JPH0743785Y2 - 回転ヘッド式テーププレーヤのピンチローラ位置決め装置 - Google Patents
回転ヘッド式テーププレーヤのピンチローラ位置決め装置Info
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- JPH0743785Y2 JPH0743785Y2 JP5196490U JP5196490U JPH0743785Y2 JP H0743785 Y2 JPH0743785 Y2 JP H0743785Y2 JP 5196490 U JP5196490 U JP 5196490U JP 5196490 U JP5196490 U JP 5196490U JP H0743785 Y2 JPH0743785 Y2 JP H0743785Y2
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- roller
- pinch roller
- capstan
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はDATなどに使用される回転ヘッド式テーププレ
ーヤに係り、特に磁気テープをカセットパックから引き
出すテープローディング動作のときにキャプスタンをピ
ンチローラに圧接させるピンチローラ位置決め装置に関
する。
ーヤに係り、特に磁気テープをカセットパックから引き
出すテープローディング動作のときにキャプスタンをピ
ンチローラに圧接させるピンチローラ位置決め装置に関
する。
[従来の技術] 第6図は従来の回転ヘッド式テーププレーヤにおいて磁
気テープが走行位置にローディングされた状態を示す平
面図である。
気テープが走行位置にローディングされた状態を示す平
面図である。
シャーシ1には回転ヘッド装置2とキャプスタン3が設
けられており、それぞれがモータにより駆動されるよう
になっている。カセットパックCがシャーシ1上に装填
されると、シャーシ1のガイド溝1aならびに1bに沿って
引き出しベース4と5が図の上方へ移動し、これらのベ
ース4と5に設けられたローディングポスト4a,5aなら
びに傾斜ポスト4b,5bとによって磁気テープTが引き出
される。そして磁気テープTは回転ヘッド装置2に巻き
付けられ且つキャプスタン3に接触する位置まで移動さ
せられる。これとともに、ローラレバー7に支持されて
いるピンチローラ6が(a)で示す位置から(b)に示
す位置まで移動する。さらに記録または再生を行なうプ
レイモードでは、ピンチローラ6が(c)で示す位置ま
で移動させられ、ピンチローラ6とキャプスタン3とに
よって磁気テープTが挟持される。プレイモードでは、
キャプスタン3の回転速度によって磁気テープTが走行
させられ、回転ヘッド装置2に設けられた回転ヘッドに
よって磁気テープが走査される。
けられており、それぞれがモータにより駆動されるよう
になっている。カセットパックCがシャーシ1上に装填
されると、シャーシ1のガイド溝1aならびに1bに沿って
引き出しベース4と5が図の上方へ移動し、これらのベ
ース4と5に設けられたローディングポスト4a,5aなら
びに傾斜ポスト4b,5bとによって磁気テープTが引き出
される。そして磁気テープTは回転ヘッド装置2に巻き
付けられ且つキャプスタン3に接触する位置まで移動さ
せられる。これとともに、ローラレバー7に支持されて
いるピンチローラ6が(a)で示す位置から(b)に示
す位置まで移動する。さらに記録または再生を行なうプ
レイモードでは、ピンチローラ6が(c)で示す位置ま
で移動させられ、ピンチローラ6とキャプスタン3とに
よって磁気テープTが挟持される。プレイモードでは、
キャプスタン3の回転速度によって磁気テープTが走行
させられ、回転ヘッド装置2に設けられた回転ヘッドに
よって磁気テープが走査される。
[考案が解決しようとする課題] 上記のテープローディング動作において、ピンチローラ
6が(b)で示す位置へ移動した後、プレイモードへの
切換の際には、スプリングを介してローラレバー7を時
計方向へ回動させ、ピンチローラ6が(c)の位置へ移
動した後に強い力でキャプスタン3に圧接させることが
必要となる。したがって、プレイモードにおいてピンチ
ローラ6をキャプスタン3に圧接させるための切換駆動
部では、この圧接のための大きな負荷がかかることにな
る。よって第6図において左右方向へ移動する切換レバ
ーを用いて上記ローラレバー7を駆動しようとすると、
非常に大きな駆動力が必要になるのみならず、ピンチロ
ーラをキャプスタンへ圧接させる際の抵抗負荷が、切換
レバーの動きを鈍くさせ、長期間使用しているうちに前
記切換レバーの動作不良が起きるおそれがある。
6が(b)で示す位置へ移動した後、プレイモードへの
切換の際には、スプリングを介してローラレバー7を時
計方向へ回動させ、ピンチローラ6が(c)の位置へ移
動した後に強い力でキャプスタン3に圧接させることが
必要となる。したがって、プレイモードにおいてピンチ
ローラ6をキャプスタン3に圧接させるための切換駆動
部では、この圧接のための大きな負荷がかかることにな
る。よって第6図において左右方向へ移動する切換レバ
ーを用いて上記ローラレバー7を駆動しようとすると、
非常に大きな駆動力が必要になるのみならず、ピンチロ
ーラをキャプスタンへ圧接させる際の抵抗負荷が、切換
レバーの動きを鈍くさせ、長期間使用しているうちに前
記切換レバーの動作不良が起きるおそれがある。
本考案は上記従来の課題を解決するものであり、軽い負
荷によりピンチローラをキャプスタンに圧接させること
ができ、しかもピンチローラの圧接ならびに圧接解除動
作を確実におこなうことができる回転ヘッド式テーププ
レーヤのピンチローラ位置決め装置を提供することを目
的としている。
荷によりピンチローラをキャプスタンに圧接させること
ができ、しかもピンチローラの圧接ならびに圧接解除動
作を確実におこなうことができる回転ヘッド式テーププ
レーヤのピンチローラ位置決め装置を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案によるピンチローラ位置決め装置は、シャーシ
に、回転ヘッド式装置、キャプスタン、ならびに装填さ
れたカセットパック内から磁気テープを引き出して前記
回転ヘッド装置に巻き付ける位置まで移動させるテープ
引き出し部材、およびピンチローラを支持しこのピンチ
ローラをカセットパック内のテープの内側に対向する位
置からキャプスタンに圧接させる位置まで移動させるロ
ーラレバーが設けられている回転ヘッド式テーププレー
ヤにおいて、前記ローラレバーとスプリングを介して連
結されている付勢レバーと、付勢レバーに先部が回動自
在に連結された押圧レバーとが設けられており、この押
圧レバーの基部はシャーシに形成されたガイド溝に案内
されているとともに、この押圧レバーの基端を押圧し前
記付勢レバーを介してピンチローラをキャプスタンに圧
接させる切換部材が設けられていることを特徴とするも
のである。
に、回転ヘッド式装置、キャプスタン、ならびに装填さ
れたカセットパック内から磁気テープを引き出して前記
回転ヘッド装置に巻き付ける位置まで移動させるテープ
引き出し部材、およびピンチローラを支持しこのピンチ
ローラをカセットパック内のテープの内側に対向する位
置からキャプスタンに圧接させる位置まで移動させるロ
ーラレバーが設けられている回転ヘッド式テーププレー
ヤにおいて、前記ローラレバーとスプリングを介して連
結されている付勢レバーと、付勢レバーに先部が回動自
在に連結された押圧レバーとが設けられており、この押
圧レバーの基部はシャーシに形成されたガイド溝に案内
されているとともに、この押圧レバーの基端を押圧し前
記付勢レバーを介してピンチローラをキャプスタンに圧
接させる切換部材が設けられていることを特徴とするも
のである。
[作用] 上記手段では、テープローディングが完了して、ピンチ
ローラがキャプスタンに近づく位置までローラレバーが
回動すると、ローラレバーとスプリングを介して連結さ
れている付勢レバーと共に押圧レバーが移動する。この
とき押圧レバーの基部はシャーシに形成されたガイド溝
に案内されて移動し、ピンチローラがキャプスタンに近
づいたときには、押圧レバーの基部がピンチローラを押
圧しやすい位置で且つ押圧の反力が小さい位置へ移動す
る。このとき切換部材により押圧レバーの基部を押圧す
ることによりピンチローラがキャプスタンに圧接する。
またピンチローラをキャプスタンから離すときには、押
圧レバーの基部を移動させれば、この基部がシャーシの
ガイド溝に案内され、ピンチローラのキャプスタンへの
弾圧力が解除される。
ローラがキャプスタンに近づく位置までローラレバーが
回動すると、ローラレバーとスプリングを介して連結さ
れている付勢レバーと共に押圧レバーが移動する。この
とき押圧レバーの基部はシャーシに形成されたガイド溝
に案内されて移動し、ピンチローラがキャプスタンに近
づいたときには、押圧レバーの基部がピンチローラを押
圧しやすい位置で且つ押圧の反力が小さい位置へ移動す
る。このとき切換部材により押圧レバーの基部を押圧す
ることによりピンチローラがキャプスタンに圧接する。
またピンチローラをキャプスタンから離すときには、押
圧レバーの基部を移動させれば、この基部がシャーシの
ガイド溝に案内され、ピンチローラのキャプスタンへの
弾圧力が解除される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図はDAT用の回転ヘッド式テーププレーヤの駆動ユ
ニットの一部を示す斜視図、第2図と第3図はピンチロ
ーラ位置決め装置の動作を示す平面図、第4図と第5図
はピンチローラ位置決め装置の動作をさらに詳しく示す
平面図である。
ニットの一部を示す斜視図、第2図と第3図はピンチロ
ーラ位置決め装置の動作を示す平面図、第4図と第5図
はピンチローラ位置決め装置の動作をさらに詳しく示す
平面図である。
第1図において、符号11はシャーシである。シャーシ11
上には回転ヘッド装置12が設けられている。またその側
方にはキャプスタン13が設けられている。このキャプス
タン13はハウジング14によって上下にて回動自在に支持
されている。キャプスタン13はシャーシ11の裏側に設け
られたキャプスタンモータにより駆動される。
上には回転ヘッド装置12が設けられている。またその側
方にはキャプスタン13が設けられている。このキャプス
タン13はハウジング14によって上下にて回動自在に支持
されている。キャプスタン13はシャーシ11の裏側に設け
られたキャプスタンモータにより駆動される。
シャーシ11にはガイド溝11aが形成されており、引き出
しベース15が摺動自在に支持されている。この引き出し
ベース15上にはローディングポスト15aならびに傾斜ポ
スト15bが設けられている。第6図に示した従来例と同
様に回転ヘッド装置12の向う側にもうひとつの引き出し
ベースが設けられており、2個の引き出しベースが移動
し、ローディングポスト15aならびに傾斜ポスト15bによ
りカセットパック内の磁気テープが引き出される。符号
16は移動した引き出しベースを位置決めするためのキャ
ッチャである。引き出しベース15にはピンチローラ21を
移動させるためのフック17が設けられている。ピンチロ
ーラ21はローラレバー22に支持されている。このローラ
レバー22はその一端が支持軸23によりシャーシ11に回動
自在に支持されている。またローラレバー22はスプリン
グ24により反時計方向へ付勢されている。第2図に示す
ように、ローラレバー22の下側には付勢レバー25が重ね
て設けられている。この付勢レバー25はローラレバー22
を支持している前記支持軸23に回動自在に支持されてい
る。付勢レバー25の先端には突起25aが、またローラレ
バー22には突起22aが形成され、両突起22aと25aとがス
プリング26により連結されている。付勢レバー25には折
曲げ片25bが設けられて、この折曲げ片25bがローラレバ
ー22の側部に掛止されており、前記スプリング26により
引き合っている両レバー22と25が、この折曲げ片25bの
掛止により一体化されている。第2図に示すように、シ
ャーシ11の表面には押圧レバー31が設けられている。押
圧レバー31の先部は、連結ピン33によって前記付勢レバ
ー25に回動自在に連結されている。また押圧レバー31の
基部にはピン32が固定されている。第4図と第5図に詳
示されているように、このピン32はシャーシ11の方向に
突出し、ピン32にはローラ34が回動自在に外装されてい
る。シャーシ11にはガイド溝11bが形成され、前記ピン3
2ならびにローラ34はこのガイド溝11b内に挿入されてい
る。第4図に示すようにこのガイド溝11bは所定半径R
の円弧形状であり、ガイド溝11bは図示左側がキャプス
タン13に近づく向きに形成されている。
しベース15が摺動自在に支持されている。この引き出し
ベース15上にはローディングポスト15aならびに傾斜ポ
スト15bが設けられている。第6図に示した従来例と同
様に回転ヘッド装置12の向う側にもうひとつの引き出し
ベースが設けられており、2個の引き出しベースが移動
し、ローディングポスト15aならびに傾斜ポスト15bによ
りカセットパック内の磁気テープが引き出される。符号
16は移動した引き出しベースを位置決めするためのキャ
ッチャである。引き出しベース15にはピンチローラ21を
移動させるためのフック17が設けられている。ピンチロ
ーラ21はローラレバー22に支持されている。このローラ
レバー22はその一端が支持軸23によりシャーシ11に回動
自在に支持されている。またローラレバー22はスプリン
グ24により反時計方向へ付勢されている。第2図に示す
ように、ローラレバー22の下側には付勢レバー25が重ね
て設けられている。この付勢レバー25はローラレバー22
を支持している前記支持軸23に回動自在に支持されてい
る。付勢レバー25の先端には突起25aが、またローラレ
バー22には突起22aが形成され、両突起22aと25aとがス
プリング26により連結されている。付勢レバー25には折
曲げ片25bが設けられて、この折曲げ片25bがローラレバ
ー22の側部に掛止されており、前記スプリング26により
引き合っている両レバー22と25が、この折曲げ片25bの
掛止により一体化されている。第2図に示すように、シ
ャーシ11の表面には押圧レバー31が設けられている。押
圧レバー31の先部は、連結ピン33によって前記付勢レバ
ー25に回動自在に連結されている。また押圧レバー31の
基部にはピン32が固定されている。第4図と第5図に詳
示されているように、このピン32はシャーシ11の方向に
突出し、ピン32にはローラ34が回動自在に外装されてい
る。シャーシ11にはガイド溝11bが形成され、前記ピン3
2ならびにローラ34はこのガイド溝11b内に挿入されてい
る。第4図に示すようにこのガイド溝11bは所定半径R
の円弧形状であり、ガイド溝11bは図示左側がキャプス
タン13に近づく向きに形成されている。
シャーシ11の上面には切換レバー41が設けられている。
この切換レバー41はガイドピン42ならびに図示しない他
のガイドピンにガイドされて図の左右方向へ摺動できる
ように支持されている。前記押圧レバー31はこの切換レ
バー41の上に位置しており、その基部の前記ピン32なら
びにローラ34は、切換レバー41に形成された窓41aを通
過して、シャーシ11の前記ガイド溝11b内に挿入されて
いる。第4図に示すように、前記窓41aの図示右縁が押
圧レバー31の基部のローラ34を押圧する押圧辺41bであ
り、また窓41aの図示上縁の中央部が前記押圧辺41bに対
向する戻し辺41cとなっている。
この切換レバー41はガイドピン42ならびに図示しない他
のガイドピンにガイドされて図の左右方向へ摺動できる
ように支持されている。前記押圧レバー31はこの切換レ
バー41の上に位置しており、その基部の前記ピン32なら
びにローラ34は、切換レバー41に形成された窓41aを通
過して、シャーシ11の前記ガイド溝11b内に挿入されて
いる。第4図に示すように、前記窓41aの図示右縁が押
圧レバー31の基部のローラ34を押圧する押圧辺41bであ
り、また窓41aの図示上縁の中央部が前記押圧辺41bに対
向する戻し辺41cとなっている。
第2図と第3図において、符号51はテープガイドであ
り、これは回転自在なローラによって構成されている。
このテープガイド51はガイドレバー52上に支持されてい
る。ガイドレバー52は支持軸53によりシャーシ11に回動
自在に支持されている。またガイドレバー52はスプリン
グ55によって反時計方向へ付勢されている。
り、これは回転自在なローラによって構成されている。
このテープガイド51はガイドレバー52上に支持されてい
る。ガイドレバー52は支持軸53によりシャーシ11に回動
自在に支持されている。またガイドレバー52はスプリン
グ55によって反時計方向へ付勢されている。
次に動作を説明する。
第1図と第2図はアンローディング状態を示しており、
ローラレバー22ならびにガイドレバー52は共にスプリン
グ24ならびに55によって反時計方向へ回動させられてい
る。また引き出しベース15はローディングモータ(図示
せず)の動力によりガイド溝11aの基部へ移動させられ
ている。さらに押圧レバー31はローラレバー22と共に反
時計方向に回動する付勢レバー25に追従して反時計方向
へ倒れた姿勢となっており、その基部に設けられたピン
32ならびにローラ34は円弧状のガイド溝11bの図示右端
に案内されている。
ローラレバー22ならびにガイドレバー52は共にスプリン
グ24ならびに55によって反時計方向へ回動させられてい
る。また引き出しベース15はローディングモータ(図示
せず)の動力によりガイド溝11aの基部へ移動させられ
ている。さらに押圧レバー31はローラレバー22と共に反
時計方向に回動する付勢レバー25に追従して反時計方向
へ倒れた姿勢となっており、その基部に設けられたピン
32ならびにローラ34は円弧状のガイド溝11bの図示右端
に案内されている。
カセットパックが装填され、これが検知されるとローデ
ィングモータが始動し、引き出しベース15がキャッチャ
16の方向へ移動して、ローディングポスト15aと傾斜ポ
スト15bとでカセットパック内の磁気テープが引き出さ
れ始める。引き出しベース15が移動すると、この引き出
しベース15に設けられたフック17がピンチローラ21の軸
21aに掛かり、引き出しベース15の移動力によって軸21a
が引かれ、ローラレバー22がスプリング24の付勢力に対
抗して時計方向へ移動させられる。さらにローラレバー
22の先端右側部がガイドレバー52を押し、ガイドレバー
52もスプリング55の付勢力に対抗して時計方向へ回動さ
せられる。このときローラレバー22と付勢レバー25はス
プリング26により互いに引き合っており且つ付勢レバー
25に設けられた折曲げ片25bにより互いに掛止されてい
るため、両レバー22と25は一体となって時計方向へ回動
する。そして連結ピン33により付勢レバー25に連結され
ている押圧レバー31は、付勢レバー25に追従して時計方
向へ回動し、その基部に設けられたピン32ならびにロー
ラ34が円弧状のガイド溝11bに案内されて図示斜め左方
向へ移動していく。
ィングモータが始動し、引き出しベース15がキャッチャ
16の方向へ移動して、ローディングポスト15aと傾斜ポ
スト15bとでカセットパック内の磁気テープが引き出さ
れ始める。引き出しベース15が移動すると、この引き出
しベース15に設けられたフック17がピンチローラ21の軸
21aに掛かり、引き出しベース15の移動力によって軸21a
が引かれ、ローラレバー22がスプリング24の付勢力に対
抗して時計方向へ移動させられる。さらにローラレバー
22の先端右側部がガイドレバー52を押し、ガイドレバー
52もスプリング55の付勢力に対抗して時計方向へ回動さ
せられる。このときローラレバー22と付勢レバー25はス
プリング26により互いに引き合っており且つ付勢レバー
25に設けられた折曲げ片25bにより互いに掛止されてい
るため、両レバー22と25は一体となって時計方向へ回動
する。そして連結ピン33により付勢レバー25に連結され
ている押圧レバー31は、付勢レバー25に追従して時計方
向へ回動し、その基部に設けられたピン32ならびにロー
ラ34が円弧状のガイド溝11bに案内されて図示斜め左方
向へ移動していく。
そして引き出しベース15がキャッチャ16に位置決めされ
てテープローディングが完了したときには、第3図なら
びに第4図に示すように、ピンチローラ21がキャプスタ
ン13に接近する位置となる。またテープガイド51は磁気
テープTをガイドする位置に至る。このとき押圧レバー
31は付勢レバー25に引かれ且つ円弧状のガイド溝11bに
案内されて、第4図に示すようにほぼ図示上下方向に延
びる状態に近い姿勢まで回動している。
てテープローディングが完了したときには、第3図なら
びに第4図に示すように、ピンチローラ21がキャプスタ
ン13に接近する位置となる。またテープガイド51は磁気
テープTをガイドする位置に至る。このとき押圧レバー
31は付勢レバー25に引かれ且つ円弧状のガイド溝11bに
案内されて、第4図に示すようにほぼ図示上下方向に延
びる状態に近い姿勢まで回動している。
上記のテープローディング完了後に、記録または再生を
行なうプレイモードが設定されるが、このときには、図
示しないカムなどの駆動力によって切換レバー41が図の
左方向へ移動する。そしてこの切換レバー41の窓41aの
右縁の押圧辺41bにより、押圧レバー31の基部のローラ3
4が押される。押圧辺41bに押されたローラ34は円弧状の
ガイド溝11bに案内されて図示左上方へ移動し、この押
圧レバー31により付勢レバー25が支持軸23を中心として
時計方向へ回動させられる。そしてスプリング26によっ
てローラレバー22が時計方向へ引かれ、ピンチローラ21
がキャプスタン13に当てられる。さらに切換レバー41の
押圧辺41bによりローラ34が押され、付勢レバー25がさ
らに時計方向へ回動してスプリング26が伸び、その弾性
力によりピンチローラ21がキャプスタン13に圧接させら
れる。
行なうプレイモードが設定されるが、このときには、図
示しないカムなどの駆動力によって切換レバー41が図の
左方向へ移動する。そしてこの切換レバー41の窓41aの
右縁の押圧辺41bにより、押圧レバー31の基部のローラ3
4が押される。押圧辺41bに押されたローラ34は円弧状の
ガイド溝11bに案内されて図示左上方へ移動し、この押
圧レバー31により付勢レバー25が支持軸23を中心として
時計方向へ回動させられる。そしてスプリング26によっ
てローラレバー22が時計方向へ引かれ、ピンチローラ21
がキャプスタン13に当てられる。さらに切換レバー41の
押圧辺41bによりローラ34が押され、付勢レバー25がさ
らに時計方向へ回動してスプリング26が伸び、その弾性
力によりピンチローラ21がキャプスタン13に圧接させら
れる。
上記の動作において、切換レバー41の押圧辺41bにより
押圧レバー31の基部のローラ34が押されるとき、第4図
に示すように押圧レバー31がほぼ図示上下方向に伸びる
姿勢になっている。そして押圧辺41bがローラ34をガイ
ド溝11bに沿う方向へ押すだけで、ローラ34が円弧状の
ガイド溝11bにより斜め上方へガイドされ、この案内に
より押圧レバー31が付勢レバー25を時計方向へ突き出す
ように機能する。よって付勢レバー25を介してピンチロ
ーラ21がキャプスタン13に確実に圧接させられる。また
押圧辺41bによるローラ34への押圧方向は、ほぼ半径R
にて湾曲しているガイド溝11bに沿う方向であるため、
ピンチローラを圧接させる際のスプリング26の反力は切
換レバー41に対しほぼ図示右方向へ作用するのみであ
る。この方向は切換レバー41の移動方向に一致してお
り、前記反力により切換レバー41の摺動負荷が増大する
こともない。また第4図においてスプリング26の伸び方
向が図の上下方向であるのに対し、ローラ34を押圧する
方向がほぼ図の左方向であるため、切換レバー41の移動
の際のスプリング26に対抗する押圧力が過大になること
はない。
押圧レバー31の基部のローラ34が押されるとき、第4図
に示すように押圧レバー31がほぼ図示上下方向に伸びる
姿勢になっている。そして押圧辺41bがローラ34をガイ
ド溝11bに沿う方向へ押すだけで、ローラ34が円弧状の
ガイド溝11bにより斜め上方へガイドされ、この案内に
より押圧レバー31が付勢レバー25を時計方向へ突き出す
ように機能する。よって付勢レバー25を介してピンチロ
ーラ21がキャプスタン13に確実に圧接させられる。また
押圧辺41bによるローラ34への押圧方向は、ほぼ半径R
にて湾曲しているガイド溝11bに沿う方向であるため、
ピンチローラを圧接させる際のスプリング26の反力は切
換レバー41に対しほぼ図示右方向へ作用するのみであ
る。この方向は切換レバー41の移動方向に一致してお
り、前記反力により切換レバー41の摺動負荷が増大する
こともない。また第4図においてスプリング26の伸び方
向が図の上下方向であるのに対し、ローラ34を押圧する
方向がほぼ図の左方向であるため、切換レバー41の移動
の際のスプリング26に対抗する押圧力が過大になること
はない。
プレイモードでは、磁気テープTがピンチローラ21とキ
ャプスタン13とに挟持され、キャプスタン13の駆動力に
より磁気テープが走行させられるようになる。
ャプスタン13とに挟持され、キャプスタン13の駆動力に
より磁気テープが走行させられるようになる。
次に、プレイモードからストップモードへ移行するとき
には、切換レバー41が図の右方向へ駆動されるが、この
とき切換レバー41の窓41aに形成されている戻し辺41cに
よりローラ34が右方向へ押され、押圧レバー31による付
勢レバー25に対する押圧力が解除され、ピンチローラ21
は第3図と第4図に示す位置へ戻る。このときローラ34
はガイド溝11bに案内されて右方向へ移動するため、押
圧レバー31は軽い力で動かすことができる。
には、切換レバー41が図の右方向へ駆動されるが、この
とき切換レバー41の窓41aに形成されている戻し辺41cに
よりローラ34が右方向へ押され、押圧レバー31による付
勢レバー25に対する押圧力が解除され、ピンチローラ21
は第3図と第4図に示す位置へ戻る。このときローラ34
はガイド溝11bに案内されて右方向へ移動するため、押
圧レバー31は軽い力で動かすことができる。
なお、図の実施例では押圧レバー31の基部を押す部材が
切換レバー41であるが、この切換レバーの代わりに、回
動レバーなどにより押圧レバー31の基部を押すようにし
てもよい。
切換レバー41であるが、この切換レバーの代わりに、回
動レバーなどにより押圧レバー31の基部を押すようにし
てもよい。
以上のように、本考案によれば、プレイモードにおいて
ピンチローラをキャプスタンに圧接させる際、過大な駆
動力を与えなくても、確実な圧接動作を行なうことがで
きるようになる。よって切換部材の駆動負荷が過大にな
ることがなく、また動作不良を生じることもない。
ピンチローラをキャプスタンに圧接させる際、過大な駆
動力を与えなくても、確実な圧接動作を行なうことがで
きるようになる。よって切換部材の駆動負荷が過大にな
ることがなく、また動作不良を生じることもない。
第1図は本考案による回転ヘッド式テーププレーヤのテ
ープ駆動ユニットの一部を示す斜視図、第2図と第3図
はピンチローラ位置決め装置を動作モード別に示す平面
図、第4図と第5図はピンチローラ位置決め装置の主要
部をさらに拡大して示す動作モード別の拡大平面図、第
6図は従来の回転ヘッド式テーププレーヤのテープ走行
状態を示す平面図である。 11……シャーシ、12……回転ヘッド装置、13……キャプ
スタン、14……ハウジング、15……引き出しベース、21
……ピンチローラ、22……ローラレバー、25……付勢レ
バー、31……押圧レバー、41……切換レバー、41b……
押圧辺。
ープ駆動ユニットの一部を示す斜視図、第2図と第3図
はピンチローラ位置決め装置を動作モード別に示す平面
図、第4図と第5図はピンチローラ位置決め装置の主要
部をさらに拡大して示す動作モード別の拡大平面図、第
6図は従来の回転ヘッド式テーププレーヤのテープ走行
状態を示す平面図である。 11……シャーシ、12……回転ヘッド装置、13……キャプ
スタン、14……ハウジング、15……引き出しベース、21
……ピンチローラ、22……ローラレバー、25……付勢レ
バー、31……押圧レバー、41……切換レバー、41b……
押圧辺。
Claims (1)
- 【請求項1】シャーシに、回転ヘッド装置、キャプスタ
ン、ならびに装填されたカセットパック内から磁気テー
プを引き出して前記回転ヘッド装置に巻き付ける位置ま
で移動させるテープ引き出し部材、およびピンチローラ
を支持しこのピンチローラをカセットパック内のテープ
の内側に対向する位置からキャプスタンに圧接させる位
置まで移動させるローラレバーが設けられている回転ヘ
ッド式テーププレーヤにおいて、前記ローラレバーとス
プリングを介して連結されている付勢レバーと、付勢レ
バーに先部が回動自在に連結された押圧レバーとが設け
られており、この押圧レバーの基部はシャーシに形成さ
れたガイド溝に案内されているとともに、この押圧レバ
ーの基端を押圧し前記付勢レバーを介してピンチローラ
をキャプスタンに圧接させる切換部材が設けらているこ
とを特徴とする回転ヘッド式テーププレーヤのピンチロ
ーラ位置決め装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5196490U JPH0743785Y2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 回転ヘッド式テーププレーヤのピンチローラ位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5196490U JPH0743785Y2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 回転ヘッド式テーププレーヤのピンチローラ位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0412131U JPH0412131U (ja) | 1992-01-31 |
JPH0743785Y2 true JPH0743785Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=31571864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5196490U Expired - Lifetime JPH0743785Y2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 回転ヘッド式テーププレーヤのピンチローラ位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743785Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP5196490U patent/JPH0743785Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0412131U (ja) | 1992-01-31 |
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