値
を有し、一端がテープガイド部材と連結され、他端を牽
引または押圧することにより前記テープガイド部材の往
復移動を駆動するひも状駆動部材と、ひも状駆動部材の
移動経路を案内するひも案内部材とを備え、ひも状駆動
部材は、その屈曲可能部が樹脂で一体に形成され、かつ
屈曲可能部は、屈曲を容易にするための複数個のくびれ
部を有し、ローディング動作及びアンローディング動作
においてひも状駆動部材が屈曲変形をしながらテープガ
イド部材を往復移動させることにより、ローディング機
構を極めて少ない部品点数で且つ省スペースを図った構
成とすることができ、部品点数が少なく、組立性がよ
く、コストが安いメカニズムを搭載した磁気記録再生装
置を提供することができる。
【0072】また、上記ひも状駆動部材がくびれを厚さ
方向及び幅方向の両方向に薄い部分を有する事により、
上記ひも状駆動部材が滑らかにガイド部材内部を摺動し
またボートに駆動力を効率よく伝えることができると同
時に、屈曲によるクリープ及び破壊を防ぐことができ、
より信頼性の高いローディング機構とすることができ
る。
【0073】さらに、上記ひも状駆動部材が回転体と係
合しこれにより駆動されることにより、ひも状駆動部材
を滑らかに動かすことができると同時に、限られたスペ
ースの中で長いひも状駆動部材を動かすことができると
いう作用を有する。
【0074】また、上記ひも状駆動部材と一体に設けた
凸部を案内することにより、ローディング完了近傍ある
いはアンローディング完了近傍において、ひも状駆動部
材に前記回転体の運動に対し間欠動作をさせることによ
り、ひも状駆動部材を動かしていないときにも回転体が
回転し別モードを形成することができ、本発明を実施し
やすい形としている。
【0075】通常の磁気記録再生装置において、回転ヘ
ッドシリンダの入り側及び出側にテープガイド部材が必
要で、この両方に上記ひも状駆動部材を用いたテープロ
ーディング機構を設けることによりさらにメカニズムの
部品点数を削減することができより安価な磁気記録再生
装置を提供することができる。
【0076】また、ローディング時のテープガイド部材
の移動距離は、入り側と出側では異なるため、ひも状駆
動部材を駆動する回転体を各々別に設けることにより適
正な距離だけひも状駆動部材を移動させることができ、
最適なテープローディングが容易にでき、本発明を実施
しやすい形にしている。
【0077】また、ひも状駆動部材を案内する案内部材
が、ひも状駆動部材の上下左右をガイドすることにより
滑らかにひも状駆動部材が摺動する事ができ、また下方
案内部材が本体基盤に取り付けられていることにより、
精度及び強度を十分なものにすることができる。
【0078】また、前記下方案内部材を基盤シャーシに
一体成型することにより部品点数を削減しコストも安く
なり,より安価な磁気記録再生装置を提供することがで
きる。
【0079】そして、上記実施例においてレールはボー
トを案内すると同時にひも状駆動部材をも案内してお
り、ひも状駆動部材を案内するひも案内部材とテープガ
イド案内部材とが同一材料により一体成型されており、
この構成のよりさらに部品点数を削減し、また省スペー
ス化を図ることができ、安価でより小型の磁気記録再生
装置を提供することができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明は、テープカセット
よりテープを引き出し回転ヘッドシリンダに巻回させる
ローディング機構を、極めて少ない部品点数で且つ省ス
ペースを図った構成とすることができ、部品点数が少な
く、組立性がよく、コストが安いメカニズムを搭載した
磁気記録再生装置を提供することができるという、優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における、アンローディ
ング状態の平面図
【図2】本発明の実施の形態1における、ローディング
状態の平面図
【図3】本発明の実施の形態1における、ひも状駆動部
材の形状を示す図
【図4】本発明の実施の形態1における、ひも状駆動部
材の構成の詳細図
【図5】本発明の実施の形態1における、ひも状駆動部
材とギアの詳細図
【図6】本発明の実施の形態1における、ローラポスト
位置決め機構の側面図
【図7】本発明の実施の形態1における、ローディング
機構の要部詳細図(アンローディング完了状態)
【図8】本発明の実施の形態1における、ローディング
機構の要部詳細図(ボート移動開始状態)
【図9】本発明の実施の形態1における、ローディング
機構の要部詳細図(ボート移動途中状態)
【図10】本発明の実施の形態1における、ローディン
グ機構の要部詳細図(ボート移動終了状態)
【図11】本発明の実施の形態1における、ローディン
グ機構の要部詳細図(ローディング完了状態)
【符号の説明】
1 テープカセット 2 回転ヘッドシリンダ 3、4 ボート 7 レール 8a,9a ひも状駆動部材 11,12 ギア 8d,9d ひも状駆動部材の凸部 15a カム溝 13,14 捻りバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 晃一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープをテープカセットより引き出
    し回転ヘッドを有する回転ヘッドシリンダに所定角度巻
    回させ、磁気テープの記録再生を行う磁気記録再生装置
    であって、使用者によりテープカセットが装着された状
    態を第1の状態と定義し、テープカセット装着後にテー
    プガイド部材が磁気テープをテープカセットより引き出
    し前記回転ヘッドシリンダに所定角度巻回することによ
    り、磁気テープの記録再生が可能なテープ走行系が形成
    された状態を第2の状態と定義し、前記第1の状態から
    前記第2の状態に移行する動作をローディング動作、前
    記第2の状態から前記第1の状態に移行する動作をアン
    ローディング動作と定義した時、前記テープガイド部材
    の移動経路を案内するテープガイド案内部材と、屈曲変
    形が可能であって、ひも状の形状を有するとともに長手
    方向の弾性率が500MPa以上の物性値を有し、一端
    が前記テープガイド部材と連結され、他端を牽引または
    押圧することにより前記テープガイド部材の往復移動を
    駆動するひも状駆動部材と、前記ひも状駆動部材の移動
    経路を案内するひも案内部材とを備え、前記ひも状駆動
    部材は、その屈曲可能部が樹脂で一体に形成され、かつ
    屈曲可能部は、屈曲を容易にするための複数個のくびれ
    部を有し、前記ローディング動作及び前記アンローディ
    ング動作において前記ひも状駆動部材が屈曲変形をしな
    がら前記テープガイド部材を往復移動させることを特徴
    とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 ひも状駆動部材の複数個のくびれ部は、
    前記ひも状駆動部材の厚み方向に薄いくびれ部と幅方向
    に薄いくびれ部の双方を有することことを特徴とする請
    求項1項記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 正逆回転するモータと、これに連結され
    た回転体と、前記回転体に設けたひも係合部と、ひも状
    駆動部材の他端に設けられ前記ひも係合部と係合する駆
    動係合部とを備え、モータの正逆回転により、前記ひも
    状駆動部材を往復移動させることを特徴とする請求項1
    項記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 ローディング動作の完了近傍、またはア
    ンローディング動作の完了近傍において、ひも係合部
    と、駆動係合部とが離れることにより、ひも状駆動部材
    が前記回転体の回転運動に対して間欠動作をすることを
    特徴とする請求項3項記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 駆動係合部の近傍にひも状駆動部材と一
    体に設けた凸部と、凸部の移動を案内する凸部案内部材
    を有し、ローディング動作の完了近傍、またはアンロー
    ディング動作の完了近傍において、前記凸部が前記凸部
    案内部材に案内されることにより、前記駆動係合部がひ
    も係合部から離れ、これにより前記ひも状駆動部材が回
    転体に対して間欠動作をすることを特徴とする請求項4
    項記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 回転ヘッドシリンダに巻回しながら走行
    する磁気テープが、前記回転ヘッドシリンダに入って行
    く側を入り側、前記回転ヘッドシリンダから出ていく側
    を出側と定義した時、入り側のテープガイド部材の往復
    移動を駆動する第1のひも状駆動部材と、出側のテープ
    ガイド部材の往復移動を駆動する第2のひも状駆動部材
    とを有することを特徴とする請求項1項記載の磁気記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】 第1の回転体と、これに連動して回転す
    る第2の回転体と、前記第1の回転体および第2の回転
    体を駆動するモーターと、前記第1の回転体に設けた第
    1のひも係合部と、前記第1のひも状駆動部材の他端に
    設けられ、前記第1のひも係合部と係合する第1の駆動
    係合部と、前記第2の回転体に設けた第2のひも係合部
    と、前記第2のひも状駆動部材の他端に設けられ、前記
    第2のひも係合部と係合する第2の駆動係合部とを備
    え、前記モーターの正逆回転により、前記第1のひも状
    駆動部材及び前記第2のひも状駆動部材を往復移動させ
    ることを特徴とする請求項6項記載の磁気記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】 ひも案内部材は、ひも状駆動部材の上方
    を案内する上方案内部と、前記ひも状駆動部材の左側方
    を案内する左側方案内部と、前記ひも状駆動部材の右側
    方を案内する右側方案内部と、前記ひも状駆動部材の下
    方を案内する下方案内部とを有し、前記下方案内部は樹
    脂材料で形成され、かつ金属で形成された本体基盤に固
    定されたことを特徴とする請求項1項記載の磁気記録再
    生装置。
  9. 【請求項9】 下方案内部は、金型内部に本体基盤を挿
    入したのち樹脂の射出成形を行うことにより本体基盤と
    一体に形成されたことを特徴とする請求項8項記載の磁
    気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 ひも案内部材の一部とテープガイド案
    内部材の一部とが同一材料で一体に形成されたことを特
    徴とする請求項1項記載の磁気記録再生装置。
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