JP3051728U - ファイル - Google Patents

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泰孝 真野
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セキセイ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、折り曲げ線(11)を介して左右に連
続する一対の縦長長方形状の外シート(1a)(1b)と、外シ
ート(1a)(1b)に重なり且前記外シート(1a)(1b)と外側辺
及び下辺において相互に連続する内シート(2a)(2b)と、
外シート(1a)(1b)の上辺から延長形成されて内シート(2
a)(2b)の上端部近傍域を開放自在に被覆する覆片(3a)(3
b)とからなるファイルに関するもので、覆片(3a)(3b)が
不用意に開放して外シート(1a)(1b)と内シート(2a)(2b)
との間に収容された書類(4) 等の内容物が脱落すること
を防止するとともに、前記内容物の出し入れを容易とす
ること。 【解決手段】 前記覆片と前記内シートの対向する位置
に、両者が着脱自在に係止可能な係止手段(35)(20)を設
けたこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案はファイル、特に、二つ折り可能な一対の外シートとその各々に重な るように設けた内シートとからなり、前記外シートと内シートとの間に紙葉類等 を挟み込んで収容するファイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
書類等に孔を開けずに挟み込んで収容するファイルとして、図Aに示すような ものがある。このものでは、折り曲げ線(11)を介して左右に連続する縦長長方形 状の一対の外シート(1a)(1b)と、前記外シート(1a)(1b)よりも僅かに小さな内シ ート(2a)(2b)と、外シート(1a)(1b)の各々の上辺から前記内シート(2a)(2b)側に 延長して前記内シート(2a)(2b)の上辺近傍を略全域に渡って被覆する覆片(3a)(3 b)とからなり、外シート(1a)(1b)各々の外側辺及び下辺と、内シート(2a)(2b)各 々の外側辺及び下辺とを溶着等により連続させることにより、外シート(1a)と内 シート(2a)、及び外シート(1b)と内シート(2b)とによって、上方及び折り曲げ線 (11)側に開放する一対の袋体(10a)(10b)が形成される。この袋体(10a)(10b)内に 、書類等をそれぞれ収容するとともに、その上方開放部を前記覆片(3a)(3b)で閉 塞し、内シート(2a)(2b)が対向するように折り曲げ線(11)で二つ折りにして、携 帯又は保管することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の各袋体(10a)(10b)の上方開放部を覆片(3a)(3b)で閉塞させ ることにより、袋体(10a)(10b)内に収容した書類等の内容物は上方から脱落しに くいものとなる。しかしながら、覆片(3a)(3b)は内シート(2a)(2b)の上端近傍を 押えているだけであるから、袋体(10a)(10b)内に比較的嵩高な書類や書籍等を収 容した場合、覆片(3a)(3b)が内シート(2a)(2b)の上端近傍を押え切れず、不用意 に開放していまい、内容物が脱落する不都合がある。
【0004】 内シート(2a)(2b)の大きさを外シート(1a)(1b)と略一致する程大きく形成する とともに、覆片(3a)(3b)も大きく構成して、前記内シート(2a)(2b)を深く被覆す る態様とすれば、覆片(3a)(3b)は開放しにくくなるので、たとえ、前記ファイル を逆さまに持ったとしても、袋体(10a)(10b)内に収容された内容物は脱落するこ とはない。
【0005】 しかしながら、こうした場合、袋体(10a)(10b)内に前記内容物の出し入れが困 難になるという問題が生じる。これは、袋体(10a)(10b)内に前記内容物を収容し たり取り出したりする場合には、内シート(2a)(2b)を折り曲げ線(11)側の端縁か ら捲り上げて、前記内シート(2a)(2b)と前記覆片(3a)(3b)を同時に開放させなけ ればならないが、このとき、内シート(2a)(2b)の上辺近傍に覆片(3a)(3b)が深く 覆い被さっている場合、両者を同時に開放させにくいからである。先に、覆片(3 a)(3b)を強制的に開放させ、その後、内シート(2a)(2b)を捲り上げれば、両者は 開放させることができるが、これでは作業性が悪く、上記問題点が解決されたこ とにならない。
【0006】 本考案は、『折り曲げ線を介して左右に連続する一対の縦長長方形状の外シー トと、前記外シートに重なり且前記外シートと外側辺及び下辺において相互に連 続する内シートと、前記外シートの上辺から延長形成されて前記内シートの上端 部近傍域を開放自在に被覆する覆片とからなるファイル』において、前記覆片が 不用意に開放して前記外シートと前記内シートとの間に挟持収容された書類等の 内容物が脱落する不都合を防止することを第1の課題とし、これに加えて、前記 内容物を出し入れし易くすることを第2の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために講じた本考案の解決手段は『前記覆片と前記内 シートの対向する位置に、両者が着脱自在に係止可能な係止手段を設けた』こと である。 上記解決手段はつぎのように作用する。
【0008】 外シートと内シートと覆片の寸法関係が従来のこの種ファイルと同程度の寸法 関係に設定されていても、前記覆片を前記内シートに前記係止手段によって係止 させておけば、前記内シートの上方は覆片によって閉塞された状態が維持される こととなり、不用意に開放することはない。前記係止手段による係止を解除すれ ば前記覆片は開放自在となり、従来のファイルの場合と同様、内シートの上辺で 覆片を押し上げながら前記内シートと覆片とを同時に開放することができる。
【0009】 前記係止手段としては、覆片の不用意な開放を防止するストッパーの機能を発 揮するものであれば良い。具体的には、『前記覆片の自由端辺近傍に略逆V字状 の切り込みを設けて、前記切り込みによって囲まれる範囲を係止片とし、前記内 シートにおける前記係止片の基端部に対応する位置に、前記係止片が挿入可能な 係止孔を形成したこと』を特徴とする手段によって達成できる。
【0010】 このものでは、前記覆片の所定位置を略逆V字状に打ち抜くことによって、前 記覆片内に上に凸の切り込みが形成され、この切り込みによって囲まれる略三角 形を係止片としたもので、覆片と外シートとの間に内シートが挟まれるように前 記覆片を前記内シート上に重ね、前記係止片の上端を、前記内シートに形成した 係止孔に上方に向かって差し込む。これにより、前記覆片は内シートに抜止め状 態に係止されることとなり、不用意に開放することはない。
【0011】 前記覆片を先端側から強制的に捲り上げれば、前記係止片は前記係止孔から容 易に脱出させられ、前記覆片は開放自在となる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。 前記外シートと内シートとの間に比較的嵩高い書類等を収容したり、ファイル を逆さに持った場合でも、前記覆片は前記内シートに係止されて不用意に開放す ることがないので、前記書類等が不用意に落下する不都合がない。よって、ファ イルの上下を気にすることなく、安心してファイルを携帯することができる。又 、外シート、内シート、及び覆片の寸法関係は従来のままのものが採用可能であ るので、従来のファイルの場合と同様、内シートと覆片とを同時に開放させて、 前記内シートと外シートの間に書類等の内容物を容易に出し入れすることができ る。
【0013】 [その他] a項 上記考案の構成のファイルにおいて、『前記内シートの上辺が、前記覆片の基 端辺と前記自由端辺との中間位置か又はそれよりも下方に位置する程度に、前記 内シートの縦方向の長さを、前記外シートのそれよりも短く設定した』ものでは 、前記内シートの上端近傍部分は前記覆い片の下半分のみで押えられる態様とな る。前記内シートをその内側辺から捲ると、前記覆片は前記内シートの上辺によ って湾曲されつつ、前記内シートへの重なりを解除していくことができるから、 内シートはさらに容易に開放させることができ、内シートと外シート間への前記 内容物の出し入れをさらに容易に且スピーディに行えることとなる。尚、覆片の 前記下半分の部分を、それが対応する前記内シートの部分に係止可能としておけ ば、前記覆片における前記内シートを押える範囲が少なくても、前記覆片が不用 意に開放することがなく、上記請求項1と同様の効果が得られることとなる。
【0014】 この考案のものでは、内シートが外シートよりも縦方向に短く構成されている ため、これに収容する書類等が前記内シートよりも上方に突出する場合もあるが 、この場合でも、前記突出部分には覆片が被覆する態様となるから、収容時にお いて何ら不都合は生じない。 b項 前記a項において、『前記内シートにおける前記折り曲げ線側の上端コーナ部 を、大きな円弧状に形成した』ものでは、内シートを開放させる際に、前記内シ ートの上辺の中心よりも折り曲げ線側の部分の前記覆片への引っ掛かりが少なく なる。よって、内シートの開放する開放作業の前半段階における作業性が向上し 、内シートをより一層スムーズに捲り上げて開放することができ、内シートと外 シートとの間への前記内容物の出し入れがさらに容易になる。
【0015】 c項 前記b項において、『前記覆片の前記自由端辺を2つの傾斜辺により下に凸の 三角形状に形成し、前記外側辺に近い側の傾斜辺の傾斜角度を、前記折り曲げ線 に近い側の傾斜辺のそれよりも大きく設定した』ものでは、前記内シートを開放 させる際に、前記内シートの上辺の中心よりもファイルの外側辺側の部分の前記 覆片への引っ掛かりが少なくなる。よって、内シートの前記開放作業の後半段階 における作業性が向上し、前記内シートはより一層開放し易くなる。
【0016】 d項 前記各項の各々において、『前記内シートの外側下端近傍域に、下辺に平行な 第1切り込みと、外側辺に平行な第2切り込みを形成し、前記第1切り込みから 前記下辺までの距離、及び、前記第2切り込みから前記外側辺までの距離をそれ ぞれ名刺の長辺長さよりも短く設定した』ものでは、前記内容物と同時に名刺も 確実に支持した状態で収容することができる。具体的には、縦長の名刺であれば 前記第1切り込みから、前記内シートと外シートとの間に縦方向に差し入れれば 、前記第1切り込みとファイルの下辺とで支持されて縦長状態に収容することが できる。又、横長の名刺であれば、第2切り込みから前記内シートと外シートと の間に横方向に差し入れれば、前記第2切り込みとファイルの外側辺とで支持さ れる態様で横長状態に収容することができる。
【0017】 e項 上記各項の考案の構成のファイルは、具体的には、『前記外シートの大きさを A4サイズの紙葉類に対応する大きさとし、前記外シートの上辺から前記内シー トの上辺までの距離を約3cmに設定し、前記内シートの前記上端コーナ部を半 径約4cmの円の円弧とし、前記覆片の外側に位置する前記一方の傾斜辺の傾斜 角度を25度とし、さらに、前記第1切り込みから前記内シートの下辺までの距 離、及び、前記第2切り込みから前記内シートの外側辺までの距離をそれぞれ8 cmに設定するとともに各切り込みの長さを約6cmに設定したこと』を特徴と する手段によって達成できる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の実施の形態を、図示例と共に説明する。 本考案の実施の形態のファイルは、ポリプロピレン製の透明樹脂シートにより 形成されているもので、図1は、その見開き状態の説明図である。 折り曲げ線(11)を介して左右に連続する一対の外シート(1a)(1b)は、A4サイ ズの書類(4) に適用する大きさの縦長長方形状に形成されており、これを、折り 曲げ線(11)で二つ折りにした時に、内側となる面に、内シート(2a)(2b)が各々配 設されている。外シート(1a)(1b)の上辺から内シート(2a)(2b)の上辺までは、そ れぞれ約3cmの間隔が設けられており、外シート(1a)(1b)各々の上辺には覆片 (3a)(3b)が設けられており、図面において上辺に相当する基端辺から下辺に相当 する自由端辺との中間位置よりも下方に位置する部分で前記内シート(2a)(2b)の 前記上辺近傍を被覆する寸法関係に設定されている。
【0019】 内シート(2a)(2b)の横幅は、前記A4サイズの書類(4) の短辺長さよりも短く 設定されており、その外側辺及び下辺において、外シート(1a)(1b)の外側辺及び 下辺と相互に連続する構成となっている。これにより、内シート(2a)(2b)は、上 辺側及び折り曲げ線(11)側において開放する態様となる。尚、内シート(2a)(2b) の前記上辺と折り曲げ線(11)側の辺とが交差するコーナ部(21)は、半径4cmの 円の円弧によって円弧状に形成されている。
【0020】 前記覆片(3a)(3b)の、前記自由端辺は、2つの傾斜辺(31)(32)により、下に凸 の三角形状に形成されており、前記基端辺から前記自由端辺の先端部(33)までの 距離は約7cmに設定されている。又、折り曲げ線(11)側に位置する第1傾斜辺 (31)の傾斜角度は約10度、ファイルの外側辺(12)側に位置する第2傾斜辺(32) の傾斜角度は約25度に設定されている。
【0021】 前記先端部(33)の近傍域には、略逆V字状の切り込み部(34)が打ち抜きにより 形成されており、前記切り込み部(34)で囲まれる略三角形状の範囲が、係止片(3 5)となる。 覆片(3a)(3b)を内シート(2a)(2b)の上端部近傍域にそれぞれ被覆させた時に、 係止片(35)の基端部に対応する内シート(2a)(2b)の各位置には、前記係止片(35) の基端部の長さに略一致する長さの横長長孔からなる係止孔(20)が形成されてい る。
【0022】 又、一方の内シート(2a)には、ファイルの外側辺(12)寄りで且下辺から約8c m離れた位置に、前記約6cmの第1切り込み(22)が下辺に平行に形成されてお り、第1切り込み(22)の下方に位置し且前記外側辺から約8cm離れた位置に、 第1切り込み(22)と同じ長さの第2切り込み(23)が前記外側辺(12)に平行に形成 されている。
【0023】 図1における折り曲げ線(11)よりも右側の外シート(1b)、内シート(2b)、覆片 (3b)の関係は、係止片(35)と係止孔(20)とが係止されていない状態を図示したも ので、外シート(1b)、内シート(2b)、覆片(3b)の順に重なり合った関係となって いる。 この状態にある外シート(1b)と内シート(2b)との間に書類(4) 等の内容物を収 容するには、内シート(2b)の折り曲げ線(11)側の端縁(内側辺)を持ち上げて開 放させる。このとき、覆片(3b)は、その下半分で内シート(2b)の上端近傍域を押 えているだけであり、覆片(3b)の前記自由端辺のうち、第1傾斜辺(31)側は、前 記内シート(2b)の円弧状コーナ部(21)によって、前記覆片(3b)を湾曲させながら 容易に持ち上げることができるとともに、それに続く第2傾斜辺(32)は傾斜度合 いが大きいことから内シート(2b)の上辺の前記外側辺(12)側の部分との引っ掛か りが少ないため、覆片(3b)の内シート(2b)への重なりは容易に解除することがで きる。このように、内シート(2b)の上端近傍部分が覆片(3b)によって被覆されて いるにもかかわらず、内シート(2b)は容易に開放させることができる。この状態 で、外シート(1b)と内シート(2b)との間に書類(4) 等を挿入し、その後、覆片(3 b)を強制的に引き上げて内シート(2b)に被覆させる。
【0024】 この状態のままでは従来の覆片付きファイルと同様の収容態様である。本考案 の実施の形態の覆片(3a)(3b)には上記したように、略三角形状の係止片(35)が形 成され、内シート(2a)(2b)には係止孔(20)が形成されているから、図2に示すよ うに、前記係止片(35)の上端を係止孔(20)内に差し込めば、覆片(3a)(3b)を内シ ート(2a)(2b)に抜止め状態に係止することができ、覆片(3a)(3b)は不用意に開放 することがない。よって、外シート(1a)と内シート(2a)、又は外シート(1b)と内 シート(2b)との間に、嵩高い書類(4) や重量のある書籍等を収容し、折り曲げ線 (11)で二つ折りにした上で、ファイルの上下を逆さにして携帯したとしても、収 容した前記書類(4) や書籍等の内容物は、不用意に落下することがない。
【0025】 又、この状態においては、内シート(2a)(2b)は覆片(3a)(3b)によってしっかり と外シート(1a)(1b)側へ押さえ付けられる態様となるから、外シート(1a)(1b)と 内シート(2a)(2b)との間には、決まったサイズの書類以外に、伝票や領収書等サ イズの異なる紙葉類等も脱落させることなくまとめて収容することができる。 又、係止片(35)を係止孔(20)内に挿入して覆片(3a)(3b)を内シート(2a)(2b)に 係止させることにより、覆片(3a)と内シート(2a)、覆片(3b)と内シート(2b)とは それぞれ一体的に連続する態様となる。よって、両者を係止させた状態のまま、 内シート(2a)(2b)の前記内側辺を外シート(1a)(1b)から離反する方向に引き上げ ると、内シート(2a)(2b)と覆片(3a)(3b)との連続体は折り曲げ線(11)側に開放す ることとなり、この開放部から、内シート(2a)(2b)と外シート(1a)(1b)との間に 書類等の内容物を出し入れすることができる。この場合、前記内容物を出し入れ する際に内シート(2a)(2b)及び覆片(3a)(3b)を開放させる必要がないので、前記 内容物は迅速に出し入れすることができる。
【0026】 又、係止片(35)は係止孔(20)に挿入しているだけであるから、覆片(3a)(3b)の 先端部(33)を持ち上げれば、係止片(35)は係止孔(20)から容易に引き抜かれ、覆 片(3a)(3b)は開放自在となる。この状態で、内シート(2a)(2b)を上記したように 、大きく捲り上げて開放させれば、書類(4) 等の内容物を上方から出し入れする ことができる。
【0027】 尚、一方の内シート(2a)に形成した第1切り込み(22)及び第2切り込み(23)に は、名刺(41)を挿入することができ、縦長の名刺(41)であるならば、第1切り込 み(22)から下辺に向かって挿入すれば、名刺(41)は縦長状態収容することができ 、横長の名刺(41)であるならば、第2切り込み(23)から、ファイルの外側辺(12) に向かって挿入すれば、図1の二点鎖線に示すように、名刺(41)は横長状態に収 容することができる。
【0028】 外シート(1a)(1b)は、上記した大きさに形成されており、内シート(2a)(2b)は 上方と折り曲げ線(11)に開放する態様に設けられているから、外シート(1a)(1b) を見開き状態とすれば、A3サイズの書類も収容可能であることは言うまでもな い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施の形態のファイルの見開き状態の説
明図。
【図2】覆片の係止片を内シートの係止孔に差し込んだ
状態を示す図1のX−X断面図。
【図3】従来の覆片付きファイルの見開き状態の説明
図。
【符号の説明】
(1a)(1b)・・・・外シート (2a)(2b)・・・・内シート (3a)(3b)・・・・覆片 (11)・・・・・・折り曲げ線 (35)・・・・・・係止片 (20)・・・・・・係止孔 (尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。)

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り曲げ線を介して左右に連続する一対
    の縦長長方形状の外シートと、 前記外シートに重なり且前記外シートと外側辺及び下辺
    において相互に連続する内シートと、 前記外シートの上辺から延長形成されて前記内シートの
    上端部近傍域を開放自在に被覆する覆片とからなるファ
    イルにおいて、 前記覆片と前記内シートの対向する位置に、両者が着脱
    自在に係止可能な係止手段を設けたことを特徴とするフ
    ァイル。
  2. 【請求項2】 前記覆片の自由端辺近傍に略逆V字状の
    切り込みを設けて、前記切り込みによって囲まれる範囲
    を係止片とし、前記内シートにおける前記係止片の基端
    部に対応する位置に、前記係止片が挿入可能な係止孔を
    形成したことを特徴とする請求項1記載のファイル。
  3. 【請求項3】 前記内シートの上辺が、前記覆片の基端
    辺と前記自由端辺との中間位置か又はそれよりも下方に
    位置する程度に、前記内シートの縦方向の長さを、前記
    外シートのそれよりも短く設定した請求項1又は2に記
    載のファイル。
  4. 【請求項4】 前記内シートにおける前記折り曲げ線側
    の上端コーナ部を、大きな円弧状に形成した請求項1か
    ら3のいずれかに記載のファイル。
  5. 【請求項5】 前記覆片の前記自由端辺を2つの傾斜辺
    により下に凸の三角形状に形成し、前記外側辺に近い側
    の傾斜辺の傾斜角度を、前記折り曲げ線に近い側の傾斜
    辺のそれよりも大きく設定した請求項1から4のいずれ
    かに記載のファイル。
  6. 【請求項6】 前記内シートの外側下端近傍域に、下辺
    に平行な第1切り込みと、外側辺に平行な第2切り込み
    を形成し、前記第1切り込みから前記下辺までの距離、
    及び、前記第2切り込みから前記外側辺までの距離をそ
    れぞれ名刺の長辺長さよりも短く設定したことを特徴と
    する請求項1から5のいずれかに記載のファイル。
  7. 【請求項7】 前記外シートの大きさをA4サイズの紙
    葉類に対応する大きさとし、前記外シートの上辺から前
    記内シートの上辺までの距離を約3cmに設定し、前記
    内シートの前記上端コーナ部を半径約4cmの円の円弧
    とし、前記覆片の外側に位置する前記一方の傾斜辺の傾
    斜角度を25度とし、さらに、前記第1切り込みから前
    記内シートの下辺までの距離、及び、前記第2切り込み
    から前記内シートの外側辺までの距離をそれぞれ8cm
    に設定するとともに各切り込みの長さを約6cmに設定
    したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載
    のファイル。
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