JPS593390Y2 - 記録再生装置のアイドラ切換装置 - Google Patents
記録再生装置のアイドラ切換装置Info
- Publication number
- JPS593390Y2 JPS593390Y2 JP1977095513U JP9551377U JPS593390Y2 JP S593390 Y2 JPS593390 Y2 JP S593390Y2 JP 1977095513 U JP1977095513 U JP 1977095513U JP 9551377 U JP9551377 U JP 9551377U JP S593390 Y2 JPS593390 Y2 JP S593390Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- idler
- drive wheel
- pair
- switching
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は例えばテープレコーダの如き記録再生装置にお
けるリール台の選択的駆動に適用するのに最適なアイド
ラ切換装置に関するものである。
けるリール台の選択的駆動に適用するのに最適なアイド
ラ切換装置に関するものである。
従来テープレコーダの例えば早送りと巻戻しとの選択的
切換えの為に、モータにて回転される駆動輪を一対のリ
ール台の間に配し、この駆動輪の回転方向を切換えると
共に、この駆動輪と一対のリール台との間に1個のアイ
ドラを選択的に圧着させるようなアイドラ切換装置が考
案されている。
切換えの為に、モータにて回転される駆動輪を一対のリ
ール台の間に配し、この駆動輪の回転方向を切換えると
共に、この駆動輪と一対のリール台との間に1個のアイ
ドラを選択的に圧着させるようなアイドラ切換装置が考
案されている。
しかしながら上記従来のアイドラ切換装置では、アイド
ラを駆動輪に押圧させた瞬間にこのアイドラに作用する
駆動輪の回転力を利用して、そのアイドラを駆動輪の回
転方向側に振り分けて上記の選択的圧着を行なっていた
。
ラを駆動輪に押圧させた瞬間にこのアイドラに作用する
駆動輪の回転力を利用して、そのアイドラを駆動輪の回
転方向側に振り分けて上記の選択的圧着を行なっていた
。
しがしこの場合はアイドラの軸ロスが小さいと、上記ア
イドラの振り分けを行なうことが出来ない為に、この軸
ロスを大きくする必要があり、この結果モータの負荷が
大きくなって大容量のモータを使用しなければならない
とともに、アイドラの切換えのスピードアップ化が図れ
ない等の欠陥を有していた。
イドラの振り分けを行なうことが出来ない為に、この軸
ロスを大きくする必要があり、この結果モータの負荷が
大きくなって大容量のモータを使用しなければならない
とともに、アイドラの切換えのスピードアップ化が図れ
ない等の欠陥を有していた。
本考案は上述の如き欠陥を是正すべく考案されたもので
゛あって、その目的とするところはモータの小型化およ
びスピードアップ化が図れ、しかも構造が簡単で、部品
点数及び組立て工数が少なくて済なむ記録再生装置のア
イドラ切換装置を提供しようとするものである。
゛あって、その目的とするところはモータの小型化およ
びスピードアップ化が図れ、しかも構造が簡単で、部品
点数及び組立て工数が少なくて済なむ記録再生装置のア
イドラ切換装置を提供しようとするものである。
以下本考案をエルカセット使用のテープレコーダに適用
した実施例を図面に付き述べる。
した実施例を図面に付き述べる。
先ずリール台駆動機構を第1図及び第2図によって説明
する。
する。
先ずテープレコーダ本体のシャーシ1はは)゛垂直状を
なし、このシャーン1には巻取りリール台2、供給リー
ル台3、キャプスタン4等のテープ走行用回転体が取付
けられている。
なし、このシャーン1には巻取りリール台2、供給リー
ル台3、キャプスタン4等のテープ走行用回転体が取付
けられている。
なおこのシャーシ1にはピンチローラ5を枢着したピン
チローラレバー6、テープシフター7、テンションレギ
ュレータレバー8、左右一対のカセットローディングピ
ン9a、9bやその他後述する必要な部材が取付けられ
ている。
チローラレバー6、テープシフター7、テンションレギ
ュレータレバー8、左右一対のカセットローディングピ
ン9a、9bやその他後述する必要な部材が取付けられ
ている。
一方エルカセット11はシャーシ1とはパ平行な状態で
第1図の位置に装着され、その装着によりエルカセット
11内の一対のリール(図示せず)が上記両リール台2
,3に係合される。
第1図の位置に装着され、その装着によりエルカセット
11内の一対のリール(図示せず)が上記両リール台2
,3に係合される。
そしてこのカセット装着後にテープシフター7、テンシ
ョンレギュレータレバー8等が第1図に示される位置へ
移動されることによって、エルカセット11内のテープ
12が第1図の状態に引出されて、そのテープ12はシ
ャーシ1に取付けられている録再ヘッド13、消去ヘッ
ド14やその他テープガイド(図示せず)等に接触され
る。
ョンレギュレータレバー8等が第1図に示される位置へ
移動されることによって、エルカセット11内のテープ
12が第1図の状態に引出されて、そのテープ12はシ
ャーシ1に取付けられている録再ヘッド13、消去ヘッ
ド14やその他テープガイド(図示せず)等に接触され
る。
そしてこの状態で押釦操作されることにより、ピンチロ
ーラ5がキャプスタン4に圧着されてテープ12が定速
駆動されると同時に巻取りリール台2も回転駆動されて
PLAY (記録又は再生)が行なわれる。
ーラ5がキャプスタン4に圧着されてテープ12が定速
駆動されると同時に巻取りリール台2も回転駆動されて
PLAY (記録又は再生)が行なわれる。
またピンチローラ5をキャプスタン4から離間し、かつ
テープシフター7及びテンションレギュレータレバー8
等を原位置へ復動させた状態で巻取リール台2と供給リ
ール台3とが選択的に回転駆動されてFF (早送り)
やREV(巻戻し)等が行なわれるように構成されてい
る。
テープシフター7及びテンションレギュレータレバー8
等を原位置へ復動させた状態で巻取リール台2と供給リ
ール台3とが選択的に回転駆動されてFF (早送り)
やREV(巻戻し)等が行なわれるように構成されてい
る。
しかしこのリール台駆動機構はいわゆる2モ一タ駆動方
式に構成されている。
式に構成されている。
先ずシャーシ1の所定位置にキャプスタン駆動モータ1
6が取付けられていて、そのモータプーリ17と上記キ
ャプスタン4に固着されたフライホイール18とがベル
ト19によって連動されている。
6が取付けられていて、そのモータプーリ17と上記キ
ャプスタン4に固着されたフライホイール18とがベル
ト19によって連動されている。
従ってキャプスタン4はこのキャプスタン駆動モータ1
6により専用に回転駆動されるように構成されている。
6により専用に回転駆動されるように構成されている。
一方上記両リール台2,3の中間位置で、かつこれらよ
り下方に偏倚した位置にはリール台用の駆動輪21が配
されている。
り下方に偏倚した位置にはリール台用の駆動輪21が配
されている。
そしてこの駆動輪21はシャーシ1に取付けられた本考
案におけるモータの一例であるリール台駆動モータ22
のモータ軸23に直結等にて取付けられている。
案におけるモータの一例であるリール台駆動モータ22
のモータ軸23に直結等にて取付けられている。
そしてこの駆動輪21上部で両リール台2,3の中間部
にはアイドラ24が配置されている。
にはアイドラ24が配置されている。
なおこのアイドラ24は後述するアイドラ切換機構によ
って切換え操作される。
って切換え操作される。
従って両リール台2,3はリール台駆動モータ22によ
り専用に回転駆動されるように構成されており、その駆
動状況は次の通りである。
り専用に回転駆動されるように構成されており、その駆
動状況は次の通りである。
先ずリール台駆動モータ22は例えばDCモータにて構
成されていて、正回転、逆回転が可能であり、かつ定電
流駆動(定トルク駆動)及び定電圧駆動(定速駆動)が
可能になっている。
成されていて、正回転、逆回転が可能であり、かつ定電
流駆動(定トルク駆動)及び定電圧駆動(定速駆動)が
可能になっている。
そこで先ずPLAY釦(記録釦又は再生釦)が押された
時にはモータ22が定電流駆動されて、駆動輪21が第
2図で矢印a方向に回転駆動される。
時にはモータ22が定電流駆動されて、駆動輪21が第
2図で矢印a方向に回転駆動される。
そしてこれと同時に第2図で実線の如くアイドラ24が
この駆動輪21と巻取リリール台2との間に圧着されて
J巻取リール台2が第2図で矢印す方向に定トルク駆動
される。
この駆動輪21と巻取リリール台2との間に圧着されて
J巻取リール台2が第2図で矢印す方向に定トルク駆動
される。
この結果キャプスタン4にて定速駆動されているテープ
12が巻取リール定トルクで巻取られることになる。
12が巻取リール定トルクで巻取られることになる。
またREV釦(巻戻し釦)が押された時にはモータ22
が定電圧駆動されて、駆動輪21が第2図で矢印C方向
に回転駆動さ゛れる。
が定電圧駆動されて、駆動輪21が第2図で矢印C方向
に回転駆動さ゛れる。
そじでこれと同時に第2図で鎖線の如くアイドラ24が
この駆動輪21と供給リール台3との間に圧着されて、
供給リール台3が第2図で矢印d方向に定速(但し高速
)駆動される。
この駆動輪21と供給リール台3との間に圧着されて、
供給リール台3が第2図で矢印d方向に定速(但し高速
)駆動される。
この結果テープREWが行なわれる。
なおFF釦(早送り釦)が押された時にもアイドラ24
は第2図で実線の如く駆動輪21と巻取り−ル台2との
間に圧着されるが、この時にはモータ22が定電圧駆動
に切換えられて駆動輪21が上記矢印a方向に回転駆動
される。
は第2図で実線の如く駆動輪21と巻取り−ル台2との
間に圧着されるが、この時にはモータ22が定電圧駆動
に切換えられて駆動輪21が上記矢印a方向に回転駆動
される。
従ってこの時には巻取リール台2が上記矢印す方向に定
速(但し高速)で駆動されてテープREWが行なわれる
ことになる。
速(但し高速)で駆動されてテープREWが行なわれる
ことになる。
なおこのリール台駆動機構においてはREW時にリール
台駆動モータ22を定トルク駆動することが可能であり
、このように構成すればリバース機(往復録音機)への
適用が可能となる。
台駆動モータ22を定トルク駆動することが可能であり
、このように構成すればリバース機(往復録音機)への
適用が可能となる。
なお以上述べたリール台駆動機構によれば、PLAY時
においてもリール台駆動モータ22にて巻取リール台2
を定トルクで回転駆動出来るので、このPLAY時にキ
ャプスタン駆動用ベルトにテンションプーリをかけで、
そのプーリにて巻取リール台2を回転させるもの・如く
、テンションプーリやトルクリミッタ−等の部品が不要
となり、部品点数の削減と共に信頼性の向上を図り得る
。
においてもリール台駆動モータ22にて巻取リール台2
を定トルクで回転駆動出来るので、このPLAY時にキ
ャプスタン駆動用ベルトにテンションプーリをかけで、
そのプーリにて巻取リール台2を回転させるもの・如く
、テンションプーリやトルクリミッタ−等の部品が不要
となり、部品点数の削減と共に信頼性の向上を図り得る
。
次にアイドラ切換機構を第3図〜第7図によって説明す
る。
る。
先ず上記アイドラ24ははパ垂直状をなす本考案におけ
る支持部材の一例であるアイドラレバー26の下端にア
イドラ軸27を介して枢着され、回転自在に支持されて
いる。
る支持部材の一例であるアイドラレバー26の下端にア
イドラ軸27を介して枢着され、回転自在に支持されて
いる。
なお、アイドラレバー26の下端は本考案における一端
側となる。
側となる。
そしてアイドラレバー26の本考案における他端側とな
る上端は、支点軸であるピン28を介してはパ水平状を
なす本考案における移動部材の一例であるアイドラレバ
ー29の一端に枢着されている。
る上端は、支点軸であるピン28を介してはパ水平状を
なす本考案における移動部材の一例であるアイドラレバ
ー29の一端に枢着されている。
言い換えればアイドラレバー26を駆動輪21に対して
遠近方向に移動可能にさせるアイドラレバー29にピン
28を介して揺動自在に取付けられている。
遠近方向に移動可能にさせるアイドラレバー29にピン
28を介して揺動自在に取付けられている。
またアイドラレバー29の他端は支点ピン30を介して
シャーシ1に回動自在に枢支されている。
シャーシ1に回動自在に枢支されている。
一方アイドラ24の左右両側部にはは一’L字形をなす
左右一対の本考案における切換部材の一例であるアイド
ラ切換レバー31.32がそれぞれ支点ピン33.34
を介してシャーシ1に回動自在に枢支されている。
左右一対の本考案における切換部材の一例であるアイド
ラ切換レバー31.32がそれぞれ支点ピン33.34
を介してシャーシ1に回動自在に枢支されている。
なおこれら両アイドラ切換レバー31.32はそれぞれ
引張バネからなる戻しバネ35.36によって第3図で
時計方向と反時計方向とに回動附勢され、かつそれぞれ
シャーシ1に設けられたストッパー39a、39bに当
接して止まるように構成されている。
引張バネからなる戻しバネ35.36によって第3図で
時計方向と反時計方向とに回動附勢され、かつそれぞれ
シャーシ1に設けられたストッパー39a、39bに当
接して止まるように構成されている。
しかしてこれら両アイドラ切換レバー31.32の先端
部31a、32aは上記アイドラ軸27の背面位置にお
いて互に突き合せ状に相対向して近接されている。
部31a、32aは上記アイドラ軸27の背面位置にお
いて互に突き合せ状に相対向して近接されている。
なおこれら両端部31a、32aの上面には互にてはX
Vの字が形成されるように案内用斜面37.38が形成
されている。
Vの字が形成されるように案内用斜面37.38が形成
されている。
そして上記アイドラ軸27の後端部が上記アイドラレバ
ー26の後方に延出されて、その後端部が■の字を形成
する上記側斜面37.38に上方から当接されている。
ー26の後方に延出されて、その後端部が■の字を形成
する上記側斜面37.38に上方から当接されている。
しかしてアイドラ軸27は本考案における当接部の一例
となる。
となる。
またアイドラレバー26の背面部には本考案における制
御板の一例であるブレーキ解除板40が垂直状に設けら
れている。
御板の一例であるブレーキ解除板40が垂直状に設けら
れている。
このブレーキ解除板40はシャーシ1に上下方向に摺動
自在となる駆動輪21に対する遠近方向に移動自在に取
付けられており、その上下両端40a、40bは前方に
向けて直状に屈曲されている。
自在となる駆動輪21に対する遠近方向に移動自在に取
付けられており、その上下両端40a、40bは前方に
向けて直状に屈曲されている。
またこのブレーキ解除板40には切欠き41が形成され
ており、その切欠き41の上端縁に形成された突起42
と上記アイドラレバー26の先端上に形成された突起4
3とのブレーキ解除板40とアイドラレバー26との間
には圧縮バネからなる本考案におけるバネ部材の一例で
あるアイドラ圧着バネ44が介装されている。
ており、その切欠き41の上端縁に形成された突起42
と上記アイドラレバー26の先端上に形成された突起4
3とのブレーキ解除板40とアイドラレバー26との間
には圧縮バネからなる本考案におけるバネ部材の一例で
あるアイドラ圧着バネ44が介装されている。
従ってこのアイドラ圧着バネ44によりアイドラレバー
26とブレーキ解除板40とが下方及び上方へ附勢され
ており、そのアイドラ圧着バネ44によってアイドラ2
4を駆動輪21に当接させる方向に押圧力が付与されて
いる。
26とブレーキ解除板40とが下方及び上方へ附勢され
ており、そのアイドラ圧着バネ44によってアイドラ2
4を駆動輪21に当接させる方向に押圧力が付与されて
いる。
そしてアイドラレバー26はアイドラ軸27を介して両
アイドラ切換レバー31.32の斜面37.38に上方
から当接して止まり、ブレーキ解除板40はその下端4
0 bによって両アイドラ切換レバー31.32の先端
部31 a、 32aの下面に当接して止まるように構
成されている。
アイドラ切換レバー31.32の斜面37.38に上方
から当接して止まり、ブレーキ解除板40はその下端4
0 bによって両アイドラ切換レバー31.32の先端
部31 a、 32aの下面に当接して止まるように構
成されている。
すなわちアイドラ圧着バネ44による押圧力に抗してア
イドラレバー26の移動等が阻止されてアイドラ24と
駆動輪21とが離間されると共に、アイドラ24が一対
のリール台2,3に対して中立位置に保持されている。
イドラレバー26の移動等が阻止されてアイドラ24と
駆動輪21とが離間されると共に、アイドラ24が一対
のリール台2,3に対して中立位置に保持されている。
但し上記側戻しバネ35゜36はアイドラ圧着バネ44
より強いバネに構成されている。
より強いバネに構成されている。
またブレーキ解除板40はその上端40aによって後述
するブレーキ機構と関連されている。
するブレーキ機構と関連されている。
しかして上述したFF(PLAY)、REW時における
アイドラ24の切換えは次の要領で行なわれる。
アイドラ24の切換えは次の要領で行なわれる。
先ず第7図はFF状態(PLAY時も同じ)に切換えら
れた状態を示しているが、この切換え開始前においては
FF用のアイドラ切換レバー31はREW用のアイドラ
切換レバー32と同様に鎖線位置に復動されている。
れた状態を示しているが、この切換え開始前においては
FF用のアイドラ切換レバー31はREW用のアイドラ
切換レバー32と同様に鎖線位置に復動されている。
そしてアイドラ軸27は鎖線の如く側斜面37.38に
当接され、上記駆動輪21のセンターを通る垂線P上に
位置されている。
当接され、上記駆動輪21のセンターを通る垂線P上に
位置されている。
この状態でFF釦が押されると、上述したように駆動輪
21が矢印a方向に回転駆動される。
21が矢印a方向に回転駆動される。
そしてこれと同時にFF用のアイドラ切換レバー31が
戻しバネ35に抗して実線の如く反時計方向に所定の角
度に回転される。
戻しバネ35に抗して実線の如く反時計方向に所定の角
度に回転される。
するとそのアイドラ切換レバー31の先端部31 aが
ブレーキ解除板40の下端を押してこのブレーキ解除板
40を実線の如く押し下げる。
ブレーキ解除板40の下端を押してこのブレーキ解除板
40を実線の如く押し下げる。
この結果アイドラ圧着バネ44が圧縮されて、アイドラ
レバー26への押圧力が増大し、アイドラレバー29が
反時計方向に回転されてアイドラレバー26が下方に押
圧される。
レバー26への押圧力が増大し、アイドラレバー29が
反時計方向に回転されてアイドラレバー26が下方に押
圧される。
しかしてこの時アイドラ切換レバー31の回転に伴いそ
の先端部31 aが駆動輪21側へ移動されてその斜面
37がアイドラ軸27の下方に逃げる為、アイドラ軸2
7はアイドラ切換レバー32の斜面38からすべり落ち
て、上記垂線P上から巻取リール台2側へ偏倚される。
の先端部31 aが駆動輪21側へ移動されてその斜面
37がアイドラ軸27の下方に逃げる為、アイドラ軸2
7はアイドラ切換レバー32の斜面38からすべり落ち
て、上記垂線P上から巻取リール台2側へ偏倚される。
すなわちアイドラレバー26の駆動輪21側への移動及
び斜面38による揺動が許容される。
び斜面38による揺動が許容される。
この結果アイドラ24は巻取リール台2と駆動輪21と
の間に圧着すべく斜め下方に移動される。
の間に圧着すべく斜め下方に移動される。
そしてアイドラ切換レバー31の回転角が大きくなるこ
とによってアイドラ圧着バネ44が更に圧縮されて、そ
のバネ力によってアイドラ24が実線の如く巻取リール
台2と駆動輪21との間に圧着される。
とによってアイドラ圧着バネ44が更に圧縮されて、そ
のバネ力によってアイドラ24が実線の如く巻取リール
台2と駆動輪21との間に圧着される。
なおこの際駆動輪21が矢印a方向に回転していて、こ
の回転に対してアイドラ24が喰い込み方向に圧着され
るから、そのアイドラ24の圧着は極めて円滑、かつ確
実に行なわれる。
の回転に対してアイドラ24が喰い込み方向に圧着され
るから、そのアイドラ24の圧着は極めて円滑、かつ確
実に行なわれる。
また上記FF状態で例えば5TOP釦(停止釦)が押さ
れてFF釦がロック解除されると、アイドラ切換レバー
31が解除されて、このレバー31が戻しバネ35によ
って時計方向に復動される。
れてFF釦がロック解除されると、アイドラ切換レバー
31が解除されて、このレバー31が戻しバネ35によ
って時計方向に復動される。
するとこの際そのレバー31の斜面37がアイドラ軸2
7を下から斜め上方に押し上げ、アイドラ24を斜め上
方に移動させて、これを巻取リール台2と駆動輪21と
の間から離間させる。
7を下から斜め上方に押し上げ、アイドラ24を斜め上
方に移動させて、これを巻取リール台2と駆動輪21と
の間から離間させる。
そしてアイドラ軸27は当初の垂線P上に復動される。
なおこの時ブレーキ解除板40はアイドラ圧着バネ44
のバネ力によって上方に押し戻される。
のバネ力によって上方に押し戻される。
またREW釦が押された時には、REW用のアイドラ切
換レバー32が戻しバネ36に抗して第7図で時計方向
に所定の角度に回転される。
換レバー32が戻しバネ36に抗して第7図で時計方向
に所定の角度に回転される。
そしてFF時と対称の動作でアイドラ24が供給リール
台3と駆動輪21との間にアイドラ圧着バネ44のバネ
力により圧着されることになる。
台3と駆動輪21との間にアイドラ圧着バネ44のバネ
力により圧着されることになる。
なお以上述べたアイドラ切換機構によれば、アイドラ2
4の垂線P上位置からFF及びREW位置への移動は駆
動輪21の回転力にも関連して行なわれるが、一対のア
イドラ切換レバー31.32の切換えによりアイドラ2
4の上記移動方向、即ち圧着方向が方向付けされること
になり、駆動輪21の回転方向とは反対側へはアイドラ
24が絶対に入らない為に誤動作は起こさない。
4の垂線P上位置からFF及びREW位置への移動は駆
動輪21の回転力にも関連して行なわれるが、一対のア
イドラ切換レバー31.32の切換えによりアイドラ2
4の上記移動方向、即ち圧着方向が方向付けされること
になり、駆動輪21の回転方向とは反対側へはアイドラ
24が絶対に入らない為に誤動作は起こさない。
またアイドラ24の圧着方向を方向付けしているので、
駆動輪21の回転力のみに頼ってアイドラ24をFF及
びREW位置へ移動させているもの・如く、アイドラ2
4の軸ロスを増やし、これが為にリール台駆動モータ2
2の負荷が大きくなるようなことがない。
駆動輪21の回転力のみに頼ってアイドラ24をFF及
びREW位置へ移動させているもの・如く、アイドラ2
4の軸ロスを増やし、これが為にリール台駆動モータ2
2の負荷が大きくなるようなことがない。
なお上記両アイドラ切換レバー31.32は必ずしも回
転方式でなくとも、例えば上下方向に直線往復動するも
のであっても良い。
転方式でなくとも、例えば上下方向に直線往復動するも
のであっても良い。
次に5TOP時(停止時)のテープ巻込機構を第8図に
よって説明する。
よって説明する。
先ず上記駆動輪21と上記巻取リール台2との間でこれ
らより下側位置にタイミングアイドラ46が設けられて
いる。
らより下側位置にタイミングアイドラ46が設けられて
いる。
このタイミングアイドラ46はアイドラレバー47に枢
着され、このアイドラレバー47はその一端側において
支点ピン48を介してシャーシ1に回動自在に枢支され
ている。
着され、このアイドラレバー47はその一端側において
支点ピン48を介してシャーシ1に回動自在に枢支され
ている。
なおこのアイドラレバー47は引張バネからなるアイド
ラ圧着バネ49によって時計方向に回動附勢されている
。
ラ圧着バネ49によって時計方向に回動附勢されている
。
そしてアイドラレバー41の先端部47aが斜め上方に
延出されて、その先端部47 aが上記ブレーキ解除板
40の下端40 bの下に近接されている。
延出されて、その先端部47 aが上記ブレーキ解除板
40の下端40 bの下に近接されている。
しかしてこのテープ巻込機構はPLAY状態で5TOP
に切換えられて、ピンチローラ5、テープシフタニア、
テンションギュレータレパー8等が原位置へ復動され、
テープ12がエルカセット11外に引き出されたま・の
状態で止まる時に、そのテープ12を巻取リールに少し
巻き込んで、テープ12をエルカセット11内に引き込
み、かつ緊張させて止めるべく有効に動作する。
に切換えられて、ピンチローラ5、テープシフタニア、
テンションギュレータレパー8等が原位置へ復動され、
テープ12がエルカセット11外に引き出されたま・の
状態で止まる時に、そのテープ12を巻取リールに少し
巻き込んで、テープ12をエルカセット11内に引き込
み、かつ緊張させて止めるべく有効に動作する。
先ず上述したようにPLAY、FF及びREW時におい
てはブレーキ解除板40が下方に押し下げられており、
その下端40 bがアイドラレバー47の先端部47
aに上方から当接してこれを押し下げる為、アイドラレ
バー47はアイドラ圧着バネ49に抗して鎖線の如く反
時計方向に回転されている。
てはブレーキ解除板40が下方に押し下げられており、
その下端40 bがアイドラレバー47の先端部47
aに上方から当接してこれを押し下げる為、アイドラレ
バー47はアイドラ圧着バネ49に抗して鎖線の如く反
時計方向に回転されている。
そしてこれによりタイミングアイドラ46は駆動輪21
と巻取リール台2との間からこれらの下方に鎖線の如く
離間されている。
と巻取リール台2との間からこれらの下方に鎖線の如く
離間されている。
そこでPLAY状態で5TOPに切換えられて、上述し
たようにアイドラ24が駆動輪21と巻取リール台2と
の間から上方に離間されると、これに伴いブレーキ解除
板40が上方に復動される。
たようにアイドラ24が駆動輪21と巻取リール台2と
の間から上方に離間されると、これに伴いブレーキ解除
板40が上方に復動される。
するとアイドラレバー47がアイドラ圧着バネ49によ
って時計方向に回転され、タイミングアイドラ46が実
線の如く駆動輪21と巻取リール台2との間に下方から
圧着される。
って時計方向に回転され、タイミングアイドラ46が実
線の如く駆動輪21と巻取リール台2との間に下方から
圧着される。
即ちアイドラ24が解除される一方、タイミングアイド
ラ46が圧着される。
ラ46が圧着される。
しかしてこの際上記リール台駆動モータ22は5TOP
状態に切換えられた瞬間には停止されず、数秒間継続し
て回動した後停止するように構成されている。
状態に切換えられた瞬間には停止されず、数秒間継続し
て回動した後停止するように構成されている。
従って上記の瞬間から駆動輪21の回転力はアイドラ2
4からタイミングアイドラ46に引き継がれて巻取リー
ル台2に伝達されることになり、巻取リール台2がこの
後数秒間開一方向(矢印a方向)に継続して回転される
。
4からタイミングアイドラ46に引き継がれて巻取リー
ル台2に伝達されることになり、巻取リール台2がこの
後数秒間開一方向(矢印a方向)に継続して回転される
。
なお5TOP状態に切換えられた瞬間に両リール台2,
3には後述する本考案における制御機構の一例であるリ
ール台ブレーキ機構によりブレーキがかけられるが、巻
取リール台2の回転方向が矢位印a方向であってブレー
キの逃げ方向である為に、そのブレーキは弱く、従って
巻取りリール台2はリール台駆動モータ22のトルクに
よって矢印a方向に充分に回転される。
3には後述する本考案における制御機構の一例であるリ
ール台ブレーキ機構によりブレーキがかけられるが、巻
取リール台2の回転方向が矢位印a方向であってブレー
キの逃げ方向である為に、そのブレーキは弱く、従って
巻取りリール台2はリール台駆動モータ22のトルクに
よって矢印a方向に充分に回転される。
以上の結果テープ12は巻取リールに確実に巻込まれて
、エルカセット11内に確実に引き込まれ、かつ緊張さ
れた状態で止まることになる。
、エルカセット11内に確実に引き込まれ、かつ緊張さ
れた状態で止まることになる。
また上記の如くタイミングアイドラ46が駆動輪21に
圧着される際、駆動輪21が矢印a方向に回転していて
、この回転に対してタイミングアイドラ46が逃げ方向
に圧着されるから、そのタイミングアイドラ46が駆動
輪21に対して喰い込んだ状態で止まることがなく、5
TOP状態でリール台駆動モータ22に側圧が加わらず
好都合である。
圧着される際、駆動輪21が矢印a方向に回転していて
、この回転に対してタイミングアイドラ46が逃げ方向
に圧着されるから、そのタイミングアイドラ46が駆動
輪21に対して喰い込んだ状態で止まることがなく、5
TOP状態でリール台駆動モータ22に側圧が加わらず
好都合である。
次にリール台ブレーキ機構を第9図によって説明する。
先ずこのリール台ブレーキ機構はいわゆる複動式ブロッ
クブレーキに構成されている。
クブレーキに構成されている。
そして一対のブレーキ部材51.52は上記両リール台
2,3の上部位置において一対の支点軸53.54を介
してシャーシ1に回動自在に枢支されている。
2,3の上部位置において一対の支点軸53.54を介
してシャーシ1に回動自在に枢支されている。
しかしてこれら両ブレーキ部材51.52は例えばポリ
カーボネート樹脂の如き適当な弾性を有する合成樹脂に
て構成されていて、互に対称形状を呈している。
カーボネート樹脂の如き適当な弾性を有する合成樹脂に
て構成されていて、互に対称形状を呈している。
即ちこれら両ブレーキ部材51.52はフェルト等のブ
レーキシュー55が接着又は機械的手法にて固着された
ブレーキ片部56と、支点軸の為のボス部57と、これ
らブレーキ片部56とボス部57との間を接続する適当
な弾性効果を有するヒンジ部58と、ボス部57に接続
された突起部59.60とからなり、これらが互に一体
的に成形された構造になっている。
レーキシュー55が接着又は機械的手法にて固着された
ブレーキ片部56と、支点軸の為のボス部57と、これ
らブレーキ片部56とボス部57との間を接続する適当
な弾性効果を有するヒンジ部58と、ボス部57に接続
された突起部59.60とからなり、これらが互に一体
的に成形された構造になっている。
そしてこれら両ブレーキ部材51.52はそれぞれブレ
ーキシュー55によって両リール台2,3の周面に圧着
、離間自在に構成されている。
ーキシュー55によって両リール台2,3の周面に圧着
、離間自在に構成されている。
なおこれら両ブレーキ部材51.52はこれらの両ブレ
ーキ片部56間に張られた引張バネからなるリミッタ−
バネ61によって時計方向と反時計方向とに回動附勢さ
れており、シャーシ1に設けられた一対のストッパー6
2a、62bに突起部59を当接して止まるように構成
されている。
ーキ片部56間に張られた引張バネからなるリミッタ−
バネ61によって時計方向と反時計方向とに回動附勢さ
れており、シャーシ1に設けられた一対のストッパー6
2a、62bに突起部59を当接して止まるように構成
されている。
次に一方のブレーキ部材51の巻取リール台2に対する
ブレーキ動作を説明すると、巻取リール台2の矢印a方
向は逃げ方向であり、その反対の矢印a′方向は喰い込
み方向である。
ブレーキ動作を説明すると、巻取リール台2の矢印a方
向は逃げ方向であり、その反対の矢印a′方向は喰い込
み方向である。
そこで先ずブレーキばが逃げ側に働く時には、ブレーキ
部材51がそのブレーキシュー55によって巻取リール
台2に圧着された瞬間に、このブレーキ部材51が反時
計方向への回転力を受ける。
部材51がそのブレーキシュー55によって巻取リール
台2に圧着された瞬間に、このブレーキ部材51が反時
計方向への回転力を受ける。
この時にはそのブレーキ部材51全体が点線の如く反時
計方向に僅かに回動し、その動きに従ってリミッタ−バ
ネ61が伸ばされ、このリミッタ−バネ61の力量が逃
げ側ブレーキ力量を決定する。
計方向に僅かに回動し、その動きに従ってリミッタ−バ
ネ61が伸ばされ、このリミッタ−バネ61の力量が逃
げ側ブレーキ力量を決定する。
但しこの際ブレーキ部材51はリミッタ−バネ61の力
量が比較的小さい為にその全体かはパ剛体として働く。
量が比較的小さい為にその全体かはパ剛体として働く。
即ちヒンジ部58の撓みは殆んど生じない。
次にブレーキが喰い込み側に働いた時には、ブレーキ部
材51がそのブレーキシュー55によって巻取リール台
2に圧着された瞬間に時計方向に回転されようとする。
材51がそのブレーキシュー55によって巻取リール台
2に圧着された瞬間に時計方向に回転されようとする。
しかしこの時には突起部59がストッパー62 aに当
接し、その回転が抑えられる。
接し、その回転が抑えられる。
そしてブレーキ部材51に更に喰い込み力がか・ると、
ブレーキ部材51のヒンジ部58がその弾性に抗して鎖
線の如く撓んで、ブレーキ片部56が巻取リール台2か
ら逃げ、巻取リール台2に異常に強いブレーキ力がか・
るのを防止する。
ブレーキ部材51のヒンジ部58がその弾性に抗して鎖
線の如く撓んで、ブレーキ片部56が巻取リール台2か
ら逃げ、巻取リール台2に異常に強いブレーキ力がか・
るのを防止する。
即ち喰い込み側ブレーキ力量はヒンジ部58の弾性によ
って決定され、ブレーキ方向比、最大ブレーキを自由に
決定することが可能となる。
って決定され、ブレーキ方向比、最大ブレーキを自由に
決定することが可能となる。
なお他方のブレーキ部材、、52の供給リール台3に対
するブレーキ動作も上記と全く同様であるが、供給リー
ル台3では矢印d方向が逃げ方向で、矢印d′方向が喰
い込み方向となる。
するブレーキ動作も上記と全く同様であるが、供給リー
ル台3では矢印d方向が逃げ方向で、矢印d′方向が喰
い込み方向となる。
また上記両ブレーキ部材51.52のPLAY、FF、
REW時における解除動作は、両ブレーキ部材51゜5
2の突起部59又は60をそれぞれ所定方向に押せば良
いが、こ・では両ブレーキ部材51.52の突起部59
を上記ブレーキ解除板40の上端40 a下に挿入させ
ている。
REW時における解除動作は、両ブレーキ部材51゜5
2の突起部59又は60をそれぞれ所定方向に押せば良
いが、こ・では両ブレーキ部材51.52の突起部59
を上記ブレーキ解除板40の上端40 a下に挿入させ
ている。
そして上述しようにPLAY、FF、REWに切換えら
れて、ブレーキ解除板40が下方に押し下げられた時に
、その上端40 aで両端起部59を下方に押し、両ブ
レーキ部材51,52をリミッタ−バネ61に抗して反
時計方向と時計方向とに同時に回転させて、これらのブ
レーキシュー55を両リール台2,3から離間させてブ
レーキ解除を行なうように構成している。
れて、ブレーキ解除板40が下方に押し下げられた時に
、その上端40 aで両端起部59を下方に押し、両ブ
レーキ部材51,52をリミッタ−バネ61に抗して反
時計方向と時計方向とに同時に回転させて、これらのブ
レーキシュー55を両リール台2,3から離間させてブ
レーキ解除を行なうように構成している。
なお以上述べたリール台ブレーキ機構によれば、ブレー
キ部材51.52自体に設けられたヒンジ部5Bを有効
に利用して喰い込み側に対するバネ効果を発揮させる構
造である為、ブレーキ構成部品が非常に少なく、構造が
非常に簡単になっている。
キ部材51.52自体に設けられたヒンジ部5Bを有効
に利用して喰い込み側に対するバネ効果を発揮させる構
造である為、ブレーキ構成部品が非常に少なく、構造が
非常に簡単になっている。
なお上記両ブレーキ部材51.52の形状、特にヒンジ
部58の形状は図面に示されたものに限定されることな
く、その他の有効な各種の形状に変更可能である。
部58の形状は図面に示されたものに限定されることな
く、その他の有効な各種の形状に変更可能である。
以上要するに、本考案にかがる記録再生装置のアイドラ
切換装置は、 (a) 一対のリール台の間に配され、モータにて正
逆回転される駆動輪と、 (b) 上記駆動輪の回転方向に応じて上記駆動輪と
上記一対のリール台との間に選択的に圧着される一個の
アイドラと、 (C) 所定箇所に当接部を有すると共に、一端側で
は上記アイドラを回転自在に支持し、他端側は上記アイ
ドラを上記駆動輪に対して遠近方向に移動可能にさせる
移動部材に支点軸を介して揺動自在に取付けられる支持
部材と、 (d) 上記駆動輪に対する遠近方向に移動自在に配
設され、上記一対のリール台に制御力を付与する制動機
構を制御する制御板と、 (e) 上記支持部材と制御板との間に介装され、上
記アイドラを上記駆動輪に当接させる方向に押圧力を付
与するバネ部材 とを備え、 (f) 停止時には、相対向する先端部夫々に形成さ
れた案内用斜面によってはパ■の字が形成されると共に
、上記支持部材の当接部が■の字を形成する上記案内用
斜面に当接することにより上記バネ部材による押圧力に
抗して上記支持部材の移動を阻止し、上記アイドラと駆
動輪とを離間せしめると共に、上記アイドラを上記一対
のノール台に対して中立位置に保持する一対の切換部材
を設け、 (g) 作動時には、上記一対の切換部材の一方の上
記先端部を上記駆動側へ移動させることにより上記案内
用斜面の一方を逃がすことによって上記支持部材の上記
駆動輪側への移動及び上記案内用斜面の他方による上記
支持部材の揺動を許容し、かつ上記一方の切換部材の上
記先端部の移動により上記制御板も上記駆動輪側へ移動
せしめて上記一対のリール台への制動力を解除し、更に
上記制御板の移動によって上記バネ部材による上記支持
部材への押圧力が増大するように構成した ものである。
切換装置は、 (a) 一対のリール台の間に配され、モータにて正
逆回転される駆動輪と、 (b) 上記駆動輪の回転方向に応じて上記駆動輪と
上記一対のリール台との間に選択的に圧着される一個の
アイドラと、 (C) 所定箇所に当接部を有すると共に、一端側で
は上記アイドラを回転自在に支持し、他端側は上記アイ
ドラを上記駆動輪に対して遠近方向に移動可能にさせる
移動部材に支点軸を介して揺動自在に取付けられる支持
部材と、 (d) 上記駆動輪に対する遠近方向に移動自在に配
設され、上記一対のリール台に制御力を付与する制動機
構を制御する制御板と、 (e) 上記支持部材と制御板との間に介装され、上
記アイドラを上記駆動輪に当接させる方向に押圧力を付
与するバネ部材 とを備え、 (f) 停止時には、相対向する先端部夫々に形成さ
れた案内用斜面によってはパ■の字が形成されると共に
、上記支持部材の当接部が■の字を形成する上記案内用
斜面に当接することにより上記バネ部材による押圧力に
抗して上記支持部材の移動を阻止し、上記アイドラと駆
動輪とを離間せしめると共に、上記アイドラを上記一対
のノール台に対して中立位置に保持する一対の切換部材
を設け、 (g) 作動時には、上記一対の切換部材の一方の上
記先端部を上記駆動側へ移動させることにより上記案内
用斜面の一方を逃がすことによって上記支持部材の上記
駆動輪側への移動及び上記案内用斜面の他方による上記
支持部材の揺動を許容し、かつ上記一方の切換部材の上
記先端部の移動により上記制御板も上記駆動輪側へ移動
せしめて上記一対のリール台への制動力を解除し、更に
上記制御板の移動によって上記バネ部材による上記支持
部材への押圧力が増大するように構成した ものである。
これにより、本考案は次のような利点を有するものであ
る。
る。
■ 案内用斜面の一方を逃がすことによって支持部材の
駆動輪側への移動及び案内用斜面の他方による支持部材
の揺動を許容することにより、更にはアイドラを駆動輪
に当接させる方向に支持部材に押圧力を付与するバネ部
材とでアイドラが駆動輪と一対のリール台との間に選択
的に圧着されるように構成した為に、アイドラの軸ロス
の必要性がない。
駆動輪側への移動及び案内用斜面の他方による支持部材
の揺動を許容することにより、更にはアイドラを駆動輪
に当接させる方向に支持部材に押圧力を付与するバネ部
材とでアイドラが駆動輪と一対のリール台との間に選択
的に圧着されるように構成した為に、アイドラの軸ロス
の必要性がない。
従ってモータの負荷を極めて少なくすることが出来てモ
ータの小型化を図れる。
ータの小型化を図れる。
■ 上記■によるアイドラの駆動輪と一対のリール台と
の圧着であり、また制御板の移動によってバネ部材によ
る支持部材への押圧力が増大するように構成したことも
相俟って、誤動作を生じることなくアイドラの切換えの
スピードアップ化が図れる。
の圧着であり、また制御板の移動によってバネ部材によ
る支持部材への押圧力が増大するように構成したことも
相俟って、誤動作を生じることなくアイドラの切換えの
スピードアップ化が図れる。
■ しかも、上記■、■の利点を有しながら、2個のア
イドラでなく1個のアイドラを駆動輪の回転方向に応じ
て駆動輪と一対のリール台との間に選択的に圧着するよ
うに構成した為に、また一対のリール台に制動力を付与
する制動機構を制御する制御板をアイドラと駆動輪とを
離間せしめる切換部材の移動により移動させて、対のリ
ール台への制動力を解除するように構成した為に、全体
の構造が簡単で、部品点数及び組立て工数が少なくて済
む。
イドラでなく1個のアイドラを駆動輪の回転方向に応じ
て駆動輪と一対のリール台との間に選択的に圧着するよ
うに構成した為に、また一対のリール台に制動力を付与
する制動機構を制御する制御板をアイドラと駆動輪とを
離間せしめる切換部材の移動により移動させて、対のリ
ール台への制動力を解除するように構成した為に、全体
の構造が簡単で、部品点数及び組立て工数が少なくて済
む。
■ 特開昭50−75006号公報に記載されているも
のと異なり、アイドラを一対のリール台に対して中立位
置に保持するに、アイドラを一端で支持する支持部材の
当接部を■の字を形成する案内用斜面に当接させること
によっている為に、支持部材つまりアイドラの移動及び
揺動を許容するに際して、切換部材の移動が少なくて済
むことになる。
のと異なり、アイドラを一対のリール台に対して中立位
置に保持するに、アイドラを一端で支持する支持部材の
当接部を■の字を形成する案内用斜面に当接させること
によっている為に、支持部材つまりアイドラの移動及び
揺動を許容するに際して、切換部材の移動が少なくて済
むことになる。
従って切換部材の移動のための空間が殆んど要せず、不
必要な空間を形成させることがないことで、装置のコン
パクト化が図れる。
必要な空間を形成させることがないことで、装置のコン
パクト化が図れる。
図面は本考案をテープレコーダに適用した一実施例を示
したものであって、第1図はリール台駆動機構を説明す
る正面図、第2図は同上のアイドラ切換え状況を説明す
る要部の正面図、第3図はアイドラ切換機構を説明する
正面図、第4図は第3図IV−IV線断面図、第5図は
第3図V−V線断面図、第6図は同上の要部の斜視図、
第7図は同上のアイ、ドラ切換え動作を説明する要部の
正面図、第8図はテープ巻込機を説明する正面図、第9
図はブレーキ機構を説明する正面図である。 また図面に用いられた符号において、2は巻取リール台
、3は供給リール台、21は駆動輪、22はリール台駆
動モータ、24はアイドラ、26.29はアイドラレバ
ー、27はアイドラ軸、31.32はアイドラ切換レバ
ー、31 a、 32 aは31.32の先端部、37
゜38は案内用斜面、40はブレーキ解除板、44はア
イドラ圧着バネである。
したものであって、第1図はリール台駆動機構を説明す
る正面図、第2図は同上のアイドラ切換え状況を説明す
る要部の正面図、第3図はアイドラ切換機構を説明する
正面図、第4図は第3図IV−IV線断面図、第5図は
第3図V−V線断面図、第6図は同上の要部の斜視図、
第7図は同上のアイ、ドラ切換え動作を説明する要部の
正面図、第8図はテープ巻込機を説明する正面図、第9
図はブレーキ機構を説明する正面図である。 また図面に用いられた符号において、2は巻取リール台
、3は供給リール台、21は駆動輪、22はリール台駆
動モータ、24はアイドラ、26.29はアイドラレバ
ー、27はアイドラ軸、31.32はアイドラ切換レバ
ー、31 a、 32 aは31.32の先端部、37
゜38は案内用斜面、40はブレーキ解除板、44はア
イドラ圧着バネである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 一対のリール台の間に配され、モータにて正
逆回転される駆動輪と、 (b) 上記駆動輪の回転方向に応じて上記駆動輪と
上記一対のリール台との間に選択的に圧着される一個の
アイドラと、 (C)所定箇所に当接部を有すると共に、一端側では上
記アイドラを回転自在に支持し、他端側は上記アイドラ
を上記駆動輪に対して遠近方向に移動可能にさせる移動
部材に支点軸を介して揺動自在に取付けられる支持部材
と、 (d) 上記駆動輪に対する遠近方向に移動自在に配
設され、上記一対のリール台に制動力を付与する制動機
構を制御する制御板と、 (e) 上記支持部材と制御板との間に介装され、上
記アイドラを上記駆動輪に当接させる方向に押圧力を付
与するバネ部材 とを備え、 (f) 停止時には、相対向する先端部夫々に形成さ
れた案内用斜面によってはパVの字が形成されると共に
、上記支持部材の当接部が■の字を形成する上記案内用
斜面に当接することにより上記バネ部材による押圧力に
抗して上記支持部材の移動を阻止し、上記アイドラと駆
動輪とを離間せしめると共に、上記アイドラを上記一対
のリール台に対して中立位置に保持する一対の切換部材
を設け、 (g) 作動時には、上記一対の切換部材の一方の上
記先端部を上記駆動輪側へ移動させることにより上記案
内用斜面の一方を逃がすことによって上記支持部材の上
記駆動輪側への移動及び上記案内用斜面の他方による上
記支持部材の揺動を許容し、かつ上記一方の切換部材の
上記先端部の移動により上記制御板も上記駆動輪側へ移
動せしめて上記一対のリール台への制御力を解除し、更
に上記制御板の移動によって上記バネ部材による上記支
持部材への押圧力が増大するように構成した記録再生装
置のアイドラ切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977095513U JPS593390Y2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | 記録再生装置のアイドラ切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977095513U JPS593390Y2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | 記録再生装置のアイドラ切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5423614U JPS5423614U (ja) | 1979-02-16 |
JPS593390Y2 true JPS593390Y2 (ja) | 1984-01-30 |
Family
ID=29028521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977095513U Expired JPS593390Y2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | 記録再生装置のアイドラ切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593390Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5115453U (ja) * | 1974-07-20 | 1976-02-04 |
-
1977
- 1977-07-18 JP JP1977095513U patent/JPS593390Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5115453U (ja) * | 1974-07-20 | 1976-02-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5423614U (ja) | 1979-02-16 |
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