JPH063782Y2 - 箱 - Google Patents
箱Info
- Publication number
- JPH063782Y2 JPH063782Y2 JP1987079689U JP7968987U JPH063782Y2 JP H063782 Y2 JPH063782 Y2 JP H063782Y2 JP 1987079689 U JP1987079689 U JP 1987079689U JP 7968987 U JP7968987 U JP 7968987U JP H063782 Y2 JPH063782 Y2 JP H063782Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- fold line
- lid
- upper edge
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cartons (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、両側板上の上側板を内方にやや傾斜させ、蓋
板が上記上側板の上縁に圧接するように前板に係止して
なる美感を呈する箱に関するものである。
板が上記上側板の上縁に圧接するように前板に係止して
なる美感を呈する箱に関するものである。
上述の如き両側板上に円弧状の上縁をもつ上側板が内方
にやや傾斜して立上り、カマボコ屋根状の蓋板を上記上
側板の上縁に密接押圧しながら前板に係止してなる箱は
第4図の斜視図に示すように既に公知のものである。ま
た第5図はその平面展開図である。図において1は前
板、2は側板、3は円弧状の上縁部を持つ上側板であ
り、4は背板5から延長したカマボコ屋根状の蓋板であ
り、前板1の中央の差込みスリット1aに係止フラップ
4aが係止するようにしたものである。
にやや傾斜して立上り、カマボコ屋根状の蓋板を上記上
側板の上縁に密接押圧しながら前板に係止してなる箱は
第4図の斜視図に示すように既に公知のものである。ま
た第5図はその平面展開図である。図において1は前
板、2は側板、3は円弧状の上縁部を持つ上側板であ
り、4は背板5から延長したカマボコ屋根状の蓋板であ
り、前板1の中央の差込みスリット1aに係止フラップ
4aが係止するようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕 上記の箱において、円弧状の上側板3は内方にやや傾斜
している点が美感を与えるポイントの一つとなっている
が、側板2の上縁に位置する円弧状の折線3a部分を外
から押す、あるいは輸送中に内容物が上側板を内方から
押すことによって、上側板3が垂直に立上って上記の美
感を与えることができなくなり、かつ蓋板を上方に押し
上げることになるので蓋板4と前板1との間の係止が外
れることが往々にしてある。また上側板3の上部が内方
に入り込みすぎると蓋板が落込み易くなる欠点がある。
なお、6は底形成部、7は貼着片である。
している点が美感を与えるポイントの一つとなっている
が、側板2の上縁に位置する円弧状の折線3a部分を外
から押す、あるいは輸送中に内容物が上側板を内方から
押すことによって、上側板3が垂直に立上って上記の美
感を与えることができなくなり、かつ蓋板を上方に押し
上げることになるので蓋板4と前板1との間の係止が外
れることが往々にしてある。また上側板3の上部が内方
に入り込みすぎると蓋板が落込み易くなる欠点がある。
なお、6は底形成部、7は貼着片である。
本考案は上述の問題点を解決するものである。すなわ
ち、紙箱の側板(2)上縁の折線(3a)を介して上側
板(3)が連設され、かつこの上側板(3)を内方にや
や傾斜させ、その上縁に圧接するように背板(5)から
蓋板(4)が伸びて前板(1)上に重なって係止できる
箱において、上記上側板(3)それぞれの前板(1)側
上縁端部に折線を介して立上がる三角形状の連結板
(9)が、前板(1)の上縁端部に折線を介して立上が
る三角形状の支持板(8)に折線を介して連続し、上記
上側板(3)それぞれの蓋板(4)側上縁端部に折線を
介して立上がる三角形状の連結板(9′)が、蓋板
(4)側縁の基部に折線を介して連続することを特徴と
する箱とするものである。
ち、紙箱の側板(2)上縁の折線(3a)を介して上側
板(3)が連設され、かつこの上側板(3)を内方にや
や傾斜させ、その上縁に圧接するように背板(5)から
蓋板(4)が伸びて前板(1)上に重なって係止できる
箱において、上記上側板(3)それぞれの前板(1)側
上縁端部に折線を介して立上がる三角形状の連結板
(9)が、前板(1)の上縁端部に折線を介して立上が
る三角形状の支持板(8)に折線を介して連続し、上記
上側板(3)それぞれの蓋板(4)側上縁端部に折線を
介して立上がる三角形状の連結板(9′)が、蓋板
(4)側縁の基部に折線を介して連続することを特徴と
する箱とするものである。
本考案は上述のように、上側板それぞれの前板側上縁端
部から折線を介して立上がる三角形状の連結板が、前板
の上縁端部から折線を介して立上がる三角形状の支持板
に折線を介して連続し、上側板それぞれの蓋板側上縁端
部から折線を介して立上がる三角形状の連結板が、蓋板
側縁の基部に折線を介して連続しているので、上側板を
やや内方に傾斜して立てて蓋板を前板に係止すると、こ
の一体となった三角形状の連結板と支持板はその連接部
となる折線が外方に山折りされ上側板両側端部を二つ折
り状態で押圧し、他の一対の連結板も蓋板側縁基部で上
側板端部上縁を押圧するので、上記上側板は、内方への
傾斜をしっかりと維持することができ、上側板の折線部
は外圧によっては、簡単には内方には押されず、従って
この上側板は垂直に立ったり、内方に傾斜しすぎて蓋板
が落込んだりして美感を損することがない。
部から折線を介して立上がる三角形状の連結板が、前板
の上縁端部から折線を介して立上がる三角形状の支持板
に折線を介して連続し、上側板それぞれの蓋板側上縁端
部から折線を介して立上がる三角形状の連結板が、蓋板
側縁の基部に折線を介して連続しているので、上側板を
やや内方に傾斜して立てて蓋板を前板に係止すると、こ
の一体となった三角形状の連結板と支持板はその連接部
となる折線が外方に山折りされ上側板両側端部を二つ折
り状態で押圧し、他の一対の連結板も蓋板側縁基部で上
側板端部上縁を押圧するので、上記上側板は、内方への
傾斜をしっかりと維持することができ、上側板の折線部
は外圧によっては、簡単には内方には押されず、従って
この上側板は垂直に立ったり、内方に傾斜しすぎて蓋板
が落込んだりして美感を損することがない。
本考案を以下、図示の実施例によって説明する。
第1図は本考案の箱の開蓋時の斜視図、第2図はその平
面展開図である。また第3図は本考案の箱の閉蓋時の斜
視図である。従来例の図面の符号は本考案における図面
においても適用される。すなわち1は前板、2は側板、
3は上下円弧状の上側板で、やや内方に傾斜して立上
る。3aは凹んだ円弧状の折線である。4は蓋板、4a
は係止フラップ、5は背板で、6は底形成部で常法によ
り組立てられ、7は貼着片である。前板1の上縁両端部
と上記円弧状の上側板3の端部上縁にそれぞれ三角形状
の支持板8と連結板9を立て、前板1の側縁上に延びる
折線10を介し、一体として立上らせ、また他の一対の
三角形状の連結板9′は円弧状の上側板の他の一端上縁
に折線を介して設け、蓋板4の側縁基部に折線を介して
連続させる。これを組立てると第3図の斜視図のように
なり開蓋すると第1図のようになる。
面展開図である。また第3図は本考案の箱の閉蓋時の斜
視図である。従来例の図面の符号は本考案における図面
においても適用される。すなわち1は前板、2は側板、
3は上下円弧状の上側板で、やや内方に傾斜して立上
る。3aは凹んだ円弧状の折線である。4は蓋板、4a
は係止フラップ、5は背板で、6は底形成部で常法によ
り組立てられ、7は貼着片である。前板1の上縁両端部
と上記円弧状の上側板3の端部上縁にそれぞれ三角形状
の支持板8と連結板9を立て、前板1の側縁上に延びる
折線10を介し、一体として立上らせ、また他の一対の
三角形状の連結板9′は円弧状の上側板の他の一端上縁
に折線を介して設け、蓋板4の側縁基部に折線を介して
連続させる。これを組立てると第3図の斜視図のように
なり開蓋すると第1図のようになる。
一実施例は上述の構成となっているが、従来例と比較す
ればわかるように、この種の箱において、側板2の上縁
の凹陥円弧状の折線3aと、上に膨んだ円弧状の上縁と
によって形成される円弧状の上側板3は両側板2の上で
内方にやや傾斜して立上っている点が優美な感じを与え
るポイントとなっているが、第1図及び第2図から明ら
かなように本考案のものは上記三角形状の支持板8が前
板1の上縁両端部にあり、円弧状の上側板3の端縁部上
に設けた連結板9とが前板1の側縁上に伸び折線10を
介して一体となって立上っているので、この折線10を
外にして山折りして一方、上側板3の上縁端部と、蓋板
4の側縁基部間に設けた連結板9′があるので、円弧状
の上側板3を内方にやや傾斜させて立てて蓋板4の係止
フラップ4aを前板1の差込みスリット1aに係止する
と、蓋板4は円弧状上側板3,3の上縁に圧接する。こ
の状態では折込み三角形状の支持板8と連結板9が中央
の立上り折線10を外方に山折りして重なった形で円弧
状の上側板3の下端縁部は蓋板4の内面で強く押圧され
ているので、この円弧状の上側板3はその内方への所定
傾斜をしっかりと維持し、折線3aを外方から押して
も、垂直に立上ってしまうことがなく、また蓋板4が落
込むこともないのでその優美さを保つことができる。従
ってこの円弧状の上側板3,3は垂直に立って蓋板4が
上方に持上り、その係止フラップ4aが前板1の差込み
スリット1aから抜けることもなくなる。また円弧状の
上側板が内方に傾斜すぎたり倒れたりすることによる蓋
板4の落込みもなくなる。
ればわかるように、この種の箱において、側板2の上縁
の凹陥円弧状の折線3aと、上に膨んだ円弧状の上縁と
によって形成される円弧状の上側板3は両側板2の上で
内方にやや傾斜して立上っている点が優美な感じを与え
るポイントとなっているが、第1図及び第2図から明ら
かなように本考案のものは上記三角形状の支持板8が前
板1の上縁両端部にあり、円弧状の上側板3の端縁部上
に設けた連結板9とが前板1の側縁上に伸び折線10を
介して一体となって立上っているので、この折線10を
外にして山折りして一方、上側板3の上縁端部と、蓋板
4の側縁基部間に設けた連結板9′があるので、円弧状
の上側板3を内方にやや傾斜させて立てて蓋板4の係止
フラップ4aを前板1の差込みスリット1aに係止する
と、蓋板4は円弧状上側板3,3の上縁に圧接する。こ
の状態では折込み三角形状の支持板8と連結板9が中央
の立上り折線10を外方に山折りして重なった形で円弧
状の上側板3の下端縁部は蓋板4の内面で強く押圧され
ているので、この円弧状の上側板3はその内方への所定
傾斜をしっかりと維持し、折線3aを外方から押して
も、垂直に立上ってしまうことがなく、また蓋板4が落
込むこともないのでその優美さを保つことができる。従
ってこの円弧状の上側板3,3は垂直に立って蓋板4が
上方に持上り、その係止フラップ4aが前板1の差込み
スリット1aから抜けることもなくなる。また円弧状の
上側板が内方に傾斜すぎたり倒れたりすることによる蓋
板4の落込みもなくなる。
なお、上側板3が方形の場合でもこの技術的思想は適応
できるものである。
できるものである。
本考案は、上述のように側板上にある上側板が内方への
傾斜状態から外圧によって垂直に立上らないように、ま
た傾斜が内方に過ぎて蓋が落ちこまないように適度な傾
斜による美感をしっかりと維持し、かつ前板に係止した
係止フラップが抜けないようにし、かつ、上側板の過度
の内方への傾斜や倒れ込みを防いで蓋板が落ち込まない
ようにして独得の美感を維持せしめるようになるなど、
実用性にすぐれた効果を奏するものである。
傾斜状態から外圧によって垂直に立上らないように、ま
た傾斜が内方に過ぎて蓋が落ちこまないように適度な傾
斜による美感をしっかりと維持し、かつ前板に係止した
係止フラップが抜けないようにし、かつ、上側板の過度
の内方への傾斜や倒れ込みを防いで蓋板が落ち込まない
ようにして独得の美感を維持せしめるようになるなど、
実用性にすぐれた効果を奏するものである。
第1図は本考案の箱の開蓋時の斜視図、第2図は同じく
その平面展開図、第3図は同じくその閉蓋時の斜視図、
第4図は従来例の箱の閉蓋時の斜視図、第5図は同じく
その平面展開図、第6図は従来例の開蓋時の要部説明図
である。 1…前板、1a…差込みスリット、 2…側板、 3…上側板、 3a…折線、 4…蓋板、4a…係止フラップ、 5…背板、6…底形成部、 7…貼着片、8…支持板、 9,9′…連結板、10…折線。
その平面展開図、第3図は同じくその閉蓋時の斜視図、
第4図は従来例の箱の閉蓋時の斜視図、第5図は同じく
その平面展開図、第6図は従来例の開蓋時の要部説明図
である。 1…前板、1a…差込みスリット、 2…側板、 3…上側板、 3a…折線、 4…蓋板、4a…係止フラップ、 5…背板、6…底形成部、 7…貼着片、8…支持板、 9,9′…連結板、10…折線。
Claims (1)
- 【請求項1】紙箱の側板(2)上縁の折線(3a)を介
して上側板(3)が連設され、かつこの上側板(3)を
内方にやや傾斜させ、その上縁に圧接するように背板
(5)から蓋板(4)が伸びて前板(1)上に重なって
係止できる箱において、 上記上側板(3)それぞれの前板(1)側上縁端部に折
線を介して立上がる三角形状の連結板(9)が、前板
(1)の上縁端部に折線を介して立上がる三角形状の支
持板(8)に折線を介して連続し、 上記上側板(3)それぞれの蓋板(4)側上縁端部に折
線を介して立上がる三角形状の連結板(9′)が、蓋板
(4)側縁の基部に折線を介して連続することを特徴と
する箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987079689U JPH063782Y2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987079689U JPH063782Y2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63190020U JPS63190020U (ja) | 1988-12-07 |
JPH063782Y2 true JPH063782Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=30929791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987079689U Expired - Lifetime JPH063782Y2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063782Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4806284B2 (ja) * | 2006-04-17 | 2011-11-02 | 株式会社良品計画 | 包装用箱 |
WO2014016964A1 (ja) * | 2012-07-27 | 2014-01-30 | 日本たばこ産業株式会社 | タングリッド型パッケージ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58180106U (ja) * | 1982-05-26 | 1983-12-01 | 福島 成次 | 組立箱用原板 |
JPS6119506U (ja) * | 1984-07-09 | 1986-02-04 | 和則 石井 | 紙箱 |
-
1987
- 1987-05-26 JP JP1987079689U patent/JPH063782Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63190020U (ja) | 1988-12-07 |
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