JP2519322Y2 - 磁気記録再生装置のピンチローラ圧着機構 - Google Patents

磁気記録再生装置のピンチローラ圧着機構

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JP2519322Y2 JP10904790U JP10904790U JP2519322Y2 JP 2519322 Y2 JP2519322 Y2 JP 2519322Y2 JP 10904790 U JP10904790 U JP 10904790U JP 10904790 U JP10904790 U JP 10904790U JP 2519322 Y2 JP2519322 Y2 JP 2519322Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は回転磁気ヘッド式磁気記録再生装置に係わ
り、特に、磁気テープをキャプスタンに圧接するピンチ
ローラの圧着機構に関する。
[従来の技術] 従来の回転磁気ヘッド式磁気記録再生のピンチローラ
の圧着機構の例を第5図に示す。
回転リング30は回転リング保持ローラ31,31…に支持
されており、テープローディング時に図示の反時計方向
に回転する。
圧着板32は回転リング30に摺動自在に支持され引張り
コイルばね33で付勢されている。
ピンチローラ10はピンチローラアーム9に回転自在に
支持されており、ピンチローラアーム9が回動するとキ
ャプスタン19に圧接される。
ピンチローラアーム9はピン9aが立設されており、圧
着板32によりピン9aを介して回動される。
テープローディング時に回転リング30が反時計方向に
回転すると、ピンチローラアーム9は圧着板32に押され
て回動し、ピンチローラ10はキャプスタン19に近接した
記録再生スタンバイ位置に停止する。
回転リング30がさらに反時計方向に回転すると、ピン
チローラ10がキャプスタン19に当接して停止した後、引
張りコイルばね33が伸ばされ引張りコイルばね33の弾力
によりパンチローラ10がキャプスタン19に圧接されて記
録再生状態となる。
上記従来のピンチローラ圧着機構では、回転リングの
回転位置ずれが直接ピンチローラ位置に影響するため、
ピンチローラがキャプスタン近傍で待機するスタンバイ
の位置を正確に決めるのが困難であるという欠点があっ
た。
特開昭61-9863号公報に提案されたものは、ピンチロ
ーラ位置を正確に位置決めすることができるが、そのた
めに多くのリンク機構部品を必要として、部品点数や組
立て工数が増大するという問題があった。
[考案が解決しようとする問題点] この考案は上記した点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、部品点数や組立て工数が
少なく、しかも、ピンチローラのキャプスタン近傍で待
機するスタンバイの位置を正確に決めることが可能なピ
ンチローラ圧着機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案の磁気記録再生装置のピンチローラ圧着機構
は、傾斜ポスト台駆動アームとピンチローラ圧着アーム
と駆動ギヤとを同軸に設け、前記傾斜ポスト台駆動アー
ムとピンチローラ圧着アームとをばねで付勢して駆動ギ
ヤボスに設けた突起に圧接し、傾斜ポスト台をストッパ
に当接させるまでの前記駆動ギヤの回転にともない傾斜
ポスト台駆動アームによりピンチローラアームを記録再
生スタンバイ位置まで駆動し、駆動ギヤが記録再生位置
までさらに回転することによりピンチローラ圧着アーム
でピンチローラアームを押圧しピンチローラをキャプス
タンに圧着させるものである。
[作用] この考案のピンチローラ圧着機構によれば、テープロ
ーディング時に駆動ギヤボスが回転すると、傾斜ポスト
台駆動アームも駆動ギヤボスと一体に回転して傾斜ポス
ト台とピンチローラアームを移動させる。
傾斜ポスト台がストッパに当接して停止すると、傾斜
ポスト台駆動アームは停止し、駆動ギヤボスがさらに回
転すると駆動ギヤボスの突起から離れ付勢ばねを変形さ
せる。傾斜ポスト台駆動アームの停止位置は前記ストッ
パにより正確に位置決めされるので、傾斜ポスト台駆動
アームにより駆動されるピンチローラアームも記録再生
スタンバイ位置に正確に位置決めされる。
駆動ギヤボスが記録再生位置までさらに回転すると、
ピンチローラ圧着アームがピンチローラアームを押圧す
るようになり、ピンチローラがキャプスタンに当接する
と、ピンチローラ圧着アームは駆動ギヤボスの突起から
離れ付勢ばねを変形させ、付勢ばねの弾力によりピンチ
ローラがキャプスタンに圧接される。
[実施例] この考案の実施例である磁気記録再生装置のピンチロ
ーラ圧着機構を第1図乃至第4図に基づいて説明する。
図において、従来例で示したものと同様の機能を有す
る部分は同一の符号が付されている。
第1図において1はシャーシであり軸2と軸11が立設
されている。
軸2には駆動ギヤボス3と傾斜ポスト台駆動アーム4
のボス4aとピンチローラ圧着アーム6のボス6cが挿通さ
れ止輪7で係止されている。
傾斜ポスト台駆動アーム4と駆動ギヤボス3との間に
掛けられたねじりコイルばね5により傾斜ポスト台駆動
アーム4は時計方向に付勢され、駆動ギヤボス3の段差
3bに圧接されている。
また、ピンチローラ圧着アーム6と駆動ギヤボス3と
の間に掛けられたねじりコイルばね8によりピンチロー
ラ圧着アーム6は時計方向に付勢され、ピンチローラ圧
着アーム6に立設されたピン6bは駆動ギヤボス3の段差
3cに圧接されている。
ピンチローラ10を軸を介して回転自在に支持するピン
チローラアーム9はそれに固着されたボス9bを介して軸
11に回動自在に支持され、シャーシに立設されたピン13
との間に掛けられた引張りコイルばね12により反時計方
向に付勢されている。
傾斜ポスト台駆動アーム4が時計方向に回動するとピ
ンチローラアーム9のピン9aに当接し、ピンチローラ圧
着アーム6が時計方向に回動するとピンチローラ圧着ア
ーム6に立設されたピン6aがピンチローラアーム9に当
接する。
駆動ギヤボス3はその外周に駆動ギヤ3aが形成され、
それと噛合うギヤによりローディングモータの回転が伝
えられる。
第2図はテープアンローディング状態のピンチローラ
圧着機構を示している。
傾斜ポスト14aとテープガイド22が立設された傾斜ポ
スト台14はシャーシに設けられたガイド溝15に摺動自在
に支持され、傾斜ポスト台駆動アーム4と連結アーム16
を介してピン結合されている。
このとき傾斜ポスト14aとテープガイド22はカセット
内の磁気テープ18の内側にあるが、テープローディング
時に駆動ギヤボス3が時計方向に回転すると、第3図に
示すように傾斜ポスト台14は傾斜ポスト台駆動アーム4
により駆動され、ストッパ20に当接して停止する。
この位置で傾斜ポスト14aが磁気テープ18を回転ヘッ
ドドラム17にガイドする。
傾斜ポスト台14が停止すると、傾斜ポスト台駆動アー
ム4も停止してねじりコイルばね5を変形させる。
上記動作において、傾斜ポスト台駆動アーム4はピン
チローラアーム9を記録再生スタンバイ位置に移動させ
る。
記録再生スタンバイ状態で磁気テープ18はシャーシ1
に支持されたテープガイド23とテープローディング機構
に支持されたテープガイド21によりキャプスタン19とピ
ンチローラ10の間を通るようにガイドされている。
第3図に示す記録再生スタンバイ状態から駆動ギヤボ
ス3がさらに時計方向に回転されると、ピンチローラ圧
着アーム6がピンチローラアーム9を押してピンチロー
ラ10をキャプスタン19に当接させる。
ピンチローラ10がキャプスタン19に当接してピンチロ
ーラアーム9およびピンチローラ圧着アーム6が停止す
るとねじりコイルばね8が変形するようになり、その弾
力によりピンチローラ10がキャプスタン19に圧接され
る。
記録再生状態から記録再生スタンバイ状態およびテー
プアンロード状態とするには、駆動ギヤボス3を逆転さ
せて上記と逆の動作が行われる。
実施例は以上のように構成されているが考案はこれに
限られず、例えば、ピン6aやピン9aを設ける代わりに、
当接する一方のアームに折曲げ部を形成してもよい。
[考案の効果] この考案の磁気記録再生装置のピンチローラ圧着機構
によれば、簡単な機構によりピンチローラを記録再生ス
タンバイ位置に正確に位置決めすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である磁気記録再生装置のピ
ンチローラ圧着機構を示す分解斜視図、第2図は同実施
例の作用を示す平面図、第3図は同実施例の作用を示す
平面図、第4図は同実施例の作用を示す平面図、第5図
は従来の磁気記録再生装置のピンチローラ圧着機構の例
を示す平面図である。 1……シャーシ、2……軸、3……駆動ギヤボス、3a…
…駆動ギヤ、3b,3c……段差、4……傾斜ポスト台駆動
アーム、4a……ボス、5……ねじりコイルばね、6……
ピンチローラ圧着アーム、6a,6b……ピン、6c……ボ
ス、7……止輪、8……ねじりコイルばね、9……ピン
チローラアーム、9a……ピン、9b……ボス、10……ピン
チローラ、11……軸、12……引張りコイルばね、13……
ピン、14……傾斜ポスト台、14a……傾斜ポスト、15…
…ガイド溝、16……連結アーム、17……回転ヘッドドラ
ム、18……磁気テープ、19……キャプスタン、20……ス
トッパ、21,22,23……テープガイド、30……回転リン
グ、31……回転リング保持ローラ、32……圧着板、33…
…引張りコイルばね。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜ポスト台駆動アームとピンチローラ圧
    着アームと駆動ギヤとを同軸に設け、前記傾斜ポスト台
    駆動アームとピンチローラ圧着アームとをばねで付勢し
    て駆動ギヤボスに設けた突起に圧接し、傾斜ポスト台を
    ストッパに当接させるまでの前記駆動ギヤの回転にとも
    ない傾斜ポスト台駆動アームによりピンチローラアーム
    を記録再生スタンバイ位置まで駆動し、駆動ギヤが記録
    再生位置までさらに回転することによりピンチローラ圧
    着アームでピンチローラアームを押圧しピンチローラを
    キャプスタンに圧着させる磁気記録再生装置のピンチロ
    ーラ圧着機構。
JP10904790U 1990-10-19 1990-10-19 磁気記録再生装置のピンチローラ圧着機構 Expired - Lifetime JP2519322Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0467225U JPH0467225U (ja) 1992-06-15
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