JP3186339B2 - ホットワイヤ式エアフローメータの異常検出装置 - Google Patents

ホットワイヤ式エアフローメータの異常検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両等に搭載される
内燃機関の吸気通路内に設けられたホットワイヤ式エア
フローメータの異常を検出する異常検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、ホットワイヤ式エアフローメータ
は、その高い検出性能から、自動車用のエアフローメー
タとして採用されるようになってきている。このホット
ワイヤ式エアフローメータは、吸気通路を通過する吸入
空気の流量を検出するためのものである。すなわち、吸
入空気流量に応じてホットワイヤ式エアフローメータか
ら出力される電圧値が変動し(例えば「0V」〜「5
V」)、その電圧値に基づいて吸入空気量が算出される
のである。このように算出された吸入空気量は種々のエ
ンジン制御のパラメータの1つとして採用される。しか
し、上記ホットワイヤ式エアフローメータは耐久性に劣
る場合があり、もしも、ホットワイヤの断線、短絡等の
異常が発生した場合には、該異常の検出を速やかに行
い、かつ、異常の検出に伴うバックアップ制御を行う必
要がある。
【0003】従来、上記ホットワイヤ式エアフローメー
タの異常を検出するための技術として、例えば特開昭5
5−164312号公報に開示されたものが知られてい
る。この技術では、出力された電圧値が基準値(例えば
「4.5V」)以上の状態が、所定時間だけ継続した場
合に、エアフローメータに異常が発生したと判断され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、エンジンの
温度や外気温度が低い場合には、吸入空気の密度が高く
なる。この場合、エンジンにとっての最大吸入空気量
は、常温時に比較して数十%増大することとなる。その
ため、ホットワイヤの断線、短絡等の異常が発生してい
ないにもかかわらず、出力電圧値が基準値を上回る可能
性があった。その結果、前記従来技術では、エアフロー
メータが正常に作動しているにもかかわらず、異常と判
断してしまうおそれがあった。
【0005】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、出力される電気信号の出力
値が所定範囲外にある場合に異常であると判断するよう
にしたホットワイヤ式エアフローメータの異常検出装置
において、該エアフローメータが正常に作動しているに
もかかわらず、異常と誤判断してしまうおそれのないホ
ットワイヤ式エアフローメータの異常検出装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、内燃機関の吸気通路内に設
けられ、該吸気通路を通過する吸入空気量に応じた電気
信号を出力するホットワイヤ式エアフローメータと、ホ
ットワイヤ式エアフローメータから出力される電気信号
の出力値が予め定められた所定範囲外にある場合に、ホ
ットワイヤ式エアフローメータが異常であると判断する
異常判断手段とを備えた異常検出装置であって、内燃機
関の温度及び外気温度の少なくとも一方が予め定められ
た所定温度以下であるとき、異常判断手段による異常判
断を禁止する異常判断禁止手段を設けたことをその要旨
としている。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、内燃機関の吸気通路内
設けられたホットワイヤ式エアフローメータにより、吸
気通路を通過する吸入空気量に応じた電気信号が出力さ
れる。異常判断手段では、ホットワイヤ式エアフローメ
タから出力される電気信号の出力値が予め定められた
所定範囲外にある場合に、ホットワイヤ式エアフローメ
タが異常であると判断する。
【0008】また、内燃機関の温度及び外気温度の少な
くとも一方が予め定められた所定温度以下であるとき、
異常判断禁止手段により、異常判断手段による異常判断
が禁止される。
【0009】従って、例えば低温時等には空気密度が増
大することとなり、ホットワイヤ式エアフローメータか
ら出力される電気信号の出力値が所定範囲外となりうる
場合が生じたとしても、この発明の構成によれば、少な
くともかかる場合の異常判断が確実に禁止される。その
ため、ホットワイヤ式エアフローメータが正常に作動し
ているにもかかわらず、異常と判断されてしまうことが
なくなる。
【0010】
【実施例】以下、この発明におけるホットワイヤ式エア
フローメータの異常検出装置を具体化した一実施例を図
〜図に基づいて詳細に説明する。
【0011】図はこの実施例における異常検出装置を
適用したガソリンエンジンシステムを示す概略構成図で
ある。自動車に搭載された内燃機関としてのエンジン1
は吸気通路2と、排気通路3とを備えている。吸気通路
2の入口にはエアクリーナ4が設けられている。また、
吸気通路2の途中にはサージタンク5が設けられてい
る。このサージタンク5の下流側には、エンジン1の各
気筒(この実施例では4気筒)毎に燃料を噴射供給する
インジェクタ6A,6B,6C,6Dがそれぞれ設けら
れている。一方、排気通路3の出口側には排気を浄化す
るための三元触媒を内蔵してなる触媒コンバータ7が設
けられている。
【0012】そして、エンジン1は吸気通路2を通じて
エアクリーナ4から外気を取り込む。また、その外気の
取り込みと同時に、エンジン1は各インジェクタ6A〜
6Dから噴射供給される燃料を取り込む。また、エンジ
ン1はその取り込んだ燃料と外気との混合気を各燃焼室
にて爆発・燃焼させて駆動力を得た後、その排気ガスを
排気通路3から触媒コンバータ7を介して外部へ排出す
る。
【0013】サージタンク5の上流側には、図示しない
アクセルペダルの操作に連動して開閉されるスロットル
バルブ8が設けられている。そして、このスロットルバ
ルブ8が開閉されることにより、吸気通路2での吸入空
気量Qが調節される。スロットルバルブ8の近傍には、
そのスロットル開度TAを検出するスロットル開度セン
サ21が設けられている。
【0014】また、エアクリーナ4の下流側には、吸気
通路2を通過する吸入空気量Qを測定するためのホット
ワイヤ式エアフローメータ(以下、単にエアフローメー
タという)22が設けられている。このエアフローメー
タ22は、電気的発熱体(ホットワイヤ)を備えてい
る。走行時においては、加熱されたホットワイヤが吸気
通路2内を通過する吸入空気によって冷却され、この冷
却によりホットワイヤの抵抗値が変化し、電流が変動す
る。すなわち、空気流速と、ホットワイヤの伝熱量との
関係から定められる電圧値VAが電気信号となってエア
フローメータ22から出力される。この実施例では、エ
アフローメータ22から出力される電圧値VAに対する
吸入空気量Qの関係は、図に示すように、2次曲線的
な関係となっている。そして、後述する電子制御装置3
0においては、エアフローメータ22から出力された電
圧値VAに基づいて吸入空気量Qが算出されるのであ
る。
【0015】排気通路3の途中には、エンジン1の空燃
比をフィードバック制御するために排気中の酸素濃度を
検出する、即ち排気空燃比を検出する酸素センサ23が
設けられている。また、エンジン1には、その冷却水の
温度(冷却水温)THWを検出する水温センサ24が設
けられている。
【0016】エンジン1の各気筒毎に設けられた点火プ
ラグ9A,9B,9C,9Dには、ディストリビュータ
10にて分配された点火信号が印加される。ディストリ
ビュータ10はイグナイタ11から出力される高電圧を
エンジン1のクランク角に同期して各点火プラグ9A〜
9Dに分配するためのものである。そして、各点火プラ
グ9A〜9Dの点火タイミングは、イグナイタ11から
の高電圧出力タイミングにより決定される。
【0017】ディストリビュータ10にはエンジン1の
回転に連動して回転する図示しないロータが内蔵されて
いる。そして、このディストリビュータ10には、ロー
タの回転からエンジン1の回転数(エンジン回転数)N
Eを検出する回転数センサ25が設けられている。この
実施例の回転数センサ25はクランク角(CA)で30
°毎に回転パルス信号を出力するようになっている。同
じくディストリビュータ10には、ロータの回転に応じ
てエンジン1のクランク角の変化を所定の割合で検出す
る気筒判別センサ26が設けられている。この実施例で
は、1行程に対してエンジン1が2回転するものとし
て、気筒判別センサ26は720°CA毎の割合で基準
位置信号GSを出力するようになっている。また、エン
ジン1に駆動連結された図示しない自動変速機には、車
速SPを検出するための車速センサ27が設けられてい
る。
【0018】さらに、吸気通路2において、エアクリー
ナ4の近傍には、外気温度に相当する吸気温度THAを
検出する吸気温センサ28が設けられている。併せて、
エンジン1等の制御を行うための後述する電子制御装置
30を格納した図示しないコントロールボックスには、
大気圧PAを検出するための大気圧センサ29が設けら
れている。
【0019】加えて、この実施例において、運転席のイ
ンパネには、運転者に前記エアフローメータ22の異常
の発生を報知するための異常表示ランプ12が設けられ
ている。
【0020】この実施例においては、前述したスロット
ル開度センサ21、エアフローメータ22、水温センサ
24、気筒判別センサ26、車速センサ27、吸気温セ
ンサ28及び大気圧センサ29により、エンジン1の運
転状態を検出する運転状態検出手段が構成されている。
【0021】そして、各インジェクタ6A〜6D、イグ
ナイタ11及び異常表示ランプ12は異常判断手段及び
異常判断禁止手段を構成する電子制御装置(以下単に
「ECU」という)30に電気的に接続され、同ECU
30の作動によってそれらの駆動タイミングが制御され
る。このECU30は、上記のようにエンジン1の運転
状態に基づく周知の燃料噴射制御及び点火時期制御を実
行すると共に、ホットワイヤの断線、短絡等による前記
エアフローメータ22の異常検出の処理を実行する。
【0022】図はECU30の構成を説明するブロッ
ク図である。ECU30は中央処理装置(CPU)3
1、所定の制御プログラム等を予め記憶した読み出し専
用メモリ(ROM)32、CPU31の演算結果等を一
時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)33、予
め記憶されたデータを保存するバックアップRAM34
等と、これら各部と外部入力回路35及び外部出力回路
36等とをバス37によって接続した論理演算回路とし
て構成されている。そして、CPU31はエアフローメ
ータ22及び各センサ21,23〜29からの出力信号
を外部入力回路35を通じて入力値として読み込む。ま
た、CPU31はこれらの入力値に基づき、外部出力回
路36を通じてインジェクタ6A〜6D、イグナイタ1
1及び異常表示ランプ12をそれぞれ好適に制御する。
【0023】次に、上記のように構成したガソリンエン
ジンシステムにおけるエアフローメータ22の異常検出
装置において、異常検出のための処理動作について図
のフローチャート等に従って説明する。
【0024】図はこの実施例におけるエアフローメー
タ22の「異常検出ルーチン」を示すフローチャートで
あって、メインルーチンに対する所定時間毎の定時割り
込みで実行される。
【0025】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ101において、水温センサ24、大気圧センサ
29、吸気温センサ28、回転数センサ25及びスロッ
トル開度センサ21の検出結果に基づき、冷却水温TH
W、大気圧PA、吸気温度THA、エンジン回転数NE
及びスロットル開度TA等を読み込む。また、エアフロ
ーメータ22から出力される電圧値VAを読み込む。
【0026】次に、ステップ102において、今回読み
込んだ冷却水温THWが予め定められた所定温度a以下
であるか否かを判断する。そして、冷却水温THWが所
定温度a以下の場合には、エアフローメータ22が正常
に機能して、かつ、空気密度が高くて、電圧値VAが後
述する所定電圧値f以上となる可能性があるものとし
て、異常判定を行うことなくその後の処理を一旦終了す
る。また、冷却水温THWが所定温度a以下でない場合
には、ステップ103へ移行する。
【0027】ステップ103においては、今回読み込ん
だ大気圧PAが予め定められた所定気圧b(但し、b>
760mmHg)以上であるか否かを判断する。そして、大
気圧PAが所定気圧b以上の場合には、上記と同様、エ
アフローメータ22が正常に機能して、かつ、空気密度
が高くて、電圧値VAが後述する所定電圧値f以上とな
る可能性があるものとして、異常判定を行うことなくそ
の後の処理を一旦終了する。また、大気圧PAが所定気
圧b以上でない場合には、ステップ104へ移行する。
【0028】ステップ104においては、今回読み込ん
だ吸気温度THAが予め定められた所定温度c以下であ
るか否かを判断する。そして、吸気温度THAが所定温
度c以下の場合には、上記同様、異常判定を行うことな
くその後の処理を一旦終了する。また、吸気温度THA
が所定温度c以下でない場合には、ステップ105へ移
行する。
【0029】続くステップ105においては、今回読み
込んだエンジン回転数NEが予め定められた所定回転数
d以上であるか否かを判断する。そして、エンジン回転
数NEが所定回転数d以上の場合には、エアフローメー
タ22が正常に機能して、かつ、吸入空気量Qが大きく
て、電圧値VAが後述する所定電圧値f以上となる可能
性があるものとして、異常判定を行うことなくその後の
処理を一旦終了する。また、エンジン回転数NEが所定
回転数d以上でない場合には、ステップ106へ移行す
る。
【0030】ステップ106においては、今回読み込ん
だスロットル開度TAが予め定められた所定開度e以上
であるか否かを判断する。そして、スロットル開度TA
が所定開度e以上の場合には、前記エンジン回転数NE
の場合と同様、エアフローメータ22が正常に機能して
電圧値VAが後述する所定電圧値f以上となる可能性が
あるものとして、異常判定を行うことなくその後の処理
を一旦終了する。また、スロットル開度TAが所定開度
e以上でない場合には、異常の有無の判断を許可する条
件が全て整ったものとしてステップ107へ移行する。
すなわち、ステップ102〜ステップ106の条件のい
ずれか1つでも満足するような場合には、エアフローメ
ータ22が正常に機能しているにもかかわらず、異常と
判断してしまうのを回避すべく、異常判定の処理を行う
ことなくその後の処理を一旦終了する。一方、ステップ
102〜ステップ106の条件を全て満足しない場合に
は、エアフローメータ22に異常が発生しない限り電圧
値VAが所定電圧値f以上となることはないものとし
て、ステップ107以降の処理を実行する。
【0031】ステップ107においては、今回読み込ま
れた電圧値VAが所定電圧値f以上か否かを判断する。
ここで、所定電圧値fというのは、常温、常圧下のいわ
ゆる通常走行条件下においては、エアフローメータ22
から出力される電圧値VAがこの値以上とはならないで
あろうと予め実験的又は経験的に定められた値である。
そして、電圧値VAが所定電圧値fの場合には、エアフ
ローメータ22に何らかの以上が発生した可能性が高い
ものとして、ステップ108において、カウンタのカウ
ント値Cを一定値だけインクリメントする。
【0032】続いて、ステップ109においては、カウ
ント値Cが予め定められた所定値T1以上となったか否
か、すなわち、電圧値VAが所定電圧値f以上の状態が
所定時間継続したか否かを判断する。そして、カウント
値Cが未だ所定値T1以上でない場合には、その後の処
理を一旦終了する。一方、カウント値Cが予め定められ
た所定値T1以上となった場合には、ホットワイヤの断
線、短絡等によるエアフローメータ22の異常が発生し
たものと断定し、ステップ110へ移行する。
【0033】ステップ110においては、エアフローメ
ータ22に異常が発生した旨のデータをバックアップR
AM34に記憶させる。また、続くステップ111にお
いて、異常表示ランプ12を点灯させる。この点灯によ
り、運転者に対し、エアフローメータ22に異常が発生
したことが報知される。
【0034】そして、最後にステップ112において、
カウンタのカウント値Cを「0」にクリヤし、その後の
処理を一旦終了する。また、前記ステップ107におい
て、電圧値VAが所定電圧値f以上でない場合には、ス
テップ112へジャンプして、カウンタのカウント値C
を「0」にクリヤし、その後の処理を一旦終了する。
【0035】以上説明したように、この実施例によれ
ば、そのときの運転状態が、エアフローメータ22の正
常状態において、同エアフローメータ22から出力され
る電圧値VAが所定電圧値f以上となりうるような場合
には、異常判定を禁止するようにした(ステップ102
〜ステップ106)。このため、図に示すように、例
えば極低温時等のような場合には異常判定が禁止され、
全ての電圧領域においてエアフローメータ22が使用に
供されることとなる。そして、このように異常判定が禁
止された場合には、エアフローメータ22が正常に作動
しているにもかかわらず、異常と判断されてしまうこと
がなくなる。その結果、誤判定を未然に防止することが
できる。
【0036】一方、エアフローメータ22の正常状態に
おいて、電圧値VAが所定電圧値f以上となり得ないよ
うな、例えば常温、常圧時で低負荷走行中の場合には、
通常通り、異常判定が許容されるようにした。従って、
電圧値VAが所定電圧値f以上となった場合には、エア
フローメータ22の異常が検出されることとなり、結果
として、異常の判定を確実に行うことができる。
【0037】また、この実施例では、電圧値VAが所定
電圧値f以上の場合が所定時間継続した場合にのみ異常
と判断するようにした。そのため、瞬間的に所定電圧値
f以上となったような場合に異常判定するのを未然に防
止することができ、誤検出のおそれをより一層低減する
ことができる。
【0038】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、「異常検出ルーチン」(図
において示したように、エアフロメータ22の電圧値V
Aの異常判定(ステップ107)に先立ち、冷却水温T
HWが所定温度a以下であるか否か(ステップ10
2)、大気圧PAは所定気圧b以上であるか否か(ステ
ップ103)、吸気温度THAは所定温度c以下である
か否か(ステップ104)、エンジン回転数NEは所定
回転数d以上であるか否か(ステップ105)、並びに
スロットル開度TAが所定開度e以上であるか否か(ス
テップ106)についての判断を順次行い、先のステッ
プでの判断が否定であるときに限り、次のステップでの
判断を行うようにしているが、上記一連のステップ10
2〜106に係る判断は、どのような順序で行うことと
してもよい。要は、ステップ102及びステップ104
の少なくとも一方のステップにおける判断を行うように
することで上記実施例に準じた効果を奏することはでき
る。
【0039】(2)前記実施例では、異常と判断した場
合には、異常表示ランプを点灯するようにしたが、その
外に警報音を発することにより、運転者にエアフローメ
ータ22の異常を早急に知らしめるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、出力される電気信号の出力値が所定範囲外にある場
合に異常であると判断するようにしたホットワイヤ式エ
アフローメータの異常検出装置において、内燃機関の温
度及び外気温度の少なくとも一方が所定温度以下であ
とき、異常判断を禁止するようにした。従って、エアフ
ローメータが正常に作動しているにもかかわらず、異常
と誤判断するおそれをなくすことができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した一実施例におけるエアフ
ローメータの異常検出装置を示す概略構成図である。
【図2】一実施例においてECU等の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図3】一実施例においてECUにより実行される「異
常検出ルーチン」を示すフローチャートである。
【図4】一実施例においてエアフローメータから出力さ
れる電圧値に対する吸入空気量の関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
…エンジン、2…吸気通路、21…スロットル開度セ
ンサ、22…ホットワイヤ式エアフローメータ、23
素センサ、24…水温センサ、25…回転数センサ、
26…気筒判別センサ、27…車速センサ、28…吸
温センサ、29…大気圧センサ、30…ECU。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/00 - 45/00 395

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路内に設けられ、該吸
    気通路を通過する吸入空気量に応じた電気信号を出力す
    るホットワイヤ式エアフローメータと、 前記ホットワイヤ式エアフローメータから出力される電
    気信号の出力値が予め定められた所定範囲外にある場合
    に、前記ホットワイヤ式エアフローメータが異常である
    と判断する異常判断手段とを備えた異常検出装置であっ
    て、内燃機関の温度及び外気温度の少なくとも一方が予め定
    められた所定温度以下であるとき、前記異常判断手段に
    よる異常判断を禁止する異常判断禁止手段を設けた こと
    を特徴とするホットワイヤ式エアフローメータの異常検
    出装置。
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