JP3050686B2 - 配線器具 - Google Patents

配線器具

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JP3050686B2
JP3050686B2 JP4067761A JP6776192A JP3050686B2 JP 3050686 B2 JP3050686 B2 JP 3050686B2 JP 4067761 A JP4067761 A JP 4067761A JP 6776192 A JP6776192 A JP 6776192A JP 3050686 B2 JP3050686 B2 JP 3050686B2
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秀樹 横山
裕康 小林
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、造営面にスイッチやコ
ンセント等の器具を配設する配線器具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】造営面に穿設する穴を角形から丸形にす
ることで、穴明け作業が容易になることから、最近、丸
配線器具が提案されている。この種の丸型配線器
具にあっては、略中央に開口部を有し造営面に固定され
る丸型のプレート枠と、プレート枠の開口部内にはめ込
まれてプレート枠に着脱自在に装着される中枠と、中枠
内にはめ込まれて中枠に着脱自在に装着されるスイッチ
と、プレート枠の前面を覆う化粧枠等で構成されてい
る。また中枠9にスイッチ14を取り付けるとき、図1
1に示すように中枠の相対向する側片12に夫々係止穴
13を設けると共に中枠9内に配置したスイッチ14の
両端から突設した係止突起15を係止穴13に挿入係止
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
にあっては、図11に示すようにプレート枠1の開口部
2の内面と中枠9の一方の側片12との間に隙間Sがあ
り、スイッチ14のハンドルを押したりしてスイッチ1
4に力を加えた場合、上記隙間Sにて側片12が図11
に示すように外方に広がるように撓み変形し、係止突起
15と係止穴13との係止が外れてスイッチ14が外れ
るという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは中枠が外力にて
外方に広がるように撓み変形するのを防止してスイッチ
やコンセント等の器具が外れるのを確実に防止できる
線器具を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明配線器具は、略中央に開口部2を有し造営面に固
定されるプレート枠1と、プレート枠1の開口部2内に
はめ込まれてプレート枠1に着脱自在に装着される中枠
9と、中枠9内にはめ込まれて中枠9に着脱自在に装着
されるスイッチ14やコンセント等の器具を備えた配線
器具であって、中枠9の相対向する側片12に夫々係止
穴13を設けると共に中枠9内に配置した上記器具の両
端から突設した係止突起15を係止穴13に挿入係止
し、中枠9とプレート枠1との間の隙間Sにより中枠9
の側片12が外方に撓み変形するのを防止するための撓
み変形防止突起Aを中枠9の側片12の外面乃至プレー
ト枠1の開口部2の内面のうち一方から突設すると共に
撓み変形防止突起Aの先端を他方に当接して成ることを
特徴とする。 また略中央に開口部2を有し造営面に固定
される丸型のプレート枠1と、プレート枠1の開口部2
内にはめ込まれてプレート枠1に着脱自在に装着される
中枠9と、中枠9内にはめ込まれて中枠9に着脱自在に
装着されるスイッチ14やコンセント等の器具を備えた
丸型の配線器具であって、中枠9の相対向する側片12
に夫々係止穴13を設けると共に中枠9内に配置した上
記器具の両端から突設した係止突起15を係止穴13に
挿入係止し、中枠9とプレート枠1との間の隙間Sによ
り中枠9の側片12が外方に撓み変形するのを防止する
ための撓み変形防止突起Aを中枠9の側片12の外面乃
至プレート枠1の開口部2の内面のうち一方から突設す
ると共に撓み変形防止突起Aの先端を他方に当接して成
ることを特徴とすることも好ましい
【0006】
【作用】上記構成によれば、中枠9とプレート枠1との
間に隙間Sがあって、器具に外力が加わったとき中枠9
の側片12が外方に広がる力を受けても、撓み変形防止
突起Aにて中枠9が外方に広がるように撓み変形するこ
となく、器具が脱落するのを防止できる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例の全体を示す分解斜
視図である。造営面の前面に配設されるプレート枠1は
図3に示すように丸型に形成されており、略中央に開口
部2を形成してある。プレート枠1の背面の両側には断
面コ字状の脚3が一体に突設されており、造営面に穿設
した円形の穴に脚3を挿通するようになっている。
【0008】合成樹脂製のネジ止め4を基部に装着した
ネジ5がプレート枠1の挿通孔6及び脚3内に挿通さ
れ、脚3の下端に配置した挟み金具7に上記ネジ5の先
端を螺合してある。そしてネジ5を締め付けることで、
プレート枠1の背面周囲と外方に突出するように回動し
た挟み金具7とで造営材を挟持してプレート枠1が造営
材に取り付けられる。またプレート枠1の両側には造営
面に直接ねじ止めするためのネジ穴8が穿孔してある。
【0009】プレート枠1の開口部2内に着脱自在に装
着される中枠9の4隅には図4に示すように係止爪10
が一体に形成され、プレート枠1の開口部2の内側には
係止凹所11が形成されており、プレート枠1の開口部
2内に中枠9を配置し、係止爪10を係止凹所11に挿
入係止することにより、プレート枠1に中枠9を着脱自
在に取り付けてある。
【0010】中枠4内にはスイッチ14が配設されるも
のであり、スイッチ14の両側に突設した一対の係止突
起15を中枠4の係止穴13に挿入係止することで、ス
イッチ14が中枠9に着脱自在に装着されるようになっ
ている。尚、中枠9はスイッチ14が2個装着できる大
きさであるが、本実施例の場合、スイッチ14を1個装
着するようにしている。この場合、中枠9の内側の2つ
の係止穴13にスイッチ14の係止突起15を係止す
る。
【0011】尚、中枠9はピアノ操作式の押釦スイッチ
のようなスイッチ14の場合に使用されるものであり、
係止穴13は両側に2組穿設されていて、スイッチ14
が2個装着できるようになっている。スイッチ14を2
個装着する場合と、1個装着する場合とで中枠9を共用
するため、ピッチ合わせのため、内側の係止穴13を外
側のものより長く形成している。
【0012】また、中枠9の一方の側片12の長手方向
の中央の外面より撓み変形防止突起Aを突設してある。
そしてプレート枠1の開口部2内に図2に示すように中
枠9をはめ込んで取り付けたとき、撓み変形防止突起A
がプレート枠1の内面に当接するようになっている。こ
れにより、スイッチ14のハンドル22を押したりして
外力を加え、側片12が外方に広がろうとする図2の矢
印のような力を受けても、撓み変形防止突起Aにて変形
を防止できる。これにより中枠9が広がって係止穴13
と係止突起15の係止が外れてスイッチ14が外れるこ
とがない。つまり、中枠9の側片12とプレート枠1の
内面との間に隙間があっても撓み変形防止突起Aで突っ
張って中枠9の撓み変形を防止できる。
【0013】尚、本実施例の場合撓み変形防止突起Aを
中枠9の側片12に設けたが、プレート枠1側に撓み変
形防止突起Aを突設して、撓み変形防止突起Aの先端を
中枠9の外面に当接するようにしても同様の効果があ
る。プレート枠1の前面には図5に示すような金属製の
耐火パネル16が装着されるようになっており、中央に
はスイッチ14を露出させる穴17が穿孔されている。
また耐火プレート16の周囲には上記ネジ5を逃げるた
めの円形の穴18と、ネジ穴8に螺合したネジを逃げる
ための半円形の穴19とが形成されている。耐火パネル
16の周縁の4ケ所に、プレート枠1の孔20に挿入係
止する爪21が形成してある。
【0014】スイッチ14の上面に着脱自在に装着され
る操作用のハンドル22は円盤状に形成されており、ハ
ンドル22の一端側には指先で押し操作するための操作
用目印23が形成され、ハンドル22の他端側には表示
窓24が形成されている。スイッチ14の上面には点灯
表示させるための表示部25が設けられ、この表示の光
を集光して表示窓24に伝えるレンズ26がハンドル2
2の下面に取り付けられている。
【0015】ハンドル22よりやや大きい開口部27を
内側に穿設した化粧枠28は、丸型枠状に形成されてい
て、図7に示すように、裏面に係止爪29が一体に形成
されている。この係止爪29はプレート枠1に穿孔した
係止凹所30に挿入係止することで、化粧枠28が着脱
自在に装着されるようになっている。また、化粧枠28
の背面を示す図7のように、化粧枠28の背面の周囲に
はプレート枠1との嵌合時のガイド用のリブ31が形成
され、また、開口部27に沿って内部隠し用のリブ32
が一体に形成されている。
【0016】尚、組み立ては、スイッチ14を中枠9に
装着し、中枠9をプレート枠1に装着する手順でスイッ
チ14をプレート枠1に固定することができる。ところ
で、スイッチ14は図8に示すような構造になってい
る。すなわち、ハンドル22により押し操作されて上下
方向に移動可能な押釦33と、この押釦33を上方へ付
勢するバネ34と、バネ34により付勢されて押釦33
の下面に横方向に移動自在に装着されているスライダー
35と、スライダー35の下方への移動により反転する
反転ハンドル36等で構成されている。
【0017】ここで、スライダー35が下動すると、反
転ハンドル36の係合突起37が付勢されて反転ハンド
ル36を回転させると共に、該反転ハンドル36の回転
により係合突起37がスライダー35の係合部を押し
て、スライダー35を横方向に移動させる。反転ハンド
ル36が回転して行き反転すると、コイルスプリング3
9で連結されている開閉板40が反転し、接点を切り換
えるようになっている。
【0018】次に、ハンドル22の装着構造及び操作に
ついて説明する。図8〜図10において、ハンドル22
の下面の一端側に器具操作時の弾性を有する支点リブ4
1が一対垂設され、他端側には操作復帰時の弾性を有す
るストッパーリブ42が一対垂設されている。また、ス
トッパーリブ42の外側には操作時のストッパーとなる
リブ43が形成され、ハンドル22の下面の中央部には
スイッチ14の押釦33の突部45を押接する作用点リ
ブ44が一体に突設してある。
【0019】スイッチ14の上面の一端にはハンドル2
2の支点リブ41が挿入されて支持される凹所46が形
成され、また他端側にはストッパーリブ42が挿入され
る凹部47が形成されている。ここで、ハンドル22は
ストッパーリブ42の縁部42aが内隅部に係止して、
ハンドル22の抜け止めを行っている。ハンドル22の
操作用目印23を指先で押すと、図8及び図10に示す
ように、支点リブ41を支点として回動し、作用点リブ
44がスイッチ14の押釦33の突部45を押接して、
スイッチ14を上述のように開閉する。また、ハンドル
22の押し操作を止めると、ハンドル22が復帰し、接
点はその状態を保持する。ハンドル22を再度押し操作
すると、押釦33を押接して接点を反転復帰させる。
【0020】また耐火パネル16は図5に示すように耐
火パネル16の外周部の4ケ所に爪21を折曲して形成
し、該爪21の外側面がわに爪部54を切り起こして形
成している。従って、耐火パネル16をプレート枠1の
前面に装着して爪21を孔20に挿入したときに爪部5
4が孔20の内側面に係止することで、耐火パネル16
をプレート枠1に確実に固定することができる。
【0021】また、耐火パネル16の外周部分には、化
粧枠28の係止爪29を挿通させる逃がし用として角穴
状の穴51が4ケ所に形成してある。従って、耐火パネ
ル16が邪魔することなく、化粧枠28をプレート枠1
に固定することができる。更に、耐火パネルの中央には
前述のように角穴状の穴17が穿設してあり、スイッチ
14の前面を穴17から露出させて操作しやすいように
してある。また、穴17の形状は用いられる器具の形状
に合わせて加工することができる。
【0022】またネジ5を挿通させる穴18の大きさ
は、ネジ5の頭より大きく、そのため耐火パネル16単
品が脱落するおそれがある。そこで穴18の内縁の両側
より内方に向かって凸部52を突設している。凸部52
間の寸法は、ネジ5の頭より小さくしているため、凸部
52にネジ5の頭が引っ掛かって耐火パネル16単品の
脱落を防止することができる。
【0023】一方、造営面にプレート枠1を直付けする
場合に、ネジを挿通させる耐火パネル16の穴19に
も、上記と同様な凸部53を形成している。この場合も
耐火パネル16単品の脱落を防ぐことができる。また耐
火パネル16の穴19には舌状の凸部53が形成されて
おり、造営面にネジにてプレート枠1を直付けした場
合、凸部53にてネジの頭を受けて、耐火パネル16ご
とプレート枠1を造営面に取り付けることができるよう
になっている。従って、火災発生時に化粧枠28などの
合成樹脂の成形品部分等が燃えてしまっても、耐火パネ
ル16はネジにて造営面に固定されているため、造営面
の器具取り付け穴が露出せず、炎の延焼を防ぐことがき
る。
【0024】尚、上記実施例では器具としてスイッチ1
4を取り付けるものについて述べたが、器具としてコン
セントを取り付ける場合も同様の構造で実施できる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述のように中枠とプレート枠
との間の隙間により中枠の側片が外方に撓み変形するの
を防止するための撓み変形防止突起を中枠の側片の外面
乃至プレート枠の開口部の内面のうち一方から突設する
と共に撓み変形防止突起の先端を他方に当接してあるの
で、中枠とプレート枠との間に隙間があって、器具に外
力が加わったとき中枠の側片が外方に広がる力を受けて
も、撓み変形防止突起にて中枠が外方に広がるように撓
み変形することなく、器具の係止突起が中枠の係止穴か
ら外れることを防止して器具が脱落するのを防止できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同上の要部を示す一部切欠平面図である。
【図3】同上のプレート枠と挟み金具を拡大した斜視図
である。
【図4】同上の中枠とスイッチを拡大した斜視図であ
る。
【図5】同上の耐火パネルとネジを拡大した斜視図であ
る。
【図6】同上の化粧枠とハンドルを拡大した斜視図であ
る。
【図7】同上の化粧枠の背面図である。
【図8】同上のスイッチの断面図である。
【図9】同上のハンドルの断面図である。
【図10】同上の全体の組み立て状態の断面図である。
【図11】従来例を説明する一部切欠平面図である。
【符号の説明】
1 プレート枠 2 開口部 9 中枠 12 側片 13 係止穴 14 スイッチ 15 係止突起 A 撓み変形防止突起 S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−103113(JP,A) 特開 昭54−110493(JP,A) 実開 平3−54312(JP,U) 実開 平1−127319(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/02 H01H 23/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略中央に開口部を有し造営面に固定され
    るプレート枠と、プレート枠の開口部内にはめ込まれて
    プレート枠に着脱自在に装着される中枠と、中枠内には
    め込まれて中枠に着脱自在に装着されるスイッチやコン
    セント等の器具を備えた配線器具であって、中枠の相対
    向する側片に夫々係止穴を設けると共に中枠内に配置し
    た上記器具の両端から突設した係止突起を係止穴に挿入
    係止し、中枠とプレート枠との間の隙間により中枠の側
    片が外方に撓み変形するのを防止するための撓み変形防
    止突起を中枠の側片の外面乃至プレート枠の開口部の内
    面のうち一方から突設すると共に撓み変形防止突起の先
    端を他方に当接して成ることを特徴とする配線器具。
  2. 【請求項2】 略中央に開口部を有し造営面に固定され
    る丸型のプレート枠と、プレート枠の開口部内にはめ込
    まれてプレート枠に着脱自在に装着される中枠と、中枠
    内にはめ込まれて中枠に着脱自在に装着されるスイッチ
    やコンセント等の器具を備えた丸型の配線器具であっ
    て、中枠の相対向する側片に夫々係止穴を設けると共に
    中枠内に配置した上記器具の両端から突設した係止突起
    を係止穴に挿入係止し、中枠とプレート枠との間の隙間
    により中枠の側片が外方に撓み変形するのを防止するた
    めの撓み変形防止突起を中枠の側片の外面乃至プレート
    枠の開口部の内面のうち一方から突設すると共に撓み変
    形防止突起の先端を他方に当接して成ることを特徴とす
    配線器具
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CN1076496C (zh) * 1995-01-20 2001-12-19 联华电子股份有限公司 单色三角形显示装置

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