JPH05236615A - 屋外用電気機器収納ボックスの防塵構造 - Google Patents

屋外用電気機器収納ボックスの防塵構造

Info

Publication number
JPH05236615A
JPH05236615A JP4037923A JP3792392A JPH05236615A JP H05236615 A JPH05236615 A JP H05236615A JP 4037923 A JP4037923 A JP 4037923A JP 3792392 A JP3792392 A JP 3792392A JP H05236615 A JPH05236615 A JP H05236615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
box
box body
bent portion
electrical equipment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4037923A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP4037923A priority Critical patent/JPH05236615A/ja
Publication of JPH05236615A publication Critical patent/JPH05236615A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Patch Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】堆積性異物の侵入を防止して電気機器の信頼性
維持を図れるこの種の屋外用電気機器収納ボックスの防
塵構造を提供する 【構成】電気機器を収納するボックス本体11と、その
前方開口部12を塞ぐ扉13とで構成されたボックス1
0であって、ボックス本体の上面と扉の上面とに載せて
それらの間に跨設された防塵カバー21を備え、その防
塵カバーは、扉とボックス本体との間隙を通して垂設し
た脚片23とその側面から突設された横腕片24とを有
していて、脚片がボックス本体の前方側開口縁部の折り
曲げ部分16の前面にクッション25を介して連接さ
れ、横腕片が扉の縁部の折り曲げ部分20の内側に入り
込むようにした。横腕片には、扉の縁部の折り曲げ部分
の内面にスライド可能に当接する突起26またはバネを
有すると良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外に設置される高圧
キャビネット等の電気機器収納ボックスの防塵構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、屋外に設置される電気機器収納
ボックス例えば、高圧キャビネットでは、図5、図6に
示すように、電気的な切離し機能を有する電気機器1を
収納するボックス本体2とそのボックス前面部の開口2
aを塞ぐ扉3とで構成されていて、扉3とボックス本体
2との間には隙間4が形成されている。その隙間4は、
ボックス内に収納した電気機器のトラブル時に生ずるア
ークによる内圧でボックス本体2及び扉3が変形する前
に扉の内扉5が変形して外部への放圧を行えるようにす
るために割合に大きな間隔となっていた。なお、この例
の扉3は、ボックス本体2に対してヒンジ9により左右
に観音式に開閉可能な扉体3a,3bからなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように放圧を可
能にすることを考慮して設定された扉3とボックス本体
3の隙間4は、人間の指が入り得る程度に広くしてある
ので、雨水とともに土砂や木の葉等の異物がかかる隙間
から容易に入り込んで、ボックス本体の前方開口部縁の
上側で形成された庇部6上に堆積物となって残り、それ
に水分を含むことでボックスを形成する部材が腐食した
りして、庇部6と内扉5とで防水パッキング7を介して
形成される防水シール部8に悪影響を与える恐れがあっ
た。特に、堆積物量が増すと、雨水が流れにくくなって
雨樋部に溜り、シール構造部分から水分が浸入してボッ
クス内の面に結露を生じさせ、内部機器の絶縁性能を低
下させる等事故発生の原因ともなっていた。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
ため、堆積性異物の侵入を防止して電気機器の信頼性維
持を図れるこの種の屋外用電気機器収納ボックスの防塵
構造の提供を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する屋
外用電気機器収納ボックスの防塵構造は、ボックス本体
の上面と扉の上面とに載せてそれらの間に跨設された防
塵カバーを備えたものである。しかして、防塵カバー
は、扉とボックス本体との間隙を通して垂設した脚片と
その側面から突設された横腕片とを有していて、脚片が
ボックス本体の前方側開口縁部の折り曲げ部分の前面に
クッションを介して連接され、横腕片が扉の縁部の折り
曲げ部分の内側に入り込むようにしたものである。
【0006】
【実施例】図1ないし図3は本発明の一実施例を高圧キ
ャビネットにより示したもので、図1は防塵構造付帯状
況の外観を示し、図2は防塵カバーの配置状況を横断面
側から示し、図3は同防塵カバーの配置状況を正面側か
ら示している。
【0007】高圧キャビネット10は、開閉部を有した
電気機器を収納する方形枠状のボックス本体11と、そ
の前面の開口部12を塞ぐ扉13とで構成されている。
【0008】扉13は、左右の扉13a,13bからな
っていて、それぞれがボックス本体11に観音開き状と
なるようにヒンジ等で蝶着されている。扉の内側には、
内扉14が取り付けられていて、内面周縁にパッキング
15が貼り付けられている。
【0009】ボックス本体11は、前面側において内方
への折り曲げ部分16及びその先から前方に突き出す庇
部17を有し、また、前面の中間には、縦方向に延びる
コの字状チャンネル材の仕切り18が設けられている。
【0010】しかして、扉13がボックス本体11の開
口部12を塞ぐ状態の時には、図2の如く、内扉14の
内面に貼り付けたパッキング15にボックス本体の庇部
17の先端が突き当たり、もって、ボックス本体11と
内扉14との間で防水構造が形成される。また、扉13
が閉じた状態では、図3のように、左右の扉13a,1
3bの閉じ合う側における側縁の折り曲げ部分19,1
9が仕切り18のコの字状部分に入り込む。その部分つ
まり折り曲げ部分19,19が仕切り18との間でパッ
キングを介して密接させておくこともできる。
【0011】上記のようにして組み立てられる高圧キャ
ビネット10は、扉13の上側縁における折り曲げ部分
20が、ボックス本体11の折り曲げ部分16の前面に
対して所定間隔開けた状態で離間対向している。また、
扉の外側縁折り曲げ部分21も、ボックス本体11に対
して離間対向している。これは、内部機器のトラブルに
よって内圧が上昇した際の放圧を容易にするためであ
る。即ち、内圧の上昇とともに内扉14を変形させるよ
うにし、その変形により防水シール構造に隙間を生じさ
せ、そして扉13の折り曲げ部分20とボックス本体1
1の折り曲げ部分16との隙間を通して外部に放圧さ
せ、もって扉13の変形を防止するようにしている。
【0012】本発明は、かかる構造において、扉13の
上側折り曲げ部分20とボックス本体11の上面とに防
塵カバー21を掛け渡してなるものである。
【0013】しかして、防塵カバー21は、扉13の上
側折り曲げ部分20の上面とボックス本体11の上面と
にそれぞれ載せてそれらの間に跨接された天板部22
と、その下面中央から一体にして垂下された脚片23
と、その片方の側面から張り出された横腕片24とから
なり、脚片23は、扉の上側折り曲げ部分20とボック
ス本体の折り曲げ部分16との間を通して垂下された状
態で、ボックス本体の折り曲げ部分16の前面部にクッ
ション25を介して連接されている。
【0014】さらに、横腕片24は、扉13の上側折り
曲げ部分20の内側に入り込むようにしている。その場
合、横腕片24は、扉の上側折り曲げ部分20の内面に
近接する位置に延びることにより、天板部22と協同し
て当該折り曲げ部分20を内外から挟む格好とする。そ
して、横腕片24の上面に円弧状の突起26を形成し
て、その突起26が折り曲げ部分20の内面にスライド
可能に当接させることにより、扉13の抜き差しを可能
にしつつがたつきを抑えることができる。
【0015】扉13が閉じようとするとき、その上側折
り曲げ部分20が天板部22と横腕片24との間に入り
込み、突起26をスライドしつつ押し込まれ、そして先
端が脚片23の側面に突き当てられる。その際、クッシ
ョン25をが押されて変形するとともに、その変形分の
弾性反力で脚片23を扉側に押し戻し、もって、天板部
22がボックス本体22の上面及び扉の上側折り曲げ部
分20の上面に均等に且つ隙間なく密着させることがで
きる。また、その際、突起26も上側折り曲げ部分20
の内面に押し付けることで安定した固定が図られる。
【0016】高圧キャビネットでは、仕切り17を電力
会社と需要者側との責任分界とされていて、一般に需要
者側の扉13bのみが開閉に供される。その点に鑑み、
本実施例では、図3の如く、仕切り17に対応して脚片
23及び横腕片24を根こそぎ切除して切欠き27を形
成し、その切欠き27に仕切り17の上端部が入り込ま
せることにより、両方の扉13a,13bに関してそれ
ぞれ独立した脚付けが行える。従って、一方の扉13b
が開放されても、他方の閉扉13aで脚片が抑えられ、
而も仕切り17により横移動が抑えられるので、防塵カ
バーがいたずらに脱落するのが阻止される。その場合横
腕片24は、ボックス本体11と扉13との間のギャッ
プ幅よりも長く突き出すことで、不用意な脱落も防げ
る。なおまた、クッション25をボックス本体の折り曲
げ部分16の前面と脚片23に予め接着剤や両面粘着テ
ープ等で接合しておくことにより、左右の扉13a,1
3bが開かれても防塵カバー21が脱落するのを防ぐこ
とができる。
【0017】天板部22は、扉全長相当の長さとして上
側のギャップを完全に覆うことができる。その場合、図
3の如く両端で脚片23及び横腕片24を根こそぎ切除
して切欠き28を形成することにより、扉13a,13
bの開閉に支障を来さないようにする。
【0018】図4は、本発明における防塵構造の他の実
施例を示すもので、図2と同一部分は同一符号を付して
ある。本実施例では、横腕片24上に弓なり状のバネ2
9を設けて、弾性的に圧接するようにしたもので、スラ
イドの円滑化、がたつきの防止の点でさらに優れたもの
となる。
【0019】
【発明の効果】以上のような本発明の屋外用電気機器収
納ボックスの防塵構造によれば、脚片と横腕片で扉に対
する係止機能を果たし、そして脚片をボックス本体にク
ッションで連接したことでかかる係止状態を維持できる
ようにしたので、ボックス構成体にねじ穴等の加工を施
すことなしに所定の防塵構造を付帯させることができ、
従って、機器の性能劣化(メグ低下)を確実に防止し、
安定した電力供給を可能にする。
【0020】また、かかる防塵カバーは、片の係止とク
ッションの活用で所定の取付けが図られるので、新設の
ボックスのみならず、既設のボックスに対しても簡単に
付帯させることができ、汎用性に富む。
【0021】等の効果があり、実用上の価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す外観斜視図。
【図2】同上実施例の要部を側面から示した断面説明
図。
【図3】同上実施例の要部を正面から示した一部断面説
明図。
【図4】本発明の他の実施例を要部断面で示した説明
図。
【図5】屋外用ボックスの例を示す斜視図。
【図6】同上ボックスを側面から一部断面により示した
説明図。
【符号の説明】
10 高圧キャビネット 11 ボックス本体 12 開口部 13,13a,13b 扉 14 内扉 15 パッキング 16 折り曲げ部分 17 庇部 18 仕切り 20 上側折り曲げ部分 21 防塵カバー 22 天板部 23 脚片 24 横腕片 25 クッション 26 突起 27,28 切欠き 29 バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気機器を収納するボックス本体と、その
    前方開口部を塞ぐ扉とで構成されたボックスであって、
    ボックス本体の上面と扉の上面とに載せてそれらの間に
    跨設された防塵カバーを備え、その防塵カバーは、扉と
    ボックス本体との間隙を通して垂設した脚片とその側面
    から突設された横腕片とを有していて、脚片がボックス
    本体の前方側開口縁部の折り曲げ部分の前面にクッショ
    ンを介して連接され、横腕片が扉の縁部の折り曲げ部分
    の内側に入り込むようにしたことを特徴とする屋外用電
    気機器収納ボックスの防塵構造。
  2. 【請求項2】腕片には、扉の縁部の折り曲げ部分の内面
    にスライド可能に当接する突起またはバネを有する請求
    項1記載の防塵構造。
  3. 【請求項3】扉が観音式の左右の扉からなり、左右の扉
    の閉じ合う側縁の折り曲げ部分を受け止める仕切りをボ
    ックス本体の開口部に有する構造において、左右の扉の
    閉じ合う側縁の折り曲げ部分とそれを受け止める仕切り
    に相応して防塵カバーの横腕片と腕片に切欠きを有した
    請求項1記載の防塵構造。
JP4037923A 1992-02-25 1992-02-25 屋外用電気機器収納ボックスの防塵構造 Pending JPH05236615A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4037923A JPH05236615A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 屋外用電気機器収納ボックスの防塵構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4037923A JPH05236615A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 屋外用電気機器収納ボックスの防塵構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05236615A true JPH05236615A (ja) 1993-09-10

Family

ID=12511072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4037923A Pending JPH05236615A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 屋外用電気機器収納ボックスの防塵構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05236615A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105072848A (zh) * 2015-07-28 2015-11-18 苏州市龙源电力科技股份有限公司 一种带有护栏的电气控制柜
KR20160003649U (ko) * 2015-04-13 2016-10-21 엘에스산전 주식회사 가스절연 개폐장치 조작기 외함
JP6269880B1 (ja) * 2017-03-31 2018-01-31 富士電機株式会社 電力変換装置用の筐体
KR102326959B1 (ko) * 2020-12-14 2021-11-16 사단법인 행복드림복지회 Ip65 방수 및 방진 등급의 구조를 갖는 배전반

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160003649U (ko) * 2015-04-13 2016-10-21 엘에스산전 주식회사 가스절연 개폐장치 조작기 외함
CN105072848A (zh) * 2015-07-28 2015-11-18 苏州市龙源电力科技股份有限公司 一种带有护栏的电气控制柜
JP6269880B1 (ja) * 2017-03-31 2018-01-31 富士電機株式会社 電力変換装置用の筐体
JP2018174173A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 富士電機株式会社 電力変換装置用の筐体
KR102326959B1 (ko) * 2020-12-14 2021-11-16 사단법인 행복드림복지회 Ip65 방수 및 방진 등급의 구조를 갖는 배전반

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4864076A (en) Electromagnetic shielding and environmental sealing device
US5511993A (en) Connector shield wire connection structure
US5157577A (en) Sealed electrical switchgear cabinet
US5894106A (en) Electronics cabinet
US6652297B1 (en) Connector covering assembly
KR102258640B1 (ko) 팬 장치
JPH05236615A (ja) 屋外用電気機器収納ボックスの防塵構造
US4344205A (en) Cable bushing
KR850003041A (ko) 테이프 카세트용 면갑형식의 도어
JP2001028810A (ja) 分電盤
JPS61500518A (ja) 電気入出力コンポ−ネント・ユニット用取付可能ハウジング・ユニット
JP3081074B2 (ja) 扉装置
JPS6141103B2 (ja)
CN219678568U (zh) 带有摄像头的智能面板
JPS593069Y2 (ja) 自動車用アウトサイドハンドル装置
JP2005282253A (ja) 扉の取付構造
CN210443876U (zh) 一种低噪音配电箱面盖
JPH09245986A (ja) 磁気記録再生装置の静電シールド構造
JP3261216B2 (ja) 配線器具
KR100449657B1 (ko) 푸시록 스위치
JPH10205242A (ja) 断熱パネル構造
CN203012205U (zh) 防虫箱体
JPH11141216A (ja) 扉用蝶番取付け用の補強具
JPH0536317Y2 (ja)
JP3097318U (ja) ストッパー