JP3052431U - サッシ周りの防水構造 - Google Patents

サッシ周りの防水構造

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JP3052431U
JP3052431U JP1998001620U JP162098U JP3052431U JP 3052431 U JP3052431 U JP 3052431U JP 1998001620 U JP1998001620 U JP 1998001620U JP 162098 U JP162098 U JP 162098U JP 3052431 U JP3052431 U JP 3052431U
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wall
draining
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JP1998001620U
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進 佐々木
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Nissho Corp
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Nissho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外壁モルタルに吸収された水がサッシ下枠と水
切りシートの間に毛細管現象で上がることを防止するこ
とにある。 【解決手段】建物の外壁開口部に取付ける金属製サッシ
1の枠周りを、窓台2の内側に添装して外壁防水紙3の
外側に垂下接合される水切りシート5と、サッシ両側縦
枠及びサッシ上枠の各鍔部と外壁板との間に接着して鍔
部接合部を気密にシールする気密テープとによって防水
するサッシ周りの防水構造において、サッシ下枠1aの鍔
部aの外側面に水切りシート5と密着接合可能なシート
幅を有する雨押えシート10の上辺接着部10aを貼着し
て、外壁モルタル9に吸収された水がサッシ下枠1aと
水切りシート5の間に毛細管現象で上がることを防止す
るようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は建物の外壁開口部に取付ける金属製サッシの枠周り防水構造に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図3及び図4に示すようなサッシ周りの防水構造は知られている。 この従来のサッシ周りの防水構造は、建物の外壁開口部に取付ける金属製サッ シ1の枠周りを、窓台2の内側に該窓台とサッシ下枠1aとの間に一部挟持され るように添装して外壁防水紙3(合板からなる外壁板4の外側に貼られる)の外 側に垂下接合される水切りシート5と、サッシ両側縦枠1b,1c及びサッシ上 枠1dの各鍔部b〜dと外壁板4との間に接着して鍔部接合部を気密にシールす る両側縦部及び上辺横部の気密テープ6,7,8とによって防水する構造となっ ている。
【0003】 前記気密テープ6〜8は片面又は両面の防水接着テープであって、両側縦部の 気密テープ6,7を貼った後に、上辺横部の気密テープ8を両側縦部の気密テー プ6,7と図3の如く両端重合する状態に貼着する。なお、符号9は建物外壁板 4の外側に防水紙3、水切りシート5等を埋入するように塗布した外壁モルタル を示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のサッシ周りの防水構造によると、サッシ1と外壁モルタル9との間 から浸入した水がサッシ縦枠1b,1cを伝って、サッシ下枠1aと水切りシー ト5と気密テープ6,7の取合い部分で集中し、該取合い部分に集中した水は外 壁モルタル9に吸収されるが、前記モルタル9が飽和状態になると、サッシ下枠 1aと水切りシート5との間で毛細管現象が起こり、この毛細管現象で水が上へ と上がって行き、図4の矢印イ,ロで示すような水の浸入ルートで室内まで浸入 するという問題があった。
【0005】 本考案は前記従来の問題を解消するために案出されたもので、その目的は外壁 モルタルに吸収された水がサッシ下枠と水切りシートの間に毛細管現象で上がる ことを防止するようにしたサッシ周りの防水構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本考案によるサッシ周りの防水構造は、建物の 外壁開口部に取付ける金属製サッシ1の枠周りを、窓台2の内側に該窓台とサッ シ下枠1aとの間に一部挟持されるように添装して外壁防水紙3の外側に垂下接 合される水切りシート5と、サッシ両側縦枠1b,1c及びサッシ上枠1dの各 鍔部b〜dと外壁板4との間に接着して鍔部接合部を気密にシールする両側縦部 及び上辺横部の気密テープ6,7,8とによって防水するサッシ周りの防水構造 において、サッシ下枠1aの鍔部aの外側面に水切りシート5と図2の如く密着 接合可能なシート幅を有する雨押えシート10の上辺接着部10aを貼着し、こ の雨押えシート10と水切りシート5が外壁モルタル9を塗った状態で図2の如 く密着して、外壁モルタル9に吸収された水がサッシ下枠1aと水切りシート5 の間に毛細管現象で上がることを防止するようにしたことを特徴とする。
【0007】 なお前記雨押えシート10の横長さをサッシ両側より延出する寸法に設定し、 この雨押えシート10の両側延出部の上に縦部の気密テープ6,7を水切りシー ト5面まで延ばして図1の如く貼着すると共に、前記雨押えシート10の長さ方 向に対する中間下辺部にシート捲れ止め用のシール片11を水切りシート5面に 跨がって図1の如く貼着すると、モルタル9を塗る前の段階(サッシ周りの防水 施工段階)で雨押えシート10が風等に煽られて捲り上がるという問題を防止す ることができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図1及び図2に従い具体的に説明する。 図中1は建物の外壁開口部に取付ける金属製のサッシ、3は合板からなる外壁 板4の外側に貼られる外壁防水紙、5は窓台2の内側に該窓台とサッシ下枠1a との間に一部挟持されるように添装して外壁防水紙3の外側に垂下接合される水 切りシートである。
【0009】 6,7はサッシ両側縦枠1b,1cの鍔部b,cと外壁板4との間に接着して 鍔部接合部を気密にシールする両側縦部の気密テープ、8はサッシ上枠1dの鍔 部dと外壁板4との間に接着して鍔部接合部を気密にシールする上辺横部の気密 テープで、片面又は両面の防水接着テープが用いられる。
【0010】 而して、本考案によるサッシ周りの防水構造は、サッシ下枠1aの鍔部aの外 側面に水切りシート5と図2の如く密着接合可能なシート幅を有する雨押えシー ト10の上辺接着部10aを貼着し、この雨押えシート10と水切りシート5が 外壁モルタル9を塗った状態で図2の如く密着して、外壁モルタル9に吸収され た水がサッシ下枠1aと水切りシート5の間に毛細管現象で上がることを防止す るようにしたことを特徴とするものである。
【0011】 なお、前記雨押えシート10の横長さはサッシ両側より延出する寸法に設定さ れ、この雨押えシート10の貼着後に、その両側延出部の上に縦部の気密テープ 6,7を水切りシート5面まで延ばして図1の如く貼着し、次いで上辺横部の気 密テープ8を両側縦部の気密テープ6,7と図1の如く両端重合する状態に貼着 するという手順で貼られる。
【0012】 前記雨押えシート10の長さ方向に対する中間下辺部には、シート捲れ止め用 のシール片11を水切りシート5面に跨がって図1の如く貼着する。このように すると、モルタル9を塗る前の段階(サッシ周りの防水施工段階)で雨押えシー ト10が風等に煽られて捲り上がるという問題を防止することができる。
【0013】
【考案の効果】 この考案のサッシ周りの防水構造によると、サッシ1と外壁モルタル9との間 から浸入した水がサッシ縦枠1b,1cを伝って、サッシ下枠1aと水切りシー ト5と気密テープ6,7の取合い部分で集中し、該取合い部分に集中した水が外 壁モルタル9に吸収され、前記モルタル9が飽和状態になっても、その水は図2 矢印ハで示すような排出ルートで外部に排水されるので、外壁モルタル9に吸収 された水がサッシ下枠1aと水切りシート5の間に毛細管現象で上がること(室 内への水浸入)を防止することができる。
【0014】 また、請求項2のサッシ周りの防水構造によれば、モルタル9を塗る前の段階 (サッシ周りの防水施工段階)で雨押えシート10が風等に煽られて捲り上がる という問題を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施態様によるサッシ周りの防水構造
を示したモルタル塗布前の概略正面図。
【図2】図1のA−A線に沿う要部の拡大縦断面図。
【図3】従来のサッシ周りの防水構造を示したモルタル
塗布前の概略正面図。
【図4】図3のB−B線に沿う拡大縦断面図。
【符号の説明】
1…金属製サッシ、1a…サッシ下枠、a…同下枠の鍔
部、1b,1c…サッシ両側縦枠、b,c…同縦枠の鍔
部、2…窓台、3…外壁防水紙、4…外壁板、5…水切
りシート、6,7…両側縦部の気密テープ、8…上辺横
部の気密テープ、9…外壁モルタル、10…雨押えシー
ト、10a…雨押えシートの上辺接着部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁開口部に取付ける金属製サッ
    シの枠周りを、窓台の内側に該窓台とサッシ下枠との間
    に一部挟持されるように添装して外壁防水紙の外側に垂
    下接合される水切りシートと、サッシ両側縦枠及びサッ
    シ上枠の各鍔部と外壁板との間に接着して鍔部接合部を
    気密にシールする両側縦部及び上辺横部の気密テープと
    によって防水するサッシ周りの防水構造において、サッ
    シ下枠の鍔部の外側面に水切りシートと密着接合可能な
    シート幅を有する雨押えシートの上辺接着部を貼着し、
    この雨押えシートと水切りシートが外壁モルタルを塗っ
    た状態で密着して、外壁モルタルに吸収された水がサッ
    シ下枠と水切りシートの間に毛細管現象で上がることを
    防止するようにしたことを特徴とするサッシ周りの防水
    構造。
  2. 【請求項2】 前記雨押えシートの横長さをサッシ両側
    より延出する寸法に設定し、この雨押えシートの両側延
    出部の上に縦部の気密テープを水切りシート面まで延ば
    して貼着すると共に、前記雨押えシートの長さ方向に対
    する中間下辺部にシート捲れ止め用のシール片を水切り
    シート面に跨がって貼着したことを特徴とする請求項1
    に記載のサッシ周りの防水構造。
JP1998001620U 1998-03-19 1998-03-19 サッシ周りの防水構造 Expired - Lifetime JP3052431U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003120142A (ja) * 2001-10-15 2003-04-23 Spi Iguteibu Kk アルミサッシの防露用の保護板及びその施工方法

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