JP3052813B2 - 吸気量検出器の異常検出装置及び異常検出方法 - Google Patents

吸気量検出器の異常検出装置及び異常検出方法

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JP3052813B2
JP3052813B2 JP7316797A JP31679795A JP3052813B2 JP 3052813 B2 JP3052813 B2 JP 3052813B2 JP 7316797 A JP7316797 A JP 7316797A JP 31679795 A JP31679795 A JP 31679795A JP 3052813 B2 JP3052813 B2 JP 3052813B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気通
路に配置され、吸気通路を流れる吸気量を検出する吸気
量検出器の異常検出装置、及び異常検出方法に関し、さ
らに詳細には、ホットワイヤ式エアフロメータの異常検
出に好適な吸気量検出器の異常検出装置、及び異常検出
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの吸気通路には、吸
気通路を経て燃焼室内に導入される吸気量を検出するた
めの吸気量検出器が配置されている。この吸気量検出器
には、可動ベーン式、カルマン渦式、ホットワイヤ式等
といった各検出方式が採用されているが、近年では、そ
の高い検出特性からホットワイヤ式エアフロメータが広
く採用されている。このホットワイヤ式エアフロメータ
では、吸気量の変化に応じて変化するホットワイヤの温
度を一定温度に保持するためにホットワイヤに電圧を印
加しており、ホットワイヤに印加した電圧値の変化を用
いて吸気量を検出する。
【0003】ここで、ホットワイヤ式エアフロメータに
より検出された吸気量は、エンジン制御のパラメータの
1つとして用いられている。したがって、ホットワイヤ
の断線、短絡等に起因して、吸気量を正確に検出するこ
とができない場合には、適切なエンジン制御を実行する
ことができない。
【0004】そこで、ホットワイヤ式エアフロメータの
異常を検出するための技術が種々提案されている。たと
えば、特開平6−346778号公報には、ホットワイ
ヤ式エアフロメータから基準値以上の電圧値が、所定期
間継続して出力された場合にエアフロメータに異常が発
生したことを検出する異常検出装置が記載されている。
【0005】また、エンジン排ガス中のNOx、CO等
の濃度を適正制御するため、エアフロメータの不能に起
因する異常のみならず、ホットワイヤ式エアフロメータ
の特性外れ等の不調に起因する異常検出装置も実用化さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−346778号公報に記載された異常検出装置
では、ホットワイヤ式エアフロメータから出力された電
圧値が、継続して所定期間基準値を超えた場合にのみ異
常を検出していたので、ホットワイヤ式エアフロメータ
の特性外れまでは検出することができなかった。
【0007】また、ホットワイヤ式エアフロメータの特
性外れを検出することができる従来の異常検出装置で
は、図8に示すように、極めて狭い異常検出領域しか備
えていなかった。これは、ホットワイヤ式エアフロメー
タの特性外れを、的確に検出することができる判定手法
が確立されておらず、誤検出を防ぐためには、水温、エ
ンジン回転数、スロットル開度等のいくつもの検出条件
を付加せざる負えないからである。
【0008】したがって、結果的にエンジンがストール
を起こす限界領域を超えるまでは、エアフロメータの異
常を検出することができず、事実上、エアフロメータの
特性外れを検出することができなかった。また、エンジ
ン始動時からエンジン停止時までの1サイクルの間に検
出条件が満たされるとは限らず、エンジン始動毎にエア
フロメータに特性外れが生じているか否かを検出するこ
とができなかった。
【0009】この結果、エアフロメータの特性外れを早
期に検出、修復し、エンジン排ガス中のNOx、CO等
の濃度を常に適正制御することができず、年々厳しくな
る排ガス規制に対応し難くなるという問題があった。
【0010】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、吸気量検出器に生じ
た異常の検出を、簡易な処理で的確に行うことができる
とともに、吸気量検出器に生じた特性外れをも適切に検
出することができる吸気量検出器の異常検出装置、及び
その異常検出方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明に係る吸気量検出器の異常検出
装置は、内燃機関M1の吸気通路M2に配置されたスロ
ットルバルブM3の開度を検出するためのスロットル開
度検出手段M4を備え、内燃機関M1の吸気通路M2に
配置された実吸入空気量を検出する吸気量検出器M5に
発生した異常を検出する吸気量検出器の異常検出装置に
おいて、前記スロットル開度検出手段M4により検出さ
れたスロットル開度に対応して吸入されるべき空気量を
算出する目標吸入空気量算出手段M6と、前記スロット
ル開度検出手段M4によって検出された前記スロットル
開度が、前記実吸入空気量が前記内燃機関M1の機関回
転数の変動の影響を受けることのない所定スロットル開
度以下か否かを判定するためのスロットル開度判定手段
M7と、前記スロットル開度判定手段M7により前記ス
ロットル開度が前記所定スロットル開度以下であると判
定され、かつ、前記目標吸入空気量と前記実吸入空気量
との差が所定値よりも大きい場合には、前記吸気量検出
器M5に異常が発生していること検出する異常検出手段
M8とを備えたことを特徴とする。
【0012】本請求項に係る吸気量検出器の異常検出装
置では、スロットル開度検出手段M4は、内燃機関M1
の吸気通路M2に配置されたスロットルバルブM3の開
度を検出し、吸気通路M2に配置された吸気量検出器M
5は、吸気通路M2を流れる実吸入空気量を検出する。
目標吸入空気量算出手段M6は、スロットル開度検出
手段M4によって検出されたスロットル開度に対応し
て、吸入されるべき空気量を算出する。
【0013】スロットル開度判定手段M7は、スロット
ル開度検出手段M4によって検出されたスロットル開度
が、実吸入空気量が内燃機関M1の機関回転数の変動の
影響を受けることのない所定スロットル開度以下か否か
を判定する。すなわち、スロットル開度が所定スロット
ル開度よりも小さい場合には、スロットルバルブM3が
吸入された空気に大きな流動抵抗を与える。したがっ
て、スロットルバルブM3を通過する吸入空気速度が全
体の吸入空気速度の律則速度となり、スロットルバルブ
M3の開度、すなわち、流動抵抗の変化によって実吸入
空気量が定まる。
【0014】そして、異常検出手段M8は、スロットル
開度判定手段M7によってスロットル開度がが所定スロ
ットル開度以下であると判断され、かつ、目標吸入空気
量と実吸入空気量との差が所定値よりも大きい場合に、
吸気量検出器M5に異常が発生していることを検出す
る。
【0015】また、請求項2に記載の発明に係る吸気量
検出器の異常検出方法は、内燃機関の吸気通路に配置さ
れ、実吸入空気量を検出する吸気量検出器にて発生した
異常を検出する吸気量検出器の異常検出方法において、
前記吸気通路に配置されたスロットルバルブのスロット
ル開度を検出し、検出された前記スロットル開度に対応
する目標吸入空気量を算出し、検出された前記スロット
ル開度が、前記実吸入空気量が前記内燃機関の機関回転
数の変動の影響を受けることのない所定スロットル開度
以下か否かを判定し、検出された前記スロットル開度が
前記所定スロットル開度よりも小さいと判定し、かつ、
前記目標吸入空気量と前記実吸入空気量との差が所定値
よりも大きいと判定した場合には、前記吸気量検出器に
異常が発生していると検出することを特徴とする。
【0016】本請求項に係る吸気量検出器の異常検出方
法では、吸気通路に配置されたスロットルバルブのスロ
ットル開度を検出し、検出されたスロットル開度に対応
する目標吸入空気量を算出しする。また、検出されたス
ロットル開度が吸入空気量が内燃機関の機関回転数の変
動の影響を受けることのない所定スロットル開度以下か
否かを判定する。
【0017】そして、検出されたスロットル開度が所定
スロットル開度よりも小さいと判定し、かつ、算出され
た目標吸入空気量と検出された実吸入空気量との差が、
所定値よりも大きい場合には、吸気量検出器に異常が発
生していることを検出する。
【0018】次に、請求項3に記載の発明に係る吸気量
検出器の異常検出装置は、内燃機関M1の吸気通路M2
に配置されたスロットルバルブM3の開度を検出するた
めのスロットル開度検出手段M4と、内燃機関の機関回
転数を検出するための機関回転数検出手段M9とを備
え、内燃機関M1の吸気通路M2に配置された実吸入空
気量を検出する吸気量検出器M5に発生した異常を検出
する吸気量検出器M5の異常検出装置において、前記機
関回転数検出手段M9により検出された機関回転数に対
応して吸入されるべき空気量を算出する目標吸入空気量
算出手段M10と、前記スロットル開度検出手段M4に
よって検出された前記スロットル開度が、前記実吸入空
気量が前記スロットル開度の変動の影響を受けることの
ない所定スロットル開度以上か否かを判定するためのス
ロットル開度判定手段M11と、前記スロットル開度判
定手段により前記スロットル開度が前記所定スロットル
開度以上であると判定され、かつ、前記目標吸入空気量
と前記実吸入空気量との差が所定値よりも大きい場合に
は、前記吸気量検出器M5に異常が発生していること検
出する異常検出手段M12とを備えたことを特徴とす
る。
【0019】本請求項に係る吸気量検出器の異常検出装
置では、スロットル開度検出手段M4は、内燃機関M1
の吸気通路M2に配置されたスロットルバルブM3の開
度を検出し、吸気通路M2に配置された吸気量検出器M
5は、吸気通路M2を流れる実吸入空気量を検出する。
また、機関回転数検出手段M9は、内燃機関の機関回転
数を検出する。
【0020】目標吸入空気量算出手段M10は、機関回
転数検出手段M9によって検出された機関回転数に対応
して、吸入されるべき空気量を算出する。スロットル開
度判定手段M11は、スロットル開度検出手段M4によ
って検出されたスロットル開度が、実吸入空気量がスロ
ットル開度の変動の影響を受けることのない所定スロッ
トル開度以上か否かを判定する。
【0021】ここで、スロットル開度が所定スロットル
開度以上の場合には、スロットルバルブM3が吸気通路
M2内の吸入空気の流動を妨げることはなく、吸入空気
の流動速度は、機関回転数のみに依存することとなる。
したがって、スロットルバルブM3の開度が所定開度以
上の場合には、機関回転数に基づく目標吸入空気量を用
いるのである。
【0022】そして、異常検出手段M12は、スロット
ル開度判定手段M11によってスロットル開度が所定ス
ロットル開度以下であると判断され、かつ、目標吸入空
気量と実吸入空気量との差が所定値よりも大きい場合
に、吸気量検出器M5に異常が発生していることを検出
する。
【0023】また、請求項4に記載の発明に係る吸気量
検出器の異常検出方法は、内燃機関の吸気通路に配置さ
れ、実吸入空気量を検出する吸気量検出器にて発生した
異常を検出する吸気量検出器の異常検出方法において、
前記吸気通路に配置されたスロットルバルブのスロット
ル開度を検出し、前記内燃機関の機関回転数を検出し、
検出された機関回転数に対応する目標吸入空気量を算出
し、検出された前記スロットル開度が、前記実吸入空気
量が前記スロットル開度の変動の影響を受けることのな
い所定スロットル開度以上か否かを判定し、検出された
前記スロットル開度が前記所定スロットル開度以上であ
ると判定し、かつ、前記目標吸入空気量と前記実吸入空
気量との差が所定値よりも大きいと判定した場合には、
前記吸気量検出器に異常が発生していると検出すること
を特徴とする。
【0024】本請求項に係る吸気量検出器の異常検出方
法では、吸気通路に配置されたスロットルバルブのスロ
ットル開度を検出し、また、内燃機関の機関回転数を検
出する。そして、検出された機関回転数に対応する目標
吸入空気量を算出する。また、検出されたスロットル開
度が吸入空気量がスロットル開度の変動の影響を受ける
ことのない所定スロットル開度以上か否かを判定する。
【0025】そして、検出されたスロットル開度が所定
スロットル開度以上であると判定し、かつ、算出された
目標吸入空気量と検出された実吸入空気量との差が、所
定値よりも大きい場合には、吸気量検出器に異常が発生
していることを検出する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る吸気量検出器
の異常検出装置及び異常検出方法を具体化した発明の実
施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】先ず、本発明の実施の形態に係る吸気量検
出器(エアフロメータ)の異常検出装置を備えたガソリ
ンエンジンシステムについて図2を参照して説明する。
このガソリンエンジンシステムGSは、内燃機関として
のエンジン10と、エンジン10に吸入空気を導入する
吸入通路20と、エンジン10にて発生した排ガスを外
部へ排出するための排気通路30とを備えている。
【0028】エンジン10は、シリンダブロック11内
に複数の燃焼室12を有しており、また、各燃焼室12
にはシリンダブロック11に接続されたインテークマニ
ホルド13を介して吸気通路20が接続されている。シ
リンダブロック11には、エンジン水温を検出するため
の水温センサ41が配設されている。
【0029】吸気通路20の空気取り入れ側には、エア
クリーナ21が接続されており、エアクリーナ21の下
流側には、外気温度に相当する吸気温度THAを検出す
る吸気温センサ42が設けられている。また、吸気温セ
ンサ42の下流側には、吸入空気量を検出するホットワ
イヤ式のエアフロメータ43が配設されている。
【0030】このホットワイヤ式エアフロメータ43
(以下、「エアフロメータ」という。)は、抵抗温度係
数の大きな金属細線、たとえば、白金線を検出部として
備えている。エアフロメータ43は、吸気通路内を流動
する外気(空気)の流速に応じて変化する白金線の温度
を一定温度に保持するように白金線に電流を制御し、要
した電流を電圧値VAとして出力する。そして、ECU
50では、エアフロメータ43から出力された電圧値V
Aを用いて実吸入空気量を算出する。
【0031】エアフロメータ43の下流側には、アクセ
ルペダル(図示しない)に連動して開閉駆動されるスロ
ットルバルブ22が配設されており、かかるアクセルペ
ダルが開閉されることにより、実吸入空気量が調整され
る。そして、スロットルバルブ22の近傍には、スロッ
トル開度TAを検出するスロットルセンサ44が配設さ
れている。
【0032】インテークマニホルド13と吸気通路20
の間には、吸入空気の脈動を抑制するためのサージタン
ク23が接続されており、また、インテークマニホルド
13のシリンダブロック11接続側には、燃焼室12内
に燃料を噴射するためのインジェクタ14がインテーク
マニホルド13内に突出するように配設されている。各
インジェクタ14は、ECU50からの噴射信号により
開弁し、インテークマニホルド13内に燃料を噴射す
る。そして、インジェクタ14から噴射された燃料は、
吸入空気と混合気を形成して燃焼室12内に導入(吸
入)される。
【0033】各燃焼室12には、吸入された混合気に点
火するための点火プラグ15が突出するように配設され
ている。各点火プラグ15は、プラグコード等(図示し
ない)を介して、シリンダブロック11の近傍に配設さ
れているディストリビュータ16に接続されている。デ
ィストリビュータ16には、ECU50からの点火信号
に基づき高電圧を出力するイグナイタ17が接続されて
おり、イグナイタから出力された高電圧は、ディストリ
ビュータ16によって、クランク角度に同期して各点火
プラグ15に分配される。
【0034】また、ディストリビュータ16には、エン
ジン10の回転に連動して回転するロータ(図示しな
い)が内蔵されている。そして、このディストリビュー
タ16には、ロータの回転からエンジン10の回転速度
(エンジン回転数NE)を検出する回転数センサ45が
設けられている。この回転数センサ45は、たとえば、
クランク角(CA)10°毎に回転パルス信号を出力す
る。
【0035】さらに、ディストリビュータ16には、ロ
ータの回転に応じて、エンジン10のクランク角の変化
を所定の割合で検出する気筒判別センサ46が設けられ
ている。この気筒判別センサ46は、たとえば、720
°CA毎に基準位置信号を出力するようになっている。
排気通路30は、エキゾーストマニホルド31を介し
てシリンダブロック11に接続されており、その途中に
は、三元触媒を内蔵する触媒コンバータ32が配設され
ている。また、触媒コンバータ32近傍の吸気通路30
には、排ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ47が
配設されている。この酸素センサ47により検出された
酸素濃度は、空燃比のフィードバック制御に用いられ
る。
【0036】また、本発明の実施の形態に係る運転席の
インストルメンタルパネル(図示しない)には、運転者
にエアフロメータ43の異常の発生を報知するための異
常表示ランプWRが設けられている。
【0037】続いて、本発明の実施の形態に係る吸気量
検出器の異常検出装置の制御系について図3に示す制御
ブロック図を参照して説明する。吸気量検出器の異常検
出装置の制御系は、電子制御ユニット50(以下「EC
U」という。)を核として構成されている。そして、E
CU50によって目標吸入空気量算出手段、スロットル
開度判定手段、異常検出手段が実現される。
【0038】ECU50は、エアフロメータ43に発生
した異常を検出するための異常検出処理プログラム、ス
ロットル開度TAから目標吸入空気量を決定するための
マップ等を格納したROM51を有している。また、E
CU50は、ROM51に格納された各制御プログラム
に基づいて演算処理を実行するCPU52、CPU52
での演算結果、各センサから入力されたデータ等を一時
的に記憶するRAM53、エンジン10の停止時に保存
すべきデータを記憶するバックアップRAM54を有し
ている。
【0039】そして、CPU52、ROM51、RAM
53、及びバックアップRAM54は、双方向バス55
を介して互いに接続されるとともに、入力インターフェ
ース56、及び出力インターフェース57と接続されて
いる。
【0040】入力インターフェース56には、水温セン
サ41、吸気温センサ42、エアフロメータ43、スロ
ットルセンサ44、回転数センサ45、気筒判別センサ
46、酸素センサ47等が接続されている。そして、各
センサから出力された信号がアナログ信号である場合に
は、図示しないA/Dコンバータによってディジタル信
号に変換された後、双方向バス55に出力される。
【0041】また、出力インターフェース57には、イ
ンジェクタ14、イグナイタ17、異常表示ランプWR
等の外部回路が接続されており、これら外部回路は、C
PU52において実行された制御プログラムの演算結果
に基づいて作動制御される。
【0042】次に、上記構成を備えた本発明の実施の形
態に係る吸気量検出器の異常検出装置における、異常検
出処理プログラムについて図4乃至図7に示すフローチ
ャートを参照して説明する。
【0043】先ず、図4に示す異常検出処理プログラム
のメインルーチンのフローチャートを用いて、異常検出
処理の流れについて説明する。なお、図4、及び以下の
説明中「S」とあるのは、ステップを意味するものとす
る。
【0044】先ず、水温センサ41によって検出された
エンジン水温THWが80℃以上であるか否かを判断す
る(S10)。すなわち、エンジン水温THWが80℃
未満の場合には、エンジン冷間時制御が実行されてお
り、かかる期間に異常検出処理を行うと異常を誤検出し
てしまうおそれがあるので、異常検出処理を禁止する必
要があるからである。
【0045】判断の結果、エンジン水温THWが80℃
未満の場合には(S10:NO)、エンジン水温THW
が80℃以上となるまで待機する。一方、エンジン水温
が80℃以上であると判断した場合には(S10:YE
S)、ステップは、S20に移行する。S20では、回
転数センサ45からの出力信号を用いてエンジン非始動
時であるか否かを判断する。
【0046】すなわち、エンジン始動時には、エンジン
稼働時には実効されないエンジン始動制御が実行されて
おり、かかる条件下で異常検出処理を行うと異常を誤検
出してしまうおそれがあるので、異常検出処理を禁止す
る必要があるからである。
【0047】したがって、エンジン始動時であると判断
した場合には(S20:NO)、エンジン10の始動が
完了するまで待機する。一方、エンジン非始動時である
と判断した場合には(S20:YES)、ステップはS
30に移行する。
【0048】S30では、スロットルセンサ44により
検出されたスロットル開度TA、エアフロメータ43に
より検出されたエアフロメータ電圧値VGがECU50
に入力される。そして、ROM52に格納されたテーブ
ルを用いてスロットル開度TAから目標吸入空気量を算
出する。
【0049】S40では、入力されたスロットル開度T
Aがθ以下であるか否かを判断する。判断の結果、スロ
ットル開度がθよりも大きい場合には(S40:N
O)、ステップはS30にリターンし、一方、スロット
ル開度がθ以下の場合には(S40:YES)、ステッ
プはS50に移行する。
【0050】ここで、スロットル開度TAθをしきい値
として用いる理由について図5、及び図6を中心に参照
して説明する。なお、図5はスロットル開度TA、エン
ジン回転数、及びエアフロメータ43の出力電圧値VG
との関係を示す三次元マップであり、縦軸はスロット開
度TA(%)を、横軸はエンジン回転数(rpm)を、
紙面に垂直な軸は(図示しない)エアフロメータ43の
出力電圧値VGを示している。また、図6は図5におけ
る三次元マップを任意のエンジン回転数で切断した、エ
アフロメータ43の出力電圧値VGとスロットル開度T
Aとの関係をより理解し易く示すグラフであり、縦軸は
エアフロメータ43の出力電圧値VGを示し、横軸はス
ロット開度TA(%)を示している。
【0051】図5から理解されるように、スロットル開
度TAの小さな領域、たとえば、スロットル開度TAが
θ以下の領域では、曲線はスロットル開度TAにのみ依
存しており、エンジン回転数の変動の影響を受けていな
い。この現象は、スロットル開度TAが小さい場合、吸
気通路20の開口断面のほとんどがスロットルバルブ2
2によって塞がれており、エンジン回転数が上昇し、燃
焼室12へ向かう吸入空気速度が高まっても一定量の吸
入空気しか流れ得ないからである。すなわち、スロット
ルバルブ22を通過する空気の吸入空気速度が、全体の
吸入空気速度の律則速度となっているからである。
【0052】これに対して、スロットル開度TAが大き
い場合には、吸気通路20の開口断面は広く開放されて
おり、吸気通路20を通過する吸入空気速度は、エンジ
ン回転数(エンジンの吸入速度)に依存することとな
る。したがって、吸入空気量は、エンジン回転数の変動
に伴って変動してしまう。この結果、特性外れをもエア
フロメータ43の異常として検出する場合には、正確な
検出を行うことができなくなる。
【0053】この様子について、図6を参照してさらに
詳細に説明する。図6から分かるように、スロットル開
度TAが小さい領域では、エアフロメータ43の出力電
圧値VGは、スロットル開度TAの変化に対して正比例
の変化を示す。したがって、エアフロメータ43の異常
を検出するに当たっては、スロットル開度TAのみをパ
ラメータとして用いれば良いこととなる。
【0054】以上の2つの特性を利用することで、エン
ジン回転数の変動による影響を受けることなく、しか
も、単一のパラメータによって特性外れを含むエアフロ
メータ43の異常検出を正確、かつ、簡略に行うことが
できることとなる。また、エンジン10を始動させた場
合には、スロットルバルブ22の低回転数領域を必ず通
過することとなるので、エンジン10が始動される毎
に、必ずエアフロメータ43における異常発生の有無を
判断することとなる。
【0055】図4のフローチャートに戻り説明を続け
る。S40にてスロットル開度TAがθ以下であると判
断された後、ステップはS50に移行し、エアフロメー
タ43から出力された出力電圧値VGがレンジ外れ領域
内にあるか否かを判断する。この判断は、S30にて算
出された目標吸入空気量に対応する電圧値と実際に検出
された出力電圧値VGとの差の絶対値が、所定値以下で
あるか否かを判定することにより行われる。
【0056】このとき用いられるマップ(グラフ)を図
7に示す。図7は、本発明の実施の形態に係る吸気量検
出器の異常検出装置によって異常を検出する領域を示す
グラフであり、縦軸はエアフロメータ出力電圧値VG
を、横軸はスロットル開度TAをそれぞれ示している。
また、図7中の直線L1は、先のステップS30におい
て算出された目標吸入空気量をプロットして結んだ直線
であるものとし、直線L1と境界線L2との差の絶対値
が所定値であるものとする。
【0057】図7中の破線は、エンジンストール境界線
を示しており、本発明の実施の形態に係る吸気量検出器
の異常検出装置では、エンジン10がエンジンストール
に至る以前に、エアフロメータ43の異常を検出する。
したがって、エアフロメータの不調に起因する特性外れ
が発生した場合にも、エアフロメータ43に異常が発生
しているとして検出し得る。
【0058】そして、検出されたエアフロメータ43の
出力電圧値VGがスロットル開度TAとの関係で、レン
ジ外れ領域内にないと判断した場合には(S50:YE
S)、レンジ外れコードをバックアップRAM54に格
納すると共に、インストルメンタルパネル内の異常表示
ランプWRを点灯させて(S60)、図示しないメイン
ルーチンにリターンする。
【0059】これに対して、検出されたエアフロメータ
43の出力電圧値VGがスロットル開度TAとの関係
で、レンジ外れ領域内にあると判断した場合には(S5
0:NO)、そのままメインルーチン(図示しない)に
リターンする。
【0060】以上、各発明の実施の形態に基づき詳細に
説明したように本発明の実施の形態に係る吸気量検出器
の異常検出装置では、エアフロメータ43の出力電圧値
VGが、スロットル開度TAを唯一のパラメータとし、
エンジン回転数の変動の影響を受けることのない低スロ
ットル開度領域にて、エアフロメータ43に異常が発生
しているか否かを検出する。
【0061】したがって、エアフロメータ43における
異常の発生を判断するに当たり、複数のパラメータを処
理しなければならなかった従来の異常検出装置と異な
り、単一の信号を処理すれば足り、ECU50にかかる
負担を軽減することができる。また、データ処理中に
は、単一データのみを保持すればよいので、ECU50
におけるメモリ容量を減らすことができる。また、低ス
ロットル開度領域は、エンジン10が始動された後に、
必ず通過する領域であるから、エンジン10が始動され
る毎に、必ずエアフロメータ43に異常が発生している
か否かを検出することができる。
【0062】さらに、、本発明の実施の形態における検
出領域は、図6に示すようにエアフロメータ43の出力
電圧値VGとスロットル開度TAとの間に正比例の関係
が存する領域でもあり、また、図7に示すように、目標
吸入空気量を示す直線L1とエアフロメータ43に異常
が発生しているか否かを判断するための上下限しきい値
との差を狭くすることができる。
【0063】したがって、エアフロメータ43が破損し
た場合に限らず、エンジン10がエンジンストールを起
こす前に経年変化等により発生する特性外れをも検出す
ることができる。この結果、エアフロメータ43に発生
した特性外れを早期に検出することができ、排ガス中に
おけるNOx、CO等の濃度を適正値に保持することが
できる。また、排ガス中のNOx、CO等の濃度を適正
値に保持することにより、排ガスが大気汚染に与える影
響を確実に抑制することができる。
【0064】以上、各発明の実施の形態に基づき本発明
を説明したが、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で種々
の変更改良が可能である。 (1)上記発明の実施の形態においては、スロットル開
度TAがθ以下のとき、一度でもエアフロメータの出力
電圧値VGがレンジ外れ領域に存在する場合に異常発生
を検出する構成を備えている。しかしながら、エアフロ
メータ43における異常を誤って検出する事態を確実に
防ぐために、スロットル開度TAが0%(アイドルスイ
ッチON時)のときに再度、エアフロメータ出力電圧値
VGを検出し、再度、エアフロメータ出力電圧値VGが
レンジ外れ領域に存在する場合に異常の発生を検出する
構成としても良い。
【0065】(2)また、エアフロメータ43における
異常を誤って検出する事態を確実に防ぐために、スロッ
トル開度TAがθ以下であり、且つ、一定時間以上エア
フロメータ43の出力電圧値VGがレンジ外れ領域に存
在する場合に異常の発生を検出する構成としても良い。
【0066】(3)さらに、上記発明の実施の形態にお
いては、エアフロメータ出力電圧値VGの単一パラメー
タとして、低スロットル開度領域におけるスロットル開
度TAを用いている。しかしながら、図5に示すグラフ
から理解されるように、エンジン高回転領域におけるエ
ンジン回転数を単一パラメータとして用いても良い。す
なわち、エンジン回転数が高い領域では、スロットル開
度TAも大きく、吸入空気量はエンジン回転数にのみ依
存することとなるからである、したがって、単一のパラ
メータによってエアフロメータ43において発生した異
常を検出するのであれば、エンジン回転数を用いること
もできる。
【0067】なお、以上の発明の実施の形態から把握で
きる技術的思想について、以下に効果とともに記載す
る。 (1)請求項1又は請求項3に記載の吸気量検出器の異
常検出装置において、前記吸気量検出器は、ホットワイ
ヤに通電する電流量の変化に基づき吸入空気量を検出
し、検出した吸入空気量を電圧値として出力するホット
ワイヤ式エアフロメータであることを特徴とする吸気量
検出器の異常検出装置。
【0068】かかる構成を備えた場合には、ホットワイ
ヤ式エアフロメータから出力される出力電圧値に基づい
て、実吸入空気量が検出される。 (2)請求項2又は請求項4に記載の吸気量検出器の異
常検出方法において、前記吸気量検出器は、ホットワイ
ヤに通電する電流量の変化に基づき吸入空気量を検出
し、検出した吸入空気量を電圧値として出力するホット
ワイヤ式エアフロメータであることを特徴とする吸気量
検出器の異常検出方法。
【0069】かかる構成を備えた場合には、ホットワイ
ヤ式エアフロメータから出力される出力電圧値に基づい
て、実吸入空気量が検出される。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項3に記載の発明に係る吸気量検出器の異常検出装置、
及び請求項2及び請求項4に記載の発明に係る吸気量検
出器の異常検出方法によれば、吸気量検出器に生じた異
常の検出を、簡易な処理で的確に行うことができるとと
もに、吸気量検出器に生じた特性外れをも適切に検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る吸気量検出器の異常検出装置の
基本的概念を示す説明図。
【図2】 本発明の実施の形態が適用されるガソリンエ
ンジンシステムを示す概略構成図。
【図3】 本発明の実施の形態における制御ブロック
図。
【図4】 本発明の実施の形態に係る異常検出処理プロ
グラムを示すフローチャート。
【図5】 スロットル開度、エンジン回転数、エアフロ
メータ出力電圧値の関係を示すグラフ。
【図6】 エアフロメータ出力電圧値とスロットル開度
との関係を示すグラフ。
【図7】 本発明の実施の形態に係る吸気量検出器の異
常検出装置によって異常を検出することができる領域を
示すグラフ。
【図8】 従来例に係る吸気量検出器の異常検出装置に
よって異常を検出することができる領域を示すグラフ。
【符号の説明】
10…ガソリンエンジン、12…燃焼室、20…吸気通
路、22…スロットルバルブ、43…エアフロメータ、
44…スロットルセンサ、50…ECU、51…RO
M、52…CPU、53…RAM、54…バックアップ
RAM、WR…異常表示ランプ、GS…ガソリンエンジ
ンシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01M 15/00 G01M 15/00 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00 366 F02D 41/18 F02D 41/22 301 G01M 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路に配置されたスロッ
    トルバルブの開度を検出するためのスロットル開度検出
    手段を備え、内燃機関の吸気通路に配置された実吸入空
    気量を検出する吸気量検出器に発生した異常を検出する
    吸気量検出器の異常検出装置において、 前記スロット
    ル開度検出手段により検出されたスロットル開度に対応
    して吸入されるべき空気量を算出する目標吸入空気量算
    出手段と、 前記スロットル開度検出手段によって検出された前記ス
    ロットル開度が、前記実吸入空気量が前記内燃機関の機
    関回転数の変動の影響を受けることのない所定スロット
    ル開度以下か否かを判定するためのスロットル開度判定
    手段と、 前記スロットル開度判定手段により前記スロットル開度
    が前記所定スロットル開度以下であると判定され、か
    つ、前記目標吸入空気量と前記実吸入空気量との差が所
    定値よりも大きい場合には、前記吸気量検出器に異常が
    発生していること検出する異常検出手段とを備えたこと
    を特徴とする吸気量検出器の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の吸気通路に配置され、実吸入
    空気量を検出する吸気量検出器にて発生した異常を検出
    する吸気量検出器の異常検出方法において、 前記吸気通路に配置されたスロットルバルブのスロット
    ル開度を検出し、 検出された前記スロットル開度に対応する目標吸入空気
    量を算出し、 検出された前記スロットル開度が、前記実吸入空気量が
    前記内燃機関の機関回転数の変動の影響を受けることの
    ない所定スロットル開度以下か否かを判定し、 検出された前記スロットル開度が前記所定スロットル開
    度よりも小さいと判定し、かつ、前記目標吸入空気量と
    前記実吸入空気量との差が所定値よりも大きいと判定し
    た場合には、前記吸気量検出器に異常が発生していると
    検出することを特徴とする吸気量検出器の異常検出方
    法。
  3. 【請求項3】 内燃機関の吸気通路に配置されたスロッ
    トルバルブの開度を検出するためのスロットル開度検出
    手段と、内燃機関の機関回転数を検出するための機関回
    転数検出手段とを備え、内燃機関の吸気通路に配置され
    た実吸入空気量を検出する吸気量検出器に発生した異常
    を検出する吸気量検出器の異常検出装置において、 前記機関回転数検出手段により検出された機関回転数に
    対応して吸入されるべき空気量を算出する目標吸入空気
    量算出手段と、 前記スロットル開度検出手段によって検出された前記ス
    ロットル開度が、前記実吸入空気量が前記スロットル開
    度の変動の影響を受けることのない所定スロットル開度
    以上か否かを判定するためのスロットル開度判定手段
    と、 前記スロットル開度判定手段により前記スロットル開度
    が前記所定スロットル開度以上であると判定され、か
    つ、前記目標吸入空気量と前記実吸入空気量との差が所
    定値よりも大きい場合には、前記吸気量検出器に異常が
    発生していること検出する異常検出手段とを備えたこと
    を特徴とする吸気量検出器の異常検出装置。
  4. 【請求項4】 内燃機関の吸気通路に配置され、実吸入
    空気量を検出する吸気量検出器にて発生した異常を検出
    する吸気量検出器の異常検出方法において、 前記吸気通路に配置されたスロットルバルブのスロット
    ル開度を検出し、 前記内燃機関の機関回転数を検出し、 検出された前記機関回転数に対応する目標吸入空気量を
    算出し、 検出された前記スロットル開度が、前記実吸入空気量が
    前記スロットル開度の変動の影響を受けることのない所
    定スロットル開度以上か否かを判定し、 検出された前記スロットル開度が前記所定スロットル開
    度以上であると判定し、かつ、前記目標吸入空気量と前
    記実吸入空気量との差が所定値よりも大きいと判定した
    場合には、前記吸気量検出器に異常が発生していると検
    出することを特徴とする吸気量検出器の異常検出方法。
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